JP2002369976A - ラジコン移動体ラップタイム計測システム、計測方法、および計測コンピュータプログラム - Google Patents

ラジコン移動体ラップタイム計測システム、計測方法、および計測コンピュータプログラム

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JP2002369976A
JP2002369976A JP2001179847A JP2001179847A JP2002369976A JP 2002369976 A JP2002369976 A JP 2002369976A JP 2001179847 A JP2001179847 A JP 2001179847A JP 2001179847 A JP2001179847 A JP 2001179847A JP 2002369976 A JP2002369976 A JP 2002369976A
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Toru Kijima
徹 木島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ラジコンカー1のレースのラップタイム計測に
おいて、計測のための電波を発信する発信機3の管理が
わずらわしくなく、さらに、ラジコン操縦の実力判定を
するにあたり出場者を同一レース会場に集める必要がな
いようにする。 【解決手段】レースの出場者は、出荷時に固有のIDを
有しIDコード信号として発信できる発信機3を購入
し、あらかじめID、自分の情報を登録することで、管
理用パソコン15により登録データベースが作成され
る。この登録データベースからの情報は計測用パソコン
13へ送られ、レースにおいて、ラジコンカー1がトラ
ック7に設置されたアンテナ9の近くを通過したとき
に、IDコード信号が受信されデコーダー11によりI
Dに変換され、ラップタイムの付加、およびレースが行
われるサーキット場名の付加を行い、当日のレースデー
タを作成する。このレースデータは再び管理用パソコン
15に送られ、各サーキット場毎の補正係数を使用して
統一順位を判定し、統一レースデータを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ラジコンカーや
ラジコンボートなどのラジコン移動体のラップタイムを
計測する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のラジコンカーのレースでラップタ
イムを計測するために、ラジコンカーに小型の発信機が
搭載されていた。各発信機は、あらかじめ割り当てられ
た固有の周波数の電波を出すように設定される。レース
が行われるトラックのゴールには、アンテナが設置さ
れ、このアンテナで受信された電波が、どの周波数かを
デコーダーで割り出すことができる。したがって、どの
ラジコンカーがゴールしたのかが判別される。また、そ
のラジコンカーが周回するトラックのゴールを通過する
時間間隔、つまりラップタイムが計測される。
【0003】周波数の範囲は限られているため、計測可
能な固有の周波数の電波は20種類程度しか得られな
い。そして、レースを開催するにあたっては、レースへ
の出場を希望する出場者に、20個の発信機を貸し出
し、どの出場者にどの周波数の発信機を貸し出したか
を、登録する作業を行う。レース終了後には、貸し出し
た発信機の回収を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
従来技術によれば、電波の周波数が20種類程度に限ら
れるため、発信機の数が制限される。したがって、発信
機はレースを開催する開催者間および出場者間で共同使
用となり、開催者による回収、貸し出し作業、出場者が
20人程度を越える場合、あるいは出場者が複数台のラ
ジコンカーを持っている場合などレース毎にラジコンカ
ーに取り付け、取り外し作業、がともなうため、発信機
の管理がわずらわしく、このため特に大会等で進行時間
が長引くことがあった。
【0005】また、このような発信機の管理状況から計
測は日常的に行われ難いものであった。
【0006】さらに、ラジコン操縦の実力判定をするに
あたり出場者を同一レース会場に集めて行わなければな
らなかった。
【0007】以上の課題はラジコンカーのみならず、ラ
ジコンボートなどの他のラジコン移動体においても存在
するものであった。
【0008】この発明は、以上の課題を解決するために
なされたもので、発信機の管理がわずらわしくなく、大
