JP2002368021A - ボンディング装置 - Google Patents

ボンディング装置

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JP2002368021A
JP2002368021A JP2001170992A JP2001170992A JP2002368021A JP 2002368021 A JP2002368021 A JP 2002368021A JP 2001170992 A JP2001170992 A JP 2001170992A JP 2001170992 A JP2001170992 A JP 2001170992A JP 2002368021 A JP2002368021 A JP 2002368021A
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りつ子 三好
Hiroaki Hase
宏明 長谷
Toshinobu Kishi
利信 岸
Takuya Oga
琢也 大賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加圧力を低荷重から高精度に制御可能なボン
ディング装置を得ること。 【解決手段】 基板1を保持するステージ10と、基板
1にボンディングされる電子部品5を保持するボンディ
ング部180と、ボンディング部180に一端が連結さ
れると共に、所定の弾性定数を有する弾性部材160
と、弾性部材160の他端に連結されたユニット150
と、ユニット150を基板1に対して上下方向に移動さ
せる駆動部120と、弾性部材160の弾性定数を記憶
する記憶部307と、弾性部材160の長さの変化を検
出する検出部200と、検出部200の検出値に基づい
て弾性部材160の長さの変化分と、記憶部307に記
憶された弾性定数とに基づいてボンディング部180の
加圧力を演算する演算手段と、を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスの
実装に用いるボンディング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】第1の従来技術として特開2000−1
83114号公報に記載されたボンディング装置を図5
によって説明する。図5において、ボンディング装置
は、電子部品としてのチップ5を吸着して作動するボン
ディングツール7を備えたボンディング部9と、このボ
ンディング部9を駆動する駆動部20と、ボンディング
部9の下方に対向して設けられると共に、基板1を載置
するステージ10とから成っている。ボンディング部9
には、リニアガイド12を介して垂直部に係合すると共
に、スプリング14によって水平部に懸架されているブ
ラケット18と、ボンディングツール7の加圧力を検出
するためのロードセル16とが設けられている。
【0003】駆動部20は、Z軸駆動機構と、θ軸移動
機構とから成っており、Z軸駆動機構は保持板25に固
定されたモータ21の回転軸がボールネジ23に結合
し、ボールネジ23に螺合されているナット24の延在
部がプレート30に固定されている。なお、保持板25
とプレート30とがバネ27によって連結されている。
θ軸移動機構は、プレート30の上面に固定されたθ軸
用モータ32と、プレート30に固定されたθ軸移動機
構34とから成っている。
【0004】上記のように構成されたボンディング装置
の動作を図5によって説明する。チップ5がボンディン
グツール7に、基板1がステージ10に供給されて、画
像認識(図示せず)によって位置合わせをする。次に、
モータ21を作動させてナット24を高速下降させ、チ
ップ5と基板1が接触する手前で停止し、ロードセル1
6の出力値の変化を測定しながらモータ21を低速で動
作させ、チップ5と基板1の接触を検出する。続いて、
所定の加圧力になるまでモータ21を動作し、ボンディ
ングをする。
【0005】第2の従来技術として特開平11−121
481号公報に記載されたボンディング装置を図6によ
って説明する。図6中、図5と同一符号は同一又は相当
部分を示し、説明を省略する。ボンディング装置は、チ
ップ5を吸着して作動するボンディングツール7を備え
たボンディング部40と、このボンディング部40を駆
動する駆動部50と、ボンディング部40の自重をキャ
ンセルするバランス部60とから成っている。ボンディ
ング部40には、ボンディングツール7を案内するガイ
ド41と、ボンディングツール7に加圧力を与えるため
の圧縮バネ43を挿入するホルダー45と、ホルダー4
