JP2002361623A - 擬石用型枠とその製造方法及び擬石の製造方法 - Google Patents

擬石用型枠とその製造方法及び擬石の製造方法

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JP2002361623A
JP2002361623A JP2001167278A JP2001167278A JP2002361623A JP 2002361623 A JP2002361623 A JP 2002361623A JP 2001167278 A JP2001167278 A JP 2001167278A JP 2001167278 A JP2001167278 A JP 2001167278A JP 2002361623 A JP2002361623 A JP 2002361623A
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Japan
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mold
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JP2001167278A
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English (en)
Inventor
Sanshiro Omori
三四郎 大森
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OMORI KENSETSU KK
Original Assignee
OMORI KENSETSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、軽量化した状態で製造され、さら
に、形状の複雑な自然石に対しても、その形状を精度良
く転写形成し、かつ、複数の型枠分割に容易に対応でき
る型枠を用いて、自然石と同一の形状および大きさの擬
石を容易に製造することが可能な擬石用型枠とその製造
方法及び擬石の製造方法の提供を目的とする。 【解決手段】 擬石用型枠1は、被模倣石の表面形状と
部分的に合致する内部表面形状を有する、強化プラスチ
ックからなる部分型枠本体41等と、部分型枠本体どう
しを連結するためのフランジ51等とを具備した複数の
部分型枠31等からなる構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、擬石用型枠とその
製造方法及び擬石の製造方法に関し、特に、庭石などと
して好適な形状および大きさの自然石などの型枠を製造
し、この型枠を用いて、自然石と同一の形状および大き
さの擬石を製造することが可能な擬石用型枠とその製造
方法及び擬石の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自然石のなかには、その形状,大きさ,
色彩,模様などにより美感を起こさせるものがあり、こ
のような自然石は、たとえば、庭園などに観賞用として
敷設されてきた。ところで、庭などに敷設する観賞用の
自然石は、先ず、見つけることが難しく、また、仮に見
つけたとしても、たとえば、自然石の産地が山奥で、敷
設場所が大都市近郊である場合、自然石の運送費などが
高額となり、敷設するまでには多額の費用が必要であっ
た。
【0003】このため、擬石および擬石の製造方法に関
して、様々な技術が開示されており、たとえば、特許公
報第2562790号において、表層部をカラー珪砂モ
ルタルによって形成し、内表面に擬石形状を有する型枠
を使用して、擬石本体部をコンクリートによって形成す
る擬石及びその製造方法の技術が開示されている。
【0004】(擬石用型枠とその製造方法の従来例)ま
ず、この技術で用いられる型枠(適宜、擬石用型枠と略
称する。)とその製造方法について、図面を参照して説
明する。図8は、従来例における擬石用型枠の構造及び
その製造方法を説明するための概略図であり、(a)は
脚部型枠の断面図を、(b)は本体部型枠の断面図を示
している。
【0005】同図において、101は、合成樹脂製の擬
石模型であり、擬石模型101の形状に応じて、型枠を
分割するための分割線があり、この分割線を境に、擬石
脚部112と擬石模型本体部117に区別される。ま
た、擬石用型枠100は、擬石脚部112と擬石模型本
体部117に対応して、脚部型枠113と本体部型枠1
20とからなっている。
【0006】脚部型枠113は、脚部金枠102と合成
樹脂114とからなっており、合成樹脂114は、脚部
金枠102に擬石脚部112を収納した状態で、擬石脚
部112と脚部金枠102との空間部に投入され硬化す
る。したがって、合成樹脂114の表面形状は、擬石脚
部112の形状そのままに転写形成される。また、合成
樹脂114と接触する擬石脚部112の表面には、剥離
