JP2002369294A - 補聴器の制御装置および補聴器の制御システム - Google Patents

補聴器の制御装置および補聴器の制御システム

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JP2002369294A JP2001169494A JP2001169494A JP2002369294A JP 2002369294 A JP2002369294 A JP 2002369294A JP 2001169494 A JP2001169494 A JP 2001169494A JP 2001169494 A JP2001169494 A JP 2001169494A JP 2002369294 A JP2002369294 A JP 2002369294A
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嘉之 吉住
Hiroshi Kondo
浩 近藤
Yoshimasa Shimokouchi
芳真 下河内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で、可搬性に優れ、かつ遠隔操作が可能
な補聴器の制御装置および補聴器の制御システムを提供
する。 【解決手段】 携帯電話5から出力されるDTMFトー
ンを検出するDTMF検出手段11と、DTMF検出手段
11が検出したDTMFトーンに対応した設定機能を有
し、設定機能に応じた出力信号を補聴器2に出力するこ
とにより、補聴器2の各種特性を設定するコマンド判定
手段12とを備えたコントローラ3を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話から出力
されるトーン信号を利用して補聴器の各種特性を設定す
ることができる補聴器の制御装置および補聴器の制御シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に使用される補聴器にあっては、使
用者の聴覚の状態に応じた種々の特性(例えば、音量、
使用周波数)に設定することが可能となっており、この
特性を設定するに際しては専用の制御装置を使用してい
る。
【0003】従来のこの種の制御装置としては、例え
ば、特開平2−149200号公報に記載されたような
ものがあり、このものは、マイクロコントローラ、マス
タープログラムモジュール、補聴器の特性データが記憶
されるファームプログラムモジュール、キーボード、デ
ィスプレイ、補聴器インターフェース等を備えている。
【0004】ファームプログラムモジュールには、複数
個の補聴器が装着可能となっており、各メーカーの補聴
器の種類によって必要とされる特性データの方式の選択
が可能になっている。この選択時に、操作者はディスプ
レイに指示された項目をキーボードで選択しながら書込
みデータの設定を行ない、この書込みデータで補聴器の
各種特性を設定するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の制御装置にあっては、キーボードやディスプ
レイを備えた専用のコントローラが必要となるため、装
置の部品点数が増大してしまうとともに大型化してしま
うという問題があった。
【0006】また、補聴器の設定は専門の技術者が行な
う必要があり、専門の技術者が制御装置の前で補聴器の
設定をしなければならず、すなわち、使用者が制御装置
のある場所に行かなければならず補聴器を遠隔地から調
整することができないという問題があった。
【0007】本発明は、上記従来の問題を解決するため
のものであり、小型で、可搬性に優れ、かつ遠隔操作が
可能な補聴器の制御装置および補聴器の制御システムを
提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の補聴器の制御装
置は、DTMF(Dual Tone Multi Frequency)等のト
ーン信号が入力される入力手段と、前記入力手段に入力
されたトーン信号に対応した設定機能を有し、前記設定
機能に応じた出力信号を前記補聴器に出力することによ
り、前記補聴器の各種特性を設定する設定手段とを備え
て構成される。
【0009】このような構成により、トーン信号を出力
可能な装置、例えば、携帯電話を制御装置に接続し、携
帯電話から入力されたトーン信号に対応した設定機能に
応じた出力信号を補聴器に出力することにより、補聴器
の各種特性を簡単に設定することができる。
【0010】このため、小型で、かつ可搬性に優れた制
御装置を提供することができる。