5が保持板47を介して連結されたロードセル49とか
ら成っており、ボンディングツール7が加圧していない
状態では、圧縮バネ43が初期撓みを発生するように形
成されている。
【0006】駆動部50は、支柱53に固定されたモー
タ21の回転軸がボールネジ23に結合し、ボールネジ
23がプレート51に螺合されており、プレート51に
ロードセル49の上端が固定されている。バランス部6
0は、バランスウエート61がワイヤ65を介してボン
ディング部40に接続され、ワイヤ65がプリー63内
を走行するように形成されている。
【0007】上記のように構成されたボンディング装置
の動作を図6によって説明する。チップ5がボンディン
グツール7に、基板1がステージ10に供給され、画像
認識と位置合わせをする。
【0008】次に、モータ21を作動させてボンディン
グツール7を高速下降させ、チップと基板1が接触する
手前で停止し、ロードセル49の出力値の変化を測定し
ながらモータ21を低速で動作させ、チップ5と基板1
の接触を検出する。続いて、所定の加圧力になるまでモ
ータ21を動作し、ボンディングをする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような第1及び第2の従来技術によるボンディング装置
では、以下の問題点があった。すなわち、第1の従来技
術では、チップ5と基板1が接触し、ロードセル16の
出力値の変化を検出した後に、モータ21が停止するま
でに下降した微小な変位量ΔLとボンディング部9のバ
ネ定数の乗算値によって初期加圧力が決定される。しか
しながら、ボンディング部9のバネ定数はロードセル1
6のバネ定数によって定まり、このバネ定数が数100
0(N/mm)〜数10000(N/mm)と非常に高
いので、初期加圧力の低いボンディングができなかっ
た。加えて、ボンディングツール7の荷重制御の分解能
は、ボンディング部9のバネ定数とボンディングツール
7を上下動させるブラケット18の最小移動単位との乗
算値によって決定される。しかしながら、ボンディング
部9のバネ定数は上記のように大きいので、例えば0.
01N程度の小さな荷重分解能を実現できなかった。
【0010】また、第2の従来技術では、ボンディング
ツール7がチップ5に接触した瞬間に圧縮バネ43の初
期撓みに相当する初期荷重として通常数Nから数10N程
度が加わるので、上記初期過重以下の制御ができなかっ
た。
【0011】本発明は、上記第1及び第2の従来技術の
問題を解決するためになされたもので、加圧力を低荷重
から高精度に制御可能なボンディング装置を提供するこ
とを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明のボンディン
グ装置は、基板を保持するステージと、前記基板にボン
ディングされる電子部品を保持するボンディング部と、
このボンディング部に一端が連結されると共に、所定の
弾性定数を有する弾性部材と、この弾性部材の他端に連
結されたユニットと、前記ユニットを前記基板に対して
上下方向に移動させる駆動部と、前記弾性部材の弾性定
数を記憶する第1の記憶手段と、前記弾性部材の長さの
変化を検出する検出手段と、この検出手段の検出値に基
づいて前記弾性部材の長さの変化分と、前記第1の記憶
手段に記憶された前記弾性定数とに基づいて前記ボンデ
ィング部の加圧力を演算する演算手段と、を備えること
を特徴とするものである。かかるボンディング装置によ
れば、演算手段が弾性部材の長さの変化分、弾性部材の
弾性定数とに基づいてボンディング部の加圧力を求める
ので、例えばロードセルのようなボンディング部の加圧
値を検出する加圧検出手段が不要になる。したがって、
ユニットとボンディング部との弾性部材の弾性定数に基
づきボンディング部の初期加圧力、荷重分解能が定まる
ので、弾性部材の弾性定数を適切な値に選定することに
より、初期加圧力を低くでき、しかも荷重分解能の精度
を向上できるという効果がある。
【0013】第2の発明のボンディング装置は、基板を
保持するステージと、前記基板にボンディングされる電
子部品を保持するボンディング部と、このボンディング
部に一端が連結されると共に、所定の弾性定数を有する
第1の弾性部材と、この第1の弾性部材の他端に連結さ
れた前記ボンディング部の加圧力を検出する加圧力検出
手段と、この加圧力検出手段に一端に連結された第2の
弾性部材と、この第2の弾性部材の他端に連結されたユ
ニットと、前記ユニットを前記ステージに保持された基
板に対して上下方向に移動させる駆動部と、を備えるこ