剤116が塗布されている。
【0007】次に、脚部型枠113の縁面115に剥離
剤116を塗布し、擬石模型本体部117の全面にも剥
離剤116を塗布し、さらに、本体部金枠103を脚部
金枠102上に、擬石模型本体部117を覆うように載
置し、両金枠102,103を金枠締結具104で締結
する。続いて、本体部金枠底118に開口してある合成
樹脂投入口119から合成樹脂114を本体部金枠10
3に投入し硬化させる。
【0008】このようにすると、本体部金枠103と合
成樹脂114とからなる本体部型枠120を製造するこ
とができ、本体部金枠103に投入された合成樹脂11
4の表面形状は、擬石模型本体部117の形状そのまま
に転写形成される。そして、両金枠102,103内に
両型枠113,120をそれぞれ納置したまま離型する
と、脚部型枠113と本体部型枠120が完成する。
【0009】(擬石の製造方法の従来例)次に、上記擬
石用型枠を用いた擬石の製造方法の技術について説明す
る。この擬石の製造方法は、本体部型枠120の内表面
に形成された凹部に白色珪砂モルタルを投入して擬石外
面の石灰石層を形成し、次いで、該白色珪砂モルタルが
硬化する前に、本体部型枠120の全表面にカラー珪砂
モルタルを散布又は塗布して擬石の凹凸部、断層部、積
層部、石の目などの表層部を形成し、更に、上記本体部
型枠と脚部型枠の内部にコンクリートを投入して擬石本
体部を形成する方法としてある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記擬石用
型枠は、合成樹脂を重力落下させて金枠に注入している
ので、擬石模型の凹凸部が空気溜りを形成するような形
状の場合には、合成樹脂114の表面形状が、擬石模型
101の形状そのままに転写形成されなくなる。
【0011】この問題を解決するには、合成樹脂が注入
される領域を真空脱気した状態で、合成樹脂を注入する
方法や、型枠を反転させて、注入方向を変える方法など
が考えられるが、このようにすると、設備投資や作業が
増えるといった問題があり、現実的には、擬石模型の凹
凸部が空気溜りを形成する場合、擬石模型の形状をその
まま転写形成することは困難であった。
【0012】また、上記擬石用型枠は、擬石模型の形状
に応じて、擬石用型枠を三つ以上の型枠に分割する場
合、金枠の構造が複雑となり、また、擬石用型枠の分割
方向によっては、合成樹脂の注入方向の変更といった作
業が発生するので、型枠の分割数が増えると、製造が極
めて困難になるといった問題があった。
【0013】また、上記擬石用型枠は、金枠を用いてい
るために重量物となり、型枠を移動したり,組立・分割
したりする際に、クレーンなどの装置を必要とするとい
った問題があった。
【0014】さらにまた、上記擬石用型枠を用いた擬石
の製造方法は、擬石用型枠が重量物となり、クレーンな
どの装置を必要とするために、製造場所が限定され、か
つ、作業性が悪いといった問題があった。
【0015】本発明は、上記の問題点に鑑みなされたも
ので、軽量化した状態で製造され、さらに、形状の複雑
な自然石に対しても、その形状を精度良く転写形成し、
かつ、複数の型枠分割に容易に対応できる型枠を用い
て、自然石と同一の形状および大きさの擬石を容易に製
造することが可能な擬石用型枠とその製造方法及び擬石
の製造方法の提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載の擬石用型枠は、モデルとなる被
模倣石の表面形状と部分的に合致する内部表面形状を有
する複数の部分型枠本体と、これら部分型枠本体に配設
され、部分型枠本体どうしを連結するためのフランジと
を具備し、前記複数の部分型枠を、フランジを連結して
組み立てることにより、前記被模倣石の表面形状と合致
する内部表面形状を有する構成としてある。
【0017】このようにすると、擬石用型枠を軽量化す
ることができ、また、部分型枠本体どうしを連結するた
めのフランジにより、型枠の分割数が増えても容易に対
応することができる。
【0018】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の擬石用型枠において、前記フランジに連結用のボルト
孔を穿設し、当該フランジどうしを、ボルトとナットを
用いて連結する構成としてある。このようにすると、フ
ランジどうしを容易に連結したり、分割することができ
るので、擬石の製造作業の作業効率を向上させることが
できる。
【0019】請求項3記載の発明は、上記請求項1又は
2記載の擬石用型枠において、前記部分型枠に、補強用
のリブを形成した構成としてある。このようにすると、
部分型枠の機械的強度を、軽量化を維持した状態で、効
果的に向上させることができる。
【0020】また、本発明の請求項4記載の擬石用型枠
の製造方法は、モデルとなる被模倣石に離型剤を塗布す
る工程と、前記被模倣石に、強化プラスチックを用い
