JP2002363971A - 鋼管連結構造及び鋼管及び鋼管連結継手 - Google Patents

鋼管連結構造及び鋼管及び鋼管連結継手

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JP2002363971A JP2001173866A JP2001173866A JP2002363971A JP 2002363971 A JP2002363971 A JP 2002363971A JP 2001173866 A JP2001173866 A JP 2001173866A JP 2001173866 A JP2001173866 A JP 2001173866A JP 2002363971 A JP2002363971 A JP 2002363971A
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明男 相和
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管端部どうしを正確かつ精度良く接続するこ
とが容易に行えると共に、両鋼管の並設継手部材間に補
助並設継手部材を取付けて前記並設継手部材間を連続さ
せるのに要する手間を軽減することが可能な鋼管及び鋼
管連結構造及び鋼管連結継手を提供する。 【解決手段】 径方向に並設する鋼管本体2どうしの並
設継手部材3を、鋼管本体2の外側面にその長手方向に
沿わせて溶接して鋼管1を形成し、鋼管1の複数をその
長手方向に連結してある鋼管連結構造であって、長手方
向に隣接する鋼管本体2の端部夫々に、互いに嵌合し合
う一対の筒状継手部7と軸状継手部8とを各別に設け、
機械的に連結される連結機構を両継手部に備え、鋼管1
における筒状継手部7と軸状継手部8との連結する部分
に、長手方向で隣接する並設継手部材3夫々に連続する
ように補助並設継手部材9を、機械的に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、鋼管柱列
土留工法や鋼管杭に使用される鋼管連結構造及び鋼管及
び鋼管連結継手に関し、詳しくは、径方向に並設する鋼
管本体どうしの並設継手部材を、前記鋼管本体の外側面
にその長手方向に沿わせて溶接して鋼管を形成し、前記
鋼管の複数をその長手方向に連結してある鋼管連結構造
及び鋼管及び鋼管連結継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼管を鋼管柱列土留壁や鋼管杭と
して用いるには、埋設に際し、隣接する鋼管の長手方向
に沿って案内及び互いを結合する必要性があることか
ら、鋼管本体の対向する両外側面に案内結合用の並設継
手部材を設けた鋼管が使用されている。また、これら鋼
管は、所定長さの鋼管を沈設するために、複数の定尺鋼
管を長手方向で隣接させて互いの鋼管端部を突合せ、そ
の突合せ箇所を溶接接続することで所定の長さの鋼管を
形成するが、この溶接作業には、埋設孔に挿入した下鋼
管に対して上鋼管をクレーンで吊り下げて互いの鋼管端
部を突合せ、その突合せ箇所を人為操作により溶接接続
する構成であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、施工現場で複
数の定尺鋼管の管端部を長手方向で突合せ、その突合せ
箇所を溶接接続して連結するには、互いの管端部を正確
に位置合わせして突合せながら精度良く溶接作業を行う
必要性があるため、連結接続作業が困難なものとなって
いた。また、溶接作業を人為操作により行う場合、熟練
した溶接工が必要であると共に、溶接部の品質が天候に
左右され易く、溶接に伴う裏当てリング等の金具を使用
する等面倒で多くの費用を要するだけでなく、多大な手
間を要するものであった。特に、現場溶接であるため足
場の問題等で一層熟練と手間を要するものとなり、作業
に多くの時間を要するものとなっていた。このとき、外
側面に並設継手部材を設けてある鋼管では、図13に示
すように、前記並設継手部材3が溶接作業の邪魔になら
ないように鋼管1の突合せ端部の溶接箇所より長手方向
内方側にわたる範囲(約300mm)を除いて取付けた
構造に製作されている。そして、並設継手部材3が連続
していないと、他の並設継手部材3を係合させて案内さ
せる際に、その箇所で引っ掛かりを生じ、案内できなく
なる可能性があるから、鋼管1の管端部どうしを溶接接
続して連結した後に、両鋼管1の並設継手部材3間に、
別途用意しておいた補助並設継手部材9を挿入して、対
向する並設継手部材3に対して位置合わせを行いながら
の溶接により前記並設継手部材3間を連続させる作業が
必要となるため、多大な手間を要するものとなってい
た。そこで、互いの管端部を容易に、正確かつ精度良く
接続するために、例えば、機械的に連結される連結機構
を備えた筒状継手部と軸状継手部とを、鋼管の管端部に
設けて両者を連結接続する構成が考えられているが、外
側面に並設継手部材を設けてある鋼管では、前記軸状継
手部及び筒状継手部の外側面に前記並設継手部材を溶接
接続すると、溶接による熱歪みによって筒状継手部や軸
状継手部に備えた連結機構が変形してしまい、両継手部
を接続できなくなる可能性があるため、前記軸状継手部
及び筒状継手部に位置する箇所の並設継手部材を除いて
おき、施工現場で前記筒状継手部と軸状継手部とを機械
連結した後に、両鋼管の位置合わせをしながら並設継手
部材間に補助並設継手部材を挿入して溶接し、並設継手
部材間を連続させる作業が必要となるため、熟練した溶
接工が必要であると共に、溶接部の品質が天候に左右さ
れ易く、溶接に伴う裏当てリング等の金具を使用する等
面倒で多くの費用を要するだけでなく、多大な手間を要
するものとなっていた。
【0004】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
消し、管端部どうしを簡単に正確かつ精度良く接続する
ことが容易に行えると共に、両鋼管の並設継手部材間に
補助並設継手部材を取付けて前記並設継手部材間を連続
させるのに要する手間を軽減することが可能な鋼管及び
鋼管連結構造及び鋼管連結継手を提供するところにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔構成〕請求項1の発明
の特徴構成は図1,2に例示するごとく、径方向に並設