とを特徴とするものである。かかるボンディング装置に
よれば、加圧力検出手段の弾性定数と第1の弾性部材の
弾性定数の直列に基づき合成弾性定数が定まるので、弾
性部材の弾性定数を適切な値に選定することにより、初
期加圧力を低くでき、しかも荷重分解能の精度を向上で
きるという効果がある。そして、例えば、第1の弾性部
材の弾性係数を加圧力検出手段の弾性定数よりも、十分
に小さく選定することで、第1の弾性部材の弾性定数に
よりボンディングツールの初期加圧力、加圧分解能を自
由に設定できるという効果がある。
【0014】第3の発明のボンディング装置の弾性部材
は、第1又は第2の発明においてバネで、引っ張りバネ
と、圧縮バネとからなることを特徴とするものである。
かかるボンディング装置によれば、圧縮バネによって、
電子部品を基板に加圧する際における初期加圧力として
ボンディング部の重量以上の加圧力を加えることができ
るという効果がある。
【0015】第4の発明のボンディング装置は、第1又
は第3の発明において、ボンディングとユニットとが摺
動自在に係合される摺動部と、弾性部材の長さに基づく
値を記憶する第2の記憶手段と、駆動部により前記ボン
ディング部を予め定められた位置に移動するように指令
を発生する指令発生手段と、検出手段の検出値と第2の
記憶手段に記憶された値の差を求める差演算手段と、該
差演算手段の差に基づいて前記指令発生手段の指令値を
補正する補正手段と、を備えたことを特徴とするもので
ある。かかるボンディング装置によれば、指令発生手段
によりボンディング部を予め定めた位置に移動しておい
て、差演算手段が検出手段の検出値と第2の記憶手段の
記憶値との差を演算して、補正手段が指令発生手段の指
令値を補正する。したがって、指令発生手段の指令値が
摺動部の抵抗の影響を補正するので、該指令値に基づい
て精度良くボンディング部を位置合せできるという効果
がある。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本発明の一実施の
形態を図1によって説明する。図1はボンディング装置
の斜視図である。図1において、ボンディング装置は、
略逆L形状の基柱101と、該基柱101に連結された
側面視で略逆凹形状のユニット150と、ユニット15
0を上昇下降させる駆動部120と、ユニット150に
第1の弾性部材としてのバネ部160を介して摺動自在
に連結されたボンディング部180と、ボンディング部
180とユニット150間のバネ部160のバネ長さを
検出する検出部200と、基板1を載せると共に、X
軸,Y軸,θ軸駆動機構(図示せず)により基板1の位
置を移動させるステージ10とを備えている。
【0017】駆動部120は、基柱101の上部にモー
タ121が固定されており、モータ121の回転軸に固
定されると共に、Z軸方向に設けられたボールネジ12
3がユニット150のネジ孔150eと螺合されてお
り、ユニット150の垂直部がリニアガイド152を介
して基柱101のZ軸方向に摺動自在に形成されてい
る。
【0018】バネ部160は、ボンディング部180を
引っ張り上げるコイル状の第1の引張りバネ161、第
2の引張りバネ163と、ボンディング部180を押し
下げるコイル状の圧縮バネ165とから成っている。こ
のように圧縮バネ165の両側に引張りバネ161,1
63を設けるのは、ボンディング部150に不均衡なバ
ネの力がかからないようにするためである。また、第1
の引張りバネ161、第2の引張りバネ163、圧縮バ
ネ165、弾性定数としてのバネ定数K(N/m
m)、K(N/mm)、K(N/mm)を測定して
おいて、三つのバネの合成バネ定数K (N/mm)
は、各バネ定数K,K,Kの和となる。例えばバ
ネ定数K=K=2(N/mm)、K=32(N/
mm)とすれば、K=36(N/mm)となる。
【0019】ボンディング部180は、電子部品として
のチップ5を吸着するボンディングツール182と、リ
ニアガイド155によってZ軸方向にガイドされボンデ
ィングツール182を保持するツールホルダー184と
から成っている。
【0020】検出部200は検出手段を成し、ボンディ
ングホルダー184に設けられた水平な検出板201
と、ユニット150の上部端面に固定されると共に、検
出板201までのZ軸方向の距離を測定する変位センサ
203とから成っており、バネ部160の長さに基づく
値として、例えばバネ部160の長さが検出されるよう
に形成されている。
【0021】制御部300は、装置全体の動きを制御す
る部分で、変位センサ203、モータ121のエンコー
