JP2002360533A - 利得制御装置および磁気共鳴撮像装置 - Google Patents

利得制御装置および磁気共鳴撮像装置

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JP2002360533A
JP2002360533A JP2001165443A JP2001165443A JP2002360533A JP 2002360533 A JP2002360533 A JP 2002360533A JP 2001165443 A JP2001165443 A JP 2001165443A JP 2001165443 A JP2001165443 A JP 2001165443A JP 2002360533 A JP2002360533 A JP 2002360533A
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electric signal
attenuating
gain control
amplitude
control device
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JP2001165443A
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English (en)
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Tomotoshi Tsuchiya
朋俊 土屋
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GE Medical Systems Global Technology Co LLC
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GE Medical Systems Global Technology Co LLC
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検体の指先から脈波を検出する際に、光セ
ンサを指先に装着した後で、待ち時間を取ることなく、
同期可能な脈波信号が取得できたことを確認できるこ
と。 【解決手段】 増幅器202から出力される電気信号を
用い、この電気信号が同期可能電圧を越えているかどう
かをコンパレータ207で比較し、結果を簡易表示器2
4の発光ダイオードの点灯、非点灯により判定すること
で、早期に、被検体5の指先に装着された光センサ26
が、正常に装着されているかどうかを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、脈拍を検出して
脈拍に同期した電気信号を生成する際に、脈拍の検出が
正常になされていることを早期に確認し、患者およびオ
ペレータの光センサ装着に伴う作業負担を軽減し、速や
かに断層画像情報の収集を始めることが出来る利得制御
装置および磁気共鳴撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁気共鳴撮像装置では、被検
体である人体の断層画像情報を取得する際に、人体の心
臓の鼓動に同期して断層画像を取得することが行なわれ
ることがある。これは、断層画像の取得中に被検体が動
いた場合に、同期を取らずに断層画像を取得すると、こ
の被検体のNMR信号から生成される断層像すべてにゴ
ーストが発生し、断層画像を診断する上で不都合が生じ
るからである。そこで、心臓や呼吸等の繰り返し運動を
検出し、この検出信号に同期して、断層画像情報を取得
することにより、被検体が静止した状態と同等の断層画
像を得ることができる。
【0003】心臓の運動に対して、磁気共鳴撮像装置が
同期を取る際には、ECG(ElectroCardi
oGraph)ゲートが多用される。これは、人体に電
極を装着して心電波形を検出し、その心電波形を同期信
号とするものである。この方法は、確実に同期を行なう
ことができる反面、人体に電極を装着する煩雑な作業が
必要であった。一方、心臓の運動に対して、簡易に同期
をとる方法として、指先の脈拍を検出し、その検出信号
を同期信号とするものがある。この方法は、簡便ではあ
るが、脈拍の検出がうまくいかず、同期を取ることがで
きない場合が生じる。
【0004】脈拍を検出して同期信号を生成することが
できない場合には、指先に装着された脈拍の検出部を再
度装着し直すということが行なわれる。これは、検出さ
れる脈拍の同期信号が、検出部の指先への装着状態や、
