JP2002363730A - パターン化薄膜形成方法およびマイクロデバイスの製造方法 - Google Patents

パターン化薄膜形成方法およびマイクロデバイスの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンダーカットの入った形状のマスクを用い
て、欠陥を発生させることなくパターン化薄膜を形成す
る。 【解決手段】 パターン化薄膜形成方法では、下地10
1の上に第1の被パターニング膜、剥離膜103を順に
形成し、その上に、アンダーカットの入ったマスク10
4を形成する。次に、マスク104を用いて剥離膜10
3および第1の被パターニング膜を選択的にエッチング
して第1のパターン化薄膜105を形成する。その際、
剥離膜103の上に第1の被パターニング膜を構成する
物質よりなる再付着膜106が形成される。次に、全面
に被パターニング膜107,108を順に形成する。そ
の際、剥離膜103の上に、被パターニング膜107,
108を形成するための物質よりなる付着膜109が形
成される。次に、マスク104および剥離膜103を剥
離し、再付着膜106と付着膜109を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンダーカットの
入った形状のマスクを用いてパターン化薄膜を形成する
パターン化薄膜形成方法およびマイクロデバイスの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パターン化されたレジスト層(本出願に
おいてパターン化レジスト層と言う。)をマスクとして
用いて、下地上に、パターン化された薄膜(本出願にお
いてパターン化薄膜と言う。)を形成する方法として
は、例えば特開平9−96909号公報に示されるよう
に、エッチング法、リフトオフ法、およびこれらを併用
した方法(以下、併用法と言う。)等がある。
【0003】上述の各方法では、マスクとして、底部側
の幅が上部側の幅よりも小さいマスク、すなわちアンダ
ーカットの入った形状のマスクを用いるのが好ましい。
このようなマスクを形成する方法としては、特開平2−
17643号公報に示されるように2層レジストを用い
る方法や、特開平9−96909号公報に示されるよう
に画像反転機能を有するレジストを用いる方法や、特開
平8−69111号公報に示されるようにマイクログル
ーブを利用する方法が知られている。
【0004】ここで、2層レジストを用いてアンダーカ
ットの入った形状のマスクを形成する方法について簡単
に説明する。この方法では、まず、下地の上に第1の層
と第2の層とを順に形成する。第2の層はレジストよ
り、第1の層は、現像液によって溶解される材料よりな
る。次に、第2の層に対して所定のパターン像の露光を
行う。次に、現像液によって、露光後の第2の層を現像
すると共に第1の層の一部を溶解させて、第1の層の幅
を第2の層の幅よりも小さくする。これにより、パター
ン化された第1の層および第2の層によって、アンダー
カットの入った形状のマスクが形成される。
【0005】次に、画像反転機能を有するレジストを用
いてアンダーカットの入った形状のマスクを形成する方
法について簡単に説明する。この方法では、まず、下地
の上に、画像反転機能を有するレジストよりなるレジス
ト層を形成する。画像反転機能を有するレジストとは、
ポジ型レジストであるが、露光によって現像液に対して
可溶性となった部分が、加熱されることにより現像液に
対して不溶性に変化するレジストである。次に、レジス
ト層に対して所定のパターン像の露光を行う。次に、レ
ジスト層を加熱して、露光によって現像液に対して可溶
性となった部分を、現像液に対して不溶性となるように
変化させる。次に、レジスト層の全面を露光し、レジス
ト層のうち、最初の露光時に露光された部分以外の部分
を、現像液に対して可溶性となるようにする。次に、レ
ジスト層を現像する。これにより、レジスト層のうち、
最初の露光時に露光された部分のみが残る。この部分
が、アンダーカットの入った形状のマスクとなる。
【0006】次に、マイクログルーブを利用してアンダ
ーカットの入った形状のマスクを形成する方法について
簡単に説明する。マイクログルーブとは、パターン化レ
ジスト層において、底部側の幅が上部側の幅よりも小さ
くなる現象を言う。この方法では、まず、下地の上に、
露光によって現像液に対して可溶性となる酸を発生させ
る酸発生剤を含むレジスト層を形成する。次に、レジス
ト層に対して所定のパターン像の露光を行う。次に、レ
ジスト層を加熱して、露光によって発生された酸を、レ
ジスト層内において下地に近い方に偏析させる。次に、
レジスト層を現像する。これにより、マイクログルーブ
が生じたパターン化レジスト層が形成され、このパター
ン化レジスト層がアンダーカットの入った形状のマスク
となる。
【0007】次に、図30ないし図33を参照して、ア
ンダーカットの入った形状のマスクを用いて、エッチン
グ法によってパターン化薄膜を形成する方法について説
明する。この方法では、まず、図30に示したように、
下地301の上に被パターニング膜302を形成する。
次に、図31に示したように、被パターニング膜302
の上に、アンダーカットの入った形状のマスク303を
形成する。次に、図32に示したように、マスク303
を用いて、ドライエッチング、例えばイオンミリングに
よって、被パターニング膜302を選択的にエッチング
して、所望の形状のパターン化薄膜304を形成する。
次に、図33に示したように、マスク303を剥離す
る。
【0008】次に、図34ないし図38を参照して、ア
ンダーカットの入った形状のマスクを用いて、併用法に
よってパターン化薄膜を形成する方法について説明す
る。この方法では、まず、図34に示したように、下地
311の上に第1の被パターニング膜312を形成す
る。次に、図35に示したように、第1の被パターニン
グ膜312の上に、アンダーカットの入った形状のマス
ク313を形成する。次に、図36に示したように、マ
スク313を用いて、ドライエッチング、例えばイオン
ミリングによって、第1の被パターニング膜312を選
択的にエッチングして、所望の形状の第1のパターン化
