JP2002366597A - Fpga設計システムおよびfpga設計プログラム - Google Patents

Fpga設計システムおよびfpga設計プログラム

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JP2002366597A
JP2002366597A JP2001172697A JP2001172697A JP2002366597A JP 2002366597 A JP2002366597 A JP 2002366597A JP 2001172697 A JP2001172697 A JP 2001172697A JP 2001172697 A JP2001172697 A JP 2001172697A JP 2002366597 A JP2002366597 A JP 2002366597A
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net
data
fpga
cell
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JP2001172697A
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Hiroshi Terasaki
博 寺崎
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PFU Ltd
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  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のFPGAやCPLDの開発に使用され
るFPGA設計システムは、配置配線後のシミュレーシ
ョン時、波形を確認したい信号およびタイミングレポー
ト上のクリティカルパスが設計データ上の回路構成のど
こに相当するのかを探索するのに時間が掛かり、FPG
Aのデバック工数を増やしてしまうという問題点があっ
た。 【解決手段】 FPGAやCPLDの開発に使用される
FPGA設計システムにおいて、指定されたセルまたは
ネットが含まれるパスの回路構成を、配置配線後の回路
構成に設計データの回路構成を対応させて表示する手段
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はFPGA(Field
Programmable Gate Array)やCPLD(ComplexProgra
mmable Logic Device)の開発に使用されるFPGA設
計システムおよびFPGA設計プログラムに関し、特
に、指定されたセルまたはネットが含まれるパスの回路
構成を、配置配線後の回路構成に設計データの回路構成
を対応させて表示する手段を設けることにより、FPG
Aのデバック効率を向上させるFPGA設計システムお
よびFPGA設計プログラムに関する。
【0002】なお、この明細書において、「設計データ
の回路構成」という用語はハードウェア記述言語(HD
L)で設計された回路構成を指す。
【0003】また、「配置配線後の回路構成」という用
語はハードウェア記述言語(HDL)で設計された回路
(設計データ)をFPGAで構成するために配置配線ツ
ールで配置配線した後の回路構成を指す。
【0004】また、「パス」という用語は回路上のフリ
ップフロップ間およびフリップフロップとパッド(外部
端子の接続部)間を指す。
【0005】
【従来の技術】図13に、従来のFPGA設計システム
の構成ブロック例図を示す。図中、1310はFPGA
やCPLDの開発に使用されるFPGA設計システムで
ある。FPGA設計システム1310は、コンピュータ
1320とコンピュータ1320に接続される記憶部1
330と入出力端末装置1340とで構成されている。
【0006】なお、記憶部1330には、論理回路を構
成するための最小構成のセル(素子)を定義したセルラ
イブラリ1331と、論理回路をハードウェア記述言語
で定義した設計データ1332と、設計データで定義さ
れた回路構成にセルライブラリで定義されたセル(素
子)の割当てを定義したネットデータ1333と、ネッ
トデータで定義された回路構成をFPGAの論理ブロッ
クにマッピングし、論理ブロックの配置および論理ブロ
ック間の配線を定義した配置配線データ1334と、配
置配線後のパスにおける回路構成と各回路のディレイ時
間などが示されるタイミングレポート1335とが記憶
される。
【0007】また、コンピュータ1320には、FPG
Aを開発するためのプログラムが設けられており、この
例では設計データで定義された回路構成にセルライブラ
リで定義されたセル(素子)を割当て、ネットデータを
生成する論理合成部1321と、ネットデータで定義さ
れた回路構成をFPGAの論理ブロックにマッピング
