JP2002368741A - コラボレーションシステム、そのネットワーク側装置及びその装置の処理方法 - Google Patents

コラボレーションシステム、そのネットワーク側装置及びその装置の処理方法

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JP2002368741A
JP2002368741A JP2001174038A JP2001174038A JP2002368741A JP 2002368741 A JP2002368741 A JP 2002368741A JP 2001174038 A JP2001174038 A JP 2001174038A JP 2001174038 A JP2001174038 A JP 2001174038A JP 2002368741 A JP2002368741 A JP 2002368741A
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JP2001174038A
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Masao Masugi
正男 馬杉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 参加ユーザの利用端末として回線交換通信端
末(回線端末)及び音声パケット用端末(パケット端
末)が混在していても音声コラボレーションを可能にす
る。 【解決手段】 回線端末からの回線音声は音声多重化部
4−1で他の回線音声と多重化して参加者中の全回線端
末へ送信すると共にその多重化回線音声を変換部3で音
声パケットに変換して、参加者中の全パケット端末へ送
信する。パケット端末からの音声パケットは変換部3で
回線音声に変換し、その変換された回線音声との回線音
声を多重化部4−1で多重化して全参加回線端末へ送信
し、参加パケット端末へは、その多重化回線音声を音声
パケットに変換部3で変換して送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般公衆網、イ
ンターネット網、DSL(Digital Subscriber Line)
網、専用線網等を介して、複数ユーザが共通のコラボレ
ーション作業に参加するコラボレーションシステム、そ
のネットワーク側装置及びその装置処理方法に関するも
のである。コラボレーション(collaboration)は複数
の人間が係わることにより、一人では得ることが困難な
新しい価値を創造するプロセスであり、マルチメディア
型コラボレーションシステムは、コラボレーション作業
に参加するユーザに対して、文字・電子ファイル・静止
画像・動画像情報の参照、ホワイトボードの共有、任意
情報の掲示検索等のデータ系手段を利用しながら、参加
ユーザの音声会話を実現するサービスを提供するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】現在、各種の通信事業者により、企業向
けあるいは一般コンシューマ(消費者)向けを対象とし
た対地点会議サービスが提供されている(例えば、NT
Tダイナミックテレマ社によるコーラスライン、NTT
コミュニケーションズによるコミュニケーションズスク
エア等)。一方で、インターネット市場の普及に伴い、
Web上において、文字、画像、音楽等のデータ系の情
報を多数のユーザが共有するテキスト会議、テキストチ
ャット型サービスも提供されている(例えば、ニフティ
社のChat@Nifty)。
【0003】しかし、前記コラボレーションサービスに
おいては、公衆網を介する電話音声(回線交換用通信音
声)とIP(インターネットプロトコル)技術を用いる
IP音声(VoIP音声)パケットを連動化する仕組み
がなく、例えば、通常の電話音声(回線交換用の通信音
声)とパケット化した音声を多重化して会話できないた
め、現在、多用化している様々なコラボレーションの利
用形態に必ずしも対応できないという問題点があった。
また一方、前記のようなネットワーク提供型会議サービ
ス、テキスト会議サービス、テキストチャット型サービ
スについては、サービス参加ユーザに対してサービス参
加毎の開催規模に応じてサービス利用還元を実施する仕
組みがなく、ユーザニーズの多用化に必ずしも対応して
いなかった。すなわち、近年においては、ビジネススタ
イルが多様化しており、航空会社を例にとれば、飛行
距離を考慮して利用ポイントを発行して利用ユーザに付
与するサービス、カード会社を例にとれば、物品購入
時の金額に準じて発行される利用ポイントをカード利用
者へ付与するサービス等、が存在しているが、ネットワ
ーク提供型会議サービス等の開催時に、参加人数、開催
時間長、開催時間帯、開催日時等を考慮して利用ポイン
トを会議参加者へ還元するサービスを提供していない状
況にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、回
線交換通信用端末利用時の複数対地間での音声会話、
回線交換機用通信端末利用時と音声パケット用端末との
混在時の複数対地間での音声会話、音声パケット端末
利用時の複数対地間での音声会話、の3形態を1つのサ
ービスプラットホーム上で提供できないため、現在多用
化している様々なコラボレーションの利用シーンに必ず
しも対応できないという問題点があった。また、コラボ
レーション毎の参加人数、開催時間長、開催時間帯、開
催日時等を考慮して、ネットワークサービス提供型コラ
ボレーションサービスの参加者へ利用還元するための仕
組みがない点でも問題であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のコラボレーシ
ョンシステムにおいては、特にネットワーク運営側設置
に、一般公衆網を介して送られてくる音声信号の受付処
理を行う音声回線処理部と、音声信号と音声パケットの
変換処理を行う音声パケット変換部と、複数対地を結ぶ
参加ユーザ端末間での音声信号を多重化し、多地点の音
声会話を実現する音声ユニット部が設けられ、一般の電
話音声とパケット音声を多重化させることが可能とさせ
られる。
【0006】この発明のネットワーク側装置処理方法に
よれば、受信した音声パケットを回線音声信号に変換す
