JP2002364169A - 橋梁工事等の吊り足場 - Google Patents

橋梁工事等の吊り足場

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JP2002364169A
JP2002364169A JP2001174667A JP2001174667A JP2002364169A JP 2002364169 A JP2002364169 A JP 2002364169A JP 2001174667 A JP2001174667 A JP 2001174667A JP 2001174667 A JP2001174667 A JP 2001174667A JP 2002364169 A JP2002364169 A JP 2002364169A
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Kazuhiro Miura
一浩 三浦
Mitsumichi Yano
光通 矢野
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Yokogawa Construction Co Ltd
Sugiko Co Ltd
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Yokogawa Construction Co Ltd
Sugiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 橋桁接合部等に配置される吊り足場に関し、
足場板の取外し及び再架設に要する作業を簡素化し、垂
直方向の通路、作業空間、検査空間等を任意の時期に比
較的容易に形成可能にする。 【解決手段】 吊り足場(1) は、一対の吊下げ枠(10)
と、吊下げ枠の横桟(12)に支持される足場板(20)とから
構成される。足場板は、桁方向の分割線(C) に沿って屈
曲板(23)及び支承板(24)に分割され、屈曲板及び支承板
は、屈曲板及び支承板を枢動可能に連結する枢動手段(2
5)によって相互連結される。屈曲板は、支承板に対して
屈曲し、支承板に重なる。支承板は、可動連結機構(30)
を介して、横桟に連結され、連結機構は、分割線と平行
な軸線(J) を中心に支承板を枢動可能に支持する支承手
段(31:32) を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吊り足場に関する
ものであり、より詳細には、橋梁、高架道路又は高架鉄
道路線等の橋桁接合部に垂直に架設される橋梁工事等の
吊り足場に関するものである。
【0002】
【従来の技術】橋梁、高架道路又は高架鉄道路線の塗装
工事、改修工事、配線・配管工事等においては、工事用
吊り足場が橋桁側面又は床版下面に架設される。この種
の吊り足場において、殊に橋桁接合部のセッティング、
溶接、塗装、X線検査等を行う際に使用される橋桁接合
部の吊り足場が知られている。この形式の吊り足場は、
上下方向に延びる橋桁接合面に沿って橋桁側面に配置さ
れるので、一般に、ジョイント足場と通称されている。
【0003】ジョイント足場は、通常は、橋桁接合面に
沿って橋桁両側の桁面に対をなして配置される。各橋桁
面のジョイント足場は、左右一対の吊下げ枠と、複数の
鋼製足場板とから構成される。吊下げ枠は、橋桁接合面
を挟んで、接合線に対して左右対称に配置され、足場板
は、左右の吊下げ枠に支持される。吊下げ枠は、等間隔
に配置された多数の横桟を備え、足場板は、足場板両端
部の係止具又は把持具によって横桟に係止され、左右の
吊下げ枠に懸架される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような吊り足場を
使用した橋梁工事等では、工事の進捗状況に応じて、足
場板を一時的に取り外し、比較的大きな垂直通路又は開
放空間を過渡的に形成する必要が生じる。例えば、鋼構
造橋桁の接合部においては、橋桁接合面の溶接、X線検
査等を所定の作業手順に従って適宜行う必要があり、こ
の際、溶接機及びX線検査器具等は、橋桁接合面に沿っ
て垂直移動される。同時に、溶接作業又はX線検査にお
いては、橋桁面の近傍に比較的大きな作業空間又は検査
空間を確保する必要が生じる。このような機器・器具類
の上下搬送通路、作業空間、検査空間、更には、作業者
の垂直移動通路を形成すべく、足場板は、その都度、吊
下げ枠から取り外され、各作業の完了後に初期の位置に
再び固定される。
【0005】しかしながら、この種の吊り足場は、高所
