JP2002364987A - スラグコンベヤ - Google Patents

スラグコンベヤ

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JP2002364987A JP2001174742A JP2001174742A JP2002364987A JP 2002364987 A JP2002364987 A JP 2002364987A JP 2001174742 A JP2001174742 A JP 2001174742A JP 2001174742 A JP2001174742 A JP 2001174742A JP 2002364987 A JP2002364987 A JP 2002364987A
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融炉に付設されるスラグコンベヤに於い
て、大きなスラグ塊が落下してもこれを自動的に系外へ
排出し、溶融炉等の運転を継続して行えるようにすると
共に、部品の強度や駆動装置の動力を抑えられるように
する。 【解決手段】 溶融炉の溶融スラグ落ち口2aの下方位
置に炉内を水封するように配置され、溶融スラグSを冷
却する冷却水Wを貯留すると共に、溶融スラグ落ち口2
aから落下排出された溶融スラグSを冷却水Wにより急
冷固化して粒状の水砕スラグSaとするケーシング3
と、ケーシング3内に配設され、水砕スラグSaをケー
シング3外へ搬送排出するスラグ搬送装置4とを備えた
水封式のスラグコンベヤ1に於いて、前記溶融スラグ落
ち口2aとスラグ搬送装置4との間に、粒状の水砕スラ
グSaを通過せしめると共に、大きなスラグ塊Sbを受
け止めてこれをケーシング3の上部に形成したスラグ塊
取出し口3aから排出し得るスラグ塊排出装置5を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に都市ごみや産
業廃棄物等の廃棄物の焼却により生じた焼却残渣や飛灰
を溶融処理する燃料式廃棄物溶融設備や電気式廃棄物溶
融設備、或いは廃棄物の乾留熱分解により生成された熱
分解残渣を溶融処理する廃棄物ガス化溶融設備に夫々用
いられる各種溶融炉(燃焼式溶融炉や電気式溶融炉)に
付設されるものであり、溶融炉の溶融スラグ落ち口から
落下排出される溶融スラグを冷却水により急冷固化して
粒状の水砕スラグとする水封式のスラグコンベヤの改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、焼却炉から排出される焼却残渣
や飛灰、乾留熱分解ドラムから排出される熱分解残渣等
を溶融処理する溶融炉(燃焼式溶融炉や電気式溶融炉)
に於いては、溶融スラグ落ち口の下方位置に炉内を水封
するようにスラグコンベヤが設置されている。このスラ
グコンベヤは、溶融炉の溶融スラグ落ち口から落下排出
される溶融スラグを冷却水により急冷固化して粒状の水
砕スラグとして取り出せるようになっている。
【0003】即ち、従来の水封式のスラグコンベヤ20
は、図3に示す如く、溶融炉21の溶融スラグ落ち口2
1aの下方位置に配置され、所要量の冷却水Wを貯留し
て炉内を水封するケーシング22と、ケーシング22内
に配設され、一対の無端状のチェーン23a間にその走
行方向に所定間隔毎にスクレーパ23bを多数配設して
成るスクレーパコンベヤ構造のスラグ搬送装置23とか
ら構成されており、溶融スラグ落ち21a口から落下排
出された溶融スラグSを、冷却水Wを満たしたケーシン
グ22内に落下させて冷却水Wにより急冷固化して粒状
の水砕スラグSaとし、ケーシング22の底壁に沈降し
た水砕スラグSaを、底壁を摺動するスラグ搬送装置2
3のスクレーパ23bにより掻き取って水面上へ搬送
し、ケーシング22の端部に形成した水面よりも高い位
置の水砕スラグ排出口22aから外部へ排出するように
なっている。
【0004】このように、溶融スラグSを粒状の水砕ス
ラグSaとすると、焼却残渣や飛灰等に比較して容積を
大幅に減少することができ、埋立て処理に有利になると
共に、物理的・化学的に安定して重金属等の有害物質の
溶出もなくなり、無公害化を達成することができる。
又、水砕スラグSaは、高い硬度を有し、コンクリート
フィラー材、路盤材、盛土材、ブロック等への有効利用
が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、溶融炉21