る過程と、回線音声信号を多重化して回線音声信号によ
る参加ユーザ端末へ送信する過程と、受信した回線音声
信号を音声パケットに変換する過程と、音声パケットを
多重化して音声パケットによる参加ユーザ端末へ送信す
る過程とを有する。前記回線音声の多重化は音声回線よ
りの回線音声自体と音声パケットから変換された回線音
声との一方のみによる場合と両者による場合とがある。
同様に前記音声パケットの多重化は音声パケット端末か
らの音声パケット自体と回線音声から変換された音声パ
ケットとの一方のみによる場合と、その両者による場合
とがある。
【0007】この発明の構成により、従来からの電話音
声と今日普及しつつある音声パケットを1つのプラット
ホーム上で多重化する機能を提供し、回線交換通信用
端末利用時の複数対地間での音声会話、回線交換機用
通信端末と音声パケット用端末混在時の複数対地間での
音声会話、音声パケット端末利用時の複数対地間での
音声会話、の3形態へ対応可能とすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下のこの発明の実施形態を実施
例により説明する。図1、図2にこの発明をマルチメデ
ィア型コラボレーションシステムに適用した実施例の概
容を説明するための概念図を示す。図1は、ネットワー
ク側装置の概容を示す。ネットワーク側装置においては
システム統括部1が、音声回線処理部2、ネットワーク
設置型IP音声変換部(音声パケット変換部)3、音声
ユニット部4、データ系ユニット部5、呼制御部6、受
付処理部7、利用ポイント処理部8、課金処理部9、ユ
ーザデータベース部10を統括制御管理する。この例で
はネットワーク側装置はLAN(ローカルエリアネット
ワーク)により各部が結合された場合でLANとしての
ネットワーク施設側IP網12にネットワーク設置型I
P音声変換部3、データ系ユニット部5、呼制御部6、
受付処理部7、利用ポイント処理部8、課金処理部9、
更にネットワーク運営側SO入力装置15が接続されて
いる。ネットワーク施設側IP網12はルータ13を通
じてインターネット17(図2)に接続され、また専用
部14を介してLAN配下ユーザ群設備23(図2)と
接続される。音声回線処理部2、ネットワーク設置型I
P音声変換部3はそれぞれ電話網回線11−1,11−
2を通じて一般公衆網(電話網)16(図2)と接続さ
れる。
【0009】音声回線処理部2およびネットワーク提供
型IP音声変換部3は、それぞれ電話網16とのインタ
ーフェース部に相当する電話回線インターフェース2−
2および3−2と、電話機20−1および携帯端末20
−3からのPB(押釦)信号を検出するPB信号検出部
2−1および3−1とを有する。ネットワーク提供型I
P音声変換部3は音声IPパケットを回線音声信号に変
換し、また逆に回線音声信号を音声IPパケットに変換
する。また、電話網16と音声回線処理部2およびネッ
トワーク提供型IP音声変換部3の接続は、電話網回線
11を介することになるが、ユーザネットワークインタ
ーフェースとネットワークノードインターフェースのい
ずれかを選択する。
【0010】音声ユニット部4は、電話音声(回線音
声)を多重化する音声多重化部A4−1とIP音声(音
声IPパケット)を多重化する音声多重化部B4−2を
有する。ここで音声多重化部A4−1では、電話網16
を介して複数対地の参加ユーザから伝送された回線(交
換)音声信号及び/又は音声IPパケットから変換され
た回線音声信号を多重化して、回線音声信号によるコラ
ボレーション参加者のユーザ端末へ伝送する。音声多重
化部B4−2では、ネットワーク設置型IP音声変換部
3でIP化された音声IPパケット、及び/又はユーザ
端末側でIP化された音声IPパケットを合成多重化し
た後、音声IPパケットによるコラボレーション参加者
のユーザ端末に伝送する。なお、音声多重化部Bでは、
音声IPパケットのまま処理することもできるし、一
旦、音声信号形式に変換した後に合成多重化することも
できる。またユーザ端末側においてIP化された音声I
Pパケットは、ネットワーク施設型IP網12よりデー
タ系ユニット部5を介して音声多重化部B4−2へ送ら
れる。
【0011】図1に示した例では、“音声回線処理部2
と電話網16”と“ネットワーク設置型IP音声変換部
3と電話網16”の各接続は電話回線11−1と電話回
線11−2にそれぞれ分離されているが、回線交換通信
を用いるユーザ音声の伝送時には、「回線交換通信用端
末利用時の複数対地間での音声会話時」は電話回線11
−1(音声回線処理部2)、「回線交換機用通信端末と
IP音声用端末混在時の複数対地間での音声会話時」は
電話回線11−2(ネットワーク設置型IP音声変換部
3)が利用されることになる。なお、ユーザ端末側から
の音声IPパケットをネットワーク施設内IP音声変換
部3へ入力してアナログ信号化する方法も考えられる
が、この場合、「回線交換機用通信端末とIP音声用端
末混在時の複数対地間での音声会話時」でも、電話回線
11−1経由で電話網16と音声回線処理部2が接続さ
れ、音声多重化部A4−1において会話の多重化処理が
行われる。
【0012】すなわち、ユーザ端末が、回線交換用音声
通信端末か、IP音声通信端末かによらず、コラボレー
ション参加者に多重化した音声をコラボレーション参加
者へ伝送することが可能となり、回線交換通信用端末
利用時の複数対地間での音声会話、回線交換機用通信
端末とIP音声用端末混在時の複数対地間での音声会
話、IP音声端末利用時の複数対地間での音声会話、
の3形態を1つのサービスプラットホーム上で実現し、
多用なユーザ利用形態に対応できる。音声信号を音声I
Pパケットへ変換処理する際には、非圧縮音声(64k
bps)と圧縮音声の両方に対応し、圧縮符号化の方式
としては、ITU−Tで規定されるG723.1、G7
26、G728、G729、G711、G722等の方
式を採用する方法が考えられる。音声ユニット部4は、
複数のユーザが参加するコラボレーションを複数個開催
することもできるし、音声品質制御、話者認識制御、参
加者呼び出し・切断等の付加機能も担うことができる。
【0013】データ系ユニット部5は、データ系アプリ
ケーション処理部5−1と音声・データパケット分離部
5−2によって構成される。データ系アプリケーション