の橋桁側面に配置されることから、風荷重による吹上げ
力が比較的強く足場板に作用するので、足場板を結束線
等で吊下げ枠に堅固に係留したり、比較的頑丈な係止具
で足場板を吊下げ枠に固定する必要があり、足場板の取
外し及び固定に伴う作業は、かなり面倒且つ煩雑な手間
を要する。このため、不十分な再固定により、不安定な
状態の足場板が再架設される結果を招いたり、頻繁な足
場板の取外し及び再固定を要するために、足場板の再架
設に関連する所要の工程が部分的に省略されてしまうと
いった事態も懸念される。また、過渡的に取り外した足
場板は、一般には、不安定な状態で吊下げ枠に仮留めさ
れるにすぎず、強風等に対して十分な対策を施し難いこ
とから、何らかの改善策が望まれる。本発明は、かかる
事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、橋桁接合部等に配置される吊り足場に関し、足場
板の取外し及び再架設に要する作業を簡素化し、垂直方
向の通路、作業空間、検査空間等を任意の時期に比較的
容易に形成することができる吊り足場を提供することに
ある。
【0006】本発明は更に、足場板を吊下げ枠に迅速且
つ確実に係止可能な機構を備えるとともに、垂直通路形
成時等においても、足場板を安定状態に吊下げ枠に係留
することができる吊り足場を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成すべく、一対の吊下げ枠(10)と、吊下げ枠の横桟(12)
に支持される足場板(20)とを有し、建築又は土木構造体
(2) の側面の桁面に垂直に架設される吊り足場(1) にお
いて、前記足場板は、構造体の側面と平行な分割線(C)
に沿って屈曲板(23)及び支承板(24)に分割され、前記屈
曲板及び支承板は、該屈曲板及び支承板を枢動可能に連
結する枢動手段(25)によって相互連結され、前記屈曲板
は、前記支承板に対して屈曲し、該支承板に重なり、前
記支承板は、可動連結機構(30)を介して、前記横桟に連
結され、該連結機構は、前記分割線と平行な軸線(J) を
中心に前記支承板を枢動可能に支持する支承手段(31:3
2) を備えることを特徴とする吊り足場を提供する。
【0008】本発明の上記構成によれば、足場板は、屈
曲板及び支承板に分割され、屈曲板は、支承板に対して
枢動して支承板に重なり、構造体の側面から離間した位
置に退避する。支承板は、支承手段によって枢動し、屈
曲板と一緒に構造体側面から更に離間した位置に退避す
る。したがって、このような構成の吊り足場によれば、
足場板を横桟から取り外すことなく、垂直通路、作業空
間、検査空間等を任意の時期に比較的容易に形成するこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の吊り足場は、好ましく
は、鉄骨構造の橋梁、高架道路又は高架鉄道路線等の橋
桁側面に仮設足場として設置される。吊り足場は、橋桁
接合部(3)の桁面(2a)に垂直に架設され、吊下げ枠は、
橋桁接合部の接合面の両側に配置される。しかしなが
ら、本発明の吊り足場の用途は、このような橋梁工事に
限定されるものではなく、一般的な建設工事又は土木工
事の仮設足場として、垂直通路、作業空間、検査空間等
の各種施工空間又は機器移動通路を任意の時期に形成す
ることが望ましい施工部位、例えば、溶接、検査及び塗
装等の各種作業工程を要する大型鉄骨梁の接合部等に好
適に設置することができる。
【0010】本発明の好適な実施形態によれば、上記可
動連結機構は、横桟に係止する係止部(33)を備える。係
止部は、横桟の長手方向及び上下方向に変位可能に横桟
に係合する。係止部は又、支承板が浮上して足場板が横
桟から離脱するのを防止する上昇規制手段(34)を備え
る。このような構成によれば、可動連結機構の係止部を
横桟に係止することにより、足場板を吊下げ枠に迅速且
つ確実に係止し、安定状態の足場板を吊下げ枠の間に架
設することができる。また、可動連結機構の係止部は、
横桟の長手方向及び上下方向に変位することができるの
で、支承板を回動した際に、横桟に係止し続ける。従っ
て、足場板は、垂直通路形成時等においても、安定状態
に吊下げ枠に係留する。
【0011】好ましくは、上記可動連結機構は、支承板
を吊り足場の幅方向に水平変位可能に支承するスライド
手段(31:32) を備える。吊り足場の幅は、左右の吊下げ
枠の間隔により決定されるので、吊下げ枠の間隔(W)
は、建設現場毎に若干相違するが、足場板は、スライド