個人差に大きく依存するためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た脈拍を検出し、同期信号を発生させる装置では、指先
の検出部を装着し直してから、安定した同期信号が得ら
れるまでに10秒程度の待ち時間が必要となり、この待
ち時間が経過したあとで、脈拍の検出が出来たかどうか
を判定するしかなかった。
【0006】特に、緊急の患者を磁気共鳴撮像装置で撮
像する場合には、患者の指先に光センサを装着する作業
が繰り返し行なわれる。この時、安定した同期信号を得
る迄の待ち時間があるため、光センサの装着作業から撮
像を開始する迄の時間は、長いものになり、患者および
オペレータの双方にとって大きな負担となる。
【0007】そして、脈拍を検出した同期信号は、間欠
的な電気信号であるため、この電気信号の利得を調整す
るには、最低でも4〜5個程度の間欠的な電気信号を繰
り返し入力する必要がある。この為、これを早期に行な
い、安定した同期信号を得ることには、原理的な困難が
伴っている。
【0008】この発明は、上述した課題を解決するため
になされたものであり、脈拍を検出して、磁気共鳴撮像
装置のための同期信号を生成する際に、指先に検出部を
装着したあと、磁気共鳴撮像装置のために同期信号が使
用可能かどうかを早期に判定することにより、患者およ
びオペレータの光センサ装着に伴う作業負担を軽減し、
速やかに断層画像情報の収集を始めることが出来る利得
制御装置および磁気共鳴撮像装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、第1の観点にかかる利得制御装
置は、電気信号を繰り返し測定するときに、間欠的な周
期性で発生する前記電気信号の利得を制御する利得制御
装置であって、前記電気信号の振幅を増幅する増幅手段
と、前記増幅手段により増幅された電気信号の振幅を減
衰率に基づいて減衰させる減衰手段と、前記減衰手段の
減衰率を制御する制御手段と、前記増幅手段から出力さ
れた電気信号の振幅を表示する簡易表示手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0010】この第1の観点の発明によれば、電気信号
の振幅を増幅する増幅手段と、増幅手段により増幅され
た電気信号の振幅を減衰率に基づいて減衰させる減衰手
段と、減衰手段の減衰率を制御する制御手段と、増幅手
段から出力された電気信号の振幅を表示する簡易表示手
段と、を備えることとしているので、脈拍の検出部を装
着しなおした際に、検出された脈拍の同期信号が磁気共
鳴撮像装置の同期信号として使用できるかどうかを早期
に判定することができる。
【0011】また、第2の観点の発明にかかる利得制御
装置は、前記増幅手段として、固定の増幅率に基づい
て、前記電気信号の振幅を増幅することを特徴とする。
【0012】この第2の観点の発明によれば、増幅手段
として、固定の増幅率に基づいて、前記電気信号の振幅
を増幅することとしたので、減衰器のみで間欠的な電気
信号の利得を制御することができる。
【0013】また、第3の観点の発明にかかる利得制御
装置は、前記減衰手段として、初期状態では、最大の減
衰率を設定し、該減衰率を段階的に減衰率を切り下げる
ことができることを特徴とする。
【0014】この第3の観点の発明によれば、減衰手段
として、初期状態では、最大の減衰率を設定し、該減衰
率を段階的に減衰率を切り下げることができることとし
ているので、減衰された電気信号を低い電圧から高い電
圧に段階的に細かい調節をすることができる。
【0015】また、第4の観点の発明にかかる利得制御
装置は、前記制御手段として、前記減衰手段により減衰
された電気信号を検出し、該電気信号が所定電圧になる
まで前記最大の減衰率から段階的に減衰率を下げること
により、利得を調整することを特徴とする。
【0016】この第4の観点の発明によれば、減衰手段
により減衰された電気信号を検出し、該電気信号が所定
電圧になるまで最大の減衰率から段階的に減衰率を下げ
ることとしているので、減衰された電気信号を低い電圧
から高い電圧に段階的に調節して、同期信号として使用
可能な所定電圧に調節することができる。
【0017】また、第5の観点の発明にかかる利得制御
装置は、前記簡易表示手段として、前記増幅手段により
増幅された電気信号の中から、所定電圧を越えた電気信
号のみを表示することを特徴とする。
【0018】この第5の観点の発明によれば、増幅され
た電気信号の中から、所定電圧を越えた電気信号のみを
表示することとしているので、減衰された電気信号が、
所定電圧を越えるかどうかを、減衰器により利得調整す
る以前に判定することができる。
【0019】また、第6の観点の発明にかかる利得制御
