JP2004100347A - ロードヒーティングの制御方式 - Google Patents
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Abstract
【課題】ロードヒーティングでは、降雪を検知して融雪運転を開始する場合融雪温度になるまで長時間かかっている。路面温度がマイナス温度から融雪温度に到達までの融雪立ち上り時間を短縮して、運転費用の削減が課題である。
【解決手段】発熱ユニットを埋設したロードヒーティング設備において、設置地域の降雪に対応した設計熱量より大きいピーク発熱量を持ち、設計熱量で連続して融雪運転したときの路面温度が運転開始から融雪温度に到達までの融雪立ち上がり時間より短いON・OFF周期を持ち、設計熱量以上の平均発熱量の発熱パルスで、ON・OFF制御する制御方法を第1手段とする。また第1手段において、ロードヒーティング部分を複数の区画に分割し、熱源装置と区画を並列に接続するロードヒーティング設備おいて、熱を一区画のみ供給し、その他は停止し、順次熱供給する区画を切り替える制御方法を第2手段とする。
【選択図】図1
【解決手段】発熱ユニットを埋設したロードヒーティング設備において、設置地域の降雪に対応した設計熱量より大きいピーク発熱量を持ち、設計熱量で連続して融雪運転したときの路面温度が運転開始から融雪温度に到達までの融雪立ち上がり時間より短いON・OFF周期を持ち、設計熱量以上の平均発熱量の発熱パルスで、ON・OFF制御する制御方法を第1手段とする。また第1手段において、ロードヒーティング部分を複数の区画に分割し、熱源装置と区画を並列に接続するロードヒーティング設備おいて、熱を一区画のみ供給し、その他は停止し、順次熱供給する区画を切り替える制御方法を第2手段とする。
【選択図】図1
Description
【001】
【産業上の利用分野】
本発明は、発熱体による発熱を利用して道路等の表面の雪氷を融解し除去するためのロードヒーティングの制御方法に関するものである。
【従来の技術】
【002】
【特許文献1】特公 第3273147号
【特許文献2】特公 第2825443号
一般的にロードヒーティング設備は、設置地域の過去の気象条件等から、ほとんどの降雪に対応できるように設定した設計熱量を算出し、ロードヒーティング面積から給電装置または熱源装置の融雪能力を決定している。厳寒期に降雪を検知して前記設計熱量で連続して融雪運転を開始する場合、設計熱量に比べて路面の熱伝導特性が悪いため、マイナスの温度から融雪温度になるまで数時間かかる場合があり問題となっている。
【003】ロードヒーティング制御技術は、前記融雪運転開始時の路面温度がマイナス温度から融雪温度に到達するまでの融雪立ち上り時間を、如何に短縮することが重要な課題の一つである。
この解決手段として、路面の温度を予め温めておく予熱運転が知られているが、寒冷地ほど消費熱量が増加する運転方法であり、予め温めておくため、直接融雪に係わらない無駄な熱エネルギーを消費するものである。
【004】上述した課題を解決するために、特許文献1に記載された先行技術1は、第1,第2及び第3の発熱体とこれらに電力を供給する電源と、第1〜第3の発熱体のいずれか1つの発熱体を選択するとともに、残りの2つを選択してそれらを直列に接続し、所定の時間間隔で、選択する前記1つの発熱体が順次変わるように切り替えを行うスイッチング部を具備したことを特徴としている。すなわち先行技術1は、選択した1つの発熱体の高発熱量で路面の急激な温度上昇を図り、その後発熱体を直列接続して低発熱量で発熱して保温を図るサイクルを繰り返して融雪運転開始時の融雪立上がり時間を短縮するものである。
【005】また上述した課題を解決するために、特許文献2に記載された先行技術2は、融雪運転開始時に準優先区画Bを停止し、優先区画Aのみ優先して高い発熱密度すなわち高発熱量で急速融雪運転を行うことで優先区画Aの融雪運転開始時の融雪立上がり時間を短縮して予運転を不要にするものである。そして融雪路面が融雪温度に到達後、優先区画Aと準優先区画Bとを直列に接続して定常発熱量すなわち設計熱量で融雪運転に切替える方式である。
【発明が解決しようとする課題】
【006】しかしながら、前記先行技術は、以下のような問題があった。
即ち、前記先行技術1は、制御対象の発熱ユニットに対して1個の電力用スイッチで最小構成できる従来技術と比較して、単独接続,直列接続の切り替え回路により3個の電力用スイッチと3つの発熱体が最小構成として必要となり、小規模のロードヒーティング設備には高価であった。
