JP2002371573A - 地下タンク - Google Patents

地下タンク

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JP2002371573A
JP2002371573A JP2001181525A JP2001181525A JP2002371573A JP 2002371573 A JP2002371573 A JP 2002371573A JP 2001181525 A JP2001181525 A JP 2001181525A JP 2001181525 A JP2001181525 A JP 2001181525A JP 2002371573 A JP2002371573 A JP 2002371573A
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JP
Japan
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bottom plate
underground tank
side wall
convex surface
lng
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2001181525A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Kawamura
佳則 川村
Masanobu Kuroda
正信 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Tokyo Gas Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地下タンク内の残留量を少なくして運転効率
を向上させる。 【解決手段】 地盤G中に設けられた円筒状の側壁11
と、該側壁11の下部に一体固定された底版12とを備
え、これら側壁11と底版12とによって囲まれた空間
内に液体を貯蔵する地下タンクにおいて、底板12の上
面中央部12aを凸状面とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に設置されて
液化ガス等を貯蔵する地下タンクに係わり、特に、側壁
の下部に一体固定される強度版型底版の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液化天然ガス(LNG)や液
化石油ガス(LPG)を貯蔵するためのタンクとして、
例えば、図3に示す構造の地下タンクが実用化されてい
る。この地下タンクは、地盤G中に構築された円筒状の
側壁1と、この側壁1の下部に一体固定された円板状の
底版2と、側壁1の上端を覆うように架設されたドーム
状の屋根3とを備えて構成されている。また、底版2
は、揚水圧を底版で受ける型式の強度版型底版とされて
いて、その上面は全面にわたって平坦に形成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、地下タンク
には、ポンプ(LNGポンプ,LPGポンプ等)4が底
版2の上方に位置するように設置されており、貯蔵され
ている液体Lをタンク外に払い出すには、このポンプ4
を使用するようになっている。しかしながら、ポンプ4
の運転管理上、タンク内には常に一定レベル(例えば、
ポンプ起動時には4mの液位)の液体Lを残留させてお
く必要があるため、例えば、20万KLのLNG地下タ
ンクでは、約1.6万KLのLNGが有効利用できない
状況となっていた。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、地下タンク内の残留量を
少なくして運転効率を向上させることのできる地下タン
クを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、以下の構成を採用した。すなわち、請求
項1の発明は、地盤中に設けられた円筒状の側壁と、該
側壁の下部に一体固定された底版とを備え、これら側壁
と底版とによって囲まれた空間内に液体を貯蔵する地下
タンクにおいて、前記底板の上面に凸状面を有すること
を特徴としている。
【0006】この構成では、凸状面よりも低位の部分に
液体を溜め込むことによって、全体としての残留量を減
少させつつも、その低位の部分で所定の液位を確保する
ことができる。よって、タンク内に必要な液位を確保し
ながら、凸状面によって排除した液体を有効利用するこ
とが可能となる。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
地下タンクにおいて、前記凸状面は、前記底版の中央部
に設けられていることを特徴としている。
【0008】この構成では、揚圧力強度を最も必要とす
る底版中央部の厚さが大きくなる。これにより、底版中
央部における主鉄筋の有効高さ、及び、揚水圧に対する
抵抗重量が増加し、主鉄筋あるいは底版厚を減少させる
ことが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2を用いて、本
発明の一実施の形態について説明する。図1は本実施の
形態によるLNG地下タンクの全体構成を示す縦断面
図、図2は同LNG地下タンクの一部を構成する底版の
一部破断拡大図であり、これらの図中、符号Gは地盤、
11は側壁、12は底版、13は屋根を示している。
【0010】このLNG地下タンクの基本的構成は、先
に示した従来の地下タンク(図3)と同様であり、地盤
中に構築された円筒状の側壁11と、この側壁11の下
部に一体固定された円板状の底版12と、側壁11の上
