JP2002369384A - 融雪用ヒーターシステムに用いられる電気基本契約料金軽減用電力制御装置 - Google Patents

融雪用ヒーターシステムに用いられる電気基本契約料金軽減用電力制御装置

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JP2002369384A
JP2002369384A JP2001171178A JP2001171178A JP2002369384A JP 2002369384 A JP2002369384 A JP 2002369384A JP 2001171178 A JP2001171178 A JP 2001171178A JP 2001171178 A JP2001171178 A JP 2001171178A JP 2002369384 A JP2002369384 A JP 2002369384A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2回路の融雪用ヒーターに電力を供給するに
際して、各融雪用ヒーターの温度を下げることなく、全
体の消費電力を低く抑えることを可能とする、融雪用ヒ
ーターシステムに用いられる電気基本契約料金軽減用電
力制御装置を提供すること。 【解決手段】 2回路の融雪用ヒーターに電力を供給す
るに際して、前記各融雪用ヒーターに供給する電力を、
予め設定した電力毎に、順次、予め設定した値に制御す
るための、融雪用ヒーターシステムに用いられる電気基
本契約料金軽減用電力制御装置であって、前記各融雪用
ヒーターに接続される、前記予め設定した値の電力を前
記各融雪用ヒーターに供給するための電力供給手段
(2)と、該電力供給手段(2)の作動を制御して所望
する値の電力を前記電力供給手段より供給可能とするた
めの制御手段(3)と、該制御手段(3)の作動を制御
して、前記電力供給手段(2)より供給する制御電力の
供給を調節するためのタイマー手段(4)と、を備えた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、融雪用ヒーターシ
ステムに用いられる電気基本契約料金軽減用電力制御装
置に係り、より詳しくは、2回路の融雪用ヒーターに電
力を供給するに際して、各融雪用ヒーターに供給する電
力を、予め設定した間隔ごとに、順次、予め設定した値
に制御可能とするための、融雪用ヒーターシステムに用
いられる電気基本契約料金軽減用電力制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、豪雪地帯等においては、交差
点近傍における路面上の融雪のため、道路に複数枚のロ
ードヒーターを埋設することが行われており、またその
ほかにも、家屋の屋根や玄関回り、駐車場等において
も、融雪のためにヒーターを用いることが行われてい
る。
【0003】そして、一般的に従来のこの融雪方法にお
いては、複数枚のヒーターを用いて、この複数枚のヒー
ターのそれぞれに同時に電力を供給していた。
【0004】そのため、例えば、1枚で4KWの電力消
費を行うヒーターを2枚用いて融雪を行う場合には、融
雪に際しては8KWの電力を消費するため、電力供給会
社との間で8KWの基本契約を行う必要があり、使用す
るヒーターの枚数が多い前述の融雪用ロードヒーターの
場合などは、消費電力が膨大であるために電気料金も高
くなってしまっていた。その一方、融雪用ヒーターの場
合においては、ヒーターの温度を融雪に必要な温度にま
で高めた後はその温度を維持すれば十分であり、そのた
めには、必ずしも、すべてのヒーターに対して継続して
電力を供給する必要はない。
【0005】そのため、本発明者は、使用するヒーター
の枚数を減らすことなく契約基本電力量を少なくするた
めに、過去において電力回路切替装置を提案した(特願
2000−177791号参照)。
【0006】即ち、この電力回路切替装置では、電力の
供給を必要とする発熱体の数に対応した電力供給部を備
えた電力供給手段と、前記各電力供給部の作動を制御
し、前記各発熱体に対して、予め設定した順番により予
め設定した時間ごとに、前記電力供給部を介して電力供
給を行うための切替部とを備えたことを特徴としてお
り、これを用いることにより、複数の発熱体を使用する
場合において、予め設定した順番に予め設定した時間ず
つ各発熱体への電力供給を行うことが可能となり、すべ