会等の進行時間を短縮でき、計測を日常的に行われやす
くし、さらに、ラジコン操縦の実力判定をするにあたり
出場者を同一レース会場に集める必要のないラジコン移
動体ラップタイム計測システム、計測方法、および計測
コンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、第1の発明は、あらかじめ割り当てられた固有の
IDを有しIDコード信号として発信できる発信機と、
この発信機を保持し当該発信機を搭載したラジコン移動
体によりレースへの出場を希望する出場者の前記ID、
およびこの出場者の情報を登録して登録データベースを
作成する管理用パソコンと、前記発信機を搭載したラジ
コン移動体がレースが行われるトラックを走行し近くを
通過したときにIDコード信号を受信するアンテナと、
受信したIDコード信号を前記IDに変換するデコーダ
ーと、前記登録データベースからの情報を送られ、前記
変換されたIDにラップタイムの付加、およびレースが
行われるサーキット場名の付加を行うことで、当日のレ
ースデータを作成する計測用パソコンと、からなること
を特徴とするラジコン移動体ラップタイム計測システム
である。
【0010】第2の発明は、前記管理用パソコンは、更
に、前記レースデータを送られることで各サーキット場
のレースデータを収集し、サーキット場補正係数を使用
して統一順位を判定することで、統一レースデータを作
成するものであることを特徴とするラジコン移動体ラッ
プタイム計測システムである。
【0011】第3の発明は、前記管理用パソコンと前記
計測用パソコンは、同一パソコンであることを特徴とす
る記載のラジコン移動体ラップタイム計測システムであ
る。
【0012】第4の発明は、あらかじめ割り当てられた
固有のIDを有しIDコード信号として発信できる発信
機を保持し、当該発信機を搭載したラジコン移動体によ
りレースへの出場を希望する出場者の前記ID、および
この出場者の情報を登録して登録データベースを管理用
パソコンにより作成する手順1と、前記登録データベー
スからの情報を計測用パソコンへ送る手順2と、前記発
信機を搭載したラジコン移動体がレースが行われるトラ
ックを走行し、このトラックに設置されたアンテナの近
くを通過したときに前記IDコード信号を受信しデコー
ダーにより前記IDに変換し、この変換したIDにラッ
プタイムの付加、およびレースが行われるサーキット場
名の付加を行うことで、当日のレースデータを前記計測
用パソコンによって作成する手順3と、からなることを
特徴とするラジコン移動体ラップタイム計測方法であ
る。
【0013】第5の発明は、前記レースデータを前記管
理用パソコンに送る手順4と、前記管理用パソコンに送
られてきた各サーキット場のレースデータを収集し、サ
ーキット場補正係数を使用して統一順位を判定すること
で、統一レースデータを作成する手順5と、を有するこ
とを特徴とするラジコン移動体ラップタイム計測方法で
ある。
【0014】第6の発明は、前記管理用パソコンと前記
計測用パソコンは、同一パソコンであることを特徴とす
るラジコン移動体ラップタイム計測方法である。
【0015】第7の発明は、請求項5に記載のラジコン
移動体ラップタイム計測方法を実施するために使用され
るコンピュータプログラムであって、前記管理用パソコ
ンに送られてきた各サーキット場のレースデータを収集
し、サーキット場補正係数を前記ラップタイムにかけ算
して統一ラップタイムを算出し統一順位を判定すること
で、統一レースデータを作成することを特徴とするラジ
コン移動体ラップタイム計測コンピュータプログラムで
ある。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、図1〜
図3に示す。
【0017】図1は、この実施形態で用いられる装置
(計測システム)の概略を示す。
【0018】ラジコンカー1は、発信機(トランスポン
ダ)3が搭載され、製造され出荷時にあらかじめ割り当
てられた固有の7桁のIDを電波のIDコード信号とし
て発信できる機能を有する。この発信機3は、別電池5
で働く。
【0019】ラジコンカー1のレースが行われるトラッ
ク7には、所定の位置、例えばゴール位置あるいはスタ
ートライン位置などに、アンテナ9が設置される。この
アンテナ9にはデコーダー(電波受信情報処理機)11
が接続されている。デコーダー11は、アンテナ9によ
って受信されたIDコード信号をIDに変換する。デコ
ーダー11には、計測用パソコン13が接続される。計
測用パソコン13は、このIDに、ラップタイムの付
