JP2002365456A - 光アクティブ伝送路及びその製造方法 - Google Patents

光アクティブ伝送路及びその製造方法

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JP2002365456A
JP2002365456A JP2001169772A JP2001169772A JP2002365456A JP 2002365456 A JP2002365456 A JP 2002365456A JP 2001169772 A JP2001169772 A JP 2001169772A JP 2001169772 A JP2001169772 A JP 2001169772A JP 2002365456 A JP2002365456 A JP 2002365456A
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transmission line
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rare earth
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JP2001169772A
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Katsuyuki Imoto
克之 井本
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 希土類元素の不均一分布などによる光散乱損
失を低減し、高効率の光アクティブ伝送路及びその製造
方法を提供する。 【解決手段】 希土類元素を添加したガラス板2の表面
或いは内部に超短パルスレーザ光L1 ,L2 のスポット
を照射して、高屈折率の光伝搬層3を形成する光アクテ
ィブ伝送路及びその製造方法において、上記レーザ光L
1 ,L2 の波長を上記希土類元素固有の吸収スペクトル
の吸収ピーク波長近傍の励起用波長とし、かつそのパル
ス幅が数十フェムト秒から数百フェムト秒の範囲内とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高効率で高品質な
希土類元素添加光アクティブ伝送路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光通信システムを構成する伝送路に用い
られる導波路の一つとして、ガラスに希土類元素を添加
した導波路(以下「希土類元素添加導波路」と称す
る。)が検討されている。
【0003】この希土類元素添加導波路は、CVD法、
電子ビーム蒸着法等を用いて形成した希土類元素を添加
した膜を、フォトリソグラフィ、ドライエッチング等に
よってパターニングした後に、低屈折率層で覆うことに
よって作製されている。
【0004】また、これ以外にも、ガラス板の表面或い
は内部にフェムト秒(fs)レーザパルスビームを集光
させて照射させることにより、その照射された微小領域
の屈折率を高め、その高屈折率領域をガラス板のX,Y
或いはZ方向に連続的に形成することによって光の伝搬
するガラス導波路を実現する方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
希土類元素添加導波路及びフェムト秒レーザビーム照射
を利用して形成したガラス導波路には、次のような課題
が残されている。
【0006】(1)従来の希土類元素添加導波路は、導
波路自身の光散乱損失が大きく、また希土類元素の不均
一分布、粒径が不均一なクラスター状構造などによる光
損失が大きいために、これを用いて光増幅器や光発振器
を構成しても極めて効率が悪く、ファイバ型構造のもの
に比して特性が大幅に悪い。
【0007】(2)二つの方法を組み合わせ、希土類元
素を添加したガラス膜にフェムト秒レーザビームを照射
して高屈折率の光伝搬層を形成することも試みられる
が、従来の800nm帯の波長を用いたフェムト秒レー
ザビーム照射では希土類元素へのレーザの吸収効率が低
いので、不均一に添加されている希土類元素を均一分布
に状態変化させることが難しい。そのため、(1)と同
様の問題が残る。
【0008】また、導波路型でファイバ型光増幅器と同
程度の光増幅特性を得ようとすると、ファイバのように
伝搬長を長くとることができないので、導波路型では希
土類元素の添加量を0.1%以上にしなければならな
い。しかし、このように高濃度に添加したガラス膜で
は、希土類元素は極めて不均一(組成、価数、粒径)に
ガラス膜中に分布してしまうため、光散乱損失の大きい