し、論理ブロックの配置および論理ブロック間の配線を
定義した配置配線データを生成する配置配線部1322
とが示されている。
【0008】図14〜図23を参照して、従来のFPG
Aの開発手順について説明する。図14は従来のFPG
A設計システムにおける開発手順の説明図、図15は設
計データの回路例図、図16はセルライブラリのデータ
例図(1/2)、図17はセルライブラリのデータ例図
(2/2)、図18はネットデータのデータ例図(1/
2)、図19はネットデータのデータ例図(2/2)、
図20は設計データの一部の回路のマッピング例図
(1)、図21は設計データの一部分の配置配線後の回
路例図、図22はタイミングレポートのデータ例図、図
23は設計回路の一部分の回路のマッピング例図(2)
である。
【0009】以下、図14のフローにしたがって開発手
順を説明する。
【0010】ステップS1401:VHDL言語などの
ハードウェア記述言語により論理回路の設計データを作
成する。なお、設計データの一部を回路ビュワーにより
入出力端末装置に表示した図を、図15に示す。
【0011】ステップS1402:論理合成部により設
計データとセルライブラリからネットデータを作成す
る。なお、図15の設計データに関連するセルライブラ
リのデータ例を図16、図17に示す。また、図15の
設計データから作成されるネットデータのデータ例を図
18、図19に示す。
【0012】ステップS1403:配置配線部によりネ
ットデータをもとにして、各セルの配置をFPGAの論
理ブロックの構成に適するようにマッピングした後、各
論理ブロックの配置および各論理ブロック間の配線をし
て配置配線データを作成する。
【0013】図15の設計データをFPGAの論理ブロ
ックにマッピングした例を図20に示す。図20の破線
で示されるブロックはFPGAの論理ブロックを表し、
矢印AのFDCEと、矢印BのLUT4と、矢印CのL
UT4の各セルは1つの論理ブロックに配置され、矢印
DのLUT4_LとMXCY_L、矢印Eの2つのMX
CY_L、矢印FのXORCYとFDCEの2つのセル
はそれぞれ1つの同じ論理ブロックに配置されている。
【0014】また、図15の設計データを配置配線部に
より配置配線し、作成される配置配線データを回路ビュ
ワーにより入出力端末装置に表示した回路例を図21に
示す。なお、この図は、設計データの回路構成と配置配
線データの回路構成を対応させて表示しているため、実
際には表示されない論理ブロック内のセルの構成とその
配線が破線で示されている。
【0015】ステップS1404:配置配線部により配
置配線データをもとにして、指定されたパスやクリティ
カルパスなどのタイミングレポートを作成する。なお、
図21の配置配線データのパス(LSI_CTL1S〜
CK_CUT(4))のタイミングレポートを図22に
示す。
【0016】ステップS1405:作成されたタイミン
グレポートの確認と、実機デバックやシミュレーション
を実施し、設計仕様通りかを確認する。
【0017】ステップS1406:ステップS1405
の処理結果、設計仕様通りならば処理を終了する。ま
た、設計仕様通りでないならばステップS1401に戻
り、設計データを修正して処理を繰返す。
【0018】このような開発手順において、シミュレー
ション時に波形を確認したい信号があった場合、設計者
は図15で示される設計データ上の信号名はわかるが、
配置配線後の図21のような配置配線データではどの信
号に相当するのかを理解するのに時間が掛かり、信号の
確認作業に時間を要していた。
【0019】また、タイミングレポートは配置配線部で
生成される論理ブロック名とネット名を主に使用して回
路構成とディレイ時間を示しているため、タイミングレ
ポート上でクリティカルパスがあるとき、そのクリティ
カルパスの回路構成が設計データ上の回路構成のどこに
相当するのかを理解するのに時間が掛かり、クリティカ
ルパスをなくす作業に時間を要していた。
【0020】また、配置配線部では、ネットデータをも
とにして、各セルの配置をFPGAの論理ブロックの構
成に適するようにと、図23の矢印Aの部分を矢印Bの
ようにマッピングした配置配線データを作成することも
ある。このような配置配線データは信号のディレイ時間
を大きくしたり、論理ブロックの使用率を低下させるた
め、タイミングレポートなどでこのような配置を見つけ
たとき、論理合成を再実行し、矢印Aで示されるLUT
4_LとMXCY_Lの2つのセルが同じ論理ブロック
に配置されるように定義されたネットデータを作成して
いた。しかし、論理合成の再実行は非常に時間がかかる
場合があり、FPGAのデバックを遅らせる要因であっ
た。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のFP
GA設計システムは、配置配線後のシミュレーション
時、波形を確認したい信号およびタイミングレポート上
のクリティカルパスが設計データの回路構成のどこに相