【007】また前記先行技術2は、優先区画,準優先区画の区画設計に電力と面積との配分を考慮する点や、車両通行効果等の施工場所の特性を考慮する特殊性から施工場所が限定される課題と、前記先行技術1と同じく単独接続,直列接続の切り替え回路が必要となり、小規模のロードヒーティング設備には高価であった。
【008】さらに先行技術2は、優先区画の融雪立上がり短縮のために準優先区画の定常融雪運転を停止して、優先区画の発熱量を大きくする方法をとっているため、厳寒期には優先区画と準優先区画の融雪状況に差が発生して道路利用者からのクレームの原因となる。このクレーム対策として、準優先区画を積雪センサー等の路面情報により融雪終了まで定常融雪運転を行うと、融雪完了後の優先区画も同様に定常融雪運転を実施することになり、直接融雪に係わらない無駄な熱エネルギーを消費するものである。
【009】温水パイプ式のロードヒーティング設備に、先行技術1,先行技術2の単独接続,直列接続の考え方を適用しようと考えた場合、単独接続と比べた直列接続は、温水パイプの上流と下流側での融雪能力差が大きくなり融雪むらが発生する課題があった。
【010】また従来からある給電装置の能力を変えずにロードヒーティング面積の拡大を図る優先・非優先区画制御方式は、優先区画の融雪終了を優先して熱供給し、優先区画の融雪運転終了後、非優先区画の融雪運転を行う方式、または優先区画で融雪能力に余力が発生した場合、非優先区画にその余力熱量をまわす方式である。しかし本方式は、非優先区画の融雪処理を後回しにする低融雪品質化により融雪面積の拡大を図ることが目的であったため、低融雪品質化に伴う非優先区画のクレームが多く、また優先区画の発熱ユニットのピーク発熱量と設計熱量が同じ値で設計されており、設計熱量で連続して融雪運転を行う場合と比べて、融雪運転開始時の融雪立上がり時間を短縮する効果がなかった。
【011】本発明は、この様な課題を解決しようとするもので、融雪運転の開始時の融雪立上がり時間の短縮による融雪運転コスト削減と、温水パイプ式のロードヒーティング設備や、小規模ロードヒーティング設備等への適用範囲拡大を図ることが目的である。
【012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の課題を解決したロードヒーティングの制御方法を提供するもので、道路若しくはその類似物の表面近傍に発熱線、温水パイプ等の発熱体からなる発熱ユニットを埋設し、スイッチやポンプ等で発熱量を制御する給電装置または熱源装置を備えたロードヒーティング設備において、ロードヒーティング設置地域の降雪に対応できるように設定した単位面積当りの融雪熱量である設計熱量より大きいピーク発熱量を持ち、前記設計熱量で連続して融雪運転を開始したときの路面温度が、融雪運転開始時のマイナス温度から融雪温度に到達するまでの融雪立ち上がり時間より短いON・OFF周期を持ち、且つ前記設計熱量以上の時間当りの平均発熱量となる発熱パルスで、ON・OFF制御することを特徴とするロードヒーティング制御方法を第1発明とする。
【013】
また第1発明において、ロードヒーティング部分を複数の区画に分割し、給電装置または熱源装置と前記区画を並列に接続するロードヒーティング設備おいて、給電装置または熱源装置から熱を分割した一つの区画のみ供給し、その他の区画を停止し、順次熱供給する区画を切り替えて熱を供給制御することを特徴とするロードヒーティング制御方法を第2発明とする。
【発明の実施の形態】
【014】
以下本発明の実施の形態を説明する。
第1発明は、道路若しくはその類似物の表面近傍に発熱線、温水パイプ等の発熱体からなる発熱ユニットを埋設し、スイッチやポンプ等で発熱量を制御する給電装置または熱源装置を備えたロードヒーティング設備において、ロードヒーティング設置地域の降雪に対応できるように設定した単位面積当りの融雪熱量である設計熱量より大きいピーク発熱量を持ち、前記設計熱量で連続して融雪運転を開始したときの路面温度が、融雪運転開始時のマイナス温度から融雪温度に到達するまでの融雪立ち上がり時間より短いON・OFF周期をもつ発熱パルスで、ON・OFF制御を行うことにより、前記設計熱量で連続して融雪運転を行う従来技術に比べ、発熱パルスのOFF時間中の路面温度低下が防止されて、且つ路面温度が融雪運転開始時のマイナス温度から融雪温度に到達するまでの融雪立ち上がり時間が短縮される。
【015】また厳寒期等で設計熱量に相当する降雪が長時間あった場合、設計熱量以上の時間当りの平均発熱量となる発熱パルスで融雪運転するため、施工時に計画した気象条件と降雪量に対応した融雪能力以上で融雪運転できる。