薄膜314を形成する。次に、図37に示したように、
下地311およびマスク313の上の全面に、スパッタ
リングによって第2の被パターニング膜316を形成す
る。次に、図38に示したように、マスク313を剥離
する。これにより、所望の形状の第2のパターン化薄膜
318が得られる。併用法によれば、下地311の上
に、互いに連続するように第1のパターン化薄膜314
と第2のパターン化薄膜318とを形成することができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アンダーカ
ットの入った形状のマスクを用いて、エッチング法また
は併用法によってパターン化薄膜を形成する場合には、
以下のような問題点があった。
【0010】エッチング法では、図32に示したよう
に、マスク303を用いて被パターニング膜302を選
択的にエッチングする際に、被パターニング膜302を
構成する物質が、エッチングされて被パターニング膜3
02より分離する。そして、この物質がマスク303の
底部の周囲におけるパターン化薄膜304の上に再付着
して再付着膜305が形成される。このような再付着膜
305が形成されると、図33に示したように、マスク
303を剥離した後に、再付着膜305によって、パタ
ーン化薄膜304の上にバリが生じる場合がある。この
バリは、パターン化薄膜304の欠陥となり、パターン
化薄膜304を含むマイクロデバイス等の製品の歩留り
を低下させたり、製品の製造のリードタイムを増加させ
たりする。なお、マイクロデバイスとは、薄膜形成技術
を利用して製造される小型のデバイスを言う。マイクロ
デバイスの例としては、半導体デバイスや、薄膜磁気ヘ
ッドや、薄膜を用いたセンサやアクチュエータ等があ
る。
【0011】また、併用法では、図36に示したよう
に、マスク313を用いて第1の被パターニング膜31
2を選択的にエッチングする際に、第1の被パターニン
グ膜312を構成する物質が、エッチングされて第1の
被パターニング膜312より分離する。そして、この物
質がマスク313の底部の周囲における第1のパターン
化薄膜314の上に再付着して再付着膜315が形成さ
れる。更に、図37に示したように、スパッタリングに
よって第2の被パターニング膜316を形成する際に、
この第2の被パターニング膜316を形成するための物
質が、マスク313の底部の周囲に回り込み、第1のパ
ターン化薄膜314の上にも付着して、付着膜317が
形成される。このような再付着膜315および付着膜3
17が形成されると、図38に示したように、マスク3
13を剥離した後に、再付着膜315および付着膜31
7によって、第1のパターン化薄膜314の上にバリが
生じる場合がある。このバリは、第1のパターン化薄膜
314の欠陥となり、第1のパターン化薄膜314を含
むマイクロデバイス等の製品の歩留りを低下させたり、
製品の製造のリードタイムを増加させたりする。
【0012】このように、アンダーカットの入った形状
のマスクを用いて、エッチング法または併用法によって
パターン化薄膜を形成する従来の方法では、パターン化
薄膜の欠陥が発生する場合があるという問題点があっ
た。
【0013】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、アンダーカットの入った形状のマス
クを用いて、欠陥を発生させることなくパターン化薄膜
を形成することを可能にしたパターン化薄膜形成方法お
よびマイクロデバイスの製造方法を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のパターン
化薄膜形成方法は、アンダーカットの入った形状のマス
クを用いてパターン化薄膜を形成する方法であって、下
地の上に被パターニング膜を形成する工程と、被パター
ニング膜の上に、後に被パターニング膜がパターニング
される際に同時にパターニングされ、最終的に剥離され
る剥離膜を形成する工程と、剥離膜の上に、アンダーカ
ットの入ったマスクを形成する工程と、マスクを用い
て、剥離膜および被パターニング膜を選択的にエッチン
グして、被パターニング膜によってパターン化薄膜を形
成する工程と、マスクおよび剥離膜を剥離する工程とを
備えたものである。
【0015】本発明の第1のパターン化薄膜形成方法で
は、被パターニング膜の上に剥離膜が形成され、この剥
離膜の上に、アンダーカットの入ったマスクが形成され
る。従って、マスクを用いて剥離膜および被パターニン
グ膜を選択的にエッチングする際に、被パターニング膜
を構成する物質よりなる再付着膜はマスクの底部の周囲
における剥離膜の上に形成される。再付着膜は、剥離膜
と共に除去される。
【0016】本発明の第1のパターン化薄膜形成方法に
おいて、剥離膜は樹脂によって形成されていてもよい。
【0017】本発明の第2のパターン化薄膜形成方法
は、アンダーカットの入った形状のマスクを用いてパタ
ーン化薄膜を形成する方法であって、下地の上に第1の
被パターニング膜を形成する工程と、第1の被パターニ
ング膜の上に、後に第1の被パターニング膜がパターニ
ングされる際に同時にパターニングされ、最終的に剥離
される剥離膜を形成する工程と、剥離膜の上に、アンダ
ーカットの入ったマスクを形成する工程と、マスクを用
いて、剥離膜および第1の被パターニング膜を選択的に
エッチングして、第1の被パターニング膜によって第1
のパターン化薄膜を形成する工程と、下地およびマスク
の上の全面に第2の被パターニング膜を形成して、下地
の上に第2の被パターニング膜によって第2のパターン
化薄膜を形成する工程と、マスクおよび剥離膜を剥離す
る工程とを備えたものである。
【0018】本発明の第2のパターン化薄膜形成方法で
は、第1の被パターニング膜の上に剥離膜が形成され、
この剥離膜の上に、アンダーカットの入ったマスクが形
成される。従って、マスクを用いて剥離膜および第1の
被パターニング膜を選択的にエッチングする際に、第1
の被パターニング膜を構成する物質よりなる再付着膜は
マスクの底部の周囲における剥離膜の上に形成される。
また、下地およびマスクの上の全面に第2の被パターニ
ング膜を形成する際には、第2の被パターニング膜を形