【0011】また、本発明の補聴器の制御装置は、前記
制御装置または前記補聴器の各種エラー情報を検出する
検出手段と、前記検出手段からの検出情報に基づいて前
記エラー情報を表示する表示手段とを備えて構成され
る。
【0012】このような構成により、補聴器と制御装置
が未接続のとき、操作者が入力したトーン信号が何等か
の理由で無効となったとき、あるいは補聴器に故障等が
発生したとき等の理由により、エラーが発生したとき
に、容易に確認することができる。
【0013】また、本発明の補聴器の制御装置は、前記
検出手段は、前記制御手段または前記補聴器の電源が投
入されたことを検出するとともに、前記表示手段は、前
記電源が投入されたことを表示するように構成される。
【0014】このような構成により、電源の投入、未投
入を容易に識別することができる。
【0015】また、本発明の補聴器の制御装置は、前記
表示手段は、前記設定手段からの指令に基づき、前記補
聴器の各種特性に応じた表示を行なうように構成され
る。
【0016】このような構成により、現在補聴器に対し
てどのような設定を行なっているのかを容易に把握する
ことができる。
【0017】また、本発明の補聴器の制御装置は、前記
検出手段は、前記制御装置または前記補聴器の電池が消
耗されたことを検出するとともに、前記表示手段は、前
記消耗情報を表示するように構成される。
【0018】このような構成により、使用者に電池の交
換を容易に促すことができる。
【0019】また、本発明の補聴器の制御装置は、前記
設定手段は、前記トーン信号の未入力時に低電力モード
に移行するように構成される。
【0020】このような構成により、電力の使用を必要
最小限に抑えることができる。
【0021】また、本発明の補聴器の制御装置は、前記
設定手段は、前記トーン信号が入力してから一定時間の
間に前記トーン信号が入力しないときにCPUを停止さ
せ、補聴器の電源供給を自動的に切るように構成され
る。
【0022】このような構成により、不要な待機電力が
消費されるのを防止することができる。
【0023】また、本発明の補聴器の制御システムは、
前記検出手段が、携帯電話から入力される前記トーン信
号を検出し、前記携帯電話は、通信回線を介してWeb
サーバから前記補聴器の各種特性を取得して表示画面に
表示する制御機能を有し、前記携帯電話を前記表示画面
に表示された各種特性に応じて操作することにより、前
記検出手段が前記携帯電話から前記トーン信号を検出す
るように構成される。
【0024】このような構成により、補聴器の各種特性
の入力を既存の携帯電話を使用して行なうことができ、
専用の構成装置が不要になる。このため、制御装置の製
造コストが増大するのを防止することができる。
【0025】また、補聴器の制御装置に接続された携帯
電話に他の電話機(PHSや有線の電話等)からトーン
信号を送信することにより、制御装置を携帯電話を介し
て他の電話機で操作することができるため、制御装置を
遠隔操作して補聴器を調整することができる。
【0026】さらに、携帯電話の画面表示に従って携帯
電話を操作して操作内容に応じたトーン信号を制御装置
に出力することにより、補聴器の各種特性を簡単に設定
することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0028】図1〜図10は本発明に係る補聴器の制御装
置および補聴器の制御システムの一実施形態を示す図で
ある。
【0029】まず、構成を説明する。図1は補聴器の制
御システムを示す図であり、図1において、制御システ
ム1は、補聴器ケーブル2aを介して補聴器2に接続さ
れるコントローラ(制御装置)3と、コントローラ3に
ケーブル4を介して接続される携帯電話5と、通信タワ
ー6を介して接続可能なサーバ装置(NTTドコモグル
ープが開発したiモードサービスを提供するiモードW
ebサーバ等)7とを備えて構成されている。
【0030】補聴器2は各種特性を有しており、その各
種特性としては、CF(CrossoverFrequence)、TK
(閾値設定)、Low(低域側調整)、High(高域
側調整)、MOP(最大出力設定)、Vol(音量設
定)等がある。
【0031】コントローラ3(制御装置)は、図2に示
すように、携帯電話5の操作ボタン5a、すなわち、テ
ンキー、#、*等を押下することにより、出力されるD
TMF(Dual Tone Multi Frequency)トーン(信号)
が入力され、このDTMFトーンを検出するDTMFト
ーン検出手段(入力手段)11と、DTMFトーン検出手