する鋼管本体2どうしの並設継手部材3を、前記鋼管本
体2の外側面にその長手方向に沿わせて溶接して鋼管1
を形成し、前記鋼管1の複数をその長手方向に連結して
ある鋼管連結構造であって、長手方向に隣接する前記鋼
管本体2の端部夫々に、互いに嵌合し合う一対の筒状継
手部7と軸状継手部8とを各別に設け、互いに嵌合した
前記筒状継手部と前記軸状継手部とが機械的に連結され
る連結機構6を前記両継手部7,8に備え、前記鋼管1
における前記筒状継手部7と前記軸状継手部8との連結
する部分に、長手方向で隣接する前記並設継手部材3夫
々に連続するように補助並設継手部材3を、機械的に取
付けてあるところにある。
【0006】請求項2の発明の特徴構成は図1,2,4
に例示するごとく、前記補助並設継手部材9に、前記鋼
管1における前記筒状継手部7と前記軸状継手部8との
連結する部分に、長手方向で隣接する前記並設継手部材
3夫々に連続するように前記補助並設継手部材9を機械
的に取付けるための取付部材挿通用の挿通孔12を設け
てあるところにある。
【0007】請求項3の発明の特徴構成は図7〜9に例
示するごとく、前記補助並設継手部材9に、長手方向で
隣接する前記並設継手部材3間に介在させたときに前記
並設継手部材3内に内嵌係合する内嵌突出部25を設け
てあるところにある。
【0008】請求項4の発明の特徴構成は図10に例示
するごとく、前記連結機構6を、前記筒状継手部7の内
周面に周方向に沿う内向き溝部14を形成すると共に、
前記軸状継手部8の外周面に周方向に沿う外向き溝部1
5を形成して、前記内向き溝部14と外向き溝部15と
に跨って嵌入させることにより前記一対の鋼管1を抜け
止め状態に接続可能なキー部材22を設け、前記筒状継
手部7の外周面に開口すると共に前記内向き溝部14に
連通するボルト孔16と、前記ボルト孔16を介した螺
入により前記キー部材22を出退操作可能な操作ボルト
17を設け、前記筒状継手部7と軸状継手部8とを嵌合
させた状態で前記ボルト孔16への前記操作ボルト17
の螺入により前記内向き溝部14と外向き溝部15とに
跨る状態にキー部材22を操作して前記鋼管1の一対を
長手方向に連結する構成にすると共に、前記補助並設継
手部材9を機械的に取付けるための取付部材を取付ボル
ト26により形成し、前記ボルト孔16を、前記取付ボ
ルト26の取付孔として兼用してあるところにある。
【0009】請求項5の発明の特徴構成は図11に例示
するごとく、前記操作ボルト17を、ネジ軸体により形
成すると共に、前記ボルト孔16への前記操作ボルト1
7の螺入により前記内向き溝部14と前記外向き溝部1
5とに前記キー部材22を跨らせた状態で、前記操作ボ
ルト17のネジ軸体端部が前記筒状継手部7の外周面よ
り外方に突出するように形成し、前記ネジ軸体端部に前
記補助並設継手部材9に設けた挿通孔12を挿通させ、
前記ネジ軸体端部に対するナット27の締め付けにより
前記補助並設継手部材9を固定してあるところにある。
【0010】請求項6の発明の特徴構成は図12に例示
するごとく、隣接する前記並設継手部材3夫々に連続す
るように前記補助並設継手部材3を機械的に取付けるに
際し、前記補助並設継手部材9を前記並設継手部材3に
連結固定してあるところにある。
【0011】請求項7の発明の特徴構成は、径方向に並
設する鋼管本体どうしの並設継手部材を、前記鋼管本体
の外側面にその長手方向に沿わせて溶接して取付けると
共に、前記鋼管本体の複数をその長手方向に連結接続自
在に構成してある鋼管であって、互いに嵌合自在で機械
的に連結される連結機構を備えた筒状継手部と軸状継手
部のうち少なくとも前記筒状継手部を前記鋼管本体の端
部に設け、前記並設継手部材に連続するように補助並設
継手部材を機械的に取付ける取付部を、前記筒状継手部
に設けてあるところにある。
【0012】請求項8の発明の特徴構成は、径方向に並
設する鋼管本体どうしの並設継手部材を、前記鋼管本体
2の外側面にその長手方向に沿わせて溶接してなる鋼管
の複数を、それらの長手方向に連結自在な鋼管連結継手
であって、互いに嵌合し合うと共に、機械的に連結され
る連結機構を備えた筒状継手部と軸状継手部とから構成
し、鋼管本体の端部に連結した状態で前記並設継手部材
に連続するように設けられる補助並設継手部材を、前記
筒状継手部と前記軸状継手部のうちの少なくとも一方に
取付け自在な機械連結部を設けてあるところにある。
【0013】請求項9の発明の特徴構成は図10に例示
するごとく、前記連結機構6を構成するに、前記筒状継
手部7の内周面に周方向に沿う内向き溝部14を形成す
ると共に、前記軸状継手部8の外周面に周方向に沿う外
向き溝部15を形成して、前記内向き溝部14と外向き
溝部15とに跨って嵌入させることにより前記一対の鋼
管1を抜け止め状態に接続可能なキー部材22を設け、
前記筒状継手部7の外周面に開口すると共に前記内向き
溝部14に連通するボルト孔16と、前記ボルト孔16
を介した螺入により前記キー部材22を出退操作可能な
操作ボルト17を設けて、前記筒状継手部7と軸状継手
部8とを嵌合させた状態で前記ボルト孔16への前記操
作ボルト17の螺入により前記内向き溝部14と外向き
溝部15とに跨る状態にキー部材22を操作して前記鋼
管1の一対を長手方向に連結自在に構成し、前記補助並
設継手部材9を機械的に取付けるための取付部材を取付
ボルト26により形成し、前記ボルト孔16を、前記取
付ボルト26の取付孔として兼用してあるところにあ
る。
【0014】請求項10の発明の特徴構成は図11に例
示するごとく、前記操作ボルト17を、ネジ軸体20に
より形成すると共に、前記ボルト孔16への前記操作ボ
ルト17の螺入により前記内向き溝部14と前記外向き
溝部15とに前記キー部材22を跨らせた状態で、前記
操作ボルト17のネジ軸体端部が前記筒状継手部7の外
周面より外方に突出するように形成し、前記ネジ軸体端
部に前記補助並設継手部材9に設けた挿通孔12を挿通
させ、前記ネジ軸体端部に対するナット27の締め付け
により前記補助並設継手部材9を固定してあるところに
ある。
【0015】尚、上述のように、図面との対照を便利に
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【0016】〔作用及び効果〕請求項1の発明により、
管端部どうしを簡単に正確かつ精度良く接続することが
容易に行えると共に、両鋼管の並設継手部材間に補助並
