JP2002370349A5 - - Google Patents
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Description
【発明の名称】 インクカートリッジ
【0021】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明のインクカートリッジは、
形成されるドットの混在の状態を変えることにより所定範囲の色相を表現可能な印刷装置に装着して用いられるインクカートリッジであって、
該インクカートリッジの底部に、インクを吐出用ヘッドに導く導入管が挿入される接続孔を備え、
該接続孔に連通するインクタンクに、印刷用に用意されたシアン,マゼンタのインクと組み合わされて三原色を構成するイエロインクが収納され、
該イエロのインクの濃度が、組み合わされて三原色を構成すするシアン,マゼンタのインクと比べて、単位面積当たりの記録率が等しい場合にバランスする濃度より高く設定されたこと
を要旨としている。
かかるインクカートリッジでは、底部に設けられた接続孔に挿入された導入管から吐出用ヘッドに導かれるインクタンク内のイエロのインクは、イエロのインクの濃度が組み合わされて三原色を構成する他のインクであるシアン,マゼンタのインクと比べて、単位面積当たりの記録率を等しくした場合にバランスする濃度より高く設定されているので、イエロのインクの使用量を低減することができ、結果的に、用紙に対するインクデューティの制限に対して余裕を持たせることができる。
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明のインクカートリッジは、
形成されるドットの混在の状態を変えることにより所定範囲の色相を表現可能な印刷装置に装着して用いられるインクカートリッジであって、
該インクカートリッジの底部に、インクを吐出用ヘッドに導く導入管が挿入される接続孔を備え、
該接続孔に連通するインクタンクに、印刷用に用意されたシアン,マゼンタのインクと組み合わされて三原色を構成するイエロインクが収納され、
該イエロのインクの濃度が、組み合わされて三原色を構成すするシアン,マゼンタのインクと比べて、単位面積当たりの記録率が等しい場合にバランスする濃度より高く設定されたこと
を要旨としている。
かかるインクカートリッジでは、底部に設けられた接続孔に挿入された導入管から吐出用ヘッドに導かれるインクタンク内のイエロのインクは、イエロのインクの濃度が組み合わされて三原色を構成する他のインクであるシアン,マゼンタのインクと比べて、単位面積当たりの記録率を等しくした場合にバランスする濃度より高く設定されているので、イエロのインクの使用量を低減することができ、結果的に、用紙に対するインクデューティの制限に対して余裕を持たせることができる。
【0022】
こうしたインクカートリッジでは、イエロのインクの収容量を、組み合わされて三原色を構成する他のインクの収容量と同等または少ない容量とすることができる。イエロのインクの濃度が高められており、その体積的な使用量は低減されるからである。したがって、同じ記録率当たりの明度が最も高いインクまたは粒状化の視認性が最も低いインクであるイエロのインクの収容量を、組み合わされて三原色を構成する他のインクと同等または少ない容量とすることにより、各色インクを使い切るまでの期間を同程度にすることができる。更に、イエロのインクの濃度を、三原色の他のインクとバランスする濃度より1.1ないし4倍の範囲で高くすることができる。濃度が1.1倍未満では、濃度を高めたことによる効果が期待できず、4倍より高くすると、粒状性が感じられてしまう。染料濃度の調整は容易なので、簡単に色バランスを所望の偏りにすることができる。
こうしたインクカートリッジでは、イエロのインクの収容量を、組み合わされて三原色を構成する他のインクの収容量と同等または少ない容量とすることができる。イエロのインクの濃度が高められており、その体積的な使用量は低減されるからである。したがって、同じ記録率当たりの明度が最も高いインクまたは粒状化の視認性が最も低いインクであるイエロのインクの収容量を、組み合わされて三原色を構成する他のインクと同等または少ない容量とすることにより、各色インクを使い切るまでの期間を同程度にすることができる。更に、イエロのインクの濃度を、三原色の他のインクとバランスする濃度より1.1ないし4倍の範囲で高くすることができる。濃度が1.1倍未満では、濃度を高めたことによる効果が期待できず、4倍より高くすると、粒状性が感じられてしまう。染料濃度の調整は容易なので、簡単に色バランスを所望の偏りにすることができる。
【0023】
また、明度が最も高いインクまたは粒状化の視認性が最も低いインクであるイエロkインク以外のインクであるシアン,マゼンタのインクについて、濃淡2種類以上用意する場合には、濃淡各インク自体の使用量は少なくなるので、イエロのインクの容量を、これらの濃淡各色のインク容量より多くすることも有用である。
また、明度が最も高いインクまたは粒状化の視認性が最も低いインクであるイエロkインク以外のインクであるシアン,マゼンタのインクについて、濃淡2種類以上用意する場合には、濃淡各インク自体の使用量は少なくなるので、イエロのインクの容量を、これらの濃淡各色のインク容量より多くすることも有用である。
【0028】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、この発明の一実施例であるインクカートリッジを使用するプリンタ20の概略構成図である。図示するように、このプリンタ20は、紙送りモータ22によって用紙Pを搬送する機構と、キャリッジモータ24によってキャリッジ30をプラテン26の軸方向に往復動させる機構と、キャリッジ30に搭載された印字ヘッド28を駆動してインクの吐出およびドット形成を制御する機構と、これらの紙送りモータ22,キャリッジモータ24,印字ヘッド28および操作パネル32との信号のやり取りを司る制御回路40とから構成されている。
