JP2002372004A - 流体機器速度制御方法および装置 - Google Patents

流体機器速度制御方法および装置

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JP2002372004A
JP2002372004A JP2001183840A JP2001183840A JP2002372004A JP 2002372004 A JP2002372004 A JP 2002372004A JP 2001183840 A JP2001183840 A JP 2001183840A JP 2001183840 A JP2001183840 A JP 2001183840A JP 2002372004 A JP2002372004 A JP 2002372004A
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actuator
pressure fluid
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Kazuhiro Iida
和啓 飯田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アクチュエータの作用下にストローク終端での
クショッン機構に対する衝撃力を緩和して、該アクチュ
エータの耐久性の向上を図るとともに圧力流体の消費を
抑える。 【解決手段】シリンダ12の室12a、12bは、それ
ぞれが第1および第2給排手段15、17に連通する。
第1給排手段15が圧力流体供給源16に接続し、第2
給排手段17が減圧弁19を介して圧力流体供給源16
に接続し、且つ圧力流体供給源16に連通される第3給
排手段18に接続する。シリンダ12の室12a、12
bに作用する加圧、減圧および排気は第1乃至第3給排
手段15、17、18の作動により行われ、該第1乃至
第3給排手段15、17、18の制御は制御回路20の
オン−オフ信号により制御される。さらに、シリンダ1
2の作動条件が制御回路20に信号を送給する設定スイ
ッチ21に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体機器速度制御方
法および装置に関し、一層詳細には、圧力流体によって
作動するアクチュエータにおいて、サイクルタイムの短
縮を図るとともにピストン運動時に発生する衝撃力を緩
和してクッション機構への負荷を軽減することにより、
機械的寿命を向上させることを可能にした流体機器速度
制御方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流体機器、特に、シリンダ等のア
クチュエータの速度を制御するメータアウト回路では、
図4に示すように、シリンダ2に画成されたロッド側の
室4aおよびヘッド側の室4bのそれぞれに連通する流
量制御弁6a、6bと、これらの流量制御弁6a、6b
に接続された方向切換弁8とを備え、該方向切換弁8の
切換動作によって、シリンダ2のピストン9の移動方向
を切り換えている。
【0003】一方、前記流量制御弁6a、6bによって
ロッド側の室4aおよびヘッド側の室4bから排気され
る圧力流体の流量を調整することにより、シリンダ2の
移動速度が制御される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示されるシリンダ2において、例えば、ヘッド側の室4
bを上方に、ロッド側の室4aを下方に配置して、ピス
トン9を高速で下降させるときに、メータアウト制御回
路においては、方向切換弁8の切換動作後にロッド側の
室4aの圧力流体が流量制御弁6aを介して排気を開始
するまでに時間を要し、ピストン9の初速の立ち上がり
が緩やかとなる。さらに、ピストン9が動き始めると、
シリンダチューブ7とピストン9との間に発生する摺動
抵抗の軽減により、ピストン9がストローク端近傍にお
いて最高速を持続し、シリンダ2におけるヘッド側の室
4bとロッド側の室4a間の圧力流体の差圧も大きくな
り、ピストン9の運動エネルギーに加え推力エネルギー
も増大するという不具合がある。従って、ロッド側にク
ッション機構を設けると、運動エネルギーと推力エネル
ギーとによって発生する衝撃力により該クッション機構
の負担が増大してアクチュエータの寿命が短くなる要因
となっていた。
