JP2002366203A - 外乱オブザーバプログラム、外乱オブザーバ方法および外乱オブブザーバ置 - Google Patents

外乱オブザーバプログラム、外乱オブザーバ方法および外乱オブブザーバ置

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JP2002366203A
JP2002366203A JP2001173520A JP2001173520A JP2002366203A JP 2002366203 A JP2002366203 A JP 2002366203A JP 2001173520 A JP2001173520 A JP 2001173520A JP 2001173520 A JP2001173520 A JP 2001173520A JP 2002366203 A JP2002366203 A JP 2002366203A
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Kaku Ejiri
革 江尻
Keitaro Ono
敬太郎 大野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、外乱を推定して抑制する外乱オブ
ザーバプログラム、外乱オブザーバ方法および外乱オブ
ザーバ装置に関し、従来の時間微分などの演算処理を削
減し短い演算時間で外乱を推定し、補償、抑制して高性
能化を図ることを目的とする。 【解決手段】入力された目標値と推定値との差分を算出
する第1の演算手段と、第1の演算手段によって算出し
た差分値を制御対象に入力したことに対応して、制御対
象の内部で外乱Dが加わった状態の加速度を検出する手
段と、検出する手段によって検出された加速度から、第
1の演算手段によって算出した差分値を変換したトルク
単位の第2の信号を減算して外乱によるトルクを推定す
る第3の演算手段と、第3の演算手段によって推定した
推定トルクを目標値iの単位に逆変換して第1の演算手
段に推定値として入力して負帰還する手段として機能さ
せるための外乱オブザーバプログラム、外乱オブザーバ
方法および外乱オブザーバ装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外乱を推定して抑
制する外乱オブザーバプログラム、外乱オブザーバ方法
および外乱オブザーバ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、外乱オブザーバには、速度ベー
スの外乱オブザーバと、位置ベースの外乱オブザーバ
とが知られている。
【0003】前者のの速度ベースの外乱オブザーバ
は、図7の(a)に示すように、速度(角速度ω)とモ
ータ入力電流値iから加速度外乱(力外乱)τを推定
し、補償することで外乱を抑制している。
【0004】後者のの位置ベースの外乱オブザーバ
は、図7の(b)に示すように、位置Yとモータ入力電
流値Uから加速度外乱(力外乱)D1,位置外乱D2を
推定し、補償することで外乱を抑制している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の速度
ベースの外乱オブザーバやの位置ベースの外乱オブザ
ーバの制御系では、推定する外乱(力外乱)と、推定に
用いる外乱(の速度やの位置)の次元が異なるた
め、推定に際して時間微分などの演算処理が必要とな
り、ソフトウェア上での計算時間が増大するという問題
点がある。また、HDD(ハードディスク装置)の位置
決め制御系などの位置信号が離散的にしか得られない場
合には、高周波領域での特性が劣化するという問題もあ
った。
【0006】本発明は、これらの問題を解決するため、
推定する外乱(力外乱)と、同次元の外乱を用いて推定
する外乱オブザーバを構成し、共振点の影響を無くすと
共に増幅特性を良好にし、従来の時間微分などの演算処
理を削減し短い演算時間で外乱を推定し、高性能化を図
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、演算手段
1,2,3は、入力信号を加算したり、減算したりなど
の演算を行うものである。
【0008】K、K’は、電流iをトルク(力)に変換
するものである。Dは、制御対象11に加わる外乱
(力)である。1/Kは、トルクを電流iに逆変換する
ものである。
【0009】第1の演算手段1、第3の演算手段3は、
入力された信号の差分を算出するものである。制御対象
11は、トルク(加速度)を推定して制御する対象であ
る。
【0010】次に、動作を説明する。第1の演算手段1
が入力された目標値と推定値との差分を算出し、制御対
象11内で外乱Dが加わった状態の加速度を検出して出