装置は、前記簡易表示手段として、前記所定電圧を超え
た電気信号を可視可能な時間だけ表示し続けることを特
徴とする。
【0020】この第6の観点の発明によれば、簡易表示
手段として、所定電圧を超えた電気信号を可視可能な時
間だけ表示し続けることとしたので、脈拍を検出した間
欠的な電気信号のように、短時間のパルスでも、人間が
可視的に捕らえることができる。
【0021】また、第7の観点の発明にかかる利得制御
装置は、前記間欠的な周期性で発生する電気信号は、人
体の脈拍を検出した電気信号であることを特徴とする。
【0022】この第7の観点の発明によれば、間欠的な
周期性で発生する電気信号は、人体の脈拍を検出した電
気信号であることとしているので、利得調整された電気
信号を心臓の同期信号として使用することができる。
【0023】また、第8の観点の発明にかかる磁気共鳴
撮像装置は、電気信号を繰り返し測定するとき、間欠的
な周期性で発生する前記電気信号の利得を制御する磁気
共鳴撮像装置であって、前記電気信号の振幅を増幅する
増幅手段と、前記増幅手段により増幅された電気信号の
振幅を減衰率に基づいて減衰させる減衰手段と、前記減
衰手段により減衰された電気信号を検出し、該電気信号
が同期可能電圧になるまで前記最大の減衰率から段階的
に減衰率を下げるよう制御する制御手段と、前記増幅手
段から出力された電気信号の振幅を表示する簡易表示手
段とを備え、前記減衰手段により減衰された電気信号
を、画像情報を取得する際の同期信号とすることを特徴
とする。
【0024】この第8の観点の発明によれば、電気信号
の振幅を増幅する増幅手段と、増幅手段により増幅され
た電気信号の振幅を減衰率に基づいて減衰させる減衰手
段と、減衰手段により減衰された電気信号を検出し、該
電気信号が同期可能電圧になるまで最大の減衰率から段
階的に減衰率を下げるよう制御する制御手段と、増幅手
段から出力された電気信号の振幅を表示する簡易表示手
段とを備え、減衰手段により減衰された電気信号を、画
像情報を取得する際の同期信号とすることとしているの
で、心臓の動きによるゴーストのない磁気共鳴断層画像
を取得することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる利得制御装置、および磁気共鳴撮像装置の
好適な実施の形態を詳細に説明する。図1は、この発明
の実施の形態である磁気共鳴撮像装置の全体構成を示し
たもので、被検体から検出された脈拍の電気信号を、断
層画像情報の取得を行なう際の同期信号として用いるよ
うにした磁気共鳴撮像装置を例示している。
【0026】まず、本実施の形態にかかる磁気共鳴撮像
装置の全体構成について説明する。図1は、この発明の
実施の形態である利得制御装置を使用した磁気共鳴撮像
装置の全体構成を示す模式図である。図1において、こ
の磁気共鳴撮像装置は、大きくは、マグネット部10
1、テーブル部102、制御処理部103、および脈拍
検出部104から構成される。
【0027】マグネット部101は、上下に対向配置さ
れる一対の静磁場発生部4、勾配コイル部3、および送
信コイル部2を有している。対向配置された二つの送信
コイル部2間には、被検体5が配置される空間が形成さ
れる。上下二つの勾配コイル部3は、勾配駆動部14を
介してスキャンコントローラ部13に接続される。ま
た、上下二つの送信コイル部2は、送信部15を介して
スキャンコントローラ部13に接続される。
【0028】テーブル部102には、送信コイル部2間
に形成された空間を移動するクレードル部6が設けら
れ、このクレードル部6上には、被検体5が載置され
る。クレードル部6は、被検体5の撮像部位がマグネッ
ト部101の中心部に位置するように移動制御される。
【0029】制御処理部103には、核磁気共鳴を励起
し、この励起された核磁気共鳴信号を受信検波する制御
部と、この核磁気共鳴信号を処理し画像化する画像処理
部を有する。受信コイル1は、テーブル部102に配設
されており、マグネット部101の中心近傍に位置され
ている。この受信コイル1は、受信部7、検波部8、お
よびA/D変換部9を介して計算機10に接続される。
計算機10には、操作部11および表示部12が接続さ
れるとともに、スキャンコントローラ部13が接続され
る。スキャンコントローラ部13は、受信部7、RF発
振部20、A/D変換部9、勾配駆動部14、および送
信部15の各部を制御する。RF発振部20は、検波部
8に接続される。
【0030】脈拍検出部104は、被検体5の指先から
脈拍を検出する光センサ26と、検出された光信号を伝
送する光ファイバケーブル21と、検出された光信号を
電気信号に変換する光検出部22と、この電気信号から