設継手部材を取付けて前記並設継手部材間を連続させる
のに要する手間を軽減することができる。つまり、従来
例のものだと、管端部を突き合わせ、その突合せ箇所を
施工現場で溶接する必要があったから、突合せ箇所が横
方向に位置ズレを起こし易いだけでなく、溶接に手間の
かかるものとなっていたが、本件のものだと、管端部ど
うしを接続するに際し、鋼管本体の端部夫々に設けた筒
状継手部と軸状継手部とを嵌合させるから横方向への位
置ズレを防止でき、正確に位置合わせすることが可能と
なると共に、両継手部に備えた機械的に連結される連結
機構により連結接続するから、溶接接続する従来例のも
のに比して、管端部どうしの接続が容易となる。また、
補助並設継手部材を、筒状継手部と軸状継手部との連結
する部分に、長手方向で隣接する並設継手部材夫々に連
続するように機械的に取付ける構成を採用してあるた
め、従来例のように、補助並設継手部材を取付固定する
ための溶接が不要となるのに伴って、熟練した溶接工を
不要にできるだけでなく溶接に必要な機材及び溶接作業
に要する手間を軽減することができる。さらに、補助並
設継手部材を機械的に取付ける構成を採用したことによ
って、取付けに際して熱が発生することがなく、溶接に
より取付ける構成のもののように、熱歪みによって筒状
継手部や軸状継手部に備えた連結機構が変形してしまう
のを防止することができるから、前記両継手部を連結す
る前に筒状継手部と軸状継手部の何れか一方に補助並設
継手部材を取付けておくことが可能となる。そのため、
工場等で予め補助並設継手部材を取付けておくことによ
って、現場での並設継手部材間を連続させるのに要する
手間を軽減することができる。その結果、鋼管本体の長
手方向に沿う並設継手部材を外側面に設けた鋼管どうし
を連結するための作業性を向上させることができる鋼管
連結構造を提供できるようになった。
【0017】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
による作用効果を叶えることができるのに加えて、補助
並設継手部材を、鋼管における筒状継手部と軸状継手部
との連結する部分に取付け易くなる。つまり、例えば、
取付部材をボルトにより構成すると共に、筒状継手部と
軸状継手部との連結する部分に前記ボルト螺合用のボル
ト孔を形成し、補助並設継手部材の挿通孔を介してボル
トを挿通させて前記ボルト孔に螺合させるだけで、長手
方向で隣接する並設継手部材夫々に連続するように補助
並設継手部材を取付けることができるから、溶接工等の
熟練工が不要である。その結果、筒状継手部と軸状継手
部との連結する部分に、補助並設継手部材を取付けるた
めの作業性を向上させることができる鋼管連結構造を提
供できるようになった。
【0018】請求項3の発明によれば、請求項1又は2
の発明による作用効果を叶えることができるのに加え
て、長手方向で隣接する並設継手部材夫々に連続するよ
うに、補助並設継手部材を位置ズレなく取付けることが
できる。つまり、例えば、補助並設継手部材を並設継手
部材間に取付けたときに前記並設継手部材に対して前記
補助並設継手部材が位置ズレを生じていると、複数の鋼
管を径方向に並設するために、互いの並設継手部材を介
して長手方向に沿って案内するときに、前記位置ズレ箇
所で引っ掛かりを生じて案内できなくなる可能性を生じ
るが、本件のものだと、長手方向で隣接する並設継手部
材間に補助並設継手部材を介在させるに際し、補助並設
継手部材に設けた内嵌突出部を、並設継手部材内に内嵌
させることにより、並設継手部材に対する補助並設継手
部材の位置合わせを行い易くなると共に、横方向への位
置ズレを防止できるから、並設継手部材間を位置ズレな
く連続させることが可能となる。その結果、補助並設継
手部材を、並設継手部材間に介在させる際の取付精度を
向上させることができ、位置ズレによる引っ掛かりを防
止可能な鋼管連結構造を提供できるようになった。
【0019】請求項4の発明によれば、請求項1〜3の
発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、
管端部どうしを正確かつ精度良く接続することが容易に
行えると共に、補助並設継手部材を取付けるための取付
孔を減らすことができる。つまり、管端部どうしを接続
するに際し、鋼管本体の端部夫々に設けた筒状継手部と
軸状継手部とを嵌合させるから横方向への位置ズレを防
止でき、正確に位置合わせすることが可能となると共
に、両継手部に備えた内向き溝部と外向き溝部とにキー
部材を跨って嵌入させる連結機構により連結接続するか
ら、溶接接続する従来例のものに比して、管端部どうし
の接続が容易となる。また、操作ボルトの螺入により前
記キー部材を出退操作可能なボルト孔を、補助並設継手
部材取付用ボルトのボルト孔として兼用するため、別に
補助並設継手部材取付用のボルト孔を設ける必要がなく
なるので、鋼管に設けるボルト孔を減らすことができ
る。その結果、鋼管本体の長手方向に沿う並設継手部材
を外側面に設けた鋼管どうしを連結するための作業性を
向上させることができると共に、鋼管に設けるボルト孔
を減らすことができるので、欠損部の増加による鋼管の
強度低下を抑制することができる鋼管連結構造を提供で
きるようになった。
【0020】請求項5の発明によれば、請求項1〜4の
発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、
管端部どうしを簡単に正確かつ精度良く接続することが
容易に行えると共に、補助並設継手部材を取付けるため
の取付孔を減らすことができる。つまり、管端部どうし
を接続するに際し、鋼管本体の端部夫々に設けた筒状継
手部と軸状継手部とを嵌合させるから横方向への位置ズ
レを防止でき、正確に位置合わせすることが可能となる
と共に、両継手部に備えた内向き溝部と外向き溝部とに
キー部材を跨って嵌入させる連結機構により連結接続す
るから、施工現場で溶接接続する従来例のものに比し
て、管端部どうしの接続が容易となる。また、操作ボル
トを、ネジ軸体により形成すると共に、ボルト孔への操
作ボルトの螺入により内向き溝部と前記外向き溝部とに
前記キー部材を跨らせた状態で、操作ボルトのネジ軸体
端部が筒状継手部の外周面より外方に突出するように形
成し、ネジ軸体端部に補助並設継手部材に設けた挿通孔
を挿通させ、ネジ軸体端部に対するナットの締め付けに