【016】第2発明は、ロードヒーティング部分を複数の区画に分割し、給電装置または熱源装置と前記区画を並列に接続するロードヒーティング設備、すなわち従来技術のロードヒーティング設備おいて、給電装置または熱源装置から分割した一つの区画に発熱パルスを供給し、並列したその他の区画を停止する方法にすることにより、設計熱量より大きいピーク発熱量を持つ発熱パルスで融雪運転できるため、融雪立上がり時間が短縮される。
【017】また、前記第2発明の場合、給電装置または熱源装置から前記区画へ並列接続しているため、路面温度センサー,積雪センサー等の路面情報センサーが分割した区画毎に設置でき、分割した区画毎に最適な融雪制御ができる。
【018】
【実施例】
次に本発明の実施の形態を実施例により説明する。
図1は、ロードヒーティング設備を概念的に示した図である。熱源装置1は、熱源器2,演算装置3、降雪センサー4及びSW1,SW2から構成される。もちろん熱源装置1は、路面温度センサー,路面水分センサー,積雪センサー等の路面状況センサーを備える場合もあるが、ここでは説明しやすいように省略している。SW1,SW2は、ポンプ、弁又は電力用スイッチなどが使用できる。
【019】ロードヒーティング部分の発熱ユニット1、発熱ユニット2は、同じ面積で、同じ発熱仕様の同じ発熱容量を持つ温水パイプ式とします。前記発熱ユニット内の発熱体は、温水パイプの他に発熱線,面状発熱体、半導体式発熱体,ヒートパイプ等が使用できる。尚、各発熱ユニットの面積,発熱仕様,及び発熱容量は、異なるものを使用できるが、ここでは説明しやすいように同じものとしている。
熱源器2は、電力、ガス,石油等のボイラー、ヒートポンプ,燃料電池等の給電装置または熱源装置で、発熱ユニット1、発熱ユニット2に熱エネルギーを供給できる熱容量を持つものである。図1では、ロードヒーティング設備場所の気象条件の降雪に対応できる設計発熱量を200W/m2として、発熱ユニットA、発熱ユニットB同時に熱を供給できる熱容量を持つ熱源装置1とする。
【020】多くの実例から求められた経済的な設計発熱量は、関東以南の地方で170W/m2、東北,北陸,道南地方で200W/m2、東北山間部,道央地方で250W/m2、道東,道北地方で300W/m2が標準値とされている。また歩道橋の場合の設計発熱量は、東北,北陸,道南地方で250W/m2、東北山間部,道央地方で300W/m2、道東,道北地方で350W/m2が標準値とされている。
【021】演算装置3は、降雪センサー4からの降雪情報を基に、発熱パルスのON・OFF周期になるようにSW1,SW2を制御して融雪運転を行う機能を有する装置である。ここでは発熱パルスの形状を単純な方形波で説明するが、ノコギリ波,三角波,台形波等でもかまわない。
【022】図1の構成から設計発熱量で連続して融雪運転する従来例1について説明する。従来例1は、図2の1部分で降雪センサー4により降雪を検知すると、演算装置3がSW1,SW2を同時にONして設計発熱量200W/m2で融雪運転開始し、図2の2部分で降雪センサー4により降雪終了を検知し、降雪終了後の残雪がとけた図2の3で、SW1,SW2を同時にOFFして融雪運転を終了する。
【023】本発明1の実施例1は、演算装置3が図2の4部分で降雪センサー4により降雪を検知すると、設計熱量により一定発熱量で融雪運転して融雪路面温度が融雪運転開始のマイナス温度から融雪温度に到達するまでの時間より短い前記発熱パルスのON・OFF周期、例えば20分ON,20分OFFでSW1を制御して発熱ユニット1に熱を供給する融雪運転を開始する。そして図2の5で降雪センサー4により降雪終了を検知後、6で融雪運転を終了する。実施例1のロードヒーティング部分は発熱ユニット1のみとして、常時SW2をOFFしている発熱ユニット2は、実施例1の実施対象範囲外とする。
【024】発熱パルスのON・OFF周期は、約10分から約120分の周期が
適切である。
【025】このときの発熱パルスのピーク発熱量は、発熱面積が従来例1の半分となるため熱源器で加熱する温水量が減少し、温水パイプの中を流れる温水温度が上昇して設計熱量より大きいピーク発熱量の400W/m2となる。また発熱パルスによる発熱ユニットの時間当りの平均発熱量は、設計熱量と同じ200W/m2となる。
【026】前期発熱パルスと前記ON・OFF周期の発熱パルスと前記発熱ユニットの時間当りの平均発熱量により、融雪運転の開始時に設計熱量200W/m2で一定発熱させる従来例1に比べて、路面温度が融雪運転開始のマイナス温度から融雪温度に到達する融雪立上がり時間が短縮される。この効果を、従来例1と実施例1の融雪運転開始時の路面温度上昇の差として図3に示す。