力端に出力し、第3の演算手段3が出力端から取り出し
た加速度から、第1の演算手段によって算出した差分値
を変換したトルク単位の第2の信号を減算して外乱によ
るトルクを推定し、推定した推定トルクを目標値iの単
位に逆変換して第1の演算手段に推定値として入力して
負帰還するようにしている。
【0011】この際、出力端と第3の演算手段との間
に、制御対象内で外乱の加わった後の共振特性と逆の共
振特性を挿入し、共振を抑制するようにしている。ま
た、出力端と第3の演算手段との間に増幅回路を挿入
し、フィードバックループ内の外乱信号を増幅するよう
にしている。
【0012】また、第1の演算手段によって算出した差
分値あるいは差分値を変換したトルク単位の信号を増幅
する増幅回路を挿入し、増幅した後に変換したトルク単
位の信号あるいは増幅した信号を第2の信号とするよう
にしている。
【0013】従って、推定する外乱(力外乱)と、同次
元の外乱を用いて推定する外乱オブザーバ12を構成
し、共振点の影響を無くすと共に増幅特性を良好にする
ことにより、従来の時間微分などの演算処理を削減し短
い演算時間で外乱を推定し、高性能化を図ることが可能
となる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、図1から図6を用いて本発
明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明のシステム構成図を示す。
図1において、2重線で囲まれた部分は外乱オブザーバ
を適用する制御対象11であり、点線で囲まれた部分は
外乱オブザーバ12である。
【0016】制御対象11は、外乱によるトルクを推定
する対象(例えばハードディスク装置のアーム駆動用の
モータなど)であって、電流値を入力し、実位置および
加速度を出力(図示外の加速度センサにより出力)する
ものである。加速度センサは、加速度を電気的に検出し
て出力したり、機械的に検出して出力したりする。
【0017】外乱オブザーバ12は、電流値および加速
度を入力し、推定外乱値の電流変換値を出力とするもの
である。第1の演算手段1は、目標値iから推定トルク
に対応する値を減算して差分(誤差分)を算出してフィ
ードバックするものである。ここでは、入力された目標
値(電流値)iは、制御対象11を駆動する例えばモー
タなどの電流の目標値(電流値)iである。
【0018】K、K’は、電流トルク変換器であって、
第1の演算手段1によって算出された差分(電流)をト
ルクの値に変換するものである。ここで、Kは、実際に
電流トルク変換器があるわけでなく、制御対象11内で
差分(電流)を入力としてトルクに変換する機構(例え
ばハードディスク装置のアームを駆動するモータ機構)
で電流をトルクに変換するものである(Kについては以
下の説明で同様)。
【0019】制御対象11内の第2の演算手段2は、K
によって変換された値(差分の値)と、外乱Dの値を加
算するものである。ただし、演算手段2は、システムに
外乱が受動的に加わることを表現しており、プログラム
や装置によって能動的に加算しているわけではない。こ
こでは、外乱Dはトルク単位の値であって、例えばモー
タの摩擦や負荷トルクの変動など制御対象11に加わる
外乱である。この演算手段2によって加算されて出来た
総トルクは、系に共振点が無い場合、加速度センサ等の
出力と一致するため、加速度センサにより検出できる。
制御対象11の出力は位置信号なので、便宜上2回積分
器(1/s2 )を通して制御対象11の出力(加速度
を2回積分した実位置を出力)とした。
【0020】第3の演算手段3は、第2の演算手段2で
加えられた値(総トルク、加速度)から、K’で変換さ
れた差分のトルク単位の値を減算し、外乱による推定ト
ルクDを算出するものである。
【0021】1/Kは、第3の演算手段3によって算出
された推定トルクを、逆変換してここでは電流の値にす
るものである。次に、図1のからの順番に当該図1
の動作を詳細に説明する。
【0022】図1において、は、第1の演算手段1
が、制御対象11(例えばモータ)に対する、ここで
は、供給する目標値i(目標電流値i)から、推定トル
クに対応する値(電流値)を減算した値、初期状態では
0(ゼロ)であるので、目標値iを出力する。
【0023】は、の第1の演算手段1によって算出
された値”i”を示す。は、制御対象11内のKによ
って、の値iをトルク単位の値”Ki”に変換する。
【0024】は、制御対象11内の第2の演算手段2
がで変換された値”Ki”に対して、受動的に加わる
外乱の値”D”を加算して算出した値(加速度)”Ki
+D”である。
【0025】は、第3の演算手段3が”K’i+D”