より補助並設継手部材を固定するから、別に補助並設継
手部材取付用のボルト孔を設ける必要がなく、鋼管に設
けるボルト孔を減らすことができるだけでなく、ナット
を締め付けて補助並設継手部材を固定するまでの間、前
記ネジ軸体端部に前記挿通孔を引っ掛けて補助並設継手
部材を保持させることができる。その結果、鋼管本体の
長手方向に沿う並設継手部材を外側面に設けた鋼管どう
しを連結するための作業性を向上させることができると
共に、補助並設継手部材の取付作業の作業性を向上させ
ることができ、かつ、鋼管に設けるボルト孔を減らすこ
とができるので、欠損部の増加による鋼管の強度低下を
抑制することができる鋼管連結構造を提供できるように
なった。
【0021】請求項6の発明によれば、請求項1〜4の
発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、
例え、鋼管径方向に奥行きの深い補助並設継手部材であ
っても取付け易いものとなる。つまり、例えば、鋼管ど
うしの間隔を広くとって並設するような鋼管柱列土留壁
を形成する場合、径方向に隣接する鋼管どうしを互いに
案内係合する並設継手部材は、鋼管径方向に奥行きの深
いものが使われる。そのため、長手方向で隣接する並設
継手部材夫々に連続するように取付けられる補助並設継
手部材も同様に径方向に奥行きの深いものが使われる
が、この奥行きの深い補助並設継手部材を径方向からボ
ルト等の取付具により鋼管に対して取付固定しようとし
た場合、前記取付具操作用の長い操作具が必要となるた
め、その取付作業が行い難いものとなり易い。ところ
が、本発明のものだと、長手方向の上下に位置する夫々
の並設継手部材に補助並設継手部材を連結固定する構成
を採用してあるため、例えば、補助並設継手部材の上下
に取付ブラケットを延設しておいて、そのブラケットを
上下の並設継手部材に接当させ、ボルト等の取付具を介
して取付固定することにより、補助並設継手部材の奥行
きに関係なく取付固定することができるから、長い操作
具が不要となる。その結果、鋼管径方向に奥行きの深い
補助並設継手部材であっても、長手方向で隣接する並設
継手部材夫々に連続するように取付けるための作業性を
向上させることができる鋼管連結構造を提供できるよう
になった。
【0022】請求項7の発明によれば、管端部どうしを
簡単に正確かつ精度良く接続することが容易に行えると
共に、筒状継手部に予め補助並設継手部材を取付けてお
くことができる。つまり、従来例のものだと、管端部を
突き合わせ、その突合せ箇所を施工現場で溶接する必要
があったから、突合せ箇所が横方向に位置ズレを起こし
易いだけでなく、溶接に手間のかかるものとなっていた
が、本件のものだと、管端部どうしを接続するに際し、
鋼管本体の端部夫々に設けた筒状継手部と軸状継手部と
を嵌合させるから横方向への位置ズレを防止でき、正確
に位置合わせすることが可能となると共に、両継手部に
備えた機械的に連結される連結機構により連結接続する
から、溶接接続する従来例のものに比して、管端部どう
しの接続が容易となる。また、補助並設継手部材を長手
方向で隣接する並設継手部材夫々に連続するように、筒
状継手部に機械的に取付ける構成を採用してあるため、
従来例のように、補助並設継手部材を取付固定するため
の溶接が不要となるのに伴って、熟練した溶接工を不要
にできるだけでなく溶接に必要な機材及び溶接作業に要
する手間を軽減することができる。さらに、補助並設継
手部材を機械的に筒状継手部に設けた取付部に取付ける
構成を採用したことによって、取付けに際して熱が発生
することがなく、溶接により取付ける構成のもののよう
に、熱歪みによって筒状継手部に備えた連結機構が変形
してしまうのを防止することができるから、補助並設継
手部材を、工場等で予め筒状継手部に設けた取付部に取
付けておくことが可能となり、現場での並設継手部材間
を連続させるのに要する手間を軽減することができる。
その結果、鋼管本体の長手方向に沿う並設継手部材を外
側面に設けた鋼管どうしを連結するための作業性を向上
させることができる鋼管を提供できるようになった。
【0023】請求項8の発明によれば、管端部どうしを
簡単に正確かつ精度良く接続することが容易に行えると
共に、両鋼管の並設継手部材間に補助並設継手部材を取
付けて前記並設継手部材間を連続させるのに要する手間
を軽減することができる。つまり、従来例のものだと、
管端部を突き合わせ、その突合せ箇所を施工現場で溶接
する必要があったから、突合せ箇所が横方向に位置ズレ
を起こし易いだけでなく、溶接に手間のかかるものとな
っていたが、本件のものだと、管端部どうしを接続する
に際し、鋼管本体の端部夫々に設けた筒状継手部と軸状
継手部とを嵌合させるから横方向への位置ズレを防止で
き、正確に位置合わせすることが可能となると共に、両
継手部に備えた機械的に連結される連結機構により連結
接続するから、溶接接続する従来例のものに比して、管
端部どうしの接続が容易となる。また、補助並設継手部
材を、筒状継手部と軸状継手部のうちの少なくとも一方
に、長手方向で隣接する並設継手部材夫々に連続するよ
うに機械的に取付ける構成を採用してあるため、従来例
のように、補助並設継手部材を取付固定するための溶接
が不要となるのに伴って、熟練した溶接工を不要にでき
るだけでなく、溶接に必要な機材及び溶接作業に要する
手間を軽減することができる。さらに、補助並設継手部
材を機械的に取付ける構成を採用したことによって、取
付けに際して熱が発生することがなく、溶接により取付
ける構成のもののように、熱歪みによって筒状継手部や
軸状継手部に備えた連結機構が変形してしまうのを防止
することができるから、前記両継手部を連結する前に筒
状継手部と軸状継手部の何れか一方に補助並設継手部材
を取付けておくことが可能となる。そのため、工場等で
予め補助並設継手部材を取付けておくことによって、現
場での並設継手部材管を連続させるのに要する手間を軽
減することができる。その結果、鋼管本体の長手方向に
沿う並設継手部材を外側面に設けた鋼管どうしを連結す
るための作業性を向上させることができる鋼管連結継手
を提供できるようになった。
【0024】請求項9の発明によれば、請求項8の発明
による作用効果を叶えることができるのに加えて、管端
部どうしを簡単に正確かつ精度良く接続することが容易
に行えると共に、補助並設継手部材を取付けるための取