【027】図4に示す第2発明の実施例2は、7の部分で降雪センサー4により降雪を検知すると、実施例1の運転方法と同じく演算装置3が、設計熱量より大きいピーク発熱量の400W/m2と、設計熱量により一定発熱量で融雪運転して融雪路面温度が融雪運転開始のマイナス温度から融雪温度に到達するまでの時間より短い発熱パルス、例えば20分ON,20分OFF周期と、且つ設計熱量以上の時間当りの平均発熱量200W/m2を持つ発熱パルスでSW1をON・OFF制御して発熱ユニット1の融雪運転を開始する。 次に演算装置3は、SW1がOFFになった図4の9でSW2をONして、発熱ユニット1と同じ融雪運転を発熱ユニット2で開始する。
【028】ロードヒーティング部を複数の区画に分割した図1で説明すると、その後SW2をOFFにして発熱体2を停止し、SW1をONして発熱体1のみ供給し、次にSW1をOFFにしてSW2をONにし発熱体2のみに熱を供給することを順番に切り替えて融雪運転終了の図4の10まで融雪運転する。
【029】また発熱ユニット1、発熱ユニット2は、ピーク発熱量400W/m2の
同じ発熱パルスと、20分ON,20分OFFの同じ周期の発熱パルスと、図4の7から8と9から10までの同じ融雪運転時間により、発熱ユニット1と発熱ユニット2の総熱供給量が同じとなり融雪状況に差が発生しない。
【030】さらに実施例2で発熱ユニット毎に路面状況に応じた個別融雪運転を行う場合は、発熱ユニット1,発熱ユニット2毎に、路面温度センサー,路面水分センサー,積雪センサー等の路面状況センサーを設置して演算装置3が最適な融雪運転時間を決定して融雪運転を行う。実施例2は、2分割制御であったが、さらに多くの区画、又は発熱体に分割して制御できる。
【031】また本特許は、揚水井からくみ上げた地下水,貯湯槽、又は熱交換器を熱源器、放熱体を発熱体と読み替えることで、無散水消雪設備にも適用できる。
【032】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の請求項1によれば、ロードヒーティング設置地域の降雪に対応できるように設定した単位面積当りの融雪熱量である設計熱量より大きいピーク発熱量を持ち、前記設計熱量で連続して融雪運転を開始したときの路面温度が、融雪運転開始時のマイナス温度から融雪温度に到達するまでの融雪立ち上がり時間より短いON・OFF周期を持ち、且つ前記設計熱量以上の時間当りの平均発熱量となる発熱パルスで、ON・OFF制御することにより、発熱パルスOFF時間中の路面温度低下が防止され、かつ路面温度が上昇し融雪運転開始時の融雪立上がり時間が短縮する効果がある。
【033】また、本発明の請求項1は、電気を発熱源とする発熱ユニットに対して1個の電力用スイッチで構成できるため、単独接続,直列接続切り替え回路が必要な先行技術1,先行技術2と比較して、低価格で小規模のロードヒーティング設備に適用できる。
【034】先行技術1,先行技術2の特徴である発熱ユニットを単独接続と直列接続に切り替える操作がないため、温水パイプの上流と下流側での融雪能力差が大きくなり融雪むらが発生する課題が発生しないので温水パイプ式ロードヒーティング設備等に適用できる。
【035】また、本発明の請求項2によれば、ロードヒーティング部分を複数の区画に分割し、給電装置または熱源装置と前記区画を並列に接続するロードヒーティング設備おいて、給電装置または熱源装置から熱を分割した一つの区画のみ供給し、その他の区画を停止し、順次熱供給する区画を切り替えて熱を供給制御できるため、既設の温水パイプ式ロードヒーティング設備の制御部分等の一部を改修することにより、融雪運転開始時の融雪立上がり時間が短縮される効果がある。
【036】また、前記請求項2の場合、給電装置または熱源装置と分割した区画が並列接続のため、分割した区画毎に積雪センサー等の路面情報により最適な制御ができ、先行技術2の優先区画と準優先区画の融雪状況に差による無駄な熱エネルギーの課題を解決できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】「ロードヒーティング設備の概念図である。」
【図2】「従来例1と実施例1の発熱量と融雪運転の時間関係図である。」
【図3】「従来例1と実施例1の融雪運転開始時の路面温度上昇図である。」
【図4】「実施例2の発熱量と融雪運転の時間関係図である。」
【符号の説明】
1:熱源装置1
2:熱源器2
3:演算装置3
4:降雪センサー4
5:発熱ユニット1
6:発熱ユニット2
A:設計発熱量で連続して融雪運転した従来例1の路面温度
B:発熱パルスで融雪運転した実施例1の路面温度