加、およびレースが行われるサーキット場名の付加を行
うことで、当日のレースデータを作成する機能を有す
る。ラップタイムは、そのIDにより判別されるラジコ
ンカー1がアンテナ9の位置を通過する時間間隔で、計
測される。
【0020】トラック7の近くで使用される計測用パソ
コン13と、例えばレースの開催本部で使用される管理
用パソコン15とは、互いに情報のやり取りを行う。こ
の情報の移動は、インターネット、電子メールに添付す
るファイル、係員が運ぶCDROMやフロッピィーの形
などで行われる。
【0021】図2は、この実施形態で用いられる装置
(計測システム)のブロック図を示す。
【0022】発信機3(トランスポンダ)(図2
(A))は、ID記憶部17に記憶されている固有の7
桁のIDを、コーダー部19を経て変調回路部21へ出
力しIDコード信号に変換して、送信部23からアンテ
ナ25を介して電波として送信する。CPU27は、R
AM29およびROM31との間で必要なデータのやり
取りをしつつ、コーダー部19および変調回路部21の
制御を行う。
【0023】デコーダー11(図2(B))は、電波と
してのIDコード信号をアンテナ9を介して受信部33
により送信する。そして、復調回路部35およびデコー
ダー部37を経て7桁のIDに変換する。CPU39
は、RAM41およびROM43との間で必要なデータ
のやり取りをしつつ、デコーダー部37および復調回路
部35の制御を行う。
【0024】計測用パソコン13(図2(C)は、変換
されたIDをインターフェース45を介して受け、CP
U47においてID記憶部49に記憶されたIDとの照
合を行い該当するIDを確認する。また、この変換によ
り、どのIDを有するラジコンカーがアンテナ9の位置
を通過したのかが瞬時に判別されることになり、また、
同じIDの判別が複数回行われることで、そのラジコン
カー1がアンテナ9の位置を通過する時間間隔、つまり
ラップタイムが計測されることになる。
【0025】また計測用パソコン13は、そのIDの属
性として、そのレースのラップタイムの付加を行い、さ
らに既に受信し記憶部(RAM51、ROM53)に記
憶されている登録データベースの情報から抽出された出
場者の情報や、例えば入力部55から入力されるレース
が行われるサーキット場名、その日の天候などの情報の
付加を行う。この付加は、すべてのIDについて行われ
ることで、当日のレースデータを作成する。作成途中の
レースデータなどは、表示部57に刻々と自動的に表示
される。
【0026】作成が終了されたレースデータのコピー
は、通信部59から、インターネットを介して送信され
る。あるいは、電子メールに添付するファイル、係員が
運ぶCDROMやフロッピィーの形などで送られる。
【0027】管理用パソコン15(図2(D)は、出場
希望者の登録申請を受け付けるためのもので、インター
ネットのプロバイダを経由して開設した申請受付ホーム
ページを管理するものである。出場希望者は、このホー
ムページにアクセスし、自分の発信機のID、および自
分の名前、住所、ラジコンカー歴などの情報を、所定の
申請欄に記入し、返信することで、登録データベースが
作成される。
【0028】さらに、管理用パソコン15は、実際のレ
ースが行われた後に作成された計測用パソコン13から
のレースデータのコピーを、インターネットを介して通
信部61から受信する。あるいは、電子メールに添付す
るファイル、係員が運ぶCDROMやフロッピィーの形
などで受ける。そして、各サーキット場のレースデータ
をもとに、各サーキット場の補正係数を使用して、実際
の実ラップタイムを補正する。
【0029】この補正係数は、例えば基準となるサーキ
ット場のものを1.00とし、これより難易度の高いト
ラックを有するサーキット場のものを1.02、1.0
7、1.21、などとして、実ラップタイムに乗じ、補
正ラップタイムを作成する。補正係数の設定は、同一の
ラジコンカーを用い、同一の操縦者が、同様の時刻に同
一条件で実際のトラックを何度か走行し、その際の平均
ラップタイムを比較することで、設定できる。
【0030】また、補正係数は、そのサーキット場に固
有のものとしてもよいし、風や雨などの天候の影響を考
慮したものであっても良い。例えば、風速が何mを越え
るときは、天候補正係数をさらに乗じるもの等とでき
る。
【0031】また、レースの形態には、一定時間(例え
ば5分とか8分)にトラックを何周したかという形態
と、所定の周回数(例えば10周)を何分何秒で走った
かという形態があり、そのままでは統一順位を判定でき
ないので、平均速度を求めた上で、前記各補正係数を使