付孔を減らすことができる。つまり、管端部どうしを接
続するに際し、鋼管本体の端部夫々に設けた筒状継手部
と軸状継手部とを嵌合させるから横方向への位置ズレを
防止でき、正確に位置合わせすることが可能となると共
に、両継手部に備えた内向き溝部と外向き溝部とにキー
部材を跨って嵌入させることにより一対の鋼管を抜け止
め状態に接続可能な連結機構により連結接続するから、
施工現場で溶接接続する従来例のものに比して、管端部
どうしの接続が容易となる。また、操作ボルトの螺入に
より前記キー部材を出退操作可能なボルト孔を、補助並
設継手部材取付用ボルトのボルト孔として兼用するか
ら、別に補助並設継手部材取付用のボルト孔を設ける必
要がなくなるので、鋼管に設けるボルト孔を減らすこと
ができる。その結果、鋼管本体の長手方向に沿う並設継
手部材を外側面に設けた鋼管どうしを連結するための作
業性を向上させることができると共に、鋼管に設けるボ
ルト孔を減らすことができるので、欠損部の増加による
鋼管の強度低下を抑制することができる鋼管連結継手を
提供できるようになった。
【0025】請求項10の発明によれば、請求項8又は
9の発明による作用効果を叶えることができるのに加え
て、管端部どうしを簡単に正確かつ精度良く接続するこ
とが容易に行えると共に、補助並設継手部材を取付ける
ための取付孔を減らすことができる。つまり、管端部ど
うしを接続するに際し、鋼管本体の端部夫々に設けた筒
状継手部と軸状継手部とを嵌合させるから横方向への位
置ズレを防止でき、正確に位置合わせすることが可能と
なると共に、両継手部に備えた内向き溝部と外向き溝部
とにキー部材を跨って嵌入させることにより一対の鋼管
を抜け止め状態に接続可能な連結機構により連結接続す
るから、施工現場で溶接接続する従来例のものに比し
て、管端部どうしの接続が容易となる。また、操作ボル
トを、ネジ軸体により形成すると共に、ボルト孔への操
作ボルトの螺入により内向き溝部と前記外向き溝部とに
前記キー部材を跨らせた状態で、操作ボルトのネジ軸体
端部が筒状継手部の外周面より外方に突出するように形
成し、ネジ軸体端部に補助並設継手部材に設けた挿通孔
を挿通させ、ネジ軸体端部に対するナットの締め付けに
より補助並設継手部材を固定するから、別に補助並設継
手部材取付用のボルト孔を設ける必要がなく、鋼管に設
けるボルト孔を減らすことができるだけでなく、ナット
を締め付けて補助並設継手部材を固定するまでの間、前
記ネジ軸体端部に前記挿通孔を引っ掛けて補助並設継手
部材を保持させることができる。その結果、鋼管本体の
長手方向に沿う並設継手部材を外側面に設けた鋼管どう
しを連結するための作業性を向上させることができると
共に、補助並設継手部材の取付作業の作業性を向上させ
ることができ、かつ、鋼管に設けるボルト孔を減らすこ
とができるので、欠損部の増加による鋼管の強度低下を
抑制することができる鋼管連結継手を提供できるように
なった。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の
符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示してい
る。
【0027】鋼管柱列土留工法に使用される鋼管1を対
象として説明する。前記鋼管1は、径方向に並設する鋼
管本体2どうしの並設継手部材3を、鋼管本体2の外側
面にその長手方向に沿わせて溶接により取付けてあると
共に、互いに嵌合自在で機械的に連結される連結機構6
を備えた筒状継手部7と軸状継手部8の少なくとも一方
を鋼管本体2の端部に設け、その複数を長手方向に連結
接続自在に構成してある。具体例として、図1,2に示
すように、鋼管本体2の下端に鋳鋼製の筒状継手部7
を、その軸芯を下鋼管1Bの軸芯と同軸芯にして溶接に
より接続して上鋼管1Aを形成すると共に、鋼管本体2
の上端に鋳鋼製の軸状継手部8を、その軸芯を上鋼管1
Aの軸芯と同軸芯にして溶接により接続して下鋼管1B
を形成し、下鋼管1Bの軸状継手部8に上鋼管1Aの筒
状継手部7を嵌合接続することにより上下の鋼管1A,
1Bを連結接続自在に構成してある。
【0028】前記筒状継手部7は、図3に示すように、
その外径が上下の鋼管本体2の外径と同径に構成され、
内径の方は、基端部である上方部分が内側に向かって環
状に膨出され、その膨出部に環状の係合凹部13が設け
られると共に、膨出部より下方においては、その内径が
上下の鋼管本体2の内径と同径に構成されていて、その
内周面には、内側に向かって開口する環状の内向き溝部
14が周方向に沿って上下に2条設けられている。ま
た、筒状継手部7には、上下2条の内向き溝部14に沿
って、筒状継手部7の外周面に開口し、かつ、各内向き
溝部14に連通するボルト孔16が夫々複数個設けら
れ、各ボルト孔16に対して、操作ボルトの一例として
のセットボルト17の大径ネジ部17aが螺合可能に構
成されると共に、筒状継手部7の下端面の外周部には、
環状の係合段部18が設けられている。
【0029】前記軸状継手部8は、上鋼管1Aの筒状継
手部7に内嵌可能なように、その外径が筒状継手部7の
内径よりも若干小径に構成されて、その先端部には、筒
状継手部7の係合凹部13に係合する環状の係合凸部1
9が設けられると共に、軸状継手部8の基端側、つま
り、筒状継手部7の下端面に対向する段部面より下方側
は、その外径が上下の鋼管1A,1Bの外径と同形に構
成されている。また、軸状継手部8の外周面には、外側
に向かって開口する環状の外向き溝部15が周方向に沿
って上下に2条設けられ、端部面の外周面には、環状の
係合突起21が設けられていて、この軸状継手部8を上
鋼管1Aの筒状継手部7に内嵌して、係合凸部19を係
合凹部13に、係合突起21を係合段部18に係合させ
た状態で、筒状継手部7側の内向き溝部14と軸状継手
部8側の外向き溝部15とが互いに対向して位置し、両
溝部14,15間に跨ってキー部材22が嵌め込まれる
ことにより抜け止め状態で互いに機械的に連結される連
結機構6が設けられている。
【0030】前記キー部材22は、図4に示すように、
両溝部14,15の長手方向に複数、この実施形態では
6つに分割されていて、その円弧状の分割キー部材23
の数に対応するようにボルト孔16の数が決められ、そ
の複数のボルト孔16が、筒状継手部7の周りに等間隔
に配置され、かつ、各分割キー部材23の長手方向の中
