JP2002360468A - 真空掃除機 - Google Patents
真空掃除機Info
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- JP2002360468A JP2002360468A JP2001178289A JP2001178289A JP2002360468A JP 2002360468 A JP2002360468 A JP 2002360468A JP 2001178289 A JP2001178289 A JP 2001178289A JP 2001178289 A JP2001178289 A JP 2001178289A JP 2002360468 A JP2002360468 A JP 2002360468A
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- suction
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- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L—DOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L5/00—Structural features of suction cleaners
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- Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
- Cleaning In General (AREA)
- Nozzles For Electric Vacuum Cleaners (AREA)
- Taps Or Cocks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸引に伴う排気が一切生じることがなく、極
めて清浄な環境下で使用することが可能で、かつ、構造
が簡単な真空掃除機を提供する。 【解決手段】 予め真空排気され、内部が真空状態とな
った真空容器1と、当該真空容器1の気密を保つととも
に、真空掃除機100の使用に際して開かれるバルブ2
と、バルブ2に取り付けられる吸引部20を備えてい
る。バルブ2は、いわゆるゲートバルブであり、バルブ
2内のゲート弁22を閉じた状態では真空容器1内の気
密は保たれている。バルブ2の真空容器1の取り付け面
とは反対側には、接続口23が取り付けられており、当
該接続口23には、ねじ込みにより接続アダプター31
が取り付けられる構成となっている。そして、接続アダ
プター31にはフレキシブルな吸引ホース32等がアタ
ッチメントとして取り付けられる構成となっている。
めて清浄な環境下で使用することが可能で、かつ、構造
が簡単な真空掃除機を提供する。 【解決手段】 予め真空排気され、内部が真空状態とな
った真空容器1と、当該真空容器1の気密を保つととも
に、真空掃除機100の使用に際して開かれるバルブ2
と、バルブ2に取り付けられる吸引部20を備えてい
る。バルブ2は、いわゆるゲートバルブであり、バルブ
2内のゲート弁22を閉じた状態では真空容器1内の気
密は保たれている。バルブ2の真空容器1の取り付け面
とは反対側には、接続口23が取り付けられており、当
該接続口23には、ねじ込みにより接続アダプター31
が取り付けられる構成となっている。そして、接続アダ
プター31にはフレキシブルな吸引ホース32等がアタ
ッチメントとして取り付けられる構成となっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真空掃除機に関し、
特に、吸引に伴う排気が発生しない真空掃除機に関す
る。
特に、吸引に伴う排気が発生しない真空掃除機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の真空掃除機の多くは、モータに取
り付けたファンの回転により発生した吸引力により、ゴ
ミを吸引する方式を採用しており、ファンの回転に伴っ
て空気が排気され、この排気とともに、吸引したゴミの
一部が再放出されたり、また、周囲のゴミが吹き飛ばさ
れて、飛散することは避けられなかった。
り付けたファンの回転により発生した吸引力により、ゴ
ミを吸引する方式を採用しており、ファンの回転に伴っ
て空気が排気され、この排気とともに、吸引したゴミの
一部が再放出されたり、また、周囲のゴミが吹き飛ばさ
