JP2002366205A - プログラマブルコントローラ用設定表示装置 - Google Patents

プログラマブルコントローラ用設定表示装置

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JP2002366205A
JP2002366205A JP2001169390A JP2001169390A JP2002366205A JP 2002366205 A JP2002366205 A JP 2002366205A JP 2001169390 A JP2001169390 A JP 2001169390A JP 2001169390 A JP2001169390 A JP 2001169390A JP 2002366205 A JP2002366205 A JP 2002366205A
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memory
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screen
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な機械に設置されたプログラマブルコン
トローラ15に対し、1台の設定表示装置1を選択接続
する場合、各プログラマブルコントローラ15対応の画
面プログラムの取扱性を改善する。 【解決手段】 設定表示装置1とプログラマブルコント
ローラ15間に脱着式アダプタ33を接続し、この脱着
式アダプタ33内に第三メモリ37を設け、この第三メ
モリ37には予め画面プログラム作成ツール13から画
面プログラムを格納しておく。そして設定表示装置1と
脱着式アダプタ33を接続すると、第三メモリ37から
設定表示装置1内の第一メモリ7に画面プログラムが転
送され、その後、設定表示装置1とプログラマブルコン
トローラ15間で設定・表示情報の交信が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数台のプログ
ラマブルコントローラに対して選択接続して用いられる
プログラマブルコントローラ用設定表示装置に関するも
のであり、特に、接続されたプログラマブルコントロー
ラに応じて、異なる画面プログラムを必要とする設定表
示装置において、多数の画面プログラムを適正に管理す
ることができるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】図20は従来のプログラマブルコントロ
ーラ用設定表示装置を示すブロック図であり、図におい
て、101は以下に説明する各要素によって構成される
設定表示装置であり、102は当該設定表示装置101
を制御する第一CPU、103は第一CPU102にバ
ス接続されるとともに、マスクROM又はフラッシュメ
モリ等の不揮発性メモリによって構成された第一システ
ムメモリ、104は第一CPU102と共働し、処理過
程の各種データを一時的に格納するRAM等の第一ワー
キングメモリ、105は第一CPU102に接続されて
いるメカキーやタッチキーなどの操作キー、106は第
一CPU102の制御出力に応じて画面表示する液晶等
の画面表示器、107は画面表示器106の表示を行う
ための画面プログラムが格納されるプログラムメモリと
なる第一メモリであり、当該第一メモリ107はEEP
ROM又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリによっ
て構成されるとともに、第一CPU102にバス接続さ
れている。
【0003】108は第一CPU102にバス接続さ
れ、後述するプログラマブルコントローラとの交信情報
や、操作キー105の操作情報が格納されるバッファメ
モリ、109は第一CPU102にバス接続された第一
シリアルインタフェース、110は当該第一シリアルイ
ンタフェース109のシリアル端子に接続された第一接
続コネクタ、111は第一CPU102にバス接続され
た第三シリアルインタフェース、112は当該第三シリ
アルインタフェース111のシリアル端子に接続された
第三接続コネクタ、113は設定表示装置101の周辺
ツールとして、画面プログラムの作成及び転送をする画
面プログラム作成ツール、114は当該画面プログラム
作成ツール113で作成された画面プログラムを格納す
るフロッピディスク等からなる画面プログラム保存媒体
であり、画面プログラム作成ツール113で作成された
画面プログラム、又は画面プログラム保存媒体114か
ら画面プログラム作成ツール113に転送された画面プ
ログラムは、第三接続コネクタ112,第三シリアルイ
ンタフェース111,第一CPU102を介して、第一
メモリ107に格納される。
【0004】次に、115は以下に説明する各要素によ
って構成されるプログラマブルコントローラであり、1
16は当該プログラマブルコントローラ115を制御す
る第二CPU、117は第二CPU116にバス接続さ
れるとともに、マスクROM又はフラッシュメモリ等の
不揮発メモリによって構成された第二システムメモリ、
118は第二CPU116と共働し、処理過程の各種デ
ータを一時的に格納するRAM等から構成される第二ワ
ーキングメモリ、119は入力端子120から入力され
た入力信号を、第二CPU116に接続する入力インタ
フェース、121は第二CPU116にバス接続され、
出力信号を出力端子122に供給する出力インタフェー
ス、123はシーケンスプログラムが格納されるプログ
ラムメモリとなる第二メモリであり、当該第二メモリ1
23はEEPROM又はフラッシュメモリ等の不揮発性
メモリによって構成され、第二CPU116にバス接続
されている。
【0005】124は第二CPU116にバス接続され
るとともに、各種制御情報が格納されるデバイスメモ
リ、125は第二CPU116にバス接続された第二シ
リアルインタフェース、126は当該第二シリアルイン
タフェース125のシリアル端子に接続された第二接続
コネクタ、127は操作スイッチやセンサスイッチ等か
ら構成される入力機器、128は当該入力機器127か
ら得られる入力信号、129は出力インタフェース12
1から出力される出力信号、130は当該出力信号12
9によって駆動制御される各種電機負荷である出力機器
である。
【0006】131はプログラマブルコントローラ11
5の周辺ツールとしてシーケンスプログラムの作成及び
転送をするシーケンスプログラム作成ツール、132は
当該シーケンスプログラム作成ツール131で作成され
たシーケンスプログラムが格納されるフロッピディスク
等のシーケンスプログラム保存媒体であり、シーケンス
プログラム作成ツール131によって作成されたシーケ
ンスプログラム、又はシーケンスプログラム保存媒体1
32からシーケンスプログラム作成装置131に転送さ
れたシーケンスプログラムは、第二接続コネクタ12
6,第二シリアルインタフェース125,第二CPU1
16を介して、第二メモリ123へ格納されるが、この
時は第一接続コネクタ110と第二接続コネクタ126
間の接続は行われていない。
【0007】なお、シーケンスプログラム作成ツール1
31によって作成されたシーケンスプログラムは、第三
接続コネクタ112,第三シリアルインタフェース11
1,第一CPU102,第一シリアルインタフェース1
09,第一接続コネクタ110,第二接続コネクタ12
6,第二シリアルインタフェース125,第二CPU1
16を介して、第二メモリ123へ格納することもでき
るが、この時は画面プログラム作成ツール113と設定
表示装置101間の接続は行われていない。
【0008】次に動作について説明する。図20のとお
り構成された従来のプログラマブルコントローラ用設定
表示装置において、まずシーケンスプログラム作成ツー
ル131を第二接続コネクタ126に接続し、第二シリ
アルインタフェース125,第二CPU116を介し
て、第二メモリ123に対してシーケンスプログラムを
転送する。転送完了後、シーケンスプログラム作成ツー
ル131は、プログラマブルコントローラ115の第二
接続コネクタ126から取外し、第二接続コネクタ12
6には設定表示装置101の第一接続コネクタ110を
接続する。次に、画面プログラム作成ツール113を第
三接続コネクタ112に接続し、第三シリアルインタフ
ェース111,第一CPU102を介して、第一メモリ
107に画面プログラムを転送する。
【0009】プログラマブルコントローラ115は、入
力機器127からの入力信号128を、入力端子12
0,入力インタフェース119を介して、第二CPU1
16に取り込み、第二メモリ123に格納されたシーケ
ンスプログラムに応動した出力信号129を、出力イン
タフェース121,出力端子122を介して出力機器1
30に与える。この時、第二CPU116で行われる制
御情報が、デバイスメモリ124に格納される。
【0010】一方、設定表示装置101の第一CPU1
02は、操作キー105の操作情報等が格納されたバッ
ファメモリ108の情報や、第一メモリ107に格納さ
れた画面プログラムの内容に応動して、画面表示器10