手段により、吊下げ枠の間隔に適合するように位置調節
される。
【0012】更に好ましくは、上記支承手段及びスライ
ド手段は、支承板に固定されたガイド部材(31)と、ガイ
ド部材に枢動可能且つ摺動可能に係合するスライド部材
(32)とにより形成される。係止部は、スライド部材に固
定された連動金具(33)及びストッパーピン(34)により形
成される。連動金具は、横桟を遊動可能に収容し、スト
ッパーピンは、上昇規制手段を構成する。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の好適な
実施例について詳細に説明する。図1は、本発明の実施
例に係る吊り足場の全体構成を概略的に示す正面図及び
側面図である。吊り足場1は、橋梁工事、高架鉄道路線
工事又は高架道路工事用のジョイント足場として、鋼製
橋桁2の接合部3に架設される。橋桁接合部3の接合面
4が、図1(A) に破線で図示されている。橋桁接合部3
は、セッティング工程において、接合面4に相応する位
置に位置決めされた後、接合面4に沿って溶接され(溶
接工程)、X線検査を受け(検査工程)、表面塗装によ
り表装仕上を施される(塗装工程)。
【0014】図1(B) に示す如く、橋桁2の上部には、
上部支持杆5が水平に固定され、支持杆5の端部は、橋
桁2から側方に突出する。吊り足場を構成する左右一対
の吊下げ枠10が、接合金具6によって支持杆5に固定
され、橋桁2の桁面2aと平行に垂下する。側方突出部
7が橋桁2の下端部に形成され、下部支持杆8が、側方
突出部7に固定される。吊下げ枠10の下端部が、接合
金具9によって支持杆8に固定される。
【0015】上下の支持杆5、8によって桁面2aに垂
直に懸架した吊下げ枠10は、橋桁2の幅員方向に間隔
を隔てた一対の垂直杆11と、所定の上下間隔を隔てて
垂直杆11に固定された多数の横桟12とから構成され
る。なお、垂直杆11及び横桟12は、防錆処理を施し
た鋼管からなり、各横桟12の両端は、垂直杆11に溶
接されている。
【0016】左右の吊下げ枠10の横桟12は、同一レ
ベルに位置決めされ、鋼製足場板20の両端部が、同レ
ベルの横桟12に支持される。図1には、複数の足場板
20を適当な上下間隔を隔てて左右の吊下げ枠10に水
平に懸架した状態が図示されている。
【0017】図2は、吊り足場1の構造を示す横断面
図、縦断面図、部分拡大横断面図及び部分拡大縦断面図
であり、図3は、足場板20を吊下げ枠10に連結する
可動連結機構の構造を示す縦断面図である。
【0018】足場板20の両端部は、左右の吊下げ枠1
0の横桟12に支持され、吊り足場1の全幅に亘って作
業床面21を形成する。作業床面21の荷重は、足場板
20の両端部から横桟12に応力伝達し、垂直杆11に
支持される。橋桁側に位置する足場板20の側縁には、
手指で握持可能な一対の把手22が固定される。足場板
20は、橋桁2の桁面2aと平行な中心軸線Cに沿って
屈曲板23及び支承板24に分割される。中心軸線Cに
沿って複数の蝶番25が隔設され、橋桁側に位置する屈
曲板23は、蝶番25によって支承板24に回動可能に
連結される。
【0019】橋桁と反対の側に位置する垂直杆11廻り
には、横桟12と支承板24とを連結する可動連結機構
30が配設される。可動連結機構30は、鋼製ガイドパ
イプ31、鋼製スライドパイプ32、連動金具33及び
ストッパーピン34から構成される。鋼製ガイドパイプ
31は、支承板24の側縁部に水平に固定され、ガイド
パイプ31の中心軸線Jは、足場板20の中心軸線Cと
平行に配向される。鋼製スライドパイプ32は、ガイド
パイプ31の管内を貫通し、スライドパイプ32の基端
部には、脱落防止ピン39が取付けられる。脱落防止ピ
ン39は、スライドパイプ32がガイドパイプ31から
抜け落ちるのを防止する。
【0020】スライドパイプ32は、ガイドパイプ31
の管体に摺動可能且つ相対回転可能に支持され、連動金
具33は、スライドパイプ32の先端部に固定される。
連動金具33は、横桟12を受入れ可能な下面開口形の
溝形断面を有する鋼製部材からなる。ここに、足場板2
0は、所定の規格長を有するのに対し、左右の吊下げ枠
10の間隔Wは、各建設現場の状況により現場毎に若干
相違する。しかしながら、ガイドパイプ31と横桟12
との中心間距離Lは、図3に示す如く、スライドパイプ
32とガイドパイプ31との相対変位により調節するこ
とができるので、足場板20は、スライドパイプ32の
位置調節により吊下げ枠10の間隔Wに適合する。
【0021】図3(A) に示す如く、ストッパーピン34