て、ベース型枠を形成する工程と、前記ベース型枠を複
数の部分型枠本体に分割し、前記被模倣石から取り外す
か、あるいは、前記ベース型枠を前記被模倣石から取り
外し、複数の部分型枠本体に分割する工程と、前記部分
型枠本体の分割した部分に組み立て用のフランジを配設
し、部分型枠を形成する工程と、前記フランジの形成さ
れた部分型枠を組み立てる工程とを有する方法としてあ
る。
【0021】このようにすると、ベース型枠を分割する
ことにより、部分型枠本体を最適な形状および個数に分
割することができ、また、部分型枠本体に配設する組み
立て用のフランジにより、部分型枠を容易に組み立てる
ことができる。
【0022】請求項5記載の発明は、上記請求項4記載
の擬石用型枠の製造方法において、前記強化プラスチッ
クを形成する前に、前記被模倣石に樹脂塗料を塗布する
方法としてある。このようにすると、被模倣石の形状を
精度良く転写することができ、また、樹脂塗料の色を黒
色などにすると、ガラスマットとロービングクロスを張
り合わせる際、空気が入り込んでも、空気を検出しやす
いので、空気による機械的強度の低下を効果的に防止す
ることができる。
【0023】また、本発明の請求項6記載の擬石の製造
方法は、モデルとなる被模倣石に離型剤を塗布する工程
と、前記被模倣石に、強化プラスチックを用いて、ベー
ス型枠を形成する工程と、前記ベース型枠を複数の部分
型枠本体に分割し、前記被模倣石から取り外すか、ある
いは、前記ベース型枠を前記被模倣石から取り外し、複
数の部分型枠本体に分割する工程と、前記部分型枠本体
の分割した部分に組み立て用のフランジを配設し、部分
型枠を形成する工程と、前記フランジの形成された部分
型枠を組み立てて、擬石用型枠を形成する工程と、前記
擬石用型枠に、擬石を形成するコンクリートを打設し養
生する工程と、前記擬石用型枠を、部分型枠に分解して
前記擬石から取り外す工程とを有する方法としてある。
【0024】このようにすると、型枠が軽量化されてい
るので、クレーンなどの設備がなくても、擬石を製造す
ることができ、かつ、型枠の移動、組立て、分割などの
作業を効率良く行うことができる擬石用型枠を、容易に
製造することができる。
【0025】請求項7記載の発明は、上記請求項6記載
の擬石の製造方法において、前記擬石に、吊り部を形成
する方法としてある。このようにすると、製造した擬石
を容易に吊り下げて移動させることができる。
【0026】請求項8記載の発明は、上記請求項6又は
7記載の擬石の製造方法において、前記擬石用型枠が取
り外された前記擬石に、塗料で着色する方法としてあ
る。このようにすると、擬石を設置する場所に合わせ
て、擬石の表面に色彩や模様をつけることができ、擬石
の模倣性や付加価値を高めることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態につい
て、図面を参照して説明する。まず、本発明に係る擬石
用型枠の第一実施形態〜第四実施形態について説明す
る。
【0028】[第一実施形態]図1は、本発明に係る擬
石用型枠の第一実施形態の構造を説明するための概略図
を示しており、(a)は斜視図を、(b)はA−A線方
向に切断した断面図を示している。同図において、擬石
用型枠1は、モデルとなる自然石(図示せず)の形状お
よび大きさを模倣した庭石を製造するための型枠であっ
て、自然石の正面,上面及び背面を覆う第一の部分型枠
31と、左側面を覆う第二の部分型枠32と、右側面を
覆う第三の部分型枠33とからなっている。
【0029】ここで、各部分型枠31,32,33は、
自然石の表面形状と部分的に合致する内部表面形状を有
しており、部分型枠本体41,42,43と、これら部
分型枠本体に配設され、各部分型枠本体どうしを連結す
るフランジ51,52,53とを具備している。
【0030】また、各部分型枠本体41,42,43お
よび各フランジ51,52,53は、材料を強化プラス
チックとしてあるので、軽量化でき、かつ、機械的強度
を向上させることができる。また、好ましくは、各部分
型枠本体41,42,43および各フランジ51,5
2,53の材料を、部分型枠本体と同一の強化プラスチ
ックとするとよく、このようにすると、部分型枠本体と
同様な作業手順でフランジを製造できるので、生産性を
向上させることができる。
【0031】また、各フランジ51,52,53に、フ
ランジどうしを連結するためのボルト孔6を穿設し、フ
ランジどうしを、ボルト61とナット62を用いて連結
するとよく、このようにすると、各部分型枠どうしを容
易に連結したり、分割することができるので、擬石の製
造作業の作業効率を向上させることができる。
【0032】なお、図示してないが、連結されるフラン
ジに、位置出し用のピン穴を穿設し、ピンを埋設すると
よく、このようにすると、部分型枠の位置合わせを短時
間で精度良く行うことができる。
【0033】また、各部分型枠31,32,33に、補