スキャンコントローラ部13で使用するための同期信号
を生成する利得制御部23と、脈拍が検出されたことを
確認する簡易表示器24と、同期信号がスキャンコント
ローラ部に出力されていることを確認する信号表示器2
5とからなる。ここで、簡易表示機24は、オペレータ
が被検体5に対し光センサ26の脱着を行なう際に、見
やすい位置、例えばクレードル部6の近傍に配設され
る。また、信号表示器25は、被検体5に装着された光
センサ26からの同期信号が、スキャン中も継続的に出
力されていることをオペレータが確認できるように表示
部12の近傍に配設されることが好ましい。さらに、信
号表示器25をもう一つ用意して、クレードル部6の近
傍に配設すれば、信号表示器25は、被検体5に対して
行なわれる医学的な処置の際に患者監視モニター的な補
助器具として使用することもできる。
【0031】ここで、光センサ26は、指先にある毛細
血管中の血液の圧力が脈拍により変化し、さらにこの圧
力変化により指先に照射された光の反射率が変化するこ
とを利用し、脈拍を検出する。このため、光ファイバケ
ーブル21は、光を指先に送る光ファイバケーブルと、
指先から反射した光を検出する光ファイバケーブルの2
本からなる。また、指先に照射された光の反射を検出し
ているため、光センサ26の装着状態および指先の表面
状態により、検出される光の反射信号は、大きく左右さ
れる。
【0032】つぎに、図1に示した利得制御部23の具
体的な構成について説明する。図2は、図1に示した利
得制御部23の具体的な構成を示す回路図である。図2
において、光検出器部22からの電気信号は、直流成分
を除去するコンデンサ201を介して増幅器202に入
力する。増幅器202は、一定の増幅率を有する増幅器
で、この出力は、2つに分岐され、一方は、減衰器20
3に入力され、他方は、ノイズを除去するためのローパ
スフィルタ206を介してコンパレータ207に入力さ
れる。ここで、光検出器部22からの電気信号は、極め
て小さいため、増幅器202で一定の増幅をした後で、
減衰器203により精細な利得調整を行なう。
【0033】減衰器203に入力した電気信号は、減衰
された後、ノイズ除去のためのローパスフィルタ205
を介して、スキャンコントローラ13および信号表示器
25に出力される。なお、減衰器203は、一定時間電
気信号の入力がない場合にはリセットされ、最大減衰率
になるように設定されている。このため、光センサ26
を被検体5の指先に装着した直後の電気信号は、最大減
衰率が適用され、極めて小さなものとなる。また、信号
表示器25は、例えば10個の発光ダイオードが縦方向
に並べられ、減衰された電気信号の信号強度に比例した
数の発光ダイオードが点灯するようになっている。
【0034】コンパレータ207は、入力した電気信号
を、高低2つの参照電圧と比較して、比較した結果の電
気信号を簡易表示器24に送る。入力した電気信号の電
圧が、高い参照電圧を越える場合には、簡易表示器24
の緑色の発光ダイオードが点灯され、入力した電気信号
の電圧が、低い参照電圧を越えて高い参照電圧迄の電圧
を有する場合には、黄色の発光ダイオードが点灯する。
なお、コンパレータ207の出力部は、ピークホールド
回路を有するため、所定時間の間、出力電圧を保持し続
けることができ、簡易表示器24の発光ダイオードが点
灯したことを、オペレータに認知させることができる。
【0035】また、減衰器203の出力電圧は、ローパ
スフィルタ205を経たあと、フィードバック回路20
4により減衰器203にフィードバックされ、減衰器2
03の減衰率を変更することで、出力電圧の利得を制御
する。そして、フィードバック回路204は、出力電圧
が同期信号として使用可能な同期可能電圧かどうかを判
定するコンパレータ機能を備えており、出力電圧が同期
可能電圧を越えるまで、段階的に減衰器203の減衰率
を下げ、結果として利得を上げていく機能を有してい
る。
【0036】つぎに、図2に示した利得制御装置23の
動作について説明する。図3は、図2に示した増幅器2
02から出力される電気信号を図示したものである。検
出される脈拍の電気信号は、連続した大小2つのパルス
からなり、この2つのパルスが心臓の1心拍に同期して
周期的に検出される。2つのパルスの内、先に出力され
る大きい方のパルスが、同期のための電気信号として用
いられる。また、図3中では、白い波形で示された大き
い電圧を有する電気信号301と、灰色の波形で示され
た小さい電圧を有する電気信号311とが、例示されて
いる。
【0037】光センサ26を指先に装着した後で増幅器
202から出力される電気信号は、図3で示した様に、
大小様々な電圧を有しているため、コンパレータ207