【産業上の利用分野】
本発明は、発熱体による発熱を利用して道路等の表面の雪氷を融解し除去するためのロードヒーティングの制御方法に関するものである。
【従来の技術】
【002】
【特許文献1】特公 第3273147号
【特許文献2】特公 第2825443号
一般的にロードヒーティング設備は、設置地域の過去の気象条件等から、ほとんどの降雪に対応できるように設定した設計熱量を算出し、ロードヒーティング面積から給電装置または熱源装置の融雪能力を決定している。厳寒期に降雪を検知して前記設計熱量で連続して融雪運転を開始する場合、設計熱量に比べて路面の熱伝導特性が悪いため、マイナスの温度から融雪温度になるまで数時間かかる場合があり問題となっている。
【003】ロードヒーティング制御技術は、前記融雪運転開始時の路面温度がマイナス温度から融雪温度に到達するまでの融雪立ち上り時間を、如何に短縮することが重要な課題の一つである。
この解決手段として、路面の温度を予め温めておく予熱運転が知られているが、寒冷地ほど消費熱量が増加する運転方法であり、予め温めておくため、直接融雪に係わらない無駄な熱エネルギーを消費するものである。
【004】上述した課題を解決するために、特許文献1に記載された先行技術1は、第1,第2及び第3の発熱体とこれらに電力を供給する電源と、第1〜第3の発熱体のいずれか1つの発熱体を選択するとともに、残りの2つを選択してそれらを直列に接続し、所定の時間間隔で、選択する前記1つの発熱体が順次変わるように切り替えを行うスイッチング部を具備したことを特徴としている。すなわち先行技術1は、選択した1つの発熱体の高発熱量で路面の急激な温度上昇を図り、その後発熱体を直列接続して低発熱量で発熱して保温を図るサイクルを繰り返して融雪運転開始時の融雪立上がり時間を短縮するものである。
【005】また上述した課題を解決するために、特許文献2に記載された先行技術2は、融雪運転開始時に準優先区画Bを停止し、優先区画Aのみ優先して高い発熱密度すなわち高発熱量で急速融雪運転を行うことで優先区画Aの融雪運転開始時の融雪立上がり時間を短縮して予運転を不要にするものである。そして融雪路面が融雪温度に到達後、優先区画Aと準優先区画Bとを直列に接続して定常発熱量すなわち設計熱量で融雪運転に切替える方式である。
【発明が解決しようとする課題】
【006】しかしながら、前記先行技術は、以下のような問題があった。
即ち、前記先行技術1は、制御対象の発熱ユニットに対して1個の電力用スイッチで最小構成できる従来技術と比較して、単独接続,直列接続の切り替え回路により3個の電力用スイッチと3つの発熱体が最小構成として必要となり、小規模のロードヒーティング設備には高価であった。
【007】また前記先行技術2は、優先区画,準優先区画の区画設計に電力と面積との配分を考慮する点や、車両通行効果等の施工場所の特性を考慮する特殊性から施工場所が限定される課題と、前記先行技術1と同じく単独接続,直列接続の切り替え回路が必要となり、小規模のロードヒーティング設備には高価であった。
【008】さらに先行技術2は、優先区画の融雪立上がり短縮のために準優先区画の定常融雪運転を停止して、優先区画の発熱量を大きくする方法をとっているため、厳寒期には優先区画と準優先区画の融雪状況に差が発生して道路利用者からのクレームの原因となる。このクレーム対策として、準優先区画を積雪センサー等の路面情報により融雪終了まで定常融雪運転を行うと、融雪完了後の優先区画も同様に定常融雪運転を実施することになり、直接融雪に係わらない無駄な熱エネルギーを消費するものである。
【009】温水パイプ式のロードヒーティング設備に、先行技術1,先行技術2の単独接続,直列接続の考え方を適用しようと考えた場合、単独接続と比べた直列接続は、温水パイプの上流と下流側での融雪能力差が大きくなり融雪むらが発生する課題があった。
【010】また従来からある給電装置の能力を変えずにロードヒーティング面積の拡大を図る優先・非優先区画制御方式は、優先区画の融雪終了を優先して熱供給し、優先区画の融雪運転終了後、非優先区画の融雪運転を行う方式、または優先区画で融雪能力に余力が発生した場合、非優先区画にその余力熱量をまわす方式である。しかし本方式は、非優先区画の融雪処理を後回しにする低融雪品質化により融雪面積の拡大を図ることが目的であったため、低融雪品質化に伴う非優先区画のクレームが多く、また優先区画の発熱ユニットのピーク発熱量と設計熱量が同じ値で設計されており、設計熱量で連続して融雪運転を行う場合と比べて、融雪運転開始時の融雪立上がり時間を短縮する効果がなかった。