ての発熱体に同時に電力を供給する場合と比較し、消費
電力を低く抑えることを可能とした。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の電力
回路切替装置では、複数の発熱体に対して、予め設定し
た順番により順次電力の供給を行っていくものであり、
1の発熱体への電力供給が行われている間には他の発熱
体へは電力の供給が行われない。
【0008】そのために、ロードヒートの場合のように
発熱体の枚数が多い場合には、各発熱体へ電力を供給す
る時間を長くすると、その間に他の発熱体の温度が下が
ってしまうという問題点があり、一方、各発熱体へ電力
を供給する時間を短くすると、発熱体の温度が十分に上
がらないという問題点が考えられ、これは、冬場の温度
が特に低い地域においてはその傾向が大きいと考えられ
る。
【0009】そこで、本発明は、特に大きな熱量が必要
と思われる融雪用ヒーターに電力を供給するに際して、
各融雪用ヒーターの温度を下げることなく、全体の基本
契約電力を低く抑えることを可能とする、融雪用ヒータ
ーシステムに用いられる電気基本契約料金軽減用電力制
御装置を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の融雪用ヒーター
システムに用いられる電気基本契約料金軽減用電力制御
装置(以下単に「電力制御装置」という。)は、2回路
の融雪用ヒーターに電力を供給するに際して、前記各融
雪用ヒーターに供給する電力を、予め設定した電力毎
に、順次、予め設定した値に制御するための電力制御装
置であって、前記各融雪用ヒーターに接続される、前記
予め設定した値の電力を前記各融雪用ヒーターに供給す
るための電力供給手段と、該電力供給手段の作動を制御
して所望する値の電力を前記電力供給手段より供給可能
とするための制御手段と、該制御手段の作動を制御し
て、前記電力供給手段より供給する制御電力の供給を調
節するためのタイマー手段と、を備えたことを特徴とし
ている。
【0011】本発明の電力制御装置によれば、2回路の
融雪用ヒーターに供給する電力を制御することが可能で
あるとともに、この制御電力の供給時間を任意に調節可
能である。そのために、各融雪用ヒーターに供給する電
力を制御することにより、2回路の融雪用ヒーターで消
費する電力の合計を少なくすることができ、すべての融
雪用ヒーターに制御しない電力を供給した場合と比較し
て、また、降雪センサーや温度センサーのみで構成され
た従来の制御システムと比較して、消費電力を押さえる
ことが可能となり、その結果、電力供給会社との契約基
本電力量を少なくすることができる。
【0012】また、本発明の電力制御装置では、2回路
の融雪用ヒーターのそれぞれに供給する電力を制御する
方式としているため、前述の電力回路切替装置と異な
り、電力の供給が行われていない融雪用ヒーターは存在
せず、すべての融雪用ヒーターに電力を供給可能であ
る。そのために、すべての融雪用ヒーターが融雪に必要
な温度を維持可能なようにすることができる。
【0013】
【実施例】本発明の電力制御装置の実施例について図面
を参照して説明すると、図1は、本実施例の構成を示す
ブロック図であり、図において1が本実施例の電力制御
装置である。
【0014】そして、図において2は電力供給手段であ
り、本実施例においてこの電力供給手段2は、使用する
2回路の融雪用ヒーター5の数に対応して2個備えられ
ており、入力側には電源が接続され、出力側には各ヒー
ター5が接続されている。そしてこれにより、電源から
供給される電気は、この電力供給部2を介して各ヒータ
ー5へ供給される構造としている。
【0015】次に、図において3は制御手段であり、こ
の制御手段3は、前記電力供給部2から各ヒーター5へ
供給される電力を制御するために用いられる。
【0016】この関係を詳細に説明すると、本実施例に
おいて前記電力供給部2としては双方向サイリスタとし
てのトライアックを用いており、前記制御部3からのゲ
ート信号を受けてヒーター5へ電力を供給可能としてい
る。
【0017】そして、前記制御部3は、ゲートパルス発
生器301とパルス信号制御器302とを備えており、
ゲートパルス発生器301から発生したパルス信号をパ
ルス信号制御器302で制御し、より具体的には、パル
ス信号制御器302においてゲート信号のパルス幅(時
間)を調節し、これにより前記トライアック2からヒー
