JP2002367469A - 押釦スイッチ用部材とその製造方法 - Google Patents
押釦スイッチ用部材とその製造方法Info
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Abstract
することで、消費電力を押さえながらも輝度むらのない
表示部の照光が実現でき、直流で駆動する面発光体を使
用することで厚みの薄くて軽い押釦スイッチ用部材とそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】 回路基板5上の固定接点6に対向して配
置される可動接点7を固定接点6に接触させる方向に押
圧するためのキートップ部3と、該キートップ部3を所
定の位置に配して回路基板5上に取り付けるためのカバ
ー基材とを有し、キートップ部3にスイッチ機能を表示
する表示部2と一体の面発光体4とを有する押釦スイッ
チ用部材1であって、面発光体4を電気化学発光体とし
た。
Description
A等の携帯端末、電話機、カーステレオ、車載用ボード
コンピュータ、オーディオ、計測器、パーソナルコンピ
ュータ、ホームシアター用リモコン等の入力装置に用い
られ、この入力装置のキートップ部にそれぞれを識別す
る或いはスイッチ機能を表示する表示部を有する押釦ス
イッチ用部材に関するものであり、より詳しくは、暗い
所で表示部を照らし出すことのできる照光式の押釦スイ
ッチ用部材とその製造方法に関するものである。
釦スイッチ用部材は、夜間時の使用において押釦スイッ
チの機能を示した表示部を照光するいわゆる照光機能が
必要とされている。
れる押釦スイッチ30では、図14又は図15に示した
ように、操作キーを構成する複数のキートップ部31を
一体に形成したカバー基材32と回路基板33とが向か
い合った状態で、目的とする入力装置の筐体内に組み込
まれて押釦スイッチ30のスイッチ機能を実現できるよ
うにしている。そして、暗い所でも押釦スイッチ30の
機能がわかるように、各々の操作キーとなるのキートッ
プ部31の天面部又は裏面部には、それぞれのスイッチ
機能に応じた文字、符号又は図柄等の表示を施した表示
部34が設けられており、回路基板33上に設けたLE
D35や電球36等の光源から発せられる直射光及びこ
の直射光が周辺の部材に反射して生じる反射光がキート
ップ部31の裏面部から天面部に透過することで、表示
部34の表示内容が浮かび上がって視認できるようにな
っている。これにより、夜間時でも支障なく携帯電話等
を使用することができる。
には、図16又は図17に示したように、LED35と
キートップ部31との間に薄板上の導光部材37を挿入
したり、光源として面発光するEL(エレクトロルミネ
センス)シート38を使用することで発光表面積を大き
くすることが試みられていた。
Lシート38等の光源及び光源からの直射光を導く導光
部材37は、回路基板33上の接点部39とキートップ
部31との接触動作を阻害することのないよう、キート
ップ部31から離れた所に配置されているため、光源3
5,36,38や導光部材37と表示部34とが離れた
位置関係となり、LED35や電球36の数を増やした
り、導光部材37を補ったり、或いはELシート38を
用いた場合にあっては、部品点数が増加することによる
設計の困難性が高くなる割には、暗い所で表示部34の
表示内容を確認するだけの十分な光量を供給できない場
合が生じ、その実効性に乏しかった。
は、低消費電力が求められており、少ない数の光源で十
分な光量を確保することが望まれるが、上述した従来の
方法では光源から発せられる光の一部しか表示部34の
視認性向上に寄与できず、大きな消費電力を使用しても
視認性を向上することができないといった矛盾が生じて
いた。
る固定基板33に設けた接点部39の間に、光源35,
36,38や導光部材37を設けるため押釦スイッチ3
0の厚みを薄くすることができず、ひいては入力装置や
機器本体の厚みを薄くすることに制約が生じると共に重
量の増加を招くこととなっていた。
不具合を解消するため、特開平11−232954号公
報又は特開2000−285760号公報に記載された
発明のように、キートップ部の天面部に自発光する面発
光体を設けて表示部の近傍に光源を取り付けることで、
光の拡散と障害物による光量の損失を防ぐ工夫が行われ
ているものが知られている。
質中に、無機の発光体粉末を分散させた、有機分散型E
L(無機EL)であるため、駆動のために交流を印加し
ている。
置するため、透明絶縁性基体上に透明電極、表示部或い
は第2の電極を予め設け、絞り加工等によって成形する
が、透明絶縁性基体が延伸されるに伴い、電極材料等も
延伸され、透明電極の抵抗値の上昇を抑える工夫がなさ
れている。 しかしながら、これら表示部が発光する従来の押釦スイ
ッチ用部材は、有機分散型EL(無機EL)を使用して
いるため、携帯端末等の直流電源しか所有していない機
器は、これを交流変換し、さらに昇圧しなければなら
ず、余分な部品及びそのスペースを必要とするため、限
られた製品にしか使用できなかった。さらに、交流で駆
動されているため、振動やノイズの発生があり、携帯電
話等では、使用に不快感や通信障害などの不具合が生じ
ている。
する携帯端末等では、より低消費電力が求められるが、
電気−光変換効率も低く、電池の寿命を早めており、使
い勝手が悪かった。
層をスパッタリングで設け、或いは高価な粉末を有機バ
インダーに分散させてなる透明電極を用いているため、
成形時に抵抗値が甚だ大きくなり、表示部が点灯しない
という不利不具合があるため、工業的に実用のレベルに
達していない。
キートップ部の表示部を照光する押釦スイッチ用部材の
問題を解消するために考えられたものであって、光エネ
ルギーを無駄なく表示部の照光に使用することで、消費
電力を押さえながらも輝度むらのない表示部の照光が実
現でき、直流で駆動する面発光体を使用することで厚み
の薄くて軽い押釦スイッチ用部材とその製造方法を提供
することを課題としている。
に、請求項1に記載の発明は、回路基板上の固定接点に
対向して配置される可動接点を前記固定接点に接触させ
る方向に押圧するためのキートップ部と、該キートップ
部を所定の位置に配して前記回路基板上に取り付けるた
めのカバー基材とを有し、前記キートップ部には、スイ
ッチ機能を表示する表示部と、該表示部に一体の面発光
体とを有する押釦スイッチ用部材であって、前記面発光
体が電気化学発光体であることを特徴としている。
に加えて、前記キートップ部は、芯材と該芯材を被覆す
る透明絶縁性フィルムとを有し、前記面発光体は、ベー
ス電極と該ベース電極に対向する透明電極との間に発光
体層を有し、前記ベース電極の電極端子及び前記透明電
極の電極端子を前記キートップ部以外の部分まで延長し
て配置したことを特徴としている。
に加えて、前記ベース電極が導電性粒子と絶縁性樹脂と
からなる導電性インクであることを特徴としている。
に加えて、前記透明電極は透明絶縁性基体に透明導電性
ポリマー層を形成してなり、該透明電極に接して前記発
光層体が形成されていることを特徴としている。
に加えて、前記透明導電性ポリマー層が着色されている
ことを特徴としている。
いずれか1つの構成に加えて、前記押釦スイッチ用部材
の外表面の少なくとも一部分に無機酸化物層が形成され
ていることを特徴としている。
に加えて、前記無機酸化物層の外表面に有機物層を設け