の溶融スラグ落ち口21aから一定量の溶融スラグSが
連続して安定した状態でスラグコンベヤ20内へ落下排
出されている場合には、溶融スラグSは通常直径が数m
mの細かな粒状を呈し且つ成分の安定した水砕スラグS
aとなる。しかし、溶融炉20から出湯される溶融スラ
グSの量は、溶融炉21への焼却残渣や飛灰等の供給量
や組成の変動により常に変化し、多量になったり、激減
したり、或いは間欠的になったりすることがある。特
に、溶融炉21からの溶融スラグSの出湯量が減少した
り、不均一になったりした場合、溶融スラグSは、スラ
グコンベヤ20内の水面に達するまでに冷却されて流れ
が悪くなり、溶融スラグ落ち口21a付近でツララ状に
成長して大きな塊状となる。この大きなスラグ塊は、自
重でスラグコンベヤ内に落下したり、溶融スラグ落ち口
21aに設けたスラグカッター(図示省略)等により強
制的にスラグコンベヤ20内へ落とされている。
【0006】上述したように、大きなスラグ塊がスラグ
コンベヤ20内へ落下すると、スラグコンベヤ20によ
る水砕スラグSaの搬送排出を妨げると共に、スラグコ
ンベヤ20の過負荷による緊急停止やスラグコンベヤ2
0の部品(スクレーパ23b等)の破損を生じる原因と
なり、溶融炉21及びスラグコンベヤ20の運転を継続
して行えないことになる。然も、スラグコンベヤ20内
のスラグ塊を排出するためにスラグコンベヤ20内の冷
却水Wを全て排出し、スラグ塊を人力で取り出さなけれ
ばならず、溶融炉21及びスラグコンベヤ20の再運転
まで長時間を要することになる。更に、大きなスラグ塊
がスラグコンベヤ20内へ落下すると、均質で均等サイ
ズの水砕スラグSaと大きなスラグ塊とが雑多に混在し
た状態でスラグコンベヤ20から排出されることにな
る。その結果、スラグコンベヤ20から排出される水砕
スラグSaの粒度が不均一になり、水砕スラグSaの有
効利用を妨げることになる。
【0007】そこで、従来のスラグコンベヤ20に於い
ては、こうした大きなスラグ塊の対処として、スクレー
パ23b等の強度を堅牢にしてスラグコンベヤ20自体
の強度を上げたり、スラグコンベヤ20の駆動装置(図
示省略)の動力を上げたりする等の対策を行っている。
又、水砕スラグSaの再利用に際しては、破砕機や篩い
を設けてスラグ塊の破砕や篩い分けを行っている。然し
乍ら、これらの場合には、コストの大幅な高騰を招くと
共に、作業工程が増える等の別の問題が発生することに
なる。
【0008】本発明は、このような問題点に鑑みて為さ
れたものであり、その目的は大きなスラグ塊が落下して
も溶融炉等の運転を継続して行えると共に、水封状態を
維持しながら大きなスラグ塊を自動的に系外へ排出する
ことができ、然も、部品の強度や駆動装置の動力を必要
以上に上げたりすることのないスラグコンベヤを提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の請求項1の発明は、溶融炉の溶融スラグ落
ち口の下方位置に炉内を水封するように配置され、溶融
スラグを冷却する冷却水を貯留すると共に、溶融スラグ
落ち口から落下排出された溶融スラグを冷却水により急
冷固化して粒状の水砕スラグとするケーシングと、ケー
シング内に配設され、水砕スラグをケーシング外へ搬送
排出するスラグ搬送装置とを備えた水封式のスラグコン
ベヤに於いて、前記溶融スラグ落ち口とスラグ搬送装置
との間に、粒状の水砕スラグを通過せしめると共に、大
きなスラグ塊を受け止めてこれをケーシングの上部に形
成したスラグ塊取出し口から排出し得るスラグ塊排出装
置を設けたことに特徴がある。
【0010】本発明の請求項2の発明は、スラグ塊排出
装置が、溶融スラグ落ち口とスラグ搬送装置との間に水
没状態で且つ上下方向へ揺動自在に配設され、粒状の水
砕スラグを通過せしめて大きなスラグ塊を受け止める可
動スクリーンと、可動スクリーンの先端部に上下方向へ
揺動自在に設けられ、傾斜姿勢の可動スクリーン上を高
所側から低所側へ移動して来たスラグ塊を受け取る吊上
げスクリーンと、可動スクリーン及び吊上げスクリーン
を上げ下げするスクリーン吊上げ装置とを備えており、
前記可動スクリーンは、受け止めたスラグ塊を吊上げス
クリーン上へ移動させる傾斜位置と吊上げスクリーンを
スラグ塊取出し口に臨ませる水平位置との間に亘って上
下方向へ揺動自在に構成され、又、前記吊上げスクリー
ンは、傾斜位置にある可動スクリーンに重合して可動ス