【011】本発明は、この様な課題を解決しようとするもので、融雪運転の開始時の融雪立上がり時間の短縮による融雪運転コスト削減と、温水パイプ式のロードヒーティング設備や、小規模ロードヒーティング設備等への適用範囲拡大を図ることが目的である。
【012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の課題を解決したロードヒーティングの制御方法を提供するもので、道路若しくはその類似物の表面近傍に発熱線、温水パイプ等の発熱体からなる発熱ユニットを埋設し、スイッチやポンプ等で発熱量を制御する給電装置または熱源装置を備えたロードヒーティング設備において、ロードヒーティング設置地域の降雪に対応できるように設定した単位面積当りの融雪熱量である設計熱量より大きいピーク発熱量を持ち、前記設計熱量で連続して融雪運転を開始したときの路面温度が、融雪運転開始時のマイナス温度から融雪温度に到達するまでの融雪立ち上がり時間より短いON・OFF周期を持ち、且つ前記設計熱量以上の時間当りの平均発熱量となる発熱パルスで、ON・OFF制御することを特徴とするロードヒーティング制御方法を第1発明とする。
【013】
また第1発明において、ロードヒーティング部分を複数の区画に分割し、給電装置または熱源装置と前記区画を並列に接続するロードヒーティング設備おいて、給電装置または熱源装置から熱を分割した一つの区画のみ供給し、その他の区画を停止し、順次熱供給する区画を切り替えて熱を供給制御することを特徴とするロードヒーティング制御方法を第2発明とする。
【発明の実施の形態】
【014】
以下本発明の実施の形態を説明する。
第1発明は、道路若しくはその類似物の表面近傍に発熱線、温水パイプ等の発熱体からなる発熱ユニットを埋設し、スイッチやポンプ等で発熱量を制御する給電装置または熱源装置を備えたロードヒーティング設備において、ロードヒーティング設置地域の降雪に対応できるように設定した単位面積当りの融雪熱量である設計熱量より大きいピーク発熱量を持ち、前記設計熱量で連続して融雪運転を開始したときの路面温度が、融雪運転開始時のマイナス温度から融雪温度に到達するまでの融雪立ち上がり時間より短いON・OFF周期をもつ発熱パルスで、ON・OFF制御を行うことにより、前記設計熱量で連続して融雪運転を行う従来技術に比べ、発熱パルスのOFF時間中の路面温度低下が防止されて、且つ路面温度が融雪運転開始時のマイナス温度から融雪温度に到達するまでの融雪立ち上がり時間が短縮される。
【015】また厳寒期等で設計熱量に相当する降雪が長時間あった場合、設計熱量以上の時間当りの平均発熱量となる発熱パルスで融雪運転するため、施工時に計画した気象条件と降雪量に対応した融雪能力以上で融雪運転できる。
【016】第2発明は、ロードヒーティング部分を複数の区画に分割し、給電装置または熱源装置と前記区画を並列に接続するロードヒーティング設備、すなわち従来技術のロードヒーティング設備おいて、給電装置または熱源装置から分割した一つの区画に発熱パルスを供給し、並列したその他の区画を停止する方法にすることにより、設計熱量より大きいピーク発熱量を持つ発熱パルスで融雪運転できるため、融雪立上がり時間が短縮される。
【017】また、前記第2発明の場合、給電装置または熱源装置から前記区画へ並列接続しているため、路面温度センサー,積雪センサー等の路面情報センサーが分割した区画毎に設置でき、分割した区画毎に最適な融雪制御ができる。
【018】
【実施例】
次に本発明の実施の形態を実施例により説明する。
図1は、ロードヒーティング設備を概念的に示した図である。熱源装置1は、熱源器2,演算装置3、降雪センサー4及びSW1,SW2から構成される。もちろん熱源装置1は、路面温度センサー,路面水分センサー,積雪センサー等の路面状況センサーを備える場合もあるが、ここでは説明しやすいように省略している。SW1,SW2は、ポンプ、弁又は電力用スイッチなどが使用できる。
【019】ロードヒーティング部分の発熱ユニット1、発熱ユニット2は、同じ面積で、同じ発熱仕様の同じ発熱容量を持つ温水パイプ式とします。前記発熱ユニット内の発熱体は、温水パイプの他に発熱線,面状発熱体、半導体式発熱体,ヒートパイプ等が使用できる。尚、各発熱ユニットの面積,発熱仕様,及び発熱容量は、異なるものを使用できるが、ここでは説明しやすいように同じものとしている。
熱源器2は、電力、ガス,石油等のボイラー、ヒートポンプ,燃料電池等の給電装置または熱源装置で、発熱ユニット1、発熱ユニット2に熱エネルギーを供給できる熱容量を持つものである。図1では、ロードヒーティング設備場所の気象条件の降雪に対応できる設計発熱量を200W/m2として、発熱ユニットA、発熱ユニットB同時に熱を供給できる熱容量を持つ熱源装置1とする。