強用のリブ7を形成するとよく、このようにすると、部
分型枠の機械的強度を、軽量化を維持した状態で、効果
的に向上させることができる。なお、リブ7の材料を、
強化プラスチックとするとよく、このようにすると、軽
量化でき、かつ、機械的強度を向上させることができ、
より好ましくは、部分型枠本体と同一の強化プラスチッ
クとするとよく、このようにすると、部分型枠本体と同
様な作業手順でリブ7を製造できるので、生産性をより
向上させることができる。
【0034】擬石用型枠1は、上記各部分型枠31,3
2,33を組み立てると、自然石2の表面形状と合致す
る内部表面形状を有する構成としてあり、このように、
軽量かつ機械的強度に優れた強化プラスチックを主な材
料とすることにより、軽量化することができ、また、部
分型枠本体どうしを容易に連結可能とするフランジによ
り、部分型枠の分割数が増えても各部分型枠を容易に製
造することができる。
【0035】また、擬石用型枠1の底部、すなわち、擬
石を設置する際に底面となり見えない部分の部分型枠を
設けないことにより、部分型枠費用を低減できるととも
に、部分型枠が設けられていない開口部から、注入物を
容易に注入することができる。なお、擬石用型枠は、模
倣する自然石の形状や大きさに応じて、複数の部分型枠
に分割する構成してあるので、特に、分割数を限定する
ものではない。
【0036】[第二実施形態]図2は、本発明に係る擬石
用型枠の第二実施形態の構造を説明するための概略図を
示しており、(a)は斜視図を、(b)はB−B線方向
に切断した断面図を示している。
【0037】同図において、擬石用型枠1aは、上面か
ら見るとほぼ楕円形の平板状の自然石(図示せず)を模
倣した擬石を製造するための型枠であって、楕円形の短
径方向に沿った垂直な分割面によって、二つの部分型枠
31a,32aに分割されている。
【0038】各部分型枠31a,32aは、それぞれ、
部分型枠本体41a,42aと、フランジ51a,52
aと、長径方向に配設されたリブ71aと、各フランジ
51a,52aおよびリブ71aと連結するように下方
端面に形成されたリブ72aとで構成してある。
【0039】ここで、擬石用型枠1aは、長径が約1.
3m,短径が約0.8m,深さが約0.4mの大きさで
あり、また、部分型枠本体41a,42aは、それぞ
れ、材料が強化プラスチックであり、厚さ約8mmに形
成した。また、同様に、フランジ51a,52aとリブ
71a,72aは、材料が強化プラスチックであり、厚
さ約8mm,幅約50mmに形成した。
【0040】また、フランジ51a,52aは、孔径約
10mmのボルト孔(図示せず)が、ピッチ約20cm
で穿設してあり、ボルト孔にボルト6を挿入し、ナット
(図示せず)を螺着することにより連結される。
【0041】この擬石用型枠1aは、軽量化されている
ので、クレーンなどの設備のない場所であっても、擬石
を効率良く製造することができ、たとえば、造園中の庭
に擬石用型枠1aを搬入して、敷設場所で擬石を製造す
ることができ、このようにすると、擬石の搬送及び敷設
作業が削減でき、生産性を大幅に改善することができ
た。
【0042】[第三実施形態]図3は、本発明に係る擬石
用型枠の第三実施形態の構造を説明するための、概略分
解図を示している。同図において、擬石用型枠1bは、
直径が約2m,深さが約1mの平たい円柱状の自然石
(図示せず)を模倣した擬石を製造するための型枠であ
って、円柱の上面と、側面を垂直方向に二分割する分割
面によって、三つの部分型枠31b,32b,33bに
分割されている。
【0043】ここで、各部分型枠31b,32b,33
bは、それぞれ厚さ約10mmの、部分型枠本体41
b,42b,43bと、フランジ51b,52b,53
bと、部分型枠本体42b,43bの外側側面に垂直方
向に配設されたリブ71bと、部分型枠本体42b,4
3bの下部端面に水平方向に配設されたリブ72bと、
で構成した。また、フランジ51b,52b,53bと
リブ71bは、幅約50mmに形成した。
【0044】また、フランジ51b,52b,53b
は、孔径約12mmのボルト孔(図示せず)が、ピッチ
約50cmで穿設してあり、図示してないが、ボルト孔
にボルトを挿入し、ナットを螺着することにより連結さ
れる。また、部分型枠31bに、注入物(通常、コンク
リートが用いられる。)の注入口81bが穿設してあ
る。
【0045】この擬石用型枠1bは、擬石の大きさに合
わせて、部分型枠の分割数を多くして三つに分割してあ
り、各部分型枠31b,32b,33bを作業員が持ち
運べる重量としてある。このように、各部分型枠31
b,32b,33bを作業員が持ち運べる重量としてあ
るので、擬石を製造する際の作業性を向上させることが
できた。また、擬石用型枠1bを敷設場所に持ち込ん
で、敷設位置に載置した状態で、注入口81bからコン
クリートを注入し、コンクリートが固まった後に、部分