てなることを特徴としている。
の構成に加えて、前記無機酸化物層がポリシラザンを転
化してなるものであることを特徴としている。
のいずれか1つの構成に加えて、前記ベース電極と前記
キートップ部の心材との間に吸湿層を設けたことを特徴
としている。
成に加えて、前記ベース電極と前記キートップ部の心材
との間に酸素吸収層を設けたことを特徴としている。
10のいずれか1つに記載の押釦スイッチ用部材の製造
方法であって、前記ベース電極が導電性粒子と絶縁性樹
脂とからなる導電性インクによって形成され、該導電性
インクを塑性流動状態で賦形したことを特徴としてい
る。
10のいずれか1つに記載の押釦スイッチ用部材の製造
方法であって、前記発光体層、前記透明電極、前記ベー
ス電極或いは前記表示部の模様部又は地部を構成する着
色層のうち、少なくとも3種を平面状の透明絶縁性フィ
ルム上に形成した後、キートップ部と電極端子部とを賦
形してなることを特徴としている。
いて図1乃至図13によって説明する。
の実施の形態1に係る押釦スイッチ用部材を示した要部
断面図である。
ッチ用部材1は、文字、符号又は図柄等によるスイッチ
機能を表示した表示部2をキートップ部3の天面部側に
設けたものであって、表示部2に自発光する面発光体4
を採用したものである。
には、回路基板5上の固定接点6に対向させて配置され
る可動接点7が設けられている。具体的には、キートッ
プ部3の裏面部中央に設けた押圧突部8の先端に可動接
点7を形成し、キートップ部3を回路基板5側へ押圧す
ることにより可動接点7が固定接点6へ接触できるよう
にしている。
スイッチ用部材1と回路基板5との間には、所定の位置
に配された複数のキートップ部3を一体に形成したシリ
コーンゴム等の弾性材料のカバー基材(図示せず)が設
けられており、キートップ部3を押圧した際にカバー基
材の一部が回路基板5側に弾性変形して、キートップ部
3から手を離した際にカバー基材の弾性復元力によりキ
ートップ部3が元の位置に復帰できるようにしている。
キートップ部3が配置されており、エルゴノミックデザ
イン等の点から、3次元の複雑な形状を有している場合
が多く、キートップ部3の天面部は、キートップ部3以
外の部分より隆起した形状となり、入力装置の筐体に設
けられた開口部(図示せず)から突出している。表示部
2は数字、文字又は図柄等が採用され、キートップ部3
の識別機能或いはキートップ部3のスイッチ機能の説明
を示すものが使われる。これら表示部2は、例えば文字
色(模様部)と文字以外の背景色(地部)との色差によ
って識別されるが、必要に応じて視認性のよい色合いが
選択されることとなる。
ルファベット等複数の表示部2を有し、これを切り替え
て、別々の発光色で発光させることにより、多くの機能
を有するキートップ部3の操作を区別することができ、
スイッチ機能をより操作し易くできる。表示部2は、暗
い所での視認性を向上させるため、又は入力確認のため
照光されるが、文字が照光したり、背景が照光したり、
文字及び背景の両方を照光する等、そのデザインは自由
に決定される。照光の輝度は、発光色により異なるが、
おおよそ10〜100ニト(nt)である。
キートップ部3の芯材22の材料は硬質又は軟質樹脂或
いはエラストマー等から選ばれる。熱可塑性又は熱硬化
性のいずれでもよく、フィルム状、ペレット状、液状等
素材の形態に限定されることもないが、液状熱硬化性樹
脂は注入作業が容易であり好ましい。
ッチ用部材1の外周表面には、透明絶縁性フィルム9が
被覆されており、この透明絶縁性フィルム9の裏面には
キートップ部3の側面からキートップ部3の天面部に達
する範囲で、面発光体4の一方の電極となる透明電極1
0が設けられている。透明電極10の裏面及び透明電極
10が設けられていない透明絶縁性フィルム9の裏面に
は、遮光性及び絶縁性を有する不透明着色層11が設け
られている。
文字、符号又は図柄等の形態に合わせた抜き型部12が
形成されている。不透明着色層11の裏面には、抜き型
部12を含めたキートップ部3の天面部の大きさより僅
かに小さな大きさの発光体層13を設けている。したが
って、抜き型部12は発光体層13で埋められ、文字、
符号又は図柄等からなる模様部が形成され、この模様部
と抜き型部12の周囲の不透明着色層11からなる地部
とによって表示部2のデザインが完成されることにな
る。そして、発光体層13の裏面には、もう一方の電極
を形成するベース電極14を設けている。
1の裏面とキートップ部3の芯材22との間には、酸素
吸収層18と吸湿層17とが重なるようにして形成され
ている。これにより、発光体層13を酸素と湿度から保
護してその品質を長期に維持できるようにしている。
の領域を均一に発光させ、樹脂の成形体との複合化が容
易な、LEC(Light Emitting Electrochemical C
ell、電気化学発光)体からなり、直接、可視発光する
ものや、可視光外、例えば紫外発光をし、これを可視発
光に変換したもの等が含まれる。
2電極(透明電極10とベース電極14)間に、約0.
5〜50μmの発光体層13を挟持させた構造で、発光
体層13はポリチオフェン、ポリフェニレン、ポリフェ
ニレンビニレン、ポリピロール、ポリアセチレン、ポリ
ビニレン等の誘導体、共役ポリマーやオリゴマーと或い
はレーザー色素等とエチレンオキサイド、フォスファゼ
ン、プロピレンオキサイド、ジメチルシロキサン、オキ
シメチレン、エピクロロヒドラン、オキセタン、テトラ
ヒドロフラン1,3−ジオキソラン、エチレニミン、エ
チレンサクシネート、エチレンスルホネート、オキシエ
チレンメタクリレート、オキシエチレンシクロトリスホ
スファゼン等のポリマー或いはオリゴマーの電解質物質
とトリフロロメタンスルホン酸リチウム塩等の金属塩を
混合したものである。この他、アルカリ金属、アルカリ
土類金属、アルミニウム、銀、銅、コバルト、亜鉛、ア
ンモニウム、テトラメチルアンモニウム、フェニルアン
モニウム等と、ハロゲン、過塩素酸、硝酸、硫酸、燐
酸、ホウ酸等の無機酸やトリフロロメタンスルホンアミ
ド、酢酸、トルエンスルホン酸、サリチル酸、安息香酸
等の有機酸とからなる塩が挙げられる。
ン、アニオンが移動できる状態にするため、共役ポリマ
ーと電解質とが相をなし、セルの大きさが10〜100
nm程度の網状に形成するため、トルエン、ピルジン、
アセトニトリル、オクチルシアノアセテート、シクロヘ
キサノン、アルコール類、水等の単体或いは混合溶媒に
て溶解混合されるが、溶媒と電解質、溶媒と共役ポリマ
ー及び電解質と共役ポリマーの相溶性が重要である。
3〜6Vの電圧を印加すると、塩のカチオン、アニオン
はそれぞれ陰極と陽極に移動し、近傍の共役ポリマーを
電気化学ドーピングする。その結果、P型及びN型半導
体を電気化学的にバランスよく生成し、共役ポリマーに
電子或いは正孔を効率よく供給することになり、発光す
る(例えば、WO96/00968)。
つ、膜厚制御が容易で、低消費電力であるという特徴が
ある。
使うこともできるが、発光体層13と透明電極10の間
は透明電極10を支持する基体上に設けられた透明着色
層15、或いは発光体層13に接する透明電極10を着
色した着色透明電極10aによって、発光色以外の所望
の色を選択することができる。透明着色層15は、カラ
ーフィルターに用いられるアゾ顔料、ニトロソ顔料、ニ
トロ顔料、アリザリンレーキ等のような所望波長の透過
をする色素や、ベンゾピラノン、キノリジン、エチルピ
