JP2002367728A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2002367728A JP2001171053A JP2001171053A JP2002367728A JP 2002367728 A JP2002367728 A JP 2002367728A JP 2001171053 A JP2001171053 A JP 2001171053A JP 2001171053 A JP2001171053 A JP 2001171053A JP 2002367728 A JP2002367728 A JP 2002367728A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不用意にコネクタの取り外しが行われるのを
防ぐ。 【解決手段】 検知部材40は、雄ハウジング20のフ
ード部22の外面に設けた取付凹部28に対して、嵌合
前では初期位置に取り付けられ、両ハウジング10,2
0が正規嵌合された後に検知位置に移動される。検知位
置では、検知部材40の基部41が取付凹部28内に嵌
め込まれるとともに係合壁42が雌ハウジング10の干
渉部16の後面に係合することで両ハウジング10,2
0が離脱方向に相対変位するのが規制される。両ハウジ
ング10,20の離脱時は、検知部材40の解除孔46
内に解除治具60を挿入して回動させる。解除部62を
回動許容空間47内に進入させて引っ掛け部48に引っ
掛けてから検知部材40を初期位置へ引き上げると、係
合壁42と干渉部16との係合状態が解除されるから、
両ハウジング10,20を取り外す。解除治具60は弾
性係止片49により弾性的に係止されて回動姿勢に保持
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のワイヤハーネスの接続に
用いられるコネクタとして、雄雌のハウジングの嵌合状
態を検知するための検知部材を備えたものが知られてお
り、その一例が特開2000−138084号公報に記
載されている。このものは、雄ハウジングのうち前方か
ら雌ハウジングが嵌合可能とされるフード部には、側方
から検知部材が組付可能とされており、この検知部材
は、両ハウジングの嵌合・離脱を許容する初期位置と検
知位置との間を移動可能とされている。両ハウジングが
嵌合される途中では、雌ハウジングに設けた干渉部の下
面に検知部材が干渉することで、検知部材を初期位置か
ら検知位置へ押し込むのが規制される。両ハウジングが
正規に嵌合されると、干渉部が検知部材の後方に退避す
ることで、検知部材を検知位置へ押し込むのが許容さ
れ、検知位置では干渉部の後面に検知部材が係合するこ
とで、両ハウジングが離脱不能に保持される。このよう
に検知部材を検知位置へ押し込めるか否かによって両ハ
ウジングの嵌合状態を検知することができる。一方、両
ハウジングを取り外す場合は、外側に突出した検知部材
とフード部との間にドライバなどの工具を差し込んで、
検知部材を強制的に初期位置に戻してから、両ハウジン
グを引き離すようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年自動車
の電源システムとして、従来の12V系電源システムに
代えて42V系電源システムなどの高電圧の電源系を導
入することが検討されている。そのような高電圧の電力
供給回路に上記コネクタを介設した場合、通電した状態
にも拘わらずコネクタを取り外すと、アークが発生する
という問題がある。このコネクタは、検知部材をドライ
バのような一般的な工具により移動させることができる
ため、一般ユーザーが誤って取り外してしまうおそれが
あった。本発明は上記のような事情に基づいて完成され
たものであって、不用意にコネクタの取り外しが行われ
るのを防ぐことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合可能な
一対のコネクタハウジングのうち、一方のコネクタハウ
ジングには、他方のコネクタハウジングに係合すること
で両コネクタハウジングが正規嵌合した状態から離脱方
向に相対変位するのを規制可能な規制部材が組付可能と
