JP2002368106A - 半導体装置、配線方法および配線装置 - Google Patents

半導体装置、配線方法および配線装置

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JP2002368106A
JP2002368106A JP2001171933A JP2001171933A JP2002368106A JP 2002368106 A JP2002368106 A JP 2002368106A JP 2001171933 A JP2001171933 A JP 2001171933A JP 2001171933 A JP2001171933 A JP 2001171933A JP 2002368106 A JP2002368106 A JP 2002368106A
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JP
Japan
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bit line
pattern
signal line
semiconductor device
signal
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JP2001171933A
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Kanako Yoshida
可奈子 吉田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細化を図ることが可能な半導体装置、この
半導体装置の製造方法に適用可能な配線方法および配線
装置を提供する。 【解決手段】 半導体装置は、第1および第2の機能ブ
ロックと、第2の機能ブロックから伸びる信号線3aと
を備える。第1の機能ブロックは、ビット線6aと、ビ
ット線6aの延びる方向とほぼ同じ方向に延在する相補
ビット線6bとを含み、信号線3aは、ビット線6aお
よび相補ビット線6bと絶縁体を介して交差するように
配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置、配
線方法および配線装置に関し、より特定的には、電気的
特性の劣化を招くことなく微細化を図ることが可能な半
導体装置、この半導体装置の製造方法において利用可能
な配線方法および配線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1つのチップ上にメモリセル部や
演算処理部など複数の機能ブロックを混載した半導体装
置が知られている。図17は、従来の半導体装置を示す
模式図である。図17を参照して、従来の半導体装置を
説明する。
【0003】図17を参照して、半導体装置101は、
機能ブロック102a〜102cを備える。機能ブロッ
ク102cはいわゆるメモリセル部であり、機能ブロッ
ク102cでは複数のメモリセルがマトリックス状に形
成されている。それぞれの機能ブロック102a〜10
2c間を接続するため、あるいは機能ブロック02a〜
102cからの出力信号を外部に伝送するため、機能ブ
ロック102a〜102cから外側へと延在するように
信号線103a、103bが形成されている。
【0004】ここで、図1に示した半導体装置101に
おいて機能ブロック102a、102bから伸びる信号
線103a、103bを、電極パッド104a、104
bにそれぞれ接続する場合を考える。この場合、機能ブ
ロック102a、102bから電極パッド104a、1
04bまでの最短ルートは、機能ブロック102c上を
横切るルートである。しかし、機能ブロック102cに
形成されるメモリセルが、ビット線と相補ビット線とを
備え、このビット線と相補ビット線との微小電位差でメ
モリセルのデータを読出すような回路構成である場合、
上述のような最短ルートで信号線103a、103bを
配置すると、以下のような問題が発生する。すなわち、
機能ブロック102cの上を横切るように信号線103
a、103bが配置された場合、この信号線103a、
103bは機能ブロック102cのビット線または相補
ビット線上に配置されることになる。この場合、信号線
103a、103bに電機信号が流れることによりビッ
ト線および相補ビット線にて電位変動が生じる現象(い
わゆる、クロストーク)が起きる。このようなクロスト
ークが発生すると、ビット線などでノイズが発生するこ
とになる。この結果、機能ブロック102cのメモリセ
ルが誤動作するといった問題があった。
【0005】このような問題の発生を防止するため、従
来の半導体装置では、機能ブロック102a〜102c
の上を横切るように信号線103a、103bを配置す
ることを禁止していた。このため、図17に示すよう
に、信号線103a、103bは機能ブロック102a
〜102c以外の領域である周辺チャネル領域105を
通るように配線されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
信号線103a、103bが周辺チャネル領域105の
みに配置されることから、この集チャネル領域105に
おける配線構造は高密度かつ複雑なものになっていた。
この結果、半導体装置の設計が複雑化し、製造コストの
上昇要因の一つとなっていた。
【0007】また、半導体装置の微細化に伴って、周辺
チャネル領域105の面積を小さくすることが求められ
る一方で、半導体装置の高集積化に伴い信号線の数は減
少するどころかむしろ増加傾向にある。このため、必要
な信号線を配置するために周辺チャネル領域105の面
積をある程度確保する必要がある。このことは半導体装
置の微細化の妨げとなっていた。
【0008】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、この発明の目的は、微細化
を図ることが可能な半導体装置、この半導体装置の製造
方法に適用可能な配線方法および配線装置を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の1の局面にお