リジニウムパークロレート、エチルベンズオキサゾリウ
ムパークロレート誘導体等の色変換色素を用い、波長そ
のものを変換するものが使用できる。色変換は、エネル
ギーの高い短波長の低い長波長に変換することが効率が
よい。
部材1の製造方法について説明する。
下にして、この透明絶縁性フィルム9のキートップ部3
が位置する箇所に、キートップ部3の天面の幅とほぼ等
しい帯状の透明電極10を形成し、この透明電極10の
上からキートップ部3の天面部に該当する箇所を中心に
して遮光性及び絶縁性を有する不透明着色インクによる
ネガ印刷を行うことで、キートップ部3の裏面部を除い
た押釦スイッチ用部材1の外周表面を覆うに十分な大き
さの不透明着色層11を形成する。この際、不透明着色
層11のキートップ部3の天面部が位置する箇所には、
スイッチ機能を表示した表示部2の模様部の形状を象っ
た抜き型部12を形成しておく。
部12を含めたキートップ部3の天面部の大きさより僅
かに小さな大きさに発光材料を印刷して発光体層13を
形成する。これにより、抜き型部12には発光体層13
が充填される。さらに、発光体層13の上に発光体層1
3とほぼ同じ大きさのベース電極14を形成して、発光
体層13が不透明着色層11の抜き型部12に留まるよ
うにすることで、賦形加工前の印刷済みシート(図示せ
ず)が完成する。
11等の形成は、通常の透明、不透明インクをスクリー
ン印刷、インクジェット印刷、熱転写印刷、グラビア印
刷、吹き付け塗装、ディップコーティング、スピンコー
ティング、蒸着等の手法を用いて行えばよい。また、印
刷基体の色をそのまま利用することもできる。
トを圧空・真空成形やプレス成形等により所望のキート
ップ部3の形状に合わせた賦形加工を行い、キートップ
部3の芯材22が設けられる凹部を有する賦形シートを
作成する。このとき、透明電極10とベース電極14の
抵抗値が大きく変化しないように、透明電極10の屈曲
部は十分な丸みを確保することが必要である。
ートの凹部にベース電極14に接して酸素吸収層18と
この酸素吸収層18に接する吸湿層17とを形成した
後、その上から芯材22となる熱硬化性樹脂を注入して
金型内で硬化させる。その後、キートップ部3の押圧突
部8の先端に導電性インクを塗布することで可動接点7
を形成して実施の形態1に係る押釦スイッチ用部材1が
完成する。
透明絶縁性成形体、例えばアクリル樹脂を射出成形した
もの等に、酸化錫、酸化インジウム、酸化亜鉛等のセラ
ッミクを電子ビーム蒸着、イオンプレーティング、スパ
ッタリング等の手法で透明導電層を形成することができ
る。又は、セラミックの微粒子を透明絶縁性樹脂溶液に
混合した透明導電性インクをスクリーン印刷、グラビア
印刷、インクジェット印刷、スプレーコーティング、デ
ィップコーティング、スピンコーティング等一般的な印
刷塗布方法によって、形成することができる。或いは、
前記したセラミックの微粒子を透明絶縁性樹脂に混合し
た樹脂コンパウンドを直接成形したものであっても構わ
ない。おおよそ、その表面抵抗は10〜3000Ω/□
で、光線透過率は50〜90%である。
上に透明電極10を形成することも可能であるが、工業
的利用上の便宜からは膜厚の制御等を考慮すると、予め
透明絶縁性フィルム9上に透明導電層を設けることが好
ましく、厚みが25〜500μm程度のポリビニルアル
コール、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレンナフタレート、ポリアクリル、ポリカーボ
ネート、ポリスチレン、ポリフロロエチレンプロピレ
ン、ポリクロロトリフロロエチレン、ポリビニリデン、
ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルスルホ
ン、ポリスルホン、ポリフェニレンサルファイド、ポリ
アミド、ポリアリレート、或いはスチレン系、ポリエス
テル系、ポリアミド系熱可塑エラストマーや、それらの
共重合物、アロイ等の変性物の他、数種のフィルムをラ
ミネーションした複層品等が使用できる。
より延伸されると、透明導電層である透明電極10も合
わせて延伸されることから、導電性が低下するが、透明
絶縁性フィルム9と同じ樹脂をバインダーとした透明導
電性インクは、密着性又は加工特性が近いために好まし
い。さらに、導電性フィラーを分散させた透明導電性イ
ンクは導電性フィラーの連鎖により導電性をもたらす
が、延伸率が50%以上の成形体に対しては、容易に連
鎖が壊れやすいため、そのもの自体が導電性である導電
性ポリマーは非常に好都合である。
ン、ポリパラフェニレン、ポリピロール、ポリチオフェ
ン、ポリアニリン、ポリフェニレンビニレン、ポリセレ
ノフェン、ポリアズレン、ポリピレン、ポリカルバゾー
ル、ポリピリダジン、ポリナフチレン、ポリフルオレン
やそれらのアルキル化やアルコキシル化等の置換基を導
入したポリエチレンジオキシチオフェン、ポリチエニレ
ンビニレン、ポリ(3メチルチオフェン)、ポリ(3,4
−ジメチルチオフェン)、ポリ(3−チオフェン−β−
エタンスルフォネール)、ポリメチルピロール、ポリ
(3へキシルピロール)、ポリ(3−メチル−4−ピロー
ルカルボン酸メチル)、ポリシアノフェニレンビニレ
ン、ポリジメトキシフェニレンビニレン誘導体、或いは
ポリイソプレン変成物等の共役系導電性ポリマーが挙げ
られる。
素や湿度に安定性が高く、透明性があり導電性が高い、
ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン誘導体が
好ましい。
ることができないため、ドーピングする必要があり、ア
クセプターとしてヨウ素、臭素等のハロゲン、PF5、
AsF5、BF3等のルイス酸、HF、HCl、H2S
O4等のプロトン酸やパラトルエンスルホン酸、パラメ
トキシエチルトルエンスルホン酸等の有機酸、FeCl
3、TiCl4等の遷移金属化合物、テトラシアノジメ
タン、テトラシアノテトラアザナフタレン、クロラニル
等の有機物質或いはドナーとしてのLi、Na、K等の
アルカリ金属、Ca、Sr、Ba等のアルカリ金属土類
等が挙げられる。
ドープには注意が必要で、電解質アニオン、カチオンは
避ける方がよく、導電性ポリマーとの配位結合や共重合
等は固定に対し有効な方法である。特に、ドーパントを
AB2型のモノマーを出発原料とし、中心核分子から順
次結合させて合成されたデンドリマーやポリスチレン、
ポリメチルメタクリレート、ポリウレタン等のオリゴマ
ー、ポリマー或いはフラーレン分子を官能基に導入し、
これを担持することは簡便であり、透明絶縁性成形体や
フィルムへの密着性が高まることから、特に望ましい。
また、このような担体を中心に多官能となったドーパン
トは、導電的には、導電性ポリマー分子間をブリッジさ
せ、安定化し抵抗を下げることにもなるため、非常に有
用である。導電性ポリマーが封止された状態では脱ドー
プの影響は非常に小さくなるので、成形体中に収めるよ
うにする方がよい。
電性ポリマーを延伸し、導電性ポリマーの分子間距離を
縮めることは有用で、賦形時の延伸を利用することがで
きる。
酸化剤や触媒を用いて重合する化学的重合法、非共役ポ
リマーからなる中間体を熱処理して得る方法、或いは芳
香族化合物をモノマーとして電気化学的に酸化又は還元
して重合する電解重合法等があるが、これに限定される
ものではない。
マーの低分子品を蒸着等で設けるか、水或いは溶剤に溶