当するのかを理解するのに時間が掛かり、デバック工数
を増やす要因があった。
【0022】また、配置配線部で作成された配置配線デ
ータが最適なマッピングになっていないとき、論理合成
の再実行を行うための時間が掛かり、デバック工数を増
やす要因があった。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明は上記のような
問題点を考慮してなされたもので、FPGAやCPLD
の開発に使用されるFPGA設計システムにおいて、指
定されたセルまたはネットが含まれるパスの回路構成
を、配置配線後の回路構成に設計データの回路構成を対
応させて表示する手段を設ける。これにより、シミュレ
ーション時に波形を確認したい信号およびタイミングレ
ポート上のクリティカルパスが設計データの回路構成上
のどこに相当するのかを簡単に探索することができ、F
PGAのデバック効率を大幅に向上させることができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】(1)FPGAやCPLDの開発
に使用されるFPGA設計システムにおいて、指定され
たセルまたはネットが含まれるパスの回路構成を、配置
配線後の回路構成に設計データの回路構成を対応させて
表示するパス回路構成表示部を設ける。これにより、シ
ミュレーション時に波形を確認したい信号およびタイミ
ングレポート上のクリティカルパスが設計データの回路
構成上のどこに相当するのかを簡単に探索することがで
き、FPGAのデバック効率を大幅に向上させることが
できる。
【0025】(2)(1)記載のFPGA設計システム
において、指定されたセルまたはネットが含まれるパス
の回路構成を、タイミングレポートから求められる配置
配線後の回路構成に設計データの回路構成を対応させて
表示するパス回路構成表示部を設ける。これにより、シ
ミュレーション時に波形を確認したい信号およびタイミ
ングレポート上のクリティカルパスが設計データの回路
構成上のどこに相当するのかを簡単に探索することがで
き、FPGAのデバック効率を大幅に向上させることが
できる。
【0026】(3)(2)記載のFPGA設計システム
において、指定されたセルまたはネットが既に出力され
ているタイミングレポートにないとき、ネットデータか
ら指定されたセルまたはネットが含まれるパスを求め、
そのパスのタイミングレポートを自動的に作成する。こ
れにより、指定されたセルまたはネットが既に出力され
ているタイミングレポートにないときでも、指定された
セルまたはネットが含まれるパスの回路構成を表示する
ことができる。
【0027】(4)(2)または(3)記載のFPGA
設計システムにおいて、タイミングレポートまたはネッ
トデータから、指定されたセルまたはネットが含まれる
パスの内で最も回路の段数が少ないパスのタイミングレ
ポートから求められる配置配線後の回路構成に設計デー
タの回路構成を対応させて表示する。これにより、パス
の回路構成を容易に把握することができる。
【0028】(5)(1)、(2)、(3)または
(4)記載のFPGA設計システムにおいて、指定され
たセルまたはネットが含まれるパスの回路構成を図式化
して表示する。これにより、パスの回路構成を容易に把
握することができる。
【0029】(6)FPGAやCPLDの開発に使用さ
れるFPGA設計システムにおいて、セルおよびネット
の配置先を示すロケーション設定データを記憶するロケ
ーション設定データ記憶部と、ロケーション設定データ
に設定されているデータを読み出し、ネットデータの対
応するセルおよびネットのネットデータに配置先を指定
する情報を追加するロケーション情報設定部とを設け
る。これにより、論理合成で作成されたネットデータの
任意のセルに任意の論理ブロックのロケーション情報を
容易に設定することができ、時間がかかる論理合成を再
び実施せずに新たな配置配線データを作成することがで
きる。
【0030】(7)コンピュータにFPGAやCPLD
の開発支援を実行させるためのFPGA設計プログラム
において、指定されるセルまたはネットが含まれるパス
の回路構成を、配置配線後の回路構成に設計データの回
路構成を対応させて表示する手段を設ける。これによ
り、シミュレーション時に波形を確認したい信号および
タイミングレポート上のクリティカルパスが設計データ
の回路構成上のどこに相当するのかを簡単に探索するこ
とができ、FPGAのデバック効率を大幅に向上させる
ことができる。
【0031】
【実施例】図1に、本発明のFPGA設計システムの一
実施例の構成ブロック図を示す。図中、1はFPGAや
CPLDの開発に使用されるFPGA設計システムであ
る。FPGA設計システム1は、コンピュータ2とコン
ピュータ2に接続される記憶部3と入出力端末装置4と
で構成されている。
【0032】なお、記憶部3には、論理回路を構成する
ための最小構成のセル(素子)を定義したセルライブラ