ける半導体装置は、第1および第2の機能ブロックと、
第2の機能ブロックから伸びる信号線とを備える。第1
の機能ブロックは、ビット線と、ビット線の延びる方向
とほぼ同じ方向に延在する相補ビット線とを含み、信号
線は、ビット線および相補ビット線と絶縁体を介して交
差するように配置されている。
【0010】このようにすれば、従来は第1の機能ブロ
ックを迂回するように信号線を配置していたのに対し
て、第1の機能ブロック上に重なるように信号線を配置
することができるので、半導体装置のサイズを小さくす
ることが可能になる。
【0011】また、信号線を配置する領域の制約を少な
くすることができるので、信号線の配置を決定する際の
自由度を大きくすることができる。
【0012】また、上記のような構成とすることで、信
号線に電気信号が流れる際に、ビット線と相補ビット線
との両方に電磁気的影響が与えられることになる。この
ため、信号線の影響によりビット線と相補ビット線との
相対的な電位差が変動することを抑制できる。したがっ
て、第1の機能ブロックにおいてビット線と相補ビット
線との微小電位差を利用して読み出しをおこなうような
メモリなどの回路が形成されている場合に、この信号線
の影響で第1の機能ブロックにおける回路の誤動作が発
生することを防止できる。つまり、回路の誤動作を発生
させること無く、第1の機能ブロックと重なるように信
号線を配置することにより半導体装置の小型化を図るこ
とが可能になる。
【0013】上記1の局面における半導体装置では、信
号線とビット線との重なり領域の面積が信号線と相補ビ
ット線との重なり領域の面積とほぼ等しくなるように、
信号線が配置されていることが好ましい。
【0014】この場合、信号線からビット線に対する影
響の程度と、信号線からの相補ビット線に対する影響の
程度とをほぼ等しくすることができる。この結果、信号
線の影響により、ビット線と相補ビット線との相対的な
電位差が変化することを確実に防止できる。したがっ
て、上記のような電位差の変化に起因する回路の誤動作
を防止できる。
【0015】上記1の局面における半導体装置では、前
記ビット線および前記相補ビット線の延びる方向に対し
てほぼ垂直な方向に延在するように、前記信号線が配置
されていることが好ましい。
【0016】この場合、ビット線および相補ビット線と
信号線との距離を一定とした際に、ビット線および相補
ビット線に対する信号線からの影響を最も小さくするこ
とができる。このため、第1の機能ブロックおける回路
の誤動作などの可能性をより小さくすることができる。
【0017】この発明の他の局面における半導体装置
は、第1および第2の機能ブロックと、第2の機能ブロ
ックから伸びる第1および第2の信号線とを備える。第
1の機能ブロックはビット線を含み、第1の信号線は、
第1の機能ブロックと重なる領域においてビット線の延
びる方向とほぼ同じ方向に延在するように配置され、第
2の信号線は、第1の機能ブロックと重なる領域におい
て、ビット線から見て第1の信号線と反対側に位置する
領域に形成され、第1の信号線が伸びる方向とほぼ同じ
方向に延在するように配置されている。
【0018】このようにすれば、従来は第1の機能ブロ
ックを迂回するように第1および第2の信号線を配置し
ていたのに対して、第1の機能ブロック上に重なるよう
に第1および第2の信号線を配置することができるの
で、半導体装置のサイズを小さくすることが可能にな
る。
【0019】また、第1および第2の信号線を配置する
領域の制約を少なくすることができるので、信号線の配
置を決定する際の自由度を大きくすることができる。
【0020】また、第1および第2の信号線において、
互いに逆極性の電気信号を伝送することにより、第1の
信号線によるビット線に対する影響と第2の信号線によ
るビット線に対する影響とを互いに打消すことができ
る。この結果、第1および第2の信号線からの影響に起
因するビット線でのノイズの発生を防止できる。このた
め、ビット線でのノイズに起因する第1の機能ブロック
における回路の誤動作などを防止できる。
【0021】上記他の局面における半導体装置におい
て、第1の信号線とビット線との間の距離は第2の信号
線とビット線との間の距離と等しいことが好ましい。
【0022】この場合、第1の信号線によるビット線に
対する影響の程度と第2の信号線によるビット線に対す
る影響の程度とをほぼ等しくすることができる。したが
って、ビット線において第1の信号線からの影響と第2
の信号線からの影響とを確実に打消し合うことができ
る。この結果、ビット線でのノイズの発生を確実に防止
できる。
【0023】この発明の別の局面における半導体装置
は、ビット線を含む第1の機能ブロックと、ビット線上
に配置された離隔層と、第2の機能ブロックと、第2の
機能ブロックから、第1の機能ブロックと重なる領域で
あって離隔層上の領域にまで延在するように形成された
信号線とを備える。
【0024】このようにすれば、従来は第1の機能ブロ
ックを迂回するように信号線を配置していたのに対し
て、第1の機能ブロック上に離隔層を介して重なるよう
に信号線を配置することができるので、半導体装置の占
有面積(サイズ)を小さくすることが可能になる。
【0025】また、信号線を配置する領域の制約を少な
くすることができるので、信号線の配置を決定する際の
自由度を大きくすることができる。
【0026】また、上記のような構成とすることで、離
隔層により信号線とビット線との間の距離を充分大きく
することができる。このため、信号線の影響によりビッ
ト線にノイズが発生することを抑制できる。したがっ
て、上記ノイズに起因して第1の機能ブロックの回路が
誤動作することを防止できる。つまり、回路の誤動作を
発生させること無く、第1の機能ブロックと重なるよう
に信号線を配置することにより半導体装置の小型化を図
ることが可能になる。
【0027】この発明のもう一つの局面における配線方
法は、半導体装置の第1の機能ブロックパターンおよび
第2の機能ブロックパターンを配置する工程を備え、第