解した状態又は分散したエマルジョン状態で、一般的な
印刷塗布方法で形成することができる。その膜厚は、お
およそ0.1〜25μm程度である。導電性ポリマーの
場合は膜厚と抵抗は非オーミックである場合が多く、厚
くしても、それに見合った抵抗減少が得られない場合が
多く、光線透過率が悪くなるだけである。そのため、前
もって必要な厚みを決定しておく必要がある。
が発光する表示部2を設け、さらに前述した手法で透明
導電層を形成し、保護のためオーバーコート層16を設
けることも可能であるが、湿度等に敏感な発光体層13
を保護するためには十分な性能を有するコートを施す必
要があり、例えば透湿度の低い樹脂を厚く設けることが
望まれる。
(透明導電層)10を使用する場合は、透明絶縁性フィ
ルム9を外側にすると、連続した透明絶縁性フィルム9
で表示部2を保護することができ、簡便で有用性が高
い。例えば、発光色をそのまま利用する場合、透明絶縁
性フィルム9、不透明着色層11、透明電極(透明導電
層)10、発光体層13の順に設けることにより達成さ
れる。
縁性フィルム9、不透明着色層11、着色透明電極10
a、発光体層13の順で設けること等により達成され
る。着色透明電極10aは、導電性ポリマー又は透明導
電性インクのバインダーに有機色素を少量加えて作るこ
とができる。
元構造のデザインが要求され、押釦スイッチ用部材1は
真空成形、ブロー成形、プレス成形等の成形方法によっ
て賦形される。成形体の形状はおおよそ、キーピッチが
5〜30mm、キートップ部3の大きさが3〜20mm
の断面を有する四角柱又は円柱、キートップ部3の高さ
は2〜15mmである。キートップ部3の天面部も曲率
を持つものが多いが、発光する表示部に過大な変形応力
を加えることは避けるべきである。
あり、キートップ部3以外の押釦スイッチ用部材1の部
分は、固定基板5に載置又は貼付されるため、平面形状
をしている。
が延伸されるため、透明絶縁性フィルム9、透明電極
(透明導電層)10はこれに適した材料でなければなら
ず、破断や抵抗上昇の無いものが選ばれる。導電性ポリ
マーはこれに適した材料であり、特に延伸率が高い表示
部2の周囲の導電性ポリマーを厚く形成し、抵抗上昇を
抑えることができる。表示部2の背景部(地部)又はキ
ートップ部3の側面が不透明の場合は、後述する導電性
インクによって補うことも可能である。しかし、100
%を超えるような過度の延伸が行われた時は、抵抗が約
10倍上昇する恐れがある。この場合、導電性ポリマー
に線径が0.5μm以下の微細な導電性繊維を混合する
ことにより、導電性を維持することができる。この場合
の導電性繊維のアスペクト比は、10以上望ましくは2
0以上、さらに望ましくは50以上がよい。
イバーを裂いたもの、酸化亜鉛、チタン酸カリウム等の
セラミックスウィスカーにカーボンコート又は銀メッキ
を施したもの等が挙げられるが、柔軟なものがよく、ア
クリル、レーヨン、ポリエステル、フェノール等の合成
繊維に銀メッキ等を施したもの、或いはシングルウォー
ルナノチューブ、マルチウォールナノチューブ等が挙げ
られ、ナノチューブは線径が0.2μm以下の導電性繊
維で非常に都合がよい。 配合量は所望の抵抗値によ
って決定されるが、0.1〜20wt%である。径が細
いほど及び配合量が少ないほど透明性が高いことはいう
までもない。
4は、金、銀、銅、ニッケル、アルミニウム等の金属又
は合金、或いはタングステンカーバイト、炭化珪素、酸
化スズ、酸化インジウム等のセラミックスを蒸着膜で、
又はフラーレンを光重合、電子線照射重合、プラズマ重
合、電解重合等で形成できる。これら微粒子の他、カー
ボンブラック、グラファイト等の導電性フィラーをエポ
キシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂等の絶縁性樹
脂溶液に混合した導電性インクによっても形成できる。
化を抑えるため、絶縁性樹脂からなるバインダーを延性
のあるポリアミド、ポリエステル、熱可塑性エラストマ
ー等の分子量の大きな熱可塑性樹脂とすることは延伸性
が高くなるので好ましい。さらに、熱可塑性樹脂又は熱
硬化性樹脂を塑性流動状態で成形することは、バインダ
ーを延伸して導電粒子の連鎖を破壊することがないので
より好ましい。熱可塑性樹脂の場合は、80〜150℃
程度の低温で塑性状態となる融点、軟化点を有するもの
がよい。或いは、少量の溶剤、可塑剤を加え必要なら
ば、賦形後乾燥させる。熱硬化樹脂の場合は未硬化状態
のものを用い、賦形後硬化させる。粘度調整、流れ調整
のため、必要であれば熱可塑性樹脂と混合しても構わな
い。
は、バインダー自体も導電性となることから導電性フィ
ラーの連鎖が壊れても導通を維持することができるので
使用することも可能で、さらに、導電性繊維又は可撓性
のあるカーボンナノチューブを混合した場合は、バイパ
ス効果で抵抗を下げ維持することができるので、好まし
い。
対向電極は抵抗の観点から、全面に渡り設けても構わな
いが、発光体層13、透明着色層15、不透明着色層1
1又はその他の絶縁層によって、絶縁する必要がある。
この時、成形体の基体樹脂と同じ材質を使うことは、密
着性、延伸性の点から好ましい。これとは別に、表示部
2を部分的に設ける場合は、通常のリソグラフィー法又
はアディティブ法により形成することができ、非導電性
ポリマー部分に導電性インクによる形成層を設けると、
両者を絶縁する必要が無く、簡便で好ましい。複数の表
示部2を選択して発光する時等、回路パターンが複雑に
なり、交差する場合は、ジャンパー等を設け対処する
等、一般的な回路基板等の形成時に用いられる配線ルー
ルを活用することも可能である。
ップ部3以外の部分にベース電極14の電極端子及び透
明電極10の電極端子を設け、載置する回路基板5にそ
れと対向する位置にある電極端子とを、直接接触させ、
必要ならば弾性体により押圧する方法や、キートップ部
3の賦形時に同時に電極端子部分を加工し突起を設ける
方法、或いは導電弾性体を介する方法が簡便であるが、
カードエッジコネクターを用いる方法や、絶縁性接着剤
に導電粒子を分散させた異方導電性接着剤等で接合する
方法も選択できる。いずれにしろ、ベース電極14の電
極端子及び前記透明電極10の電極端子を押釦スイッチ
用部材1のキートップ部3以外の部分に設けることで、
表示部2を含めたキートップ部3のデザインの自由度を
高めることに寄与している。
影響されるため、成形体は有機材料でできている場合が
多くガス透過があり、特別な配慮が必要である。それら
の性能は水蒸気透過率が3(g/m2/24H、40℃、
JIS7129K)以下、酸素透過率が1(cc/m2/
24H/atm、0%RH、JIS7126K)以下が必
要で、発光体層13の寿命が500H以上であることが
必要である。水分や酸素のバリア層としては、発光する
意匠パターンを形成した成型体又はその中間材料、例え
ば、透明絶縁性フィルム上に酸化珪素、酸化アルミニウ
ム、酸化マグネシウムその他の無機酸化物を真空蒸着
法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等の物
理気相成長法、或いはプラズマ化学気相成長法、熱化学
気相成長法、光化学気相成長法等の化学気相成長法を用
いて形成できる。または、ダイヤモンド状の硬質炭素膜
をプラズマCVD法或いはイオン化蒸着法で形成するこ
とができる。
放電処理等により粗面化したり、アルコール系、ウレタ