5−1については、文字情報の共有手段、電子ファイル
情報の共有手段、静止画像情報の共有手段、動画像情報
の共有手段、ホワイトボード共有手段、参加者の表示手
段、話者の表示手段、任意情報の検索手段、任意情報の
交換手段、任意情報の掲示手段、コラボレーション作業
の議事録作成手段のうち1つ以上を装備する。また、音
声・データパケット分離部5−2では、ユーザ端末側で
IP化された音声パケットを分離し、ネットワーク設置
型IP音声変換部3、または、音声ユニット部4の音声
多重化部B4−2へ転送する。なお、データ系ユニット
5とユーザ端末間は、専用線14経由またはインターネ
ット17経由で情報信号(IPパケット)が交換され
る。また、ネットワーク施設側IP網12は、ルータ1
3を介してインターネット(公衆網IP網)17と接続
されると同時に専用線14とも接続される。データ系ア
プリケーション処理部5−1は動画像の符号化に際して
は、ITU−Tで規定されたMPEG1、MPEG2、
MPEG4等を採用する方法が考えられ、インターネッ
トの輻輳状況に応じてユーザが符号化レートを変更する
ことも可能である。
【0014】呼制御部6は、NW(ネットワーク)運営
側のオプションとして、NW設置型IP音声変換部3を
制御し、音声ユニット部4と連携しながら、接続先対地
を検索・選択するために設置することも可能である。受
付処理部7はWWWサーバまたは独自のコラボレーショ
ン受付用アプリケーションソフトをコンピュータに実行
させることによって機能させることができ、コラボレー
ションリソースの登録・削除部7−1、コラボレーショ
ンサービスへの加入および個別のコラボレーション登録
のための登録受付部7−2、コラボレーション参加者へ
のコラボレーション開催に関する案内周知部7−3を備
える。また、受付処理部7は、ネットワーク運営側SO
入力装置15より入力されるそのユーザ(顧客)情報を
受け付け、ユーザデータベース部10へ転送することも
可能である。これにより、オペレータを介在させること
なく、ユーザ自身がコラボレーションのスケジュール管
理を柔軟に行うことができる。なお、受付処理部7とユ
ーザ端末間は、専用線14またはインターネット17経
由で情報信号が交換される。
【0015】利用ポイント処理部8は、コラボレーショ
ン作業の接続対地数・参加人数、開催時間長、開催時間
帯、開催日時、前記データ系ユニット部における利用メ
ニュー数の一部または全てを元に所定の条件に基づいて
利用ポイント数を算出する。データ系ユニット部5にお
ける利用メニュー数とはデータ系ユニット部5に装備さ
れている文字情報の共有手段、電子ファイル情報の共有
手段、画像情報の共有手段、ホワイトボード共有手段、
参加者の表示手段等のうち利用した手段の数を示す。
【0016】課金処理部9は、コラボレーション作業の
登録情報、コラボレーション作業の実施記録・課金情報
中の少くとも課金情報を管理する。課金処理部9では、
所定の条件により、コラボレーション参加料が計算さ
れ、ユーザデータベース部10に保存される。ユーザデ
ータベース部10は、ユーザ情報およびコラボレーショ
ン情報を管理・記録する。ネットワーク運営側SO入力
装置15は、NW運営オペレータが、ユーザからの申告
に基づいて、ユーザ情報の登録、個別のコラボレーショ
ンに関する設定情報を入力することが可能である。
【0017】また図1において、システム統括部1に接
続される各部4〜9は、論理的に異なる構成の装置であ
るが、1台の装置に全てを備えることも可能である。各
部を個々に又は複数統合して、あるいは全体をコンピュ
ータによりプログラムを実行させて機能させることもで
きる。図2は通信網およびユーザ端末網の概略部の構成
を示す。以下にこの実施例において、コラボレーション
作業に参加できるユーザ端末の例を述べる。A型ユーザ
端末は、一般電話機20−1とデータ送受信機能を有す
るパーソナルコンピュータ(以下パソコンと略記する)
21との組み合わせで構成され、ユーザの会話手段とし
て電話機20−1、データ系コラボレーションの実現手
段としてパソコン21を利用する形態に対応する。A型
ユーザ端末を構成する電話機20−1は、電話網(公衆
電話網)16を介して、音声回線処理部2またはネット
ワーク設置型IP音声変換部3へ接続される。つまり回
線音声による参加ユーザ端末との送受信は音声回線処理
部2を介して行われ、音声パケットによる参加ユーザ端
末との送話は音声回線処理部2を介し、受話はネットワ
ーク設置型IP音声変換部3を介して行われる。またA
型ユーザ端末を構成するパソコン21は、電話網16を
介し、更にRAS(リモートアクセスサーバ)19を介
してインターネット17にダイヤルアップ接続される。
なお、ユーザはパソコン21のデータ送受信手段を用い
て、アドレス情報(URL等)を元に、受付処理部7お
よびデータ系ユニット部5に接続する。パソコン21
は、データ送受信手段を具備し、またコラボレーション
アプリケーションソフト及び必要に応じてWebブラウ
ザを具備する。
【0018】B型ユーザ端末は、VoIP端末20−2
で構成され、会話の手段およびデータ系コラボレーショ
ンの手段として、VoIP端末20−2を利用する形態
に対応する。B型ユーザ端末を構成するVoIP端末2
0−2は、電話網16を介し、更にRAS19を介して
インターネット17にダイヤルアップ接続され、アドレ
ス情報(URL等)を元に、受付処理部7およびデータ
系ユニット部5との情報信号の授受を実現する。ここ
で、VoIP端末20−2は、アナログ音声信号を音声
IPパケットへ変換する手段を有し、かつ、データ入出
力手段、コラボレーションアプリケーションソフト及び
必要に応じてWebブラウザを実行する手段によって構
成され、H323やSIP等のプロトコルを用いる方法
が考えられる。但し、B型ユーザのVoIP端末20−
2として、一般の電話機20−1とIP変換アダプタを
組み合わせる方法、又は、NTT東西会社のLモード端
末にソフトウェアを実装して利用する方法も考えられる
が、その場合は、音声会話とデータ系コラボレーション
のいずれかしか同時にはユーザは参加できない。
【0019】C型ユーザ端末は、IP音声化手段および
データ送受信手段を有するパソコン21と音声通信手段
22によって構成されるユーザ端末であり、会話の手段
およびデータ系コラボレーションの手段として、パソコ