成するための物質がマスクの底部の周囲に回り込んで、
マスクの底部の周囲における剥離膜の上に付着膜が形成
される。再付着膜および付着膜は、剥離膜と共に除去さ
れる。
【0019】本発明の第2のパターン化薄膜形成方法に
おいて、剥離膜は樹脂によって形成されていてもよい。
【0020】本発明のマイクロデバイスの製造方法は、
1以上のパターン化薄膜を含むマイクロデバイスを製造
する方法において、パターン化薄膜が本発明の第1また
は第2のパターン化薄膜形成方法によって形成されるも
のである。
【0021】本発明のマイクロデバイスの製造方法にお
いて、マイクロデバイスは薄膜磁気ヘッドであってもよ
い。この場合、パターン化薄膜は磁気抵抗効果素子であ
ってもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。始めに、本発明の一
実施の形態に係るパターン化薄膜形成方法について説明
する。図1ないし図6は、本実施の形態に係るパターン
化薄膜形成方法における各工程を示す断面図である。以
下では、併用法を用いて第1のパターン化薄膜と第2の
パターン化薄膜とを形成する場合について説明する。ま
た、以下では、一例として、第1のパターン化薄膜は、
薄膜磁気ヘッドにおける再生ヘッドの磁気抵抗効果素子
であり、第2のパターン化薄膜は、この磁気抵抗効果素
子にバイアス磁界を印加するバイアス磁界印加層である
ものとする。磁気抵抗効果素子は、例えばスピンバルブ
型GMR素子である。バイアス磁界印加層は、例えば硬
磁性層(ハードマグネット)である。
【0023】本実施の形態に係るパターン化薄膜形成方
法では、まず、図1に示したように、絶縁層等の下地1
01の上に、スパッタリングによって第1の被パターニ
ング膜102を形成する。
【0024】次に、図2に示したように、第1の被パタ
ーニング膜102の上に、後に第1の被パターニング膜
102がパターニングされる際に同時にパターニングさ
れ、最終的に剥離される剥離膜103を形成する。剥離
膜103の材料としては、後述するマスク104を形成
するためのレジストに使用されている溶媒に溶解せず、
マスク104を形成するための露光用の光に感光せず、
且つ第1の被パターニング膜102から容易に剥離する
材料が用いられる。剥離膜103の材料としては、例え
ば樹脂が用いられる。剥離膜103は、例えば、スピン
コーター等の塗布装置に用いて第1の被パターニング膜
102の上に樹脂を塗布し、この樹脂を熱処理(ベイ
ク)することによって形成される。
【0025】剥離膜103の材料として用いられる樹脂
としては、例えば、ポリサルフォンポリマーの誘導体ま
たはマレイミドビニルコポリマーの誘導体が用いられ
る。ポリサルフォンポリマーの誘導体の化学式を以下に
示す。
【0026】
【化1】
【0027】また、マレイミドビニルコポリマーの誘導
体の化学式を以下に示す。
【0028】
【化2】
【0029】次に、図3に示したように、剥離膜103
の上に、アンダーカットの入ったマスク104を形成す
る。上面側から見たマスク104の形状は、形成すべき
第1のパターン化薄膜の形状に対応している。マスク1
04の形成方法については後で詳しく説明する。
【0030】次に、図4に示したように、マスク104
を用いて、ドライエッチング、例えばイオンミリングに
よって、剥離膜103および第1の被パターニング膜1
02を選択的にエッチングして、剥離膜103および第
1の被パターニング膜102を同時に所望の形状にパタ
ーニングする。パターニングされた第1の被パターニン
グ膜102によって第1のパターン化薄膜105が形成
される。
【0031】マスク104を用いて剥離膜103および
第1の被パターニング膜102を選択的にエッチングす
る際には、第1の被パターニング膜102を構成する物
質が、エッチングされて第1の被パターニング膜102
より分離する。そして、この物質がマスク104の側壁
や、マスク104の底部の周囲における剥離膜103の
上に再付着して、再付着膜106が形成される。
【0032】次に、図5に示したように、下地101お
よびマスク104の上の全面に、スパッタリングによっ
て第2の被パターニング膜107および第3の被パター
ニング膜108を順に形成する。このとき、第2の被パ
ターニング膜107を形成するための物質や第3の被パ
ターニング膜108を形成するための物質が、マスク1
04の底部の周囲に回り込み、剥離膜103の上あるい
は再付着膜106の上にも付着して、付着膜109が形
成される。
【0033】次に、図6に示したように、有機溶剤等に
よって、マスク104および剥離膜103を剥離する。
これにより、残った第2の被パターニング膜107によ
って所望の形状の第2のパターン化薄膜110が形成さ
れ、残った第3の被パターニング膜108によって所望
の形状の第3のパターン化薄膜111が形成される。マ
スク104および剥離膜103を剥離することにより、
剥離膜103上に形成されていた再付着膜106や付着
膜109は、剥離膜103と共に除去される。
【0034】図6に示した例では、第1のパターン化薄
膜105は磁気抵抗効果素子であり、第2のパターン化
薄膜110はバイアス磁界印加層である。また、第3の
パターン化薄膜111は、磁気抵抗効果素子に対して信
号検出用の電流を流すためのリード層である。図1ない
し図6に示したように、併用法に用いれば、磁気抵抗効
果素子(第1のパターン化薄膜105)の両側部に正確
に隣接するように、バイアス磁界印加層(第2のパター
ン化薄膜110)およびリード層(第3のパターン化薄
膜111)を配置することができる。このような構造
は、隣接接合構造と呼ばれる。
【0035】なお、以上の説明では、併用法を用いて第
1のパターン化薄膜105と第2のパターン化薄膜11
0とを形成する場合について説明したが、本実施の形態
に係るパターン化薄膜形成方法は、エッチング法のみを
用いてパターン化薄膜を形成する場合にも適用すること
ができる。エッチング法のみを用いてパターン化薄膜を
形成する場合には、図4に示した状態から、有機溶剤等
によって、マスク104および剥離膜103を剥離すれ
ばよい。この場合には、第1の被パターニング膜102
が本発明における被パターニング膜に対応し、第1のパ