ン系、エステル系のアンカーコート剤を用いることも可
能である。無機酸化物を形成する場合、酸化剤としての
酸素が膜中に残り易くなるため、完全酸化させず、少な
目の酸素で低酸化し、後ほど不活性ガスで希釈した酸素
で完全化する方法は緻密な膜形成に有効的である。或い
は、メチルシラノールの単量体又は多量体のアルコール
溶液を、アミノシラノールを触媒とし塗布乾燥させ、必
要ならばアンカーコート剤を用いて、成形することがで
きる。或いは、アルコキシシランの加水重合物溶液を、
酸又はアルカリを触媒として微粒子を含むゾル状態を作
り、熟成しゲル状態を経由した後、加熱するゾルゲルコ
ーティング法も用いることができる。
め、溶剤可溶なパーヒドロポリシラザンを大気中で加熱
し酸化珪素に転化すると、有機基がなく緻密な膜が形成
されるので非常に有効である。ポリシラザンを気相又は
液相で付着させ、室温から120℃程度の温度で数分加
熱し、大気中に放置することによって処理することがで
きる。ポリシラザン法は、真空操作の工程が無く、簡便
に緻密な酸化物層を形成することが良いので好ましい。
ことができるが、無機化した表面は水分を呼び易いた
め、さらに表面を有機化することが望ましい。メチルシ
ラノールを用いた場合は、表面にメチル基が向くため有
効である。その他無機酸化物表面にクロロプロピルトリ
メトキシシランやメルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン等のシランカップリング剤等或いはクロロシランやア
ルコキシシランで有機化することが好ましい。ダイヤモ
ンド状の硬質炭素膜の場合は、表面が炭素と水素とから
なっており、撥水性が高く好ましい。
材1は、予め中空のポケット部を設けておき、ここに成
形後、熱硬化性液状樹脂等を注入し、表示部2を封止
し、金型により所望の形状に整え、芯材22を形成す
る。この際、ポリアミド樹脂等の吸湿性の成形品やフィ
ルム或いはシリカゲル、ゼオライト、酸化バリウム等の
乾燥剤を封入し、表示部2が吸湿するのを防ぐ吸湿層1
7を設けることは好ましい。また、鉄粉、ビタミンC、
カテコール等の酸素吸収剤の他、ポリメチルフェニルシ
ラン等のポリシランは酸素透過性がよくかつ多くの酸素
を吸収できることから効率がよく、これらの酸素吸収層
18を設けることは特に好ましい。
の実施の形態2に係る押釦スイッチ用部材を示してい
る。
ッチ用部材1は、文字、符号又は図柄等による表示部2
をキートップ部3の中間部に設けたものであって、表示
部2に自発光する面発光体4を採用したものである。
には、回路基板5上の固定接点6の配置に合わせてこの
固定接点6と対向する位置に可動接点7を配するように
弾性変形可能なドーム部23の内面に可動接点7を設け
た接点シート部材24と、この接点シート部材24のド
ーム部23の中央部を押圧できる押圧突部8を有したキ
ートップ部3が一体に形成されている。
は、所望のキートップ形状に成形された第1樹脂成形体
19が一体に設けられており、透明絶縁性フィルム9の
裏面には、透明電極10が設けられている。
の天面部に当たる箇所に透明な着色インクで表示部2の
模様部を形成した透明着色層15が形成されている。表
示部2はキートップ部3の天面部の一部分に形成される
が、透明着色層15の裏面及び透明着色層15の周囲の
透明電極10の裏面には、発光材料からなる発光体層1
3が設けられている。また、発光体層13の裏面には銀
ペーストによるべース電極14が設けられている。ベー
ス電極14の裏面には、吸湿層17を介してキートップ
部3の裏面中央部に当たる箇所に押圧突部8を設けた芯
材である第2樹脂成形体20を一体に形成している。
については、実施の形態1と同様であるため、実施の形
態1の説明を参照のこと。
部材の製造方法について説明する。
トップ3が位置する箇所に、キートップ3の天面の幅と
ほぼ等しい帯状の透明電極10を形成し、この透明電極
10の上に透明な着色インクで表示部2の模様部を形成
する。次に、発光材料をキートップ3の裏面側の透明電
極10及び表示部2の上に塗布して発光体層13を形成
する。次に、発光体層13のキートップ3の裏面部中央
に当たる箇所を除いて、遮光性及び絶縁性を有する絶縁
性インクを発光体層13の外周部と透明電極10の上に
塗布して不透明着色層11を形成する。発光体層13の
上には対向電極としてベース電極14を印刷し、不透明
着色層11の印刷エリア内に留める。
形やプレス成形等により所望の第2樹脂成形体20の形
状に合わせた賦形加工を行い、キートップ部3の芯材と
なる第2樹脂成形体20が設けられる凹部を有する賦形
シートを作成する。
ートの凹部にベース電極14に接する吸湿層17を形成
した後、その上から芯材となる熱硬化性樹脂を注入して
中央部に押圧突部8を有する第2樹脂成形体20の形状
を金型内で造形し硬化させる。
押圧突部8の先端に導電性インクを塗布することで可動
接点7を形成して第1樹脂成形体19を除いた状態の押
釦スイッチ用部材1を完成する。
成した透明絶縁性フィルム9の対応する位置の表面側
に、予め所望のキートップ形状に形成した芯材である第
1樹脂成形体19を接着固定して、押釦スイッチ用部材
1を完成する。
第1樹脂成形体19と第2樹脂成形体20との間に配置
されキートップ部3の中間部の位置に設けられているた
め、発光体層13が外部雰囲気からより隔離された環境
状態に保たれているため、酸素や湿度の影響受けること
がなく長期に使用しても発光性能が低下することがな
い。
の実施の形態3に係る押釦スイッチ用部材を示してい
る。
ッチ用部材1は、文字、符号又は図柄等による表示部2
をキートップ部3の中間部に設けたものであって、表示
部2に自発光する面発光体4を採用したものである。
では、透明絶縁性フィルム9は平坦な状態にあり、その
表面には所望のキートップの形状に成形された第1樹脂
成形体19が一体に設けられており、透明絶縁性フィル
ム9の裏面には、透明電極10が設けられている。透明
絶縁性フィルム9と第1樹脂成形体19との間には、透
明な酸素吸収層18が形成されている。
の天面部に当たる箇所に透明な着色インクで表示部2の
模様部を形成した透明着色層15が形成されている。表
示部2はキートップ部3の天面部の一部分に形成される
が、透明着色層15の裏面及び透明着色層15の周囲の
透明電極10の裏面には、発光材料からなる発光体層1
3が設けられている。そして、発光体層13の側面部と
透明電極10の裏面には、遮光性及び絶縁性を有する不
透明着色層11が設けられている。また、発光体層13
の裏面及び不透明着色層11の端面を覆うようにして銀
ペーストによるべース電極14が設けられている。ベー
ス電極14の裏面には、キートップ部3の裏面中央部に
当たる箇所に押圧突部8を設けた芯材である第2樹脂成
形体20を一体に形成している。ベース電極14と第2
樹脂成形体20との間には、吸湿層17が形成されてい
る。
及び説明のない他の部材については、実施の形態1又は
2と同様であるため、同一の構成には同一の符号を付し
てそれらの説明を省略する。
部材の製造方法について説明する。
である第2樹脂成形体20が位置する箇所に、第1樹脂
成形体19の天面の幅とほぼ等しい帯状の透明電極10
を形成し、この透明電極10の上に透明な着色インクで
表示部2の模様部を形成する。次に、発光材料をキート
ップ3の裏面側の透明電極10及び表示部2の上に塗布