されるものにおいて、前記規制部材が前記一方のコネク
タハウジングの側面に設けられた凹所内に嵌め込まれる
ことで、前記他方のコネクタハウジングに係合されるよ
うになっているとともに、この規制部材には、軸体の先
端側に側方へ張り出す解除部を有する解除治具を挿入可
能とされる解除孔が前記軸体に沿って設けられるととも
に、前記解除孔の底部に連通して形成されることで前記
解除部の変位を許容する許容空間が設けられ、さらにこ
の許容空間に臨んで形成されることで前記解除部が引っ
掛けられると共に前記規制部材を移動操作することが可
能な引っ掛け部が設けられ、且つ前記解除治具を前記解
除部と前記引っ掛け部とが引っ掛かる姿勢に保持可能な
保持手段が設けられている構成としたところに特徴を有
する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記保持手段は、前記許容空間内における前
記解除部の変位軌道上に配されることで解除部と弾性的
に係止可能な弾性係止片を備え、この弾性係止片が前記
解除部から所定以上の押圧力を付与された場合にのみ弾
性変形可能とされているところに特徴を有する。
【0006】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載のものにおいて、前記許容空間が前記解除孔に
挿入した前記解除治具を回動させるのに伴う前記解除部
の変位を許容するよう形成されるとともに、前記引っ掛
け部が前記解除孔の孔縁部とされているところに特徴を
有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>両コネクタ
ハウジングを正規嵌合した後に、規制部材を一方のコネ
クタハウジングに設けた凹所内に嵌め込んで他方のコネ
クタハウジングに係合させることで、両コネクタハウジ
ングが離脱方向に相対変位するのが規制される。両コネ
クタハウジングを取り外すには、解除孔内に解除治具を
挿入し、解除部を引っ掛け部に引っ掛かる位置まで許容
空間内を変位させてから、解除治具を引っ張ることで規
制部材を他方のコネクタハウジングから非係合となるよ
う移動させる。これにより規制部材による規制状態が解
除されるから、両コネクタハウジングを離脱させること
ができる。本発明では、解除孔の底側に許容空間と引っ
掛け部を設けるようにしたから、例えばドライバのよう
にストレートな軸体からなる一般的な工具を用いて引っ
掛け部に引っ掛けるのは困難となる。従って、軸体の先
端に解除部を有する専用の解除治具を有さない者が不用
意にコネクタを取り外してしまう事態を極力回避するこ
とができる。しかも、保持手段により解除治具を解除部
と引っ掛け部とが引っ掛かる姿勢に保持することができ
るから、規制部材の移動作業がし易くなる。さらには、
両コネクタハウジングを取り外した後で再嵌合を行うま
での間、解除治具を紛失する事態を防ぐことができる。
その上、再嵌合時には解除治具を規制部材に保持させる
ことができるから、規制部材を他方のコネクタハウジン
グに係合するよう移動する作業を失念するのを防ぐこと
ができる。
【0008】<請求項2の発明>保持手段を弾性係止片
によるセミロック機構とすることで、解除治具を保持す
る保持力と解除治具の操作性とを両立させるのが容易と
なる。 <請求項3の発明>解除孔内に挿入した解除治具を回動
させることで、解除部を引っ掛け部である解除孔の孔縁
部に引っ掛かる位置まで許容空間内を変位させた後、解
除治具を引っ張って規制部材を移動させる。本発明によ
れば、仮に解除孔に連続するスライド溝を設けて解除治
具をスライドさせることで解除部を引っ掛け部に引っ掛
けるようにした場合と比べて、解除孔の開口面積を小さ
くすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1ないし
図14によって説明する。この実施形態に示すコネクタ
は、例えば自動車に搭載される42V系電源システムの
電力供給回路に介設されている。このコネクタは、互い
に嵌合可能な雌コネクタハウジング10(以下、単に雌
ハウジング10という)と、雄コネクタハウジング20
(以下、単に雄ハウジング20という)とを備え、この
うち雄ハウジング20側に両ハウジング10,20の嵌