の参照電圧により選別を行なう。ここで、低い方の参照
電圧は、同期可能電圧とし、さらに高い方の参照電圧
は、同期可能電圧に減衰器203の減衰率の1段階ある
いは複数段階分の電圧を加えた同期確実電圧とする。そ
のとき、コンパレータ207に入力した電気信号の電圧
が、同期確実電圧を越えている場合には、簡易表示器2
4の緑色の発光ダイオードが点灯し、また、コンパレー
タ207に入力した電気信号の電圧が、同期可能電圧を
越え、同期確実電圧迄の間にある場合には、黄色の発光
ダイオードが点灯する。増幅器202から出力される電
気信号311が、同期可能電圧を越えない場合には、簡
易表示器24の発光ダイオードは、全く点灯しない。
【0038】簡易表示器24の発光ダイオードが全く点
灯しない場合には、増幅器202から出力される電気信
号311が、同期可能電圧を越えていないので、オペレ
ータが再び被検体5の指先に光センサ26を装着し直
す。そして、簡易表示器24の発光ダイオードが点灯す
るまで、この装着しなおす作業を繰り返す。
【0039】簡易表示器24の発光ダイオードが緑色あ
るいは黄色に点灯した場合には、増幅器202から出力
される電気信号301が、同期可能電圧を越えているの
で、減衰器203により、スキャンコントローラ13へ
の同期信号を生成することができ、光センサ26を装着
し直す作業を終了する。
【0040】つぎに、図4を用いて、簡易表示器24の
発光ダイオードが点灯した場合に、増幅器202から出
力される電気信号301から、スキャンコントローラ1
3への同期信号を生成する過程を説明する。
【0041】図4は、電気信号301が入力した場合の
減衰器203の出力と、信号表示器25の表示例を示し
た図である。光センサ26を被検体5の指先に装着した
直後の電気信号401は、減衰器203が最大の減衰率
に設定されているため、図4に示した様に小さいものと
なる。
【0042】減衰器203から出力される電気信号40
1の電圧が、同期可能電圧よりも低い場合には、フィー
ドバック回路204により、減衰器203の減衰率が1
段階あるいは複数段階下げられる。ここで、減衰率が例
えば256段階に調整可能の場合には、1段階下げるご
とに1/256ずつ電気信号が増加する。これにより、
減衰器203の出力電圧は、減衰率の1段階あるいは複
数段階分上昇し、電気信号301の利得がアップする。
この操作を、減衰器203の出力電圧が同期可能電圧を
越えるまで繰り返す。減衰器203から出力される電気
信号404が、同期可能電圧を越えた場合には、より確
実な同期信号としての動作を確保するため、さらに減衰
率を1段階あるいは複数段階分下げた電気信号405を
得て、この制御を終了する。図4中に示した信号表示器
25には、一例として、電気信号405を表示した例を
示した。縦に配列された10個の発光ダイオードの内、
下から9個の発光ダイオードは点灯し、最上段の発光ダ
イオードは無点灯の状態となる。光センサ26を被検体
5の指先に装着してから、電気信号405が得られるま
での時間は、安定した同期信号を得ることが出来ず、過
渡的な待ち時間となる。
【0043】上述してきたように、本実施の形態では、
増幅器202から出力される電気信号を用い、この電気
信号が同期可能電圧を越えているかどうかを、簡易表示
器24の発光ダイオードの点灯、非点灯により判定する
ようにしているので、早期に、被検体5の指先に装着さ
れた光センサ26が、正常に装着されているかどうかを
判定することができる。そして、被検体5の指先に光セ
ンサ26を装着し直し、同期可能な電気信号を得るため
の作業時間を短縮することができる。なお、本実施の形
態では、簡易表示器24および信号表示器25に発光ダ
イオードを用いたが、液晶、プラズマディスプレイ等の
表示手段を用いるようにしてもよい。また、光センサ2
6により検出された脈波の代わりに、ECGゲート信号
を使用することもできる。
【0044】また、本実施の形態では、垂直磁場型の磁
気共鳴撮像装置を用いた場合について説明したが、水平
磁場型の磁気共鳴撮像装置を用いても同様に実現するこ
とができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、脈
拍を検出した間欠的な電気信号を増幅し、この増幅され
た電気信号を同期可能電圧と比較し、この結果を表示す
るようにしているので、被検体の脈拍を検出する光セン
サを装着し直した際に、検出された脈拍の同期信号が磁
気共鳴撮像装置の同期信号として使用できるかどうかを
早期に判定することができる。この為、被検体に脈拍を
検出する光センサを装着するのに必要な作業時間を減ら
すことができ、さらに被検体が磁気共鳴撮像装置内に設