ン21と音声通信手段22を利用する形態に対応する。
C型ユーザ端末を構成するパソコン21は、電話網16
を介し、更にRAS19を介してインターネット17に
ダイヤルアップ接続され、アドレス情報(URL等)を
元に、受付処理部7およびデータ系ユニット部5との情
報信号の授受を実現する。ここで、パソコン21は、ア
ナログ音声信号を音声IPパケットへ変換し、またその
逆変換を行う手段を有し、かつ、データ送受信手段を備
え、コラボレーションアプリケーションソフト及び必要
に応じてWebブラウザを実行する手段によって構成さ
れる。音声通信手段22は、参加ユーザ間の会話を実現
するための手段であり、ハンドセット、マイクロホン、
スピーカ等を例としてあげることができる。なお、アナ
ログ音声信号と音声IPパケットとの変換手段は、パソ
コン21にインストールされたソフトを利用するケー
ス、パソコン内部または外部用の音声符号化ボードを利
用するケース、音声通信手段に取付けられたアダプタの
音声符号化機能を利用するケースがある。
【0020】D型ユーザ端末は、携帯端末20−3で構
成され、会話の手段およびデータ系コラボレーションの
手段として、携帯端末20−3を利用する形態に対応す
る。D型ユーザ端末を構成する携帯端末20−3は、携
帯網18(又は、携帯網18・電話網16)を介し、更
にRAS19を介してインターネット17にダイヤルア
ップ接続され、アドレス情報(URL等)を元に、受付
処理部7およびデータ系ユニット部5との情報信号の授
受を実現する。ここで、携帯端末20−3は、アナログ
音声信号を音声IPパケットへ変換する手段を有し、か
つ、データ入出力手段コラボレーションアプリケーショ
ンソフト及び必要に応じてWebブラウザを実行する手
段から構成される。また、携帯端末20−3として、ア
ナログ音声信号をIP音声へ変換することなく、携帯網
18から電話網16を経由して、音声回線処理部2また
はネットワーク設置型IP音声処理部3へ接続すること
で多地点の音声会話(音声コラボレーション)のみを実
現する方法も考えられる。
【0021】この実施例はコラボレーション作業への参
加はLAN配下ユーザ群設備23内のユーザ端末も参加
することができる構成とした場合である。ユーザ内LA
N24には複数のユーザ端末が接続され、ユーザ内LA
N24はルータ13を通じてインターネット17に接続
され、又は専用線14を通じてネットワーク側装置のネ
ットワーク施設側IP網12に接続される。ユーザ内L
AN24に接続され得るユーザ端末の例を以下に述べ
る。E型ユーザ端末は電話機20−1とデータ送受信手
段を有するパソコン21との組み合わせで構成されるユ
ーザ端末であり、F型ユーサはVoIP端末20−2と
データ送受信手段を有するパソコン21と組み合わせで
構成されるユーザ端末であり、G型ユーザ端末はVoI
P端末20−2で構成されるユーザ端末であり、H型ユ
ーザ端末は電話機20−1とデータ送受信手段を有する
パソコン21との組み合わせで構成されるユーザ端末で
あり、I型ユーザ端末はIP音声化手段およびデータ送
受信手段を有するパソコン21と音声通信手段22によ
って構成されるユーザ端末である。
【0022】E型ユーザ端末は、ユーザの会話手段とし
て電話網16の回線に接続された電話機20−1、デー
タ系コラボレーションの実現手段としてパソコン21を
利用する形態に対応し、パソコン21は、ユーザ内LA
N24、専用線14、ネットワーク施設内IP網12を
介して、アドレス情報(URL等)を元に、受付処理部
7およびデータ系ユニット部5へ接続される。なお、こ
の時、専用線14からネットワーク施設内IP網12へ
直接接続される代わりに、専用線14から途中でインタ
ーネット17を経由することも可能であり、あるいは専
用線14を介することなくインターネット17を経由す
ることも可能である。
【0023】F型ユーザ端末は、ユーザの会話手段とし
てVoIP端末20−2、データ系コラボレーションの
実現手段としてパソコン21を利用する形態に対応す
る。G型ユーザ端末は、ユーザの会話手段およびデータ
系コラボレーション手段としてVoIP端末20−2を
利用する形態に対応する。ここで、VoIP端末20−
2は、アナログ音声信号をIP音声へ変換する手段を有
し、かつ、データ入出力手段、データ送受信手段を具備
し、コラボレーションアプリケーションソフト及び必要
に応じてWebブラウザを実行する手段によって構成さ
れる。
【0024】H型ユーザ端末は、ユーザの会話手段とし
て電話機20−1、データ系コラボレーションの実現手
段としてパソコン21を利用する形態に対応するが、電
話機20−1よりのアナログ音声信号は、PBX25経
由で(または直結した)ユーザ内設置型IP音声変換部
26により音声IPパケットへ変換され、ネットワーク
施設内側IP網12を介して、音声ユニット部4の音声
多重化部Bへ送られる。またこれと逆の手順で他の参加
者からの音声パケットがアナログ音声信号に変換され電
話機20−1に入力される。
【0025】I型ユーザ端末は、会話の手段およびデー
タ系コラボレーションの手段として、パソコン21と音
声通信手段22を利用する形態に対応する。なお、前後
するが、F型ユーザ端末と同様に、ユーザの会話手段と
してのVoIP端末20−2、データ系コラボレーショ
ンの変換手段としてのデータ送受信手段をもつパソコン
21よりなるJ型ユーザ端末を電話網16に接続するこ
ともできる。このJ型ユーザ端末は電話網16を介し、
更にRAS19を介し、インターネット17経由でネッ
トワーク施設側IP網12に接続される。またA型ユー
ザ端末のパソコン21、C型ユーザ端末のパソコン2
1、J型ユーザ端末のパソコン21をダイヤルアップし
てインターネット17へ接続する際には、PHS等の携
帯端末と接続して、携帯網18経由とする方法も例とし
て考えられる。
【0026】図3は、この発明を適用したマルチメディ
ア型コラボレーションシステムにおける利用手順の概容
を示すものである。ステップ31でユーザは、VoIP
端末20−1、携帯端末20−3、パソコン21のうち
いずれか1つを用いて、ネットワーク設置側IP網12
を経由で受付処理部7へ接続してユーザ(顧客)情報
(例えば、名前、電話番号、Eメールアドレス等)を入