合状態を検知するための検知部材40が組み付けられて
いる。なお、以下では両ハウジング10,20における
嵌合面側を前方として説明するものとし、また上下方向
の記載については図2及び図4を除いた各図を基準とす
る。
【0010】雌ハウジング10は、合成樹脂製とされ、
図1及び図2に示すように、全体が長方形状をなし、内
部には図示しない雌端子金具を後方から挿入可能なキャ
ビティ11が上下2段に複数室形成されている。キャビ
ティ11は、大小2種類のものが下段側に7室、上段側
に3室の計10室それぞれ幅方向に並んで配され、この
うち上段側のキャビティ11は、雌ハウジング10にお
ける図1の左右両端位置に配されている。雌ハウジング
10の上面には、上段側のキャビティ11間に位置して
凹部12が前後方向に沿って設けられており、この凹部
12の幅方向中央位置には、片持ち梁状とされて上下に
弾性変形可能なロックアーム13が突設されている。ロ
ックアーム13は、幅方向の中央に前後方向に沿ってス
リット14が形成され、その前後方向の中間位置には係
止部15がスリット14を横切って形成されている。ロ
ックアーム13の前端部(基端部)には、スリット14
を横切ってブロック状の干渉部16が突設されている。
凹部12の両側面には、一対の解除リブ17が対向する
ロックアーム13に向かって突出して設けられている。
両解除リブ17は、前後方向に延出して形成されるとと
もに、その前部側面が前端側にかけて次第にロックアー
ム13から離れるようなテーパ面17aとして形成され
ている。
【0011】雄ハウジング20は、合成樹脂製とされ、
図3ないし図5に示すように、雄端子金具(図示せず)
を収容可能な長方形状の端子収容部21と、その前方に
突出する角筒状のフード部22とを備えている。端子収
容部21には、後方から雄端子金具を挿入可能なキャビ
ティ23が、雌ハウジング10側の各キャビティ11に
対応する位置に計10室設けられている。フード部22
内には、前方から雌ハウジング10が嵌合可能とされて
いる。
【0012】フード部22の内周面のうち上部前端に
は、ロックアーム13の係止部15に係止可能なロック
突部24が下方へ突出して設けられている。ロック突部
24に対して図3の左右側方には、一対の支持壁25が
ロック突部24よりも下方位置まで突出して設けられ、
この支持壁25の突出端における外側面(ロック突部2
4とは反対側の側面)には、後方へ延出する角柱状のレ
ール部26がそれぞれ連結されている。レール部26
は、後端部がフード部22の奥端面に連結されている。
レール部26の内側面下部には、逃がし溝27が後方へ
開放して形成されている。そして、両ハウジング10,
20の嵌合時には、両支持壁25間にロックアーム13
が進入されるとともにレール部26の上側に解除リブ1
7が進入されるようになっている。
【0013】フード部22の上部外面には、検知部材4
0を取り付けるための取付凹部28が設けられている。
取付凹部28は、フード部22の外面を部分的に所定深
さまで凹ませて形成され、前後左右の周壁に取り囲まれ
ている。なお、取付凹部28の前壁には、型抜き孔が形
成されているものの両ハウジング10,20が正規嵌合
されると雌ハウジング10によって塞がれるようになっ
ている(図8参照)。取付凹部28の底面には、フード
部22の内部に貫通する挿通スリット29が幅方向に3
本並んで設けられている。各挿通スリット29は、前後
方向に沿って形成され、このうち中央の挿通スリット2
9が幅方向についてロック突部24と同じ位置に配さ
れ、両端の挿通スリット29が幅方向について支持壁2
5及びレール部26と同じ位置に配されている。
【0014】検知部材40は、合成樹脂製とされ、上記
取付凹部28内に嵌合可能な板状の基部41を備え、取
付凹部28内を上下に移動可能とされている。基部41
の上面後部は、後下がりとなるテーパ状に形成されてい
る。基部41の下面には、幅方向の中央位置に係合壁4
2が突設されるとともに、係合壁42の両側方位置に
は、係止アーム43,44が前後一対ずつ設けられ、さ
らに前後の係止アーム43,44の間には一対の保持ア
ーム45が突設されている。これら係合壁42、係止ア
ーム43,44及び保持アーム45は、取付凹部28の