端を覆うように架設されたドーム状の屋根13とを備え
て構成されている。このうち、側壁11及び底版12は
鉄筋コンクリート造、屋根13は鋼製とされている。
【0011】LNG地下タンク内には、外部から屋根1
3を貫通し、側壁11に沿って底版12へ向けて延びる
配管14が設けられており、その下端にはLNGポンプ
15が設置されている。また、側壁11と底版12の内
面には、LNGの液密・気密を保持するためのメンブレ
ン(図示略)が設けられ、更に、側壁11の外方の地盤
G内および底版12の下部には、地盤Gの凍結膨張を抑
制するためのヒータ(図示略)が設けられている。
【0012】底版12は、揚水圧を底版で受ける型式の
強度版型底版とされていて、その上面中央部12aは凸
状面、上面外縁部12bは平坦面に形成されている。上
面中央部12aの凸状面は、例えば、球面その他の曲面
が採用可能である。また、上面外縁部12bについて
も、球面その他の曲面が採用可能である。底版12内の
主鉄筋は、その全てが水平に配列されているわけではな
く、少なくとも底版12の上面側に配列された主鉄筋1
6については、図2に示すように、上面中央部12aの
凸状面に沿って湾曲した状態で配設されている(図2で
は、1本のみを図示)。
【0013】このように、本実施の形態によるLNG地
下タンクの底版構造は、底版12の上面中央部12aが
外縁部よりも隆起した凸状面に形成されているから、上
面外縁部12bにLNGを溜め込むことができる。これ
により、全体としてのLNG残留量を減少させつつ、L
NGポンプ15の運転管理上必要な液位をタンク内に確
保すると同時に、上面中央部12aの凸状面によって底
版中央部から排除したLNGを有効利用し得るようにな
るため、LNGの運転効率の向上を図ることができる。
【0014】また、本実施の形態では、揚圧力強度を最
も必要とする底版中央部の厚さが大きくなるような位置
に凸状面を形成しているため、底版中央部における主鉄
筋16の有効高さH、及び、揚水圧に対する抵抗重量が
共に増加する。これにより、主鉄筋16あるいは底版厚
を減少させ得て、製造コストの削減を図ることができ
る。
【0015】例えば、20万KLのLNG地下タンクに
おいて、内径を72mに設定した場合、底版12の上面
が図3の如く平坦な底版構造であると、底版中央部にお
ける揚圧力強度を確保するため、全面にわたって10m
の厚さが必要になるが、本実施形態の如く底版12の上
面中央部12aを凸状面とした底版構造では、上面中央
部12aの中心付近のみを10mの厚さに設定するだけ
で済むから、それ以外の部分の底版厚を減少させること
ができる。
【0016】さらに、底版12の中央部を外縁部よりも
隆起させた結果、底版12の地表からの下面レベルGL
1を、凸状面をなす上面中央部12aと平坦面をなす上
面外縁部12bとの高低差ΔH(例えば、3m)だけ、
図3に示した従来の地下タンクの下面レベルGL2より
も底上げすることが可能になるから、底版12に作用す
る揚水圧を小さくし得て、底版厚を更に減少させること
もできる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、次のような効果を奏することができる。 (1)請求項1の発明では、底板の上面に凸状面を設け
ることにより、全体としての残留量を減少させつつも、
凸状面よりも低位の部分に液体を溜め込めるようにした
ので、その部分で所定の液位を確保しながら、凸状面に
よって排除した液体を有効利用することが可能となり、
貯蔵する液体の運転効率の向上を図ることができる。
【0018】(2)請求項2の発明では、凸状面を底版
の中央部に設けることにより、揚圧力強度を最も必要と
する底版中央部の厚さを大きくしたので、底版中央部に
おける主鉄筋の有効高さ、及び、揚水圧に対する抵抗重
量を増加させ得て、主鉄筋、あるいは、底版厚の減少を
図り、製造コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態によるLNG地下タン
クの全体構成を示す縦断面図である。
【図2】 図1に示す底版の一部破断拡大図である。
【図3】 LNG地下タンクの一従来例を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
11 側壁 12 底版 12a 上面中央部(凸状面) G 地盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒田 正信 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 Fターム(参考) 2D047 AB02 3E070 AA03 AB32 DA01 GB06 GB20 JB03 QA04 VA03 3E073 AA01 AB04 BA21 BB00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤中に設けられた円筒状の側壁と、該
    側壁の下部に一体固定された底版とを備え、これら側壁
    と底版とによって囲まれた空間内に液体を貯蔵する地下
    タンクにおいて、 前記底板の上面に凸状面を有することを特徴とする地下
    タンク。
  2. 【請求項2】 前記凸状面は、前記底版の中央部に設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の地下タン
    ク。
JP2001181525A 2001-06-15 2001-06-15 地下タンク Withdrawn JP2002371573A (ja)

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