6の表示内容を制御する。さらに、第一接続コネクタ1
10と第二接続コネクタ126をケーブル等で接続し、
第一シリアルインタフェース109,第二シリアルイン
タフェース125を介して、第一CPU102と第二C
PU116間で、デバイスメモリ124やバッファメモ
リ108の内容を含む各種の信号交信を行われることに
より、デバイスメモリ124内の一部情報が、画面表示
器106に表示されたり、操作キー105の操作内容に
よって、出力機器130が制御されることになる。
【0011】1台のプログラマブルコントローラ115
に1台の設定表示装置101を設置する据付け型のプロ
グラマブルコントローラ用設定表示装置においては、上
記のような動作及び使用方法となるが、設定表示装置1
01が着脱可能な可搬式であって、多数のプログラマブ
ルコントローラ115に選択接続して使用する場合に
は、あらかじめ作成・保存しておいた画面プログラム
を、画面プログラム保存媒体114から、画面プログラ
ム作成ツール113に読込んだ後、これを設定表示装置
101の第一メモリ107に転送し直して動作させる必
要がある。
【0012】また、特開2000−163550公報に
示されたメモリユニットでは、画面プログラム作成ツー
ルに該当するパーソナルコンピュータから、設定表示装
置(プログラマブル表示器)内のメモリに対して、画面
プログラムを格納させるのに当たって、小形可搬式メモ
リユニットを媒介することで、現場での取扱いを改善す
ることが提示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のプログラマブル
コントローラ用設定表示装置は以上のように構成されて
いるので、機械現場にある複数のプログラマブルコント
ローラに対して、1台の設定表示装置を接続しようとす
ると、画面プログラム作成ツールを現場に運んでいっ
て、設定表示装置に接続し、あらかじめ作成し、画面プ
ログラム保存媒体に保存しておいた画面プログラムを用
意して、画面プログラム作成ツールに読込んだ後、画面
プログラム作成ツールから設定表示装置へ転送し直す
か、あるいは設定表示装置を一旦画面プログラム作成ツ
ールの設置場所へ運んで、画面プログラム保存媒体に保
存しておいた画面プログラムを用意して、画面プログラ
ム作成ツールに読込んだ後、画面プログラム作成ツール
から設定表示装置へ画面プログラムを転送しなければな
らず、転送用の装置や媒体を準備するため、転送作業に
時間と手間がかかるという問題点があった。
【0014】また、特開2000−163550公報に
示されたメモリユニットを媒介する場合であっても、各
プログラマブルコントローラ毎に画面プログラムの入替
え処理が必要となることには変わりはなく、何等かのツ
ールを持ち運んで画面プログラムを転送し直すという方
法では、転送時の勘違いや、操作ミスによる表示情報の
選択間違いを起こす可能性があり、システムが正常に動
作しなくなったり、誤動作を引き起こしたりするという
危険性もあって、一般の機械のオペレータが取扱うこと
は困難であるという問題点もあった。
【0015】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、特に意識しなくても複数のプロ
グラマブルコントローラに対して、それぞれのプログラ
マブルコントローラに対応した画面プログラムを、現場
で手軽に入替えられるようにすることを目的としたもの
である。さらに、他のプログラマブルコントローラに対
応した画面プログラムを、誤って転送してしまう事態を
防止することにより、一般の機械オペレータが取扱うこ
とができる可搬式設定表示装置を提供することを目的と
したものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るプログラマブルコントローラ用設定表示装置は、画面
プログラム作成ツールで作成された画面プログラムが格
納される第一メモリ及びこの第一メモリの内容に応動す
る第一CPUを備えた設定表示装置と、第二メモリに格
納されたシーケンスプログラムに応動し、入力信号に対
応した出力信号を発生する第二CPUを備えたプログラ
マブルコントローラからなるものであって、第一CPU
又は画面プログラム作成ツールと交信する第三CPU及
びこの第三CPUを介して第一メモリ又は画面プログラ
ム作成ツールとの間で画面プログラムのやり取りが行わ
れる第三メモリを備えた脱着式アダプタを設置し、この
脱着式アダプタは設定表示装置とプログラマブルコント
ローラ間で電気信号のスルーパス機能動作を行うととも
に、第三CPUが転送モード判定を行った時には、第三
メモリと画面プログラム作成ツール又は第一メモリ間で
画面プログラムの転送動作を行うものである。
【0017】この発明の請求項2に係るプログラマブル
コントローラ用設定表示装置は、脱着式アダプタは通過
モード判定手段を備え、脱着式アダプタにシーケンスプ
ログラム作成ツールが接続された時には、シーケンスプ
ログラム作成ツールとプログラマブルコントローラ間で
自由に信号交信が行えるものである。
【0018】この発明の請求項3に係るプログラマブル
コントローラ用設定表示装置は、設定表示装置が選択画
面表示手段を備え、この選択画面内の選択スイッチの操
作によって第一メモリと第三メモリ間のプログラム転送
が行われるものである。
【0019】この発明の請求項4に係るプログラマブル
コントローラ用設定表示装置は、設定表示装置が簡略起
動判定手段を備え、脱着式アダプタに設定表示装置が接
続された時には、第三メモリから第一メモリへの画面プ
ログラムの転送が行われた後、設定表示装置とプログラ
マブルコントローラ間のスルーパス交信が行われるもの
である。
【0020】この発明の請求項5に係るプログラマブル
コントローラ用設定表示装置は、画面プログラム作成ツ
ールで作成された画面プログラムが格納される第一メモ
リ及び第一メモリの内容に応動する第一CPUを備えた
設定表示装置と、第二メモリに格納されたシーケンスプ
ログラムに応動し、入力信号に対応した出力信号を発生
する第二CPUを備えたプログラマブルコントローラか
らなるものであって、プログラマブルコントローラ内に
は画面プログラム格納用の第三メモリが付加されるとと
もに、プログラマブルコントローラは設定表示装置、シ
ーケンスプログラム作成ツール、又は画面プログラム作
成ツールに接続され、第二CPUが転送モード判定を行
った時には、第三メモリと画面プログラム作成ツール、
又は第一メモリ間での画面プログラムの転送動作を行う
ものである。
【0021】この発明の請求項6に係るプログラマブル
コントローラ用設定表示装置は、設定表示装置が選択画
面表示手段を備え、この選択画面内の選択スイッチの操
作によって第一メモリと第三メモリ間のプログラム転送
が行われるものである。
【0022】この発明の請求項7に係るプログラマブル
コントローラ用設定表示装置は、設定表示装置が簡略起
動判定手段を備え、プログラマブルコントローラに設定
表示装置が接続された時には、第三メモリから第一メモ
リへの画面プログラムの転送が行われた後、設定表示装
置とプログラマブルコントローラ間の設定・表示信号の
交信が行われるものである。
【0023】この発明の請求項8に係るプログラマブル
コントローラ用設定表示装置は、設定表示装置に画面プ
ログラム作成ツールが接続された時には、画面プログラ
ム作成ツールと第一メモリ間の画面プログラムの転送が
行われ、設定表示装置にシーケンスプログラム作成ツー
ルが接続された時には、第一CPUによる通過モード判
定手段によって、シーケンスプログラム作成ツールと第
二メモリ間のシーケンスプログラムの転送が行われるも
のである。
【0024】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
一実施形態を図に基づいて説明する。図1はこの発明の
実施の形態1によるプログラマブルコントローラ用設定
表示装置を示すブロック図であり、図において、1は以
下に説明する各要素によって構成される設定表示装置、
2は当該設定表示装置1を制御する中央演算処理装置と
なる第一CPU、3は当該第一CPU2にバス接続され
るとともに、マスクROM又はフラッシュメモリ等の不
揮発性メモリによって構成された第一システムメモリ、
4は第一CPU2と共働し、処理過程の各種データを一
時的に格納するRAM等の第一ワーキングメモリ、5は
第一CPU2に接続されているメカキーやタッチキーな
どの操作キー、6は第一CPU2の制御出力に応じて画
面表示する液晶等の画面表示器、7は当該画面表示器6
の表示を行うための画面プログラムが格納される第一メ
モリであり、当該第一メモリ7はEEPROM又はフラ
ッシュメモリ等の不揮発性メモリによって構成され、第
一CPU2にバス接続されている。
【0025】8は第一CPU2にバス接続され、後述す
るプログラマブルコントローラとの交信情報や、操作キ
ー5の操作情報が格納されるバッファメモリ、9は第一
CPU2にバス接続された第一シリアルインタフェー
ス、10は当該第一シリアルインタフェース9のシリア
ル端子に接続された第一接続コネクタ、11は第一CP
U2にバス接続された第三シリアルインタフェース、1