央には、セットボルト17の小径ネジ部17bが螺合す
るボルト孔24が設けられている。前記セットボルト1
7の大径ネジ部17aと小径ネジ部17bとは、互いに
逆方向のネジで構成され、したがって、筒状継手部に設
けられたボルト孔16と各分割キー部材23に設けられ
たボルト孔24も、互いに逆方向のネジで構成されてい
る。
【0031】かかる構成からなる鋼管1を互いに接続す
るには、図3(イ)に示すように、各分割キー部材23
を筒状継手部7の内向き溝部14内に退避させた状態
で、下鋼管1Bの軸状継手部8に対して上鋼管1Aの筒
状継手部7を外嵌する。そして、筒状継手部7側の係合
凹部13及び係合段部18と軸状継手部8の係合凸部1
9及び係合突起21とを互いに係合させると、筒状継手
部7側の2条の内向き溝部14と軸状継手部8側の2条
の外向き溝部15とが互いに対向して位置することにな
る。その状態で筒状継手部7の外側から各セットボルト
17を操作し、大径ネジ部17aが筒状継手部7のボル
ト孔16に螺合する方向に回転させる。すると、大径ネ
ジ部17aがボルト孔16に螺合すると同時に、分割キ
ー部材23が小径ネジ部17bから離脱する方向に移動
して、各分割キー部材23が、図3(ロ)に示すよう
に、筒状継手部7の内向き溝部14と軸状継手部8の外
向き溝部15とに跨って嵌め込まれ、両鋼管1A,1B
が抜け止め状態で接続される。
【0032】前記並設継手部材3は、図1,2,5に示
すように、鋼管本体2の外側面長手方向に一対設けられ
た断面O形の雄部材4と断面C形の雌部材5とから構成
されており、鋼管本体2の外側面にその長手方向に沿わ
せて溶接により取付け固定されている。ところが、並設
継手部材3を溶接により鋼管本体2の外側面に取付け固
定する際に、溶接による熱歪みによって筒状継手部7や
軸状継手部8に備えた連結機構6が変形してしまって両
継手部7,8を接続できなくなる可能性があるため、筒
状継手部7及び軸状継手部8に位置する箇所の並設継手
部材3は取り除かれて形成されている。そして、鋼管本
体2の端部夫々に設けた筒状継手部7と軸状継手部8と
を嵌合させて連結機構6により連結接続した後に、筒状
継手部7と軸状継手部8との連結する部分に、ボルト1
1を介して長手方向で隣接する並設継手部材3夫々に連
続するように補助並設継手部材9が取付けられる。
【0033】前記補助並設継手部材9は、雄部材4と雌
部材5夫々に対応する形状に形成された雄継手部材9a
と雌継手部材9bとからなり、図1,4に示すように、
夫々に筒状継手部7及び軸状継手部8に設けたボルト孔
10に取付自在なボルト11(取付部材の一例)挿通用
の挿通孔12が設けられており、挿通孔12を介したボ
ルト孔10へのボルト11の螺合操作により、長手方向
で隣接する並設継手部材3夫々に連続するように補助並
設継手部材9を取付けることができる。そして、鋼管柱
列土留壁として鋼管1を管径方向に並設するには、鋼管
本体2夫々に取付け固定してある一方の雄部材4に他方
の雌部材5を嵌係合させ、隣接する鋼管1の長手方向に
沿って案内させて沈設する。
【0034】次に、連結機構6を介して長手方向で連結
接続し、所定の長さに形成した鋼管1の複数を土中に並
設して鋼管柱列土留壁として形成する工程について説明
する。 1)先ず、図6(イ)に示すように、最初の鋼管1を建
て込む箇所に、オーガスクリュー25により縦穴26を
削孔すると共に、オーガスクリュー25先端からソイル
セメント27を注入して攪拌する。 2)次に、図6(ロ)に示すように、所定長さに連結接
続した鋼管1を、クレーンを介して縦穴26に挿入して
建込む。 3)図6(ハ)に示すように、縦穴26に建込んだ鋼管
1の一方の並設継手部材3である雄部材4に、オーガス
クリュー25に取付固定してあるスタビライザー28
(雌部材5の一例)を係合させ、鋼管1の長手方向に沿
ってオーガースクリュー25を案内させて、次に並設す
る鋼管1の建込み箇所を削孔すると共に、オーガスクリ
ュー25先端からソイルセメント27を注入して攪拌す
る。 4)そして、オーガスクリュー25を引揚げた後、図6
(ニ),(ホ)に示すように、次に建込む鋼管1の他方
の並設継手部材3である雌部材5を、先に建込んだ鋼管
1の雄部材4に係合案内させながらクレーンを介して鋼
管1を建込んで並設する。 その後、必要な回数だけ上記3)、4)の工程を繰り返
して鋼管柱列土留壁を形成する。
【0035】〔別実施形態〕以下に他の実施形態を説明
する。
【0036】〈1〉補助並設継手部材の形状は、補助並
設継手部材に、長手方向で隣接する並設継手部材間に介
在させたときに並設継手部材内に内嵌係合する内嵌突出
部を設けてあるものであっても良い。これだと、長手方
向で隣接する並設継手部材間に補助並設継手部材を介在
させるに際し、補助並設継手部材に設けた内嵌突出部を
並設継手部材内に内嵌させることにより、並設継手部材
に対する補助並設継手部材の位置合わせを行い易くなる
と共に、横方向への位置ズレを防止できるから、並設継
手部材間を位置ズレなく連続させることが可能となり、
互いの並設継手部材を介して長手方向に沿って案内する
ときに位置ズレによる引っ掛かりを防止することができ
る。
【0037】前記補助並設継手部材9の取付けは、図7
に示すように、補助並設継手部材9の上下に設けた内嵌
突出部25をバネ30により出退自在に構成し、内嵌突
出部25を内側にスライドさせて引退させた補助並設継
手部材9を並設継手部材3間に位置させて前記上下の内
嵌突出部25を補助並設継手部材3内から突出させ、上
下の並設継手部材3内に内嵌係合させた後に、ボルト挿
通孔12を介した取付ボルト11の螺合により取付固定
するものや、図8に示すように、上下の内嵌突出部25
のうち上内嵌突出部25aの方を下内嵌突出部25bよ
りも長く形成し、取付けに際して上内嵌突出部25aを
先に上方に位置する並設継手部材3内に挿入し、下方向
へのスライド移動により下内嵌突出部25bを下方に位
置する並設継手部材3内に内嵌係合させた後、ボルト挿
通孔12を介した取付ボルト11の螺合により取付固定
するものであっても良い。また、前記内嵌突出部25の
形状は、図9(イ)に示すように、円柱形状のものや、
図9(ロ)に示すように、一対の板部材を十字に組み付
けて形成したものであっても良い。要するに、並設継手
部材内に内嵌係合可能な形状であれば、その形状は任意
である。
【0038】〈2〉前記補助並設継手部材を取付けるた