れて、飛散することは避けられなかった。
【0003】また、手動により真空状態を作り出す真空
掃除機として、アコーディオン状に伸縮するフレキシブ
ル容器に吸入口を取り付け、手動によりフレキシブル容
器の容積を拡大することで容器内に低真空状態を作り出
し、外部との圧力差によって吸入口からゴミを吸引する
方式を採用するものもあるが、再度使用するには、フレ
キシブル容器を縮小させねばならず、その際には、内部
の空気が排気されるので、吸引したゴミの再放出や、排
気によるゴミの飛散は避けられなかった。
掃除機として、アコーディオン状に伸縮するフレキシブ
ル容器に吸入口を取り付け、手動によりフレキシブル容
器の容積を拡大することで容器内に低真空状態を作り出
し、外部との圧力差によって吸入口からゴミを吸引する
方式を採用するものもあるが、再度使用するには、フレ
キシブル容器を縮小させねばならず、その際には、内部
の空気が排気されるので、吸引したゴミの再放出や、排
気によるゴミの飛散は避けられなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】モータ駆動による真空
掃除機においては、昨今は、排気量の少ない製品が開発
されているが、それでも排気はゼロではなく、家庭やオ
フィスなど、一般的な環境下で使用するには問題ない
が、半導体装置の製造工場のクリーンルームなど、極め
て清浄な環境下で使用することはできない。
掃除機においては、昨今は、排気量の少ない製品が開発
されているが、それでも排気はゼロではなく、家庭やオ
フィスなど、一般的な環境下で使用するには問題ない
が、半導体装置の製造工場のクリーンルームなど、極め
て清浄な環境下で使用することはできない。
【0005】クリーンルームなどでは、排気をクリーン
ルーム外にまで導くように設計された特殊な掃除機を用
いるが、このような掃除機は大がかりなものであり、排
気ダクトをクリーンルームの床下に配設するなどの設備
が必要であった。
ルーム外にまで導くように設計された特殊な掃除機を用
いるが、このような掃除機は大がかりなものであり、排
気ダクトをクリーンルームの床下に配設するなどの設備
が必要であった。
【0006】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、吸引に伴う排気が一切生じること
がなく、極めて清浄な環境下で使用することが可能で、
かつ、構造が簡単な真空掃除機を提供することを目的と
する。
めになされたもので、吸引に伴う排気が一切生じること
がなく、極めて清浄な環境下で使用することが可能で、
かつ、構造が簡単な真空掃除機を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の真空掃除機は、予め真空排気され、真空排気後は、
真空排気系から独立して内部を大気圧より低い圧力に保
つ真空容器と、前記真空容器の開口部に接続され、閉じ
ることにより、前記真空容器を気密に保つ第1のバルブ
と、前記第1のバルブを開くことで、前記真空容器の内
外の圧力差により、前記真空容器内に吸引される気体の
流路を規定する吸引部とを備えている。
載の真空掃除機は、予め真空排気され、真空排気後は、
真空排気系から独立して内部を大気圧より低い圧力に保
つ真空容器と、前記真空容器の開口部に接続され、閉じ
ることにより、前記真空容器を気密に保つ第1のバルブ
と、前記第1のバルブを開くことで、前記真空容器の内
外の圧力差により、前記真空容器内に吸引される気体の
流路を規定する吸引部とを備えている。
【0008】本発明に係る請求項2記載の真空掃除機
は、前記吸引部が、前記第1のバルブに接続され、前記
第1のバルブは、開口状態を調整可能なバルブであり、
前記第1のバルブの開口状態を調整することで、前記吸
引部に吸引される前記気体の吸引力を調整する。
は、前記吸引部が、前記第1のバルブに接続され、前記
第1のバルブは、開口状態を調整可能なバルブであり、
前記第1のバルブの開口状態を調整することで、前記吸
引部に吸引される前記気体の吸引力を調整する。
【0009】本発明に係る請求項3記載の真空掃除機
は、前記第1のバルブがゲートバルブであって、ゲート
弁が開口部を覆う面積により開口状態を調整する。
は、前記第1のバルブがゲートバルブであって、ゲート
弁が開口部を覆う面積により開口状態を調整する。
【0010】本発明に係る請求項4記載の真空掃除機
は、前記気体の流れに対して、前記第1のバルブよりも
上流側に配設され、開口状態を調整可能な第2のバルブ
をさらに備え、前記吸引部は、前記第2のバルブに接続