は、連動金具33の下部に配置され、引張コイルスプリ
ング35、スプリングリテーナ36及び操作環37が、
連動金具33の外面に配置される。引張コイルスプリン
グ35は、連動金具33の内方にストッパーピン34を
付勢し、ピン34の先端部は、連動金具33内に延入す
る。連動金具33内に位置するストッパーピン34の先
端部は、横桟12との係合により上昇を規制されるの
で、風圧又は不意の外力による足場板20の浮上は、連
動金具33によって妨げられる。引張コイルスプリング
35に抗して手指で操作環37を矢印方向に引張ると、
ストッパーピン34は、連動金具33外に変位し、横桟
12に対する足場板20の係止を解除する。
【0022】図4、図5及び図6は、足場板20の変化
の態様を示す平面図、側面図及び部分拡大図である。足
場板20の標準的な位置が、図4(A):(B) に示されてい
る。標準位置において、蝶番25は、180度に全開す
る。屈曲板23及び支承板24は、同一水平面に位置
し、吊り足場1の全域に作業床面21を形成する。橋桁
接合部3のセッティング作業及び塗装作業は、このよう
に足場全域に広がる作業床面21の上で行われる。
【0023】溶接工程においては、溶接機を上下方向に
移動する関係上、溶接機を移動可能な垂直通路を橋桁2
と吊り足場1との間に形成する必要が生じる。このた
め、溶接作業に際し、把手22を上方に引き上げ、蝶番
25によって屈曲板23を上方に枢動させる。屈曲板2
3は、図4(C) に示す如く、中心軸線Cを中心に回動
し、図5に示す如く、反転した状態で支承板24の上に
重なる。かくして足場板20は屈曲し、橋桁2の側に
は、溶接機を上下に移動可能な垂直通路S1が形成され
る。
【0024】X線検査工程では、接合面4のX線検査を
実施可能な検査領域が必要とされ、検査領域は、垂直領
域S1よりも更に大きな垂直空間として形成される。上
下に重なった屈曲板23及び支承板24は、図5(B):
(D) に矢印で示す如く、可動連結機構30のスライドパ
イプ32を中心に上方に枢動され、この結果、屈曲板2
3及び支承板24は、90度上方に回動し、図6に示す
如く、橋桁2と反対の側の垂直杆11に隣接して、垂直
に起立する。スライドパイプ32を中心として屈曲板2
3及び支承板24が回動する際、連動金具33は、横桟
12に対して変位する。即ち、重なり合った屈曲板23
及び支承板24は、垂直杆11に隣接した位置に直立す
るように移動するので、連動金具33は、屈曲板23及
び支承板24の厚さに相応する距離だけ、橋桁2の方向
に変位する。同時に、屈曲板23及び支承板24が横桟
12から若干離間するので、連結機構30は、僅かに下
方に変位し、連動金具33の頂壁33a(図3)は、横
桟12上に着座する。かくして、屈曲した足場板20
が、吊り足場1の外側縁部に退避する結果、比較的広大
な検査領域S2が、橋桁2と足場板20との間に形成さ
れる。
【0025】橋桁2の側面2aと足場板20との間の距
離Dは、例えば、図4に示す標準位置において約350
mmであるとき、図5に示す半開位置において、約600
mmに拡大し、図6に示す全開位置において、約800mm
に拡大する。
【0026】なお、半開位置から標準位置への復帰、或
いは、全開位置から半開位置又は標準位置への復帰は、
上述の手順と逆方向に、屈曲板23及び支承板24を回
動させれば良く、足場板20は、蝶番25及び可動連結
機構30を中心に枢動し、所望の位置に変位する。
【0027】以上、本発明の好適な実施例について詳細
に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で
種々の変形又は変更が可能であり、該変形例又は変更例
も又、本発明の範囲内に含まれるものであることは、い
うまでもない。
【0028】例えば、上記実施例では、足場板を2分割
しているが、例えば、足場板を3分割し、各分割部分を
蝶番で相互連結しても良い。また、上記実施例では、分
割部分の連結手段として蝶番を使用したが、上述の可動
連結機構(ガイドパイプ及びスライドパイプ)のような
ピボット形式の枢動器具により屈曲板及び支承板を相対
回転可能に相互連結しても良い。
【0029】更に、可動連結機構の構造は、上記実施例
のものに限定されるものではなく、所望の回転運動、水
平変位及び上下動を許容可能な任意の構造の機構を上述
の可動連結機構として採用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1又は2に
記載された本発明の構成によれば、橋桁接合部等に配置