型枠31b,32b,33bを取り外すこともできるの
で、擬石の輸送、搬入、敷設する作業を大幅に改善する
ことも可能である。
【0046】[第四実施形態]図4は、本発明に係る擬石
用型枠の第四実施形態の構造を説明するための概略図を
示しており、(a)は斜視図を、(b)はC−C線方向
に切断した断面図を示している。同図において、擬石用
型枠1cは、内部空間2に注入物を注入する際に、擬石
用型枠1cを安定して置くことができるように、脚部9
1を配設した構成としてあり、他の構造および作用は、
第一実施形態と同様としてある。
【0047】ここで、脚部91は、第一の部分型枠31
の両フランジ51,51に突設してあり、たとえば、擬
石用型枠1cの第一の部分型枠31を下向きにして置い
て、内部空間2に注入物を注入するときは、このように
すると、専用の枕木などを準備しなくても、擬石用型枠
1cを、注入物を注入する姿勢に安定して置くことがで
きる。
【0048】[擬石用型枠の製造方法]次に、本発明に
係る擬石用型枠の製造方法の実施形態について説明す
る。図5は、本発明に係る擬石用型枠の製造方法を説明
するための概略フローチャート図を示している。
【0049】同図において、先ず、擬石のモデルとなる
自然石を用意する(ステップS1)。このようにする
と、自然石の自然のままの形状をそっくりに転写した擬
石を製造することができる。なお、自然石が汚れている
ときは、汚れを取り除いておく。
【0050】次に、自然石に離型剤を塗布する(ステッ
プS2)。このようにすると、型枠を容易に自然石から
剥がすことができる。また、離型剤としては、けい素樹
脂やステアリン酸塩などを主成分とする様々な離型剤が
市販されており、離型を容易に行うことができれば、主
成分や色などについては、特に限定するものではない。
【0051】また、自然石の表面状態によっては、離型
剤を塗布しても、取り外しに大きな力を必要とする場合
があり、かかる場合には、離型剤を塗布する前に、ワッ
クスを塗布するとよく、このようにすると、離型をより
容易に行うことができる。なお、ワックスとしては、パ
ラフィンなどを主成分とする様々なワックスが市販され
ており、特に限定するものではないが、たとえば、市販
されている強化プラスチック(FRP)用離型剤を使用
する。また、ワックスは、複数回塗布すると、より離型
しやすくなるので、たとえば、二回塗布するとよい。
【0052】また、離型剤やワックスは、部分型枠を形
成する範囲に塗布すればよく、たとえば、図2に示す擬
石用型枠1aのように、自然石の底面に部分型枠を形成
しない型枠については、型枠の形成しない範囲、すなわ
ち、自然石の底部には塗布しない。
【0053】次に、自然石に樹脂塗料を塗布する(ステ
ップS3)。ここで、離型剤の塗布された自然石に塗布
される樹脂塗料は、擬石用型枠に注入される注入物が、
通常、コンクリートであることから、コンクリートのア
ルカリ性に対して、腐食しないように耐アルカリ性の樹
脂塗料を使用する。
【0054】また、黒色の樹脂塗料を使用するとよく、
このようにすると、後述するガラスマットやロービング
クロスを交互に貼り付ける際、樹脂塗料とガラスマット
の間や、ガラスマットとロービングクロスの間に空気が
入ると、当該空気を容易に検出でき、空気抜きを行うこ
とができるので、残存空気による機械的強度の低下を防
止することができる。
【0055】また、上記樹脂塗料として、ゲルコートを
使用するとよく、このようにすると、離型剤の塗布され
た自然石にゲルコートが密着するので、自然石の形状を
精度良く転写した強化プラスチックを成形することがで
きる。なお、本明細書において、「ゲルコート」とは、
とは、強化プラスチック成形品の表面保護と美観の向上
を目的とする、成形品の表面を被覆するコロイダルシリ
カその他の粉末状充填剤を含み繊維質補強材を含まない
熱硬化性樹脂をいうものとする。
【0056】自然石に、強化プラスチックを用いて、ベ
ース型枠を形成する(ステップS4)。このようにする
と、強化プラスチックは、金属などと比べて、重量の割
に機械的強度が強いので、ベース型枠を軽量化すること
ができる。なお、本明細書において、「強化プラスチッ
ク」とは、繊維状強化材を複合したプラスチックの総称
をいうものとし、特に、強化プラスチックの種類ついて
は、限定するものではない。また、「ベース型枠」と
は、自然石の模倣したい範囲を強化プラスチックで覆っ
た状態の型枠をいうものとする。
【0057】また、強化プラスチックは、ハンドレイア
ップ法を用いて形成するとよく、つまり、上記ゲルコー
トのゲル化が生じた適当な時期に、強化基材を、一枚ず
つ樹脂を含浸させながら、所定の形と厚さに手作業で積
み重ねて形成する。なお、含浸させる樹脂は、上記樹脂
塗料と同様に、耐アルカリ性を有する樹脂を使用する。
【0058】また、強化基材として、ガラスマットとロ
ービングクロスを使用し、これらを交互に樹脂で張り合