【0005】本発明は前記の不都合を克服するためにな
されたもので、アクチュエータの作用下におけるストロ
ーク終端でのクッション機構に対する衝撃力を緩和する
ことにより、該アクチュエータの寿命を長くし、しかも
エネルギーの消費量を低減することが可能な流体機器速
度制御方法および装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、圧力流体を用いて移動子を移動させる
流体機器速度制御方法において、アクチュエータの一組
のポートのそれぞれに設けた給排手段により前記アクチ
ュエータに加圧または排気を作用させ、前記給排手段に
供給される圧力流体供給源からの圧力流体と、該給排手
段のいずれか一方に併設される減圧弁により減圧して供
給される圧力流体供給源からの圧力流体とを選択手段で
選択して前記アクチュエータに作用させることにより、
前記アクチュエータの内部圧力を調整して移動子の移動
速度を制御することを特徴とする。
【0007】さらに、本発明は、圧力流体を用いて移動
子を移動させる流体機器速度制御方法において、アクチ
ュエータの一組のポートのそれぞれに設けた給排手段に
より前記アクチュエータに加圧または排気を作用させ、
前記給排手段のいずれか一方に併設される第1の減圧弁
で減圧して供給される圧力流体供給源からの圧力流体
と、該第1の減圧弁を併設する前記給排手段に接続され
る第2の減圧弁で減圧して供給される圧力流体供給源か
らの圧力流体を選択手段で選択して前記アクチュエータ
に作用させることにより、前記アクチュエータの内部圧
力を調整して移動子の移動速度を制御することを特徴と
する。
【0008】さらに、本発明は、アクチュエータと、前
記アクチュエータに接続され圧力流体供給源からの圧力
流体を供給または排気する一組の給排手段と、前記一組
の給排手段のいずれか一方に併設され前記圧力流体供給
源からの圧力流体の圧力を減圧する減圧弁と、前記給排
手段または前記減圧弁より供給される前記圧力流体供給
源からの圧力流体を選択する選択手段と、前記アクチュ
エータの作動条件を設定する設定スイッチと、前記アク
チュエータの内部圧力を制御する制御回路とを備え前記
制御回路は、前記給排手段および前記選択手段のオン−
オフ信号を制御することにより加圧または減圧された圧
力流体で前記アクチュエータの内部圧力を制御すること
を特徴とする。
【0009】また、本発明は、アクチュエータと、前記
アクチュエータに接続され圧力流体供給源からの圧力流
体を供給または排気する給排手段と、前記給排手段のい
ずれか一方に併設され前記圧力流体供給源からの圧力流
体の圧力を減圧する第1の減圧弁と、前記第1の減圧弁
を併設する前記給排手段に接続され前記圧力流体供給源
からの圧力流体の圧力流体の圧力を減圧する第2の減圧
弁と、前記第1または第2の減圧弁により減圧される前
記圧力流体を選択する選択手段と、前記アクチュエータ
の作動条件を設定する設定スイッチと、前記アクチュエ
ータの内部圧力を制御する制御回路とを備え前記制御回
路は、前記給排手段および前記選択手段のオン−オフ信
号を制御することにより加圧または減圧された圧力流体
で前記アクチュエータの内部圧力を制御することを特徴
とする。
【0010】本発明によれば、アクチュエータの一組の
ポートのそれぞれに給排手段を接続するとともに、該一
組の両ポートのいずれか一方に少なくとも1つの給排手
段と減圧弁とを併設してアクチュエータに通常加圧、排
気および減圧された圧力流体での加圧を作用させること
により、初速の立ち上がりを急峻にし、ストローク途中
で速度を減少させて推力を低下させ、ストローク終端に
おける衝撃力を緩和する。従って、クッション機構の負
担を軽減する。このため、サイクルタイムが短縮すると
ともに、省エネルギー化が促進される。これにより、ク
ッション機構の長寿命化が達成され、結局、アクチュエ
ータの機械的耐久性を向上させることができる。
【0011】この場合、アクチュエータはロッドを有す
るシリンダまたはロッドレスシリンダであり、給排手段
が前記シリンダの一方および他方の室にそれぞれ連通さ
れるとともに、該一方および他方の室のいずれか一方に
選択手段が併設されると、ストローク途中での推力が下
がるため、圧力流体供給源の圧縮空気の消費量が少なく
なり、好適である。
【0012】さらに、前記給排手段および選択手段はそ
れぞれ供給用、排気用の三方向切換用電磁弁であると、