して発光体層13を形成する。次に、遮光性及び絶縁性
を有する絶縁性インクを発光体層13の外周部と透明電
極10の上に塗布して不透明着色層11を形成する。発
光体層13の裏面には、対向電極としてベース電極14
を印刷し、不透明着色層11の印刷エリア内に留める。
ベース電極14の裏面には、吸湿層17を介して中央部
に押圧突部8を設けた芯材である第2樹脂成形体20を
一体に形成する。
成した透明絶縁性フィルム9の対応する位置の表面側
に、予め所望のキートップの形状に形成し、透明絶縁性
フィルム9と接する部分に酸素吸収層18を設けた芯材
である第1樹脂成形体19を接着固定して、押釦スイッ
チ用部材1を完成する。
第1樹脂成形体19と第2樹脂成形体20との間に配置
されキートップ部3の中間部の位置に設けられているた
め、発光体層13が外部雰囲気からより隔離された環境
状態に保たれているため、酸素や湿度の影響受けること
がなく長期に使用しても発光性能が低下することがな
い。また、透明絶縁性フィルム9、透明電極10、不透
明着色層11及びベース電極14が平坦な状態のままで
あるので、キートップ部3の賦形加工が不要であるた
め、透明電極10及びベース電極14の導電性の劣化が
生じることがない。
にも種々の表示部2のデザインが考えられが、その代表
的なものを図4乃至図13に示した。
から順番に無機酸化物層21、透明絶縁性フィルム9、
透明電極10、抜き型部12を有する不透明着色層1
1、抜き型部12を埋める透明着色層15、発光体層1
3及びベース電極14を有している。ここで、透明着色
層15が模様部を形成し、不透明着色層11が地部を形
成している。
から順番に無機酸化物層21、透明絶縁性フィルム9、
透明電極10、模様部を形成する不透明着色層11、地
部を構成する透明着色層15、発光体層13及びベース
電極14を有している。
から順番に無機酸化物層21、透明絶縁性フィルム9、
透明電極10、抜き型部12を有する地部を構成する不
透明着色層11、抜き型部12を埋めて模様部を形成す
る発光体層13及びベース電極14を有している。
から順番に無機酸化物層21、透明絶縁性フィルム9、
透明電極10、模様部を形成する透明着色層15と地部
を形成する第2透明着色層15a、発光体層13及びベ
ース電極14を有している。
から順番に無機酸化物層21、透明絶縁性フィルム9、
抜き型部12を有する地部を構成する不透明着色層1
1、抜き型部12に入り込み模様部を形成する着色透明
電極10a、着色透明電極10aを介して抜き型部12
を埋める発光体層13及びベース電極14を有してい
る。
から順番に無機酸化物層21、透明絶縁性フィルム9、
模様部を形成する透明着色層15と地部を形成する不透
明着色層11、透明電極10、発光体層13及びベース
電極14を有している。
上から順番に無機酸化物層21、透明絶縁性フィルム
9、模様部を構成する不透明着色層11、不透明着色層
11の外周を覆い地部を構成する着色透明電極10a、
発光体層13及びベース電極14を有している。
上から順番に無機酸化物層21、透明絶縁性フィルム
9、模様部を構成する不透明着色層11と地部を構成す
る透明着色層15、透明電極10、発光体層13及びベ
ース電極14を有している。
上から順番にキートップ部3を被覆する無機酸化物層2
1、芯材である第1樹脂成形体19、オーバーコート層
16(透明絶縁層)、型抜き部12を有し地部を構成す
る不透明着色層11、模様部を構成する透明電極10、
発光体層13、ベース電極14及び不透明絶縁性基礎体
22を有している。
は、上から順番にキートップ部3を被覆する無機酸化物
層21、芯材である第1樹脂成形体19、オーバーコー
ト層16(透明絶縁層)、型抜き部12を有し地部を構
成する不透明着色層11、模様部を構成する透明着色層
15、透明絶縁性フィルム9、透明電極10、発光体層
13及びベース電極14を有している。
9、図12及び図13に示したものは、文字、符号又は
図柄等からなる模様部が発光するものであり、図5、図
10及び図11に示したものは、文字、符号又は図柄等
以外の地部が発光するものである。また、図8と図10
に示したものは、透明電極10を着色して透明着色電極
10aとしたものであり、この場合には透明着色層15
を使用しなくてよいため、製造工程が簡単となり製造コ
ストが低減できる。
とは、軟質の樹脂やエラストマーをバインダーにし、染
料や顔料を混合したもので、透明絶縁性フィルム9に密
着し、同じく延伸性のあるものがよく、透明絶縁性フィ
ルム9と同様に樹脂を用いることが好ましい。
形態1に対応するものである。
ート(アクリプレン、三菱レーヨン(株)製)の片面に
スルホン化ポリスチレンをドーピングしたポリ(3,4
−エチレンジオキシチオフェン)(デナトロン400
1、長瀬産業(株)製)溶液にその固形分に対し3%の
マルチウォールナノチューブ(線径0.01μm、平均
線長5μ、ハイペリオン社製)をホモジナイザーを用い
分散させ透明な処理液を得た。
ーにより全面塗布し、1μm厚の透明電極を形成した。
このものの全光線透過率70%(JIS−K7105)
で、表面抵抗500Ω/□(JIS−K6911)であ
った。不透明着色層11を遮蔽性のある絶縁性で黒色の
着色インクで表示部2の地部をスクリーン印刷で、表示
部2及びベース電極14の端子部を除き全面に塗布し
た。ポリ(2−メトキシ−5−エチルヘキシルオキシ)
−1,4−フェニレンビニレンとポリエチレンオキサイ
ドとトリフロロメタンスルホン酸リチウム塩とシクロヘ
キサノンとエチルアルコールからなるLECインクを地
部の開口部分最小限に同様に印刷で18μmの発光体層
13を、ついで銀ペースト(ドーデントNH−030
A、熱可塑性ポリアミドバインダー、ニホンハンダ
(株)製)で発光体層13上に対向電極となるベース電
極14とそれに繋がる端子電極を不透明着色層11に設
けた。この印刷工程終了後、真空乾燥装置でよく乾燥さ
せ印刷フィルムを得た。
mmの凹曲面を有する12個のキャビティーを有する金
型と、これにより型取りした硬度90度(ショアーA)
の弾性体からなる雄型を用い、表示部に断熱のため直径
8mmの金属片を置き、赤外線により110℃に加熱
し、金属片を取り去り直ちに、印刷フィルムを冷間で圧
縮成形した。
バリウム粉末を混合したポリメチルフェニルシランと液
状エポキシ樹脂を必要量注型し、図1に示す断面形状を
有する第2の雄型により、芯材22に押圧突部8を成形
した。
でアルミニウムをイオンプレーティング法により処理
し、成形体表面に酸化アルミニウムを形成し、トリメト
キシシランを気相法により付着形成し、押釦スイッチ用
部材1を得た。
板5上の電極端子とを合わせて載置し、発光体層13に
直流6Vを印加すると表示部2は全て発光を呈し、輝度
は62ニトで、半減期は1225Hであった。
の形態1に対応するものである。
ート(アクリプレン、三菱レーヨン(株)製)の片面に
ポリアニリンにその構造単位の1/6モルのスルホン化
デンドリマー(DSM社のジアミノブタンとシアノエチ
レンを出発物質としたデンドリマー商品名DAB(P
A)8の1モルに、ベンゼンスルホン酸8モルを反応さ
せたもの)を混合したDMF溶液に、その固形分に対し
3%のマルチウォールナノチューブ(線径0.01μ
m、平均線長5μ、ハイペリオン社製、)とアゾ染料
(パーマネントレッド4R、山陽色素(株)製)を固形
分に対して0.1wt%添加し、ホモジナイザーを用い