ター5に供給される交流電源の波形をゼロクロス位相制
御することで、電圧を調節可能としている。このよう
に、本実施例によれば、前記パルス信号制御器302に
おいてトライアック2からヒーター5へ供給される交流
電源の波形をゼロクロス位相制御することで電圧を調節
可能としているため、ヒーター5に供給する電力を押さ
えることが可能であり、これにより各ヒーターにおける
消費電力を制御することができる。
【0018】即ち、周知の通り消費電力(P)は下記式
(1)で求められるとともに、電流(I)はオームの法
則により下記式(2)で求められる。そこで、下記式
(1)に下記式(2)を代入すると下記式(3)が導き
出される。そしてこれにより、電力(P)は電圧(E)
の二乗に比例し抵抗(R)に反比例することがわかる。
そのため、ヒーター5へ供給する交流電源の波形をゼロ
クロス位相制御して電圧を下げることにより消費電力を
押さえることができる。従って、本実施例においては、
電力供給手段たるトライアック2においてヒーター5へ
供給する交流電源の波形をゼロクロス位相制御すること
で電圧を下げることにより、各ヒーター5における消費
電力を押さえることが可能となる。そしてそれにより、
各ヒーター5へ供給する電力を小さくすることによっ
て、電力供給会社との契約基本電力量を押さえることが
できる。但し、本実施例では、交流波形をゼロクロス位
相制御しているために、正確に電力量計算を行うために
は、Vrms(真の実効値)を用いる必要がある。
【0019】
【数1】 [式中Pは消費電力を表し、Iは電流を表し、Eは電圧
を表す]
【0020】
【数2】 [式中Iは電流を表し、Eは電圧を表し、Rは抵抗を表
す。]
【0021】
【数3】 [式中Pは消費電力を表し、Eは電圧を表し、Rは抵抗
を表す。]
【0022】但し、必ずしもトライアックを用いる必要
は無く、ヒーター5へ供給する交流電源の波形をゼロク
ロス位相制御することで電圧を調節可能な手段であれば
いずれを用いても良い。
【0023】次に、図1において4はタイマー手段であ
り、本実施例においてこのタイマー手段4は、前記パル
ス信号制御器302の作動を制御し、所望する値まで制
御した電力の供給時間を決定するために用いられる。そ
してこれによって、各ヒーター5に供給する制御された
電力を一定時間ごとに切り替えることを可能としてい
る。
【0024】従って本実施例によれば、例えば、契約電
力量が4KWの場合において2枚のヒーターに電力を供
給するとき、3KWの電力と1KWの電力を交互に、一
方のヒーターと他方のヒーターに供給することが可能で
ある。
【0025】なお、本実施例において前記タイマー手段
4は、交互切替用のタイマー401と、暖気運転用のタ
イマー402とを備えている。そして、ヒーターへの電
力供給を開始した時点から一定時間内は契約電力量の範
囲内において2回路のヒーターにそれぞれ同じ量の電力
を供給し、その後、順次、供給する電力を調節していく
ことを可能としている。
【0026】このように、本実施例においては暖気運転
用のタイマー402を備えておりヒーターへの電力供給
を開始してから一定時間内はすべてのヒーターに同じ値
の電力を供給可能としており、すべてのヒーターが融雪
に必要な温度まで上昇した後に各ヒーターへ供給する電
力値を変えていくことを可能としているため、ヒーター
の温度を融雪に必要な温度に維持することができる。
【0027】次に、図2、及び図3のフローチャートを
用いて本実施例の電力制御装置1の使用方法について説
明すると、以下の説明では、契約電力量を4KWにした
場合において、消費電力が4KWのヒーターを2枚用い
る場合について説明する。
【0028】即ち、図2(C)において太線で囲った範
囲が使用可能な電力量(4KW)を示したものであり、
横軸が時間(T)、縦軸が電力量(kw)である。そし
て、図2に示す説明は、4KWの範囲内において2枚の
ヒーター5A、5Bに電力を供給する場合である。
【0029】まず、予め、本実施例の使用に際しては、
暖気運転用タイマー402、切替用タイマー401を操
作し、電源投入から一定時間内は各ヒーター5A、5B
のそれぞれに2KWずつの電力を供給し、その後は、一
定時間ごとに一方のヒーターに3KW、他方のヒーター
に1KWの電力が供給されるように初期設定をしておく
(ステップ1)。
【0030】なお、下記式は、本発明者が展開した一般