から、値”K’i”を減算し、推定トルクを算出する。
ここで、推定トルクは、(K−K’)i+Dであり、K
−K’がDに比して小さいとすれば、Dと近似される。
【0026】は、1/Kがの推定トルクを逆変換し
て電流の値である”D/K”に変換する。は、第1の
演算手段1が目標値iからで変換した推定トルクに対
応する値”D/K”を減算し、値”i−D/K”を算出
する。
【0027】は、制御対象11内のKがの値”i−
D/K”に”K”を乗算し、”Ki−D”を生成する。
は、制御対象11内の第2の演算手段2がの生成さ
れた”Ki−D”に,受動的に加わる”D”を加算し、
総トルク(加速度)”Ki”を生成する。以降同様に、
繰り返す。
【0028】以上のように、入力された目標値iおよび
制御対象11に対して受動的に加わる外乱Dをもとに外
乱オブザーバ12で推定トルクを推定してフィードバッ
クし、出力(Ki総トルク(加速度))を(1/S2
(2回積分)を介して○10の実位置として出力すること
が可能となる。以下図1の基本的な構成のもとで、制御
対象11の持つ各種特性に対応した外乱ブザーバ12の
特性の改良について、図2から図6の実施例を用いて順
次詳細に説明する。
【0029】図2は、本発明の説明図(その1)を示
す。これは、図1の構成中の制御対象11内の第2の演
算手段2とフィードバックの出力端13との間に、R
(Resonance,共振特性)が存在する場合の実
施例である。
【0030】図2の(a)は、制御対象11の共振特性
を考慮した場合の制御対象11と外乱オブザーバ12を
示す。図2の(b)は、図2の(a)の説明図を示す。
制御対象11の共振点が例えば図示の1次共振周波数
(4.7kHz)、2次共振周波数(6.3kHz)と
すると、伝達関数は図示のようになり、下段に示すよう
な周波数(横軸)と利得(縦軸)となる。共振特性を図
2の(a)のRに挿入する。これにより、共振特性の出
力である加速度値は、共振成分が含まれることとなる。
【0031】図2の(c)は、問題点を示す。図2の
(a)のRのみを挿入すると、第3の演算手段3では、
図示の下記のように推定トルクが算出される。 推定トルク=(Ki+D)*R−Ki =Ki(R−1)+DR この算出された推定トルクは、実外乱トルクDと一致し
なくなってしまい、不都合が生じる場合がある。そこ
で、次に説明する図3で1/Rを挿入して推定トルクと
実外乱トルクDとを一致させる。
【0032】図3は、本発明の説明図(その2)を示
す。これは、図2の構成中の出力端13と第3の演算手
段との間に、1/R(Resonance,共振特性)
を外乱オブザーバ12内に挿入した実施例を示す。
【0033】図3の(a)は、共振特性1/Rを入れた
場合の構成例を示す。図3の(b)は、図3の(a)の
説明図を示す。図示の1/R(共振特性)は、図2の
(b)の伝達関数の逆数)である。
【0034】図3の(c)は、効果を示す。図3の
(b)の伝達関数を持つ1/Rを図3の(a)の外乱オ
ブザーバ12内の図示の位置に挿入することにより、第
3の演算手段3では、図示の下記のように推定トルクが
算出される。
【0035】 推定トルク=(Ki+D)*R*1/R−Ki =D この算出された推定トルクDは、実外乱トルクDと一致
する。
【0036】以上のように、1/Rの共振特性を外乱オ
ブザーバ12内に図示のように挿入することにより、制
御対象11が持つ共振特性である例えば図2の(b)の
1次共振点、2次共振点と一致させることで共振を防止
し、受動的に加わる小さな外乱Dを増幅するときに問題
となる共振を無くし、精度良好にフィードバック制御す
ることが可能となる。
【0037】図4は、本発明の説明図(その3)を示
す。これは、図1の構成中の出力端13と第3の演算手
段との間に、A(Sensor Amp,増幅器)を制
御対象11内に挿入した他の実施例を示す。
【0038】図4の(a)は、加速度センサ増幅回路を
入れた場合の構成例を示す。図4の(b)は、図4の
(a)の説明図を示す。図4の(a)のAのSenso
r Amp(増幅回路)の特性例として、図示の50H
zのHPF(ハイパスフィルタ)+5kHzのLPS
(ローパスフィルタ)、伝達関数として図示の値を持た
せると、右側に記載した周波数(横軸)と利得(縦軸)
となり、当該増幅回路を図4の(a)のAに挿入する。
これにより、加速度センサによって受動的に加わる外乱
Dの必要な帯域の周波数成分について必要な増幅を行う
ことが可能となる。
【0039】図4の(c)は、問題点を示す。図4の
(a)のAのみを挿入すると、第3の演算手段3では、
図示の下記のように推定トルクが算出される。 推定トルク=(Ki+D)*A−Ki =Ki(A−1)+DA この算出された推定トルクは、実外乱トルクDと一致し