わせて硬化させる。ここで、ローラで樹脂を含浸させた
ロービングクロスを交互に貼り付けることにより、作業
性が向上するとともに、むら無く樹脂がゆきわたるの
で、ガラスマットのみを使用したものより、機械的強度
を向上させることができる。
【0059】なお、ガラスマットとロービングクロスを
張り合わせる際、空気が入り込んだ場合は、空気を追い
出すようにローラをかけて、気泡が生じないようにする
と、機械的強度が残存空気によって、低下するといった
不具合を防止することができる。また、強化プラスチッ
クの形成方法には、上記ハンドレイアップ法のほかに、
スプレイアップ法などがあるが、形成方法について、特
に、限定するものではない。
【0060】次に、ベース型枠を複数の部分型枠本体に
分割し、自然石から取り外す(ステップS5)。ここ
で、ベース型枠を、自然石から取り外せるように、複数
の部分型枠本体に分割する。なお、自然石の形状によ
り、ベース型枠を分割しなくても自然石から取り外せる
ときは、ベース型枠を自然石から取り外してから、複数
の部分型枠本体に分割するとよく、このようにすると、
作業性を向上させることができる。また、ベース型枠を
分割しなくても自然石から取り外せる場合であっても、
ベース型枠が大きくなり、大きさや重量の点から、移動
性や作業性が損なわれるときは、図3に示す擬石用型枠
1bのように分割するとよい。
【0061】また、ベース型枠を複数の部分型枠本体に
分割する方法としては、ベース型枠をグラインダなどの
切断工具を用いて切断する方法や、あらかじめ、上記樹
脂塗料を塗布する前に、ガムテープなどを強化プラスチ
ックの仕切り部材として配設してから、強化プラスチッ
クを形成する方法があり、後者の方法によれば、ベース
型枠を分割された状態で成形することができ、かつ、仕
切り部材の厚さを薄くすることにより、精度良く自然石
の形状を転写することができる。また、上記切断部や仕
切り部材にくさびを打ち込むと、分割された部分型枠を
自然石から容易に取り外すことができる。
【0062】次に、部分型枠本体の分割した部分に組み
立て用のフランジを配設し、部分型枠を形成する(ステ
ップS6)。ここで、このフランジは、部分型枠本体を
組み立てて、ベース型枠の内部表面形状を再現するため
のフランジである。このフランジは、上記分割工具を用
いて、複数の部分型枠本体に分割したときは、再度、部
分型枠本体を自然石に取り付けた状態で形成するとよ
く、このようにすると、切断しろ(たとえば、グライン
ダの刃厚)に精度良く樹脂を充填した状態で、フランジ
を形成できる。
【0063】また、仕切り部材を用いて、複数の部分型
枠本体に分割したときは、強化プラスチックでベース型
枠を形成する際に、フランジを一緒に形成することもで
き、フランジ形成の作業性を改善することができる。ま
た、フランジにボルト孔を穿設したり、補強用のリブを
配設するとよいことは、上述した擬石用型枠の実施形態
と同様である。
【0064】また、部分型枠本体の厚さ,フランジの厚
さおよび大きさ,リブの形状および数量などは、ベース
型枠の分割後であっても、補強することができること
は、勿論である。
【0065】次に、フランジの形成された部分型枠を組
み立てる(ステップS7)。このように、部分型枠を組
み立てることにより、ベース型枠の内面形状を再現で
き、擬石用型枠を形成することができる。
【0066】上述したように、本発明に係る擬石用型枠
の製造方法によれば、型枠が軽量化されているので、ク
レーンなどの設備がなくても、擬石を製造することがで
き、かつ、型枠の移動、組立て、分割などの作業を効率
良く行うことができる擬石用型枠を、容易に製造するこ
とができる。
【0067】次に、本発明に係る擬石の製造方法の実施
形態について説明する。 [擬石の製造方法]図6は、本発明に係る擬石の製造方
法を説明するための概略フローチャート図を示してい
る。同図において、ステップS11〜ステップS17
は、上記擬石用型枠の製造方法におけるステップS1〜
ステップS7と同様の方法としてある。ここで、擬石用
型枠の製造は、模倣する自然石の産地に近い場所で行う
とよく、このようにすると、重量物である自然石の運搬
費用を低減することができる。
【0068】次に、部分型枠を組み立てた一体型枠にコ
ンクリートを打設し養生する(ステップS18)。ここ
で、擬石用型枠へのコンクリートの打設および養生は、
擬石を敷設する場所に近い地域で行うとよく、このよう
にすると、重量物である擬石の運搬費用を低減すること
ができる。
【0069】次に、擬石用型枠を部分型枠に分解し、コ
ンクリートから取り外し(ステップS19)、続いて、
擬石用型枠の取り外された擬石に、塗料で着色する(ス
テップS20)。
【0070】ここで、擬石に塗料を塗布する前に、先
ず、擬石表面のごみ、塵、油分を取り除いてから、塗料
を塗布する。塗料としては、たとえば、アクリル樹脂エ
マルションを主成分とした外装薄塗材(砂壁上模様の仕