クリーンからスラグ塊を受け取る受取り位置と可動スク
リーンが水平位置に持ち上げられたときにスラグ塊取出
し口に臨んでスラグ塊をスラグ塊取出し口から排出する
排出位置とに亘って上下方向へ揺動自在に構成されてい
ることに特徴がある。
【0011】本発明の請求項3の発明は、ケーシングの
側壁に可動スクリーンの先端の軌跡に沿う湾曲部を形成
すると共に、湾曲部の上端部にスラグ塊を排出するスラ
グ塊取出し口を形成し、可動スクリーン及び吊上げスク
リーンの持ち上げ時にケーシングの湾曲部と吊上げスク
リーンとの間でスラグ塊を挾みながら持ち上げて粉砕
し、吊上げスクリーン上に残ったスラグ塊をスラグ塊取
出し口から排出するようにしたことに特徴がある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1及び図2は本発明の実
施の形態に係るスラグコンベヤ1を示し、当該スラグコ
ンベヤ1は、都市ごみや産業廃棄物等の廃棄物の焼却処
理により生じた焼却残渣や飛灰を溶融処理する燃料式廃
棄物溶融設備や電気式廃棄物溶融設備、或いは廃棄物の
乾留熱分解により生成された熱分解残渣を溶融処理する
廃棄物ガス化溶融設備に夫々用いられる溶融炉に付設さ
れており、溶融炉の溶融スラグ落ち口2aから落下排出
された溶融スラグSを粒状の水砕スラグSaにして系外
へ排出すると共に、溶融炉及びスラグコンベヤ1の運転
を継続しながら大きなスラグ塊Sbを粒状の水砕スラグ
Saと分離した状態で系外へ排出することができるよう
になっている。
【0013】尚、溶融炉は、焼却炉から排出された焼却
残渣や飛灰、或いは熱分解ドラムから排出された熱分解
残渣等を溶融点以上に加熱して溶融スラグSとし、この
溶融スラグSを溶融スラグ落ち口2aから落下排出する
ようにしたものである。この溶融炉には、油やガス等の
燃料の燃焼エネルギーによって焼却残渣等を溶融する表
面溶融炉、旋回溶融炉及びコークスベッド炉等の燃焼式
溶融炉や、電気エネルギーによって焼却残渣等を溶融す
るアーク溶融炉、プラズマ溶融炉及び電気抵抗炉等の電
気式溶融炉が夫々使用されている。
【0014】前記スラグコンベヤ1は、溶融炉の溶融ス
ラグ落ち口2aから落下排出された溶融スラグSを冷却
水Wにより急冷固化して粒状の水砕スラグSaとして系
外へ排出すると共に、溶融スラグ落ち口2aにツララ状
に成長して大きな塊状の状態で冷却水W内へ落下したス
ラグ塊Sbを前記粒状の水砕スラグSaと分離した状態
で系外へ自動的に排出するものであり、溶融炉の溶融ス
ラグ落ち口2aの下方位置に炉内を水封するように配置
され、溶融スラグ落ち口2aから落下排出された溶融ス
ラグSを冷却水Wにより急冷固化して粒状の水砕スラグ
Saとするケーシング3と、ケーシング3内に配設さ
れ、粒状の水砕スラグSaをケーシング3外へ搬送排出
するスラグ搬送装置4と、溶融スラグ落ち口2aとスラ
グ搬送装置4との間に配設され、粒状の水砕スラグSa
を通過せしめると共に、大きなスラグ塊Sbを受け止め
てこれをケーシング3に形成したスラグ塊取出し口3a
から排出するスラグ塊排出装置5とから構成されてい
る。
【0015】即ち、前記ケーシング3は、鋼板材等によ
り細長いボックス状に形成されており、内部には溶融炉
の溶融スラグ落ち口2aから落下排出された溶融スラグ
Sを急冷固化するための冷却水Wが略一定の水位を保つ
ように貯留されている。この冷却水Wの貯水量は、溶融
スラグ落ち口2aを形成するダクト2bの下端部が水没
して炉内を水封できるように設定されている。又、ケー
シング3の溶融スラグ落ち口2a付近に位置する片方の
側壁部は、溶融スラグ落ち口2aの真下側へ傾斜されて
おり、粒状の水砕スラグSaがケーシング3の凹状の底
部3dへ円滑且つスムースに落ち込むように傾斜部3b
となっている。更に、ケーシング3の傾斜部3bに対向
する他方の側壁部は、外方へ円弧状に膨らんでおり、後
述するスラグ塊排出装置5の可動スクリーン6の先端の
軌跡に沿う湾曲部3cとなっている。この湾曲部3cの
上端部(湾曲部3cの上端と溶融炉2のダクト2bとの
間)には、大きなスラグ塊Sbをケーシング3外へ排出
するためのスラグ塊取出し口3aが上方へ開放された状
態で形成されている。尚、図示していないが、ケーシン
グ3の一端部側は、ケーシング3の底部3dへ沈降した
水砕スラグSaを後述するスラグ搬送装置4により水面
上へ搬送排出できるように上方へ傾斜しており、その端