用する。つまり、一定時間Tに距離LのラックをN周し
た場合の平均速度は、LN/Tとなる。距離Dのラック
で所定の周回数Mを時間tで走った場合の平均速度はD
M/tとなる。
【0032】サーキットの補正係数をKs、天候補正係
数をKwとすると、統一順位を出すために比較すべき補
正平均速度は LN/T・Ks・Kw DM/t・Ks・Kw となる。
【0033】このようにして、すべてのサーキット場、
すべてのレースでの統一順位を判定し、統一レースデー
タを作成する。
【0034】以上の登録データベースや統一レースデー
タの作成は、CPU63、記憶部(RAM65、ROM
67)などにより自動的に作成される。あるいは、表示
部69、入力部71により、さらに手動による修正を受
けながら作成される。
【0035】図3に示すように、ラジコンカーのレース
に出場を希望する出場者は、発信機(トランスポンダ)
を購入し(S1)、保持する。
【0036】この発信機は、出荷時に固有の例えば7桁
のIDを有し、このIDをIDコード信号として発信で
きる。この発信機を搭載したラジコンカーによりレース
へ出場する。出場者は、自分の発信機のID、および自
分の名前、住所などの情報を、レースの開催者に登録申
請する。この申請は、例えばレース当日前までに、レー
スのホームページの登録申請欄などに、書き込むことで
自動的に行われる。
【0037】この登録申請された内容をもとに、管理用
パソコンは、多数の出場者の登録データベースを作成す
る(S2)。この登録データベースからの情報は、レー
ス場へ運ばれる計測用パソコンへ送られる(S3)。こ
の情報の移動は、インターネット、電子メールに添付す
るファイル、係員が運ぶCDROMやフロッピィーの形
などで行われる。
【0038】当日のレースは、既に作成されている登録
データベースをもとにして、運営される。出場者は、発
信機を搭載したラジコンカーによって出場し、このラジ
コンカーは搭載する発信機によりIDコード信号を発信
(S4)しながら、レースが行われるトラックを走行す
る(S5)。ラジコンカーが、トラックに設置されたア
ンテナの上を通過したときに、発信機からのIDコード
信号が、アンテナにより受信され、デコーダーによりI
Dに変換される(S6)。この変換により、どのラジコ
ンカーがアンテナの位置を通過したのかが瞬時に判別さ
れる。また、そのラジコンカーがアンテナの位置を通過
する時間間隔、つまりラップタイムが計測されうる。
【0039】計測用パソコンは、この変換したIDに、
ラップタイムの付加、およびレースが行われるサーキッ
ト場名の付加を行うことで、当日のレースデータを作成
する(S7)。
【0040】作成されたレースデータは、計測用パソコ
ンから、再び管理用パソコンに送られる(S8)。この
情報の移動は、インターネット、電子メールに添付する
ファイル、係員が運ぶCDROMやフロッピィーの形な
どで行われる。管理用パソコンは、送られてきた各サー
キット場のレースデータを収集し、各レースが行われた
各サーキット場の補正係数を使用して、すべてのサーキ
ット場、すべてのレースでの統一順位を判定すること
で、全国共通の統一レースデータを作成する(S9)。
【0041】(他の実施形態)以上の実施形態において
は、アンテナは、トラックの例えばゴール位置に、設置
されるものとしたが、他の実施形態においては、複数の
位置に設定し、所定距離区間のラップタイムを計測する
ことも可能である。
【0042】以上の実施形態においては、IDコード信
号を受信することでラジコンカーの判別を行うものであ
ったが、不正なIDコード信号を発信することでレース
開催運営を混乱させるいたずらを防ぐために、固有のI
Dにパスワードを組み合わせて発信するようにし、この
パスワードを更新するなどを可能にしてもよい。
【0043】以上の実施形態においては、各サーキット
場の補正係数を使用して、サーキット場の難易度の差を
補正し、当日の風や雨などの天候の影響を天候補正係数
を使用して補正し、統一順位を判定するものであった
が、他の実施形態においては、他にも種々の補正係数を
用いることが考えられる。例えば、従来は所定時間、例
えば5分以内とか8分以内にコースを何周したかで記録
を残す場合があるが、所定時間が長いほど、また周回数
が多いほど良いタイムを出すのは困難になるので、時間
補正係数や周回数補正係数を用い、補正することができ
る。
【0044】以上の実施形態においては、補正係数の設
定は、同一の操縦者が実際のトラックを何度か走行し、
その際の平均ラップタイムを比較することで、設定でき