めのボルト孔を、筒状継手部及び軸状継手部に新たに設
ける構成のものに限るものではなく、操作ボルトの螺入
によりキー部材を出退操作可能なボルト孔を、補助並設
継手部材取付用ボルトのボルト孔として兼用させる構成
のものであっても良い。ボルト孔を兼用する際の具体例
を示すと、図10に示すように、セットボルト17の大
径ネジ部17aと同径のネジ部を有した取付用ボルト2
6を用意し、セットボルト17を操作して各分割キー部
材23が内向き溝部14と外向き溝部15とに跨って嵌
め込まれ、両鋼管1が抜け止め状態で接続されたとき
に、セットボルト17の大径ネジ部17aがボルト孔1
6内に引退するように形成し、大径ネジ部17aのボル
ト孔16への引退により螺合可能となったボルト孔16
に、取付用ボルト26を螺合して補助並設継手部材9を
取付固定する。これだと、筒状継手部及び軸状継手部に
設けるボルト孔を増加させることなく補助並設継手部材
を取付けることができるので、ボルト孔による欠損部を
増加させなくて済むため、筒状継手部及び軸状継手部に
おける強度の低下を抑制することが可能となる。 (尚、図面では、補助並設継手部材9における雄部材4
を例として説明しているが、雌部材5における取付固定
も同様であるので、その説明を省略する。)
【0039】〈3〉また、ボルト孔だけでなく、ネジ軸
を兼用する構成のものであっても良い。具体例を示す
と、図11に示すように、セットボルト17を操作して
各分割キー部材23が内向き溝部14と外向き溝部15
とに跨って嵌め込まれ、両鋼管1が抜け止め状態で接続
されたときに、セットボルト17の大径ネジ部17a端
部が筒状継手部7の外周面より外方に突出するように形
成し、大径ネジ部17a端部に、補助並設継手部材9に
設けた挿通孔12を挿通させ、大径ネジ部17a端部に
対するナット27の締め付けにより補助並設継手部材9
を取付固定する。これだと、筒状継手部及び軸状継手部
に設けるボルト孔を増加させることなく補助並設継手部
材を取付けることができるので、ボルト孔による欠損部
を増加させなくて済むため筒状継手部及び軸状継手部に
おける強度の低下を抑制することが可能となるだけでな
く、ナットを締め付けて補助並設継手部材を固定するま
での間、大径ネジ部端部に挿通孔を引っ掛けて補助並設
継手部材を保持させることができるため、補助並設継手
部材の取付作業の作業性を向上させることができる。
(尚、図面では、補助並設継手部材9における雄部材4
を例として説明しているが、雌部材5における取付固定
も同様であるので、その説明を省略する。)
【0040】〈4〉前記補助並設継手部材の取付けは、
先の実施形態で説明した筒状継手部及び軸状継手部に連
結固定するものに限るものではなく、例えば、補助並設
継手部材を、長手方向で隣接する並設継手部材に連結固
定する構成のものであっても良い。具体例を示すと、図
12に示すように、補助並設継手部材9の上下に取付ブ
ラケット28を延設しておいて、そのブラケット28を
上下の並設継手部材3に接当させ、ブラケット28に形
成してあるボルト孔31(挿通孔の一例)を介して並設
継手部材3の取付孔32にボルト29を締め付けること
により補助並設継手部材9を並設継手部材3に取付固定
する。これだと、鋼管の径方向に深い補助並設継手部材
を採用していたとしても、奥行きの深い補助並設継手部
材を径方向からボルト等の取付具により筒状継手部又は
軸状継手部に対して取付固定するものに比して、取付具
操作用の長い操作具が不要となるので、その取付作業を
行い易いものとなる。
【0041】〈5〉先の実施形態では鋼管本体の端部夫
々に設けた筒状継手部と軸状継手部とを嵌合させて連結
機構により連結接続した後に、並設継手部材夫々に連続
するように補助並設継手部材を取付ける構成について説
明したが、例えば、前記両継手部を連結する前に、筒状
継手部と軸状継手部の何れか一方に補助並設継手部材を
取付けておく構成のものであっても良い。つまり、補助
並設継手部材を機械的に取付ける構成を採用したことに
よって、取付けに際して熱が発生することがなく、溶接
により取付ける構成のもののように、熱歪みによって筒
状継手部や軸状継手部に備えた連結機構が変形してしま
うのを防止することができるから、前記両継手部の何れ
か一方に補助並設継手部材を取付けておくことが可能と
なる。そのため、工場等で予め補助並設継手部材を取付
けておくことができ、現場での並設継手部材間を連続さ
せるのに要する手間を軽減することができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鋼管を示す分解説明斜視図
【図2】本発明に係る鋼管の接続状態を示す斜視図
【図3】連結機構を示す要部拡大断面説明図であり、
(イ)は連結前、(ロ)は連結後を示す。
【図4】鋼管の並設状態を示す横断平面図
【図5】鋼管の並設状態を示す平面図
【図6】鋼管の埋設手順を示す工程図
【図7】別実施形態の補助並設継手部材を示す取付け説
明図
【図8】別実施形態の補助並設継手部材を示す取付け説
明図
【図9】別実施形態の補助並設継手部材を示す要部拡大
斜視図
【図10】別実施形態の補助並設継手部材を示す取付け
説明図
【図11】別実施形態の補助並設継手部材を示す取付け
説明図
【図12】別実施形態の補助並設継手部材を示す取付け
説明図
【図13】従来例の鋼管を示す分解説明斜視図
【符号の説明】
1 鋼管 2 鋼管本体 3 並設継手部材 6 連結機構 7 筒状継手部 8 軸状継手部 9 補助並設継手部材 10 ボルト孔 11 ボルト 14 内向き溝部 15 外向き溝部 16 ボルト孔 17 操作ボルト 20 ネジ軸体 20a ネジ軸体端部 22 キー部材 25 内嵌突出部 27 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 陽一 東京都中央区日本橋室町3丁目1番3号 株式会社クボタ東京本社内 (72)発明者 江口 宏幸 東京都中央区日本橋室町3丁目1番3号 株式会社クボタ東京本社内 (72)発明者 上原 隆 東京都中央区日本橋室町3丁目1番3号 株式会社クボタ東京本社内 Fターム(参考) 2D041 AA02 BA33 BA44 CA01 CB06 DB02 DB13 2D049 FB03 FB14 FC02 FC15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 径方向に並設する鋼管本体どうしの並設