段11が検出したDTMFトーン(信号)に対応した設定
機能(後述)を有し、この設定機能に応じた出力信号を
生成するCPU(Central Processing Unit)、ROM
(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)
等からなるコマンド判定手段(設定手段)12と、補聴器
の機種とその機種に応じた設定機能が関連付けられて記
憶されたデータテーブル記憶手段13と、補聴器2に接続
され、コマンド判定手段12によって設定された機能に応
じた信号を補聴器2に出力する補聴器インターフェース
14と、補聴器2の電源を制御する補聴器電源制御手段15
と、コントローラ3の各種表示を行なう表示手段22とか
ら構成されている。
【0032】表示手段22は、図3で示すように電源の投
入時に点灯される電源表示部(POWERで示す)17、
補聴器表示部(HAで示す)18、電話表示部(TELで
示す)19、性能表示部(PARAMETERで示す)20
およびエラー表示部21を備えており、これら各表示部17
〜21は全てLEDから構成されている。
【0033】電源表示部17は、電源投入スイッチ16がO
Nされたときに点灯するとともに、電源OFF時に消灯
するようになっている。また、電源表示部17はコントロ
ーラ3の電池が消耗したときに点滅するとともに、電池
が過放電したときに消灯するようになっている。
【0034】また、補聴器表示部18は、補聴器2への電
源供給がOFFのときに消灯するとともに、補聴器2へ
の電源供給がONのときに点灯するようになっている。
また、補聴器2とコントローラ3が通信中のときに一瞬
消灯後に点灯するとともに、補聴器2内に電池が入った
ままの場合に遅い点滅を行ない、さらに、コントローラ
3と補聴器2の接続エラーが発生したときに速く点滅す
るようになっている。
【0035】また、電話表示部19は待機時には消灯して
おり、携帯電話5からDTMFトーンが入力されときに
点滅するようになっている。
【0036】また、性能表示部20は6つの表示部20a〜
20fを備えており、表示部20aは携帯電話5からLow
に相当するトーン信号が入力したときに点灯し、表示部
20bは携帯電話5からHighに相当するトーン信号が
入力したときに点灯し、表示部20cは携帯電話5からM
OPに相当するトーン信号が入力したときに点灯し、表
示部20dは携帯電話5からCFに相当するトーン信号が
入力したときに点灯し、表示部20eは携帯電話5からT
Kに相当するトーン信号が入力したときに点灯し、表示
部20fはDTMFトーンからVolに相当するトーン信
号が入力したときに点灯するようになっている。また、
性能表示部20は補聴器2の設定が終了したときに消灯す
る。
【0037】また、エラー表示部21は、例えば、携帯電
話5から入力したDTMF信号が何等かの理由で無効と
なったとき、あるいは補聴器2に故障が発生したとき等
の理由によりエラーが発生したときに、点灯するととも
に、正常時に消灯するようになっている(以上の表示手
段22の表示内容は図4参照)。
【0038】また、これらの上述した各種エラー検出や
電池の残量検出等はコマンド判定手段12によって検出さ
れるようになっており、コマンド判定手段12はこれら検
出情報に基づいて表示手段22を点灯制御するようになっ
ている。
【0039】なお、本実施形態では、コマンド判定手段
12が設定手段を構成している。
【0040】また、コマンド判定手段12は携帯電話5か
らDTMFトーンが入力されないときに、コントローラ
3のCPUの動作を停止する低電力モードに移行するよ
うになっており、携帯電話5からDTMF信号が入力し
た時点でコントローラ3のCPUの動作を開始して電力
を供給するようになっている。
【0041】また、コマンド判定手段12は、タイマーを
備えており、携帯電話5からDTMFトーンが入力して
から一定時間の間にDTMFトーンが入力されないとき
に電源を自動的に切るようになっている。
【0042】一方、図1において、携帯電話5から通信
タワー6を介してサーバ装置7に接続されており、サー
バ装置7のweb上のプログラムをダウンロードして表
示するようになっている。
【0043】具体的には、図5に示すように、webの
検出画面(状態0)、補聴器のタイプの選択画面(状態
1)、補聴器の品番の選択画面(状態2)、補聴器の性
能の選択画面(状態3)、各性能のそれぞれを調整する
選択画面(状態4)が表示されるようになっている。
【0044】また、サーバ装置7のwebはPC8から
アップロード可能になっており、PC7を使って性能等