【020】多くの実例から求められた経済的な設計発熱量は、関東以南の地方で170W/m2、東北,北陸,道南地方で200W/m2、東北山間部,道央地方で250W/m2、道東,道北地方で300W/m2が標準値とされている。また歩道橋の場合の設計発熱量は、東北,北陸,道南地方で250W/m2、東北山間部,道央地方で300W/m2、道東,道北地方で350W/m2が標準値とされている。
【021】演算装置3は、降雪センサー4からの降雪情報を基に、発熱パルスのON・OFF周期になるようにSW1,SW2を制御して融雪運転を行う機能を有する装置である。ここでは発熱パルスの形状を単純な方形波で説明するが、ノコギリ波,三角波,台形波等でもかまわない。
【022】図1の構成から設計発熱量で連続して融雪運転する従来例1について説明する。従来例1は、図2の1部分で降雪センサー4により降雪を検知すると、演算装置3がSW1,SW2を同時にONして設計発熱量200W/m2で融雪運転開始し、図2の2部分で降雪センサー4により降雪終了を検知し、降雪終了後の残雪がとけた図2の3で、SW1,SW2を同時にOFFして融雪運転を終了する。
【023】本発明1の実施例1は、演算装置3が図2の4部分で降雪センサー4により降雪を検知すると、設計熱量により一定発熱量で融雪運転して融雪路面温度が融雪運転開始のマイナス温度から融雪温度に到達するまでの時間より短い前記発熱パルスのON・OFF周期、例えば20分ON,20分OFFでSW1を制御して発熱ユニット1に熱を供給する融雪運転を開始する。そして図2の5で降雪センサー4により降雪終了を検知後、6で融雪運転を終了する。実施例1のロードヒーティング部分は発熱ユニット1のみとして、常時SW2をOFFしている発熱ユニット2は、実施例1の実施対象範囲外とする。
【024】発熱パルスのON・OFF周期は、約10分から約120分の周期が
適切である。
【025】このときの発熱パルスのピーク発熱量は、発熱面積が従来例1の半分となるため熱源器で加熱する温水量が減少し、温水パイプの中を流れる温水温度が上昇して設計熱量より大きいピーク発熱量の400W/m2となる。また発熱パルスによる発熱ユニットの時間当りの平均発熱量は、設計熱量と同じ200W/m2となる。
【026】前期発熱パルスと前記ON・OFF周期の発熱パルスと前記発熱ユニットの時間当りの平均発熱量により、融雪運転の開始時に設計熱量200W/m2で一定発熱させる従来例1に比べて、路面温度が融雪運転開始のマイナス温度から融雪温度に到達する融雪立上がり時間が短縮される。この効果を、従来例1と実施例1の融雪運転開始時の路面温度上昇の差として図3に示す。
【027】図4に示す第2発明の実施例2は、7の部分で降雪センサー4により降雪を検知すると、実施例1の運転方法と同じく演算装置3が、設計熱量より大きいピーク発熱量の400W/m2と、設計熱量により一定発熱量で融雪運転して融雪路面温度が融雪運転開始のマイナス温度から融雪温度に到達するまでの時間より短い発熱パルス、例えば20分ON,20分OFF周期と、且つ設計熱量以上の時間当りの平均発熱量200W/m2を持つ発熱パルスでSW1をON・OFF制御して発熱ユニット1の融雪運転を開始する。 次に演算装置3は、SW1がOFFになった図4の9でSW2をONして、発熱ユニット1と同じ融雪運転を発熱ユニット2で開始する。
【028】ロードヒーティング部を複数の区画に分割した図1で説明すると、その後SW2をOFFにして発熱体2を停止し、SW1をONして発熱体1のみ供給し、次にSW1をOFFにしてSW2をONにし発熱体2のみに熱を供給することを順番に切り替えて融雪運転終了の図4の10まで融雪運転する。
【029】また発熱ユニット1、発熱ユニット2は、ピーク発熱量400W/m2の
同じ発熱パルスと、20分ON,20分OFFの同じ周期の発熱パルスと、図4の7から8と9から10までの同じ融雪運転時間により、発熱ユニット1と発熱ユニット2の総熱供給量が同じとなり融雪状況に差が発生しない。
【030】さらに実施例2で発熱ユニット毎に路面状況に応じた個別融雪運転を行う場合は、発熱ユニット1,発熱ユニット2毎に、路面温度センサー,路面水分センサー,積雪センサー等の路面状況センサーを設置して演算装置3が最適な融雪運転時間を決定して融雪運転を行う。実施例2は、2分割制御であったが、さらに多くの区画、又は発熱体に分割して制御できる。
【031】また本特許は、揚水井からくみ上げた地下水,貯湯槽、又は熱交換器を熱源器、放熱体を発熱体と読み替えることで、無散水消雪設備にも適用できる。