力するが、入力されたこのユーザ情報は、ユーザデータ
ベース部10へ転送される。また、ステップ32でユー
ザデータベース部10にユーザ情報が登録されたユーザ
には、システム統括部1との連携に基づいて、受付処理
部7より、ユーザID・パスワードが払い出される。な
お、ユーザデータベース10に登録されたそのユーザ情
報は、ユーザからの操作またはネットワーク運営側SO
入力装置15の操作により登録を削除し、ユーザID・
パスワードを無効にすることもできる。
【0027】ユーザID・パスワードを受け取った登録
ユーザ(契約済みユーザ)は、電話機20−1、VoI
P端末20−2、携帯端末20−3、パソコン21のい
ずれかを利用して、コラボレーションの開設・閉鎖処理
を実行することが可能である。ステップ33でコラボレ
ーションの開設は、事前の予約に基づく方法と予約無し
に実行する方法を選択することができ、開催日時、開催
時間、参加者、参加人数、参加者の電話番号、参加者E
メールアドレス、データ系ユニット部5での利用機能メ
ニュー、コラボレーション開催方法に関する情報が登録
ユーザより設定される。ステップ34で受付処理部7
は、ユーザからのコラボレーション開設設定がなされる
と各コラボレーション毎にコラボレーションID・パス
ワードを発行し、データ系ユニット部5のアドレス情報
(例:URL等)とともに、登録ユーザの端末に表示す
るとともに、登録ユーザおよび全参加者へEメールで周
知する機能を有する。また、上記コラボレーション開催
情報とともに、任意に指定したWeb上アドレスに掲載
する方法も考えられる。
【0028】ステップ35ではコラボレーション開始指
示がくると、システム統括部1は、ユーザデータベース
部10の対応するコラボレーション参加者情報を読み出
し、音声ユニット部4とデータ系ユニット部5に伝送す
る。音声ユニット部4は、システム統括部1からの情報
に基づき、A型ユーザ端末の電話機20−1、B型ユー
ザ端末のVoIP端末20−2、C型ユーザ端末のパソ
コン21、D型ユーザ端末の携帯端末20−3、E型ユ
ーザ端末の電話機20−1、F型ユーザ端末のVoIP
端末20−2、G型ユーザ端末のVoIP端末20−
2、H型ユーザ端末の電話機20−1、I型ユーザ端末
のパソコン21、J型ユーザ端末のVoIP端末中の参
加しているものを順次呼び出し、多地点を結ぶ会話が実
現する。なお、この時、RAS19経由で接続されるB
型ユーザ端末のVoIP端末20−2、C型ユーザ端末
のパソコン21、J型ユーザ端末のVoIP端末20−
2については、コラボレーション開始予定時刻までに、
インターネット17へ接続しておくことが前提となる。
また、会話実現に際して、A型ユーザ端末の電話機20
−1、B型ユーザ端末のVoIP端末20−2、C型ユ
ーザ端末のパソコン21、D型ユーザ端末の携帯端末2
0−3、E型ユーザ端末の電話機20−1、F型ユーザ
端末のVoIP端末20−2、G型ユーザ端末のVoI
P端末20−2、H型ユーザ端末の電話機20−1、I
型ユーザ端末のパソコン21、J型ユーザ端末のVoI
P端末20−2を各ユーザからネットワーク側装置と接
続することもできるが、この場合は、コラボレーション
ID・パスワードを入力して認証が必要となる。この認
証は例えばPB信号検出部2−1,3−1を利用して行
われる。
【0029】多地点を結ぶデータ系コラボレーションの
開始に際しては、A型ユーザ端末のパソコン21、B型
ユーザ端末のVoIP端末20−2、C型ユーザ端末の
パソコン21、D型ユーザ端末の携帯端末、E型ユーザ
端末のパソコン21、F型ユーザ端末のパソコン21、
G型ユーザ端末のVoIP端末20−2、H型ユーザ端
末のパソコン21、I型ユーザ端末のパソコン21、J
型ユーザ端末のパソコン21をユーザ側より、アドレス
情報(URL等)を元にデータ系ユニット部5へ接続す
る。接続先のアドレス情報およびコラボレーションID
・パスワードは、コラボレーション開催設定後に参加ユ
ーザへ周知されるEメールアドレスに記載されており、
コラボレーション参加者は、データ系ユニット部5への
接続に際して、コラボレーションID・パスワードを入
力認証を行うことでデータ系コラボレーションに参加で
きる。また、いったん開始されたコラボレーションに、
ユーザが途中から参加及び退席することも自由にできる
ものとする。
【0030】コラボレーションの開催中は、システム統
括部1が、データ系ユニット部5に会議情報およびユー
ザ情報を送る。データ系ユニット部5は、システム統括
部1より受信した情報により、コラボレーション開催中
のデータ系アプリケーションのための手段を提供する。
なお、データ系アプリケーションとして動画像の配信を
利用する場合、事前に記録された動画像を配信する蓄積
型と、コラボレーション開催中の動画像を配信するリア
ルタイム型のいずれか又は両方同時に利用できるが、リ
アルタイム型については、VoIP端末20−2、携帯
端末20−3、パソコン21に内蔵または外付のカメラ
を利用することになる。
【0031】ステップ36では事前の予約により開催さ
れたコラボレーションは、事前にユーザにより指定され
た時刻になるとシステム統括部1の指示に基づいて開催
中のコラボレーションの終了処理を行うが、ユーザ側端
末からの制御信号を受けて延長することも可能である。
また、事前の予約によらず開催されたコラボレーション
については、ユーザ側端末からの制御信号を受けて終了
することができる。図4は、別のネットワーク側装置の
概容例を示しており、利用ポイント処理部8で算出した
利用ポイントの転送先となる外部システム27が設けら
れている。
【0032】図4に示した例では、音声回線処理部2の
PB信号検出部2−1と電話回線インターフェース2−
2で、ネットワーク設置型IP音声変換部3の電話回線
インターフェースとPB信号検出部を兼用した場合に相
当し、1つの電話回線11で電話網16と接続すること
が可能となる。この例では、音声回線処理部2と音声
ユニット部4へ直接接続するケース、音声回線処理部
2からネットワーク設置型IP音声変換部3を経て音声
ユニット部4へ接続するケースが考えられるが、ユーザ
側の回線交換通信端末からの接続要求がある場合の切り
分けに際しては、参加ユーザが入力するコラボレーショ
ンID・パスワードを音声回線処理部2でチェックし、
