JP2002365101A - 流量計測装置 - Google Patents
流量計測装置Info
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Abstract
調べることができ、水分の侵入状態に応じて分解修理を
効率よく行うことができる流量計測装置を提供するこ
と。 【解決手段】 流入口22及び流出口を有するメータハ
ウジング2と、メータハウジング2内に装備された計量
手段と、流入口22から流入した燃料用ガスを計量手段
に導くための流入側流路32と、計量手段にて計量され
た燃料用ガスを流出口に導くための流出側流路と、を具
備する流量計測装置。水分に反応して特性が変化する水
分検出手段40が設けられ、水分検出手段40の特性変
化を利用して、流入口22を通しての水分の浸入の有無
を検知する。水分検出手段は、水分によって錆びが発生
し易い金属片42から構成される。
Description
体の流量を計量する流量計測装置に関する。
メータはメータハウジングを備え、このメータハウジン
グの上部に流入口及び流出口が設けられており、メータ
ハウジングの下部には計量手段が装備されている。この
計量手段は、例えば計量膜の膜運動によってガスの流量
を計量する膜式流量計から構成されている。流入口と計
量手段とは流入側流路を介して接続され、また流量計と
流出口とは流出側流路を介して接続されている。
うに、メータハウジング102の流入側の接続部104
に屋外用ガス配管106が接続され、この屋外用ガス配
管106が地中埋設管又はガスボンベ(いずれも図示せ
ず)に接続される。また、メータハウジング102の流
出側接続部108に屋内用ガス配管110が接続され、
この屋内用ガス配管110が例えばガスホースを介して
ガスコンロ等のガス機器に接続される。従って、地中埋
設管又はガスボンベから供給される燃料用ガスは、屋外
用ガス配管106を通してメータハウジング102内に
流入し、流入側流路を通して膜式計量手段に送給され
る。膜式計量手段はこのように送給された燃料用ガスの
流量を計量し、計量された燃料用ガスは流出側流路を通
り、流出口からガスコンロ等の各種ガス機器に供給され
る。
流れる燃料用ガスは乾燥気体であるため、ガスメータ内
に水が浸入することはないが、地中に埋まっているガス
配管の周囲には、水道管が埋設されていたり、また地下
水が存在していたりするので、ガス配管内に水が浸入
し、浸入した水分がガスメータに流れる場合がある。
があり、浸入した水分等によって所定の計量性能が損な
われていないかを確認するために、所定期間、例えば1
0年毎に取り外して分解修理を行っている。この分解修
理は、メータハウジングの上部ハウジングを取り外し、
必要に応じて前カバー、後カバー等も取り外し、メータ
ハウジング内、特に流入側流路及び流量計に水分が浸入
しているか検査するとともに、計量膜やその駆動部品を
目視点検しており、ある程度水分が浸入しているものに
ついては、特に注意深く計量膜等を目視検査するととも
に、計量膜を取り外して計量室内も検査している。
外部から目視点検することができず、点検修理すべき全
ガスメータについて上部ハウジングを分解している。そ
れ故に、分解修理の工数が多くてその作業が煩雑であ
り、またその分解修理作業に時間を要するという問題が
ある。また、ある地域において差し水が発生した場合に
おいても、外部からの点検によって、影響を受けたガス
メータを特定することができない。
水分の浸入を容易に調べることができ、水分の侵入状態
に応じて分解修理を効率よく行うことができる流量計測
装置を提供することである。
出口を有する装置ハウジングと、前記装置ハウジング内
に装備され、気体の流量を計量する計量手段と、前記流
入口から流入した気体を前記計量手段に導くための流入
側流路と、前記計量手段にて計量された気体を前記流出
口に導くための流出側流路と、を具備する流量計測装置
であって、水分に反応して特性が変化する水分検出手段
が設けられ、前記水分検出手段の特性変化を利用して、
前記流入口を通しての水分の流入の有無を検知すること
を特徴とする。
れ、この水分検出手段は装置ハウジング内に浸入した水
分に反応して特性が変化するので、この水分検知手段の
特性の変化を利用して、水分の浸入の有無を容易に検知
することができ、その特性の変化状態を調べることによ