【032】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の請求項1によれば、ロードヒーティング設置地域の降雪に対応できるように設定した単位面積当りの融雪熱量である設計熱量より大きいピーク発熱量を持ち、前記設計熱量で連続して融雪運転を開始したときの路面温度が、融雪運転開始時のマイナス温度から融雪温度に到達するまでの融雪立ち上がり時間より短いON・OFF周期を持ち、且つ前記設計熱量以上の時間当りの平均発熱量となる発熱パルスで、ON・OFF制御することにより、発熱パルスOFF時間中の路面温度低下が防止され、かつ路面温度が上昇し融雪運転開始時の融雪立上がり時間が短縮する効果がある。
【033】また、本発明の請求項1は、電気を発熱源とする発熱ユニットに対して1個の電力用スイッチで構成できるため、単独接続,直列接続切り替え回路が必要な先行技術1,先行技術2と比較して、低価格で小規模のロードヒーティング設備に適用できる。
【034】先行技術1,先行技術2の特徴である発熱ユニットを単独接続と直列接続に切り替える操作がないため、温水パイプの上流と下流側での融雪能力差が大きくなり融雪むらが発生する課題が発生しないので温水パイプ式ロードヒーティング設備等に適用できる。
【035】また、本発明の請求項2によれば、ロードヒーティング部分を複数の区画に分割し、給電装置または熱源装置と前記区画を並列に接続するロードヒーティング設備おいて、給電装置または熱源装置から熱を分割した一つの区画のみ供給し、その他の区画を停止し、順次熱供給する区画を切り替えて熱を供給制御できるため、既設の温水パイプ式ロードヒーティング設備の制御部分等の一部を改修することにより、融雪運転開始時の融雪立上がり時間が短縮される効果がある。
【036】また、前記請求項2の場合、給電装置または熱源装置と分割した区画が並列接続のため、分割した区画毎に積雪センサー等の路面情報により最適な制御ができ、先行技術2の優先区画と準優先区画の融雪状況に差による無駄な熱エネルギーの課題を解決できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】「ロードヒーティング設備の概念図である。」
【図2】「従来例1と実施例1の発熱量と融雪運転の時間関係図である。」
【図3】「従来例1と実施例1の融雪運転開始時の路面温度上昇図である。」
【図4】「実施例2の発熱量と融雪運転の時間関係図である。」
【符号の説明】
1:熱源装置1
2:熱源器2
3:演算装置3
4:降雪センサー4
5:発熱ユニット1
6:発熱ユニット2
A:設計発熱量で連続して融雪運転した従来例1の路面温度
B:発熱パルスで融雪運転した実施例1の路面温度
Claims (2)
- 道路若しくはその類似物の表面近傍に発熱線、温水パイプ等の発熱体からなる発熱ユニットを埋設し、スイッチやポンプ等で発熱量を制御する給電装置または熱源装置を備えたロードヒーティング設備において、ロードヒーティング設置地域の降雪に対応できるように設定した単位面積当りの融雪熱量である設計熱量より大きいピーク発熱量を持ち、前記設計熱量で連続して融雪運転を開始したときの路面温度が、融雪運転開始時のマイナス温度から融雪温度に到達するまでの融雪立ち上がり時間より短いON・OFF周期を持ち、且つ前記設計熱量以上の時間当りの平均発熱量となる発熱パルスで、ON・OFF制御することを
特徴とするロードヒーティング制御方法。 - 請求項1において、ロードヒーティング部分を複数の区画に分割し、給電装置または熱源装置と前記区画を並列に接続するロードヒーティング設備おいて、給電装置または熱源装置から熱を分割した一つの区画のみ供給し、その他の区画を停止し、順次熱供給する区画を切り替えて熱を供給制御することを特徴とするロードヒーティング制御方法。
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JP2002266346A JP2004100347A (ja) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | ロードヒーティングの制御方式 |
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- 2002-09-12 JP JP2002266346A patent/JP2004100347A/ja active Pending
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