導波路となり、ファイバ型増幅器のような光増幅特性は
まだ得られていない。
【0009】そこで、本発明の目的は、希土類元素の不
均一分布などによる光散乱損失を低減し、高効率の光ア
クティブ伝送路及びその製造方法を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、希土類元素を添加したガラス板の
表面或いは内部に超短パルスレーザ光のスポットを照射
して、高屈折率の光伝搬層を形成した光アクティブ伝送
路において、上記レーザ光の波長が上記希土類元素固有
の吸収スペクトルの吸収ピーク波長近傍の励起用波長で
あり、かつそのパルス幅が数十フェムト秒から数百フェ
ムト秒の範囲内で形成したものである。請求項2の発明
は、上記希土類元素を添加したガラス板は多層のガラス
層で構成されており、中央のガラス層に上記高屈折率の
光伝搬層が形成されているものである。
【0011】請求項3の発明は、上記各ガラス層がそれ
ぞれ互いに異なる希土類元素の濃度分布を有するもので
ある。
【0012】請求項4の発明は、上記高屈折率の光伝搬
層に隣接するガラス層の屈折率分布は該ガラス層の屈折
率よりも低いものである。
【0013】請求項5の発明は、上記希土類元素を添加
したガラス板は、基板上に形成されているか、或いは屈
折率の異なるガラス板に挟まれたサンドイッチ構造に形
成されているものである。
【0014】請求項6の発明は、上記希土類元素は、E
r、Nd、Yb、Sm、Tm、Pr、Eu、Ceなどを
少なくとも1種類含んでいるものである。
【0015】請求項7の発明は、上記希土類元素の添加
量が0.1%よりも多く含まれているものである。
【0016】請求項8の発明は、上記高屈折率の光伝搬
層のパターンは、直線パターン、曲線パターン或いはこ
れらの組合せパターンが少なくとも一つ形成されている
と共に、入力端と出力端とをそれぞれ少なくとも一つず
つ有しているものである。
【0017】請求項9の発明は、上記光伝搬層のパター
ンは、一方の端面から信号光と励起光とを入力させ、該
光アクティブ伝送路の他方の端面から増幅された信号光
を取り出すように形成されているものである。
【0018】請求項10の発明は、上記光伝搬層の一方
の端面の外部に設けられた光源から入射された励起光を
該光伝搬層内で反射する第一の反射膜を上記光伝搬層の
他方の端面に設け、第一の反射膜で反射された励起光を
反射して発振させるための第二の反射膜を上記光伝搬層
の一方の端面に設けて、上記第一の反射膜から上記発振
光の一部を取り出すようにしたものである。
【0019】請求項11の発明は、希土類元素を添加し
たガラス板の表面或いは内部に超短パルスレーザ光のス
ポットを照射して、高屈折率の光伝搬層を形成する光ア
クティブ伝送路の製造方法において、上記レーザ光の波
長が上記希土類元素固有の吸収スペクトルの吸収ピーク
波長近傍の励起用波長であり、かつそのパルス幅が数十
フェムト秒から数百フェムト秒の範囲内で形成する方法
である。
【0020】請求項12の発明は、上記高屈折率の光伝
搬層のパターンを形成しながら、該光伝搬層の入力端か
ら光増幅可能な信号光を入力することにより、該信号光
に上記励起用レーザ光を重畳させる方法である。
【0021】請求項13の発明は、上記高屈折率の光伝
搬層からの増幅光をモニタし、該モニタした増幅光を制
御しながら上記光伝搬層を形成する方法である。
【0022】請求項14の発明は、上記入力端から入力
された信号光が増幅されて戻ってくる増幅光をモニタ
し、該モニタした増幅光を励起用レーザ光の照射条件に
フィードバックして照射条件を調節する方法である。
【0023】すなわち、本発明は、希土類元素固有の吸
収スペクトル帯の中の吸収ピーク波長近傍の波長で、か
つ光増幅や光発振を効率良く行わせることができる励起
波長のフェムト秒パルスレーザビームを集光させて照射
することにより、ガラス膜中の希土類元素をより活性化
させて高効率な光増幅や光発振の可能な希土類元素イオ
ン状態に改質しながら高屈折率化も図って光伝搬層を形
成するようにしたものである。
【0024】特に、希土類元素を高濃度に添加したガラ
ス膜は、希土類元素が不均一な組成で分布したり、クラ
スター状に不均一な粒径で存在する。そのために、導波
路構造に作り上げても光散乱損失が支配的となって光増
幅や光発振の効率の低い導波路となっていた。このた
め、本発明にあっては、希土類元素固有の吸収スペクト
ルの中から吸収ピーク波長近傍の波長で、かつ光増幅や
光発振の効率を高くすることができる励起波長を照射用
レーザビームの波長に選び、かつそのパルス幅を数十f
sから数百fsの極めて狭いパルス幅で数十Hzから数
百Hzの繰り返しにすることにより、瞬間的に数千万W