回路の調整が容易であり、より好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る流体機器速度制御方
法について、それを実施する装置との関係において、好
適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下
詳細に説明する。
【0014】図1に本発明の実施の形態に係る流体機器
速度制御装置10の回路構成を示す。図1において、参
照符号12はアクチュエータ、すなわち、ここではロッ
ドを有するシリンダを示し、該シリンダ12は、図1に
おいて、ヘッド側の室12aが上方に、ロッド側の室1
2bが下方に配置され、前記シリンダ12のピストン1
3は図1に示される一点鎖線の所定位置まで上下動が可
能である。シリンダ12のヘッド側の室12aには、該
シリンダ12に対し、圧力流体、好ましくは圧縮空気を
供給、排気するための三方向切換用電磁弁からなる第1
給排手段15が接続され、該第1給排手段15がオン状
態のとき、圧力流体供給源16から供給される圧縮空気
を前記室12aに供給し、前記第1給排手段15がオフ
状態のとき、前記室12a内に残存する圧縮空気を排気
する。
【0015】三方向切換用電磁弁である第2給排手段1
7は、シリンダ12のロッド側の室12bに接続され、
該第2給排手段17がオン状態のとき、減圧弁19を介
して圧力流体供給源16から供給される圧縮空気を前記
室12bに供給し、前記第2給排手段17がオフ状態の
とき、前記室12b内に残存する圧縮空気を排気する。
三方向切換用電磁弁からなる第3給排手段18は下流側
に位置する第2給排手段17に接続され、圧力流体供給
源16から供給される圧縮空気を前記第2給排手段17
がオフ状態のときに第3給排手段18の作用下に前記室
12bに供給し、ピストン13に背圧を付与して前記ピ
ストン13の往行程(図1中、矢印X方向の行程)の速
度を減速させる。この場合、第2給排手段17は、オン
−オフ状態において第3給排手段18または減圧弁19
より供給される圧力流体供給源16からの圧縮空気を選
択する機能を有する。前記減圧弁19は下流側に位置す
る第2給排手段17に接続され、圧力流体供給源16か
らシリンダ12の室12bに供給される圧縮空気の圧力
を減圧してピストン13の復行程(図1中、矢印Y方向
の行程)の速度を減速してストローク終端近傍における
速度を調整する。
【0016】制御回路20は、第1乃至第3給排手段1
5、17、18にオン−オフ信号を送給するとともに、
シリンダ12の作動条件を設定する設定スイッチ21の
信号を取込む機能を有する。スイッチボックス22は、
流体機器速度制御装置10の電源スイッチおよびシリン
ダ12の往行程および復行程を切り換える自動入力スイ
ッチA、Bを備える。
【0017】本発明の実施の形態に係る流体機器速度制
御装置10は、基本的には以上のように構成されるもの
であり、次に図1、図2を参照してその動作および作用
効果について説明する。
【0018】図1に示されるシリンダ12は、動作前の
初期状態、すなわち、ピストン13が上昇限に保持さ
れ、第1給排手段15はオフ状態になってシリンダ12
のヘッド側の室12a内の圧縮空気が管路23、該第1
給排手段15を経て管路24より排気ポート32より大
気中に排気される。一方、第2給排手段17のオン状態
により圧力流体供給源16から供給された圧縮空気は管
路25、減圧弁19、管路26より第2給排手段17を
介して管路27よりシリンダ12のロッド側の室12b
に供給される。この場合、シリンダ12におけるヘッド
側の室12aの内部圧力P1は大気圧になり、ロッド側
の室12bの内部圧力P2はピストン13を上昇限で保
持することができる圧力値に維持される。なお、第3給
排手段18はオフ状態に保持される(図2中、参
照)。
【0019】スイッチボックス22における電源スイッ
チを投入した後、図1において、シリンダ12を往行程
に変位させるために自動入力スイッチAがオンされる
と、制御回路20からの信号により第2給排手段17は
オフ状態になり、シリンダ12のヘッド側の室12a内
の圧縮空気は管路27、該第2給排手段17および第3
給排手段18を経て管路29から排気ポート32より大
気中に排気される。
【0020】一方、第1給排手段15のオン状態により
圧力流体供給源16から供給された圧縮空気が管路3
0、該第1給排手段15を介して管路23からシリンダ