が逐次更新可能になっている。
【0045】また、携帯電話5は中継機9を介して他の
電話機(PHSや有線の電話機等)10からDTMFトー
ンが入力可能になっており、コントローラ3は他の電話
機10を操作することにより、携帯電話5を介して遠隔操
作可能になっている。
【0046】次に、図6〜図10のフローチャートに基づ
いて補聴器2の性能設定方法を説明する。なお、図6〜
図10のフローチャートは、コマンド判定手段12のROM
に記憶され、CPUによって実行される制御プログラム
である。
【0047】まず、図6のフローチャートに基づいて電
源スイッチ16をONにしたときの処理を説明する。
【0048】まず、電源スイッチ16をONにして電源を
投入すると(ステップS1)、リセットされた後(ステ
ップS2)、コマンド設定手段12のCPUの作動が開始
される(ステップS3)。次いで、CPUのポートやレ
ジスタが設定された後(ステップS4)、電源表示部17
が点灯されるとともに、コントローラ3の各電子機器に
電力供給を停止してDTMFトーンの入力待ち状態とな
る(ステップS5)。
【0049】次に、図7、8のフローチャートに基づい
て補聴器2とコントローラ3の接続時の処理と接続エラ
ー検出時の処理を説明する。
【0050】図7において、まず、補聴器2とコントロ
ーラ3の接続状態を検出し(ステップS11)、補聴器2
とコントローラ3の接続が十分でない場合には、図8の
ステップS21においてエラーフラグをONにする。次い
で、エラー表示部21を点灯させた後(ステップS22)、
補聴器表示部18を速く点滅させる(ステップS23)。
【0051】一方、ステップS11で補聴器2とコントロ
ーラ3の接続が正常である場合には、今回コントローラ
3に接続された補聴器と前回コントローラ3に接続され
た補聴器が同じであるか否かを判別するために、補聴器
2のメモリチップのIDを検出した後、メモリチップか
らデータを読み出す(ステップS12)。ここで、正常に
読み出せない場合には、エラーと判断して図8のフロー
チャートを実行する。
【0052】次いで、データを正常に読み込めた場合に
は、補聴器の機種が前回と一致していたか否かを判別し
(ステップS13)、一致していた場合には今回の処理を
終了する。
【0053】次に、図9のフローチャートに基づいて、
コントローラ3にDTMFトーンが入力したときの割込
み処理を説明する。
【0054】まず、DTMFトーン検出手段11に携帯電
話5のからテンキー、#、*等に対応したDTMFトー
ンが入力した場合には、CPUの停止を解除した後(ス
テップS31)、割込み処理を禁止する(ステップS3
2)。次いで、入力したDTMFシリアルデータをコマ
ンド設定手段12で読み取った後(ステップS33)、DT
MFデータをRAMに一旦格納して(ステップS34)、
割込み処理を許可して(ステップS35)、処理を終了す
る。
【0055】次に、図10のフローチャートおよび図5の
携帯電話5の出力画面に基づいて携帯電話5からコント
ローラ3にDTMFトーンを入力して補聴器2を制御す
る方法を説明する。
【0056】まず、携帯電話5を操作してサーバ装置7
を呼び出して補聴器の調整を行なうwebを表示する
(図5の状態0)。ここで、操作者は操作ボタンの*を
押下すると、図5の状態1の画面に移行する。次いで、
調整する補聴器を選択するために補聴器のタイプ1〜4
の中から所望のタイプの補聴器を選択するために操作ボ
タンの1〜4の何れかを押下する。
【0057】このとき、押下した操作ボタンに対応して
図5の状態2の画面に移行するため、補聴器の品番を選
択するために画面の指示に従って操作ボタンを操作す
る。このとき、図5の状態3の画面に移行するため、画
面の指示に従って補聴器の性能を選択する。このとき、
状態4の画面に移行するために、画面の指示に従って操
作ボタンを押下して各種性能をそれぞれ選択する。
【0058】携帯電話5でこのような操作を行なったと
きにコントローラ3は、図9のフローチャートを実行す
る。このフローチャートの具体的なフローチャートが図
10で示すものである。
【0059】すなわち、携帯電話5から出力されるDT
MFトーンをDTMFトーン検出手段11で検出したとき
にコマンド判定手段12でDTMFトーンを判別する。こ
のとき、データテーブル記憶手段13に記憶されたデータ
を参照して状態を判断する(データテーブル記憶手段13
には状態0〜4に対応した補聴器の機種の性能が格納さ
れている)。
【0060】まず、状態で0である場合には、*が入力
したか否かを判別し(ステップS41)、正常に入力しな