って、流量計測装置ににどの程度の水分が流入したかを
推測することができる。
多いほど損傷が発生し易く、それ故に、流入量が多いも
のは注意をして点検修理をしなければならないが、流入
量の少ないものは損傷がほとんど発生せず、水分の流入
に関連する点検修理項目の作業はある程度省略すること
ができる。このようなことから、点検修理する際に水分
検出手段の特性の変化状態を調べ、この特性変化状態に
基づいて点検修理の作業内容を選択することによって、
流量計測装置の点検修理を効率良く行うことができる。
分に反応する金属片から構成されていることを特徴とす
る。本発明に従えば、水分検出手段が水分に反応する金
属片から構成されているので、浸入した水分がこの金属
片に触れると、金属片が腐食して錆が発生し、この錆の
発生状態を調べることによって、水分の浸入の有無を容
易に検知することができる。この金属片としては、錆の
発生し易いものがよく、例えば鉄鋼板、亜鉛メッキを施
した鉄鋼板等から形成することができる。
水分との反応程度が異なる複数種の金属片から構成さ
れ、前記複数種の金属片の反応程度に応じて、前記流入
口を通しての水分の流入程度を検知することを特徴とす
る。
応する複数種の金属片から構成され、このようにするこ
とによって、これら金属片の錆の発生状態を調べること
によって、水分の浸入の程度を把握することができる。
例えば、3種類の金属片から構成する場合、最も錆の発
生し易い金属片、例えば鉄鋼板と、次に錆の発生し易い
金属片、例えば亜鉛メッキを施した鉄鋼板と、最も錆の
発生し難い金属片、例えばチタン板とから構成すること
ができる。このような場合、水分の浸入が少ないと、鉄
鋼板のみに錆が発生し、水分の浸入がある程度多いと、
鉄鋼板及び亜鉛メッキを施した鉄鋼板に錆が発生し、ま
た水分の浸入が多いと、鉄鋼板、亜鉛メッキを施した鉄
鋼板及びチタン板に錆が発生するようになり、このよう
に複数種の金属片の錆の発生状態を調べることによっ
て、比較的容易に水分の浸入状態を把握することができ
る。
水分に反応して色が変化する特性を有する水分検出部材
から構成されていることを特徴とする。本発明に従え
ば、水分検出手段が水分に反応して色が変化する水分検
出部材から構成されているので、水分検出手段の色の変
化状態を調べることによって、水分の浸入の有無を容易
に検知することができる。
水分に反応して体積が変化する特性を有する水分検出部
材から構成されていることを特徴とする。本発明に従え
ば、水分検出手段が水分に反応して体積が変化する水分
検出部材から構成されているので、水分検出手段の体積
の変化状態を調べることによって、水分の浸入の有無を
容易に検知することができる。
記流入側流路又は前記流入口に配設されていることを特
徴とする。本発明に従えば、水分検出手段が流入側流路
又は流入口に配設されているので、計量手段に流入する
前において水分浸入状態の検出が行われ、水分の浸入の
有無をより正確に検知することができる。
付部材に取り付けられ、前記装置ハウジングの所定部位
には点検孔が設けられており、前記取付部材を外部から
前記装置ハウジングに着脱自在に装着すると、これに取
り付けられた前記水分検出手段は前記点検孔を通して前
記流入側流路又は流入口内に位置付けられることを特徴
とする。
られた取付部材は、外部から装置ハウジングに着脱自在
に装着されるので、この取付部材を外部から取り外すこ
とによって、装置ハウジングを分解することなく、水分
の浸入状態を調べることができる。また、点検修理の
際、新たな水分検出手段に容易に取り換えることができ
る。
所定部位には確認窓が設けられ、前記水分検出手段は、
外部から前記確認窓を通して目視可能であることを特徴
とする。
が設けられ、外部からこの確認窓を通して水分検出部材
を目視することができるので、装置ハウジングを分解す
ることなく、水分の浸入状態を調べることができる。
発明に従う流量計測装置の実施形態について説明する。
この実施形態では、本発明を気体としての燃料用ガスの
流量を計測する流量計測装置として、計量方式が膜式流
量計である家庭用ガスメータに適用して説明するが、家
庭用ガスメータとしては、超音波の伝搬を利用した聴音
波流量計や、ガスの流れによって熱が奪われる現象を利
用した熱伝導式の流量計や、フルィディック発振を利用