開催対象とするコラボレーションが、「“回線交換通信
用端末利用時の複数対地間での音声会話”の場合は、音
声回線処理部2を音声ユニット部4へ直接接続」し、
「“回線交換通信用端末とIP音声用端末混在時の複数
対地間での音声会話”の場合は、音声回線処理部2から
ネットワーク設置型IP音声変換部3を経て音声ユニッ
ト部4へ接続」する方法をとる。但し、ユーザ側の端末
から伝送される音声IPパケットをネットワーク設置型
IP変換部3で音声信号に変換した後、音声ユニット部
4で多重化する方法をとる場合は、“回線交換機用通信
端末利用時とIP音声用端末混在時の複数対地間での音
声会話”のコラボレーションについても、音声回線処理
部2と音声ユニット部4へ直接接続する。
【0033】一方、音声コラボレーション開始に際し
て、音声ユニット部4から回線交換通信端末を呼び出す
場合には、各コラボレーションの形態をチェックし、参
加者側からの呼び出し時の接続形態に準じる。また、図
4では、利用ポイント処理部8で算出した利用ポイント
を外部システム27へ転送する概念を示しているが、外
部システム27としては、この発明によるマルチメディ
ア型コラボレーションシステムの運営会社に加えて、第
3社内のシステムも可能であり、算出した利用ポイント
数に応じて、コラボレーション参加者へ各種商品等の引
き換えに適用することができる。また、利用ポイント処
理部8で算出した利用ポイントに関する情報を課金処理
部9へ照会をかける方法により、利用ポイント数に応じ
たコラボレーションサービスの割引へ適用する方法も考
えられる。
【0034】以上の説明から明らかなようにこの発明に
おいて、ネットワーク側装置において、音声会話のコラ
ボレーション中に音声信号(回線音声信号又は音声パケ
ット)が受信されると、その音声信号に対し例えば図5
に示すように処理する。即ちその受信された音声信号は
どの音声会話コラボレーションに基づくものか、そのコ
ラボレーションの参加ユーザ端末が回線交換通信用端末
のみから構成されるならば(S1)、その回線音声信号
を音声多重化部A4−1にて他の回線音声信号と多重化
して各参加ユーザ端末へ送信し(S2)、そのコラボレ
ーションの参加ユーザ端末が回線交換通信用端末のみで
はなく、音声パケットを送受信する音声パケット用端末
のみであれば(S3)、その音声パケットを音声多重化
部B4−2にて他の音声パケットと多重化してその多重
化音声パケットを音声パケット用ユーザ端末へ送信する
(S4)。
【0035】ステップS3において、そのコラボレーシ
ョンの参加ユーザ端末が音声パケット用端末のみでなけ
れば、つまり、回線交換通信用端末と音声パケット用端
末とが混合している場合は、その受信音声信号が回線音
声信号であれば(S5)、その回線音声信号をネットワ
ーク設置型IP音声変換部3で音声パケットに変換し
(S6)、その変換された音声パケットと、他の音声パ
ケットと音声多重化部B4−2で多重化し(S7)、そ
の各参加ユーザについて、それを回線交換通信用端末へ
送信するのでなければ(S8)、多重化音声パケットの
ままそのユーザ端末に送信し(S9)、これを回線交換
通信用端末へ送信するのであれば(S8)、音声パケッ
トをネットワーク設置型IP音声変換部3で回線音声信
号に変換して、そのユーザ端末へ送信する(S10)。
【0036】あるいは図6に示すように、受信された音
声信号が、回線交換通信用端末のみ利用の参加者にもと
づくものであれば(S1)、その回線音声信号を音声多
重化部A4−1で他の回線音声信号と多重化して、その
多重化回線音声信号をその音声コラボレーションの各参
加ユーザの回線交換通信用端末へ送信する(S2)。ス
テップS1において、回線交換通信用端末のみを利用し
ていない場合は、音声パケット用端末のみを利用してい
るかを調べ(S3)、そうであれば、その受信音声パケ
ットを、音声多重化部B4−2で他の音声パケットと音
声パケット多重化し、その多重化音声パケットを、その
音声コラボレーションの各参加者ユーザ端末へ送信する
(S4)。
【0037】ステップS3で音声パケット用端末のみを
利用していない場合は、音声パケット用端末を利用する
参加者も、回線交換通信用端末を利用する参加者もある
場合であり、その場合はその受信音声信号が回線音声信
号であれば(S5)、その受信音声信号を音声信号多重
化部A4−1で他の回線音声信号と回線音声多重化し
(S6)、その音声コラボレーションの各参加ユーザ端
末へ送信する際に、回線交換通信用端末へ送信する場合
は(S7)、その多重化回線音声信号をそのままそのユ
ーザ端末へ送信し(S8)、ステップS3で回線交換用
通信端末へ送信するのでなければ、その多重化回線音声
信号をネットワーク設置型IP音声変換部3で音声パケ
ットに変換してそのユーザ端末(音声パケット用端末)
へ送信する(S9)。ステップS5で回線音声信号でな
ければ、その受信した音声パケットをネットワーク設置
型IP音声変換部3で回線音声信号へ変換してステップ
S6へ移る(S10)。
【0038】なおこの処理はコンピュータにプログラム
を実行させて機能させることもできる。音声パケットと
しては音声IPパケットに限られるものでない。更にマ
ルチメディア型コラボレーションシステムに限らず、音
声コラボレーションシステム(電話会議システム)にも
この発明を適用できる。この場合は図1中のデータ系ユ
ニット部5は省略される。図1及び図2、図4に示した
実施例において、ネットワーク側装置(図1)を利用し
てコラボレーションを開催する場合その参加ユーザ端末
としては、一般公衆電話網16に接続されたもののみ、
また一つのユーザLAN24に接続されたもののみ、あ
るいは複数のユーザLANに接続されたもののみ、また
は1つ乃至複数のユーザLANに接続されたものと電話
網に接続されたものとを含むものでもよい。
【0039】以下に図7を参照して利用ポイント処理部
8における利用ポイントの算出方法の例を説明する。図
7Aにあるコラボレーションにおける参加人数、時間の
変動例を示す。これは予約してマルチメディア型コラボ
レーションサービスを開催する場合の時系列的な参加人
数の推移を示しており、予定開始時刻T1に開始し、予
定終了時刻T2になったが延長し延長処理後の時刻T3
で終了し、開始時刻T1の後、時刻Taで参加予定人数
に達し、その後、時刻Tbで参加予定人数未満に減少