12のヘッド側の室12aに供給される。このため、前
記室12aの内部圧力P1が図2に示されるように、急
激に上昇してシリンダ12の静摩擦抵抗に打ち勝つと、
ピストン13は図1において矢印X方向に動き出し、且
つ室12aの内部圧力P 1と室12bの内部圧力P2の圧
力差が直ちに生じて該ピストン13の初速の立ち上がり
が速くなる。前記ピストン13が動き出すと同時に室1
2bの内部圧力P 2は室12aの内部圧力P1により圧縮
されて排気ポート32より大気中に排気されるので、ピ
ストン13の動き出す前の圧力値より若干低くなる(図
2中、参照)。
【0021】ピストン13の往行程のストローク途中に
おいて、第3給排手段18がオン状態になると、圧力流
体供給源16から供給された圧縮空気は管路30、3
1、該第3給排手段18および第2給排手段17を介し
て管路27よりシリンダ12のロッド側の室12bに供
給されピストン13に背圧が付加されると、室12a、
12bのそれぞれに作用する内部圧力P1、P2により該
室12a、12b間に発生する差圧力およびピストン1
3の慣性力によって、ピストン13は減速する。ここ
で、シリンダ12における室12aの内部圧力P1が下
降し、室12bの内部圧力P2が上昇を開始する。
【0022】ピストン13の減速により該ピストン13
の推力、すなわち、前記室12a、12b間に発生する
差圧力は減少し、該差圧力を確保した状態でピストン1
3がシリンダ12に設けられているクッション機構(図
示せず)に係合すると、該ピストン13と該クッション
機構との間で発生する緩衝力が背圧として作用し、前記
ピストン13の推力は前記緩衝力によって緩和されて小
さくなり、最終的にピストン13は前記クッション機構
に当接して往行程が終了し、図1に示される一点鎖線の
位置に確保される。この場合、ロッド側の室12aの内
部圧力P1は下降傾向から上昇に転じ、ヘッド側の室1
2bの内部圧力P2は急激に上昇を続ける(図2中、
参照)。
【0023】シリンダ12の往行程のストローク終端に
おいて、自動入力スイッチAをオフにすると制御回路2
0からの信号により第1給排手段15、第2給排手段1
7および第3給排手段18がオフ状態になる。このた
め、ヘッド側の室12a内の圧縮空気は、管路23、第
1給排手段15を介して管路24から排気ポート32よ
り大気中に排気され、一方、ロッド側の室12b内の圧
縮空気は、管路27、第2給排手段17および第3給排
手段18を経て管路29から排気ポート32より大気中
に排気される。このため、シリンダ12におけるヘッド
側の室12aの内部圧力P1およびロッド側の室12b
の内部圧力P2はともに下降する。この場合、ロッド側
の室12b内の圧縮空気は、第3給排手段18により急
速に排気ポート32より大気中に排気されるので、室1
2bの内部圧力P2は急速に下降し大気圧になる(図2
中、参照)。
【0024】次いで、図1において、シリンダ12を復
行程に変位させるべく自動入力スイッチBがオンされ、
第1給排手段15および第2給排手段17がオフ状態に
なり、第3給排手段18がオン状態になると、圧力流体
供給源16から供給される圧縮空気は管路30および3
1、該第3給排手段18、該第2給排手段17を介して
管路27からシリンダ12のロッド側の室12bに供給
され、一方、ヘッド側の室12aは管路23、第1給排
手段15を介して排気ポート32より大気中に開放され
ているので、ピストン13はシリンダ12の静摩擦抵抗
に打ち勝って急速に上方へ移動を開始する。この場合、
シリンダ12のロッド側の室12bの内部圧力P2は急
速に上昇を開始し、ヘッド側の室12aの内部圧力P1
は漸次下降する(図2中、参照)。
【0025】図2に示されるように、ピストン13が復
行程のストローク終端近傍に達したときに、第2給排手
段17をオン状態にし、第3給排手段18をオフ状態に
すると、圧力流体供給源16から供給された圧縮空気は
管路25に至り、減圧弁19によって減圧されて該第2
給排手段17を介して管路27からシリンダ12のロッ
ド側の室12bに供給され、ピストン13が減速して復
行程のストローク終端に至る。従って、ロッド側の室1
2bの内部圧力P2はピストン13をストローク終端で
保持できるように一定値を確保し、シリンダ12のヘッ
ド側の室12aの内部圧力P1が大気圧になって零にな
ったとき、自動入力スイッチBをオフにすると、第1給
排手段15はオフ状態および第2給排手段17はオン状