各挿通スリット29内に挿通されることで、フード部2
2の内部に進入可能とされている。
【0015】係合壁42は、平板状に形成されるととも
にその下面が前端から後下がり状のテーパ面42aとし
て形成されているのに対し、その後面が嵌合方向と直交
する切り立った面とされている。前後の係止アーム4
3,44のうち、前側係止アーム43は、下方へ真っ直
ぐに突出する角柱状に形成されるとともにその下部前面
には係止突起43aが前方へ突設されている。この係止
突起43aの上下面にはテーパ面が形成されている。後
側係止アーム44は、下端部がヘアピン状に屈曲するこ
とで全体が略U字型に形成され、その突出端側の後面に
は係止突起44aが後方へ突設されている。この係止突
起44aの下面にはテーパ面が形成されている。両係止
アーム43,44は、前後方向に沿って弾性変形可能と
されている。保持アーム45は、下端部が前方へ突出し
て形成されることで全体が略L字型とされており、上端
部が後側係止アーム44に連結されている。保持アーム
45は、幅方向に沿って弾性変形可能とされ、その下端
部外側面(係合壁42とは反対側の側面)には、保持突
起45aが側方へ突設されている。保持突起45aの上
下面及び前面には、面取りが施されている。
【0016】雄ハウジング20に組み付けられた検知部
材40は、基部41が取付凹部28から上方に突出した
初期位置(図6)と、基部41が取付凹部28内に完全
に嵌め込まれた検知位置(図8)との間を上下に移動可
能とされている。初期位置では、図6に示すように、前
側係止アーム43の係止突起43aが支持壁25の後面
に突設された上下一対の前側係止突部30,31間に係
止されるとともに、後側係止アーム44の係止突起44
aが取付凹部28の後面に設けられた後側係止突部32
の下面に係止され、且つ保持アーム45の保持突起45
aがレール部26の上面に係止されることで、検知部材
40は、初期位置から上下に遊動不能に保持される。こ
のとき係合壁42は、雌ハウジング10の干渉部16よ
りも上方の非干渉位置に保たれることで、両ハウジング
10,20の嵌合・離脱が許容されている。また、レー
ル部26の上面に係止した保持突起45aには、雌ハウ
ジング10の解除リブ17が前方から係合可能とされて
いる。
【0017】一方、検知位置では、図8に示すように、
基部41の下面が取付凹部28の底面に当接されるとと
もに前側係止アーム43の係止突起43aが下側の前側
係止突部31の下面に係止されることで、検知部材40
は、検知位置から上下に遊動不能に保持される。また、
保持突起45aがレール部26の逃がし溝27内に逃が
されることで、保持アーム45は弾性復帰されている
(図3参照)。両ハウジング10,20が正規嵌合した
状態では、係合壁42は、ロックアーム13における干
渉部16と係止部15との間のスリット14内に進入さ
れ、干渉部16の後面に係合されることで、正規嵌合し
た両ハウジング10,20が離脱方向に相対変位するの
を規制できるようになっている。
【0018】さて、基部41の上面には、図9に示すよ
うに、取付凹部28内に嵌め込んだ検知部材40を操作
するための解除治具60を挿入可能な解除孔46が開口
して設けられている。解除孔46は、基部41の上面の
略中央位置に配されるとともに、解除治具60の軸体6
1に沿って基部41の所定深さまで形成されている。こ
の解除孔46は、図4に示すように、平面に視て左側の
円形部分と右側の長方形部分とを繋げた形状とされ、解
除治具60の先端部と整合するように形成されている。
解除治具60は、図9に示すように、円柱状の軸体61
の先端部に長方形状の解除部62を側方へ突設すること
で、全体が鉤型に形成されている。なお、この解除治具
60は、通常はバッテリによる電力供給をON・OFF
するためのコネクタ(図示せず)の内部に収納されてい
る。
【0019】基部41には、解除孔46内に挿入した解
除治具60を回動操作するのを許容する回動許容空間4
7が解除孔46の底部に連通して設けられている。回動
許容空間47は、基部41を幅方向に沿って貫通するこ
とで図3及び図4の左右側面に開口して形成され、図5
に示すように、側方から視て逆L字型の角穴とされてい
