JP2002367706A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2002367706A
JP2002367706A JP2001174063A JP2001174063A JP2002367706A JP 2002367706 A JP2002367706 A JP 2002367706A JP 2001174063 A JP2001174063 A JP 2001174063A JP 2001174063 A JP2001174063 A JP 2001174063A JP 2002367706 A JP2002367706 A JP 2002367706A
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JP
Japan
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terminal fitting
lance
locking
lances
female terminal
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JP2001174063A
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English (en)
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Kenji Tsuji
健司 辻
Hideto Nakamura
英人 中村
Ryotaro Ishikawa
亮太郎 石川
Osamu Kawase
治 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランスの端子金具に対する係止力を確保しつ
つ小型化を図ることの可能なコネクタを提供する。 【解決手段】 キャビティ23の両側面には、横方向に
撓み変形可能でかつ雌側端子金具10に係止可能な係止
突起32,33を備えた一対のランス29L,29Rが
設けられ、これら一対のランス29L,29Rが雌側端
子金具10に弾性的に係止することで雌側端子金具10
を抜け止めするようになっている。これにより、キャビ
ティ23の高さ方向の寸法を小さくできるため、コネク
タの低背化を図ることができる。また、雌側端子金具1
0に対する係止力を確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランスを備えたコ
ネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コネクタハウジング内にランスを
備えたコネクタの一例として、特開平6−325814
号公報記載のものが知られている。このものは、図11
に示すように、コネクタハウジング1内に端子金具2を
挿入可能な複数個のキャビティ3が上下2段に整列して
設けられており、各キャビティ3の上面側にはランス4
が設けられ、そのさらに上方に設けられた撓み空間5へ
撓み変形可能とされている。キャビティ3に端子金具2
を挿入すると、ランス4が撓み空間5内に撓み変形し、
端子金具2が正規位置まで挿入されると共に、ランス4
が復帰変形して端子金具2に係止することで端子金具2
が抜け止めされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年ではコネクタの低
背化が要望されているが、上記したようなコネクタにお
いて低背化を図る場合には、例えばランス4の厚みを小
さくし、さらに撓み空間5も小さくすることによって、
キャビティ3の配列ピッチを小さくすることが考えられ
る。しかし、ランス4の厚みを小さくすると、ランス4
が撓みやすくなるため、端子金具2が抜けやすくなる。
また、ランス4の撓み量が少ないことは即ち掛かり代が
小さくなるため、やはり端子金具2が抜けやすくなり係
止力が十分に得られなくなるという問題があった。本発
明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、
ランスの端子金具に対する係止力を確保しつつ小型化を
図ることの可能なコネクタを提供するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明に係るコネクタは、端子金具を前後
方向へ挿入可能なキャビティが形成されたコネクタハウ
ジングには、前記キャビティの両側面に、横方向へ撓み
変形可能でかつ前記端子金具に係止可能な係止突起を有
したランスが形成され、これら一対のランスの係止突起
が前記端子金具に弾性的に係止することで端子金具を抜
け止めするようにしたところに特徴を有する。なお、コ
ネクタハウジングの高さ方向(上下方向)については、
端子金具のバレル部の底板がキャビティの壁面に対面す