2は当該第三シリアルインタフェース11のシリアル端
子に接続された第三接続コネクタ、13は設定表示装置
1の周辺ツールとして機能し、画面プログラムの作成及
び転送をする画面プログラム作成ツール、14は当該画
面プログラム作成ツール13で作成された画面プログラ
ムを格納するフロッピディスク等からなる画面プログラ
ム保存媒体であり、画面プログラム作成ツール13で作
成された画面プログラム、又は画面プログラム保存媒体
14から画面プログラム作成ツール13に転送された画
面プログラムは第三接続コネクタ12,第三シリアルイ
ンタフェース11,第一CPU2を介して、第一メモリ
7に格納される。
【0026】15は以下に説明する各要素によって構成
されるプログラマブルコントローラであり、16は当該
プログラマブルコントローラ15を制御する中央演算処
理装置となる第二CPU、17は第二CPU16にバス
接続され、マスクROM又はフラッシュメモリ等の不揮
発メモリによって構成された第二システムメモリ、18
は第二CPU16と共働し、処理過程の各種データを一
時的に格納するRAM等から構成される第二ワーキング
メモリ、19は入力端子20から入力された入力信号を
第二CPU16に接続する入力インタフェース、21は
第二CPU16にバス接続され、出力信号を出力端子2
2に供給する出力インタフェース、23はシーケンスプ
ログラムが格納されるプログラムメモリとなる第二メモ
リであり、当該第二メモリ23はEEPROM又はフラ
ッシュメモリ等の不揮発性メモリによって構成され、第
二CPU16にバス接続されている。
【0027】24は第二CPU16にバス接続されると
ともに、各種制御情報が格納されるデバイスメモリ、2
5は第二CPU16にバス接続された第二シリアルイン
タフェース、26は当該第二シリアルインタフェース2
5のシリアル端子に接続された第二接続コネクタ、27
は操作スイッチやセンサスイッチ等からなる入力機器、
28は当該入力機器27から得られる入力信号、29は
出力インタフェース21から出力される出力信号、30
は当該出力信号29によって駆動制御される各種電機負
荷である出力機器である。
【0028】そして、第二CPU16は入力機器27か
らの入力信号28や、設定表示装置1からの操作信号を
入力情報として作動し、出力信号29によって出力機器
30を駆動制御するものである。また、31はプログラ
マブルコントローラ15の周辺ツールとして機能し、シ
ーケンスプログラムの作成及び転送をするシーケンスプ
ログラム作成ツール、32は当該シーケンスプログラム
作成ツール31で作成されたシーケンスプログラムが格
納されるフロッピディスク等のシーケンスプログラム保
存媒体であり、シーケンスプログラム作成ツール31に
よって作成されたシーケンスプログラム、又はシーケン
スプログラム保存媒体32からシーケンスプログラム作
成ツール31に転送されたシーケンスプログラムは、第
二接続コネクタ26,第二シリアルインタフェース2
5,第二CPU16を介して第二メモリ23へ格納され
る。
【0029】なお、シーケンスプログラム作成ツール3
1によって作成されたシーケンスプログラムは、第三接
続コネクタ12,第三シリアルインタフェース11,第
一CPU2,第一シリアルインタフェース9,第一接続
コネクタ10,第二接続コネクタ26,第二シリアルイ
ンタフェース25,第二CPU16を介して第二メモリ
23へ格納することもできるが、この時は画面プログラ
ム作成ツール13と設定表示装置1間の接続は行われて
いない。
【0030】33は以下に説明する各要素によって構成
される脱着式アダプタであり、34は当該脱着式アダプ
タ33を制御する中央演算処理装置となる第三CPU、
35は当該第三CPU34にバス接続されるとともに、
マスクROM又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ
によって構成された第三システムメモリ、36は第三C
PU34と共働し、処理過程の各種データを一時的に格
納するRAM等の第三ワーキングメモリ、37はプログ
ラマブルコントローラ15に適合した画面プログラムが
格納される第三メモリであり、当該第三メモリ37はE
EPROM又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリに
よって構成され、第三CPU34にバス接続されてい
る。
【0031】38は第三CPU34にバス接続された第
四シリアルインタフェース、39は当該第四シリアルイ
ンタフェース38のシリアル端子に接続された第四接続
コネクタ、40は第三CPU34にバス接続された第五
シリアルインタフェース、41は当該第五シリアルイン
タフェース40のシリアル端子に接続された第五接続コ
ネクタであり、通常は第一接続コネクタ10と第四接続
コネクタ39がケーブル接続され、第二接続コネクタ2
6と第五接続コネクタ41がケーブル接続されるように
なっている。
【0032】本実施形態においては、様々な機械に設置
されたプログラマブルコントローラ15に対し、1台の
設定表示装置1を選択接続する場合、各プログラマブル
コントローラ15対応の画面プログラムの取扱性を改善
するものである。即ち、設定表示装置1とプログラマブ
ルコントローラ15間に脱着式アダプタ33を接続し、
この脱着式アダプタ33内に第三メモリ37を設ける。
脱着式アダプタ33は各プログラマブルコントローラ1
5毎に設置され、第三メモリ37には予め画面プログラ
ム作成ツール13から各プログラマブルコントローラ1
5対応の画面プログラムを格納しておく。設定表示装置
1と脱着式アダプタ33を接続すると、第三メモリ37
から設定表示装置1内の第一メモリ7に画面プログラム
が転送され、その後、設定表示装置1とプログラマブル
コントローラ15間で設定・表示情報の交信が行われ
る。
【0033】次に以上の事情を踏まえて、図1に示すよ
うに構成されたプログラマブルコントローラ用設定表示
装置について、その作用・動作を詳しく説明する。図2
は図1で示した装置の利用形態説明図であり、図におい
て、設定表示装置1は複数のプログラマブルコントロー
ラ15a,15b,・・・15nに対して選択的に接続
使用されるものであり、各プログラマブルコントローラ
15a〜15nには、脱着式アダプタ33a,33b・
・・33nが接続されている。
【0034】各脱着式アダプタ33a〜33nには、予
め各プログラマブルコントローラ15a〜15nに適合
した画面プログラムが格納され、設定表示装置1をいず
れかの脱着式アダプタ33a〜33nに接続すると、脱
着式アダプタ33a〜33n内の画面プログラムが設定
表示装置1に転送され、その後、プログラマブルコント
ローラ15a〜15nに対する設定表示動作が行われる
ものである。
【0035】図3〜図8は図1で示した装置の各種接続
形態を示した図であり、図3(a)はシーケンスプログラ
ム作成ツール31(以下PLCツールと略称)をプログ
ラマブルコントローラ15(以下PLCと略称)の第二
接続コネクタ26に接続して、PLC15内の第二メモ
リ23に対するプログラム転送やモニタ・テスト運転等
を行う状態を示している。図3(b)も図3(a)と同様で
あるが、ここではPLCツール31とPLC15間に脱
着式アダプタ33が接続されていて、アダプタ33は単
に電気信号を通過させるだけのスルーパスモードとなっ
ている。図4(a)においては、設定表示装置1(以下G
OTと略称)をPLC15に接続して、設定表示動作を
行っている状態を示しているが、図4(b)では、GOT
1とPLC15間に脱着式アダプタ33が接続されてい
て、脱着式アダプタ33は単に電気信号を通過させるだ
けのスルーパスモードとなっている。
【0036】図5(a)においては、GOT1とPLC1
5が接続されるとともに、GOT1の第三接続コネクタ
12には、PLCツール31が接続されていて、GOT
1は設定表示機能は持たずに単なるスルーパス動作を行
う状態を示している。これはGOT1にPLCツール3
1が接続されたことを、GOT1内の第一CPU2が判
定して、PLCツール31によるPLC15内の第二メ
モリ23に対するプログラム転送や、モニタ・テスト運
転を可能にさせているものである。図5(b)では、GO
T1とPLC15間に脱着式アダプタ33が接続されて
いて、脱着式アダプタ33は単に電気信号を通過させる
だけのスルーパスモードとなっている。
【0037】図6(a)においては、GOT1とPLC1
5が接続されているものの、GOT1の第三接続コネク
タ12には、画面プログラム作成ツール13(以下GO
Tツールと略称)が接続されていて、GOT1は設定表
示機能は持たず、GOTツール13とGOT1内の第一
メモリ7間の画面プログラムの転送が行える状態となっ
ている。これは、GOT1にGOTツール13が接続さ
れたことを、GOT1内の第一CPU2が判定して、G
OTツール13の操作による画面プログラムの転送処理
を行うものである。図6(b)では、GOT1とPLC1
5間に脱着式アダプタ33が接続されているが、脱着式
アダプタ33とPLC15は単に接続されているだけ
で、信号交信が行われているわけではない(但しPLC