分散させ透明な赤色の処理液を得た。
ーにより全面塗布し、1μm厚の赤い透明電極10を形
成した。さらに、着色されていない導電性ポリマー溶液
を表示部2の周囲に1μmスクリーン印刷により塗布し
た。このものの全光線透過率は72%(JIS−K71
05)で、表面抵抗は600Ω/□(JIS−K691
1)であった。不透明着色層11を遮蔽性及び絶縁性の
ある黒色の着色インクで表示部2の地部をスクリーン印
刷で、表示部2及びベース電極14の電極端子部を除き
全面に塗布した。ポリ(2−メトキシ−5−エチルヘキ
シルオキシ)−1,4−フェニレンビニレンとポリ
(9,9−ジ−n−ヘキシルフオレニル−2,7′−ジ
イル)とポリエチレンオキサイドとトリフロロメタンス
ルホン酸リチウム塩とシクロヘキサノンとエチルアルコ
ールからなるLECインクを地部の開口部分最小限に同
様に印刷で20μmの発光体層13を形成した。
メチルシロキサン(KE−78VBS、信越化学工業
(株)製)に銀粉末(シルコート、福田金属箔粉工業
(株)製)を固形分に対し75wt%含むケロシン溶液
からなる導電性インキで、発光体層13上に厚み50μ
mの対向電極とそれに繋がる電極端子を不透明着色層1
1に設けた。この印刷工程終了後、60℃の真空乾燥装
置でよく乾燥させ印刷フィルムを得た。
キートップ部3を賦形すると、この未加硫シリコーンゴ
ムからなる導電性インキも透明絶縁性フィルム9の延伸
とともに流動し、賦形させた。
とベンゾイルパーオキサイドを混合したビニルエステル
樹脂(デラーケン411、ダウケミカル(株)製)を約
0.3cc注型し、120℃でシリコーンゴムと共に反
応させ、60℃の真空乾燥装置でよく乾燥させた。さら
に、ベンゾイルパーオキサイドを含むビニルエステル樹
脂を必要量注型し、図1に示す断面形状を有する第2の
雄型により、芯材22に押圧突部8を成形した。
25℃5分間あて、気相法で付着さ、一昼夜、25℃5
0%RHの層に保存して緻密な酸化ケイ素に転化させ
た。さらに、この成形体をメルカプトプロピルトリメト
キシシランのアルコール溶液(固形分1wt%)に漬
け、直ちに乾燥させ、押釦スイッチ用部材1を得た。
板5上の電極端子とを合わせて載置し、発光体層13に
直流6Vを印加すると表示部2は全て発光を呈し、輝度
は60ニトで半減期は1360Hであった。
の形態2に対応するものである。
レート(ルミラー、東レ(株)製)の片面にインジウム
錫酸化物を、一方に酸化ケイ素をイオンプレーティング
法により、透明電極10と無機酸化物層21をそれぞれ
全面に形成した。このものの全光線透過率は80%(J
IS−K7105)で、表面抵抗は100Ω/□(JI
S−K6911)であった。
LC、富士写真フィルム工業(株)製、)に色変換色素
としてキノリジン誘導体(NKX−1768、感光色素
研究所(株)製)を混合し、透明着色層用のインクを調
整した。透明電極10上に、スクリーン印刷により透明
着色層15を印刷した。
キサデシル)−カルバゾール−3,6−ジイル]とオキ
シエチレンシクロトリスホスファゼンとトルエンスルホ
ン酸ナトリウム塩とピリジンとからなるLECインク
で、透明着色層15を覆うようにインクジェット印刷で
1.5μmの発光体層13を形成した。
光体層13の中央部と電極端子を除く部分にスクリーン
印刷で絶縁層を形成し、真空乾燥装置でよく乾燥させ印
刷フィルムを得た。電極端子部分をマスクし、アルミニ
ウムを蒸着し、さらにその上にカーボンインクからなる
導電層を形成した。
型により、芯材である第2樹脂成形体20に押圧突部8
を成形し、さらにアクリル樹脂からなるキートップ部3
を二液性アクリル接着剤で貼着し、押釦スイッチ用部材
1を得た。
板5上の電極端子とを合わせて載置し、発光体層13に
直流5Vを印加すると表示部2は全て発光を呈し、輝度
は75ニトで、半減期は1300Hであった。
の形態3に対応するものである。
プラズマ処理を施した100μmのポリプロピレンフィ
ルムの両面に15μmのエチレンビニルアルコールコポ
リマーフィルムをラミネートした。緑色の不透明着色イ
ンクで表示部2の地部をスクリーン印刷で、表示部2を
除き全面に塗布した。その上に、ポリ(3,4−エチレ
ンジオキシチオフェン)の構造単位の1/6モルのスル
ホン化フラーレン(C60及びC70の混合フラーレ
ン、MER社製)と発煙硫酸を反応させたドーパント)
を含むポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)溶液
をインクジェット印刷により表示部2とそれに繋がる電
極端子を形成した。さらに、実施例1で使用した銀ペー
ストを表示部2の周囲から電極端子部まで、この形成さ
れたポリチオフェン層を覆うように5μmのベース電極
14を印刷した。透明電極10の全光線透過率は65%
(JIS−K7105)で、表面抵抗は500Ω/□
(JIS−K6911)であった ポリ(p−フェニレン−2,6−ベンゾイミダゾール)と
ポリエチレンオキサイドとトルエンスルホン酸リチウム
塩とからなるLEC用インクを同様にインクジェット印
刷により、透明電極10を覆うように、厚さ2.0μm
の発光体層13を形成した。次いで、融点86℃の熱可
塑性ポリエステル(バイロンGV100、東洋紡(株)
製)と銀粉末を混合した導電性インクで、発光体層13
のベース電極14とそれに繋がる電極端子を、キートッ
プ部3の表示部2の形成層から離して形成した。この印
刷工程終了後、真空乾燥装置でよく乾燥させ印刷フィル
ムを得た。
な有する15個のキャビティーを有する雌型と2.8m
m×4.8mm、高さ0.9mmの天面が平坦な形状を
有する雄型を用い、表示部2に断熱のため2.6mm×
4.6mmの金属片を置き、赤外線により120℃に加
熱し、金属片を取り去り直ちに、印刷フィルムを冷間で
圧縮成形を行った。キートップ部3を賦形すると、熱可
塑性ポリエステルからなる導電性インキも透明絶縁性フ
ィルム9の延伸とともに流動し、賦形された。
0wt%の鉄粉を含む液状エポキシ樹脂を必要量注型
し、図3に示すものと同じ断面形状を有する第2の雄型
により、芯材である第2樹脂成形体20に押圧突部8を
成形した。さらに、アクリル樹脂からなるキートップ部
3を二液性アクリル接着剤で貼着した。得られた成形体
の電極端子をマスクして、アミノシラノールを触媒とす
るフェニルシラノール溶液にディップし直ちに40℃で
乾燥、反応させ、成形体表面に2μm厚のシリカ層を形
成し、均一な押釦スイッチ用部材1を得た。
板5上の電極端子とを合わせて載置し、発光体層13に
直流4Vを印加すると表示部2は全て発光を呈し、輝度
は65ニトで半減期は2300Hであった。
載された発明によれば、回路基板上の固定接点に対向し
て配置される可動接点を前記固定接点に接触させる方向
に押圧するためのキートップ部と、該キートップ部を所
定の位置に配して前記回路基板上に取り付けるためのカ
バー基材とを有し、前記キートップ部には、スイッチ機
能を表示する表示部と、該表示部に一体の面発光体とを
有する押釦スイッチ用部材であって、前記面発光体が電
気化学発光体であるので、直流を印可することで表示部
自体が電気化学発光し、デザイン的にも視認性がよく、
低消費電力で、インバータ等の余分な部品、部材を必要
としないことから、軽薄短小の構造が実現でき、しかも
優れた経済性をもたらす押釦スイッチ用部材を提供する
ことができる。
トップ部は、芯材と該芯材を被覆する透明絶縁性フィル