1の機能ブロックパターンは、ビット線パターンと、ビ
ット線パターンの延びる方向とほぼ同じ方向に延在する
相補ビット線パターンとを含む。さらに、上記もう一つ
の局面における配線方法は、ビット線パターンと相補ビ
ット線パターンとの位置データを認識する工程と、認識
された位置データに基づいて、ビット線パターンおよび
相補ビット線パターンと交差するように、第2の機能ブ
ロックパターンから伸びる信号線パターンを配置する配
線工程とを備える。
【0028】このようにすれば、第1の機能ブロック上
に重なるように信号線を配置することができるので、本
発明による配線方法を用いて製造される半導体装置のサ
イズを小さくすることが可能になる。
【0029】また、本発明による配線方法を用いて製造
された半導体装置では、信号線パターンにより規定され
る信号線が、ビット線パターンおよび相補ビット線パタ
ーンにより規定されるビット線および相補ビット線と交
差することになる。このため、上記配線方法を用いて製
造された半導体装置では、信号線に電気信号が流れる際
に、ビット線と相補ビット線との両方に同じように電磁
気的影響が与えられることになる。そのため、信号線の
影響によりビット線と相補ビット線との相対的な電位差
が変動することを抑制できる。したがって、第1の機能
ブロックにおいてビット線と相補ビット線との微小電位
差を利用して読み出しをおこなうようなメモリなどの回
路が形成されている場合に、この信号線の影響で第1の
機能ブロックにおける回路の誤動作が発生することを防
止できる。つまり、本発明による配線方法を利用すれ
ば、回路の誤動作を発生させること無く、占有面積を小
さくすることが可能な半導体装置を得ることができる。
【0030】上記もう一つの局面における配線方法にお
いて、上記配線工程では、信号線パターンとビット線パ
ターンとの重なり領域の面積が信号線パターンと相補ビ
ット線パターンとの重なり領域の面積とほぼ等しくなる
ように、信号線パターンを配置することが好ましい。
【0031】この場合、本発明による配線方法を用いて
製造される半導体装置において、信号線からビット線に
対する影響の程度と、信号線からの相補ビット線に対す
る影響の程度とをほぼ等しくすることができる。この結
果、信号線の影響により、ビット線と相補ビット線との
相対的な電位差が変化することを確実に防止できる。し
たがって、上記のような電位差の変化に起因する半導体
装置での回路の誤動作を防止できる。
【0032】上記もう一つの局面における配線方法にお
いて、配線工程では、ビット線パターンおよび相補ビッ
ト線パターンの延びる方向に対してほぼ垂直な方向に延
在するように、信号線パターンを配置することが好まし
い。
【0033】この場合、本発明による配線方法を用いて
製造される半導体装置において、ビット線および相補ビ
ット線と信号線との距離を一定とした際に、ビット線お
よび相補ビット線に対する信号線からの影響を最も小さ
くすることができる。このため、第1の機能ブロックお
ける回路の誤動作などの可能性をより小さくすることが
できる。
【0034】この発明のさらに他の局面における配線方
法は、半導体装置の第1の機能ブロックパターンおよび
第2の機能ブロックパターンを配置する工程を備え、第
1の機能ブロックパターンはビット線パターンを含む。
さらに、上記さらに他の局面における配線方法は、ビッ
ト線パターンの位置データを認識する工程と、認識され
た位置データに基づいて、ビット線パターンの延びる方
向とほぼ同じ方向に延在するように、第2の機能ブロッ
クパターンから伸びる第1の信号線パターンを配置する
とともに、ビット線パターンから見て第1の信号線パタ
ーンと反対側に位置する領域に形成され、第1の信号線
パターンが伸びる方向とほぼ同じ方向に延在し、第1の
信号線パターンにより規定される第1の信号線に流れる
電気信号とは反対の極性である電機信号が流れる第2の
信号線を規定する第2の信号線パターンを配置する配線
工程とを備える。
【0035】このようにすれば、第1の機能ブロック上
に重なるように第1および第2の信号線を配置すること
ができるので、本発明による配線方法を用いて製造され
る半導体装置のサイズを小さくすることが可能になる。
【0036】また、本発明による配線方法を用いて製造
された半導体装置では、第1および第2の信号線におい
て、互いに逆極性の電気信号を伝送することにより、第
1の信号線によるビット線に対する影響と第2の信号線
によるビット線に対する影響とを互いに打消すことがで
きる。この結果、第1および第2の信号線からの影響に
起因するビット線でのノイズの発生を防止できる。この
ため、ビット線でのノイズに起因する第1の機能ブロッ
クにおける回路の誤動作などを防止できる。つまり、本
発明による配線方法を利用すれば、回路の誤動作を発生
させること無く、占有面積を小さくすることが可能な半
導体装置を得ることができる。
【0037】上記さらに他の局面における配線方法で
は、配線工程において、第1の信号線パターンとビット
線パターンとの間の距離が第2の信号線パターンとビッ
ト線パターンとの間の距離と等しくなるように、第1お
よび第2の信号線パターンが配置されていることが好ま
しい。
【0038】この場合、本発明による配線方法を用いて
製造された半導体装置において、第1の信号線によるビ
ット線に対する影響の程度と第2の信号線によるビット
線に対する影響の程度とをほぼ等しくすることができ
る。したがって、ビット線において第1の信号線からの
影響と第2の信号線からの影響とを確実に打消し合うこ
とができる。この結果、ビット線でのノイズの発生を確
実に防止することが可能な配線構造および半導体装置を
得ることができる。
【0039】この発明のさらに別の局面における配線方
法は、半導体装置の第1の機能ブロックパターンおよび
第2の機能ブロックパターンを配置する工程を備え、第
1の機能ブロックパターンはビット線パターンを含む。
さらに、上記さらに別の局面における配線方法は、ビッ
ト線パターンの位置データを認識する工程と、認識され
た位置データに基づいて、ビット線パターンと重なる領
域に離隔層パターンを配置するとともに、離隔層パター