式であり、本一般式により、電圧の真の実効値(Erm
s)は電力(P)と抵抗(R)の乗数の平方根により導
き出せることがわかった。
【0031】
【数4】 [式中Pは消費電力を表し、Rは抵抗を表す]
【0032】そこで、本実施例の電力制御装置を使用す
る場合には、供給する制御電力の値と使用するヒーター
等の抵抗値を用いて、前記一般式により必要な電圧を求
めた後に、前記パルス信号制御器302を操作して、ト
ライアック2から供給される電圧が所望する値になるよ
うにしておく。これは、前述したように、本実施例にお
いては交流波形をゼロクロス位相制御しているため、電
圧の真の実効値を用いないと電力量計算を正確に行うこ
とが不可能だからである。
【0033】また、本実施例における前記切替用タイマ
ー401では、ヒーターを設置する環境等を考慮し、1
/25秒から5分までの設定を行うことを可能としてい
る。
【0034】次に、このように初期設定を行った後にス
イッチをオンにすると(ステップ2)、まず、一定時間
内においては、ヒーター5A、5Bの双方に2KWずつ
の電力が供給され暖気運転が開始される(ステップ
3)。そしてこれにより、双方のヒーターとも融雪に必
要な温度にまで上昇する。なおこの暖気運転の時間はヒ
ーターの設置環境等により任意である。
【0035】次に、暖気運転が終了すると、まず、予め
設定した時間内、一方のヒーター5Aに3KW、他方の
ヒーター5Bに1KWの電力が供給される(ステップ
4)。
【0036】そして、予め設定した時間が経過した後
は、一方のヒーター5Aに1KW、他方のヒーター5B
に3KWの電力が供給され(ステップ5)、その後は、
切替用タイマー401の作動によって、双方のヒーター
において、3KWと1KWの電力供給が交互に行われ
る。そしてこれにより、双方のヒーターとも、融雪に必
要な温度を維持しながら、その合計の消費電力を契約基
本電力量の範囲内に維持することが可能である。なおこ
の切替間隔に関してもヒーターの使用環境等を考慮して
任意である。
【0037】このように、本実施例の電力制御装置によ
れば、ヒーター1枚分の契約電力量の範囲内において2
回路のヒーターを同時に作動させることができるため、
使用するヒーターの枚数に対応した電力量を契約する必
要が無くなり、特に基本電力料金の節約を行うことがで
きる。
【0038】また、本実施例の電力制御装置では、2回
路のヒーターのそれぞれに、常時電力を供給可能である
ため、また電源投入から一定時間内は2回路のヒーター
のそれぞれに同一値の電力を供給可能としているため、
2回路のヒーターのそれぞれに、融雪に必要な温度を維
持させることができる。
【0039】なお、前述の実施例では、暖気運転用タイ
マー402と切替用タイマー401を用いて、電源投入
から一定時間内は各ヒーター5A、5Bのそれぞれに2
KWずつの電力を供給し、その後は、一定時間ごとに一
方のヒーターに3KW、他方のヒーターに1KWの電力
を供給するとともに、この供給する電力を、3KWと1
KWに、順次、制御する場合であったが、本発明の電力
制御装置では、必ずしもこのようにする必要は無く、契
約電力量の範囲内であれば、2回路のヒーターのそれぞ
れに供給する電力量は任意である。
【0040】例えば、図4は、本発明の電力制御装置の
他の形態の構成を示すブロック図であり、図4に示す本
形態では、契約電力量を2回路のヒーターに均等に分配
可能としている。即ち、図4においては、前記暖気運転
用タイマーと切換用タイマーとを併合した1個のタイマ
ー4のみを用い、2回路のヒーター5のそれぞれに、2
KWの電力を供給するようにしている。
【0041】この関係を図6のフローチャートを用いて
説明すると、まず、ステップ11において初期設定を行
う。より具体的には、2回路のヒーターのそれぞれに通
電する時間を設定するとともに、前述と同様の計算によ
り、各ヒーターのそれぞれに2KWの電力を供給するよ
うに設定を行い、その後にスイッチをオンにする(ステ
ップ12)。そうすると、4KWの電力が2回路のヒー
ターのそれぞれに均等に分配され、これにより各ヒータ
ーが分配運転を行う(ステップ13)。そして、かかる
場合には、図5に示すように、図5(C)において太線
で囲った範囲の使用可能な電力量(4KW)が、2個の
ヒーターに均等に2分割されることになる。
【0042】
【発明の効果】本発明の電力制御装置では以上説明した