態をそれぞれ維持し、ピストン13が図1に示される実
線の位置に確保され、復行程が終了する(図2中、参
照)。
【0026】本実施の形態では、図1に示されるシリン
ダ12のピストン13におけるヘッド側の室12aを上
方に、ロッド側の室12bを下方に配置した例について
説明したが、該室12a、12bの位置を逆に配置して
実施することも可能である。また、シリンダ12を水平
方向に配置して実施することも勿論可能である。
【0027】図3は、ロッドレスシリンダ34に適用し
た本発明の他の実施の形態に係る流体機器速度制御装置
40の回路構成を示す。なお、図3中、第1の実施の形
態に係る流体機器速度制御装置10と同一の構成要素に
は同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。
【0028】図3に示すロッドレスシリンダ34は、ピ
ストン36により仕切られた一側の室34aが上方に、
他側の室34bが下方に配置され、該ピストン36が一
点鎖線の所定位置まで上下動するものとする。下流側に
位置する第2給排手段17に接続された減圧弁19は、
圧力流体供給源16からロッドレスシリンダ34の室3
4bに供給される圧縮空気の圧力を減圧する第1の減圧
弁としての機能を備え、ピストン36の復工程(図3
中、矢印Y方向の工程)の速度を減速してストローク終
端近傍におけるピストン36の速度を調整する。減圧弁
38は第3給排手段18の下流側に接続され、該第3給
排手段18に供給される圧力流体供給源16からの圧縮
空気の圧力を減圧し、ロッドレスシリンダ34の一端側
の室34aと他端側の室34bのそれぞれに作用する圧
力流体供給源16からの圧縮空気の圧力に微差圧を発生
させる第2の減圧弁としての機能を有する。
【0029】本発明の他の実施の形態に係る流体機器速
度制御装置40では、ロッドレスシリンダ34を上下方
向に配置した例について説明したが、水平方向に配置し
て実施することも可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、アクチュエータの一組
のポートのそれぞれに給排手段を接続するとともに、該
一組のポートのいずれか一方に少なくとも1つの給排手
段と減圧弁とを併設してアクチュエータに通常加圧、排
気および減圧された圧力流体での加圧を作用させること
により、初速の立ち上がりを急峻にし、ストローク途中
で速度を減少させて推力を減少させることにより、スト
ローク終端におけるクッション機構への衝撃力を軽減す
る。
【0031】よって、サイクルタイムが短縮するととも
に、省エネルギー化が促進される。この結果、クッショ
ン機構の長寿命化が達成され、アクチュエータ自体の機
械的耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロッドを有するシリンダに適用した本発明の実
施の形態に係る流体機器速度制御装置の回路構成図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態に係る流体機器速度制御装
置の動作を示すタイムチャートである。
【図3】ロッドレスシリンダに適用した本発明の他の実
施の形態に係る流体機器速度制御装置の回路構成図であ
る。
【図4】従来の流体機器の速度制御を行うメータアウト
回路図である。
【符号の説明】
10、40…流体機器速度制御装置 12…シリンダ 13…ピストン 15…第1給排
手段 16…圧力流体供給源 17…第2給排
手段 18…第3給排手段 19…減圧弁 20…制御回路 21…設定スイ
ッチ 22…スイッチボックス 32…排気ポー
ト 34…ロッドレスシリンダ 36…ピストン 38…減圧弁

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力流体を用いて移動子を移動させる流体
    機器速度制御方法において、 アクチュエータの一組のポートのそれぞれに設けた給排
    手段により前記アクチュエータに加圧または排気を作用
    させ、前記給排手段に供給される圧力流体供給源からの
    圧力流体と、該給排手段のいずれか一方に併設される減
    圧弁により減圧して供給される圧力流体供給源からの圧
    力流体とを選択手段で選択して前記アクチュエータに作
    用させることにより、前記アクチュエータの内部圧力を
    調整して移動子の移動速度を制御することを特徴とする