なくなってしまい、不都合が生じる場合がある。そこ
で、次に説明する図5でA’と1/Aを挿入して推定ト
ルクと実外乱トルクを一致させる。
【0040】図5は、本発明の説明図(その4)を示
す。これは、外乱オブザーバ12内に、図4の構成中の
演算手段1とR’の間にA’(増幅器、Aと等しい)
を、また、図4の構成中の1/Kと第1の演算手段1の
間に1/A(増幅器)を、挿入して実施例を示す。
【0041】図5の(a)は、増幅回路A’と1/Aを
入れた場合の構成を示す。図5の(b)は、効果を示
す。図4の(b)の伝達関数を持つA’を図5の(a)
の外乱オブザーバ12内の図示の位置に挿入することに
より、第3の演算手段3では、下記のように推定トルク
が算出される。
【0042】推定トルク=(Ki+D)*A−KiA =DA この算出された推定トルクDAは、実外乱トルクをA倍
したものと一致する。また、図4の(b)の伝達関数の
逆数1/Aを図5の(a)の外乱オブザーバ12内の図
示の位置に挿入することにより、第3の演算手段3で得
られた推定トルクDAをDに変換する。これにより、変
換された推定トルクDは実外乱トルクと一致する。
【0043】以上のように、A’と1/Aの増幅回路を
図示のように外乱オブザーバ12内に挿入することによ
り、制御対象11内の加速度センサで検出されて受動的
に加わる外乱Dを所定の帯域幅で所定の利得で増幅して
精度良好にフィードバック制御することが可能となる。
【0044】図6は、本発明の説明図(その5)を示
す。これは、既述した図1の回路に、図2から図4の1
/R,1/Aを組合わせて外乱オブザーバ12内に挿入
した構成であって、受動的に加わる外乱Dの特性(共振
特性、周波数特性)に対応した推定トルクを良好に推定
し、当該推定した推定トルクをもとに安定かつ高精度の
フィードバック制御を実現するようにしたものである。
【0045】(付記1)外乱を推定して抑制する外乱オ
ブザーバプログラムにおいて、入力された目標値と推定
値との差分を算出する第1の演算手段と、上記第1の演
算手段によって算出した差分値を制御対象に入力したこ
とに対応して、当該制御対象の内部で外乱Dが加わった
状態の加速度を検出して出力端に出力する手段と、上記
出力端から取り出した加速度から、上記第1の演算手段
によって算出した差分値を変換したトルク単位の第2の
信号を減算して外乱によるトルクを推定する第3の演算
手段と、上記第3の演算手段によって推定した推定トル
クを上記目標値iの単位に逆変換して上記第1の演算手
段に上記推定値として入力して負帰還する手段として機
能させるための外乱オブザーバプログラム。
【0046】(付記2)上記出力端と上記第3の演算手
段との間に、制御対象内で外乱の加わった後の共振特性
と逆の共振特性を挿入し、共振を抑制したことを特徴と
する付記1記載の外乱オブザーバプログラム。
【0047】(付記3)上記出力端と第3の演算手段と
の間に増幅手段を挿入し、フィードバックループ内の外
乱信号を増幅したことを特徴とする付記1あるいは付記
2記載の外乱オブザーバプログラム。
【0048】(付記4)上記第1の演算手段によって算
出した差分値あるいは当該差分値を変換したトルク単位
の信号を増幅する増幅手段を挿入し、増幅した後に変換
したトルク単位の信号あるいは増幅した信号を上記第2
の信号としたことを特徴とする付記1から付記3のいず
れかに記載の外乱オブザーバプログラム。
【0049】(付記5)外乱を推定して抑制する外乱オ
ブザーバ方法において、入力された目標値と推定値との
差分を算出する第1の演算ステップと、上記第1の演算
手段によって算出した差分値を制御対象に入力したこと
に対応して、当該制御対象の内部で外乱Dが加わった状
態の加速度を検出して出力端に出力するステップと、上
記出力端から取り出した加速度から、上記第1の演算手
段によって算出した差分値を変換したトルク単位の第2
の信号を減算して外乱によるトルクを推定する第3の演
算ステップと、上記第3の演算手段によって推定した推
定トルクを上記目標値iの単位に逆変換して上記第1の
演算手段に上記推定値として入力して負帰還するステッ
プとを有する外乱オブザーバ方法。
【0050】(付記6)外乱を推定して抑制する外乱オ
ブザーバ装置において、入力された目標値と推定値との
差分を算出する第1の演算手段と、上記第1の演算手段
によって算出した差分値を制御対象に入力したことに対
応して、当該制御対象の内部で外乱Dが加わった状態の
加速度を検出して出力端に出力する手段と、上記出力端
から取り出した加速度から、上記第1の演算手段によっ
て算出した差分値を変換したトルク単位の第2の信号を
減算して外乱によるトルクを推定する第3の演算手段