る。回動許容空間47は、その底面が解除孔46の底面
と面一状とされるとともに、解除孔46のうち底部前半
分を取り込むようにして形成されることで、解除孔46
内に挿入した解除治具60の解除部62が進入するのが
許容されている。すなわち、解除孔46内に解除治具6
0を底面に当接する深さまで挿入した挿入姿勢から、解
除治具60を軸体61の軸心を中心として図10の時計
回り方向へ回動させると、解除部62が回動許容空間4
7内に進入しつつ回動変位されるようになっている(図
11参照)。そして、解除部62の上面を回動許容空間
47に臨んだ解除孔46の前側の孔縁部に引っ掛けた状
態で引っ張り操作することで、検知部材40を検知位置
から初期位置へ引き上げることができるようになってい
る(図14参照)。この解除孔46の前側の孔縁部が引
っ掛け部48とされている。
【0020】さらに基部41のうち回動許容空間47の
前側の壁部には、図12に示すように、解除部62と引
っ掛け部48とが引っ掛かる姿勢に解除治具60を保持
するための片持ち状の弾性係止片49が設けられるとと
もに、弾性係止片49を型抜きするための型抜き孔50
が前方へ開口して設けられている。この弾性係止片49
は、壁部における図示右縁部に基端を有し、幅方向に沿
って延出するアーム部51と、アーム部51の延出端部
後面から後方へ突出する係止突部52とから構成されて
いる。アーム部51は、前後方向に沿って弾性変形可能
とされ、その後面が回動許容空間47の前面と面一状と
されている。
【0021】係止突部52は、回動許容空間47内に突
出していて、解除治具60が回動されるのに伴う解除部
62の変位軌跡上に配されている。係止突部52の後面
には、解除治具60が挿入姿勢から回動される過程で解
除部62が係合可能とされており、この後面には係合さ
れた解除部62が回動変位されるのに伴ってアーム部5
1を前方へ弾性変形させるよう案内可能なテーパ面52
aが形成されている(図12(A),(B))。係止突
部52の図示左側面には、挿入姿勢から90度強の角度
分回動された解除治具60の解除部62が係止可能とさ
れ、解除治具60はこの回動姿勢から反時計回り方向
(挿入姿勢側)へ回動変位するのが規制されるようにな
っている(図12(C))。なおこの回動姿勢では解除
部62を引っ掛け部48に引っ掛け可能とされている。
この係止突部52の左側面は、後端側にかけて次第に解
除部62から離れるようなテーパ面52bとして形成さ
れている。このテーパ面52bにより、回動姿勢から解
除治具60を反時計回り方向に所定以上の力でもって回
動させると、アーム部51は、係止突部52と解除部6
2との係止状態を解除しつつ前方へ弾性変形するよう案
内されるようになっている。
【0022】本実施形態は以上のような構造であり、続
いてその作用について説明する。まず、図6に示すよう
に、雄ハウジング20の取付凹部28内に検知部材40
を嵌め付けて、初期位置に配しておく。検知部材40
は、前後の係止アーム43,44及び保持アーム45に
より初期位置に保たれる。両ハウジング10,20をそ
れぞれ別々のハーネスの端末に取り付けてから、嵌合作
業を行うようにする。なお、仮に検知部材40が初期位
置ではなく検知位置まで押し込まれた状態のまま嵌合作
業を行った場合でも、フード部22内に突出した係合壁
42のテーパ面42aに前方から干渉部16が摺接され
ることで、嵌合動作と共に検知部材40が初期位置へと
自動的に押し戻されるようになっている。
【0023】雄ハウジング20のフード部22内に雌ハ
ウジング10が嵌合されると、ロック突部24がロック
アーム13のスリット14内に進入されるとともに解除
リブ17がレール部26の上方に進入される。この段階
で検知部材40を検知位置側へ押し込もうとしても、保
持アーム45と前側係止アーム43によってその移動が
規制される。嵌合が進むと、図7に示すように、解除リ
ブ17がレール部26の上面に係止した保持突起45a
に係合されるとほぼ同時に干渉部16が係合壁42の下
方に進入される。さらなる嵌合の進行に伴って、解除リ
ブ17により押圧されることで保持アーム45は、保持
突起45aとレール部26との係止状態が完全に解除さ
れるまで撓まされる。この段階で検知部材40を検知位