クラスのパワーを照射して、上記希土類元素の不均一な
組成、クラスター状の不均一粒径などを改質させると共
に、同時にレーザビーム照射領域を高屈折率層に変質さ
せて光伝搬層を形成し、伝送路を構成するようにした。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適一実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0026】図3に本発明にかかる光アクティブ伝送路
の断面図を示す。
【0027】図3に示すように、光アクティブ伝送路
は、基板1上に、希土類元素が添加されたガラス板2が
形成されて主に構成されており、そのガラス板2の内部
にはErが均一に分布された高屈折率の光伝搬層3の線
状パターンが形成されている。
【0028】この光伝搬層3のパターンは、直線パター
ン、曲線パターン、あるいはこれらの組み合わせパター
ン等で形成されており、入力端と出力端とがそれぞれ形
成されている。
【0029】また、基板1の材料としては、ガラス、半
導体、磁性体、強誘電体などが用いられ、希土類元素を
添加したガラス板2としては、Erを添加したSiO2
が用いられている。
【0030】次に、この光アクティブ伝送路の製造方法
を図1を用いて作用と共に説明する。
【0031】光アクティブ伝送路を製造するに際して
は、先ず、基板1上に、電子ビーム蒸着法、CVD法、
スート状のガラス膜への液浸法によるEr溶液の含浸及
び加熱、乾燥させる方法などにより、Erを添加したS
iO2 膜を膜厚20μm以上に成膜する。
【0032】この時、SiO2 に添加するErの濃度
は、できる限り高濃度であることが望ましく、1万pp
mから数%の範囲が好ましい。
【0033】そして、このSiO2 膜に光伝搬層3を形
成するには、図1に示すような装置を用いる。
【0034】この装置は、Erを添加したSiO2 膜に
フェムト秒レーザビームL1 ,L2を照射するためのレ
ーザ光源(図示せず)と、そのレーザビームL1 ,L2
を集光させてスポットを形成するレンズ9と、基板1を
搭載し移動軌跡によって照射パターンを設定することが
できる移動ステージ(図示せず)と、レーザビームL
1 ,L2 の照射により形成された光伝搬層3に信号光を
出力する光源(図示せず)とで主に構成されている。
【0035】ここで、レーザ光源から照射されるフェム
ト秒レーザビームL1 ,L2 としては、Erイオンの吸
収ピーク波長0.98μmか、あるいは1.48μmま
たはその近傍の波長が選ばれる。また、レーザビームL
1 ,L2 はパルスレーザビームとし、そのパルス幅は数
十fsから数百fsの範囲に選ぶのが好ましい。
【0036】そして、レーザー光源からフェムト秒レー
ザビームL1 を出射させ、そのレーザビームL1 をレン
ズ9で集光させ、矢印で示すごとくEr添加SiO2
の内部の所望深さの位置に焦点を結ばせ、スポットとし
て照射する。
【0037】このスポットは、直径数μmから10μm
の範囲内のほぼ円形サイズに形成され、照射部分(光伝
搬層3)はその周囲の屈折率よりも0.2%から1.3
%高い比屈折率差を得るように実現される。
【0038】比屈折率差は、レーザビームL2 の出力が
大きい程、また基板1の矢印x方向の移動速度が遅い
程、大きい値を実現することができる。
【0039】そして基板1を矢印x方向に所望速度で移
動させことにより、順次、所望断面形状の光伝搬層3が
Er添加SiO2 膜内部に所望のパターン状で形成され
る。
【0040】また、本発明にあっては、光伝搬層3を形
成しながら、その光伝搬層3内に光増幅することが可能
な信号光(例えば、Er添加光伝搬層の場合には波長
1.53μmから1.56μmの範囲内の信号光)を矢
印S1 方向から入力させ、励起用レーザビーム照射部2
pで信号光が光増幅されるようにする。
【0041】そしてその光増幅された信号光の入力側へ
の反射戻り光を矢印S2 方向に取り出してモニタし、光
伝搬層3の品質の良さを観察する。
【0042】また、図示していないが、0.98μmの
Erイオン固有の吸収ピーク波長の励起用レーザビーム
を照射することによりレーザビーム照射部2pから発光
する光(例えば0.5μm帯の発光)を、レーザビーム
照射部2pの近傍に設けたファイババンドル内に取り入
れてモニタしたり、レーザビームL1 ,L2 の出力方向
に反射してきた発光パワーを干渉膜フィルタで反射さ
せ、受光素子でモニタすることにより、より高効率に作
用する光伝搬層3の形成に有効に利用することができ
る。
【0043】このようにして、上述した1.5μm帯の
信号光と0.98帯(あるいは感度は少し悪いが、1.