15自体はシーケンス制御動作を実行していることもあ
る)。
【0038】図7は脱着式アダプタ33の第四接続コネ
クタ39にGOTツール13が接続され、脱着式アダプ
タ33内の第三CPU34が転送モード判定を行ったこ
とによって、GOTツール13と脱着式アダプタ33の
第三メモリ37間で画面プログラムの転送処理が行われ
る状態を示しており、プログラムの転送操作はGOTツ
ール13側で行われることになる。図8は脱着式アダプ
タ33の第四接続コネクタ39にGOT1が接続され、
脱着式アダプタ33内の第三CPU34が転送モード判
定を行ったことによって、GOT1と脱着式アダプタ3
3の第三メモリ37間で画面プログラムの転送処理が行
われる状態を示しており、プログラムの転送操作はGO
T1側で行われることになる。なお、図7,図8におい
ては、脱着式アダプタ33の第五接続コネクタ41には
PLC15が接続されているが、脱着式アダプタ33と
PLC15は単に接続されているだけで信号交信が行わ
れているわけではない。(但しPLC15自体はシーケ
ンス制御動作を実行していることもある)
【0039】図9,図10は図1に示されたプログラマ
ブルコントローラ用設定表示装置の動作を説明するため
のフローチャートであり、図9は脱着式脱着式アダプタ
33内の第三CPU34の動作を示しており、図10は
設定表示装置1内の第一CPU2の動作を示している。
図9において、工程100は脱着式アダプタ33の動作
開始工程、工程101は当該工程100に続いて作用
し、第四接続コネクタ39から入力された信号が、PL
Cツール31からのものであるかどうかを判定する工
程、工程102は当該工程101がYESであった時に
作用し、図3(b)で示したスルーパスモードを設定する
工程、工程103は上記工程101がNOであった時に
作用し、第四接続コネクタ39から入力された信号が、
GOTツール13からのものであるかどうかを判定する
工程、工程104は当該工程103がYESであった時
に作用し、図7で示した転送モードを設定する工程、工
程105は上記工程103がNOであった時に作用し、
第四接続コネクタ39から入力された信号が、GOT1
からのものであるかどうかを判定する工程であり、上記
工程101,103,105では、第四シリアルインタ
フェース38から受信した信号の中の各ツール及びGO
T1固有の指令コードによって判定されるものである。
【0040】工程106は、上記工程105がYESで
あった時に作用し、GOT1が転送モードになっている
かどうかを判定する工程、工程107は当該工程106
がYESであった時に作用し、図8で示した転送モード
を設定する工程、工程108は上記工程106がNOで
あった時に作用し、図4(b),図5(b)で示したスルー
パスモードを設定する工程、工程109は上記工程10
2,104,107,108に続いて作用する動作終了
工程であるが、当該終了工程109に続いて開始工程1
00へ復帰するとともに、工程105がNOであった時
にも開始工程100へ復帰するようになっている。な
お、工程101は通過モード判定手段、工程103,1
06は転送モード判定手段となっており、工程106は
後述の工程211,212がYESとなっているかどう
かを意味するものである。
【0041】図10において、工程200はGOT1の
動作開始工程、工程201は当該工程200に続いて作
用し、GOT1の第三接続コネクタ12にGOTツール
13が接続されているかどうかを判定する工程、工程2
02は当該工程201がYESであった時に作用し、図
6に示すとおり、GOTツール13の操作によって、G
OTツール13とGOT1内の第一メモリ7間でプログ
ラム転送を行う工程、工程203は当該工程202又は
後述の工程205,209に続いて作用する動作終了工
程、工程204は上記工程201がNOであった時に作
用し、GOT1の第三接続コネクタ12にPLCツール
31が接続されているかどうかを判定する工程、工程2
05は当該工程204がYESであった時に作用し、図
5(b)で示すとおり、GOT1をスルーパスモードにす
る工程であり、終了工程203からは開始工程200へ
移行する。
【0042】工程206は上記工程204がNOであっ
た時に作用し、初回動作であるかどうかを判定する工
程、工程207は当該工程206がYESであった時に
作用し、後述の簡略起動判定手段となる判定工程、工程
208は当該工程207がYESであった時に作用し、
第三メモリ37から第一メモリ7へ画面プログラムを転
送する工程、工程209は当該工程208に続いて作用
し、GOT1が図4で示した設定表示動作を行う工程で
あり、上記工程206がYESであった時には、図示し
ないフラグがセットされ、次回動作時は当該フラグがセ
ットされているかどうかによって初回動作であるかどう
かを判定するようになっている。
【0043】また、上記工程207における簡略起動と
は、例えばGOT1の何らかのファンクションキーを押
したままで、GOT1を脱着式アダプタ33に通電接続
するような操作を言い、この場合には工程208によっ
て、自動的に第三メモリ37から第一メモリ7へのプロ
グラム転送が行われてから、工程209による設定表示
モードへ移行するようになっている。
【0044】工程210は上記工程207がNOであっ
た時に作用し、GOT1がプログラム転送方向指示のメ
ッセージを表示する選択画面表示手段となる表示工程、
工程211はGOT1の画面で表示されたUPロード選
択キーが押されたかどうかを判定する工程、工程212
は当該工程211がNOであった時に作用し、GOT1
の画面で表示されたDOWNロード選択キーが押された
かどうかを判定する工程、工程213は当該工程212
がYESであった時に作用し、第一メモリ7から第三メ
モリ37へのプログラム転送を実行する工程、工程21
4は上記工程212がNOであった時に作用し、上記工
程211及び212がNOである状態が所定時間経過し
た時、工程209へ移行する時間判定工程であり、工程
213に続いて工程209へ移行し、工程211がYE
Sであった時は、工程208へ移行するとともに、工程
208,213は図8の状態を示し、工程209は図4
(b)の状態を示している。工程215は上記工程206
がNOであった時に作用し、初回動作時以外で任意に画
面プログラムを転送するための選択画面呼出工程であ
り、当該工程215がYESの時は上記工程210へ移
行し、NOであった時は上記工程209へ移行する。
【0045】以上のように、脱着式アダプタ33は、通
常は単に設定表示装置1とプログラマブルコントローラ
15間で電気信号のスルーパス機能動作を行うが、第三
CPU34の転送モード判定手段が、転送モード判定を
行った時には、第三メモリ37と画面プログラム作成ツ
ール13、又は第一メモリ7間での画面プログラムの転
送動作を行うものである。
【0046】即ち、画面プログラム作成ツール13が脱
着式アダプタ33に接続されると、画面プログラム作成
ツール13の操作によって、画面プログラム作成ツール
13と第三メモリ37間で画面プログラムの転送が行わ
れる。設定表示装置1が脱着式アダプタ33を介してプ
ログラマブルコントローラ15に接続されると、脱着式
アダプタ33は通常は電気信号のスルーパスを行うが、
第三CPU34が転送モード判定を行うと、設定表示装
置1の操作によって、第一メモリ7と第三メモリ37間
のプログラム転送が行われる。これは、画面プログラム
を持たない設定表示装置1が、脱着式アダプタ33を介
してプログラマブルコントローラ15に接続されても、
予め第三メモリ37に格納されている画面プログラムを
用いて設定表示制御を行うことができるようにする手段
を提供したものである。
【0047】以上の説明で明らかなとおり、既存のプロ
グラマブルコントローラ15に対して、当該プログラマ
ブルコントローラ15に適合した画面プログラムを予め
格納した脱着式アダプタ33を接続し、脱着式アダプタ
33を介して設定表示装置1を接続することによって、
画面プログラムを持たない設定表示装置1であっても手
軽に設定表示動作が行えるようにしたものであり、1台
の設定表示装置1を用いて、複数台のプログラマブルコ
ントローラ15に対する設定表示を行うに当たって、画
面プログラム作成ツール13等を用いて複雑な転送処理
を行う必要がないので、設計技術者のみならず機械のオ
ペレータが手軽に使用できる効果がある。
【0048】特に、プログラマブルコントローラ15か
ら、設定表示用信号の授受を行う第一接続コネクタ10
を介して、画面プログラムの授受も行えるようにしたの
で、ケーブルの接続変更も必要がなく、取扱いが極めて
単純となる効果がある。
【0049】又、脱着式アダプタ33は、通過モード判
定手段を備え、第四接続コネクタ39にシーケンスプロ
グラム作成ツール31が接続された時には、シーケンス
プログラム作成ツール31とプログラマブルコントロー
ラ15間で自由に信号交信が行えるようにしたものであ
る。これにより、脱着式アダプタ33を取り外さなくて
も、シーケンスプログラム作成ツール31とプログラマ
ブルコントローラ15が接続できるようになり、プログ