上材料)やエポキシ樹脂系の塗料などを用いることがで
き、また、塗料の色としては、被模倣石の色や、あるい
は、周りの環境と調和した色などを選択することができ
る。
【0071】このように、擬石の表面に塗料を塗布する
ことにより、擬石の表面に色彩や模様をつけることがで
き、擬石の模倣性を高めることができる。また、周りの
環境と調和した色の塗料を塗布することにより、擬石の
付加価値を高めることができる。
【0072】このように、本発明の擬石の製造方法によ
れば、擬石用型枠が軽量化されているので、クレーンな
どの設備がなくても、擬石を製造することができ、か
つ、型枠が軽いので、型枠の移動、組立て、分割などの
作業を効率良く行うことができる。
【0073】また、敷設場所に擬石用型枠を持ち込み、
敷設位置に擬石用型枠を設置してコンクリートを打設す
ることもでき、このようにすると、重量物である擬石の
運搬費用および敷設費用を低減することができる。
【0074】なお、擬石の製造方法は、上記方法に限定
するものではなく、コンクリートを打設する際に、図7
に示すように、たとえば、鉄筋を逆U字状に変形させた
吊り部92を形成する方法としてもよく、このようにす
ると、製造した擬石95を容易に吊り下げて移動させた
り、敷設することができる。また、鉄筋を突設させて、
滑り防止部材93としてもよく、このようにすると、た
とえば、盛り土の斜面に擬石95を敷設する際に、擬石
95の滑りを防止することができる。
【0075】なお、本発明に係る擬石用型枠とその製造
方法及び擬石の製造方法において、フランジに連結用の
ボルト孔を穿設した擬石用型枠や、部分型枠に補強用の
リブを形成した擬石用型枠,強化プラスチックを積層す
る前に、自然石に樹脂塗料を塗布する擬石用型枠の製造
方法,コンクリートを打設する際に、吊り部を形成する
擬石の製造方法,及び,擬石に塗料で着色する製造方法
は、それぞれ単独で実施することができるとともに、こ
れらの組み合わせとしても実施することができ、それぞ
れの効果を発揮することができることは勿論である。
【0076】また、本発明における型枠に形状を転写す
るモデルは、自然石などの被模倣石に限定するものでは
ない。また、型枠に注入する注入物もコンクリートに限
定するものではなく、たとえば、庭園などに樹脂などか
らなる、丸太を模倣したベンチや台などを製造する場合
にも、本発明を用いることができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の擬石用型
枠とその製造方法及び擬石の製造方法によれば、軽量化
した状態で製造され、さらに、形状の複雑な自然石に対
しても、その形状を精度良く転写形成し、かつ、複数の
型枠分割に容易に対応できる型枠を用いて、自然石と同
一の形状および大きさの擬石を製造することが可能とな
る。
【0078】つまり、擬石用型枠によれば、軽量かつ機
械的強度に優れた強化プラスチックを主な材料とするこ
とにより、擬石用型枠を軽量化することができ、また、
部分型枠本体どうしを連結するためのフランジにより、
型枠の分割数が増えても容易に対応することができる。
さらに、リブを配設することにより、軽量化を維持した
状態で、擬石用型枠の機械的強度を向上させることがで
きる。
【0079】また、擬石用型枠の製造方法によれば、型
枠が軽量化されているので、クレーンなどの設備がなく
ても、擬石を製造することができ、かつ、型枠の移動、
組立て、分割などの作業を効率良く行うことができる擬
石用型枠を、容易に製造することができる。
【0080】また、擬石の製造方法によれば、型枠が軽
量化されているので、クレーンなどの設備がなくても、
擬石を製造することができ、かつ、型枠が軽いので、型
枠の移動、組立て、分割などの作業を効率良く行うこと
ができる。また、擬石の表面に、塗料(外装薄塗材を含
む。)を塗布することにより、色彩や模様をつけること
ができ、擬石の模倣性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る擬石用型枠の第一実施形
態の構造を説明するための概略図を示しており、(a)
は斜視図を、(b)はA−A線方向に切断した断面図を
示している。
【図2】図2は、本発明に係る擬石用型枠の第二実施形
態の構造を説明するための概略図を示しており、(a)
は斜視図を、(b)はB−B線方向に切断した断面図を
示している。
【図3】図3は、本発明に係る擬石用型枠の第三実施形
態の構造を説明するための、概略分解図を示している。
【図4】図4は、本発明に係る擬石用型枠の第四実施形
態の構造を説明するための概略図を示しており、(a)
は斜視図を、(b)はC−C線方向に切断した断面図を
示している。
【図5】図5は、本発明に係る擬石用型枠の製造方法を
説明するための概略フローチャート図を示している。
【図6】図6は、本発明に係る擬石の製造方法を説明す
るための概略フローチャート図を示している。