置されてから撮像を開始する迄の時間を短縮できるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる磁気共鳴撮像装
置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した利得制御装置の具体的な構成を示
す図である。
【図3】利得制御装置に備わった増幅器の出力信号を示
す図である。
【図4】利得制御装置に備わった減衰器の出力信号を示
す図である。
【符号の説明】 1 受信コイル 2 送信コイル部 3 勾配コイル部 4 静磁場発生部 5 被検体 6 クレードル部 7 受信部 8 検波部 9 A/D変換部 10 計算機 11 操作部 12 表示部 13 スキャンコントローラ部 14 勾配駆動部 15 送信部 20 RF発振部 21 光ファイバケーブル 22 光検出部 23 利得制御部 24 簡易表示器 25 信号表示器 26 光センサ 101 マグネット部 102 テーブル部 103 制御処理部 104 脈拍検出部 201 コンデンサ 202 増幅器 203 減衰器 204 フィードバック回路 205、206 ローパスフィルタ 207 コンパレータ
フロントページの続き (72)発明者 土屋 朋俊 東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C017 AA10 AB03 AC28 BC03 BC07 BC26 BD06 CC02 DD17 EE15 FF05 4C096 AB39 AD10 AD12 AD27 CD03 CD10 DA20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気信号を繰り返し測定するときに、間
    欠的な周期性で発生する前記電気信号の利得を制御する
    利得制御装置であって、 前記電気信号の振幅を増幅する増幅手段と、 前記増幅手段により増幅された電気信号の振幅を減衰率
    に基づいて減衰させる減衰手段と、 前記減衰手段の減衰率を制御する制御手段と、 前記増幅手段から出力された電気信号の振幅を表示する
    簡易表示手段と、 を備えたことを特徴とする利得制御装置。
  2. 【請求項2】 前記増幅手段は、固定の増幅率に基づい
    て、前記電気信号の振幅を増幅することを特徴とする請
    求項1に記載の利得制御装置。
  3. 【請求項3】 前記減衰手段は、初期状態では、最大の
    減衰率を設定し、該減衰率を段階的に減衰率を切り下げ
    ることができることを特徴とする請求項1または2に記
    載の利得制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記減衰手段により減
    衰された電気信号を検出し、該電気信号が所定電圧にな
    るまで前記最大の減衰率から段階的に減衰率を下げるこ
    とにより、利得を調整することを特徴とする請求項3に
    記載の利得制御装置。
  5. 【請求項5】 前記簡易表示手段は、前記増幅手段によ
    り増幅された電気信号の中から、所定電圧を越えた電気
    信号のみを表示することを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか一つに記載の利得制御装置。
  6. 【請求項6】 前記簡易表示手段は、前記所定電圧を超
    えた電気信号を可視可能な時間だけ表示し続けることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の利得制
    御装置。
  7. 【請求項7】 前記間欠的な周期性で発生する電気信号
    は、人体の脈拍を検出した電気信号であることを特徴と
    する請求項1〜6のいずれか一つに記載の利得制御装
    置。
  8. 【請求項8】 電気信号を繰り返し測定するとき、間欠
    的な周期性で発生する前記電気信号の利得を制御する磁
    気共鳴撮像装置であって、 前記電気信号の振幅を増幅する増幅手段と、 前記増幅手段により増幅された電気信号の振幅を減衰率
    に基づいて減衰させる減衰手段と、 前記減衰手段により減衰された電気信号を検出し、該電
    気信号が同期可能電圧になるまで前記最大の減衰率から
    段階的に減衰率を下げるよう制御する制御手段と、 前記増幅手段から出力された電気信号の振幅を表示する
    簡易表示手段とを備え、 前記減衰手段により減衰された電気信号を、画像情報を
    取得する際の同期信号とすることを特徴とする磁気共鳴
    撮像装置。
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