ターン化薄膜105が本発明におけるパターン化薄膜に
対応する。このようにエッチング法のみを用いてパター
ン化薄膜を形成する場合には、剥離膜103上に形成さ
れていた再付着膜106は、剥離膜103と共に除去さ
れる。
【0036】以上説明したように、本実施の形態では、
第1の被パターニング膜102の上に剥離膜103を形
成し、この剥離膜103の上に、アンダーカットの入っ
たマスク104を形成する。マスク104を用いて第1
の被パターニング膜102を選択的にエッチングする際
には、第1の被パターニング膜102を構成する物質よ
りなる再付着膜106がマスク104の底部の周囲にお
ける剥離膜103の上に形成される。また、下地101
およびマスク104の上の全面に第2、第3の被パター
ニング膜107,108を形成する際には、被パターニ
ング膜107,108を形成するための物質がマスク1
04の底部の周囲に回り込んで、マスク104の底部の
周囲における剥離膜103の上に付着膜109が形成さ
れる。再付着膜106や付着膜109は、剥離膜103
と共に除去される。従って、再付着膜106や付着膜1
09によって、第1のパターン化薄膜105の上にバリ
が生じることはない。
【0037】このように、本実施の形態によれば、アン
ダーカットの入った形状のマスク104を用いて、欠陥
を発生させることなくパターン化薄膜105,110,
111を形成することが可能になる。また、これによ
り、パターン化薄膜105,110,111を含むマイ
クロデバイス等の製品の歩留りを向上させ、製品の製造
のリードタイムを短縮することが可能になる。
【0038】以下、本実施の形態におけるアンダーカッ
トの入ったマスク104の形成方法の3つの例について
説明する。
【0039】始めに、図7ないし図10を参照して、マ
イクログルーブを利用してアンダーカットの入った形状
のマスク104を形成する方法について説明する。この
方法では、まず、図7に示したように、剥離層103の
上に、露光によって現像液に対して可溶性となる酸を発
生させる酸発生剤を含むポジ型のレジスト層121を形
成する。レジスト層121の材料としては、例えば、特
開平8−69111号公報に示される種々のレジスト材
料を用いることができる。次に、図8に示したように、
レジスト層121のうち、形成しようとするマスク10
4に対応する部分以外の部分が露光されるように、マス
ク122を用いてレジスト層121に対して所定のパタ
ーン像の露光を行う。次に、図9に示したように、レジ
スト層121を加熱して、露光によって発生された酸
を、レジスト層121内において下地101に近い方に
偏析させる。次に、図10に示したように、レジスト層
121を現像する。これにより、マイクログルーブが生
じたパターン化レジスト層121Aが形成され、このパ
ターン化レジスト層121Aがアンダーカットの入った
形状のマスク104となる。
【0040】次に、図11ないし図14を参照して、2
層レジストを用いてアンダーカットの入った形状のマス
ク104を形成する方法について説明する。この方法で
は、まず、図11に示したように、剥離層103の上
に、現像液によって溶解される材料よりなる第1の層1
31を形成する。第1の層131の材料としては、例え
ば、ポリメチルグルタルイミドもしくは染料が添加され
たポリメチルグルタルイミドが用いられる。第1の層1
31は、例えば、第1の層131に用いられる材料を剥
離層103の上に塗布した後、これを熱処理することに
よって形成される。次に、図12に示したように、第1
の層131の上に、ポジ型レジストよりなる第2の層1
32を形成する。第2の層132は、例えば、第2の層
132に用いられるレジストを第1の層131の上に塗
布した後、これを熱処理することによって形成される。
次に、図13に示したように、第2の層132のうち、
形成しようとするマスク104に対応する部分以外の部
分が露光されるように、マスク133を用いて第2の層
132に対して所定のパターン像の露光を行う。次に、
図14に示したように、現像液によって、露光後の第2
の層132を現像すると共に第1の層131の一部を溶
解させて、パターン化された第1の層131Aとパター
ン化された第2の層132Aとを形成する。パターン化
された第1の層131Aの幅は、パターン化された第2
の層132Aの幅よりも小さい。このパターン化された
第1の層131Aおよび第2の層132Aによって、ア
ンダーカットの入った形状のマスク104が形成され
る。
【0041】次に、図15ないし図19に示したよう
に、画像反転機能を有するレジストを用いてアンダーカ
ットの入った形状のマスク104を形成する方法につい
て説明する。この方法では、まず、図15に示したよう
に、剥離層103の上に、画像反転機能を有するレジス
トよりなるレジスト層141を形成する。この画像反転
機能を有するレジストは、ポジ型レジストであるが、露
光によって現像液に対して可溶性となった部分が、加熱
されることにより現像液に対して不溶性に変化するレジ
ストである。レジスト層141の材料としては、例え
ば、特開平9−96909号公報に示される種々のレジ
スト材料を用いることができる。次に、図16に示した
ように、レジスト層141のうち、形成しようとするマ
スク104に対応する部分141Aのみが露光されるよ
うに、マスク104を用いてレジスト層141に対して
所定のパターン像の露光を行う。次に、図17に示した
ように、レジスト層141を加熱して、露光によって現
像液に対して可溶性となった部分141Aを、現像液に
対して不溶性となるように変化させる。次に、図18に
示したように、レジスト層141の全面を露光し、レジ
スト層141のうち、最初の露光時に露光された部分1
41A以外の部分を、現像液に対して可溶性となるよう
にする。次に、図19に示したように、レジスト層14
1を現像する。これにより、レジスト層141のうち、
最初の露光時に露光された部分141Aのみが残る。こ
の部分141Aが、アンダーカットの入った形状のマス
ク104となる。
【0042】次に、図20ないし図25を参照して、本
実施の形態に係るパターン化薄膜形成方法を、マイクロ