ラマブルコントローラ15には脱着式アダプタ33を常
設しておくことができることとなり、シーケンスプログ
ラム作成ツール31や設定表示装置1の取扱性が向上す
る効果がある。
【0050】更に、設定表示装置1は選択画面表示手段
を備え、当該表示画面内の選択スイッチの操作によっ
て、第一メモリ7と第三メモリ37間のプログラム転送
が行われるよう構成されており、設定表示装置1が初め
て脱着式アダプタ33を介してプログラマブルコントロ
ーラ15に接続された時、及び設定表示装置1を操作す
ることにより、選択画面を呼び出した時に、第一メモリ
7と第三メモリ37間のプログラム転送が可能になる。
このように、設定表示装置1と脱着式アダプタ33間で
画面プログラムが自由に転送できるので、画面プログラ
ム作成ツール13から設定表示装置1経由で画面プログ
ラムの転送を行うこともできる効果がある。
【0051】更に、この実施形態によれば、設定表示装
置1は簡略起動判定手段を備え、設定表示装置1が脱着
式アダプタ33を介してプログラマブルコントローラ1
5に接続された時には、自動的に第三メモリ37から第
一メモリ7への画面プログラムの転送が行われた後、設
定表示装置1とプログラマブルコントローラ15間のス
ルーパス交信が行われる。これは、設計技術者が予め画
面プログラムを第三メモリ37に格納しておけば、機械
の操作者は設定表示装置1を接続するだけで自動的に設
定表示動作を行うことができるようにするためである。
【0052】以上のように、設定表示装置1が脱着式ア
ダプタ33を介してプログラマブルコントローラ15に
接続されることによって、簡略的に脱着式アダプタ33
から設定表示装置1への画面プログラムの転送が行わ
れ、引続いて自動的に設定表示動作が行われるので、複
数台のプログラマブルコントローラ15に対する設定表
示装置1の取扱いが極めて単純となる効果がある。
【0053】実施の形態2.図11はこの発明の実施の
形態2によるプログラマブルコントローラ用設定表示装
置を示すブロック図であり、図において、51は以下に
説明する各要素によって構成される設定表示装置、52
は当該設定表示装置51を制御する中央演算処理装置と
なる第一CPU、53は当該第一CPU52にバス接続
されるとともに、マスクROM又はフラッシュメモリ等
の不揮発性メモリによって構成された第一システムメモ
リ、54は第一CPU52と共働し、処理過程の各種デ
ータを一時的に格納するRAM等の第一ワーキングメモ
リ、55は第一CPU52に接続されているメカキーや
タッチキーなどの操作キー、56は第一CPU52の制
御出力に応じて画面表示する液晶等の画面表示器、57
は当該画面表示器56の表示を行うための画面プログラ
ムが格納される第一メモリであり、当該第一メモリ57
はEEPROM又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモ
リによって構成され、第一CPU52にバス接続されて
いる。
【0054】58は第一CPU52にバス接続され、後
述するプログラマブルコントローラとの交信情報や、操
作キー55の操作情報が格納されるバッファメモリ、5
9は第一CPU52にバス接続された第一シリアルイン
タフェース、60は当該第一シリアルインタフェース5
9のシリアル端子に接続された第一接続コネクタ、61
は第一CPU52にバス接続された第三シリアルインタ
フェース、62は当該第三シリアルインタフェース61
のシリアル端子に接続された第三接続コネクタ、63は
設定表示装置51の周辺ツールとして機能し、画面プロ
グラムの作成及び転送をする画面プログラム作成ツー
ル、64は当該画面プログラム作成ツール63で作成さ
れた画面プログラムを格納するフロッピディスク等から
なる画面プログラム保存媒体であり、画面プログラム作
成ツール63で作成された画面プログラム、又は画面プ
ログラム保存媒体64から画面プログラム作成ツール6
3に転送された画面プログラムは、第三接続コネクタ6
2,第三シリアルインタフェース61,第一CPU52
を介して、第一メモリ57に格納される。
【0055】65は以下に説明する各要素によって構成
されるプログラマブルコントローラであり、66は当該
プログラマブルコントローラ65を制御する中央演算処
理装置となる第二CPU、67は当該第二CPU66に
バス接続され、マスクROM又はフラッシュメモリ等の
不揮発メモリによって構成された第二システムメモリ、
68は第二CPU66と共働し、処理過程の各種データ
を一時的に格納するRAM等の第二ワーキングメモリ、
69は入力端子70から入力された入力信号を第二CP
U66に接続する入力インタフェース、71は第二CP
U66にバス接続され、出力信号を出力端子72に供給
する出力インタフェース、73aはシーケンスプログラ
ムが格納される第二メモリ、73bは画面プログラムが
格納される第三メモリであり、第二メモリ73a及び第
三メモリ73bは、EEPROM又はフラッシュメモリ
等の不揮発性メモリによって構成され、第二CPU66
にバス接続されている。
【0056】74は第二CPU66にバス接続されると
ともに、各種制御情報が格納されるデバイスメモリ、7
5は第二CPU66にバス接続された第二シリアルイン
タフェース、76は当該第二シリアルインタフェース7
5のシリアル端子に接続された第二接続コネクタ、77
は操作スイッチやセンサスイッチ等からなる入力機器、
78は当該入力機器77から得られる入力信号、79は
出力インタフェース71から出力される出力信号、80
は当該出力信号79によって駆動制御される各種電機負
荷である出力機器である。
【0057】又、81はプログラマブルコントローラ6
5の周辺ツールとして機能し、シーケンスプログラムの
作成及び転送をするシーケンスプログラム作成ツール、
82は当該シーケンスプログラム作成ツール81で作成
されたシーケンスプログラムが格納されるフロッピディ
スク等のシーケンスプログラム保存媒体であり、シーケ
ンスプログラム作成ツール81によって作成されたシー
ケンスプログラム、又はシーケンスプログラム保存媒体
82からシーケンスプログラム作成ツール81に転送さ
れたシーケンスプログラムは、第二接続コネクタ76,
第二シリアルインタフェース75,第二CPU66を介
して第二メモリ73aへ格納されるが、この時は第一接
続コネクタ60と第二接続コネクタ76間の接続は行わ
れていない。
【0058】なお、シーケンスプログラム作成ツール8
1によって作成されたシーケンスプログラムは、第三接
続コネクタ62,第三シリアルインタフェース61,第
一CPU52,第一シリアルインタフェース59,第一
接続コネクタ60,第二接続コネクタ76,第二シリア
ルインタフェース75,第二CPU66を介して第二メ
モリ73aへ格納することもできるが、この時は画面プ
ログラム作成ツール63と設定表示装置51間の接続は
行われていない。
【0059】また、画面プログラム作成ツール63によ
って作成された画面プログラム、又は画面プログラム保
存媒体64から画面プログラム作成ツール63に転送さ
れた画面プログラムは、第二接続コネクタ76,第二シ
リアルインタフェース75,第二CPU66を介して第
三メモリ73bへ格納されるが、この時は第一接続コネ
クタ60と第二接続コネクタ76間の接続は行われてい
ない。
【0060】次に、図11に示すように構成されたプロ
グラマブルコントローラ用設定表示装置についてその作
用・動作を説明する。図12〜図17は、図11で示し
た装置の各種接続形態を示した図であり、図12はシー
ケンスプログラム作成ツール81(以下PLCツールと
略称)をプログラマブルコントローラ65(以下PLC
と略称)の第二接続コネクタ76に接続して、PLC6
5内の第二メモリ73aに対するプログラム転送やモニ
タ・テスト運転等を行う状態を示している。図13は設
定表示装置51(以下GOTと略称)をPLC65に接
続して、設定表示動作を行っている状態を示している。
【0061】図14は、GOT51とPLC65が接続
されるとともに、GOT51の第三接続コネクタ62に
はPLCツール81が接続されていて、GOT51は設
定表示機能は持たずに単なるスルーパス動作を行ってい
る状態を示している。これは、GOT51にPLCツー
ル81が接続されたことを、GOT51内の第一CPU
52が判定して、PLCツール81によるPLC65内
の第二メモリ73aに対するプログラム転送や、モニタ
・テスト運転を可能にさせているものである。
【0062】図15は、GOT51とPLC65が接続
されているものの、GOT51の第三接続コネクタ62
には画面プログラム作成ツール63(以下GOTツール
と略称)が接続されていて、GOT51は設定表示機能
は持たず、GOTツール63とGOT51内の第一メモ
リ57間の画面プログラムの転送が行っている状態とな
っている。これは、GOT51にGOTツール63が接
続されたことを、GOT51内の第一CPU52が判定
して、GOTツール63の操作による画面プログラムの
転送処理を行うものである。
【0063】図16は、PLC65の第二接続コネクタ
76にGOTツール63が接続され、PLC65内の第