ン上に配置され、第2の機能ブロックパターンから伸び
る信号線パターンを配置する配線工程とを備える。
【0040】このようにすれば、第1の機能ブロック上
に離隔層を介して重なるように信号線を配置することが
できるので、本発明による配線方法を用いて製造される
半導体装置のサイズを小さくすることが可能になる。
【0041】また、本発明による配線方法を用いて製造
された半導体装置では、離隔層により信号線とビット線
との間の距離を充分大きくすることができる。このた
め、信号線の影響によりビット線にノイズが発生するこ
とを抑制できる。したがって、上記ノイズに起因して第
1の機能ブロックの回路が誤動作することを防止でき
る。つまり、本発明による配線方法を利用すれば、回路
の誤動作を発生させること無く、占有面積を小さくする
ことが可能な半導体装置を得ることができる。
【0042】この発明のもう一つ別の局面における配線
装置は、上記もう一つの局面または上記さらに他の局面
または上記さらに別の局面における配線方法を実施す
る。
【0043】この場合、本発明による配線装置を半導体
装置の製造工程に適用すれば、回路の誤動作を発生させ
ること無く、占有面積を小さくすることが可能な半導体
装置を容易に得ることができる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一ま
たは相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は
繰返さない。
【0045】(実施の形態1)図1は、本発明による半
導体装置の実施の形態1を示す模式図である。図2は、
図1に示した半導体装置の部分拡大模式図である。図3
は、図2の線分III−IIIにおける断面模式図であ
る。図1〜3を参照して、本発明による半導体装置の実
施の形態1を説明する。
【0046】図1〜3を参照して、半導体装置1は、デ
ータの記憶や演算などのそれぞれの機能を実現するため
の機能ブロック2a〜2cと、この機能ブロック2a〜
2cの周囲に配置された周辺チャネル領域5とを備え
る。機能ブロック2cは、メモリセルがマトリックス状
に配置されたメモリセル部である。半導体装置1では、
半導体装置1の外部と電気信号を入出力するための電極
パッド4a、4bが周辺部に配置されている。この電極
パッド4a、4bと機能ブロック2a、2bとをそれぞ
れ接続するための信号線3a、3bが形成されている。
信号線3a、3bは、メモリセル部である機能ブロック
2cと部分的に重なるように(機能ブロック2c上を横
切るように)配置されている。
【0047】このようにすれば、従来は機能ブロック1
02c(図17参照)を迂回するように信号線103
a、103b(図17参照)を配置していたのに対し
て、機能ブロック102c上に重なるように信号線3
a、3bを配置することができるので、半導体装置のサ
イズを小さくすることが可能になる。
【0048】また、信号線3a、3bを配置する領域の
制約を少なくすることができるので、信号線3a、3b
の配置を決定する際の自由度を大きくすることができ
る。
【0049】メモリセル部である機能ブロック2cにお
いては、SRAM(StaticRandom Acc
ess Memory)のメモリセルがマトリックス状
に複数個配置されている。このため、機能ブロック2c
では、図2に示すようにビット線6aと、このビット線
6aにおいて転送される信号と相補的な信号が伝送され
る相補ビット線6bとが互いに平行に延びるように配置
されている。また、ビット線6aおよび相補ビット線6
bの延びる方向に対してほぼ垂直となる方向に延在する
ように、メモリセルを構成するワード線7が所定の間隔
を隔てて複数形成されている。機能ブロック2cに形成
されたメモリセルは、ビット線6aと相補ビット線6b
との微小電位差を利用して読み出しを行なう。図1〜3
に示した半導体装置1においては、ビット線6aおよび
相補ビット線6bはワード線7よりも上層のレイヤに形
成されている。
【0050】信号線3aは、ビット線6aおよび相補ビ
ット線6bと絶縁体9を隔てて配置されている。また、
信号線3aはビット線6aおよび相補ビット線6bと重
なるように配置される。信号線3aの延びる方向は、ビ
ット線6aおよび相補ビット線6bの延びる方向とほぼ
垂直な方向であり、ビット線6aと相補ビット線6bと
の線幅はほぼ等しくなっている。このため、ビット線6
aと信号線3aとの重なり領域23aの面積は、相補ビ
ット線6bと信号線3aとの重なり領域23bの面積と
ほぼ等しくなっている。
【0051】このようにすれば、信号線3aに電気信号
が流れる際に、ビット線6aと相補ビット線6bとの両
方に電磁気的影響が与えられることになる。このため、
信号線3aの影響によりビット線6aと相補ビット線6
bとの相対的な電位差が変動することを抑制できる。し
たがって、上述のように機能ブロック2cにおいてビッ
ト線6aと相補ビット線6bとの微小電位差を利用して
読み出しをおこなうようなメモリセルを含む回路が形成
されている場合に、この信号線3aの影響で機能ブロッ
ク2cにおける回路の誤動作が発生することを防止でき
る。この結果、回路の誤動作を発生させること無く、機
能ブロック2cと重なるように信号線3aを配置するこ
とにより半導体装置1の小型化を図ることが可能にな
る。
【0052】また、上述のようにビット線6aおよび相
補ビット線6bの延びる方向と信号線3aが延びる方向
とはほぼ垂直であり、ビット線6aと信号線3aとの重
なり領域23aの面積が、相補ビット線6bと信号線3
aとの重なり領域23bの面積とほぼ等しくなっている
ので、信号線3aからビット線6aに対する影響の程度
と、信号線3aからの相補ビット線6bに対する影響の
程度とを最も小さくかつほぼ等しくすることができる。
この結果、信号線3aの影響により、ビット線6aと相
補ビット線6bとの相対的な電位差が変化することを確
実に防止できる。
【0053】(実施の形態2)図4は、本発明による半
導体装置の実施の形態2を示す部分拡大模式図である。
図5は、図4の線分V−Vにおける断面模式図である。