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、この発明の一実施例であるインクカートリッジを使用するプリンタ20の概略構成図である。図示するように、このプリンタ20は、紙送りモータ22によって用紙Pを搬送する機構と、キャリッジモータ24によってキャリッジ30をプラテン26の軸方向に往復動させる機構と、キャリッジ30に搭載された印字ヘッド28を駆動してインクの吐出およびドット形成を制御する機構と、これらの紙送りモータ22,キャリッジモータ24,印字ヘッド28および操作パネル32との信号のやり取りを司る制御回路40とから構成されている。
Claims (4)
- 形成されるドットの混在の状態を変えることにより所定範囲の色相を表現可能な印刷装置に装着して用いられるインクカートリッジであって、
該インクカートリッジの底部に、インクを吐出用ヘッドに導く導入管が挿入される接続孔を備え、
該接続孔に連通するインクタンクに、印刷用に用意されたシアン,マゼンタのインクと組み合わされて三原色を構成するイエロインクが収納され、
該イエロのインクの濃度が、組み合わされて三原色を構成するシアン,マゼンタのインクと比べて、単位面積当たりの記録率が等しい場合にバランスする濃度より高く設定された
インクカートリッジ。 - 請求項1記載のインクカートリッジであって、
前記イエロのインクの収容量は、前記組み合わされて三原色を構成するシアン,マゼンタのインクの収容量と同等または少ない容量であるインクカートリッジ。 - 請求項1または請求項2記載のインクカートリッジであって、
前記イエロのインクの濃度を、前記組み合わされて三原色を構成するシアン,マゼンタのインクとバランスする濃度より1.1ないし4倍の範囲で高くした
インクカートリッジ。 - 請求項3記載のインクカートリッジであって、
前記イエロのインクの濃度を、前記組み合わされて三原色を構成するシアン,マゼンタのインクとバランスする濃度の1.5倍程度の高濃度に設定した
インクカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002096836A JP2002370349A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 印刷装置,印刷方法およびこれに用いるインクカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002096836A JP2002370349A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 印刷装置,印刷方法およびこれに用いるインクカートリッジ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22065696A Division JP3309725B2 (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | インクカートリッジ |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003204970A Division JP3829825B2 (ja) | 2003-07-31 | 2003-07-31 | 印刷装置および印刷方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002370349A JP2002370349A (ja) | 2002-12-24 |
JP2002370349A5 true JP2002370349A5 (ja) | 2004-08-19 |
Family
ID=19193601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002096836A Withdrawn JP2002370349A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 印刷装置,印刷方法およびこれに用いるインクカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002370349A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013054319A1 (en) | 2011-10-11 | 2013-04-18 | Hewlett-Packard Industrial Printing Ltd. | Generating data to control the ejection of ink drops |
US9313365B2 (en) * | 2014-04-07 | 2016-04-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus, image processing method, and image recording apparatus |
-
2002
- 2002-03-29 JP JP2002096836A patent/JP2002370349A/ja not_active Withdrawn
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