リ31と、論理回路をハードウェア記述言語で定義した
設計データ32と、設計データで定義された回路構成に
セルライブラリで定義されたセル(素子)の割当てを定
義したネットデータ33と、ネットデータで定義された
回路構成をFPGAの論理ブロックにマッピングし、論
理ブロックの配置および論理ブロック間の配線を定義し
た配置配線データ34と、配置配線後のパスにおける回
路構成と各回路のディレイ時間などが示されるタイミン
グレポート35と、設計データ上のセル名とネット名を
使用して、配置配線後のパスの回路構成と各回路のディ
レイ時間などを示すパス回路構成表示レポート36と、
セルが配置される論理ブロックの座標をネットデータの
セル情報に設定するためのデータを定義したロケーショ
ン設定データ37とが記憶される。
【0033】また、コンピュータ2には、FPGAを開
発するためのプログラムが設けられており、この例では
設計データで定義された回路構成にセルライブラリで定
義されたセル(素子)を割当て、ネットデータを生成す
る論理合成部21と、ネットデータで定義された回路構
成をFPGAの論理ブロックにマッピングし、論理ブロ
ックの配置および論理ブロック間の配線を定義した配置
配線データを生成する配置配線部22と、指定されたセ
ルまたはネットが含まれるパスの回路構成を、タイミン
グレポートから求められる配置配線後の回路構成に設計
データの回路構成を対応させて表示するパス回路構成表
示部23と、ロケーション設定データに設定されている
データを読み出し、ネットデータの対応するセルおよび
ネットの属性データに配置先を指定する情報を追加する
ロケーション情報設定部24とが示されている。
【0034】図2〜図8を参照して、パス回路構成表示
部について説明する。図2はパス回路構成表示部の一実
施例の処理フローチャート、図3はパス回路構成表示の
対象とするセルまたはネットの入力画面例図、図4はタ
イミングレポートの一実施例図、図5はパス回路構成表
示レポートの一実施例図、図6はパス回路構成表示画面
の一実施例図、図7はネットデータの一実施例図(1/
2)、図8はネットデータの一実施例図(2/2)であ
る。
【0035】以下、図2のフローにしたがって動作を説
明する。なお、この例では、パス回路構成表示部は配置
配線部から起動されるものとしている。
【0036】ステップS301:探索するネットデータ
上のセルまたはネットを指定する。なお、図3にパス回
路構成表示部が起動された後、セルまたはネットの入力
画面が表示された図を示す。
【0037】ステップS302:配置配線部により既に
作成されているタイミングレポートの中から、指定した
セルまたはネットが含まれているタイミングレポートを
抽出する。
【0038】ステップS303:ステップS302の処
理で、指定したセルまたはネットが含まれているタイミ
ングレポートが抽出されたかを判定する。抽出されたな
らばステップS304に進み、抽出されないならばステ
ップS305に進む。
【0039】ステップS304:抽出されたタイミング
レポートの中からセルの段数が一番少ないパスのタイミ
ングレポートを求める。そして、ステップS307に進
む。
【0040】ステップS305:ネットデータを参照し
て、探索するセルまたはネットを通過する全パスからセ
ルの段数が一番少ないパスを求める。
【0041】ステップS306:求めたパスのタイミン
グレポートを生成する。
【0042】ステップS307:配置配線後の回路構成
と回路のディレイ時間などが示されるタイミングレポー
トを、設計データのセル名およびネット名を使用した回
路構成に変換したパス回路構成表示レポートを作成す
る。
【0043】例えば、図4に示すような論理ブロック座
標、ネット名、ディレイ(遅延時間)、論理ブロックの
インスタンス名、論理ブロック内に含まれるセルのイン
スタンス名などが含まれるタイミングレポートならば、
図5のようなセルのインスタンス名、ネット名、セル
名、ディレイ(遅延時間)、論理ブロックの配置座標、
セルの入力および出力ピンなどが含まれるパス回路構成
表示レポートに変換される。
【0044】なお、パス回路構成表示レポートのセルの
インスタンス名、ディレイ、配置座標は、タイミングレ
ポートの論理ブロック内に含まれるセルのインスタンス
名、ディレイ、論理ブロック座標から求められる。ま
た、パス回路構成表示レポートのセル名、そのセルに接
続されるネット名および入力ピン名と出力ピン名はネッ
トデータ(セルのインスタンス名がREG_LSI_C
TL1S(12)の場合は図7の矢印C、矢印Dおよび
矢印E)から求められる。
【0045】ステップS308:作成したパス回路構成
表示レポートに基づき、配置配線後の回路構成に設計デ
ータの回路構成を対応させて、図形表示した画像データ
を作成し、入出力端末装置に表示する。なお、図6にパ
ス回路構成表示画面例を示す。そして、処理を終了す
る。