かった場合には、エラー表示部21を点灯し(ステップS
42)、正常に入力した場合には、待機状態に移行する
(ステップS43)。
【0061】次いで、状態1である場合には、状態1に
設定されたか否かを判別した後、*が入力された場合に
初期化処理であるReady処理を実行し、テンキーが入力
された場合には(ステップS46)、補聴器2のタイプに
対応した1〜4の何れかのDTMFトーンが入力された
か否かを判別する(ステップS47)。
【0062】ここで、DTMFトーンが1であった場合
には補聴器のタイプがCIC、2であった場合にはカナ
ル、3であった場合にはコンチャ、4であった場合には
耳かけである。そして、このDTMFトーンの何れかが
入力されたものであるか判別し、正常に入力しなかった
場合には、エラー表示部21を点灯し(ステップS48)、
正常に入力した場合に補聴器2のタイプ情報をRAMに
記憶した後(ステップS49)、現在の状態2として復帰
する(ステップS50)。
【0063】次いで、状態2に設定されたか否かを判断
した後、*が入力された場合に初期化処理であるReady
処理を実行し、テンキーが入力された場合には(ステッ
プS51)、補聴器2の品番に対応した1〜3の何れかの
DTMFトーンが入力されたか否かを判別する(ステッ
プS52)。
【0064】ここで、DTMFトーンが正常に入力しな
かった場合には、エラー表示部21を点灯し(ステップS
53)、正常に入力した場合に補聴器2の品番情報をRA
Mに記憶した後(ステップS54)、補聴器電源制御手段
15からの検出情報に基づいて補聴器の電池があるか否か
を判別する(ステップS55)。
【0065】このとき、補聴器2内に電池がある場合に
は、既に前に調整していた補聴器がコントローラ3に接
続されていたものと判断してエラー表示部21にバッテリ
ーエラーとして表示を行ない(ステップS56)、電池が
ない場合には、すなわち、今回調整する補聴器をコント
ローラ3に接続して補聴器2の電源をONにする(ステ
ップS57)。
【0066】次いで、補聴器2が正常に接続されている
か否かを確認し(ステップS58)、正常に接続されてい
ない場合には、補聴器表示部18の点滅を速く行なってエ
ラー表示を行なう(ステップS59)。また、正常に接続
されている場合には、データを読み込んで(ステップS
60)、補聴器2の機種とICが一致しているか否かを判
別し(ステップS61)、一致していない場合には補聴器
表示部18の点滅を速く行なってエラー表示を行なう(ス
テップS62)。
【0067】また、補聴器の機種とICが一致している
場合には参照データとして補聴器2の機種とICデータ
を記憶して(ステップS63)、現在の状態3として復帰
する(ステップS64)。
【0068】次いで、状態3に設定されたか否かを判断
した後、*が入力された場合に初期化処理であるReady
処理を実行し、テンキーが入力された場合には(ステッ
プS65)、補聴器2の性能に対応した1〜6の何れかの
DTMFトーンが入力されたか否かを判別する(ステッ
プS66)。
【0069】ここで、DTMFトーンが0であれば全て
のパラメータ、DTMFトーンが1であればCF、2で
あればTK、3であればLow、4であればHigh、
5であればMOP、6であればVolと判断する。そし
て、DTMFトーンが正常に入力しなかった場合には、
エラー表示部21を点灯し(ステップS67)、正常に入力
した場合に性能のパラメータを選択する(ステップS6
8)。
【0070】また、補聴器2のLowゲインを調整する
場合には、図5に示すようにコマンド判定手段12は3が
入力したことで判断を行なう。次いで、補聴器2がコン
トローラ3から不意に取外されて不要に調整終了が発生
するのを防ぐために、補聴器2がコントローラ3に正常
に接続されているか否かを判別し(ステップS69)、正
常に接続されている場合には現在の状態4として復帰す
る(ステップS70)。
【0071】次いで、状態4に設定されたか否かを判断
した後、*が入力された場合に初期化処理であるReady
処理を実行し、テンキーと♯が入力された場合には、#
と補聴器2の性能に対応した2桁の数値が入力したか否
かを判別する(ステップS71、S72、S73)。ここで、
図5の状態4に示すように、例えば、携帯電話5にCP
250のLow調整の画面表示が行なわれている場合に
は、2桁の数字の最後に#(例えば、06#)を押下す
る調整操作が行なわれる。また、CP250聴力型書込
みの画面表示が行なわれている場合には、例えば、77
#を押下する調整操作が行なわれる。
【0072】このとき、このDTMFトーンを判定した