デバイスの一例としての薄膜磁気ヘッドの製造方法に適
用した例について説明する。ここでは、スピンバルブ型
のGMR素子を用いた再生ヘッドを含む薄膜磁気ヘッド
の例を挙げる。図20ないし図25において、(a)は
エアベアリング面に垂直な断面を示し、(b)は磁極部
分のエアベアリング面に平行な断面を示している。
【0043】本例における薄膜磁気ヘッドの製造方法で
は、まず、図20に示したように、アルティック(Al
23・TiC)等のセラミック材料よりなる基板1の上
に、スパッタリング法等によって、アルミナ(Al
23)等の絶縁材料よりなる絶縁層2を、例えば1〜5
μmの厚みに形成する。次に、絶縁層2の上に、スパッ
タリング法またはめっき法等によって、パーマロイ(N
iFe)等の磁性材料よりなる再生ヘッド用の下部シー
ルド層3を、例えば約3μmの厚みに形成する。
【0044】次に、下部シールド層3の上に、スパッタ
リング法等によって、アルミナ等の絶縁材料よりなる下
部シールドギャップ膜4を、例えば10〜200nmの
厚みに形成する。次に、本実施の形態に係るパターン化
薄膜形成方法を用いて、下部シールドギャップ膜4の上
に、再生用のGMR素子5と、図示しないバイアス磁界
印加層と、リード層6を、それぞれ、例えば数十nmの
厚みに形成する。ここで、GMR素子5は本実施の形態
における第1のパターン化薄膜105に対応し、バイア
ス磁界印加層は本実施の形態における第2のパターン化
薄膜110に対応し、リード層6は本実施の形態におけ
る第3のパターン化薄膜111に対応する。従って、G
MR素子5、バイアス磁界印加層およびリード層6の位
置関係は、図6に示した第1のパターン化薄膜105、
第2のパターン化薄膜110および第3のパターン化薄
膜111の位置関係と同様である。また、GMR素子
5、バイアス磁界印加層およびリード層6の形成方法
は、図1ないし図6を参照して説明した通りである。
【0045】次に、下部シールドギャップ膜4およびG
MR素子5の上に、スパッタリング法等によって、アル
ミナ等の絶縁材料よりなる上部シールドギャップ膜7
を、例えば10〜200nmの厚みに形成する。
【0046】次に、上部シールドギャップ膜7の上に、
磁性材料からなり、再生ヘッドと記録ヘッドの双方に用
いられる上部シールド層兼下部磁極層(以下、下部磁極
層と記す。)8を、例えば3〜4μmの厚みに形成す
る。なお、下部磁極層8に用いる磁性材料は、NiF
e、CoFe、CoFeNi、FeN等の軟磁性材料で
ある。下部磁極層8は、スパッタリング法またはめっき
法等によって形成される。
【0047】なお、下部磁極層8の代わりに、上部シー
ルド層と、この上部シールド層の上にスパッタリング法
等によって形成されたアルミナ等の非磁性材料よりなる
分離層と、この分離層の上に形成された下部磁性層とを
設けてもよい。
【0048】次に、図21に示したように、下部磁極層
8の上に、スパッタリング法等によって、アルミナ等の
絶縁材料よりなる記録ギャップ層9を、例えば50〜3
00nmの厚みに形成する。次に、磁路形成のために、
後述する薄膜コイルの中心部分において、記録ギャップ
層9を部分的にエッチングしてコンタクトホール9aを
形成する。
【0049】次に、記録ギャップ層9の上に、例えば銅
(Cu)よりなる薄膜コイルの第1層部分10を、例え
ば2〜3μmの厚みに形成する。なお、図21(a)に
おいて、符号10aは、第1層部分10のうち、後述す
る薄膜コイルの第2層部分15に接続される接続部を表
している。第1層部分10は、コンタクトホール9aの
周囲に巻回される。
【0050】次に、図22に示したように、薄膜コイル
の第1層部分10およびその周辺の記録ギャップ層9を
覆うように、フォトレジスト等の、加熱時に流動性を有
する有機絶縁材料よりなる絶縁層11を所定のパターン
に形成する。次に、絶縁層11の表面を平坦にするため
に所定の温度で熱処理する。この熱処理により、絶縁層
11の外周および内周の各端縁部分は、丸みを帯びた斜
面形状となる。
【0051】次に、絶縁層11のうちの後述するエアベ
アリング面20側(図22(a)における左側)の斜面
部分からエアベアリング面20側にかけての領域におい
て、記録ギャップ層9および絶縁層11の上に、記録ヘ
ッド用の磁性材料によって、上部磁極層12のトラック
幅規定層12aを形成する。上部磁極層12は、このト
ラック幅規定層12aと、後述する連結部分層12bお
よびヨーク部分層12cとで構成される。トラック幅規
定層12aは、例えばめっき法によって形成される。
【0052】トラック幅規定層12aは、記録ギャップ
層9の上に形成され、上部磁極層12の磁極部分となる
先端部12a1と、絶縁層11のエアベアリング面20
側の斜面部分の上に形成され、ヨーク部分層12cに接
続される接続部12a2とを有している。先端部12a1
の幅は記録トラック幅と等しくなっている。すなわち、
先端部12a1は記録トラック幅を規定している。接続
部12a2の幅は、先端部12a1の幅よりも大きくなっ
ている。
【0053】トラック幅規定層12aを形成する際に
は、同時に、コンタクトホール9aの上に磁性材料より
なる連結部分層12bを形成すると共に、接続部10a
の上に磁性材料よりなる接続層13を形成する。連結部
分層12bは、上部磁極層12のうち、下部磁極層8に
磁気的に連結される部分を構成する。
【0054】次に、トラック幅規定層12aの周辺にお
いて、トラック幅規定層12aをマスクとして、記録ギ
ャップ層9および下部磁極層8の磁極部分における記録
ギャップ層9側の少なくとも一部をエッチングする。記
録ギャップ層9のエッチングには例えば反応性イオンエ
ッチングが用いられ、下部磁極層8のエッチングには例
えばイオンミリングが用いられる。図22(b)に示し
たように、上部磁極層12の磁極部分(トラック幅規定
層12aの先端部12a1)、記録ギャップ層9および
下部磁極層8の磁極部分の少なくとも一部の各側壁が垂
直に自己整合的に形成された構造は、トリム(Trim)構
造と呼ばれる。
【0055】次に、図23に示したように、全体に、ア
ルミナ等の無機絶縁材料よりなる絶縁層14を、例えば
3〜4μmの厚みに形成する。次に、この絶縁層14