二CPU66が転送モード判定を行ったことによって、
GOTツール63とPLC65内の第三メモリ73b間
で画面プログラムの転送処理が行われる状態を示してお
り、プログラムの転送操作はGOTツール63側で行わ
れることになる。図17は、PLC65の第二接続コネ
クタ76にGOT51が接続され、PLC65内の第二
CPU66が転送モード判定を行ったことによって、G
OT51とPLC65内の第三メモリ73b間で画面プ
ログラムの転送処理が行われる状態を示しており、プロ
グラムの転送操作はGOT51側で行われることにな
る。
【0064】図18,図19は図11に示されたプログ
ラマブルコントローラ用設定表示装置の動作を説明する
ためのフローチャートであり、図18はPLC65内の
第二CPU66の動作を示しており、図19は設定表示
装置51内の第一CPU52の動作を示している。図1
8において、工程300はPLC65の動作開始工程、
工程301は工程300に続いて作用し、第二接続コネ
クタ76から入力された信号が、PLCツール81から
のものであるかどうかを判定する工程、工程302は工
程301がYESであった時に作用し、図12で示した
シーケンスプログラムモードを設定する工程、工程30
3は工程302に続いて作用するシーケンス制御動作工
程、工程304は工程303に続いて作用する終了工程
である。
【0065】工程305は工程301がNOであった時
に作用し、第二接続コネクタ76から入力された信号
が、GOTツール63からのものであるかどうかを判定
する工程、工程306は工程305がYESであった時
に作用し、図16で示した転送モードを設定する工程、
工程307は工程305がNOであった時に作用し、第
二接続コネクタ76から入力された信号がGOT51か
らのものであるかどうかを判定する工程であり、上記工
程301,305,307では、第二シリアルインタフ
ェース75から受信した信号の中の各ツール、及びGO
T51固有の指令コードによって判定されるものであ
る。
【0066】工程308は工程307がYESであった
時に作用し、GOT51が転送モードになっているかど
うかを判定する工程、工程309は工程308がYES
であった時に作用し、図17で示した転送モードを設定
する工程、工程310は工程308がNOであった時に
作用し、図13で示した設定表示を設定する工程であ
り、上記工程306,309,310に続いて上記工程
303へ移行する。なお、上記工程301は通過モード
判定手段、305,308は転送モード判定手段となっ
ており、上記工程308は後述の工程411,412が
YESとなっているかどうかを意味するものである。
【0067】図19において、工程400はGOT51
の動作開始工程、工程401は工程400に続いて作用
し、GOT51の第三接続コネクタ62にGOTツール
63が接続されているかどうかを判定する工程、工程4
02は工程401がYESであった時に作用し、図15
に示すとおり、GOTツール63の操作によって、GO
Tツール63とGOT51内の第一メモリ57間でプロ
グラム転送を行う工程、工程403は工程402又は後
述の工程405,409に続いて作用する動作終了工
程、工程404は工程401がNOであった時に作用
し、GOT51の第三接続コネクタ62にPLCツール
81が接続されているかどうかを判定する工程、工程4
05は工程404がYESであった時に作用し、図14
で示すとおり、GOT51をスルーパスモードにする工
程であり、終了工程403からは開始工程400へ移行
する。
【0068】工程406は工程404がNOであった時
に作用し、初回動作であるかどうかを判定する工程、工
程407は工程406がYESであった時に作用し、後
述の簡略起動判定手段となる判定工程、工程408は工
程407がYESであった時に作用し、第三メモリ73
bから第一メモリ57へ画面プログラムを転送する工
程、工程409は工程408に続いて作用し、GOT5
1が図13で示した設定表示動作を行う工程であり、上
記工程406がYESであった時には、図示しないフラ
グがセットされ、次回動作時は当該フラグがセットされ
ているかどうかによって、初回動作であるかどうかを判
定するようになっている。
【0069】また、上記工程407で簡略起動とは、例
えばGOT51の何らかのファンクションキーを押した
ままで、GOT51をPLC65に通電接続するような
操作を言い、この場合には工程408によって自動的に
第三メモリ73bから第一メモリ57へのプログラム転
送が行われてから、工程409による設定表示モードへ
移行するようになっている。
【0070】工程410は上記工程407がNOであっ
た時に作用し、GOT51がプログラム転送方向指示の
メッセージを表示する選択画面表示手段となる表示工
程、工程411はGOT51の画面で表示されたUPロ
ード選択キーが押されたかどうかを判定する工程、工程
412は工程411がNOであった時に作用し、GOT
51の画面で表示されたDOWNロード選択キーが押さ
れたかどうかを判定する工程、工程413は工程412
がYESであった時に作用し、第一メモリ57から第三
メモリ73bへのプログラム転送を実行する工程、工程
414は上記工程412がNOであった時に作用し、上
記工程411及び412がNOである状態が所定時間経
過した時、上記工程409へ移行する時間判定工程であ
り、上記工程413に続いて上記工程409へ移行し、
上記工程411がYESであった時には、上記工程40
8へ移行するとともに、上記工程408,413は図1
7の状態を示し、工程409は図13の状態を示してい
る。工程415は上記工程406がNOであった時に作
用し、初回動作時以外で任意に画面プログラムを転送す
るための選択画面呼出工程であり、当該工程415がY
ESの時は上記工程410へ移行し、NOであった時は
上記工程409へ移行する。
【0071】以上のように本実施形態においては、プロ
グラマブルコントローラ65内には画面プログラム格納
用の第三メモリ73bが付加されると共に、第二接続コ
ネクタ76は第一接続コネクタ60、又はシーケンスプ
ログラム作成ツール81、又は画面プログラム作成ツー
ル63に接続され、第二CPU66の転送モード判定手
段が転送モード判定を行った時には、第三メモリ73b
と画面プログラム作成ツール63、又は第一メモリ57
間での画面プログラムの転送動作を行うものである。
【0072】即ち、シーケンスプログラム作成ツール8
1がPLC65に接続されると、シーケンスプログラム
作成ツール81の操作によって、シーケンスプログラム
作成ツール81と第二メモリ73a間でシーケンスプロ
グラムの転送が行われる。画面プログラム作成ツール6
3がPLC65に接続されると、画面プログラム作成ツ
ール63の操作によって、画面プログラム作成ツール6
3と第三メモリ73b間で画面プログラムの転送が行わ
れる。設定表示装置51がPLC65に接続されると、
通常は設定表示動作モードとなるが、第二CPU66が
転送モード判定を行うと、設定表示装置51の操作によ
って、第一メモリ57と第三メモリ73b間のプログラ
ム転送が行われる。これは、画面プログラムを持たない
設定表示装置51がPLC65に接続されても、予め第
三メモリ73bに格納されている画面プログラムを用い
て、設定表示制御を行うことができるようにする手段を
提供したものである。
【0073】このように、プログラマブルコントローラ
65に画面プログラムメモリを内蔵させ、プログラマブ
ルコントローラ65に適合した画面プログラムを予め格
納しておくことにより、画面プログラムを持たない設定
表示装置51であっても、手軽に設定表示動作が行える
ようにしたものであり、1台の設定表示装置51を用い
て複数台のプログラマブルコントローラ65に対する設
定表示を行うに当たって、画面プログラム作成ツール6
3等を用いて複雑な転送処理を行う必要がないので、設
計技術者のみならず機械のオペレータが手軽に使用でき
る効果がある。特に、プログラマブルコントローラ65
から設定表示用信号の授受を行う第一接続コネクタ60
を介して、画面プログラムの授受も行えるようにしたの
で、ケーブルの接続変更も必要がなく、取扱いが極めて
単純となる効果がある。
【0074】又、設定表示装置51は選択画面表示手段
を備え、当該表示画面内の選択スイッチの操作によっ
て、第一メモリ57と第三メモリ73b間のプログラム
転送が行われる。これは、設定表示装置51が初めてP
LC65に接続された時、及び設定表示装置51を操作
することにより選択画面を呼び出した時に、第一メモリ
57と第三メモリ73b間のプログラム転送を可能にす
る手段を提供したものである。このように設定表示装置
51とプログラマブルコントローラ65間で画面プログ
ラムが自由に転送できるので、画面プログラム作成ツー
ル63から設定表示装置51経由で、プログラマブルコ
ントローラ65内の画面プログラムの転送を行うことも
できる効果がある。
【0075】又、設定表示装置51は簡略起動判定手段
を備え、第二接続コネクタ76に設定表示装置51が接
続された時には、第三メモリ73bから第一メモリ57
への画面プログラムの転送が行われた後、設定表示装置