48μm帯)の励起光を伝搬させるための高屈折率の光
伝搬層3が形成されると共に、光伝搬層3の外周にはE
r添加SiO2 膜2からなるクラッド層が形成されるこ
とになり、シングルモードの光アクティブ伝送路が製造
される。
【0044】以上説明したように、Erが数%程度の高
濃度に添加されることによりSiO 2 膜中に不均一に分
散されていても、Er固有の吸収スペクトルの中の吸収
ピーク波長近傍の特定の波長のフェムト秒レーザビーム
1 ,L2 が照射されることによって、その照射された
Er添加SiO2 膜にレーザビームL2 が強く吸収さ
れ、より均一で活性なErイオン状態に改質され、かつ
高屈折率領域に変化させられ、結果的に信号光の減衰を
少なくし、励起光を効率良く吸収する光伝搬層3を構成
することができる。
【0045】また、パルス幅を狭くする程、そのパルス
幅内でのレーザビームL1 ,L2 のエネルギーを高くす
ることができ、このレーザビームL1 ,L2 を照射され
た領域2pのEr添加SiO2 膜の屈折率を高い値に変
えることができる。さらに、Erの不均一組成、不均一
粒径などを均一に改質することができる。
【0046】尚、図1において、希土類元素固有の吸収
ピーク波長に選んだフェムト秒パルスレーザビームL
1 ,L2 のパルスの繰り返しは、数十Hzから数百kH
zの範囲から選ばれ、また励起用レーザの波長は、ガラ
ス膜に添加する希土類元素の種類に応じて選ばれる。
【0047】例えば、Nd添加ガラス膜の場合には1.
06μmの波長が好ましい。また希土類元素を複数添加
している場合には、どちらかの希土類元素固有の吸収ピ
ーク波長に設定する。
【0048】希土類元素添加ガラス膜のホスト材料とし
ては、SiO2 系、多成分系(例えばリン酸塩系ガラ
ス、フッ化物系ガラス、ケイ酸塩系ガラス、フツリン酸
塩系ガラス、テルライト系ガラス、ビスマス系ガラス
等)ガラスなどを用いることができる。
【0049】次に、図1の装置の変形例について述べ
る。
【0050】図2に示す装置は、図1に示した装置を構
成するレーザー光源、集光レンズ、移動ステージ、及び
信号光の光源は同一の作用、機能をするものである。
【0051】この装置は、これ以外にハーフミラー7と
モニタ用受光素子回路8を備えており、作製中の光伝搬
層3内に、信号光S0 をハーフミラー7を通して矢印S
1 方向に入力させ、光伝搬層3内を伝搬させるものであ
る。
【0052】そして、レーザビーム照射部2pで励起用
レーザL2 によって増幅させ、光伝搬層3内を逆方向
(矢印S2 方向)に伝搬する信号光(反射光)を取り出
し、ハーフミラー7で矢印S3 方向に反射させてモニタ
用受光素子回路8で受光する。さらに、このモニタ用受
光素子回路8で電気信号に変換し、この電気信号S4
フェムト秒レーザビーム発生光源10側に制御回路(図
示せず)を通してフィードバックするようになってい
る。
【0053】このように構成することにより、電気信号
4 の値が一定になるようにレーザ光源10の出力を調
節して、均質な光伝搬層3を形成することができる。
【0054】尚、図2において、信号光S0 に励起用の
励起光も重畳させて光伝搬層3内に入力させながら光伝
搬層3を形成するようにしても良い。
【0055】これにより、光伝搬層3内を伝搬する信号
光が増幅されながら伝搬すると共に、入力端側にも反射
されて戻ってくるので、光伝搬層3の形成長さが長くな
るほど、信号光は増幅されて大きな値となるので、電気
信号S4 の値もほぼそれに応じて大きくなり、レーザ光
源10の出力調節も電気信号S4 の値の増大係数がほぼ
一定となるように調節して、光伝搬層3を長さ方向に均
一に形成することができる。
【0056】また、光伝搬層3の形成方法の変形例とし
ては、図1及び図2に示した希土類元素を含むガラス膜
2の表面あるいは内部に、フェムト秒レーザL1 ,L2
を照射して高屈折率の希土類元素添加伝搬層3を形成す
る際に、酸化性ガス雰囲気下、あるいはHeを含む酸化
性ガス雰囲気下で行うと、価数の安定した希土類元素イ
オンにすることができるので、併用するのが好ましい。