部には粒状の水砕スラグSaを排出するための水砕スラ
グ排出口が形成されている。
【0016】前記スラグ搬送装置4は、ケーシング3の
凹状の底部3dに沈降した粒状の水砕スラグSaをケー
シング3の一端部に形成した水砕スラグ排出口(図示省
略)側へ搬送するものであり、この実施の形態に於いて
は、スラグ搬送装置4は従来公知のスクレーパコンベヤ
構造に構成されている。即ち、スラグ搬送装置4は、ケ
ーシング3内の両端部位置に夫々回転自在に配設された
駆動スプロケット及び従動スプロケット(何れも図示省
略)と、駆動スプロケットと従動スプロケットとの間に
巻き回された対向する一対の無端状のチェーン4aと、
チェーン4aに一定間隔毎に取り付けられ、ケーシング
3の凹状の底部3dを摺動する複数のスクレーパ4b
と、駆動スプロケットを回転駆動するモータ及び減速機
から成る駆動部(何れも図示省略)とから構成されてお
り、ケーシング3の凹状の底部3dに沈降した粒状の水
砕スラグSaをスクレーパ4bにより掻き取って水面上
へ搬送し、当該水砕スラグSaをケーシング3の一端部
に形成した水砕スラグ排出口からケーシング3外へ排出
するようになっている。
【0017】前記スラグ塊排出装置5は、図1及び図2
に示す如く、溶融スラグ落ち口2aとスラグ搬送装置4
との間に水没状態で且つ上下方向へ揺動自在に配設さ
れ、粒状の水砕スラグSaを通過せしめて大きなスラグ
塊Sbを受け止めるバースクリーン構造の可動スクリー
ン6と、可動スクリーン6の先端部に上下方向へ揺動自
在に設けられ、傾斜姿勢の可動スクリーン6上を高所側
から低所側へ移動して来た大きなスラグ塊Sbを受け取
るバースクリーン構造の吊上げスクリーン7と、一端部
が吊上げスクリーン7の先端部に回動自在に連結される
と共に、他端部が可動スクリーン6の下面に摺動自在に
係止されたスクリーンレバー8と、可動スクリーン6及
び吊上げスクリーン7を上げ下げするスクリーン吊上げ
装置9とを備えており、スクリーン吊上げ装置9及びス
クリーンレバー8により可動スクリーン6及び吊上げス
クリーン7を同時に持ち上げ、可動スクリーン6上から
吊上げスクリーン7上へ移動したスラグ塊Sbをケーシ
ング3に形成したスラグ塊取出し口3aからケーシング
3外へ排出するように構成されている。
【0018】具体的には、可動スクリーン6は、複数本
の金属材製のバー6aをケーシング3の長手方向(図2
の左右方向)に一定の間隔を空けて並設し、各バー6a
間に多数のスリットを形成することにより構成されてお
り、溶融スラグ落ち口2aの下方位置にケーシング3内
に水没した状態で配設されている。この可動スクリーン
6の各スリットの幅は、粒状の水砕スラグSaを通過せ
しめると共に、大きなスラグ塊Sbを受け止められるよ
うに設定されている。又、可動スクリーン6は、その基
端部側がケーシング3の傾斜部3bの上部に固定した支
持ブラケット10に支持軸11を介して上下方向へ揺動
自在に支持されており、受け止めたスラグ塊Sbを可動
スクリーン6の先端に設けた吊上げスクリーン7上へ移
動させる傾斜位置(図1の実線位置)と、吊上げスクリ
ーン7をスラグ塊取出し口3aに臨ませる水平位置(図
1の一点鎖線位置)との間に亘って上下方向へ揺動自在
となっている。この可動スクリーン6は、上下方向へ揺
動する際にその先端部がケーシング3の湾曲部3cに近
接した状態で上下動するようになっている。尚、可動ス
クリーン6を構成する複数本のバー6aのうち、両端の
バー6aは略L字状に形成され、その他のバー6aは両
端のバー6aよりも若干短い直線状に形成されている。
又、直線状の各バー6aの先端部には、後述する吊上げ
スクリーン7とスクリーンレバー8を連結する連結軸1
3が入り込む切欠(図示省略)が形成されている。
【0019】前記吊上げスクリーン7は、可動スクリー
ン6と同様に複数本の金属材製のバー7aをケーシング
3の長手方向(図2の左右方向)に一定の間隔を空けて
並設し、各バー7a間に多数のスリットを形成すること
により構成されており、吊上げスクリーン7を構成する
各バー7aが可動スクリーン6の各バー6a間に介設さ
れた状態となっている。この吊上げスクリーン7の各ス
リットの幅は、可動スクリーン6と同様に粒状の水砕ス
ラグSaを通過せしめると共に、大きなスラグ塊Sbが
通過しないように設定されている。従って、吊上げスク
リーン7は、傾斜姿勢の可動スクリーン6上を高所側か