【0046】このように処理することにより、指定され
たセルまたはネットが含まれるパスの回路構成を、タイ
ミングレポートから求められる配置配線後の回路構成に
設計データの回路構成を対応させて表示することができ
る。したがって、シミュレーション時に波形を確認した
い信号およびタイミングレポート上のクリティカルパス
が設計データの回路構成上のどこに相当するのかを簡単
に探索および理解するのが可能となり、FPGAのデバ
ック効率を大幅に向上させることができる。
【0047】図9〜図12を参照して、ロケーション情
報設定部について説明する。図9はロケーション情報設
定部の一実施例の処理フローチャート、図10はロケー
ション設定データの対象とするファイルの入力画面例
図、図11はロケーション設定データの一実施例図、図
12はネットデータの変更例図である。
【0048】以下、図9のフローにしたがって、動作を
説明する。なお、この例では、ロケーション情報設定部
は配置配線部から起動されるものとしている。
【0049】ステップS901:ロケーション設定デー
タのファイルを指定する。なお、図10にロケーション
情報設定部が起動された後、ロケーション設定データの
対象とするファイルの入力画面が表示された図を示す。
この例では、指定するロケーション設定データはセルの
インスタンス名とそのセルを配置する論理ブロックの座
標とで構成された図11のようなものとする。
【0050】ステップS902:ネットデータとロケー
ション設定データを読み込む。なお、この例では、ネッ
トデータは図7、図8で示されるものとしている。
【0051】ステップS903:カウンタiを1に設定
する。
【0052】ステップS904:ロケーション設定デー
タのi行目に示されるセルのインスタンス名と論理ブロ
ックの座標を求める。
【0053】ステップS905:求めたインスタンス名
に一致するインスタンス名のネットデータを求める。
【0054】例えば、図11の矢印Aのセルのインスタ
ンス名:CK_CUT_IX35に一致するネットデー
タは図7の矢印A1のデータが求められ、図11の矢印
Bのセルのインスタンス名:CK_CUT_IX39に
一致するネットデータは図8の矢印B1のデータが求め
られる。
【0055】ステップS906:ステップS905の処
理で求めたネットデータに、ステップS904の処理で
求めた論理ブロックの座標を属性データとして追加す
る。
【0056】例えば、図7の矢印A1のネットデータ
に、図11の矢印Aの論理ブロックの座標:CLB_R
80C67.S0をロケーション属性データとして追加
した例を図12(a)に、また図8の矢印B1のネット
データに、図11の矢印Bの論理ブロックの座標:CL
B_R80C67.S0をロケーション属性データとし
て追加した例を図12(b)に示す。
【0057】ステップS907:カウンタiを1つ更新
する。
【0058】ステップS908:ロケーション設定デー
タのi行目にデータがあるかを判定する。データがある
ならばステップS904に戻り、データがないならば処
理を終了する。
【0059】このように処理することにより、図11で
示すセルのインスタンス名のCK_CUT_IX35と
CK_CUT_IX39は座標:CLB_R80C6
7.S0の1つの論理ブロック内に、CK_CUT_I
X45とCK_CUT_IX51は座標:CLB_R7
9C67.S0の1つの論理ブロック内に、CK_CU
T_IX55とCK_CUT_IX6は座標:CLB_
R78C67.S0の1つの論理ブロック内に構成する
ようにネットデータを変更できる。したがって、時間が
かかる論理合成を再び実施せずに新たな配置配線データ
を作成してデバックを迅速に行うことが可能となる。
【0060】
【発明の効果】この発明は、上記に説明したような形態
で実施され、以下の効果がある。
【0061】シミュレーション時に波形を確認したい信
号や、タイミングレポート上のクリティカルパスがネッ
トデータ上ではどのパスに相当するのかを簡単に探索す
ることができ、FPGAのデバック効率を大幅に向上さ
せることができる。
【0062】また、論理合成で作成されたネットデータ
の任意のセルに任意の論理ブロックのロケーション情報
を設定することが容易にできるので、時間を掛けずに新
たな配置配線データを作成することができ、FPGAの
デバック効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のFPGA設計システムの一実施例の
構成ブロック図である。
【図2】 パス回路構成表示部の一実施例の処理フロー
チャートである。
【図3】 パス回路構成表示の対象とするセルまたはネ
ットの入力画面例図である。
【図4】 タイミングレポートの一実施例図である。
【図5】 パス回路構成表示レポートの一実施例図であ
る。
【図6】 パス回路構成表示画面の一実施例図である。
【図7】 ネットデータの一実施例図(1/2)であ
る。