ダ122の検出値を取りこむインターフェース(I/
F)303,305による検出値に基づいて演算を成す
演算部131と、第1及び第2の記憶手段としての記憶
部307とから成っている。カメラ400は、Z軸の上
下方向を撮像可能で、図示しないX軸,Y軸駆動機構によ
りX軸、Y軸方向に移動可能のように形成されている。
【0022】次に、上記のように構成されたボンディン
グ装置の動作を図1及び図2を参照して説明する。図2
は、ボンディング装置の動作を示すフローチャートであ
る。キーボート(図示せず)により、ボンディング部1
80を有するバネ部160のバネ長さZr(mm)、予
め測定しておいたバネ部160の合成バネ定数K(N
/mm)、チップ5と基板1との接触状態検出に用いる
Z軸下方向の変位増加量ΔZ(mm)、チップ5と基板
1との加圧値Fsf(N)、加圧の許容範囲ΔF
(N)を入力して記憶部307に記憶させる(ステッ
プS100)。チップ5をボンディングツール182の
下端に吸着し、基板1をステージ10に吸着させる。カ
メラ400を基板1とチップ5との間に挿入する。
【0023】制御部300は、モータ121を駆動して
カメラ400の画像認識位置となるZ軸方向の指令値
(請求項4の指令発生手段)としてA(mm)までボ
ンディングツール182を下降させる(ステップS10
1)。モータ121のZ軸方向の指令値A(mm)に
おいて、変位センサ203の検出値Z(mm)と、記
憶部307に記憶されたバネ部160の長さZ(m
m)とがリニアガイド155の摺動抵抗のため、等しく
ならないことがある。したがって、リニアガイド155
の摺動抵抗を考慮したモータ121の指令値Ara(請
求項4の補正手段)を下式で設定する。 Ara=A−(Z−Z)・・・・(1)
【0024】カメラ400がチップ5と基板1との間に
挿入され、チップ5と基板1との画像認識を行い、チッ
プ5と基板1との相対位置ずれ量を測定し、ステージ1
0を図示していないX軸,Y軸,θ軸駆動機構により、
基板1の位置を調整する(ステップS103)。制御部
300は、モータ121を駆動し、予めティーチングし
ておいたチップ5と基板1が接触する直前の位置にボン
ディングツール182の先端を移動した後、変位センサ
203の検出値Z(mm)を記憶部307に記憶し(ス
テップS105)、モータ121を低速駆動することに
より、ボンディングツール182を基板1に対して低速
でアプローチさせ(ステップS107)、このアプロー
チ動作における変位センサ203の検出値Z(mm)が
下式を満たすことにより基板1とチップ5とが接触した
ものとみなして接触信号Stを発生する(ステップS1
09)。 Z≦Z−ΔZ・・・・(2) ΔZ:ステップS100にて、記憶部に記憶された変位
増加量(mm) Z:ステップS105の接触直前における変位センサ
の値(mm)
【0025】制御部300は、接触信号Stによりモー
タ121の駆動を停止することによりボンディングツー
ル182のアプローチ動作を停止させ(ステップS11
1)、ボンディングツール182が停止した際における
変位センサ203によって検出された現在の変位Z
sa(mm)を記憶部308に記憶する。制御部300の演
算部301は、ステップS100においてボンディング
ツール182がチップ5を押すように記憶部307に記
憶された加圧力FSf(N)までに必要なボンディング
ツール182の下降方向の移動量Z(mm)を下式に
よって演算し、該移動量Zに基づいてモータ121を
駆動することによりボンディングツール182の下降し
てチップ5を基板1に加圧する(ステップS113)。 Z=Zsa−(Z−Fsf/K)・・・・(3) Z:ステップS105の接触直前における変位センサ
の値(mm) K:ステップS100にて、記憶部に記憶した合成バ
ネ定数(N/mm)
【0026】制御部300は、加圧の際における変位セ
ンサ203の現在の変位Z(mm)を検出し、予め記
憶部307に記憶させた加圧の許容範囲ΔF(N)を
用いて加圧の確認する(ステップS115)。 Z≦Z≦Z・・・・(4) ここに、Z=Z−FSf/K−ΔF/K=Z−FSf/K+ΔF/K 制御部300は、上記(4)式を満たすか否かを判断
し、満たせばボンディングツール182を加熱し、ハン
ダを溶融してチップ5を基板1にボンディングし(ステ
ップS117)、満たさなければ再びステップS113
を実行して再度加圧する。
【0027】この実施の形態によるボンディングツール
182の初期加圧力の最小値Ftm in(N/mm)
は、接触信号Stを発生からボンディングツールが停止