と、上記第3の演算手段によって推定した推定トルクを
上記目標値iの単位に逆変換して上記第1の演算手段に
上記推定値として入力して負帰還する手段とを備えた外
乱オブザーバ装置。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
推定する外乱(力外乱)と、同次元の外乱を用いて推定
する外乱オブザーバを構成し、共振点の影響を無くすと
共に増幅特性を良好にする構成を採用しているため、従
来の時間微分などの演算処理を削減し短い演算時間で外
乱を推定し、高性能化を図った外乱オブザーバを実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の説明図(その1)である。
【図3】本発明の説明図(その2)である。
【図4】本発明の説明図(その3)である。
【図5】本発明の説明図(その4)である。
【図6】本発明の説明図(その5)である。
【図7】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1、2、3:演算手段 K,K’:電流トルク変換器 1/K:トルク電流変換器 D:外乱 R、1/R:共振特性 A,1/A:増幅回路
フロントページの続き Fターム(参考) 5H004 GA07 HA07 HA09 HB07 HB09 JB22 KB04 MA41

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外乱を推定して抑制する外乱オブザーバプ
    ログラムにおいて、 入力された目標値と推定値との差分を算出する第1の演
    算手段と、 上記第1の演算手段によって算出した差分値を制御対象
    に入力したことに対応して、当該制御対象の内部で外乱
    Dが加わった状態の加速度を検出する手段と、 上記検出する手段によって検出された加速度から、上記
    第1の演算手段によって算出した差分値を変換したトル
    ク単位の第2の信号を減算して外乱によるトルクを推定
    する第3の演算手段と、 上記第3の演算手段によって推定した推定トルクを上記
    目標値iの単位に逆変換して上記第1の演算手段に上記
    推定値として入力して負帰還する手段として機能させる
    ための外乱オブザーバプログラム。
  2. 【請求項2】外乱を推定して抑制する外乱オブザーバ方
    法において、 入力された目標値と推定値との差分を算出する第1の演
    算ステップと、 上記第1の演算手段によって算出した差分値を制御対象
    に入力したことに対応して、当該制御対象の内部で外乱
    Dが加わった状態の加速度を検出して出力端に出力する
    ステップと、 上記出力端から取り出した加速度から、上記第1の演算
    手段によって算出した差分値を変換したトルク単位の第
    2の信号を減算して外乱によるトルクを推定する第3の
    演算ステップと、 上記第3の演算手段によって推定した推定トルクを上記
    目標値iの単位に逆変換して上記第1の演算手段に上記
    推定値として入力して負帰還するステップとを有する外
    乱オブザーバ方法。
  3. 【請求項3】外乱を推定して抑制する外乱オブザーバ装
    置において、 入力された目標値と推定値との差分を算出する第1の演
    算手段と、 上記第1の演算手段によって算出した差分値を制御対象
    に入力したことに対応して、当該制御対象の内部で外乱
    Dが加わった状態の加速度を検出して出力端に出力する
    手段と、 上記出力端から取り出した加速度から、上記第1の演算
    手段によって算出した差分値を変換したトルク単位の第
    2の信号を減算して外乱によるトルクを推定する第3の
    演算手段と、 上記第3の演算手段によって推定した推定トルクを上記
    目標値iの単位に逆変換して上記第1の演算手段に上記
    推定値として入力して負帰還する手段とを備えた外乱オ
    ブザーバ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012008468A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Canon Inc 光学機器及びその制御方法

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JPH0374188A (ja) * 1989-08-12 1991-03-28 Mitsutoyo Corp 外乱トルク補償装置
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