ら低所側へ移動して来た大きなスラグ塊Sbを受け取る
ことができる。又、吊上げスクリーン7は、その基端部
側が可動スクリーン6の先端に連結軸12を介して上下
方向へ揺動自在に連結されており、可動スクリーン6が
傾斜位置にあるときに可動スクリーン6の先端部に重合
して可動スクリーン6から大きなスラグ塊Sbを受け取
る受取り位置(図2の実線位置)と、可動スクリーン6
が水平位置へ持ち上げられたときにスラグ塊取出し口3
aに臨んでスラグ塊Sbをスラグ塊取出し口3aから排
出する排出位置(図2の一点鎖線位置)との間に亘って
上下方向へ揺動自在となっている。尚、吊上げスクリー
ン7は、受取り位置にあるときにその先端部に設けた連
結軸13(後述する吊上げスクリーン7とスクリーンレ
バー8を連結するためのもの)が可動スクリーン6のバ
ー6aに形成した切欠(図示省略)内に入り込み、傾斜
位置にある可動スクリーン6と干渉しないようになって
いる。
【0020】前記スクリーンレバー8は、可動スクリー
ン6及び吊上げスクリーン7を同時に上げ下げする作用
をするものであり、可動スクリーン6と同様に複数本の
金属材製のバー8aをケーシング3の長手方向(図2の
左右方向)に一定の間隔を空けて並設し、各バー8a間
に多数のスリットを形成することにより構成されてい
る。このスクリーンレバー8の各バー8aは、吊上げス
クリーン7の各バー7aと同様に可動スクリーン6の各
バー6a間に介設された状態となっている。又、スクリ
ーンレバー8の各スリットの幅は、可動スクリーン6に
受け止められた大きなスラグ塊Sbが通過しないように
設定されている。従って、スクリーンレバー8は、可動
スクリーン6及び吊上げスクリーン7が持ち上げられて
可動スクリーン6と吊上げスクリーン7との間に大きな
間隙が形成されても、可動スクリーン6上の大きなスラ
グ塊Sbが可動スクリーン6の先端部と吊上げスクリー
ン7との間に入り込むのを阻止することができる。そし
て、スクリーンレバー8は、その一端部が吊上げスクリ
ーン7の先端部に連結軸13を介して揺動自在に連結さ
れていると共に、その他端部が可動スクリーン6の両端
に位置するバー6aの下面に摺動自在に係止されてお
り、後述するスクリーン吊上げ装置9で吊上げスクリー
ン7とスクリーンレバー8の連結部分(連結軸13部
分)を上げ下げすることによって可動スクリーン6及び
吊上げスクリーン7を同時に上げ下げすることができる
ようになっている。このとき、スクリーンレバー8の他
端部が可動スクリーン6の下面に摺動自在に係止されて
いるため、吊上げスクリーン7はケーシング3の湾曲部
3c及び可動スクリーン6に対してその傾斜角度が徐々
に変わるようになっている。尚、スクリーンレバー8の
他端部には、可動スクリーン6に対するスクリーンレバ
ー8の他端部側の移動を円滑且つ良好に行えるようにガ
イドローラ14が設けられている。このガイドローラ1
4は、スクリーンレバー8の他端部に設けた支持軸15
に回転自在に取り付けられており、可動スクリーン6及
び吊上げスクリーン7を上げ下げするときに可動スクリ
ーン6の両端に位置するバー6aの下面に当接してバー
6aに沿って転動すると共に、ケーシング3内に水平姿
勢で設けたガイドレール16上を転動するようになって
いる。
【0021】前記スクリーン吊上げ装置9は、ケーシン
グ3に形成したスラグ塊取出し口3aの上方位置に配設
されており、可動スクリーン6及び吊上げスクリーン7
を上げ下げし、可動スクリーン6を傾斜位置と水平位置
との間に亘って上げ下げすると共に、吊上げスクリーン
7を受取り位置と排出位置との間に亘って上げ下げする
ものである。この実施の形態に於いては、スクリーン吊
上げ装置9には従来公知の電動式のウインチが使用され
ている。即ち、スクリーン吊上げ装置9は、図1及び図
2に示す如く、支持フレーム9aに回転自在に支持され
たドラム9bと、ドラム9bを回転駆動するモータ及び
減速機等から成る駆動部9cと、ドラム9bに巻き回さ
れ、先端が吊上げスクリーン7とスクリーンレバー8の
連結部分(連結軸13部分)に連結されたワイヤロープ
9dとから構成されており、ドラム9bを回転させてド
ラム9bにワイヤロープ9dを巻き取ることにより可動
スクリーン6及び吊上げスクリーン7を持ち上げること
ができ、又、ドラム9bを前記と反対方向へ回転させて
ドラム9bからワイヤロープ9dを繰り出すことにより
可動スクリーン6及び吊上げスクリーン7を下げること