るとしたが、そのような設定でも誤差が皆無とは言え
ず、より正確な補正係数の設定の更新を図る必要があ
る。その設定更新を、同一出場者のデータにより自動的
に行うことが可能である。例えば、同一出場者が、異な
るサーキット場、異なる天候などの異なる条件で残した
複数のラップタイムから、これらの補正係数を割り出す
ことができる。そのような複数のラップタイムを残す出
場者のデータが、増えれば増えるほど、補正係数は正確
になると思われる。
【0045】以上の実施形態においては、発信機は別電
池5で働くものとしたが、他の実施形態においては、内
蔵電池式のものでも良いし、無電池式でデコーダー側の
アンテナから逆に応答用のエネルギーを電波によって与
えるダイレクト方式と呼ばれるものでも良い。
【0046】以上の実施形態においては、発信機を購入
することで保持するものであったが、他の実施形態にお
いては、リース業者から借り受けて保持するものであっ
てもよい。このリース業者は、多数の発信機のIDを管
理し、貸し出しを行う。
【0047】以上の実施形態においては、アンテナ9が
デコーダー11に接続されだけであったが、他の実施形
態においては、アンテナ9と並列に受け付けアンテナ1
0が設けられ、デコーダー11に接続されるものとして
もよい。このアンテナ10は、デコーダー11、および
計測用パソコン13とともに受付机12の上に載置さ
れ、既に登録された出場者が実際に来場したときに、自
分のラジコンカーをアンテナ10の上にかざすことで、
受付を自動的に行うことができる。なお、この受付は、
計測用パソコン13で行うことも可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、第1、第2、第
3、第4、第5、第6、または第7の発明によれば、ラ
ジコン移動体の判別は、発信機が有する固有のIDをI
Dコード信号として発信することにより行うので、判別
できる発信機の数を飛躍的に増やすことができる。この
ため、出場を希望するであろう全国すべての人、ひいて
は購入される発信機のすべてにIDを割り当てることが
可能になる。
【0049】よって、発信機を保持し出場を希望する出
場者は、発信機があらかじめ割り当てられた固有のI
D、およびこの出場者の情報を登録して登録データベー
スを管理用パソコンによりあらかじめ作成することがで
きる。
【0050】したがって、発信機の共同使用はなくな
り、貸し出し、回収、取り付け、取り外しの作業が不要
になり、開催者にとっての発信機の管理がなくなる。
【0051】また、当日の発信機の貸し出し、回収作
業、およびこれらに伴う出場者名等の情報の扱いがなく
なり、登録データベースをあらかじめ作成することがで
き、大会等で進行時間が短縮できる。さらに、ラップタ
イム計測を日常的に行われやすくできる。
【0052】第2、または第5の発明によれば、各サー
キット場のレースデータを収集し、サーキット場補正係
数を使用して統一順位を判定することができ、ラジコン
操縦の実力判定をするにあたり出場者を同一レース会場
に集めて行わう必要がなくなり、各サーキット場に分散
開会した全国規模のレースを開催できる。。第3、また
は第6の発明によれば、管理用パソコンと前記計測用パ
ソコンを別々ではなく、同一パソコンとすることで、管
理用パソコンから登録データベースの情報を計測用パソ
コンへ送ることと、計測用パソコンからレースデータを
管理用パソコンに送ることが不要になり、小規模のラッ
プタイム計測会に適した計測システムおよび計測方法を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るラジコン移動体ラ
ップタイム計測システムの、全体概略図である。
【図2】図1の各部を示すブロック図である。
【図3】図2の働きを示すフロー図である。
【符号の説明】
1 ラジコンカー 3 発信機(トランスポンダ) 5 内蔵電池 7 トラック 9 アンテナ 11 デコーダー 13 計測用パソコン 15 管理用パソコン 17 ID記憶部 19 コーダー部 21 変調回路部 23 送信部 25 アンテナ 27 CPU 29 RAM 31 ROM 33 受信部 35 復調回路部 37 デコーダー部 39 CPU 41 RAM 43 ROM 45 インターフェース 47 CPU 49 ID記憶部 51 RAM 53 ROM 55 入力部 57 表示部 59 通信部 61 通信部 63 CPU 65 RAM 67 ROM 69 表示部 71 入力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C150 AA14 BA03 CA08 DA06 DK02 ED02 ED10 ED31 EF16 EF17 EF33 EF36 2F085 AA01 CC05 EE04 FF11 FF13 FF17 GG23 3E038 AA20 BA01 CA07 CB03 CC04 EA04 GA01 GA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】あらかじめ割り当てられた固有のIDを有