され、前記第2のバルブの開口状態を調整することで、
前記吸引部に吸引される前記気体の吸引力を調整する。
は、前記気体の流れに対して、前記第1のバルブよりも
上流側に配設され、開口状態を調整可能な第2のバルブ
をさらに備え、前記吸引部は、前記第2のバルブに接続
され、前記第2のバルブの開口状態を調整することで、
前記吸引部に吸引される前記気体の吸引力を調整する。
【0011】本発明に係る請求項5記載の真空掃除機
は、前記第2のバルブがゲートバルブであって、ゲート
弁が開口部を覆う面積により開口状態を調整する。
は、前記第2のバルブがゲートバルブであって、ゲート
弁が開口部を覆う面積により開口状態を調整する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る真空掃除機は、その
開口部にバルブが設けられ、内部が大気圧より低い圧力
に保たれた真空容器を準備し、バルブを開状態とするこ
とで、内外の圧力差により吸引力を発生させてゴミを吸
引するものである。
開口部にバルブが設けられ、内部が大気圧より低い圧力
に保たれた真空容器を準備し、バルブを開状態とするこ
とで、内外の圧力差により吸引力を発生させてゴミを吸
引するものである。
【0013】以下、図1〜図8を用いて、本発明に係る
真空掃除機の実施の形態について説明する。
真空掃除機の実施の形態について説明する。
【0014】<A.装置構成>まず、図1に本発明に係
る真空掃除機100の全体構成を示す。図1において、
真空掃除機100は、予め真空排気され、内部が真空状
態となった真空容器1と、当該真空容器1の気密を保つ
とともに、真空掃除機100の使用に際して開かれるバ
ルブ2と、バルブ2に取り付けられる吸引部20を備え
ている。
る真空掃除機100の全体構成を示す。図1において、
真空掃除機100は、予め真空排気され、内部が真空状
態となった真空容器1と、当該真空容器1の気密を保つ
とともに、真空掃除機100の使用に際して開かれるバ
ルブ2と、バルブ2に取り付けられる吸引部20を備え
ている。
【0015】バルブ2は、いわゆるゲートバルブであ
り、バルブ2内のゲート弁22を閉じた状態では真空容
器1内の気密は保たれている。ゲート弁22の開閉はハ
ンドル21の操作に連動し、ハンドル21を回転させる
ことでバルブ2内のゲート弁22を開き、真空容器1内
の圧力と、外部の圧力との差によって吸引力を発生させ
ることができる。なお、ハンドル21の回転状態によっ
てゲート弁22の開き状態を調整でき、吸引力を調整で
きる。
り、バルブ2内のゲート弁22を閉じた状態では真空容
器1内の気密は保たれている。ゲート弁22の開閉はハ
ンドル21の操作に連動し、ハンドル21を回転させる
ことでバルブ2内のゲート弁22を開き、真空容器1内
の圧力と、外部の圧力との差によって吸引力を発生させ
ることができる。なお、ハンドル21の回転状態によっ
てゲート弁22の開き状態を調整でき、吸引力を調整で
きる。
【0016】バルブ2の真空容器1の取り付け面とは反
対側の主面には、接続口23が取り付けられており、当
該接続口23には、ねじ込みにより接続アダプター31
が取り付けられる構成となっている。そして、接続アダ
プター31にはフレキシブルな吸引ホース32等がアタ
ッチメントとして取り付けられる構成となっている。な
お、接続アダプター31と吸引ホース32とで吸引部2
0を構成する。
対側の主面には、接続口23が取り付けられており、当
該接続口23には、ねじ込みにより接続アダプター31
が取り付けられる構成となっている。そして、接続アダ
プター31にはフレキシブルな吸引ホース32等がアタ
ッチメントとして取り付けられる構成となっている。な
お、接続アダプター31と吸引ホース32とで吸引部2
0を構成する。
【0017】次に、バルブ2の構成例について図2を用
いて説明する。図2は、図1におけるA−A線での断面
を示している。図2に示されるように、バルブ2は、真
空容器1側の円形状の開口部OPを塞ぐことが可能な大
きさの円板状のゲート弁22を有し、ゲート弁22の主
面が開口部OPに完全に対面して位置することで、ゲー
ト弁22の開口部OP側の主面に設けた、図示しないシ
ール材(O−リング等)が、バルブ2のケースCSの平
面部内面に密着して真空容器1を気密に保つことができ
る。
いて説明する。図2は、図1におけるA−A線での断面
を示している。図2に示されるように、バルブ2は、真
空容器1側の円形状の開口部OPを塞ぐことが可能な大
きさの円板状のゲート弁22を有し、ゲート弁22の主