特に、希土類元素の添加量が多い場合には有効な手段で
ある。
【0057】また、希土類元素添加ガラス膜が形成され
た基板1を加熱した状態(温度:100℃〜1000
℃)でフェムト秒レーザビームL1 ,L2 を照射するこ
とにより、光伝搬層3の高屈折率化をより促進させるこ
とができ、また希土類元素の均一化にも有効に作用させ
ることができる。さらに酸化性ガス雰囲気下で行うこと
により、より大きな効果が期待できる。
【0058】次に、本発明の他の実施の形態について述
べる。
【0059】図4に本発明の他の実施の形態の断面図を
示す。
【0060】図4に示すように、この光アクティブ伝送
路は、希土類元素を添加したガラス板12を、希土類元
素を添加していないガラス板11a,11bで挟んでサ
ンドイッチ構造に形成したものである。
【0061】高屈折率の光伝搬層13aから13eは、
希土類元素を添加したガラス板12内に、ほぼ等間隔で
5本並列して形成されている。
【0062】上下層のガラス板11a,11bは、希土
類元素を添加したガラス板12の屈折率と同程度かそれ
よりも低い屈折率を有するものが用いられており、例え
ば、SiO2ガラス、FやBのような屈折率を低下させ
るドーパントを含んだSiO2等が用いられる。
【0063】また、図5(a)、図5(b)に本発明の
他の実施の形態を示す。
【0064】図5(a)はこの光アクティブ伝送路の断
面図を示し、図5(b)は図5(a)のA−A線断面内
の希土類元素(この例ではEr元素)の濃度分布を示し
ている。
【0065】図5(a)に示すように、この光アクティ
ブ伝送路は、基板21上に、希土類元素を添加したガラ
ス膜22a,22b,22c,22d,23が5層に積
層された構造であり、各ガラス膜22a,22b,22
c,22d,23内の希土類元素の添加濃度を変えて形
成されていると共に、中央のガラス膜23に光伝搬層2
4が形成されているものである。
【0066】すなわち、高屈折率の光伝搬層24を形成
するガラス膜23内の希土類元素の添加濃度が最も高
く、その上(あるいは下)方向にいくに従って希土類元
素の添加濃度を最も低くなっている。
【0067】このように構成することにより、例えば光
増幅器を構成した場合に高利得特性を実現することがで
きる。
【0068】また、図6(a)、図6(b)に本発明の
他の実施の形態を示す。
【0069】図6(a)はこの光アクティブ伝送路の断
面図を示し、図6(b)は図6(a)のB−B線断面内
の屈折率分布を示している。
【0070】図6(a)に示すように、このアクティブ
伝送路は、基板31上に、ガラス膜32a,32b,3
2c,32d,33が5層に積層された構造であり、希
土類元素を添加した中央のガラス膜33の屈折率が最も
高く形成され、その上下のガラス膜(32a〜32d)
の屈折率が低く形成されている。
【0071】そして光伝搬層34a〜34cは、フェム
ト秒レーザ照射によって、中央のガラス膜33よりもさ
らに高い屈折率に変えられている。
【0072】これにより、信号光及び励起光を効率良く
光伝搬層34a〜34c内に閉じこめて伝搬させること
ができ、結果的に高利得な光増幅器(あるいは光発振
器)を実現することができる。
【0073】尚、これらのガラス膜32a〜32d内に
も希土類元素が添加されていても良い。その場合には、
図5(b)に示したように、希土類元素の添加量に分布
を持たせても良い。またそれぞれのガラス膜32a〜3
2d内へ添加する希土類元素の種類は異なっても良い。
【0074】また、図7(a)、図7(b)に本発明の
他の実施の形態を示す。
【0075】図7(a)はこの光アクティブ伝送路の断
面図を示し、図7(b)は図7(a)のC−C線断面図
である。
【0076】図7(a)に示すように、この光アクティ
ブ伝送路は、基板41上に形成された希土類元素添加ガ
ラス膜42内に形成される高屈折率の光伝搬層42a,
42bのパターンが、図7(b)に示すように、直線と
曲線とを組み合わせて形成されている。
【0077】このように構成することにより、長尺の伝
送路を形成することができ、矢印S 3 方向から信号光と