ができるようになっている。
【0022】而して、このスクリーン吊上げ装置9によ
れば、ドラム9bを回転させてこれにワイヤロープ9d
を巻き取ってスクリーンレバー8と吊上げスクリーン7
の連結部分(連結軸13部分)を持ち上げると、スクリ
ーンレバー8の一端部が吊上げスクリーン7の先端部に
連結され、且つスクリーンレバー8の他端部が可動スク
リーン6の下面に摺動自在に係止されていることとも相
俟って、傾斜位置にある可動スクリーン6及び受取り位
置にある吊上げスクリーン7は夫々同時に上方ヘ揺動す
ることになる。即ち、可動スクリーン6及び吊上げスク
リーン7は、スクリーンレバー8を介して夫々水平位置
及び排出位置へ向かって同時に持ち上げられることにな
る。一方、ドラム9bを前記と逆方向へ回転させてドラ
ム9bからワイヤロープ9dを繰り出すと、水平位置に
ある可動スクリーン6及び排出位置にある吊上げスクリ
ーン7は自重により夫々同時に下方へ揺動することにな
る。即ち、可動スクリーン6及び吊上げスクリーン7
は、夫々傾斜位置及び受取り位置へ向かって同時に下が
ることになる。このとき、スクリーンレバー8の他端部
は、可動スクリーン6の下面を摺動しながら移動し、途
中でガイドレール16に当接してガイドレール16上を
転動するようになっている。
【0023】尚、図1に於いて、17は可動スクリーン
6のバー6aに挿通された補強用の棒材、18はケーシ
ング3の湾曲部3cに設けられ、可動スクリーン6を傾
斜位置に保持する可動スクリーン用ストッパー、19は
可動スクリーン6の先端部下面に設けられ、スクリーン
レバー8の他端部の移動を規制するスクリーンレバー用
ストッパーである。
【0024】次に、以上のように構成されたスラグコン
ベヤ1を用いて溶融スラグSを処理する場合について説
明する。溶融炉の溶融スラグ落ち口2aから落下排出さ
れた溶融スラグSは、ケーシング3内に落下し、ケーシ
ング3内に貯留された冷却水Wにより急冷固化されて粒
状の水砕スラグSaとなる。この水砕スラグSaは、そ
の殆どが通常水よりも比重が重く且つ直径も数mm以下
であるため、水中を落下して可動スクリーン6上へ至
り、可動スクリーン6の各スリットを通過してケーシン
グ3の凹状の底部3dへ沈降する。
【0025】ケーシング3の底部3dへ沈降した水砕ス
ラグSaは、底部3dを摺動するスラグ搬送装置4のス
クレーパ4bに掻き取られて水面上へ搬送され、ケーシ
ング3の一端部に形成した水砕スラグ排出口(図示省
略)からケーシング3外へ排出される。
【0026】ところで、溶融炉に於いては、溶融スラグ
落ち口2aから落下排出される溶融スラグSの量が減少
したときや炉内の温度が低下したときに、溶融スラグS
が溶融スラグ落ち口2a付近でツララ状に成長して大き
な塊状となることがある。この大きなスラグ塊Sbは、
自重でスラグコンベヤ1内に落下したり、溶融スラグ落
ち口2aに設けたスラグカッター(図示省略)等により
強制的にスラグコンベヤ1内へ落とされている。
【0027】スラグコンベヤ1内に落下した大きなスラ
グ塊Sbは、傾斜位置にある可動スクリーン6に受け取
られ、自重により可動スクリーン6上を高所側から低所
側へ移動し、受取り位置にある吊上げスクリーン7に受
け取られる。このとき、可動スクリーン6がバースクリ
ーン構造となっているため、可動スクリーン6上のスラ
グ塊Sbは円滑且つスムースに高所側から低所側へ移動
する。然も、受取り位置にある吊上げスクリーン7が傾
斜位置にある可動スクリーン6の先端部に重合している
ため、可動スクリーン6上のスラグ塊Sbは円滑且つス
ムースに吊上げスクリーン7上へ移動する。従って、可
動スクリーン6上のスラグ塊Sbは、吊上げスクリーン
7上に確実且つ良好に受け取られることになる。このよ
うに、大きなスラグ塊Sbは、可動スクリーン6に受け
止められて吊上げスクリーン7上へ移動するため、ケー
シング3の底部3dやスラグ搬送装置4側へ落下するこ
とがない。その結果、スラグ搬送装置4によりケーシン
グ3外へ排出される粒状の水砕スラグSaに大きなスラ
グ塊Sbが混入すると云うことがなく、スラグコンベヤ
1からは均質で均等サイズの水砕スラグSaが排出され
ることになる。
【0028】そして、可動スクリーン6に受け止められ
て吊上げスクリーン7上に移動した大きなスラグ塊Sb
は、スクリーン吊上げ装置9の駆動によりケーシング3
に形成したスラグ塊取出し口3aからケーシング3外へ