51とプログラマブルコントローラ65間の設定・表示
信号の交信が行われるように構成されている。これは、
設計技術者が予め画面プログラムを、第三メモリ73b
に格納しておけば、機械の操作者は設定表示装置51を
接続するだけで、自動的に設定表示動作を行うことがで
きるようにする手段を提供したものである。
【0076】このように、設定表示装置51がプログラ
マブルコントローラ65に接続されることによって、簡
略的にプログラマブルコントローラ65から設定表示装
置51への画面プログラムの転送が行われ、引続いて自
動的に設定表示動作が行われるので、複数台のプログラ
マブルコントローラ65に対する設定表示装置51の取
扱いが極めて単純となる効果がある。
【0077】更に、設定表示装置51は、第三接続コネ
クタ62を備え、第三接続コネクタ62に画面プログラ
ム作成ツール63が接続された時には、画面プログラム
作成ツール63と第一メモリ57間の画面プログラムの
転送が行われ、第三接続コネクタ62にシーケンスプロ
グラム作成ツール81が接続された時には、第一CPU
52による通過モード判定手段によって、シーケンスプ
ログラム作成ツール81と第二メモリ73a間のシーケ
ンスプログラムの転送が行われるよう構成されている。
これは、プログラマブルコントローラ65に設定表示装
置51を接続したままで、シーケンスプログラム作成ツ
ール81を接続する手段を提供したものである。
【0078】このように、設定表示装置51を取り外さ
なくても、シーケンスプログラム作成ツール81が接続
できるので、プログラマブルコントローラ65には設定
表示装置51を一時的に常設しておくことができること
となり、シーケンスプログラム作成ツール81や設定表
示装置51の取扱性が向上する効果がある。
【0079】その他の実施形態.上記実施の形態1,2
では、画面プログラムが格納される第三メモリ37,7
3bと、設定表示装置1,51内の第一メモリ7,57
と、画面プログラム作成ツール13,63の3者相互間
で画面プログラムのアップ/ダウン転送が自由に行える
ようになった例を示したが、第一メモリ7,57と第三
メモリ37,73b間のプログラム転送は簡略起動操作
の時のみ有効にすることもできる。即ち、図10におけ
る工程210〜214を削除して、工程208によるU
Pロードのみを有効にしたり、図19における工程41
0〜414を削除して、工程408によるUPロードの
みを有効にして、第三メモリ37,73bから第一メモ
リ7,57へアップロードするようにすれば、簡略起動
判定手段207,407としては、その前工程の初回動
作判定工程206,406で代替して、初回動作がYE
Sの時に工程208,408へ移行するようにすれば良
い。
【0080】又、以上の説明において、実施の形態1に
よる設定表示装置1は、脱着式アダプタ33を有するプ
ログラマブルコントローラ15に適用され、実施の形態
2による設定表示装置51は、第三メモリ73bを内蔵
したプログラマブルコントローラ65に適用されるもの
であるが、いずれの設定表示装置1,51であっても、
脱着式アダプタを有するプログラマブルコントローラや
第三メモリを内蔵したプログラマブルコントローラに両
用できるようにすることができる。更に、設定表示装置
1,51を第三メモリ73bを持たないプログラマブル
コントローラに直接接続した時には、従来機能の範囲で
使用可能とすることができるものである。
【0081】なお、各プログラマブルコントローラ1
5,65に共通した画面プログラムは、設定表示装置
1,51内に定常的に格納しておいて、各プログラマブ
ルコントローラ15,65によって異なる画面プログラ
ムのみを、第三メモリ37,73bに格納するようにし
ても良い。また、以上で説明した画面プログラム作成ツ
ール13,63や、シーケンスプログラム作成ツール3
1,81は市販のパーソナルコンピュータに所定のアプ
リケーション・ソフトウエアをインストールして用いる
ものであるが、これは専用の可搬式ツールであっても差
し支えない。
【0082】更に、シーケンスプログラムや画面プログ
ラムが格納される第一メモリ7,57、第二メモリ2
3,73a、第三メモリ37,73bは、不揮発メモリ
に替わってバッテリバックアップされたRAMメモリで
あっても差し支えない。その他、脱着式アダプタ33や
設定表示装置1,51に対する電源供給の方法について
も様々な形態が想定されるが、使用の利便性からはプロ
グラマブルコントローラ15,65の第二接続コネクタ
26,76から脱着式アダプタ33や設定表示装置1,
51の制御電源が自動供給されるのが理想的である。
【0083】
【発明の効果】この発明の請求項1に係るプログラマブ
ルコントローラ用設定表示装置によれば、既存のプログ
ラマブルコントローラに対して、プログラマブルコント
ローラに適合した画面プログラムを予め格納した脱着式
アダプタを接続し、脱着式アダプタを介して設定表示装
置を接続することによって、画面プログラムを持たない
設定表示装置であっても手軽に設定表示動作が行えるよ
うにしたものであり、1台の設定表示装置を用いて複数
台のプログラマブルコントローラに対する設定表示を行
うに当たって、画面プログラム作成ツール等を用いて複
雑な転送処理を行う必要がないので、設計技術者のみな
らず機械のオペレータが手軽に使用できる効果がある。
特に、プログラマブルコントローラから設定表示用信号
の授受を行う第一接続コネクタを介して、画面プログラ
ムの授受も行えるようにしたので、ケーブルの接続変更
も必要がなく取扱いが極めて単純となる効果がある。
【0084】この発明の請求項2に係るプログラマブル
コントローラ用設定表示装置によれば、脱着式アダプタ
を取外さなくてもシーケンスプログラム作成ツールが接
続できるので、プログラマブルコントローラには脱着式
アダプタを常設しておくことができることとなり、シー
ケンスプログラム作成ツールや設定表示装置の取扱性が
向上する効果がある。
【0085】この発明の請求項3に係るプログラマブル
コントローラ用設定表示装置によれば、設定表示装置と
脱着式アダプタ間で画面プログラムが自由に転送できる
ので、画面プログラム作成ツールから設定表示装置経由
で画面プログラムの転送を行うこともできる効果があ
る。
【0086】この発明の請求項4に係るプログラマブル
コントローラ用設定表示装置によれば、設定表示装置が
脱着式アダプタを介してプログラマブルコントローラに
接続されることによって、簡略的に脱着式アダプタから
設定表示装置への画面プログラムの転送が行われ、引続
いて自動的に設定表示動作が行われるので、複数台のプ
ログラマブルコントローラに対する設定表示装置の取扱
いが極めて単純となる効果がある。
【0087】この発明の請求項5に係るプログラマブル
コントローラ用設定表示装置によれば、プログラマブル
コントローラに画面プログラムメモリを内蔵し、プログ
ラマブルコントローラに適合した画面プログラムを予め
格納しておくことにより、画面プログラムを持たない設
定表示装置であっても手軽に設定表示動作が行えるよう
にしたものであり、1台の設定表示装置を用いて複数台
のプログラマブルコントローラに対する設定表示を行う
に当たって、画面プログラム作成ツール等を用いて複雑
な転送処理を行う必要がないので、設計技術者のみなら
ず機械のオペレータが手軽に使用できる効果がある。特
に、プログラマブルコントローラから設定表示用信号の
授受を行う第一接続コネクタを介して、画面プログラム
の授受も行えるようにしたので、ケーブルの接続変更も
必要がなく取扱いが極めて単純となる効果がある。
【0088】この発明の請求項6に係るプログラマブル
コントローラ用設定表示装置によれば、設定表示装置と
プログラマブルコントローラ間で画面プログラムが自由
に転送できるので、画面プログラム作成ツールから設定
表示装置経由でプログラマブルコントローラ内の画面プ
ログラムの転送を行うこともできる効果がある。
【0089】この発明の請求項7に係るプログラマブル
コントローラ用設定表示装置によれば、設定表示装置が
プログラマブルコントローラに接続されることによっ
て、簡略的にプログラマブルコントローラから設定表示
装置への画面プログラムの転送が行われ、引続いて自動
的に設定表示動作が行われるので、複数台のプログラマ
ブルコントローラに対する設定表示装置の取扱いが極め
て単純となる効果がある。
【0090】この発明の請求項8に係るプログラマブル
コントローラ用設定表示装置によれば、設定表示装置を
取り外さなくてもシーケンスプログラム作成ツールが接
続できるので、プログラマブルコントローラには設定表
示装置を一時的に常設しておくことができることとな
り、シーケンスプログラム作成ツールや設定表示装置の
取扱性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるプログラマブ
ルコントローラ用設定表示装置を示すブロック図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1によるプログラマブ
ルコントローラ用設定表示装置の利用形態説明図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態1によるプログラマブ