励起光を入力し、矢印S4 方向から増幅された信号光を
取り出すことができる。
【0078】尚、この図7(a)に示した光アクティブ
伝送路において、光伝搬層43a,43bの長さをでき
る限り長くして高利得な光増幅、高出力な光発振用伝送
路を構成する手段として、図7(b)に示したような2
次元的配線パターンを希土類元素添加ガラス膜42の厚
みt方向に、3次元的ならせん状にパターン形成し、伝
送路長を2次元配線パターンの2倍以上に長く形成する
ようにしても良い。
【0079】また、図8(a)、図8(b)に本発明の
他の実施の形態を示す。
【0080】図8(a)はこの光アクティブ伝送路の断
面図を示し、図8(b)は図8(a)のD−D線断面内
の屈折率分布を示している。
【0081】図8(a)に示すように、この光アクティ
ブ伝送路は、基板51(ガラス基板)上に、ガラス膜5
2,53a〜53fが7層積層された構造であり、希土
類元素(Er)を添加したガラス膜52の屈折率が他の
ガラス膜53a〜53fの屈折率よりも高く形成されて
いる。
【0082】そして、フェノム秒レーザビームが照射さ
れて形成された光伝搬層54の屈折率が最も高くなるよ
うに構成されている。また、この光アクティブ伝送路の
透過的な屈折率差を大きくするために、希土類元素を添
加したガラス膜52の上下に積層されたガラス膜53
c,53dは、それらの屈折率がさらにその上下に積層
されたガラス膜53b,53eの屈折率よりも低く形成
されている。
【0083】このように構成することにより、光伝搬層
54内への信号光及び励起光の閉じ込めを強くすること
ができ、より高効率な光増幅器、あるいは光発振器を構
成することができる。
【0084】次に、本発明の応用例について述べる。
【0085】図9は本発明を用いて構成した光増幅器を
示したものである。
【0086】図9に示すように、この光増幅器は、光ア
クティブ伝送路60の入力端60iと出力端60oに光
合分波器66,67が接続されている。
【0087】そして、励起用光源63,64からの励起
光R2 ,R4 を、光合分派器66,67を介して光アク
ティブ伝送路60の入力端60iと出力端60oから入
力させると共に、光源61からの出力光R1 を光アイソ
レータ62を介して光アクティブ伝送路60の入力端6
0iから入力させる。
【0088】そして光アクティブ伝送路60の出力端6
0oから光増幅された信号光R3 を出力させ、光合分派
器67、光アイソレータ65を介して矢印R5 方向に高
利得に増幅された信号光として取り出される。
【0089】尚、励起光R2 ,R4 による励起は、光ア
クティブ伝送路60の入力端60iと出力端60oのど
ちらか一方から入力させる片方向励起、あるいは上述し
たように両方向から入力させる双方向励起のどちらでも
良い。
【0090】また、図10は本発明を用いて構成した光
発振器を示したものである。
【0091】図10に示すように、この光発振器は、光
アクティブ伝送路70の一方の端面に、その光アクティ
ブ伝送路70に入力した励起光を反射すると共に内部で
発振した発振光の一部を通過する第一の反射膜71が設
けられており、この面に対向する他方の端面に、光源7
3からの励起光を透過し、光アクティブ伝送路70内で
その励起光を反射する第二の反射膜72が設けられてい
る。
【0092】さらに、第二の反射膜72側の外部に光源
73が設けられ、その光源73と光アクティブ伝送路7
0との間には光源73からの励起光を集光させて光アク
ティブ伝送路70に入射させるためのレンズ74が設け
られている。さらに、第一の反射膜71側の外部に、第
一の反射膜71を透過して出力された発振光を集光する
レンズ75が設けられている。
【0093】このように構成された光発信器の光アクテ
ィブ伝送路70内に入力された励起光は、第一の反射膜
71と第二の反射膜72との間で多重反射を繰り返し、
その一部が第一の反射膜71を透過して出力され、レン
ズ75を通して矢印H方向に発振光が出力される。
【0094】尚、上述した実施の形態では、様々な数の
高屈折率の光伝搬層が形成されているが、いずれの実施