    流体機器速度制御方法。
  2. 【請求項2】圧力流体を用いて移動子を移動させる流体
    機器速度制御方法において、 アクチュエータの一組のポートのそれぞれに設けた給排
    手段により前記アクチュエータに加圧または排気を作用
    させ、前記給排手段のいずれか一方に併設される第1の
    減圧弁で減圧して供給される圧力流体供給源からの圧力
    流体と、該第1の減圧弁を併設する前記給排手段に接続
    される第2の減圧弁で減圧して供給される圧力流体供給
    源からの圧力流体を選択手段で選択して前記アクチュエ
    ータに作用させることにより、前記アクチュエータの内
    部圧力を調整して移動子の移動速度を制御することを特
    徴とする流体機器速度制御方法。
  3. 【請求項3】アクチュエータと、 前記アクチュエータに接続され圧力流体供給源からの圧
    力流体を供給または排気する一組の給排手段と、 前記一組の給排手段のいずれか一方に併設され前記圧力
    流体供給源からの圧力流体の圧力を減圧する減圧弁と、 前記給排手段または前記減圧弁より供給される前記圧力
    流体供給源からの圧力流体を選択する選択手段と、 前記アクチュエータの作動条件を設定する設定スイッチ
    と、 前記アクチュエータの内部圧力を制御する制御回路とを
    備え前記制御回路は、前記給排手段および前記選択手段
    のオン−オフ信号を制御することにより加圧または減圧
    された圧力流体で前記アクチュエータの内部圧力を制御
    することを特徴とする流体機器速度制御装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の流体機器速度制御装置にお
    いて、 前記アクチュエータはロッドを有するシリンダであり、
    給排手段は前記ロッドを有するシリンダの一方および他
    方の室にそれぞれ連通されるとともに該一方および他方
    の室のいずれか一方に選択手段を併設したことを特徴と
    する流体機器速度制御装置。
  5. 【請求項5】請求項3または4記載の流体機器速度制御
    装置において、 前記給排手段および選択手段は、それぞれ供給用および
    排気用の三方向切換用電磁弁であることを特徴とする流
    体機器速度制御装置。
  6. 【請求項6】アクチュエータと、 前記アクチュエータに接続され圧力流体供給源からの圧
    力流体を供給または排気する給排手段と、 前記給排手段のいずれか一方に併設され前記圧力流体供
    給源からの圧力流体の圧力を減圧する第1の減圧弁と、 前記第1の減圧弁を併設する前記給排手段に接続され前
    記圧力流体供給源からの圧力流体の圧力流体の圧力を減
    圧する第2の減圧弁と、 前記第1または第2の減圧弁により減圧される前記圧力
    流体を選択する選択手段と、 前記アクチュエータの作動条件を設定する設定スイッチ
    と、 前記アクチュエータの内部圧力を制御する制御回路とを
    備え前記制御回路は、前記給排手段および前記選択手段
    のオン−オフ信号を制御することにより加圧または減圧
    された圧力流体で前記アクチュエータの内部圧力を制御
    することを特徴とする流体機器速度制御装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の流体機器速度制御装置にお
    いて、 前記アクチュエータはロッドレスシリンダであり、給排
    手段は前記ロッドレスシリンダの一方および他方の室に
    それぞれ連通されるとともに該一方および他方の室のい
    ずれか一方に選択手段を併設したことを特徴とする流体
    機器速度制御装置。
  8. 【請求項8】請求項6または7記載の流体機器速度制御
    装置において、 前記給排手段および選択手段は、それぞれ供給用および
    排気用の三方向切換用電磁弁であることを特徴とする流
    体機器速度制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109570426A (zh) * 2019-01-22 2019-04-05 青岛海德马克智能装备有限公司 一种夹紧控制系统及径向锻造操作机

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