排出される。即ち、スクリーン吊上げ装置9が駆動する
と、スクリーンレバー8により傾斜位置ある可動スクリ
ーン6及び受取り位置にある吊上げスクリーン7が夫々
水平位置及び排出位置へ同時に持ち上げられる。このと
き、吊上げスクリーン7とスクリーンレバー8の連結部
分(連結軸13部分)が持ち上げられているため、吊上
げスクリーン7のケーシング3の湾曲部3cに対する傾
斜角度が徐々に変わることになる。その結果、吊上げス
クリーン7上のスラグ塊Sbは、ケーシング3の湾曲部
3cと吊上げスクリーン7との間に挾まれながら持ち上
げられて粉砕されることになる。粉砕されて小径となっ
た水砕スラグSaは、吊上げスクリーン7や可動スクリ
ーン6の各スリットを通過してケーシング3の底部3d
へ沈降し、スラグ搬送装置4により水砕スラグ排出口か
らケーシング3外へ排出される。又、粉砕されても吊上
げスクリーン7のスリットを通過しない大きさのスラグ
塊Sbは、吊上げスクリーン7の上に残って引き続き持
ち上げられることになる。
【0029】可動スクリーン6及び吊上げスクリーン7
が夫々水平位置及び排出位置まで持ち上げられると、吊
上げスクリーン7がケーシング3に形成したスラグ塊取
出し口3aに臨み、水面から上方へ突出した傾斜状態と
なる。その結果、吊上げスクリーン7上に残っている大
きなスラグ塊Sbは、スラグ塊取出し口3aからケーシ
ング3の側方へ排出されることになる。尚、可動スクリ
ーン6及び吊上げスクリーン7をスクリーン吊上げ装置
9により持ち上げてスラグ塊Sbをケーシング3外へ排
出している際に、大きなスラグ塊Sbが引き続き落下し
て来ても、このスラグ塊Sbは可動スクリーン6に受け
止められ、ケーシング3の底部3dへ沈降することがな
い。可動スクリーン6上に受け止められたスラグ塊Sb
は、可動スクリーン6が傾斜位置に復帰するときに可動
スクリーン6の高所側から低所側へ移動し、吊上げスク
リーン7上へ移動することになる。
【0030】吊上げスクリーン7上の大きなスラグ塊S
bがケーシング3外へ排出されたら、可動スクリーン6
及び吊上げスクリーン7は水平位置及び排出位置から夫
々傾斜位置及び受取り位置へ下がり、引き続き落下して
くる大きなスラグ塊Sbを受け止める。可動スクリーン
6が大きなスラグ塊Sbを受け取ったら、スクリーン吊
上げ装置9が再度駆動され、可動スクリーン6から吊上
げスクリーン7上に移動した大きなスラグ塊Sbをケー
シング3に形成したスラグ塊取出し口3aからケーシン
グ3外へ排出する。
【0031】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のスラグコンベヤは、溶融炉の溶融スラグ落ち口とス
ラグ搬送装置との間に、粒状の水砕スラグを通過せしめ
ると共に、大きなスラグ塊を受け止めてこれをケーシン
グ外へ排出するスラグ塊排出装置を設ける構成としてい
るため、大きなスラグ塊がケーシング内に落下してもこ
れをスラグ塊排出装置により系外へ排出することができ
る。その結果、本発明のスラグコンベヤは、従来のスラ
グコンベヤのように溶融炉やスラグコンベヤの運転を止
めてスラグ塊を排出する必要もなく、溶融炉及びスラグ
コンベヤの運転を継続しながら、スラグ塊を排出するこ
とができ、溶融スラグから粒状の水砕スラグを効率良く
形成することができる。又、本発明のスラグコンベヤ
は、スラグ塊排出装置により大きなスラグ塊を自動的に
系外へ排出することができるため、人力によるスラグ塊
の排出が不要である。その結果、労働力の削減を図れる
うえ、作業員が直接スラグ塊の除去作業に携わる必要が
なく、安全性に於いても優れている。更に、本発明のス
ラグコンベヤは、粒状の水砕スラグと大きなスラグ塊を
夫々スラグ搬送装置及びスラグ塊排出装置により分離し
た状態で系外へ排出するため、スラグ塊の混入していな
い均一で均質な粒状の水砕スラグを得ることができ、水
砕スラグの再利用を行い易くなる。そのうえ、本発明の
スラグコンベヤは、大きなスラグ塊をスラグ塊排出装置
により系外へ排出するため、スラグコンベヤの各部品を
堅牢にしてスラグコンベヤの強度を上げたり、スラグコ
ンベヤの駆動動力を大きくしたりする必要もない。その
結果、スラグコンベヤの設計強度を抑えられてコストダ
ウンを図れる。加えて、本発明のスラグコンベヤは、ス
ラグ塊排出装置の吊上げスクリーンとケーシングの湾曲
部とでスラグ塊を挾みながら持ち上げてケーシングに形