し、その後、時刻Tcで予約時点の参加人数の増員処理
を実施した場合である。この例では、時刻T1から時刻
Taの間と、時刻Tbから時刻Tcの間においては当初
予約した参加予定人数未満で開催されており、また、時
刻Tcから時刻T2の間では当初予定した参加予定人数
を超えて開催されていることになる。
【0040】図7Bおよび図7Cは利用ポイントの算出
方法の概念を示す図であり、ともに斜線範囲の値(面
積)が利用ポイントの算出根拠値に相当し、算出する際
の時間単位(時間分解能、又は、最小時間区間)は、
秒、分、時間の中から選択される。図7Bでは当初予約
した参加予定人数を超える個所(時刻T1〜T2)およ
び予定終了時刻以降の範囲(時刻T2〜T3)について
は、実際の参加人数に基づいて利用ポイントが算出され
るが、予定開催時間内において参加予定人数に達しない
範囲(時刻T1〜Ta、Tb〜Tc)については、仮に
参加人数が0の場合であっても、当初予約した参加予定
人数と開催時間長に利用ポイントが算出されるケースで
ある。このケースでは、コラボレーションシステムのリ
ソースをユーザの予約に基づいて確保して課金し、かつ
ユーザに利用ポイントを配布するという適用形態に効果
的である。
【0041】一方、図7Cでは、全ての開催時間帯にお
いて実際のコラボレーション参加人数に応じて利用ポイ
ントを算出するケースに対応する。このケースでは予約
した参加人数ではなく、実際のコラボレーション参加人
数に基づいてユーザに課金して利用ポイントを配布する
適用形態に効果的であり、非予約型の開催の場合に準じ
る考え方を示している。なお、図7B及びCでは、利用
ポイントの算出に際して、各時刻上での参加人数、ある
いは参加予定人数を考慮する例を示しているが、参加
者人数、あるいは、参加予定人数を時間軸上で積算して
割り当てる方法、参加人数、あるいは参加予定人数を
任意の関数に入力した場合の出力値を時間軸上で積算し
て割り当てる方法(例えば、参加人数をx、出力をyと
した場合に、y=2xという関数を前提とすると、ある
時刻における参加人数5人時の利用ポイントは10とな
る)、参加人数、あるいは参加予定人数の範囲別に任
意の数を割り当てて積算する方法(例えば、ある時間範
囲において、参加人数が10名以下の場合は10、参加
人数が11〜20名の場合は20、参加人数が21〜3
0名の場合は30などを参加人数/利用ポイントとして
割り当てる)、のいずれか1つ以上を利用する方法が考
えられる。
【0042】また、特定日時の開催時に利用ポイントを
発行するか割増する方法、データ系コラボレーションに
おいて特定メニューを選択した場合に利用ポイント数を
発行するか割増する方法、データ系コラボレーションメ
ニュー数の一部又は全てを元に利用ポイント数を発行す
るか割増する方法、一定継続時間長を超えたコラボレー
ションについて利用ポイントを発行するか割増する方
法、ユーザが選択した品質クラス(例えば動画像、Vo
IPの通信レートなど)に応じて、利用ポイントを発行
するか割増する方法、特定の品質クラスを選択した場合
にのみ利用ボイントを発行するか割増する方法、も考え
られる。また、これらの方法を排他的または補間的に複
数組み合わせることで利用ポイントを導出することも可
能である。
【0043】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明を用いれば、
リアルタイムで多地点を結ぶ音声会話(音声コラボレー
ション)を提供することができ、また必要に応じてデー
タ系コラボレーションを連動開催するマルチメディア型
コラボレーションサービスの提供を可能とすることもで
き、その際に回線交換機用通信端末と音声パケット用端
末が混在していても複数対地間の音声会話を行うことが
できる。従って回線交換通信用端末利用時の複数対地
間での音声会話、回線交換機用通信端末と音声パケッ
ト端末混在時の複数対地間での音声会話、音声パケッ
ト端末利用時の複数対地間での音声会話、の3形態を1
つのサービスプラットホーム上で実現することが可能と
なり、その場合は従来の会議サービスに比較して、柔軟
かつ効率的な高度なコラボレーションサービスを提供す
ることが可能となる。
【0044】また、コラボレーション開催時の接続対地
数(参加人数)、開催時間長、開催時間帯、開催日時、
前記データ系ユニット部における利用メニュー数の一部
または全てを元に利用ポイント数を算出し、コラボレー
ション参加者へ還元する場合は、コラボレーションサー
ビス利用者にとってメリットがあると同時に、NW運営
側からは、コラボレーションサービス参加者の囲い込み
に寄与するという効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるネットワーク側装置の実施例の
機能構成を示す図。
【図2】この発明によるシステムにおける通信網および
ユーザ端末の概略構成例を示す図。
【図3】この発明によるシステムの利用手順を示す流れ
図。
【図4】この発明によるネットワーク側装置の他の実施
例の機能構成を示す図。
【図5】この発明の方法の実施例を示す流れ図。
【図6】この発明の方法の他の実施例を示す流れ図。
【図7】利用ポイント算出方法を説明するための図。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザ側に設置され、音声入出力手段、
    およびネットワーク側装置との信号送受信手段を有する
    複数のユーザ端末と、これら複数ユーザ端末と通信をす
    ることができるネットワーク運営側装置とを備え、 ネットワーク運営側装置は、 ユーザ端末からの入力情報を収集し、コラボレーション
    の登録処理を実施する受付処理部と、 一般公衆網を介して送られてくる回線音声信号の受付処
    理を行う音声回線処理部と、 回線音声信号と音声パケットの変換処理を行う音声パケ
    ット変換部と、 複数対地を結ぶ参加ユーザ端末間での音声信号を多重化
    し、多地点の音声コラボレーションを実現する音声ユニ
    ット部と、 コラボレーションの課金情報を管理する課金処理部と、 コラボレーション参加者のユーザ情報を管理するユーザ
    データベース部と、 前記受付処理部のコラボレーション作業の登録情報に基
    づいて、前記音声ユニット部と、前記音声パケット変換