したフルィディック流量計であってもよく、またこのよ
うなガスメータに限定されず、各種ガス(気体)の流量
を計測する汎用的な流量計測装置に広く適用することが
できる。
形態について説明する。図1は、第1の実施形態のガス
メータを示す斜視図であり、図2は、図1のガスメータ
の一部を示す部分断面図であり、図3は、図1のガスメ
ータにおいて上部ハウジングを外した状態を示す平面図
である。
メータは、装置ハウジングを構成するメータハウジング
2を備え、このメータハウジング2は、その下部を覆う
下部ハウジング4と、その上部を覆う上部ハウジング6
とから構成され、下部ハウジング4の上端部に上部ハウ
ジング6が複数の固定用ねじ8によって着脱自在に取り
付けられている。この形態では、下部ハウジング4は、
前面(図1において右下面)及び後面(図1において左
上面)が開放された下部ハウジング本体10と、下部ハ
ウジング本体10の前面開口を覆う前カバー12と、下
部ハウジング本体10の後面開口を覆う後カバー14と
から構成され、前カバー12及び後カバー14は、複数
の固定用ねじ16によって下部ハウジング本体10に着
脱自在に取り付けられている。
続部18及び流出側接続部20が設けられ、流入側接続
部18には流入口22が設けられ、流出側接続部20に
は流出口24が設けられている。図9に示す従来例と同
様に、流入側接続部18の外周面には雄ねじ部が設けら
れ、この雄ねじ部に、一端側が地中埋設管(又はガスボ
ンベ)(図示せず)に接続された屋外用ガス配管の他端
部が装着される。また、流出側接続部20の外周面にも
雄ねじ部が設けられ、この雄ねじ部に、ガスホース等を
介して一端側がガスコンロ、ガス給湯器、ガスオーブン
等のガス機器に接続された屋内用ガス配管の他端部が装
着される。従って、地中埋設管(又はガスボンベ)から
送給される燃料用ガス(都市ガス、LPガス)は、屋外
用ガス配管(図示せず)を通して流入側接続部18の流
入口22からメータハウジング2内に流入し、かく流入
した燃料用ガスは、後述する如くして流出側接続部20
の流出口24から流出した後、屋内用ガス配管(図示せ
ず)を通してガス機器に送給される。
上端部に上端壁26が設けられ、この上端壁26の下部
に収容空間28が形成され、この収容空間28内に計量
手段を構成する流量計(図示せず)が配設されている。
この形態では、計量手段はそれ自体周知の膜式流量計か
ら構成され、相互に対向して配設された一対の計量膜を
備えている。一対の計量膜の間には計量室が規定され、
下部ハウジング4の下部ハウジング本体10も計量室の
一部を規定し、一対の計量膜の膜運動によって、計量室
に流入した燃料用ガスの流量が計量される。
端壁26と上部ハウジング6の下端壁30との間に空間
が存在し、上部ハウジング6の流入側接続部18から下
部ハウジング4の上端壁26及び上部ハウジング6の下
端壁30の間の空間にわたって流入側流路32が規定さ
れ、この流入側流路32は、流入側接続部18の流入口
22と流量計の計量流入口33を接続する。また、流出
側接続部20の流出口24と流量計の計量流出口35と
は流出側流路34を介して接続されている。下部ハウジ
ング4の上端壁26と上部ハウジング6の下端壁30と
の間の空間には、開閉リンク機構39(図2において省
略している)が設けられ、この開閉リンク機構39は、
燃料用ガスの圧力を利用して計量流入口33を開閉する
ための弁部材37を開閉制御する。
タの流入口22から流入した燃料用ガスは、流入側流路
32を通して計量流入口33から流量計の計量室に流入
し、この計量室にて燃料用ガスの流量が計量され、この
計量は一対の計量膜の膜運動によって行われる。そし
て、流量計の計量室にて計量された燃料用ガスは、計量
流出口35から流出側流路34を通して流出口24から
ガス機器に送給され、このようにしてガス機器に送給さ
れる燃料用ガスの流量がガスメータによって計測され
る。
グ6の下端壁30の上面側に、制御用マイコンを含む制
御回路基板36が取り外し可能に設けられている。ま
た、上部ハウジング6の前面下部に流量表示カウンタ3
8が設けられ、流量表示カウンタ38は流量計(図示せ
ず)によって計測した燃料用ガスの流量を表示する。
定用ねじ8を外すことによって、下部ハウジング4から
上部ハウジング6を取り外すことができ、(これと一体
的に制御回路基板36も外れる)かく取り外すと、図2