される吊り足場に関し、足場板の取外し及び再架設に要
する作業を簡素化し、垂直方向の通路、作業空間、検査
空間等を任意の時期に比較的容易に形成することができ
る吊り足場が提供される。
【0031】また、請求項3乃至5に記載された本発明
の構成によれば、足場板を吊下げ枠に迅速且つ確実に係
止可能な機構を備えるとともに、垂直通路形成時等にお
いても、足場板を安定状態に吊下げ枠に係留することが
できる吊り足場が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る吊り足場の全体構成を概
略的に示す正面図(図1A)及び側面図(図1B)であ
る。
【図2】図1に示す吊り足場の構造を示す横断面図(図
2A)、縦断面図(図2B)、部分拡大横断面図(図2
C)及び部分拡大縦断面図(図2D)である。
【図3】足場板を吊下げ枠に連結する可動連結機構の構
造を示す縦断面図であり、吊下げ枠の間隔が比較的大き
い状態(図3A)と、吊下げ枠の間隔が比較的小さい状
態(図3B)とが示されている。
【図4】足場板の変化の態様を示す平面図(図4A)及
び側面図(図4B:C)であり、標準状態(全閉状態)
の足場板が図示されている。
【図5】足場板の変化の態様を示す平面図(図5A)、
側面図(図5B)及び部分拡大縦図(図5C:D)であ
り、半開状態の足場板が図示されている。
【図6】足場板の変化の態様を示す平面図(図6A)、
側面図(図6B)及び部分拡大縦図(図6C:D)であ
り、全開状態の足場板が図示されている。
【符号の説明】
1 吊り足場 2 鋼製橋桁 3 橋桁接合部 4 接合面 10 吊下げ枠 11 垂直杆 12 横桟 20 足場板 21 作業床面 22 把手 23 屈曲板 24 支承板 25 蝶番 30 可動連結機構
フロントページの続き (72)発明者 矢野 光通 東京都千代田区神田鍛冶町3−3−4 株 式会社杉孝東京営業所内 Fターム(参考) 2D059 BB37 EE02 EE10 2E003 EA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の吊下げ枠と、吊下げ枠の横桟に支
    持される足場板とを有し、建築又は土木構造体の側面に
    垂直に架設される吊り足場において、 前記足場板は、前記構造体の側面と平行な分割線に沿っ
    て屈曲板及び支承板に分割され、前記屈曲板及び支承板
    は、該屈曲板及び支承板を枢動可能に連結する枢動手段
    によって相互連結され、 前記屈曲板は、前記支承板に対して屈曲し、該支承板に
    重なり、 前記支承板は、可動連結機構を介して、前記横桟に連結
    され、該連結機構は、前記分割線と平行な軸線を中心に
    前記支承板を枢動可能に支持する支承手段を備えること
    を特徴とする吊り足場。
  2. 【請求項2】 前記吊り足場は、橋桁接合部の桁面に垂
    直に架設され、前記吊下げ枠は、橋桁接合部の接合面の
    両側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の吊
    り足場。
  3. 【請求項3】 前記可動連結機構は、前記横桟に係止す
    る係止部を備え、該係止部は、前記横桟の長手方向及び
    上下方向に変位可能に該横桟に係合するとともに、前記
    支承板が浮上して前記横桟から離脱するのを防止する浮
    上規制手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の吊り足場。
  4. 【請求項4】 前記可動連結機構は、前記支承板を吊り
    足場の幅方向に水平変位可能に支承するスライド手段を
    備えることを特徴とする請求項3に記載の吊り足場。
  5. 【請求項5】 前記支承手段及びスライド手段は、前記
    支承板に固定されたガイド部材と、該ガイド部材に枢動
    可能且つ摺動可能に係合するスライド部材とにより形成
    され、 前記係止部は、前記スライド部材に固定された連動金具
    及びストッパーピンにより形成され、前記連動金具は、
    前記横桟を遊動可能に収容し、前記ストッパーピンは、
    前記浮上規制手段を構成することを特徴とする請求項4
    に記載の吊り足場。
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Cited By (1)

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