を、例えば化学機械研磨によって、トラック幅規定層1
2a、連結部分層12bおよび接続層13の表面に至る
まで研磨して平坦化する。
【0056】次に、図24に示したように、平坦化され
た絶縁層14の上に、例えば銅(Cu)よりなる薄膜コ
イルの第2層部分15を、例えば2〜3μmの厚みに形
成する。なお、図24(a)において、符号15aは、
第2層部分15のうち、接続層13を介して薄膜コイル
の第1層部分10の接続部10aに接続される接続部を
表している。第2層部分15は、連結部分層12bの周
囲に巻回される。
【0057】次に、薄膜コイルの第2層部分15および
その周辺の絶縁層14を覆うように、フォトレジスト等
の、加熱時に流動性を有する有機絶縁材料よりなる絶縁
層16を所定のパターンに形成する。次に、絶縁層16
の表面を平坦にするために所定の温度で熱処理する。こ
の熱処理により、絶縁層16の外周および内周の各端縁
部分は、丸みを帯びた斜面形状となる。
【0058】次に、図25に示したように、トラック幅
規定層12a、絶縁層14,16および連結部分層12
bの上に、パーマロイ等の記録ヘッド用の磁性材料によ
って、上部磁極層12のヨーク部分を構成するヨーク部
分層12cを形成する。ヨーク部分層12cのエアベア
リング面20側の端部は、エアベアリング面20から離
れた位置に配置されている。また、ヨーク部分層12c
は、連結部分層12bを介して下部磁極層8に接続され
ている。
【0059】次に、全体を覆うように、例えばアルミナ
よりなるオーバーコート層17を形成する。最後に、上
記各層を含むスライダの機械加工を行って、記録ヘッド
および再生ヘッドを含む薄膜磁気ヘッドのエアベアリン
グ面20を形成して、薄膜磁気ヘッドが完成する。
【0060】このようにして製造される薄膜磁気ヘッド
は、記録媒体に対向する媒体対向面(エアベアリング面
20)と再生ヘッドと記録ヘッド(誘導型電磁変換素
子)とを備えている。再生ヘッドは、GMR素子5と、
エアベアリング面20側の一部がGMR素子5を挟んで
対向するように配置された、GMR素子5をシールドす
るための下部シールド層3および上部シールド層(下部
磁極層8)とを有している。
【0061】記録ヘッドは、互いに磁気的に連結され、
エアベアリング面20側において互いに対向する磁極部
分を含み、それぞれ少なくとも1つの層を含む下部磁極
層8および上部磁極層12と、この下部磁極層8の磁極
部分と上部磁極層12の磁極部分との間に設けられた記
録ギャップ層9と、少なくとも一部が下部磁極層8およ
び上部磁極層12の間に、これらに対して絶縁された状
態で配設された薄膜コイル10,15とを有している。
本実施の形態に係る薄膜磁気ヘッドでは、図25(a)
に示したように、エアベアリング面20から、絶縁層1
1のエアベアリング面20側の端部までの長さが、スロ
ートハイトTHとなる。なお、スロートハイトとは、2
つの磁極層が記録ギャップ層を介して対向する部分の、
エアベアリング面側の端部から反対側の端部までの長さ
(高さ)をいう。
【0062】以下、本実施の形態における薄膜磁気ヘッ
ドが適用されるヘッドジンバルアセンブリおよびハード
ディスク装置について説明する。まず、図26を参照し
て、ヘッドジンバルアセンブリに含まれるスライダ21
0について説明する。ハードディスク装置において、ス
ライダ210は、回転駆動される円盤状の記録媒体であ
るハードディスクに対向するように配置される。このス
ライダ210は、主に図25における基板1およびオー
バーコート層17からなる基体211を備えている。基
体211は、ほぼ六面体形状をなしている。基体211
の六面のうちの一面は、ハードディスクに対向するよう
になっている。この一面には、表面がエアベアリング面
となるレール部212が形成されている。レール部21
2の空気流入側の端部(図26における右上の端部)の
近傍にはテーパ部またはステップ部が形成されている。
ハードディスクが図26におけるz方向に回転すると、
テーパ部またはステップ部より流入し、ハードディスク
とスライダ210との間を通過する空気流によって、ス
ライダ210に、図26におけるy方向の下方に揚力が
生じる。スライダ210は、この揚力によってハードデ
ィスクの表面から浮上するようになっている。なお、図
26におけるx方向は、ハードディスクのトラック横断
方向である。スライダ210の空気流出側の端部(図2
6における左下の端部)の近傍には、本実施の形態にお
ける薄膜磁気ヘッド100が形成されている。
【0063】次に、図27を参照して、本実施の形態に
おけるヘッドジンバルアセンブリ220について説明す
る。ヘッド・ジンバル・アッセンブリ220は、スライ
ダ210と、このスライダ210を弾性的に支持するサ
スペンション221とを備えている。サスペンション2
21は、例えばステンレス鋼によって形成された板ばね
状のロードビーム222、このロードビーム222の一
端部に設けられると共にスライダ210が接合され、ス
ライダ210に適度な自由度を与えるフレクシャ223
と、ロードビーム222の他端部に設けられたベースプ
レート224とを有している。ベースプレート224
は、スライダ210をハードディスク300のトラック
横断方向xに移動させるためのアクチュエータのアーム
230に取り付けられるようになっている。アクチュエ
ータは、アーム230と、このアーム230を駆動する
ボイスコイルモータとを有している。フレクシャ223
において、スライダ210が取り付けられる部分には、
スライダ210の姿勢を一定に保つためのジンバル部が
設けられている。
【0064】ヘッドジンバルアセンブリ220は、アク
チュエータのアーム230に取り付けられる。1つのア
ーム230にヘッドジンバルアセンブリ220を取り付
けたものはヘッドアームアセンブリと呼ばれる。また、
複数のアームを有するキャリッジの各アームにヘッドジ
ンバルアセンブリ220を取り付けたものはヘッドスタ
ックアセンブリと呼ばれる。
【0065】図27は、ヘッドアームアセンブリの一例
を示している。このヘッドアームアセンブリでは、アー
ム230の一端部にヘッドジンバルアセンブリ220が
取り付けられている。アーム230の他端部には、ボイ