から理解されるように、上流側流路32が外部に露呈
し、この上流側流路32に配設された開閉リンク機構3
9等を点検修理することができる。また、複数の固定用
ねじ16を外すことによって、下部ハウジング本体10
から前カバー12を取り外すことができ、かく前カバー
12を外すと、流量計の前側が開放され、外側から流量
計の前側の計量膜を点検修理することができる。また、
複数の固定用ねじ16を外すことによって、下部ハウジ
ング本体10から後カバー14を取り外すことができ、
かく後カバー14を外すと、流量計の後側が開放され、
外側から流量計の後側の計量膜を点検修理することがで
きる。
流入した水分を検出するための水分検出手段40が設け
られている。図示の水分検出手段40は金属片42から
構成され、この金属片42は、下部ハウジング4の下部
ハウジング本体10の所定部位、この形態では水分が溜
まり易い部位であって、流入側流路32の上流側部32
a(流入口22から下方に延びる部分)とその下流側部
32b(上端壁26と下端壁30との間を水平方向に延
びる部分)との接続部に設けられている。この接続部に
対応する上端壁26の部分には凹部41が形成されてお
り、この凹部41の底部に金属片42が取り付けられて
いる。この金属片42は、例えば接着剤を用いて、又は
両面テープを用いて取り替え可能に取り付けられる。
し、この形態では水分と反応して錆が発生する材料から
形成され、錆が発生し易い鉄鋼板、亜鉛メッキを施した
鉄鋼板等を好都合に用いることができ、他の錆び易い金
属を用いるようにしてもよい。
ウジング6の所定部位、この形態では下部ハウジング4
の凹部41より幾分上方の部位に、矩形状の確認窓46
が設けられている。上部ハウジング6の側壁部48には
貫通開口50が設けられ、この貫通開口50に、透明乃
至半透明の樹脂等から形成されたプレート52が装着さ
れ、貫通開口50及びプレート52によって確認窓46
が構成されている。この確認窓46は、外部から水分検
出手段40を目視できるように設けられる。
2aの下方に設けられた凹部41内に配設されているの
で、燃料用ガスとともに流入した水分は、流入側流路3
2の上流側部32aを流れる間に下方に流れ(流入側流
路32の下流側部32bの容積は大きく、燃料用ガスが
この下流側部32bに流入すると流速が急激に低下し、
このことに起因しても水分が下方に溜るようになる)、
下部ハウジング4の上壁部26の凹部41内に溜まり、
溜った水分によって金属片42に錆が発生するようにな
る。通常、燃料用ガスは乾燥した気体であり、水分を実
質上含んでいないが、例えば地下水圧が地中埋設管内の
ガス圧より高い場合、埋設管の継手の不良個所、腐食
孔、亀裂孔等から浸水し、この浸水した水が屋外用ガス
配管を通してガスメータに流れ、このようにして水分が
下部ハウジング4の上壁部26の凹部41に溜まるよう
になる。
間使用して点検修理する場合、燃料用ガスを供給するガ
ス供給系からガスメータを外し、その後、外部から上部
ハウジング6の確認窓46を通して金属片42の錆の発
生状態を調べる。流入口22を通して浸入した水分の浸
入量が多いほど金属片42に多くの錆が発生するように
なり、従って、金属片42の錆の発生状態を調べること
によって、ガスメータ内に流入した水分の浸入量を推測
することができ、この水分の推浸入量に基づいて点検修
理の作業項目を選択することによって、この流量計測装
置の点検修理を効率良く行うことができる。
グを外した状態で示す平面図であり、図5は、図4のガ
スメータに装着された水分検出手段を拡大して示す拡大
平面図である。この第2の実施形態では、水分検出手段
に変更が施されている。尚、以下の実施形態において、
第1の実施形態と実質上同一の部材には同一の番号を付
し、その説明を省略する。
段42Aは、細長い取付ベース部材62を備え、この取
付ベース部材62に3種類の金属片64,66,68が
設けられている。金属片64,66,68は、水分との
反応程度が異なる、即ち水分に対する錆の発生程度が異
なる3種類の金属から形成されており、例えば、金属片
64は水分に対して最も錆が発生し易い金属、例えば鉄
鋼板から形成され、金属片66は水分に対してその次に
錆が発生し易い金属、例えば亜鉛メッキが施された鉄鋼
板から形成され、また金属片68は水分に対して最も錆