面が開口部OPに完全に対面して位置することで、ゲー
ト弁22の開口部OP側の主面に設けた、図示しないシ
ール材(O−リング等)が、バルブ2のケースCSの平
面部内面に密着して真空容器1を気密に保つことができ
る。
【0018】ゲート弁22は、ハンドル21の回転を直
線運動に変換する駆動機構MSに接続され、開口部OP
に対して平行にスライド可能な構成となっている。そし
て、ゲート弁22が開口部OP上からずれることで真空
容器1の気密が破られ、ゲート弁22が開口部OP上か
らずれるに従って、開口部OPの実効的な開口面積が増
える。
線運動に変換する駆動機構MSに接続され、開口部OP
に対して平行にスライド可能な構成となっている。そし
て、ゲート弁22が開口部OP上からずれることで真空
容器1の気密が破られ、ゲート弁22が開口部OP上か
らずれるに従って、開口部OPの実効的な開口面積が増
える。
【0019】従って、ゲート弁22の開口部OP上から
のずれ量を調整することで、開口部OPの実効的な開口
面積を変えることができる。
のずれ量を調整することで、開口部OPの実効的な開口
面積を変えることができる。
【0020】なお、バルブ2としては、開口部の開口状
態を調整可能で、吸引力を調整できるのであればゲート
バルブ以外のバルブを使用しても良いが、ゲートバルブ
は、その他のバルブに比べて開口面積を大きくでき、ま
た、気体の流通方向の厚みを薄くできるので、コンパク
トな真空掃除機を得ることができる。
態を調整可能で、吸引力を調整できるのであればゲート
バルブ以外のバルブを使用しても良いが、ゲートバルブ
は、その他のバルブに比べて開口面積を大きくでき、ま
た、気体の流通方向の厚みを薄くできるので、コンパク
トな真空掃除機を得ることができる。
【0021】駆動機構MSの最も単純な構成としては、
図2に示すように、ハンドル21の回転力を複数のかさ
歯車BGを介して、ゲート弁22のスライド方向に平行
に配設されたボールネジBTに与え、ボールネジBTを
回転させることで、ボールネジBTに係合するゲート弁
22を直線的にスライドさせる構成が考えられる。もち
ろん、ゲート弁22の駆動機構の構成は上記に限定され
るものではなく、ゲート弁22をスライドさせることが
できるのであれば何でも良い。
図2に示すように、ハンドル21の回転力を複数のかさ
歯車BGを介して、ゲート弁22のスライド方向に平行
に配設されたボールネジBTに与え、ボールネジBTを
回転させることで、ボールネジBTに係合するゲート弁
22を直線的にスライドさせる構成が考えられる。もち
ろん、ゲート弁22の駆動機構の構成は上記に限定され
るものではなく、ゲート弁22をスライドさせることが
できるのであれば何でも良い。
【0022】次に、図3を用いて接続口23および接続
アダプター31の構成について説明する。図3は、バル
ブ2を含めた接続口23および接続アダプター31の構
成を示す部分断面図である。
アダプター31の構成について説明する。図3は、バル
ブ2を含めた接続口23および接続アダプター31の構
成を示す部分断面図である。
【0023】図3に示すように、接続口23は円筒状を
なし、その内周面にはネジ231が形成されている。一
方、接続アダプター31は外周面にネジ311が形成さ
れた円筒状をなし、接続口23のネジ231(雌ねじ)
に、接続アダプター31のネジ311(雄ねじ)を係合
させることで、接続口23に接続アダプター31を接続
することができる。
なし、その内周面にはネジ231が形成されている。一
方、接続アダプター31は外周面にネジ311が形成さ
れた円筒状をなし、接続口23のネジ231(雌ねじ)
に、接続アダプター31のネジ311(雄ねじ)を係合
させることで、接続口23に接続アダプター31を接続
することができる。
【0024】ここで、接続アダプター31のネジ311
が形成された部分の直径は、他の部分の直径よりも細
く、両者の間に段差が生じている。この段差部分、すな
わち、ネジ311の周囲を囲む部分にはシール材(例え
ばO−リング)312が配設されており、接続アダプタ
ー31のねじ込みによりシール材312が接続口23の
先端部に接触し、密着することで、接続口23と接続ア
ダプター31との間の気密を保つことができる。
が形成された部分の直径は、他の部分の直径よりも細
く、両者の間に段差が生じている。この段差部分、すな
わち、ネジ311の周囲を囲む部分にはシール材(例え
ばO−リング)312が配設されており、接続アダプタ
ー31のねじ込みによりシール材312が接続口23の
先端部に接触し、密着することで、接続口23と接続ア