スコイルモータの一部となるコイル231が取り付けら
れている。アーム230の中間部には、アーム230を
回動自在に支持するための軸234に取り付けられる軸
受け部233が設けられている。
【0066】次に、図28および図29を参照して、ヘ
ッドスタックアセンブリの一例と本実施の形態における
ハードディスク装置について説明する。図28はハード
ディスク装置の要部を示す説明図、図29はハードディ
スク装置の平面図である。ヘッドスタックアセンブリ2
50は、複数のアーム252を有するキャリッジ251
を有している。複数のアーム252には、複数のヘッド
ジンバルアセンブリ220が、互いに間隔を開けて垂直
方向に並ぶように取り付けられている。キャリッジ25
1においてアーム252とは反対側には、ボイスコイル
モータの一部となるコイル253が取り付けられてい
る。ヘッドスタックアセンブリ250は、ハードディス
ク装置に組み込まれる。ハードディスク装置は、スピン
ドルモータ261に取り付けられた複数枚のハードディ
スク262を有している。各ハードディスク262毎
に、ハードディスク262を挟んで対向するように2つ
のスライダ210が配置される。また、ボイスコイルモ
ータは、ヘッドスタックアセンブリ250のコイル25
3を挟んで対向する位置に配置された永久磁石263を
有している。
【0067】スライダ210を除くヘッドスタックアセ
ンブリ250およびアクチュエータは、スライダ210
を支持すると共にハードディスク262に対して位置決
めする。
【0068】本実施の形態におけるハードディスク装置
では、アクチュエータによって、スライダ210をハー
ドディスク262のトラック横断方向に移動させて、ス
ライダ210をハードディスク262に対して位置決め
する。スライダ210に含まれる薄膜磁気ヘッドは、記
録ヘッドによって、ハードディスク262に情報を記録
し、再生ヘッドによって、ハードディスク262に記録
されている情報を再生する。
【0069】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れず種々の変更が可能である。例えば、本発明は、半導
体デバイスや、薄膜を用いたセンサやアクチュエータ等
の、薄膜磁気ヘッド以外のマイクロデバイスの製造方法
にも適用することができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし4の
いずれかに記載のパターン化薄膜形成方法もしくは請求
項5ないし7のいずれかに記載のマイクロデバイスの製
造方法では、被パターニング膜または第1の被パターニ
ング膜の上に剥離膜を形成し、この剥離膜の上に、アン
ダーカットの入ったマスクを形成する。マスクを用いて
被パターニング膜または第1の被パターニング膜を選択
的にエッチングする際には、被パターニング膜または第
1の被パターニング膜を構成する物質よりなる再付着膜
がマスクの底部の周囲における剥離膜の上に形成され
る。また、下地およびマスクの上の全面に第2の被パタ
ーニング膜を形成する際には、第2の被パターニング膜
を形成するための物質がマスクの底部の周囲に回り込ん
で、マスクの底部の周囲における剥離膜の上に付着膜が
形成される。再付着膜や付着膜は、剥離膜と共に除去さ
れる。従って、本発明によれば、アンダーカットの入っ
た形状のマスクを用いて、欠陥を発生させることなくパ
ターン化薄膜を形成することが可能になるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るパターン化薄膜形
成方法における一工程を示す断面図である。
【図2】図1に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図3】図2に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図4】図3に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図5】図4に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図6】図5に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図7】本発明の一実施の形態においてマイクログルー
ブを利用してアンダーカットの入った形状のマスクを形
成する方法における一工程を示す断面図である。
【図8】図7に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図9】図8に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図10】図9に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図11】本発明の一実施の形態において2層レジスト
を用いてアンダーカットの入った形状のマスクを形成す
る方法における一工程を示す断面図である。
【図12】図11に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図13】図12に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図14】図13に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図15】本発明の一実施の形態において画像反転機能
を有するレジストを用いてアンダーカットの入った形状
のマスクを形成する方法における一工程を示す断面図で
ある。
【図16】図15に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図17】図16に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図18】図17に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図19】図18に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図20】本発明の一実施の形態における薄膜磁気ヘッ