の形態においても光伝搬層の数は限定されず、さらに光
伝搬層は希土類元素添加ガラス膜の内部以外にその表面
近傍に形成しても、本実施の形態と同様な効果が得られ
ることは言うまでもない。
【0095】また、上述した実施の形態において、希土
類元素添加ガラス膜の層数も限定されず、さらにそれら
のガラス膜の希土類元素添加濃度分布も限定されない。
【0096】また、高屈折率の光伝搬層は、最も屈折率
が高いガラス膜以外のガラス膜内に少なくとも一つ形成
してあっても良く、例えば、10μm以下の間隔で三次
元的に配列させてそれぞれ有機的に結合させた光回路を
構成しても良い。
【0097】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、以下に示
すような優れた効果を発揮する。
【0098】(1)高屈折率で希土類元素を均一に分布
させた光伝搬層を有する光アクティブ伝送路を実現する
ことができる。これにより、小型で高効率な光増幅器や
光発振器を得ることができる。
【0099】(2)希土類元素を0.1%以上添加した
光散乱損失の小さい光アクティブ伝送路を得ることがで
きる。
【0100】(3)積層した多数のガラス膜の少なくと
も一つのガラス膜中に、クリーンな雰囲気の外部からフ
ェムト秒レーザビーム照射によって、非接触で高屈折率
の光伝搬層を形成することができるので、それぞれのガ
ラス膜界面が均一であり、光散乱損失の小さい光アクテ
ィブ伝送路を構成することができる。
【0101】(4)希土類元素固有の吸収ピーク波長の
フェムト秒レーザビームを希土類元素添加ガラス膜の表
面あるいは内部に照射するので、希土類元素は極めて高
い光エネルギー密度を吸収することによって均一に分布
するように改質され、また組成、構造等も安定化され
る。これにより、高効率な光増幅作用や光発振作用を期
待できる光デバイスを実現することができる。
【0102】(5)励起用レーザを希土類元素添加ガラ
ス膜中に集光、照射しながら高屈折率の光伝搬層を形成
しつつ、かつその光伝搬層内に光増幅可能な信号光を入
力しながら形成し、その信号光の反射光をモニタした
り、あるいはレーザビーム照射部からの発光した光をモ
ニタしたりすることによって、非常に均一な光伝搬層を
再現性良く得ることができる。またモニタ光をレーザビ
ーム光源側にフィードバックすることにより、さらに均
一な光伝搬層を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる光アクティブ伝送路の製造方法
を説明するための図である。
【図2】図1の光アクティブ伝送路の製造装置の変形例
を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態を示す光アクティブ伝送
路の断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す光アクティブ伝
送路の断面図ある。
【図5】(a)は本発明の他の実施の形態を示す光アク
ティブ伝送路の断面図、(b)はそのA−A線断面図で
ある。
【図6】(a)は本発明の他の実施の形態を示す光アク
ティブ伝送路の断面図、(b)はそのB−B線断面図で
ある。
【図7】(a)は本発明の他の実施の形態を示す光アク
ティブ伝送路の断面図、(b)はそのC−C線断面図で
ある。
【図8】(a)は本発明の他の実施の形態を示す光アク
ティブ伝送路の断面図、(b)はそのD−D線断面図で
ある。
【図9】本発明にかかる光アクティブ伝送路を用いて構
成した光増幅器の概略図である。
【図10】本発明にかかる光アクティブ伝送路を用いて
構成した光発振器の概略図である。
【符号の説明】
1 基板 2 希土類元素添加ガラス膜 3 光伝搬層 9 レンズ L1 ,L2 レーザ光

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 希土類元素を添加したガラス板の表面或
    いは内部に超短パルスレーザ光のスポットを照射して、
    高屈折率の光伝搬層を形成した光アクティブ伝送路にお
    いて、上記レーザ光の波長が上記希土類元素固有の吸収