するまでの時間をtm(s)とすれば、下式となる。 Ftmin=K×V×tm+ΔZ×K・・・(5) ここに、V:ボンディングツールのアプローチ速度
(mm/s) ΔZ:ステップS100にて、記憶部に記憶された変位
増加量(mm)K:記憶部に記憶した合成バネ定数
(N/mm)
【0028】また、ボンディングツール182の加圧力
精度F(N)は、ボンディングツール182の最小移
動単位をZmin(mm)と、合成バネ定数Kとの乗
算値となる。加圧力Fmin、加圧力の精度Fpは合成バ
ネ定数Kによって変更することができ、合成バネ定数
を小さくすることにより、容易に初期加圧力の最小
値F minを小さくでき、加圧力の精度Fpを良くするこ
とができる。
【0029】実施の形態2.本発明の他の実施の形態を
図3によって説明する。図3はボンディング装置の斜視
図である。図3中、図1と同一符号は同一又は相当部分
を示し説明を省略する。図3において、ボンディング装
置は、ロードセル503の下端に設けられたベース50
5にバネ部160が懸架されており、ロードセル503
の上部が二本の引っ張りバネ501(第2の弾性部材)
によってユニット150に引っ張られることによりロー
ドセル503の上部がユニット150の下端と所定の押
圧力により接触するように形成されている。なお、ロー
ドセル503の検出値がI/F311に入力されるよう
に形成されている
【0030】ロードセル503のバネ定数Kと、バネ
部160のバネ定数Kとの合成バネ定数KLOは下式
となる。 KLO=K・K/(K+K)・・・・・(6) 例えば、K=36(N/mm)、K=10000
(N/mm)のように、K ≪Kとすれば、KLO
となり、ボンディング部180のバネ定数は、バネ
部160のバネ定数によって定まるように形成されてい
る。
【0031】上記のように構成されたボンディング装置
の動作を図3及び図4によって説明する。図4は、ボン
ディングの動作を示すフローチャートである。図4中、
図2と同一符号のステップは同一又は相当部分を示し、
説明を省略する。まず、キーボート(図示せず)によ
り、ボンディング部180を有するバネ部160のバネ
長さZr(mm)、予め測定しておいたバネ部160の
合成バネ定数KL0 (N/mm)、閾値F(N)、
チップ5と基板1との加圧値Fsf(N)、加圧の許容
範囲ΔF(N)を入力して記憶部307に記憶させる
(ステップS200)。
【0032】制御部300は、モータ121を駆動し
て、予めティーチングしておいたチップ5と基板1が接
触する直前の位置にボンディングツール182を移動
し、チップ5と基板1が接触間際における非接触の状態
で、ロードセル503の検出値F (N)、すなわち、
初期荷重を制御部300の記憶部307に記憶し(ステ
ップS205)、モータ121を低速駆動することによ
り、ボンディングツール182を基板1に対して低速で
アプローチさせる(ステップS107)。
【0033】制御部300は、上記アプローチ動作にお
けるロードセル503の検出値F (N)を読み込
み、ロードセル503の値の変化量ΔF(N)を下式
により求める。 ΔF=Fap−F・・・・・・・(7) ここに、F:ステップS205における接触直前のロ
ードセルの検出値(N)制御部300は、ΔFが記憶
部307に記憶された接触検出の閾値F(N)に対し
て、ΔF≧Fか判断し(ステップS109)、ΔF
≧Fであれば、接触信号Stを発生してモータ121
を停止して、アプローチ動作を停止させる(ステップS
211)。
【0034】制御部300は、ボンディングツール18
2を停止した際におけるロードセル503から検出され
た現在の加圧力Fa2(N)を記憶部307に記憶す
る。記憶部307に記憶されたボンディングツール18
2がチップ5を押す加圧力F (N)に到達するまで
に必要な加圧力F(N)を下記(8)式で演算し、加
圧力Fを得るために、ボンディングツール182の必
要降下量Z(mm)を下記(9)式で求めて必要降下
量Zに基いてモータ121を駆動することによりチッ
プ5と基板5とを加圧する(ステップS213)。 F=Fsf−(Fa2−F) ・・・・・・・(8) Z=F/KL0・・・・・・・(9) ここに、KL0:合成バネ定数(N/mm)
【0035】制御部300は、ロードセル503から現
在の加圧力Fap(N)を検出し、ステップS200に
おいて記憶部307に記憶された加圧の許容値ΔF
(N)、加圧力Fsfと、ステップ205において記
憶部307に記憶された接触直前のロードセル503の
検出値Fを用いて加圧力Fap(N)を下式によって