ドの製造方法を説明するための断面図である。
【図21】図20に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図22】図21に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図23】図22に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図24】図23に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図25】図24に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図26】本発明の一実施の形態におけるヘッドジンバ
ルアセンブリに含まれるスライダを示す斜視図である。
【図27】本発明の一実施の形態におけるヘッドジンバ
ルアセンブリを含むヘッドアームアセンブリを示す斜視
図である。
【図28】本発明の一実施の形態におけるハードディス
ク装置の要部を示す説明図である。
【図29】本発明の一実施の形態におけるハードディス
ク装置の平面図である。
【図30】アンダーカットの入った形状のマスクを用い
てエッチング法によってパターン化薄膜を形成する方法
における一工程を示す断面図である。
【図31】図30に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図32】図31に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図33】図32に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図34】アンダーカットの入った形状のマスクを用い
て併用法によってパターン化薄膜を形成する方法におけ
る一工程を示す断面図である。
【図35】図34に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図36】図35に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図37】図36に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図38】図37に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【符号の説明】
101…下地、102…第1の被パターニング膜、10
3…剥離膜、104…マスク、105…第1のパターン
化薄膜、106…再付着膜、107…第2の被パターニ
ング膜、108…第3の被パターニング膜、109…付
着膜、110…第2のパターン化薄膜、111…第3の
パターン化薄膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 43/12 H01L 43/12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンダーカットの入った形状のマスクを
    用いてパターン化薄膜を形成するパターン化薄膜形成方
    法であって、 下地の上に被パターニング膜を形成する工程と、 前記被パターニング膜の上に、後に前記被パターニング
    膜がパターニングされる際に同時にパターニングされ、
    最終的に剥離される剥離膜を形成する工程と、 前記剥離膜の上に、アンダーカットの入ったマスクを形
    成する工程と、 前記マスクを用いて、前記剥離膜および前記被パターニ
    ング膜を選択的にエッチングして、被パターニング膜に
    よってパターン化薄膜を形成する工程と、 前記マスクおよび前記剥離膜を剥離する工程とを備えた
    ことを特徴とするパターン化薄膜形成方法。
  2. 【請求項2】 前記剥離膜は樹脂によって形成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のパターン化薄膜形成方
    法。
  3. 【請求項3】 アンダーカットの入った形状のマスクを
    用いてパターン化薄膜を形成するパターン化薄膜形成方
    法であって、 下地の上に第1の被パターニング膜を形成する工程と、 前記第1の被パターニング膜の上に、後に前記第1の被
    パターニング膜がパターニングされる際に同時にパター
    ニングされ、最終的に剥離される剥離膜を形成する工程
    と、 前記剥離膜の上に、アンダーカットの入ったマスクを形
    成する工程と、 前記マスクを用いて、前記剥離膜および前記第1の被パ
    ターニング膜を選択的にエッチングして、前記第1の被
    パターニング膜によって第1のパターン化薄膜を形成す
    る工程と、 前記下地および前記マスクの上の全面に第2の被パター
    ニング膜を形成して、前記下地の上に前記第2の被パタ
    ーニング膜によって第2のパターン化薄膜を形成する工
    程と、 前記マスクおよび前記剥離膜を剥離する工程とを備えた
    ことを特徴とするパターン化薄膜形成方法。
  4. 【請求項4】 前記剥離膜は樹脂によって形成されるこ
    とを特徴とする請求項3記載のパターン化薄膜形成方
    法。
  5. 【請求項5】 1以上のパターン化薄膜を含むマイクロ
    デバイスの製造方法において、前記パターン化薄膜が、
    請求項1ないし4のいずれかに記載のパターン化薄膜形
    成方法によって形成されることを特徴とするマイクロデ
    バイスの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記マイクロデバイスは薄膜磁気ヘッド
    であることを特徴とする請求項5記載のマイクロデバイ
    スの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記パターン化薄膜は磁気抵抗効果素子
    であることを特徴とする請求項6記載のマイクロデバイ
    スの製造方法。
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