ダプター31との間の気密を保つことができる。
【0025】なお、接続口23および接続アダプター3
1の接続関係は、逆であっても良い。すなわち、接続口
23の外周面にネジ231を設け、接続アダプター31
の内周面ネジ311を設け、接続アダプター31を接続
口23に被せるようにしてねじ込む構成としても良い。
1の接続関係は、逆であっても良い。すなわち、接続口
23の外周面にネジ231を設け、接続アダプター31
の内周面ネジ311を設け、接続アダプター31を接続
口23に被せるようにしてねじ込む構成としても良い。
【0026】また、接続アダプター31のネジ311が
配設された側とは反対側の開口部は、吸引ホース32を
取り付けるための取り付け口313として突出してい
る。なお、本例では、吸引ホース32は、弾力を有する
樹脂で構成されるものとしており、取り付け口313の
外径よりも若干小さな内径の吸引ホース32を取り付け
口313に挿入することで、吸引ホース32が取り付け
口313に密着するものとしているが、これは一例であ
り、吸引ホース32と接続アダプター31とをネジ止め
により接続したり、急速継手(quick disconnect join
t)などのようなワンタッチ式の継手を取り付け口31
3の代わりに設け、吸引ホース32を着脱自在の構成と
しても良い。
配設された側とは反対側の開口部は、吸引ホース32を
取り付けるための取り付け口313として突出してい
る。なお、本例では、吸引ホース32は、弾力を有する
樹脂で構成されるものとしており、取り付け口313の
外径よりも若干小さな内径の吸引ホース32を取り付け
口313に挿入することで、吸引ホース32が取り付け
口313に密着するものとしているが、これは一例であ
り、吸引ホース32と接続アダプター31とをネジ止め
により接続したり、急速継手(quick disconnect join
t)などのようなワンタッチ式の継手を取り付け口31
3の代わりに設け、吸引ホース32を着脱自在の構成と
しても良い。
【0027】なお、図3において、ゲート弁22の開口
部OP側の主面の端縁部に、O−リング等のシール材2
21が配設された状態を併せて示している。
部OP側の主面の端縁部に、O−リング等のシール材2
21が配設された状態を併せて示している。
【0028】図4は、バルブ2と、吸引部20との接続
を示しており、バルブ2の接続口23に接続アダプター
31をねじ込み、接続アダプター31の取り付け口31
3に吸引ホース32を挿入する状態を示している。
を示しており、バルブ2の接続口23に接続アダプター
31をねじ込み、接続アダプター31の取り付け口31
3に吸引ホース32を挿入する状態を示している。
【0029】<B.装置動作>次に、図5を参照して真
空掃除機100の動作について説明する。先に説明した
ように、真空掃除機100は、真空容器1内の圧力と、
外部の圧力との差によって吸引力を発生させ、目的とす
るゴミを吸引するものである。従って、吸引力の持続時
間は真空容器1の容積と、バルブ2内のゲート弁22の
開き状態によって決まり、吸引時間には限りがある。
空掃除機100の動作について説明する。先に説明した
ように、真空掃除機100は、真空容器1内の圧力と、
外部の圧力との差によって吸引力を発生させ、目的とす
るゴミを吸引するものである。従って、吸引力の持続時
間は真空容器1の容積と、バルブ2内のゲート弁22の
開き状態によって決まり、吸引時間には限りがある。
【0030】図5は、時間(横軸)の経過に対する真空
容器内の圧力(縦軸)の変化を示す図であり、ゲート弁
22に相当する調整弁の開口率を種々変えて、単位時間
当たりの吸引量(S)を変えた場合のそれぞれの圧力変
化の実測データを示している。
容器内の圧力(縦軸)の変化を示す図であり、ゲート弁
22に相当する調整弁の開口率を種々変えて、単位時間
当たりの吸引量(S)を変えた場合のそれぞれの圧力変
化の実測データを示している。
【0031】すなわち、図5において、白抜き四角
(□)で示すグラフは、吸引量(S)が0.05l/se
cの場合の圧力変化を示しており、黒塗り四角(■)で
示すグラフは、吸引量(S)が0.07l/secの場合
の圧力変化を示しており、白抜き三角(△)で示すグラ
フは、吸引量(S)が0.1l/secの場合の圧力変化
を示しており、白抜き丸(○)で示すグラフは、吸引量
(S)が0.2l/secの場合の圧力変化を示してお
り、黒塗り丸(●)で示すグラフは、吸引量(S)が
0.3l/secの場合の圧力変化を示している。
(□)で示すグラフは、吸引量(S)が0.05l/se