【図8】 ネットデータの一実施例図(2/2)であ
る。
【図9】 ロケーション情報設定部の一実施例の処理フ
ローチャートである。
【図10】 ロケーション設定データの対象とするファ
イルの入力画面例図である。
【図11】 ロケーション設定データの一実施例図であ
る。
【図12】 ネットデータの変更例図である。
【図13】 従来のFPGA設計システムの構成ブロッ
ク例図である。
【図14】 従来のFPGA設計システムにおける開発
手順の説明図である。
【図15】 設計データの回路例図である。
【図16】 セルライブラリのデータ例図(1/2)で
ある。
【図17】 セルライブラリのデータ例図(2/2)で
ある。
【図18】 ネットデータのデータ例図(1/2)であ
る。
【図19】 ネットデータのデータ例図(2/2)であ
る。
【図20】 設計データの一部の回路のマッピング例図
(1)である。
【図21】 設計データの一部分の配置配線後の回路例
図である。
【図22】 タイミングレポートのデータ例図である。
【図23】 設計回路の一部分の回路のマッピング例図
(2)である。
【符号の説明】
1 FPGA設計システム 2 コンピュータ 3 記憶部 4 入出力端末装置 21 論理合成部 22 配置配線部 23 パス回路構成表示部 24 ロケーション情報設定部 31 セルライブラリ 32 設計データ 33 ネットデータ 34 配置配線データ 35 タイミングレポート 36 パス回路構成表示レポート 37 ロケーション設定データ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/82 T

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FPGAやCPLDの開発に使用される
    FPGA設計システムにおいて、 指定されるセルまたはネットが含まれるパスの回路構成
    を、配置配線後の回路構成に設計データの回路構成を対
    応させて表示するパス回路構成表示部(23)を設ける
    ことを特徴とするFPGA設計システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のFPGA設計システムに
    おいて、 指定されたセルまたはネットが含まれるパスの回路構成
    を、タイミングレポートから求められる配置配線後の回
    路構成に設計データの回路構成を対応させて表示するパ
    ス回路構成表示部(23)を設けることを特徴とするF
    PGA設計システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のFPGA設計システムに
    おいて、 指定されたセルまたはネットが既に出力されているタイ
    ミングレポートにないとき、ネットデータから指定され
    たセルまたはネットが含まれるパスを求め、そのパスの
    タイミングレポートを自動的に作成することを特徴とす
    るFPGA設計システム。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載のFPGA設計シ
    ステムにおいて、 タイミングレポートまたはネットデータから、指定され
    たセルまたはネットが含まれるパスの内で最も段数が少
    ないパスのタイミングレポートから求められる配置配線
    後の回路構成に設計データの回路構成を対応させて表示
    することを特徴とするFPGA設計システム。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載のFPG
    A設計システムにおいて、 指定されるセルまたはネットが含まれるパスの回路構成
    を図式化して表示することを特徴とするFPGA設計シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 FPGAやCPLDの開発に使用される
    FPGA設計システムにおいて、 セルおよびネットの配置先を示すロケーション設定デー
    タを記憶するロケーション設定データ記憶部と、 ロケーション設定データに設定されているデータを読み
    出し、ネットデータの対応するセルおよびネットのネッ
    トデータに配置先を指定する情報を追加するロケーショ
    ン情報設定部(24)とを設けることを特徴とするFP
    GA設計システム。
  7. 【請求項7】 コンピュータにFPGAやCPLDの開
    発支援を実行させるためのFPGA設計プログラムにお
    いて、 指定されるセルまたはネットが含まれるパスの回路構成
    を、配置配線後の回路構成に設計データの回路構成を対
    応させて表示する手段を設けることを特徴とするFPG
    A設計プログラム。
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