成したスラグ塊取出し口から排出するようにしているた
め、スラグ塊の排出時にスラグ塊を粉砕することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るスラグコンベヤの概
略縦断面図である。
【図2】スラグコンベヤに設けたスラグ塊排出装置の概
略正面図である。
【図3】従来のスラグコンベヤの概略縦断面図である。
【符号の説明】
1はスラグコンベヤ、2aは溶融炉の溶融スラグ落ち
口、3はケーシング、3aはスラグ塊取出し口、3cは
ケーシングの湾曲部、4はスラグ搬送装置、5はスラグ
塊排出装置、6は可動スクリーン、7は吊上げスクリー
ン、9はスクリーン吊上げ装置、Sは溶融スラグ、Sa
は水砕スラグ、Sbはスラグ塊、Wは冷却水。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K061 NB13 NB15 NB17 PA02 PA16 4K012 AB01 4K063 AA04 BA13 CA05 CA06 HA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融炉の溶融スラグ落ち口の下方位置に
    炉内を水封するように配置され、溶融スラグを冷却する
    冷却水を貯留すると共に、溶融スラグ落ち口から落下排
    出された溶融スラグを冷却水により急冷固化して粒状の
    水砕スラグとするケーシングと、ケーシング内に配設さ
    れ、水砕スラグをケーシング外へ搬送排出するスラグ搬
    送装置とを備えた水封式のスラグコンベヤに於いて、前
    記溶融スラグ落ち口とスラグ搬送装置との間に、粒状の
    水砕スラグを通過せしめると共に、大きなスラグ塊を受
    け止めてこれをケーシングの上部に形成したスラグ塊取
    出し口から排出し得るスラグ塊排出装置を設けたことを
    特徴とするスラグコンベヤ。
  2. 【請求項2】 スラグ塊排出装置は、溶融スラグ落ち口
    とスラグ搬送装置との間に水没状態で且つ上下方向へ揺
    動自在に配設され、粒状の水砕スラグを通過せしめて大
    きなスラグ塊を受け止める可動スクリーンと、可動スク
    リーンの先端部に上下方向へ揺動自在に設けられ、傾斜
    姿勢の可動スクリーン上を高所側から低所側へ移動して
    来たスラグ塊を受け取る吊上げスクリーンと、可動スク
    リーン及び吊上げスクリーンを上げ下げするスクリーン
    吊上げ装置とを備えており、前記可動スクリーンは、受
    け止めたスラグ塊を吊上げスクリーン上へ移動させる傾
    斜位置と吊上げスクリーンをスラグ塊取出し口に臨ませ
    る水平位置との間に亘って上下方向へ揺動自在に構成さ
    れ、又、前記吊上げスクリーンは、傾斜位置にある可動
    スクリーンに重合して可動スクリーンからスラグ塊を受
    け取る受取り位置と可動スクリーンが水平位置に持ち上
    げられたときにスラグ塊取出し口に臨んでスラグ塊をス
    ラグ塊取出し口から排出する排出位置とに亘って上下方
    向へ揺動自在に構成されていることを特徴とする請求項
    1に記載のスラグコンベヤ。
  3. 【請求項3】 ケーシングの側壁に可動スクリーンの先
    端の軌跡に沿う湾曲部を形成すると共に、湾曲部の上端
    部にスラグ塊を排出するスラグ塊取出し口を形成し、可
    動スクリーン及び吊上げスクリーンの持ち上げ時にケー
    シングの湾曲部と吊上げスクリーンとの間でスラグ塊を
    挾みながら持ち上げて粉砕し、吊上げスクリーン上に残
    ったスラグ塊をスラグ塊取出し口から排出するようにし
    たことを特徴とする請求項2に記載のスラグコンベヤ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006078150A (ja) * 2004-09-06 2006-03-23 Tanabe:Kk 水砕スラグの搬送装置
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CN110542107A (zh) * 2019-09-02 2019-12-06 苏州巨鼎环保科技有限公司 一种急冷泵站出灰装置

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