る側を下方向とする。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
おいて、前記一対のランスは、前記端子金具に対する係
止位置が端子金具の挿入方向について互いにほぼ同位置
となるように配されているところに特徴を有する。
【0006】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のものにおいて、前記一対のランスのうち一方の
ランスにおいては、前記係止突起の前記端子金具に対す
る係止面が前記端子金具の抜き動作に伴ってこのランス
を撓み方向に案内可能な傾斜面となっているところに特
徴を有する。
【0007】請求項4の発明は、請求項3に記載のもの
において、前記一方のランスにおける前記係止突起の傾
斜面は、前記端子金具に抜き方向の力が作用した際に、
他方のランスにおける前記係止突起の係止面と同時に前
記端子金具に当接して係止するようにしたところに特徴
を有する。
【0008】請求項5の発明は、請求項1から請求項4
のいずれかに記載のものにおいて、前記コネクタハウジ
ングには、前記ランスの撓み変形を規制可能なリテーナ
が取り付け可能とされる一方、前記ランスの自由端には
ランス保持用突起が形成されて、前記リテーナが撓み変
形を規制したときにこのランス保持用突起が前記端子金
具と前記リテーナとの間に挟まれることで前記ランスが
保持されるようにしたところに特徴を有する。
【0009】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、キ
ャビティの両側面にランスを設けたことでキャビティの
高さ方向の寸法を小さくできるため、コネクタの低背化
を図ることができる。また、端子金具を一対のランスに
よって両側面から係止するため、係止力を確保できる。
【0010】請求項2の発明によれば、一対のランスが
端子金具を挟んで同位置で係止するため、バランス良く
係止することができる。
【0011】請求項3の発明によれば、各キャビティに
おける一対のランスのうちの一方は、端子金具に対する
係止面が傾斜面となっており、端子金具の抜き動作に伴
ってこのランスを撓み方向に案内するようになっている
ため、治具等による係止解除操作が要らず抜き操作が簡
単になる。
【0012】請求項4の発明によれば、一方のランスに
おいては傾斜面が端子金具に対して付勢されて、常に他
方のランスにおける係止面と同時に端子金具に当接して
係止するため、ランス等に製造上多少の寸法誤差があっ
た場合でも一対のランスが共に係止力を発揮できる。
【0013】請求項5の発明によれば、ランス保持用突
起が端子金具とリテーナとの間に挟まれてランスが保持
されることで、端子金具が強く引っ張られたとき等にラ
ンスがキャビティの内側、即ち本来の撓み方向と反対側
に変形して、破損すること等を防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施形態について
図1から図10を参照して説明する。本実施形態のコネ
クタは、雄側端子金具を備えた雄側コネクタハウジング
(図示せず)と嵌合可能な雌側のコネクタであって、図
1及び図2に示すように、4本の雌側端子金具10が装
着される雌側コネクタハウジング20と、雌側端子金具
10を二重係止するためのリテーナ40とを備えて構成
されている。
【0015】雌側端子金具10は、図2及び図3等に示
すように、1枚の導電性金属板を所定形状に打ち抜いた
後、折り曲げ加工を施して形成されており、前端側に雄
側端子金具の雄タブと接続される角筒部11を備え、後
端側に電線Wの端末が接続されるバレル部12を備えて
いる。バレル部12は、ワイヤバレル13とインシュレ
ーションバレル14とを前後に備えてなり、ワイヤバレ
ル13は底板の左右両端から延出される一対のかしめ片
を備え、これらによって電線Wの芯線部分が上方からか
しめ付けられている。また、インシュレーションバレル
14は、同様に一対のかしめ片を備え、これらによって
電線Wの被覆部分とその周囲に嵌着されたゴム栓15と
が上方からかしめ付けられている。
【0016】角筒部11は、内部に弾性接触片を備えて
おり、前面の開口から雄タブが挿入されると弾性接触片
が弾性的に接触することで雄側端子金具と電気的に接続
されるようになっている。角筒部11の上面には、幅方
向の中央部が前後に間隔をおいて突出した挿入案内用の
一対のスタビライザ16が設けられている。また、角筒
部11は、図3に示すように、その後側の部位よりも段
差状に張り出した形状であり、その後端縁に形成された
アゴ部17には以下に述べるランス29L,29Rが係
止可能とされている。
【0017】雌側コネクタハウジング20は、合成樹脂
材よりなり、図1,図4,図6等に示すように、前後方
向に細長い端子装着部21の前半部分の回りに、雄側コ