図4は図2に対応する。図5は図3に対応する。図4お
よび5を参照して、本発明による半導体装置の実施の形
態2を説明する。
【0054】図4および5を参照して、半導体装置は基
本的には図1〜3に示した半導体装置と同様の構造を備
えるが、ビット線6aおよび相補ビット線6bとワード
線7との位置関係、さらには信号線8a、8bのビット
線6aおよび相補ビット線6bに対する配置が異なる。
すなわち、図4および5に示した半導体装置において
は、ワード線7がビット線6aおよび相補ビット線6b
よりも上層のレイヤに配置されている。そして、このビ
ット線6a、相補ビット線6bおよびワード線7よりも
上層に絶縁体9を介して信号線8a、8bが配置されて
いる。
【0055】信号線8a、8bは、それぞれ相補ビット
線6bが延びる方向と同じ方向に延びるように配置され
ている。また、信号線8aと信号線8bとは、それぞれ
を流れる電気信号の流れる方向が逆方向である(信号線
8aと信号線8bとは互いに逆極性の信号線である)。
相補ビット線6bと信号線8aとの水平方向の距離L1
と、相補ビット線6bと信号線8bとの水平方向の距離
L1とは等しくなっている。
【0056】このようにすれば、機能ブロック2c上に
重なるように信号線8a、8bを配置することができる
ので、本発明による半導体装置の実施の形態1と同様に
半導体装置1のサイズを小さくすることが可能になると
同時に、信号線8a、8bの配置の自由度を大きくする
ことができる。
【0057】また、信号線8a、8bにおいて、互いに
逆極性の電気信号を伝送することにより、信号線8aに
よる相補ビット線6bに対する影響と信号線8bによる
相補ビット線6bに対する影響とを互いに打消すことが
できる。また、相補ビット線6bと信号線8aとの間の
距離L1と、相補ビット線6bと信号線8bとの間の距
離L1とは等しくなっていることから、ビット線6bに
おいては、信号線8a、8bのそれぞれからの影響を完
全に相殺することができる。この結果、信号線8a、8
bからの影響に起因する相補ビット線6bでのノイズの
発生を防止できる。このため、相補ビット線6bでのノ
イズに起因する機能ブロック2cにおける回路の誤動作
などを防止できる。
【0058】また、このときビット線6aと信号線8a
との水平方向における距離L2は、距離L1よりも大き
くなっている。この場合、信号線8a、8bとビット線
6aとの間の距離を充分大きくできるので、この信号線
8a、8bによりビット線6aにおいてノイズが発生す
ることを抑制できる。
【0059】なお、ここでは相補ビット線6bを挟むよ
うに第1および第2の信号線としての信号線8a、8b
を配置しているが、ビット線6aを挟むように信号線8
a、8bを配置しても、ビット線6aにおいてノイズの
発生を防止できる。
【0060】(実施の形態3)図6は、本発明による半
導体装置の実施の形態3を示す部分拡大模式図である。
図7は、図6の線分VII−VIIにおける断面模式図
である。図6は図2に対応する。図7は図3に対応す
る。図6および7を参照して、本発明による半導体装置
の実施の形態3を説明する。
【0061】図6および7を参照して、本発明による半
導体装置は、基本的には図1〜3に示した半導体装置と
同様の構造を備えるが、ビット線6aおよび相補ビット
線6bと信号線8c、8dとの間に絶縁体膜からなる配
線禁止層10が形成されている点が異なる。信号線8は
ビット線6aおよび相補ビット線6bとほぼ平行に伸び
るように形成されている。また、信号線8dは、信号線
8cの上層において、信号線8cの延びる方向とほぼ垂
直な方向に延びるように配置されている。配線禁止層1
0の厚みは、信号線8c、8dがビット線6aおよび相
補ビット線6bに対して影響を与えるいわゆるクロスト
ークなどの不良の発生を防止することが可能な十分な厚
みとなるように決定されている。
【0062】このようにすれば、機能ブロック2c上に
離隔層としての配線禁止層10を介して重なるように信
号線8c、8dを配置することができるので、信号線8
c、8dの配置の自由度を大きくすることができるとと
もに、半導体装置1の占有面積(サイズ)を小さくする
ことが可能になる。
【0063】また、配線禁止層10が存在するので、信
号線8c、8dとビット線6aおよび相補ビット線6b
との間の距離を充分大きくすることができる。このた
め、信号線8c、8dの影響によりビット線6aおよび
相補ビット線6bにノイズが発生することを抑制でき
る。したがって、上記ノイズに起因して機能ブロック2
cの回路が誤動作することを防止できる。
【0064】図8は、本発明による半導体装置の実施の
形態3の変形例を説明するための部分拡大模式図であ
る。図9は、図8の線分IX−IXにおける断面模式図
である。図8および9を参照して、本発明による半導体
装置の実施の形態3の変形例を説明する。
【0065】図8および9を参照して、半導体装置は基
本的には図6および7に示した半導体装置と同様の構造
を備える。ただし、図8および9に示した半導体装置に
おいては、ワード線7がビット線6aおよび相補ビット
線6bよりも上層に配置されている。また、配線禁止層
10の上層においては、ワード線7と同じ方向に延びる
信号線8dが、ビット線6aおよび相補ビット線6bと
同じ方向に延びる信号線8cよりも下層に配置されてい
る。
【0066】このような半導体装置においても、図6お
よび7に示した半導体装置と同様の効果を得ることがで
きる。
【0067】(実施の形態4)図10は、本発明による
半導体装置の製造工程における配線レイアウト設計工程
を説明するためのフローチャートである。図11は、図
10に示した自動配置配線ツールを用いた配線レイアウ
ト工程を説明するためのフローチャートである。図12
は、図11に示したメモリセル上配線工程を説明するた
めのフローチャートである。図13は、図12に示した
ビット線と直交するように信号線を配置する工程を説明
するためのフローチャートである。図14は、図12に
示したワード線と直交するように信号線を配置する工程
を説明するためのフローチャートである。図15は、配