    しIDコード信号として発信できる発信機と、この発信
    機を保持し当該発信機を搭載したラジコン移動体により
    レースへの出場を希望する出場者の前記ID、およびこ
    の出場者の情報を登録して登録データベースを作成する
    管理用パソコンと、前記発信機を搭載したラジコン移動
    体がレースが行われるトラックを走行し近くを通過した
    ときにIDコード信号を受信するアンテナと、受信した
    IDコード信号を前記IDに変換するデコーダーと、前
    記登録データベースからの情報を送られ、前記変換され
    たIDにラップタイムの付加、およびレースが行われる
    サーキット場名の付加を行うことで、当日のレースデー
    タを作成する計測用パソコンと、からなることを特徴と
    するラジコン移動体ラップタイム計測システム。
  2. 【請求項2】前記管理用パソコンは、更に、前記レース
    データを送られることで各サーキット場のレースデータ
    を収集し、サーキット場補正係数を使用して統一順位を
    判定することで、統一レースデータを作成するものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のラジコン移動体ラ
    ップタイム計測システム。
  3. 【請求項3】前記管理用パソコンと前記計測用パソコン
    は、同一パソコンであることを特徴とする請求項1、ま
    たは2に記載のラジコン移動体ラップタイム計測システ
    ム。
  4. 【請求項4】あらかじめ割り当てられた固有のIDを有
    しIDコード信号として発信できる発信機を保持し、当
    該発信機を搭載したラジコン移動体によりレースへの出
    場を希望する出場者の前記ID、およびこの出場者の情
    報を登録して登録データベースを管理用パソコンにより
    作成する手順1と、前記登録データベースからの情報を
    計測用パソコンへ送る手順2と、前記発信機を搭載した
    ラジコン移動体がレースが行われるトラックを走行し、
    このトラックに設置されたアンテナの近くを通過したと
    きに前記IDコード信号を受信しデコーダーにより前記
    IDに変換し、この変換したIDにラップタイムの付
    加、およびレースが行われるサーキット場名の付加を行
    うことで、当日のレースデータを前記計測用パソコンに
    よって作成する手順3と、からなることを特徴とするラ
    ジコン移動体ラップタイム計測方法。
  5. 【請求項5】前記レースデータを前記管理用パソコンに
    送る手順4と、前記管理用パソコンに送られてきた各サ
    ーキット場のレースデータを収集し、サーキット場補正
    係数を使用して統一順位を判定することで、統一レース
    データを作成する手順5と、を有することを特徴とする
    請求項3に記載のラジコン移動体ラップタイム計測方
    法。
  6. 【請求項6】前記管理用パソコンと前記計測用パソコン
    は、同一パソコンであることを特徴とする請求項4、ま
    たは5に記載のラジコン移動体ラップタイム計測方法。
  7. 【請求項7】請求項5に記載のラジコン移動体ラップタ
    イム計測方法を実施するために使用されるコンピュータ
    プログラムであって、前記管理用パソコンに送られてき
    た各サーキット場のレースデータを収集し、サーキット
    場補正係数を前記ラップタイムにかけ算して統一ラップ
    タイムを算出し統一順位を判定することで、統一レース
    データを作成することを特徴とするラジコン移動体ラッ
    プタイム計測コンピュータプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008515564A (ja) * 2004-10-07 2008-05-15 リー,マイケル,キュー. 車両の遠隔操作識別方法及び装置
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