後、補聴器2がコントローラ3から不意に取外されて不
要に調整終了が発生するのを防ぐために、補聴器2がコ
ントローラ3に正常に接続されているか否かを判別し
(ステップS74)、正常に接続されている場合には補聴
器2にこの性能に応じた書込みを行なって(ステップS
75)現在の状態3として復帰し(ステップS76)、状態
3のステップS65〜70の処理を実行する。
【0073】また、このときには調整される性能に応じ
た表示部20a〜20fの何れか1つが表示される。
【0074】一方、ステップS72で#のDTMFトーン
を検出しない場合には、前回の値を4ビット左にシフト
した後(ステップS77)、今回の値を下位に4ビットシ
フトしてRAMに格納して復帰する(ステップS78、S
79)。
【0075】このように本実施形態では、DTMFトー
ンを検出するDTMF検出手段11と、DTMF検出手段
11が検出したDTMFトーンに対応した設定機能を有
し、設定機能に応じた出力信号を補聴器2に出力するこ
とにより、補聴器2の各種特性を設定するコマンド判定
手段12とを備えたコントローラ3を設けたため、DTM
Fトーンに対応した設定機能に応じた出力信号を補聴器
2に出力することにより、補聴器2の各種特性を簡単に
設定することができる。このため、小型で、かつ可搬性
に優れたコントローラ3を提供することができる。
【0076】また、コマンド判定手段12によってコント
ローラ3または補聴器2の各種エラー情報を検出すると
ともに、このエラー情報を表示手段22で表示するように
なっているため、補聴器2とコントローラ3が未接続の
とき、操作者が入力したDTMFトーンが何等かの理由
で無効となったとき、あるいは補聴器2に故障等が発生
したとき等の理由により、エラーが発生したときに、容
易に確認することができる。
【0077】また、補聴器2の電源が投入されたことを
補聴器電源制御手段15によって検出するとともに、電源
が投入されたことを電源表示部17によって表示している
ので、電源の投入、未投入を容易に識別することができ
る。
【0078】また、表示部20によって補聴器2の各種特
性に応じた表示を行なうようにしたため、現在補聴器に
対してどのような設定を行なっているのかを容易に把握
することができる。
【0079】また、コントローラ3の電池が消耗された
ことを検出するとともに、この消耗情報を電源表示部17
によって表示するので、使用者に電池の交換を容易に促
すことができる。
【0080】また、DTMF信号の未入力時にコントロ
ーラ3の各電子機器を低電力モードに移行するようにし
たため、電力の使用を必要最小限に抑えることができ
る。
【0081】また、DTMF信号が入力してから一定時
間の間にDTMF信号が入力しないときにCPUを停止
するように構成したため、不要な待機電力が消費される
のを防止することができる。
【0082】また、本実施形態では、コントローラ3が
携帯電話5から入力されるDTMF信号を検出し、携帯
電話5が、通信回線を介してサーバ装置7から補聴器2
の各種特性を取得して表示画面に表示する制御機能を有
し、携帯電話5を表示画面に表示された各種特性に応じ
て操作することにより、DTMF検出手段11が携帯電話
5からDTMF信号を検出するようにしたため、補聴器
2の各種特性の入力を既存の携帯電話を使用して行なう
ことができ、専用の構成装置が不要になる。このため、
コントローラ3の製造コストが増大するのを防止するこ
とができる。
【0083】また、携帯電話5の画面表示に従って携帯
電話5を操作して操作内容に応じたDTMF信号を制御
装置に出力することにより、補聴器2の各種特性を簡単
に設定することができる。
【0084】なお、本実施形態では、携帯電話5によっ
てコントローラ3にDTMFトーンを出力しているた
め、携帯電話5に他の電話機10からDTMF信号を送信
することにより、コントローラ3を携帯電話5を介して
他の電話機10で操作することができ、コントローラ3を
遠隔操作して補聴器2を調整することができる。
【0085】なお、本実施形態では、サーバ装置7のW
eb上のプログラムをダウンロードして表示するように
したが、携帯電話にダウンロードして実行するアプリケ
ーション実行型のプログラムでも良い。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、小型で、かつ可搬性に
優れた制御装置を提供することができるとともに、遠隔
操作可能な制御システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る補聴器の制御装置および補聴器の