線禁止層の上に信号線を配置する工程を説明するための
フローチャートである。図10〜15を参照して、本発
明による半導体装置の配線レイアウト設計方法を説明す
る。
【0068】図10を参照して、本発明による半導体装
置の製造工程における配線レイアウト設計工程では、ま
ず半導体装置の論理設計を行なう論理設計工程(S10
0)を実施する。この論理設計工程(S100)を実施
することにより、回路接続情報(S200)が得られ
る。この回路接続情報(S200)に基づいて、配線を
異なるレイヤへと展開する階層展開工程(S300)が
実施される。階層展開工程(S300)によりそれぞれ
のレイヤへと配線が割振られた後、この割振られた配線
の情報に基づいて、回路接続情報(S400)が再度抽
出される。この回路接続情報(S400)と、半導体装
置における配線のその他の構成情報である配線構成情報
(S500)とに基づいて、自動配置配線ツールを用い
た配線レイアウト工程(S600)が実施される。この
配線レイアウト工程(S600)により配線のレイアウ
トが決定される。そして、この配線レイアウトの情報に
基づいて、半導体装置の製造工程における写真製版加工
工程に用いられるマスクを製造するためのマスク情報
(S700)が得られる。このマスク情報(S700)
に基づいて製造されたマスクを用いて、半導体基板上に
形成された導電体膜や絶縁体膜などに対して写真製版加
工を用いて所定のパターンを形成する。この結果、本発
明による半導体装置の実施の形態1〜3に示したような
半導体装置を得ることができる。
【0069】図11を参照して、図10に示した自動配
置配線ツールを用いた配線レイアウト工程(S600)
の内容を説明する。図11を参照して、配線レイアウト
工程(S600)では、まずメモリセル部である機能ブ
ロック2cなどの配置を決定する配置工程(S610)
を実施する。その後、それぞれの配線についての概略の
位置を決定する概略配線工程(S620)を実施する。
【0070】次に、メモリセル部である機能ブロック2
c上に信号線を配置するメモリセル上配線工程(S63
0)を実施する。メモリセル上配線工程(S630)に
おいては、後述するように信号線の下層に位置するビッ
ト線とワード線との構造に対応してメモリセル上に位置
する信号線の配置を決定する。
【0071】そして、メモリセル上配線工程(S63
0)が終了した後、メモリセル上に配置された信号線お
よびその他の配線の位置情報などに基づいて、詳細配線
工程(S640)を実施する。詳細配線工程(S64
0)の後、それぞれの配線が所定の接続状態を実現して
いるかどうかを確認する接続チェック工程(S650)
を実施する。このようにして、自動配置配線ツールを用
いた配線レイアウト工程(S600)は実施される。
【0072】ここで、図10に示したメモリセル上配線
工程(S630)においては、図12に示すように、ま
ずメモリセル上配線工程(S630)の処理を開始する
(S631)と、まずメモリセルにおけるビット線およ
びワード線の構成はどうなっているかどうかを判断する
工程(S632)が実施される。この工程(S632)
において、ビット線の方がワード線よりも上層に位置す
ると判断された場合、ビット線と直交するように信号線
を配置する工程(S633)が実施される。ビット線と
直交するように信号線を配置する工程(S633)で
は、図13に示すように、まずビット線を認識する工程
(S6331)が実施される。このビット線を認識する
工程(S6331)では、図2および3に示したような
ビット線6aおよび相補ビット線6bをそれぞれ認識す
る。その後、ビット線(ビット線6aおよび相補ビット
線6b)に対して直交するように信号線を配置する工程
(S6332)が実施される。
【0073】このようにすれば、図1〜3に示した半導
体装置1およびその半導体装置の配線構造を容易に得る
ことができる。つまり、上記の配線レイアウト設計工程
を用いて製造される半導体装置のサイズを小さくすると
同時に、ビット線および相補ビット線でのノイズの発生
を抑制できる。
【0074】なお、ビット線に対して直交するように信
号線を配置する工程(S6332)では、図2に示した
ようにビット線6aと信号線3aとの重なり領域23a
の面積と、相補ビット線6bと信号線3aとの重なり領
域23bとがほぼ等しくなるように、信号線を配置する
ことが好ましい。このようにすれば、信号線3aにより
ビット線6aと相補ビット線6bとの間の相対的な電位
差が変動することを確実に防止できる。
【0075】また、上記判断する工程(S632)にお
いて、ワード線よりもビット線の方が下層に位置すると
判断された場合、ワード線と直交するように信号線を配
置する工程(S634)が実施される。このワード線と
直交するように信号線を配置する工程(S634)にお
いては、図14に示すように、ビット線を認識する工程
(S6341)がまず実施される。その後、ワード線上
において、ビット線と平行に第1の信号線を配置する工
程(S6342)を実施する。その後、当該ビット線か
ら見て第1の信号線とは反対側の領域に第2の信号線を
配置する工程(S6343)を実施する。このとき、第
2の信号線は、第1の信号線と同様にビット線とほぼ平
行に延びるように配置される。また、ビット線から第1
の信号線までの距離と、ビット線から第2の信号線まで
の距離とを等しく設定することが好ましい。
【0076】このようにすれば、図4および5に示した
半導体装置1およびその半導体装置の配線構造を容易に
得ることができる。そして、上記の配線レイアウト設計
工程を用いて製造される半導体装置のサイズを小さくす
ると同時に、相補ビット線でのノイズの発生を抑制でき
る。
【0077】また、図12に示した判断する工程(S6
32)において、ビット線とワード線とのいずれか上層
に位置する一方と直交するように信号線を配置しようと
しても、周辺チャネル状況によりそのような信号線の配
置が実現不可能な場合には、その他の場合として、配線
禁止層の上に信号線を配置する工程(S635)が実施
される。この配線禁止層の上に信号線を配置する工程
(S635)においては、図15に示すように、まずビ