置側へ押し込もうとしても、係合壁42が干渉部16の
上面に突き当たることでその移動が規制される。
【0024】嵌合がさらに進行されると、ロック突部2
4がロックアーム13の係止部15に係合することで、
ロックアーム13が一旦下方へ弾性変形される。そし
て、両ハウジング10,20が正規深さまで嵌合される
と、係止部15がロック突部24の後方に達し、ロック
アーム13が弾性復帰されるとともに係止部15の後面
がロック突部24の後面に係止されることで、両ハウジ
ング10,20が離脱不能に保持される。このとき、干
渉部16が係合壁42の後方に退避する位置に達する。
その後、初期位置の検知部材40を下方へ押し込むと、
係合壁42が干渉部16と係止部15との間に進入され
るとともに前側係止アーム43が下側の前側係止突部3
1に乗り上げつつ一旦弾性変形し、検知部材40が検知
位置に達すると、図8に示すように、係合壁42が干渉
部16の後面に係合されるとともに前側係止アーム43
が復帰して係止突起43aが下側の前側係止突部31の
上面に係止される。このとき基部41は、取付凹部28
内に完全に嵌め込まれて、その上端面がフード部22の
外周面とほぼ面一状とされる。これらロックアーム13
と係合壁42により、両ハウジング10,20は離脱方
向に相対変位するのが二重に規制される。以上のよう
に、検知部材40を検知位置へ移動できるか否かによっ
て両ハウジング10,20の嵌合状態を検知することが
できる。
【0025】一方、メンテナンスなどの事情により両ハ
ウジング10,20を取り外す場合には、先にバッテリ
による電力供給をON・OFFするためのコネクタ(図
示せず)を取り外して、電力供給回路の通電を停止して
おく。そして、このコネクタの内部に収納しておいた解
除治具60を取り出し、この解除治具60を用いて両ハ
ウジング10,20を離脱不能に保持している検知部材
40を操作する。
【0026】検知部材40を操作するには、図9に示す
ように、解除治具60を先端側から解除孔46内に挿入
し、その先端面を解除孔46の底面に当接させる深さに
至らしめる(図11及び図12(A)参照)。この挿入
姿勢から、図10に示すように、解除治具60を軸体6
1の軸心を中心として時計回り方向へ回動させると、図
11に示すように、解除部62が回動許容空間47内に
進入しつつ回動変位される。この回動過程では、図12
(A),(B)に示すように、解除部62が係止突部5
2の後側のテーパ面52aに係合され、この解除部62
によって前方へ押圧されるのに伴ってテーパ面52aに
より案内されつつアーム部51が前方へ弾性変形され
る。そして解除治具60が挿入姿勢から90度強の角度
分回動されたところで、図12(C)に示すように、解
除部62が係止突部52の図示左側方に達するとともに
アーム部51が弾性復帰し、解除部62と係止突部52
の左側のテーパ面52bとが弾性的に係止される。これ
により、解除治具60は所定以上の力をもって回動操作
しない限りは回動姿勢から挿入姿勢側へ回動するのが規
制された状態に保持される。
【0027】このとき、解除部62は引っ掛け部48に
対面して配されているから、解除治具60を上方へ引っ
張ると、図13及び図14に示すように、解除部62の
上面が引っ掛け部48に引っ掛けられることで、検知部
材40は、初期位置へと引き上げられる。この過程で
は、前側係止アーム43は、係止突起43aが下側の前
側係止突部31を乗り越えるのに伴って一旦弾性変形
し、保持アーム45は、保持突起45aがレール部26
を乗り越えるのに伴って一旦弾性変形される。この引き
上げ操作を行う際には、上記のように解除治具60は弾
性係止片49により挿入姿勢側への回り止めがなされて
いるから、その操作性に優れる。検知部材40が初期位
置に至ると、係合壁42が干渉部16よりも上方の非干
渉位置に退避し、両者16,42の係合状態が解除され
るから、ロックアーム13を強制的に弾性変形させて係
止部15とロック突部24との係止状態を解除しつつ両
ハウジング10,20を離脱方向に引っ張ることで、両
ハウジング10,20を取り外すことができる。取り外
した状態においても、解除治具60は弾性係止片49に
より係止されることで検知部材40と一体に扱うことが