が発生し難い金属、例えばチタン板から形成される。
ベース部材62は、第1の実施形態と同様に、下部ハウ
ジング4の上端壁26に設けられた凹部41の底部に両
面テープ等を用いて取り外し可能に取り付けられる。こ
の第2の実施形態のガスメータのその他の構成は、上記
第1の実施形態と実質上同一である。
基本的構成が第1の実施形態と実質上同一であるので、
上述したと同様の作用効果が達成される。加えて、取付
ベース部材62に3種類の金属片64,66,68が取
り付けられているので、水分の浸入量をより正確に把握
することができる。即ち、水分の浸入量が少ないときに
は、最も錆び易い金属片64のみに錆びが発生し、水分
の浸入量がある程度多くなると、金属片64及びその次
に錆び易い金属片66に錆びが発生し、更に水分の浸入
量が多くなると、最も錆び難い金属片68までも錆びが
発生するようになり、このように3種類の金属片64,
66,68の錆びの発生状態を調べることによって、水
分の浸入量をより正確に調べることができる。
部材62に3種類の金属片64,66,68を取り付け
ているが、これに限定されず、水分に対する反応程度が
相互に異なる2種類、或いは4種類以上の金属片を取付
ベース部材に取り付けるようにしてもよく、或いはこの
取付ベース部材62を省略して、複数の金属片を下部ハ
ウジング4の所定部位に直接的に取り付けるようにして
もよい。
り、図7は、図6のガスメータの一部を示す断面図であ
る。この第3の実施形態では、水分検出手段及びその取
付様式に変更が加えられている。
態においては、水分検出手段40Bは取付部材72を備
え、この取付部材72に、第2の実施形態と同様に、例
えば3種類の金属片(図示せず)が装着されている。取
付部材72は、取付部74とこの取付部72から延びる
ベース部76を有し、ベース部76に3種類の金属片が
取り付けられている。
上端壁26の凹部41に対応する部位には矩形状の貫通
開口が形成されている。そして、水分検出手段40B
は、次のようにして下部ハウジング4に着脱自在に取り
付けられる。即ち、図7から理解されるように、取付部
材72のベース部76を上記貫通開口を通して上端壁2
6の凹部41の底部に外部から挿入し、次いでその取付
部74の孔を通して固定用ねじ78を下部ハウジング4
に螺着することによって、金属片を有する取付部材72
が下部ハウジング4に取り付けられる。尚、このように
水分検出手段40Bを外部から着脱自在に取り付けるこ
とができるときには、第1の実施形態における確認窓4
6を省略することができる。
的構成が上述した第2の実施形態と実質上同一であるの
で、第2の実施形態と同様の作用効果が達成される。加
えて、外部から固定用ねじ78を外すことによって取付
部材72を下部ハウジング4から取り外すことができ、
従って、このように構成しても、メータハウジング2を
分解することなく、水分の浸入状態を容易に調べること
ができる。
してのガスメータの実施形態について説明したが、本発
明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明
の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能で
ある。
水分検出手段40(40A,40B)を下部ハウジング
4に取り付けているが、このような構成に代えて、水分
検出手段40(40A,40B)を上部ハウジング6に
取り付けるようにしてもよく、この一例として図8に示
すように取り付けるようにしてもよい。図8において、
この取付例では、水分検出手段40Cを構成する金属片
82(例えば、鉄鋼板から形成される)が流入側接続部
18の内周面に取り付けられ、流入口22付近に配設さ
れている。このように取り付けた場合、流入口22を通
して金属片82を目視することができ、確認窓等を設け
ることなく、金属片82の錆びの発生状態を調べること
ができる。
分に反応する特性変化として金属片の錆びを利用してい
るが、このような錆びの発生に代えて、特性変化として
の色の変化、また特性変化としての体積変化を利用する
ようにしてもよい。水分による色の変化とは、水分によ
って特定の色から他の特定の色に変化することであり
(例えば、透明色から特定の色に変化する場合を含
む)、また水分による体積変化とは、水分によって体積