ネクタハウジングの嵌合される略角筒状のフード部22
が形成されている。端子装着部21の内部には、雌側端
子金具10を挿入可能なキャビティ23が前後方向に沿
って上下2段左右2個ずつ設けられており、各キャビテ
ィ23の後端には雌側端子金具10を挿入するための端
子挿入口24が開口している。端子装着部21は、フー
ド部22における奥面から前後方向の中央付近までの部
分の外形が断面略正方形状をなした角形部25となって
おり、この角形部25からは各キャビティ23ごとに前
方へ細長く突出部26が突設されている。これらの突出
部26は、キャビティ23に挿入される雌側端子金具1
0の前端部分におけるほぼ下半分を覆う形状であり、上
半分は開放された状態となっている。また、突出部26
の前端には雌側端子金具10の前止まりとなる前壁27
が形成され、この前壁27は、雄側端子金具の有する雄
タブを挿通可能なタブ挿入口の孔縁部の下半分を構成し
ている。また、各キャビティ23の天井面には、図4に
示すように前記の雌側端子金具10のスタビライザ16
が進入可能なガイド溝28が前後方向に沿って形成され
ている。
【0018】角形部25の内側部分における各キャビテ
ィ23の左右両側面の上部には、雌側端子金具10を抜
け止めするための左右一対のランス(正面から見て左側
のランスを符号29L、右側のランスを符号29Rで示
す)が設けられている。左右のランス29L,29R
は、互いに概ね対称的な形状をなしており、その自由端
となる先端部が前方へ向けて延設され、キャビティ23
の幅方向の外側に設けられた撓み空間31へ横方向に撓
み変形可能とされている。両ランス29L,29Rから
は、キャビティ23の内側へ係止突起32,33が突設
されており、これらの係止突起32,33は、雌側端子
金具10のアゴ部17に後方から係止可能とされてい
る。また、係止突起32,33には、後面側に緩やかな
傾斜の案内面32A,33Aが形成され、雌側端子金具
10を挿入する際に、これらの案内面32A,33Aが
雌側端子金具10に当接することでランス29L,29
Rが撓み方向に案内されるようになっている。
【0019】各係止突起32,33の前面側は、雌側端
子金具10のアゴ部17との係止面32B,33Bとさ
れており、両係止面32B,33Bは雌側端子金具10
の挿入方向(前後方向)についてほぼ同位置で係止する
ようになっている。左側のランス29Lの係止面32B
は、雌側端子金具10の挿入方向に対してほぼ垂直面を
なし、一方の右側のランス29Rの係止面33Bは、突
出端側に行くにつれて後方に向かう傾斜面をなしてい
る。即ち、左側のランス29Lは、係止突起32が雌側
端子金具10に係止した状態から雌側端子金具10に抜
き方向の力が加わったときに、比較的大きな係止力を発
揮するのに対し、右側のランス29Rは、係止突起33
が雌側端子金具10に係止した状態から雌側端子金具1
0に抜き方向へ所定以上の力を加えると、係止面33B
の傾斜によってランス29Rが撓み方向に案内されて係
止が解除される、いわゆるセミロック構造となってい
る。また、左右のランス29L,29Rの先端には、係
止突起32,33より前方へ突出するランス保持用突部
34,35が形成されており、係止突起32,33がア
ゴ部17に係止した状態において後述のリテーナ40と
雌側端子金具10との間にランス保持用突部34,35
が挟まれることでランス29L,29Rが保持されるよ
うになっている。また、左側のランス29Lには、ラン
ス保持用突部34の上部に治具による係止解除の操作を
行うための解除操作用傾斜面36が形成されている。
【0020】一方、リテーナ40は、図1,図2及び図
5に示すように、同じく合成樹脂材より略直方体状に形
成されており、各キャビティ23に対応する位置に前後
に貫通する貫通孔41が設けられて、貫通孔41に突出
部26を嵌め込むようにして雌側コネクタハウジング2
0に取り付け可能とされ、貫通孔41の天井壁がキャビ
ティ23の前部の上半分を覆うようになっている。各貫
通孔41の前端上部には前壁42が形成され、この前壁
42は、リテーナ40を雌側コネクタハウジング20に
対して後述する本係止位置に取り付けたときに突出部2
6の前壁27と整合して雄タブを挿通可能なタブ挿入口
の孔縁部の上半分を構成する。また、リテーナ40の前
面には各貫通孔41に対して正面から見て左上位置に治
具挿通孔43が貫通形成されている。これらの治具挿通
孔43は、左側のランス29Lの係止を解除するための
治具を挿通可能とされ、左側のランス29Lの解除操作
用傾斜面36のちょうど前方に位置している。
【0021】リテーナ40の後端面には、貫通孔41の
孔縁部からランス29L,29Rの撓み空間31に差し
込んで撓みを規制可能な撓み規制片44が突設されてい
る。リテーナ40は、雌側コネクタハウジング20に対
して、撓み規制片44が撓み空間31に差し込まれる本