ムとを有し、前記面発光体は、ベース電極と該ベース電
極に対向する透明電極との間に発光体層を有し、前記ベ
ース電極の電極端子及び前記透明電極の電極端子を前記
キートップ部以外の部分まで延長して配置したので、請
求項1の効果に加え、表示部を含めたキートップ部のデ
ザインの自由度が高まるため、押釦スイッチ用部材に対
する多様なデザインのニーズに対応できる。
極が導電性粒子と絶縁性樹脂とからなる導電性インクで
あるので、請求項2の効果に加え、ベース電極にキート
ップ部の賦形時に生じる引っ張り力が作用してもその延
伸性により導電特性を維持することができるため、スイ
ッチ機能の信頼性が高まる。
は透明絶縁性基体に透明導電性ポリマー層を形成してな
り、該透明電極上に接して発光層体が形成されているの
で、請求項2の効果に加え、透明電極にキートップ部の
賦形時に生じる引っ張り力が作用してもその延伸性によ
り導電特性を維持することができるため、スイッチ機能
の信頼性が高まる。
性ポリマー層が着色されているので、請求項4の効果に
加え、表示部を構成する部材を少なくすることができる
から製造コストを低減することができる。
ッチ用部材の外周表面の少なくとも一部分に無機酸化物
層が形成されているので、請求項1乃至5のいずれか1
つの効果に加え、湿度や酸素の透過を抑制することがで
きるため、発光体層の品質を良好に保つことができる。
酸化物層の外表面にさらに有機物層を設けてなるので、
請求項6の効果に加え、無機化した表面の吸水性を抑制
することができるため、より発光体層の品質を良好に保
つことができる。
ば、無機酸化物層がポリシラザンを転化してなるもので
あるので、請求項6又は7の効果に加え、アルコキシ基
等の有機基がなく緻密な膜が形成されるため、より一層
発光体層の品質を良好に保つことができる。
プ部の裏面部の心材と無機酸化物層の間に吸湿層を設け
たので、請求項6乃至8のいずれか1つの効果に加え、
湿度の透過を効果的に抑制できるため、発光体層の品質
を良好に保つことができる。
ップ部の裏面部の心材と無機酸化物層の間に酸素吸収層
を設けたので、請求項9に記載の効果に加え、酸素の透
過を積極的に抑制できるため、より発光体層の品質を良
好に保つことができる。
電極が導電性粒子と絶縁性樹脂とからなる導電性インク
によって形成され、塑性流動状態で賦形したので、キー
トップ部の賦形時に該導電性インクに引っ張り力が作用
することがほとんどなくなるため、ベース電極の導電性
能が落ちることがない。
層、透明電極、ベース電極或いは表示部の模様部又は地
部を構成する着色層のうち、少なくとも3種を平面状の
透明絶縁性フィルム上に形成した後、キートップ部を賦
形してなるので、従来の2次成形加工と異なりキートッ
プ部の賦形時に押釦スイッチ用部材の構成部材に引っ張
り力が作用することがほとんどなくなるため、ベース電
極及び透明電極の導電性能が落ちることがなく、品質の
高い照光機能を有する押釦スイッチ用部材を提供するこ
とができる。
部材を示した要部断面図である。
した要部断面図である。
した要部断面図である。
第1の態様を示した要部断面図である。
る。
る。
る。
る。
る。
ある。
ある。
ある。
である。
スイッチ用部材の要部断面図である。
部材の要部断面図である。
材の要部断面図である。
ッチ用部材の要部断面図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 回路基板上の固定接点に対向して配置さ
れる可動接点を前記固定接点に接触させる方向に押圧す
るためのキートップ部と、該キートップ部を所定の位置
に配して前記回路基板上に取り付けるためのカバー基材
とを有し、前記キートップ部には、スイッチ機能を表示
する表示部と、該表示部に一体の面発光体とを有する押
釦スイッチ用部材であって、前記面発光体が電気化学発
光体であることを特徴とする押釦スイッチ用部材。 - 【請求項2】 前記キートップ部は、芯材と該芯材を被
覆する透明絶縁性フィルムとを有し、前記面発光体は、
ベース電極と該ベース電極に対向する透明電極との間に
発光体層を有し、前記ベース電極の電極端子及び前記透
明電極の電極端子を前記キートップ部以外の部分まで延
長して配置したことを特徴とする請求項1に記載の押釦
スイッチ用部材。 - 【請求項3】 前記ベース電極が導電性粒子と絶縁性樹
脂とからなる導電性インクであることを特徴とする請求
項2に記載の押釦スイッチ用部材。 - 【請求項4】 前記透明電極は、透明絶縁性基体に透明
導電性ポリマー層を形成してなり、該透明電極に接して
前記発光層体が形成されていることを特徴とする請求項
2に記載の押釦スイッチ用部材。 - 【請求項5】 前記透明導電性ポリマー層が着色されて
いることを特徴とする請求項4に記載の押釦スイッチ用
部材。 - 【請求項6】 前記押釦スイッチ用部材の外表面の少な
くとも一部分に無機酸化物層が形成されていることを特
徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の押釦ス
イッチ用部材。 - 【請求項7】 前記無機酸化物層の外表面に有機物層を
設けてなることを特徴とする請求項6に記載の押釦スイ
ッチ用部材。 - 【請求項8】 前記無機酸化物層がポリシラザンを転化
してなるものであることを特徴とする請求項6又は7に
記載の押釦スイッチ用部材。 - 【請求項9】 前記ベース電極と前記キートップ部の心
材との間に吸湿層を設けたことを特徴とする請求項6乃
至8のいずれか1つに記載の押釦スイッチ用部材。 - 【請求項10】 前記ベース電極と前記キートップ部の
心材との間に酸素吸収層を設けたことを特徴とする請求
項9に記載の押釦スイッチ用部材。 - 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれか1つに記
載の押釦スイッチ用部材の製造方法であって、前記ベー
ス電極が導電性粒子と絶縁性樹脂とからなる導電性イン
クによって形成され、該導電性インクを塑性流動状態で
賦形したことを特徴とする押釦スイッチ用部材の製造方
法。 - 【請求項12】 請求項1乃至10のいずれか1つに記
載の押釦スイッチ用部材の製造方法であって、前記発光
体層、前記透明電極、前記ベース電極或いは前記表示部
の模様部又は地部を構成する着色層のうち、少なくとも
3種を平面状の透明絶縁性フィルム上に形成した後、キ
ートップ部と電極端子部とを賦形してなることを特徴と
する押釦スイッチ用部材の製造方法。
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JP2001175768A JP3894472B2 (ja) | 2001-06-11 | 2001-06-11 | 押釦スイッチ用部材とその製造方法 |
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- 2001-06-11 JP JP2001175768A patent/JP3894472B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR101913439B1 (ko) * | 2009-12-21 | 2019-01-14 | 네스텍 소시에테아노님 | 음료 성분 함유 캡슐의 식별 |
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