が増加又は減少することであり、このような特性変化を
利用しても、水分の浸入状態を推測することができる。
ば、水分に反応して特性が変化する水分検出手段が設け
られているので、この水分検知手段の特性の変化を利用
して、水分の浸入の有無を容易に検知することができ、
その特性の変化状態を調べることによって、流量計測装
置にどの程度の水分が流入したかを推測することができ
る。
よれば、水分検出手段が水分に反応する金属片から構成
されているので、水分が浸入すると金属片が腐食して錆
が発生するようになり、従って、金属片の錆の発生状態
を調べることによって、水分の浸入の有無を容易に検知
することができる。
よれば、水分検出手段が水分に反応する複数種の金属片
から構成されているので、これら金属片の錆の発生状態
を調べることによって、水分の浸入の程度をより正確に
把握することができる。
よれば、水分検出手段が水分に反応して色が変化する水
分検出部材から構成されているので、水分検出手段の色
の変化状態を調べることによって、水分の浸入の有無を
検知することができる。
よれば、水分検出手段が水分に反応して体積が変化する
水分検出部材から構成されているので、水分検出手段の
体積の変化状態を調べることによって、水分の浸入の有
無を検知することができる。
よれば、水分検出手段が流入側流路又は流入口に配設さ
れているので、計量手段に流入する前において水分浸入
状態を検出することができる。
ば、水分検出手段が取り付けられた取付部材が、外部か
ら装置ハウジングに着脱自在に装着されるので、この取
付部材を外部から取り外すことによって、装置ハウジン
グを分解することなく、水分の浸入状態を調べることが
できる。
よれば、外部から確認窓を通して水分検出部材を目視す
ることができるので、装置ハウジングを分解することな
く、水分の浸入状態を調べることができる。
メータの第1の実施形態を示す斜視図である。
る。
した状態を示す平面図である。
グを外した状態で示す平面図である。
して示す平面図である。
る。
る。
図である。
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 流入口及び流出口を有する装置ハウジン
グと、前記装置ハウジング内に装備され、気体の流量を
計量する計量手段と、前記流入口から流入した気体を前
記計量手段に導くための流入側流路と、前記計量手段に
て計量された気体を前記流出口に導くための流出側流路
と、を具備する流量計測装置であって、 水分に反応して特性が変化する水分検出手段が設けら
れ、前記水分検出手段の特性変化を利用して、前記流入
口を通しての水分の流入の有無を検知することを特徴と
する流量計測装置。 - 【請求項2】 前記水分検出手段は水分に反応する金属
片から構成されていることを特徴とする請求項1記載の
流量計測装置。 - 【請求項3】 前記水分検出手段は、水分との反応程度
が異なる複数種の金属片から構成され、前記複数種の金
属片の反応程度に応じて、前記流入口を通しての水分の
流入程度を検知することを特徴とする請求項2記載の流
量計測装置。 - 【請求項4】 前記水分検出手段は、水分に反応して色
が変化する特性を有する水分検出部材から構成されてい
ることを特徴とする請求項1記載の流量計測装置。 - 【請求項5】 前記水分検出手段は、水分に反応して体
積が変化する特性を有する水分検出部材から構成されて
いることを特徴とする請求項1記載の流量計測装置。 - 【請求項6】 前記水分検出手段は前記流入側流路又は
前記流入口に配設されていることを特徴とする請求項1
〜5のいずれかに記載の流量計測装置。 - 【請求項7】 前記水分検出手段は取付部材に取り付け
られ、前記装置ハウジングの所定部位には点検孔が設け
られており、前記取付部材を外部から前記装置ハウジン
グに着脱自在に装着すると、これに取り付けられた前記
水分検出手段は前記点検孔を通して前記流入側流路又は
前記流入口内に位置付けられることを特徴とする請求項
1〜6のいずれかに記載の流量計測装置。 - 【請求項8】 前記装置ハウジングの所定部位には確認
窓が設けられ、前記水分検出手段は、外部から前記確認
窓を通して目視可能であることを特徴とする請求項1〜
6のいずれかに記載の流量計測装置。
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