確認する(ステップS215)。 F≦Fap≦F・・・・・・・(10) ここに、F=Fsf+F−ΔF=Fsf+F+ΔF
【0036】制御部300は、上記(10)式を満たす
か否かを判断し(ステップS215)、満たせばボンデ
ィングツール182を加熱し、ハンダを溶融してチップ
5を基板1にボンディングする(ステップS117)。
一方、ステップS215において上記(10)式を満た
さなければ、再びステップS213を実行して加圧す
る。
【0037】なお、上記実施の形態1及び2では、バネ
部160は引張りバネ一本と圧縮バネ一本を用い、圧縮
バネの中に引張りバネを入れることによりバネ部160
をコンパクトにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態によるボンディング装
置を示す斜視図である。
【図2】 図1のボンディング装置の動作を示すフロー
チャートである。
【図3】 本発明の他の実施の形態によるボンディング
装置を示す斜視図である。
【図4】 図3のボンディング装置の動作を示すフロー
チャートである。
【図5】 第1の従来技術によるボンディング装置を示
す正面図である。
【図6】 第2の従来技術によるボンディング装置を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 基板、5 チップ、120 駆動部、150 ユニ
ット、160 バネ部(弾性部材)、180 ボンディ
ング部、201 検出板、203 変位センサ。
フロントページの続き (72)発明者 岸 利信 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 大賀 琢也 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5F047 AA17 BA06 BA18 BB01 FA08 FA15 FA16 FA46 FA71 FA82

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を保持するステージと、 前記基板にボンディングされる電子部品を保持するボン
    ディング部と、 このボンディング部に一端が連結されると共に、所定の
    弾性定数を有する弾性部材と、 この弾性部材の他端に連結されたユニットと、 前記ユニットを前記基板に対して上下方向に移動させる
    駆動部と、 前記弾性部材の弾性定数を記憶する第1の記憶手段と、 前記弾性部材の長さの変化を検出する検出手段と、 この検出手段の検出値に基づいて前記弾性部材の長さの
    変化分と、前記第1の記憶手段に記憶された前記弾性定
    数とに基づいて前記ボンディング部の加圧力を演算する
    演算手段と、 を備えたことを特徴とするボンディング装置。
  2. 【請求項2】 基板を保持するステージと、 前記基板にボンディングされる電子部品を保持するボン
    ディング部と、 このボンディング部に一端が連結されると共に、所定の
    弾性定数を有する第1の弾性部材と、 この第1の弾性部材の他端に連結された前記ボンディン
    グ部の加圧力を検出する加圧力検出手段と、 この加圧力検出手段に一端に連結された第2の弾性部材
    と、 この第2の弾性部材の他端に連結されたユニットと、 前記ユニットを前記ステージに保持された基板に対して
    上下方向に移動させる駆動部と、 を備えたことを特徴とするボンディング装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性部材は、バネで、引っ張りバネ
    と、圧縮バネとからなることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のボンディング装置。
  4. 【請求項4】 前記ボンディング部と前記ユニットとが
    摺動自在に係合される摺動部と、 前記弾性部材の長さに基づく値を記憶する第2の記憶手
    段と、 前記駆動部により前記ボンディング部を予め定められた
    位置に移動するように指令を発生する指令発生手段と、 前記検出手段の検出値と第2の記憶手段に記憶された値
    の差を求める差演算手段と、 該差演算手段の差に基づいて前記指令発生手段の指令値
    を補正する補正手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1又は3に記載のボン
    ディング装置。
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