できるから、メンテナンス中に解除治具60を紛失する
ような事態を防ぐことができる。
【0028】メンテナンスが終了したら、解除治具60
を差し込んだままの状態で上記と同様の手順を踏んで両
ハウジング10,20を再嵌合させる。両ハウジング1
0,20を嵌合した後に検知部材40を初期位置から検
知位置へ移動させる際には、解除治具60を下方へ押し
込んで行う。検知部材40の操作後、解除治具60を反
時計回り方向へ回動操作し、解除部62から係止突部5
2の左側のテーパ面52bに対して所定以上の押圧力が
作用するとアーム部51が前方へ弾性変形されることで
解除部62と係止突部52との係止状態が解除される。
解除治具60が、解除部62が解除孔46に整合する挿
入姿勢に至ったら、解除治具60を上方へ取り外す。こ
のように再嵌合作業の過程で、解除治具60を検知部材
40に保持させることができるから、再嵌合時に検知部
材40を検知位置へ押し込む作業を失念することがな
い。
【0029】以上説明したように本実施形態に係るコネ
クタは、解除治具60の軸体61に沿って設けた解除孔
46の底部に回動許容空間47を連通して設けるととも
に回動許容空間47に臨む解除孔46の孔縁部を引っ掛
け部48としたから、例えばドライバのようにストレー
トな軸体からなる一般的な工具を用いて引っ掛け部48
に引っ掛けるのは困難となる。従って、軸体61の先端
に解除部62を突設した専用の解除治具60を有さない
者が不用意にコネクタを取り外してしまう事態を極力回
避することができる。しかも解除治具60は、電力供給
回路をOFFにしないと取り出すことができないから、
通電状態でコネクタを取り外す事態を確実に回避するこ
とができ、もってアークが発生するのを未然に防ぐこと
ができる。
【0030】しかも、弾性係止片49により解除治具6
0を解除部62と引っ掛け部48とが引っ掛かる姿勢に
保持することができるから、検知部材40の移動作業が
し易くなる。さらには、両ハウジング10,20を取り
外した後に再嵌合を行うまでの間、解除治具60を紛失
するのを防ぐことができる。その上、再嵌合時には解除
治具60を検知部材40に保持させることができるか
ら、検知部材40を検知位置へ押し込む作業を失念する
のを防ぐことができる。
【0031】さらには、解除治具60を保持するのに弾
性係止片49によるセミロック機構を採用したから、解
除治具60を保持する保持力と解除治具60の回動操作
性とを両立させるのが容易となる。
【0032】しかも、解除治具60を回動させることで
解除部62を引っ掛け部48に引っ掛けるようにしたか
ら、仮に解除孔に連続するスライド溝を設けて解除治具
をスライドさせることで解除部を引っ掛け部に引っ掛け
るようにした場合と比べて、解除孔46の開口面積を小
さくすることができる。
【0033】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記した実施形態では、弾性係止片を片持ち状と
した場合を示したが、例えば両持ち状としてもよく、そ
のようなものも本発明に含まれる。 (2)上記した実施形態では、弾性係止片により解除治
具を弾性的に係止するセミロック機構のものを示した
が、それ以外にも例えば、検知部材に対して別体成形し
た保持部材を組み付けることで解除治具を解除部と引っ
掛け部とが引っ掛かった状態に保持するようにしてもよ
い。
【0034】(3)上記した実施形態では、解除孔の形
状について解除治具に合わせて円形部分と四角形部分と
を繋げたような形状とした場合を示したが、例えば解除
治具が軸体の周面に5つの突起が突設した断面形状が星
形のものである場合は、解除孔をそれに整合する星形と
してもよい。また、必ずしも解除孔の形状を解除治具の
形状に整合させなくともよく、要は解除治具が挿入可能
であり、且つ引っ掛け部となる孔縁部を設けるようにす
れば、解除孔の形状は任意に設定することができる。 (4)上記した実施形態では、解除治具を回動操作する
ものについて示したが、例えば解除孔に連続してスライ
ド溝を設けることで、解除孔に挿入した解除治具をスラ
イド操作して、スライド溝の周縁に設けた引っ掛け部に
解除部を引っ掛けるようにしてもよく、そのようなもの