形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0043】本発明の電力制御装置は、2回路の融雪用
ヒーターに電力を供給するに際して、各融雪用ヒーター
に供給する電力を、予め設定した電力毎に、順次、予め
設定した値に制御するための電力制御装置であって、前
記各融雪用ヒーターに接続される、前記予め設定した値
の電力を前記各融雪用ヒーターに供給するための電力供
給手段と、該電力供給手段の作動を制御して所望する値
の電力を前記電力供給手段より供給可能とするための制
御手段と、該制御手段の作動を制御して、前記電力供給
手段より供給する制御電力の供給を調節するためのタイ
マー手段と、を備えたことを特徴としている。
【0044】そのため、本発明の電力制御装置によれ
ば、各融雪用ヒーターに供給する電力を制御可能である
とともに、この制御電力の供給時間を任意に調節可能で
あり、各融雪用ヒーターに供給する電力を制御すること
により、各融雪用ヒーターで消費する電力の合計を少な
くすることができ、すべての融雪用ヒーターに制御しな
い電力を供給した場合と比較して、消費電力を押さえる
ことが可能となり、その結果、電力供給会社との契約基
本電力量を少なくすることができる。
【0045】また、本発明の電力制御装置では、各融雪
用ヒーターに供給する電力を制御する方式としているた
め、前述の電力回路切替装置と異なり、電力の供給が行
われていない融雪用ヒーターは存在せず、すべての融雪
用ヒーターに電力を供給可能である。そのために、すべ
ての融雪用ヒーターが融雪に必要な温度を維持可能なよ
うにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における電力制御装置の実施例の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明における電力制御装置の実施例の作動説
明のための図である。
【図3】本発明における電力制御装置の実施例の作動を
説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明における電力制御装置の他の実施例の構
成を示すブロック図である。
【図5】本発明における電力制御装置の他の実施例の作
動説明のための図である。
【図6】本発明における電力制御装置の他の実施例の作
動を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 電力制御装置 2 電力供給手段 3 制御手段 301 パルス信号発生手段 302 パルス信号制御手段 4 タイマー手段 401 切替用タイマー 402 暖気運転用タイマー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2回路の融雪用ヒーターに電力を供給する
    に際して、前記各融雪用ヒーターに供給する電力を、予
    め設定した電力毎に、順次、予め設定した値に制御する
    ための、融雪用ヒーターシステムに用いられる電気基本
    契約料金軽減用電力制御装置であって、 前記各融雪用ヒーターに接続される、前記予め設定した
    値の電力を前記各融雪用ヒーターに供給するための電力
    供給手段(2)と、 該電力供給手段(2)の作動を制御して所望する値の電
    力を前記電力供給手段より供給可能とするための制御手
    段(3)と、 該制御手段(3)の作動を制御して、前記電力供給手段
    (2)より供給する制御電力の供給を調節するためのタ
    イマー手段(4)と、を備えたことを特徴とする、融雪
    用ヒーターシステムに用いられる電気基本契約料金軽減
    用電力制御装置。
  2. 【請求項2】前記タイマー手段(4)は、暖気運転用タ
    イマー(402)と切替用タイマー(401)とを備え
    たことを特徴とする請求項1に記載の融雪用ヒーターシ
    ステムに用いられる電気基本契約料金軽減用電力制御装
    置。
  3. 【請求項3】前記電力供給手段(2)として、双方向サ
    イリスタを用いたことを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の融雪用ヒーターシステムに用いられる電気基
    本契約料金軽減用電力制御装置。
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