係止位置(図8参照)と、撓み規制片44が撓み空間3
1より手前に位置する仮係止位置(図6参照)とに組付
け可能とされている。また、リテーナ40の上段左側に
位置する貫通孔41の左内側面には仮係止用突起45が
突設され、これが対応する突出部26の前壁27の左側
部分から上方へ若干突出した位置決め突起27Aに係止
することでリテーナ40が仮係止位置に保持される。ま
た、上段右側に位置する貫通孔41の右内側面には仮係
止用突起45よりも前端寄りの位置に本係止用突起46
が突設され、これが対応する突出部26の前壁27の右
側部分に設けられた位置決め突起27Bに係止すること
でリテーナ40が本係止位置に保持される。
【0022】次に本発明の作用について説明する。雌側
コネクタハウジング20に雌側端子金具10を装着する
には、まずリテーナ40を、図6に示すように仮係止位
置に組み付けておき、雌側端子金具10を端子挿入口2
4からキャビティ23内へ挿入する。角筒部11の前端
が左右のランス29L,29Rの係止突起32,33に
突き当たると、その案内面32A,33Aによって両側
のランス29L,29Rが互いに外側の撓み空間31へ
横方向に撓み変形する。そして、雌側端子金具10が前
壁27に突き当たるまで差し込んだ正規位置に至ると、
図7に示すように、ランス29L,29Rの係止突起3
2,33が角筒部11を越え、ランス29L,29Rが
復帰変形すると共に係止突起32,33がアゴ部17に
係止して雌側端子金具10が一次係止された状態とな
る。
【0023】こうして、全てのキャビティ23に雌側端
子金具10を装着した後、続いて、リテーナ40を後方
へ押し込むと、本係止用突起46が位置決め突起27B
を乗り越えて係止することで、図8に示すように、リテ
ーナ40が本係止位置に保持されると共に、撓み規制片
44が各ランス29L,29Rの撓み空間31に進入し
て撓みが規制され、これにより雌側端子金具10が二重
係止された状態となる。また、ランス保持用突部34が
リテーナ40と雌側端子金具10の角筒部11との間に
挟まれて、ランス29L,29Rが保持される。以上に
より、雌側のコネクタの組付けが完了する。なお、上記
の作業の過程で、いずれかの雌側端子金具10が誤って
正規位置まで差し込まれない半挿入状態であった場合に
は、リテーナ40を本係止位置に移動させようとしたと
きに、図9に示すように、撓み規制片44がランス29
L,29Rの先端に突き当たることでリテーナ40の移
動が規制されるため、作業者が半挿入状態であることを
知ることができる。
【0024】また、雌側端子金具10に抜き方向の力が
作用した際には、一方のランス29Rにおける係止突起
33の傾斜面である係止面33Bは、雌側端子金具10
に対して付勢されて、常に他方のランス29Lにおける
係止突起32の係止面32Bと同時に雌側端子金具10
のアゴ部17に当接して係止し、両ランス29L,29
Rが共に係止力を発揮する。
【0025】雌側端子金具10を外す場合には、まずリ
テーナ40を仮係止位置に移動した後に、図10に示す
ように、リテーナ40の治具挿通孔43より治具Jを差
し込み、左側のランス29Lを突くと、解除操作用傾斜
面36に案内されて、ランス29Lが外側の撓み空間3
1へ撓み変形し、係止突起32とアゴ部17との係止が
解除される。そこで、電線Wを後方へ所定以上の力で引
っ張ると、アゴ部17によって右側のランス29Rの係
止面33Bが押圧され、その傾斜によってランス29R
が撓み変形して係止が解除され、雌側端子金具10がキ
ャビティ23より引き抜かれる。
【0026】以上のように、本実施形態によれば、キャ
ビティ23の両側面にランス29L,29Rを設けたこ
とでキャビティ23の高さ方向の寸法を小さくできるた
め、コネクタの低背化を図ることができる。また、雌側
端子金具10を一対のランス29L,29Rによって両
側面から係止するため、雌側端子金具10に対する係止
力を確保できる。
【0027】また、一対のランス29L,29Rが雌側
端子金具10を挟んで前後方向についてほぼ同位置で係
止するため、バランス良く係止することができる。
【0028】さらに、各キャビティ23に設けられた一
対のランス29L,29Rのうちの一方のランス29R
は、雌側端子金具10に対する係止面33Bが傾斜面と
なっており、雌側端子金具10の抜き動作に伴ってこの
ランス29Rを撓み方向に案内するようになっているた
め、治具等による係止解除操作が要らず抜き操作が簡単
になる。
【0029】また、雌側端子金具10に抜き方向の力が
作用した際には、一方のランス29Rにおける係止突起
33の傾斜面である係止面33Bは、雌側端子金具10
に対して付勢されて、常に他方のランス29Lにおける
係止突起32の係止面32Bと同時に雌側端子金具10
のアゴ部17に当接して係止するため、ランス29L,