も本発明に含まれる。
【0035】(5)上記した実施形態では、解除治具を
電力供給をON・OFFするためのコネクタ内に収納す
る場合について示したが、例えば電力供給をON・OF
FするためのJB(ジャンクションボックス)やRB
(リレーボックス)の内部に解除治具を収納してもよ
い。 (6)上記した実施形態では、雄ハウジング側に検知部
材を組み付ける場合を示したが、逆に検知部材を雌ハウ
ジング側に組み付けるようにしたものも本発明に含まれ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る雌ハウジングの正面
【図2】雌ハウジングの平面図
【図3】雄ハウジングと検知部材の正面図
【図4】雄ハウジングと検知部材の平面図
【図5】雄ハウジングと検知部材の側断面図
【図6】検知部材を初期位置に組み付けた雄ハウジング
と雌ハウジングの側断面図
【図7】両ハウジングを嵌合する途中の状態を示す側断
面図
【図8】両ハウジングが正規嵌合され、検知部材を検知
位置に押し込んだ状態を示す側断面図
【図9】解除治具を解除孔に挿入する前の状態を示す斜
視図
【図10】解除孔内に挿入した解除治具を回動させる動
作を示す斜視図
【図11】解除部を引っ掛け部に引っ掛ける動作を示す
側断面図
【図12】解除治具を回動操作する過程を示す部分平断
面図であって、(A)は回動操作前の状態であり、
(B)は回動途中の状態であり、(C)は回動が完了し
た状態である
【図13】解除治具により検知部材を初期位置に引き上
げた状態を示す斜視図
【図14】解除治具により検知部材を初期位置に引き上
げた状態を示す側断面図
【符号の説明】
10…雌ハウジング(他方のコネクタハウジング) 20…雄ハウジング(一方のコネクタハウジング) 28…取付凹部(凹所) 40…検知部材(規制部材) 46…解除孔 47…回動許容空間(許容空間) 48…引っ掛け部 49…弾性係止片 60…解除治具 61…軸体 62…解除部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジ
    ングのうち、一方のコネクタハウジングには、他方のコ
    ネクタハウジングに係合することで両コネクタハウジン
    グが正規嵌合した状態から離脱方向に相対変位するのを
    規制可能な規制部材が組付可能とされるものにおいて、 前記規制部材が前記一方のコネクタハウジングの側面に
    設けられた凹所内に嵌め込まれることで、前記他方のコ
    ネクタハウジングに係合されるようになっているととも
    に、この規制部材には、軸体の先端側に側方へ張り出す
    解除部を有する解除治具を挿入可能とされる解除孔が前
    記軸体に沿って設けられるとともに、前記解除孔の底部
    に連通して形成されることで前記解除部の変位を許容す
    る許容空間が設けられ、さらにこの許容空間に臨んで形
    成されることで前記解除部が引っ掛けられると共に前記
    規制部材を移動操作することが可能な引っ掛け部が設け
    られ、且つ前記解除治具を前記解除部と前記引っ掛け部
    とが引っ掛かる姿勢に保持可能な保持手段が設けられて
    いることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記保持手段は、前記許容空間内におけ
    る前記解除部の変位軌道上に配されることで解除部と弾
    性的に係止可能な弾性係止片を備え、この弾性係止片が
    前記解除部から所定以上の押圧力を付与された場合にの
    み弾性変形可能とされていることを特徴とする請求項1
    記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記許容空間が前記解除孔に挿入した前
    記解除治具を回動させるのに伴う前記解除部の変位を許
    容するよう形成されるとともに、前記引っ掛け部が前記
    解除孔の孔縁部とされていることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載のコネクタ。
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