制御システムの一実施形態を示す図であり、そのシステ
ム構成図
【図2】一実施形態のコントローラのブロック図
【図3】一実施形態のコントローラの表示手段を示す図
【図4】一実施形態の表示手段と表示状態の関係を示す
【図5】一実施形態の携帯電話の各種表示画面を示す図
【図6】一実施形態のコントローラの電源をONにした
ときの初期化処理のフローチャート
【図7】一実施形態のコントローラと補聴器の接続状態
を検出する処理を示すフローチャート
【図8】一実施形態のコントローラに補聴器が正常に接
続されていないときの処理を示すフローチャート
【図9】一実施形態のコントローラにDTMFトーンが
入力したときの処理を示すフローチャート
【図10】一実施形態のコントローラによって補聴器を調
整する処理を示すフローチャート
【符号の説明】
1 制御システム 2 補聴器 3 コントローラ(制御装置) 5 携帯電話 7 サーバ装置 11 DTMFトーン検出手段(入力手段) 12 コマンド設定手段(設定手段、検出手段) 22 表示手段
フロントページの続き (72)発明者 下河内 芳真 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K027 AA11 EE03 FF01 FF22 HH26 KK07 5K101 KK19 LL12 MM07 NN02 NN12 NN18 UU03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トーン信号が入力される入力手段と、前
    記入力手段に入力されたトーン信号に対応した設定機能
    を有し、前記設定機能に応じた出力信号を補聴器に出力
    することにより、前記補聴器の各種特性を設定する設定
    手段とを備えたことを特徴とする補聴器の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御装置または前記補聴器の各種エ
    ラー情報を検出する検出手段と、前記検出手段からの検
    出情報に基づいて前記エラー情報を表示する表示手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の補聴器の制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記制御手段または前
    記補聴器の電源が投入されることを検出するとともに、
    前記表示手段は、前記電源が投入されたことを表示する
    ことを特徴とする請求項2記載の補聴器の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、前記設定手段からの指
    令に基づき、前記補聴器の各種特性に応じた表示を行な
    うことを特徴とする請求項2または3記載の補聴器の制
    御装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、前記制御装置または前
    記補聴器の電池が消耗されたことを検出するとともに、
    前記表示手段は、前記消耗情報を表示することを特徴と
    する請求項2〜4何れかに記載の補聴器の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記設定手段は、前記トーン信号の未入
    力時に低電力モードに移行することを特徴とする請求項
    1〜5何れかに記載の補聴器の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記設定手段は、前記トーン信号が入力
    してから一定時間の間に前記トーン信号が入力しないと
    きに電源を自動的に切ることを特徴とする請求項6記載
    の補聴器の制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7何れかの制御装置を備えた
    補聴器の制御システムであって、前記検出手段が、携帯
    電話から入力される前記トーン信号を検出し、前記携帯
    電話は、通信回線を介してWebサーバから前記補聴器
    の各種特性を取得して表示画面に表示する制御機能を有
    し、前記携帯電話を前記表示画面に表示された各種特性
    に応じて操作することにより、前記検出手段が前記携帯
    電話からトーン信号を検出することを特徴とする補聴器
    の制御システム。
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