ット線を認識する工程(S6351)が実施される。そ
の後、ビット線およびワード線の上に配線禁止層を配置
する工程(S6352)が実施される。その後、配線禁
止層上に信号線を配置する工程(S6353)が実施さ
れる。
【0078】このようにすれば、図6および7に示した
半導体装置1およびその半導体装置の配線構造を容易に
得ることができる。
【0079】以上のように、ビット線およびワード線と
いった下層構造に対応するように信号線を配置すること
により、メモリセル上配線工程が終了する(S63
6)。
【0080】ここで、上述のような配線レイアウトを行
なう自動配置配線ツールプログラムは、CD−ROMな
どのコンピュータ読取可能な記録媒体に記録される。そ
して、コンピュータにこのCD−ROM21から自動配
置配線ツールプログラムをコンピュータへとインストー
ルすることにより、半導体設計装置22を実現すること
ができる。図16は、本発明による配線レイアウト設計
方法を実施する配線レイアウト設計装置を構成するコン
ピュータの一般的な構成を示すブロック図である。図1
6を参照して、本発明による半導体設計装置22を説明
する。
【0081】図16を参照して、半導体設計装置22
は、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置などの
ディスプレイ11と、中央処理装置(CPU)12と、
リードオンリメモリ(ROM)13と、ランダムアクセ
スメモリ(RAM)14と、ハードディスク(HD)1
5と、キーボード16と、マウス17と、CD−ROM
ドライブ18と、プリンタ19とを備える。ROM1
3、RAM14およびハードディスク15が記憶装置と
して機能し、キーボード16およびマウス17が入力装
置として機能し、ディスプレイ11およびプリンタ19
が出力装置として機能する。これらは相互にバス20に
より接続されている。
【0082】CD−ROM21には、上述のように本発
明による配線レイアウト設計方法を実施する自動配置配
線ツールプログラムが記録されている。このCD−RO
M21をCD−ROMドライブ18に装着し、自動配置
配線ツールプログラムをハードディスク15にインスト
ールすると、このコンピュータ装置は半導体設計装置と
して機能する。なお、ここでは記録媒体としてCD−R
OM21を用いているが、これに代えて光磁気(MO)
ディスクやフロッピー(R)ディスクなどの記録媒体を
用いることもできる。また、通常は自動配置配線ツール
プログラムを動作可能にするためのオペレーティングシ
ステム(OS)がハードディスク15に予めインストー
ルされている。
【0083】このような半導体設計装置22を用いれ
ば、本発明の実施の形態1〜3に示したような半導体装
置を容易に製造することができる。
【0084】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
【0085】
【発明の効果】本発明によれば、ノイズなどの発生を防
止しながら半導体装置の機能ブロック上に信号線を配置
できるので、半導体装置の微細化を図ることができると
ともに、このような半導体装置の製造方法に適用可能な
配線方法および配線装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による半導体装置の実施の形態1を示
す模式図である。
【図2】 図1に示した半導体装置の部分拡大模式図で
ある。
【図3】 図2の線分III−IIIにおける断面模式
図である。
【図4】 本発明による半導体装置の実施の形態2を示
す部分拡大模式図である。
【図5】 図4の線分V−Vにおける断面模式図であ
る。
【図6】 本発明による半導体装置の実施の形態3を示
す部分拡大模式図である。
【図7】 図6の線分VII−VIIにおける断面模式
図である。
【図8】 本発明による半導体装置の実施の形態3の変
形例を説明するための部分拡大模式図である。
【図9】 図8の線分IX−IXにおける断面模式図で
ある。
【図10】 本発明による半導体装置の製造工程におけ
る配線レイアウト設計工程を説明するためのフローチャ
ートである。
【図11】 図10に示した自動配置配線ツールを用い
た配線レイアウト工程を説明するためのフローチャート
である。
【図12】 図11に示したメモリセル上配線工程を説
明するためのフローチャートである。
【図13】 図12に示したビット線と直交するように
信号線を配置する工程を説明するためのフローチャート
である。
【図14】 図12に示したワード線と直交するように
信号線を配置する工程を説明するためのフローチャート
である。
【図15】 配線禁止層の上に信号線を配置する工程を
説明するためのフローチャートである。
【図16】 本発明による配線レイアウト設計方法を実
施する配線レイアウト設計装置を構成するコンピュータ
の一般的な構成を示すブロック図である。
【図17】 従来の半導体装置を示す模式図である。
【符号の説明】
1 半導体装置、2a〜2c 機能ブロック、3a,3
b,8a〜8d 信号線、4a,4b 電極パッド、5
周辺チャネル領域、6a ビット線、6b相補ビット
線、7 ワード線、9 絶縁体、10 配線禁止層、1
1 ディスプレイ、12 CPU、13 ROM、14
RAM、15 HD、16 キーボード、17 マウ
ス、18 CD−ROMドライブ、19 プリンタ、2
0 バス、21 CD−ROM、22 半導体設計装
置、23a,23b 重なり領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F033 UU04 VV16 XX00 XX03 5F038 BH19 CD05 CD13 DF05 DF11 EZ09 EZ20 5F064 AA06 BB02 BB13 DD02 DD04 EE02 EE16 EE24 EE26 EE43 EE46 HH02 HH06 HH13 HH14 5F083 BS00 GA12 KA17 LA12 ZA12