    スペクトルの吸収ピーク波長近傍の励起用波長であり、
    かつそのパルス幅が数十フェムト秒から数百フェムト秒
    の範囲内であることを特徴とする光アクティブ伝送路。
  2. 【請求項2】 上記希土類元素を添加したガラス板は多
    層のガラス層で構成されており、中央のガラス層に上記
    高屈折率の光伝搬層が形成されている請求項1に記載の
    光アクティブ伝送路。
  3. 【請求項3】 上記各ガラス層がそれぞれ互いに異なる
    希土類元素の濃度分布を有する請求項2に記載の光アク
    ティブ伝送路。
  4. 【請求項4】 上記高屈折率の光伝搬層に隣接するガラ
    ス層の屈折率分布は該ガラス層の屈折率よりも低い請求
    項2に記載の光アクティブ伝送路。
  5. 【請求項5】 上記希土類元素を添加したガラス板は、
    基板上に形成されているか、或いは屈折率の異なるガラ
    ス板に挟まれたサンドイッチ構造に形成されている請求
    項1から4のいずれかに記載の光アクティブ伝送路。
  6. 【請求項6】 上記希土類元素は、Er、Nd、Yb、
    Sm、Tm、Pr、Eu、Ceなどを少なくとも1種類
    含んでいる請求項1から5のいずれかに記載の光アクテ
    ィブ伝送路。
  7. 【請求項7】 上記希土類元素の添加量が0.1%より
    も多く含まれている請求項1から6のいずれかに記載の
    光アクティブ伝送路。
  8. 【請求項8】 上記高屈折率の光伝搬層のパターンは、
    直線パターン、曲線パターン或いはこれらの組合せパタ
    ーンが少なくとも一つ形成されていると共に、入力端と
    出力端とをそれぞれ少なくとも一つずつ有している請求
    項1から7のいずれかに記載の光アクティブ伝送路。
  9. 【請求項9】 上記光伝搬層のパターンは、一方の端面
    から信号光と励起光とを入力させ、該光アクティブ伝送
    路の他方の端面から増幅された信号光を取り出すように
    形成されている請求項1から8に記載の光アクティブ伝
    送路。
  10. 【請求項10】 上記光伝搬層の一方の端面の外部に設
    けられた光源から入射された励起光を該光伝搬層内で反
    射する第一の反射膜を上記光伝搬層の他方の端面に設
    け、第一の反射膜で反射された励起光を反射して発振さ
    せるための第二の反射膜を上記光伝搬層の一方の端面に
    設けて、上記第一の反射膜から上記発振光の一部を取り
    出すようにした請求項1から8のいずれかに記載の光ア
    クティブ伝送路。
  11. 【請求項11】 希土類元素を添加したガラス板の表面
    或いは内部に超短パルスレーザ光のスポットを照射し
    て、高屈折率の光伝搬層を形成する光アクティブ伝送路
    の製造方法において、上記レーザ光の波長が上記希土類
    元素固有の吸収スペクトルの吸収ピーク波長近傍の励起
    用波長であり、かつそのパルス幅が数十フェムト秒から
    数百フェムト秒の範囲内であることを特徴とする光アク
    ティブ伝送路の製造方法。
  12. 【請求項12】 上記高屈折率の光伝搬層のパターンを
    形成しながら、該光伝搬層の入力端から光増幅可能な信
    号光を入力することにより、該信号光に上記励起用レー
    ザ光を重畳させる請求項11に記載の光アクティブ伝送
    路の製造方法。
  13. 【請求項13】 上記高屈折率の光伝搬層からの増幅光
    をモニタし、該モニタした増幅光を制御しながら上記光
    伝搬層を形成する請求項11又は12に記載の光アクテ
    ィブ伝送路の製造方法。
  14. 【請求項14】 上記入力端から入力された信号光が増
    幅されて戻ってくる増幅光をモニタし、該モニタした増
    幅光を励起用レーザ光の照射条件にフィードバックして
    照射条件を調節する請求項11又は12に記載の光アク
    ティブ伝送路の製造方法。
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