    継手部材を、前記鋼管本体の外側面にその長手方向に沿
    わせて溶接して鋼管を形成し、前記鋼管の複数をその長
    手方向に連結してある鋼管連結構造であって、長手方向
    に隣接する前記鋼管本体の端部夫々に、互いに嵌合し合
    う一対の筒状継手部と軸状継手部とを各別に設け、互い
    に嵌合した前記筒状継手部と前記軸状継手部とが機械的
    に連結される連結機構を前記両継手部に備え、前記鋼管
    における前記筒状継手部と前記軸状継手部との連結する
    部分に、長手方向で隣接する前記並設継手部材夫々に連
    続するように補助並設継手部材を、機械的に取付けてあ
    る鋼管連結構造。
  2. 【請求項2】 前記補助並設継手部材に、前記鋼管にお
    ける前記筒状継手部と前記軸状継手部との連結する部分
    に、長手方向で隣接する前記並設継手部材夫々に連続す
    るように前記補助並設継手部材を機械的に取付けるため
    の取付部材挿通用の挿通孔を設けてある請求項1記載の
    鋼管連結構造。
  3. 【請求項3】 前記補助並設継手部材に、長手方向で隣
    接する前記並設継手部材間に介在させたときに前記並設
    継手部材内に内嵌係合する内嵌突出部を設けてある請求
    項1又は2に記載の鋼管連結構造。
  4. 【請求項4】 前記連結機構を、前記筒状継手部の内周
    面に周方向に沿う内向き溝部を形成すると共に、前記軸
    状継手部の外周面に周方向に沿う外向き溝部を形成し
    て、前記内向き溝部と外向き溝部とに跨って嵌入させる
    ことにより前記一対の鋼管を抜け止め状態に接続可能な
    キー部材を設け、前記筒状継手部の外周面に開口すると
    共に前記内向き溝部に連通するボルト孔と、前記ボルト
    孔を介した螺入により前記キー部材を出退操作可能な操
    作ボルトを設け、前記筒状継手部と軸状継手部とを嵌合
    させた状態で前記ボルト孔への前記操作ボルトの螺入に
    より前記内向き溝部と外向き溝部とに跨る状態にキー部
    材を操作して前記鋼管の一対を長手方向に連結する構成
    にすると共に、前記補助並設継手部材を機械的に取付け
    るための取付部材を取付ボルトにより形成し、前記ボル
    ト孔を、前記取付ボルトの取付孔として兼用してある請
    求項1〜3に記載の鋼管連結構造。
  5. 【請求項5】 前記操作ボルトを、ネジ軸体により形成
    すると共に、前記ボルト孔への前記操作ボルトの螺入に
    より前記内向き溝部と前記外向き溝部とに前記キー部材
    を跨らせた状態で、前記操作ボルトのネジ軸体端部が前
    記筒状継手部の外周面より外方に突出するように形成
    し、前記ネジ軸体端部に前記補助並設継手部材に設けた
    挿通孔を挿通させ、前記ネジ軸体端部に対するナットの
    締め付けにより前記補助並設継手部材を固定してある請
    求項1〜4に記載の鋼管連結構造。
  6. 【請求項6】 隣接する前記並設継手部材夫々に連続す
    るように前記補助並設継手部材を機械的に取付けるに際
    し、前記補助並設継手部材を前記並設継手部材に連結固
    定してある請求項1〜4に記載の鋼管連結構造。
  7. 【請求項7】 径方向に並設する鋼管本体どうしの並設
    継手部材を、前記鋼管本体の外側面にその長手方向に沿
    わせて溶接して取付けると共に、前記鋼管本体の複数を
    その長手方向に連結接続自在に構成してある鋼管であっ
    て、互いに嵌合自在で機械的に連結される連結機構を備
    えた筒状継手部と軸状継手部のうち少なくとも前記筒状
    継手部を前記鋼管本体の端部に設け、前記並設継手部材
    に連続するように補助並設継手部材を機械的に取付ける
    取付部を、前記筒状継手部に設けてある鋼管。
  8. 【請求項8】 径方向に並設する鋼管本体どうしの並設
    継手部材を、前記鋼管本体の外側面にその長手方向に沿
    わせて溶接してなる鋼管の複数を、それらの長手方向に
    連結自在な鋼管連結継手であって、互いに嵌合し合うと
    共に、機械的に連結される連結機構を備えた筒状継手部
    と軸状継手部とから構成し、鋼管本体の端部に連結した
    状態で前記並設継手部材に連続するように設けられる補
    助並設継手部材を、前記筒状継手部と前記軸状継手部の
    うちの少なくとも一方に取付け自在な機械連結部を設け
    てある鋼管連結継手。
  9. 【請求項9】 前記連結機構を構成するに、前記筒状継
    手部の内周面に周方向に沿う内向き溝部を形成すると共
    に、前記軸状継手部の外周面に周方向に沿う外向き溝部
    を形成して、前記内向き溝部と外向き溝部とに跨って嵌
    入させることにより前記一対の鋼管を抜け止め状態に接
    続可能なキー部材を設け、前記筒状継手部の外周面に開
    口すると共に前記内向き溝部に連通するボルト孔と、前
    記ボルト孔を介した螺入により前記キー部材を出退操作
    可能な操作ボルトを設けて、前記筒状継手部と軸状継手
    部とを嵌合させた状態で前記ボルト孔への前記操作ボル
    トの螺入により前記内向き溝部と外向き溝部とに跨る状
    態にキー部材を操作して前記鋼管の一対を長手方向に連
    結自在に構成し、前記補助並設継手部材を機械的に取付
    けるための取付部材を取付ボルトにより形成し、前記ボ
    ルト孔を、前記取付ボルトの取付孔として兼用してある
    請求項8に記載の鋼管連結継手。
  10. 【請求項10】 前記操作ボルトを、ネジ軸体により形
    成すると共に、前記ボルト孔への前記操作ボルトの螺入
    により前記内向き溝部と前記外向き溝部とに前記キー部
    材を跨らせた状態で、前記操作ボルトのネジ軸体端部が
    前記筒状継手部の外周面より外方に突出するように形成
    し、前記ネジ軸体端部に前記補助並設継手部材に設けた
    挿通孔を挿通させ、前記ネジ軸体端部に対するナットの
    締め付けにより前記補助並設継手部材を固定してある請
    求項8又は9に記載の鋼管連結継手。
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