    部と、前記課金処理部と、前記ユーザデータベース部と
    を統括制御し、音声のコラボレーションを開催処理する
    システム統括部と、を具備することを特徴とするコラボ
    レーションシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコラボレーションシステ
    ムにおいて、 前記複数のユーザ端末の少くとも1つは、回線音声信号
    を送受信するユーザ端末であり、また他の少くとも1つ
    は音声パケットを送受信するユーザ端末であることを特
    徴とするコラボレーションシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のコラボレーション
    システムにおいて、 前記ユーザ端末の少くとも1つはLAN(ローカルエリ
    アネットワーク)に接続されていることを特徴とするコ
    ラボレーションシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載のコラボ
    レーションシステムにおいて、 上記ネットワーク運営側装置は、前記音声ユニット部で
    開催されるコラボレーション作業と連動し、文字情報の
    共有手段、電子ファイル情報の共有手段、静止画像情報
    の共有手段、動画像情報の共有手段、ホワイトボード共
    有手段、参加者の表示手段、話者の表示手段、任意情報
    の検索手段、任意情報の交換手段、任意情報の掲示手
    段、コラボレーション作業の議事録作成手段のうち少く
    とも1つを備えるデータ系ユニット部を具備し、 システム統括部は上記データ系ユニット部をも統括制御
    して、音声とデータ系のコラボレーション作業を開催処
    理することを特徴とするコラボレーションシステム。
  5. 【請求項5】 複数のユーザの共通のコラボレーション
    に参加するコラボレーションシステムのネットワーク側
    装置であって、 ユーザ端末からの入力情報を収集し、コラボレーション
    の登録処理を実施する受付処理部と、 一般公衆網を介して送られてくる音声信号の受付処理を
    行う音声回線処理部と、 複数対地を結ぶ参加ユーザ端末間での音声信号を多重化
    し、多地点の音声コラボレーションを実現する音声ユニ
    ット部と、 コラボレーションの課金情報を管理する課金処理部と、 コラボレーション参加者のユーザ情報を管理するユーザ
    データベース部と、 前記受付処理部のコラボレーションの登録情報に基づい
    て、前記音声ユニット部と、前記課金処理部と、前記ユ
    ーザデータベース部とを統括制御し、音声のコラボレー
    ションを開催処理するシステム統括部とを具備する装置
    において、 音声信号と音声パケットの変換処理を行う音声パケット
    変換部を備え、 その音声パケット変換部は前記システム統括部により統
    括制御されることを特徴とするコラボレーションシステ
    ムのネットワーク側装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のネットワーク側装置にお
    いて、 前記音声ユニット部で開催されるコラボレーションと連
    動するデータ系ユニット部とを備え、 上記システム統括部は上記データ系ユニット部をも統括
    制御し、音声とデータ系のコラボレーションを開催処理
    することを特徴とするコラボレーションシステムのネッ
    トワーク側装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載のネットワーク側装
    置において、 前記受付処理部のコラボレーションの登録情報、前記課
    金処理部のコラボレーションの登録情報・実施記録・課
    金情報の1つ以上の情報に基づいて、コラボレーション
    の利用ポイント数を算出・管理する利用ポイント処理部
    を備え、 その利用ポイント処理部は前記システム統括部により統
    括制御されることを特徴とするコラボレーションシステ
    ムのネットワーク側装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のネットワーク側装置にお
    いて、 前記利用ポイント処理部は、コラボレーションの接続対
    地数・参加人数、開催時間長、開催時間帯、開催日時、
    前記データ系ユニット部における利用メニュー数の一部
    または全てを元に利用ポイント数を算出する処理部であ
    ることを特徴とするコラボレーションシステムのネット
    ワーク側装置。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至7の何れかに記載のネット
    ワーク側装置において、 上記音声ユニット部は上記音声回線処理部よりの音声信
    号及び上記音声パケット変換部よりの変換された音声信
    号を多重化する第1多重化部と、 上記音声パケット変換部よりの変換された音声パケット
    及びユーザ端末から受信された音声パケットを多重化す
    る第2多重化部とを備えることを特徴とするコラボレー
    ションシステムのネットワーク側装置。
  10. 【請求項10】 請求項5、6、7又は9記載のネット
    ワーク側装置において、 上記音声パケット変換部は上記音声回線処理部の電話回
    線インターフェースを介して上記一般公衆網と接続され
    ていることを特徴とするコラボレーションシステムのネ
    ットワーク側装置。
  11. 【請求項11】 コラボレーションシステムのネットワ
    ーク側装置処理方法において、 受信した音声パケットを回線音声信号に変換する過程
    と、 回線音声信号を多重化して、回線音声信号による参加ユ
    ーザ端末へ送信する過程と、 受信した回線音声信号を音声パケットに変換する過程
    と、 音声パケットを多重化して音声パケットによる参加ユー
    ザ端末へ送信する過程と、 を有することを特徴とするコラボレーションシステムの
    ネットワーク側装置処理方法。
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