ルコントローラ用設定表示装置の各種接続形態を示した
図である。
【図4】 この発明の実施の形態1によるプログラマブ
ルコントローラ用設定表示装置の各種接続形態を示した
図である。
【図5】 この発明の実施の形態1によるプログラマブ
ルコントローラ用設定表示装置の各種接続形態を示した
図である。
【図6】 この発明の実施の形態1によるプログラマブ
ルコントローラ用設定表示装置の各種接続形態を示した
図である。
【図7】 この発明の実施の形態1によるプログラマブ
ルコントローラ用設定表示装置の各種接続形態を示した
図である。
【図8】 この発明の実施の形態1によるプログラマブ
ルコントローラ用設定表示装置の各種接続形態を示した
図である。
【図9】 この発明の実施の形態1によるプログラマブ
ルコントローラ用設定表示装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【図10】 この発明の実施の形態1によるプログラマ
ブルコントローラ用設定表示装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図11】 この発明の実施の形態2によるプログラマ
ブルコントローラ用設定表示装置を示すブロック図であ
る。
【図12】 この発明の実施の形態2によるプログラマ
ブルコントローラ用設定表示装置の各種接続形態を示し
た図である。
【図13】 この発明の実施の形態2によるプログラマ
ブルコントローラ用設定表示装置の各種接続形態を示し
た図である。
【図14】 この発明の実施の形態2によるプログラマ
ブルコントローラ用設定表示装置の各種接続形態を示し
た図である。
【図15】 この発明の実施の形態2によるプログラマ
ブルコントローラ用設定表示装置の各種接続形態を示し
た図である。
【図16】 この発明の実施の形態2によるプログラマ
ブルコントローラ用設定表示装置の各種接続形態を示し
た図である。
【図17】 この発明の実施の形態2によるプログラマ
ブルコントローラ用設定表示装置の各種接続形態を示し
た図である。
【図18】 この発明の実施の形態2によるプログラマ
ブルコントローラ用設定表示装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図19】 この発明の実施の形態2によるプログラマ
ブルコントローラ用設定表示装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図20】 従来のプログラマブルコントローラ用設定
表示装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,51 設定表示装置、2,52 第一CPU、7,
57 第一メモリ、13,63 画面プログラム作成ツ
ール、15,65 プログラマブルコントローラ、1
6,66 第二CPU、23,73a 第二メモリ、3
1,81 シーケンスプログラム作成ツール、33 脱
着式アダプタ、34 第三CPU、37,73b 第三
メモリ。
フロントページの続き Fターム(参考) 5B076 DB04 DD00 5H220 BB05 BB11 CC09 CX06 CX08 CX09 EE06 FF02 FF05 HH01 HH04 JJ12 JJ26

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面プログラム作成ツールで作成された
    画面プログラムが格納される第一メモリ及びこの第一メ
    モリの内容に応動する第一CPUを備えた設定表示装置
    と、第二メモリに格納されたシーケンスプログラムに応
    動し、入力信号に対応した出力信号を発生する第二CP
    Uを備えたプログラマブルコントローラからなるプログ
    ラマブルコントローラ用設定表示装置において、上記第
    一CPU又は上記画面プログラム作成ツールと交信する
    第三CPU及びこの第三CPUを介して上記第一メモリ
    又は上記画面プログラム作成ツールとの間で画面プログ
    ラムのやり取りが行われる第三メモリを備えた脱着式ア
    ダプタを設置し、この脱着式アダプタは上記設定表示装
    置と上記プログラマブルコントローラ間で電気信号のス
    ルーパス機能動作を行うとともに、上記第三CPUが転
    送モード判定を行った時には、上記第三メモリと上記画
    面プログラム作成ツール又は上記第一メモリ間で画面プ
    ログラムの転送動作を行うことを特徴とするプログラマ
    ブルコントローラ用設定表示装置。
  2. 【請求項2】 脱着式アダプタは通過モード判定手段を
    備え、上記脱着式アダプタにシーケンスプログラム作成
    ツールが接続された時には、上記シーケンスプログラム
    作成ツールとプログラマブルコントローラ間で自由に信
    号交信が行えることを特徴とする請求項1記載のプログ
    ラマブルコントローラ用設定表示装置。
  3. 【請求項3】 設定表示装置は選択画面表示手段を備
    え、この選択画面内の選択スイッチの操作によって第一
    メモリと第三メモリ間の画面プログラム転送が行われる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のプログラ
    マブルコントローラ用設定表示装置。
  4. 【請求項4】 設定表示装置は簡略起動判定手段を備
    え、脱着式アダプタに上記設定表示装置が接続された時
    には、第三メモリから第一メモリへの画面プログラムの
    転送が行われた後、上記設定表示装置とプログラマブル
    コントローラ間のスルーパス交信が行われることを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載のプログラマブルコン
    トローラ用設定表示装置。
  5. 【請求項5】 画面プログラム作成ツールで作成された
    画面プログラムが格納される第一メモリ及び第一メモリ
    の内容に応動する第一CPUを備えた設定表示装置と、
    第二メモリに格納されたシーケンスプログラムに応動
    し、入力信号に対応した出力信号を発生する第二CPU
    を備えたプログラマブルコントローラからなるプログラ
    マブルコントローラ用設定表示装置において、上記プロ
    グラマブルコントローラ内には画面プログラム格納用の
    第三メモリが付加されるとともに、上記プログラマブル
    コントローラは上記設定表示装置、シーケンスプログラ
    ム作成ツール、又は上記画面プログラム作成ツールに接
    続され、上記第二CPUが転送モード判定を行った時に
    は、上記第三メモリと画面プログラム作成ツール、又は
    上記第一メモリ間での画面プログラムの転送動作を行う
    ことを特徴とするプログラマブルコントローラ用設定表
    示装置。
  6. 【請求項6】 設定表示装置は選択画面表示手段を備
    え、この選択画面内の選択スイッチの操作によって第一
    メモリと第三メモリ間の画面プログラム転送が行われる
    ことを特徴とする請求項5記載のプログラマブルコント
    ローラ用設定表示装置。
  7. 【請求項7】 設定表示装置は簡略起動判定手段を備
    え、プログラマブルコントローラに上記定表示装置が接
    続された時には、第三メモリから第一メモリへの画面プ
    ログラムの転送が行われた後、上記設定表示装置と上記
    プログラマブルコントローラ間の設定・表示信号の交信
    が行われることを特徴とする請求項5記載のプログラマ
    ブルコントローラ用設定表示装置。
  8. 【請求項8】 設定表示装置に画面プログラム作成ツー
    ルが接続された時には、上記画面プログラム作成ツール
    と第一メモリ間の画面プログラムの転送が行われ、上記
    設定表示装置にシーケンスプログラム作成ツールが接続
    された時には、第一CPUによる通過モード判定手段に
    よって、上記シーケンスプログラム作成ツールと第二メ
    モリ間のシーケンスプログラムの転送が行われることを
    特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載
    のプログラマブルコントローラ用設定表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008171055A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Koyo Electronics Ind Co Ltd 制御装置
JP2010108219A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Digital Electronics Corp 制御システム、通信中継装置および携帯型プログラマブル表示器

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