29R等に製造上多少の寸法誤差があった場合でも一対
のランス29L,29Rが共に係止力を発揮できる。
【0030】また、ランス保持用突部34,35が雌側
端子金具10とリテーナ40との間に挟まれてランス2
9L,29Rが保持されることで、雌側端子金具10が
強く引っ張られたとき等にランス29L,29Rがキャ
ビティ23の内側、即ち本来の撓み方向と反対側に変形
して、破損すること等を防止できる。
【0031】本発明の技術的範囲は、上記した実施形態
によって限定されるものではなく、例えば、次に記載す
るようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。 (1)本発明は、雄側端子金具を備えた雄側のコネクタ
にも適用することができる。 (2)上記実施形態では、一方のランス29Rをセミロ
ック構造としているが、一対のランスの両方をランス2
9Lのようなセミロック構造でない通常のランスにして
も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるリテーナをコネクタハウジ
ングから外した状態の一部破断斜視図
【図2】コネクタの分解平断面図
【図3】雌側端子金具の側面図
【図4】コネクタハウジングの正面図
【図5】リテーナの正面図
【図6】雌側端子金具を挿入する過程を示す平断面図
【図7】雌側端子金具を正規位置まで挿入した状態を示
す平断面図
【図8】リテーナを本係止位置に組み付けた状態を示す
平断面図
【図9】半挿入状態を検知したときの状態を示す平断面
【図10】治具によって雌側端子金具の抜き操作を行う
過程を示す平断面図
【図11】従来のコネクタを示す縦断面図
【符号の説明】
10…雌側端子金具(端子金具) 20…雌側コネクタハウジング(コネクタハウジング) 23…キャビティ 29L…ランス 29R…ランス(一方のランス) 32,33…係止突起 32B…係止面 33B…係止面(傾斜面) 34,35…ランス保持用突部 40…リテーナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 亮太郎 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 川瀬 治 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 5E087 EE14 FF06 FF13 GG15 GG24 GG32 RR04 RR26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子金具を前後方向へ挿入可能なキャビ
    ティが形成されたコネクタハウジングには、前記キャビ
    ティの両側面に、横方向へ撓み変形可能でかつ前記端子
    金具に係止可能な係止突起を有したランスが形成され、
    これら一対のランスの係止突起が前記端子金具に弾性的
    に係止することで端子金具を抜け止めするようにしたこ
    とを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記一対のランスは、前記端子金具に対
    する係止位置が端子金具の挿入方向について互いにほぼ
    同位置となるように配されていることを特徴とする請求
    項1に記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記一対のランスのうち一方のランスに
    おいては、前記係止突起の前記端子金具に対する係止面
    が前記端子金具の抜き動作に伴ってこのランスを撓み方
    向に案内可能な傾斜面となっていることを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記一方のランスにおける前記係止突起
    の傾斜面は、前記端子金具に抜き方向の力が作用した際
    に、他方のランスにおける前記係止突起の係止面と同時
    に前記端子金具に当接して係止するようにしたことを特
    徴とする請求項3に記載のコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記コネクタハウジングには、前記ラン
    スの撓み変形を規制可能なリテーナが取り付け可能とさ
    れる一方、前記ランスの自由端にはランス保持用突起が
    形成されて、前記リテーナが撓み変形を規制したときに
    このランス保持用突起が前記端子金具と前記リテーナと
    の間に挟まれることで前記ランスが保持されるようにし
    たことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに
    記載のコネクタ。
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