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2の機能ブロックと、 前記第2の機能ブロックから伸びる信号線とを備え、 前記第1の機能ブロックは、 ビット線と、 前記ビット線の延びる方向とほぼ同じ方向に延在する相
    補ビット線とを含み、 前記信号線は、前記ビット線および前記相補ビット線と
    絶縁体を介して交差するように配置されている、半導体
    装置。
  2. 【請求項2】 前記信号線と前記ビット線との重なり領
    域の面積が、前記信号線と前記相補ビット線との重なり
    領域の面積とほぼ等しくなるように、前記信号線が配置
    されている、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記ビット線および前記相補ビット線の
    延びる方向に対してほぼ垂直な方向に延在するように、
    前記信号線が配置されている、請求項1または2に記載
    の半導体装置。
  4. 【請求項4】 第1および第2の機能ブロックと、 前記第2の機能ブロックから伸びる第1および第2の信
    号線とを備え、 前記第1の機能ブロックはビット線を含み、 前記第1の信号線は、前記第1の機能ブロックと重なる
    領域において前記ビット線の延びる方向とほぼ同じ方向
    に延在するように配置され、 前記第2の信号線は、前記第1の機能ブロックと重なる
    領域において、前記ビット線から見て前記第1の信号線
    と反対側に位置する領域に形成され、前記第1の信号線
    が伸びる方向とほぼ同じ方向に延在するように配置され
    ている、半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の信号線と前記ビット線との間
    の距離は、前記第2の信号線と前記ビット線との間の距
    離と等しい、請求項4に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 ビット線を含む第1の機能ブロックと、 前記ビット線上に配置された離隔層と、 第2の機能ブロックと、 前記第2の機能ブロックから、前記第1の機能ブロック
    と重なる領域であって前記離隔層上の領域にまで延在す
    るように形成された信号線とを備える、半導体装置。
  7. 【請求項7】 半導体装置の第1の機能ブロックパター
    ンおよび第2の機能ブロックパターンを配置する工程を
    備え、前記第1の機能ブロックパターンは、ビット線パ
    ターンと、前記ビット線パターンの延びる方向とほぼ同
    じ方向に延在する相補ビット線パターンとを含み、さら
    に、 前記ビット線パターンと前記相補ビット線パターンとの
    位置データを認識する工程と、 前記認識された位置データに基づいて、前記ビット線パ
    ターンおよび相補ビット線パターンと交差するように、
    前記第2の機能ブロックパターンから伸びる信号線パタ
    ーンを配置する配線工程とを備える、配線方法。
  8. 【請求項8】 前記配線工程では、前記信号線パターン
    と前記ビット線パターンとの重なり領域の面積が、前記
    信号線パターンと前記相補ビット線パターンとの重なり
    領域の面積とほぼ等しくなるように、前記信号線パター
    ンを配置する、請求項7に記載の配線方法。
  9. 【請求項9】 前記配線工程では、前記ビット線パター
    ンおよび前記相補ビット線パターンの延びる方向に対し
    てほぼ垂直な方向に延在するように、前記信号線パター
    ンを配置する、請求項7または8に記載の配線方法。
  10. 【請求項10】 半導体装置の第1の機能ブロックパタ
    ーンおよび第2の機能ブロックパターンを配置する工程
    を備え、前記第1の機能ブロックパターンはビット線パ
    ターンを含み、さらに、 前記ビット線パターンの位置データを認識する工程と、 前記認識された位置データに基づいて、前記ビット線パ
    ターンの延びる方向とほぼ同じ方向に延在するように、
    前記第2の機能ブロックパターンから伸びる第1の信号
    線パターンを配置するとともに、前記ビット線パターン
    から見て前記第1の信号線パターンと反対側に位置する
    領域に形成され、前記第1の信号線パターンが伸びる方
    向とほぼ同じ方向に延在し、前記第1の信号線パターン
    により規定される第1の信号線に流れる電気信号とは反
    対の極性である電機信号が流れる第2の信号線を規定す
    る第2の信号線パターンを配置する配線工程とを備え
    る、配線方法。
  11. 【請求項11】 前記配線工程において、前記第1の信
    号線パターンと前記ビット線パターンとの間の距離は、
    前記第2の信号線パターンと前記ビット線パターンとの
    間の距離と等しくなるように、前記第1および第2の信
    号線パターンが配置されている、請求項10に記載の配
    線方法。
  12. 【請求項12】 半導体装置の第1の機能ブロックパタ
    ーンおよび第2の機能ブロックパターンを配置する工程
    を備え、前記第1の機能ブロックパターンはビット線パ
    ターンを含み、さらに、 前記ビット線パターンの位置データを認識する工程と、 前記認識された位置データに基づいて、前記ビット線パ
    ターンと重なる領域に離隔層パターンを配置するととも
    に、前記離隔層パターン上に配置され、前記第2の機能
    ブロックパターンから伸びる信号線パターンを配置する
    配線工程とを備える、配線方法。
  13. 【請求項13】 請求項7〜12に記載の配線方法を実
    施する配線装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008205092A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Nec Electronics Corp 半導体集積回路装置及びそのレイアウト方法

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