【図7】図7は、本発明に係る擬石の製造方法により製
造された擬石を説明するための概略斜視図を示してい
る。
【図8】図8は、従来例における擬石用型枠の構造及び
その製造方法を説明するための概略図であり、(a)は
脚部型枠の断面図を、(b)は本体部型枠の断面図を示
している。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c 擬石用型枠 2 内部空間 31,32,33 部分型枠 31a,32a 部分型枠 31b,32b,33b 部分型枠 41,42,43 部分型枠本体 41a,42a 部分型枠本体 41b,42b,43b 部分型枠本体 51,52,53 フランジ 51a,52a フランジ 51b,52b,53b フランジ 6 ボルト孔 7,71a,72a,71b,72b リブ 61 ボルト 62 ナット 81b 注入口 91 脚部 92 吊り部 93 滑り防止部材 95 擬石 100 擬石用型枠 101 擬石模型 102 脚部金枠 103 本体部金枠 104 金枠締結具 112 擬石脚部 113 脚部型枠 114 合成樹脂 115 縁面 116 剥離剤 117 擬石模型本体部 118 本体部金枠底 119 合成樹脂投入口 120 本体部型枠

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モデルとなる被模倣石の表面形状と部分
    的に合致する内部表面形状を有する複数の部分型枠本体
    と、 これら部分型枠本体に配設され、部分型枠本体どうしを
    連結するためのフランジとを具備し、 前記複数の部分型枠を、フランジを連結して組み立てる
    ことにより、前記被模倣石の表面形状と合致する内部表
    面形状を有することを特徴とする擬石用型枠。
  2. 【請求項2】 前記フランジに連結用のボルト孔を穿設
    し、当該フランジどうしを、ボルトとナットを用いて連
    結することを特徴とする請求項1記載の擬石用型枠。
  3. 【請求項3】 前記部分型枠に、補強用のリブを形成し
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の擬石用型枠。
  4. 【請求項4】 モデルとなる被模倣石に離型剤を塗布す
    る工程と、 前記被模倣石に、強化プラスチックを用いて、ベース型
    枠を形成する工程と、 前記ベース型枠を複数の部分型枠本体に分割し、前記被
    模倣石から取り外すか、あるいは、前記ベース型枠を前
    記被模倣石から取り外し、複数の部分型枠本体に分割す
    る工程と、 前記部分型枠本体の分割した部分に組み立て用のフラン
    ジを配設し、部分型枠を形成する工程と、 前記フランジの形成された部分型枠を組み立てる工程と
    を有する擬石用型枠の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記強化プラスチックを形成する前に、
    前記被模倣石に樹脂塗料を塗布する請求項4記載の擬石
    用型枠の製造方法。
  6. 【請求項6】 モデルとなる被模倣石に離型剤を塗布す
    る工程と、 前記被模倣石に、強化プラスチックを用いて、ベース型
    枠を形成する工程と、 前記ベース型枠を複数の部分型枠本体に分割し、前記被
    模倣石から取り外すか、あるいは、前記ベース型枠を前
    記被模倣石から取り外し、複数の部分型枠本体に分割す
    る工程と、 前記部分型枠本体の分割した部分に組み立て用のフラン
    ジを配設し、部分型枠を形成する工程と、 前記フランジの形成された部分型枠を組み立てて、擬石
    用型枠を形成する工程と、 前記擬石用型枠に、擬石を形成するコンクリートを打設
    し養生する工程と、 前記擬石用型枠を、部分型枠に分解して前記擬石から取
    り外す工程とを有する擬石の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記擬石に、吊り部を形成する請求項6
    記載の擬石の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記擬石用型枠が取り外された前記擬石
    に、塗料で着色する請求項6又は7記載の擬石の製造方
    法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5179566U (ja) * 1975-11-25 1976-06-23
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JP2562790B2 (ja) * 1993-10-19 1996-12-11 和 熊谷 擬石及びその製造方法

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