cの場合の圧力変化を示しており、黒塗り四角(■)で
示すグラフは、吸引量(S)が0.07l/secの場合
の圧力変化を示しており、白抜き三角(△)で示すグラ
フは、吸引量(S)が0.1l/secの場合の圧力変化
を示しており、白抜き丸(○)で示すグラフは、吸引量
(S)が0.2l/secの場合の圧力変化を示してお
り、黒塗り丸(●)で示すグラフは、吸引量(S)が
0.3l/secの場合の圧力変化を示している。
【0032】なお、本実験に用いた真空容器の容積は1
リットル(l)であり、真空容器内の圧力を、当初、1
×10-4×133Paとし、調整弁を開くことで、それ
が大気圧(760×133Pa)に戻るまでの圧力変化
を示している。
リットル(l)であり、真空容器内の圧力を、当初、1
×10-4×133Paとし、調整弁を開くことで、それ
が大気圧(760×133Pa)に戻るまでの圧力変化
を示している。
【0033】図5に示すように、S=0.05l/sec
の場合は最も変化が緩やかであり、調整弁を開いてから
60秒経過後も真空容器内は大気圧には至っていない。
一方、S=0.3l/secの場合は最も変化が急激であ
り、調整弁を開いてから約10秒で真空容器内が大気圧
に戻っている。その他の特性は、S=0.05l/sec
の特性と、S=0.3l/secの特性の間に存在してい
る。
の場合は最も変化が緩やかであり、調整弁を開いてから
60秒経過後も真空容器内は大気圧には至っていない。
一方、S=0.3l/secの場合は最も変化が急激であ
り、調整弁を開いてから約10秒で真空容器内が大気圧
に戻っている。その他の特性は、S=0.05l/sec
の特性と、S=0.3l/secの特性の間に存在してい
る。
【0034】このように、調整弁の開き具合によって吸
引時間が異なり、長ければ60秒、短い場合には10秒
で吸引不能となるが、実用的な観点から吸引力を考慮し
た場合、吸引量は0.1l/sec程度とすることが望ま
しく、その場合の吸引時間は20秒程度となる。
引時間が異なり、長ければ60秒、短い場合には10秒
で吸引不能となるが、実用的な観点から吸引力を考慮し
た場合、吸引量は0.1l/sec程度とすることが望ま
しく、その場合の吸引時間は20秒程度となる。
【0035】なお、真空容器の容積を増やせば吸引時間
を増やすことができ、容積が3リットル程度の真空容器
を用いれば、単純に計算しても、1分間は吸引力を持続
できる。
を増やすことができ、容積が3リットル程度の真空容器
を用いれば、単純に計算しても、1分間は吸引力を持続
できる。
【0036】1分間という吸引時間は、一般的な掃除に
は不十分な時間であるが、真空掃除機100は、クリー
ンルームなど、極めて清浄な環境下で使用することを目
的としており、本来はゴミが存在しない環境下での掃除
に使用されるものである。
は不十分な時間であるが、真空掃除機100は、クリー
ンルームなど、極めて清浄な環境下で使用することを目
的としており、本来はゴミが存在しない環境下での掃除
に使用されるものである。
【0037】従って、ゴミと言っても、その量は微量で
あり、例えば半導体製造装置のウエハのロードロック室
において、ウエハが破損して飛散したような場合に、作
業員の手によっては回収できない程度のウエハの微小な
破片を吸引するなど、限定的な場所で、ごく短時間で吸
引を終了するような目的においては1分間という吸引時
間は有効である。
あり、例えば半導体製造装置のウエハのロードロック室
において、ウエハが破損して飛散したような場合に、作
業員の手によっては回収できない程度のウエハの微小な
破片を吸引するなど、限定的な場所で、ごく短時間で吸
引を終了するような目的においては1分間という吸引時
間は有効である。
【0038】なお、ゴミが小さければ吸引力(単位時間
当たりの吸引量)は少なくて済み、ゲート弁22の開き
状態を調整することで、吸引時間をさらに延ばすことが
できる。
当たりの吸引量)は少なくて済み、ゲート弁22の開き
状態を調整することで、吸引時間をさらに延ばすことが
できる。
【0039】そして、真空容器1を複数個準備してお
き、1つが使用不能となれば、新たな真空容器1に付け
替えることで吸引作業を続行できるので、吸引時間は実
質的に無制限となる。
き、1つが使用不能となれば、新たな真空容器1に付け
替えることで吸引作業を続行できるので、吸引時間は実
質的に無制限となる。
【0040】真空容器1内に吸引されたゴミは、真空容
器1内が負圧である間は再放出されることはなく、ま
た、真空容器1内が大気圧に戻った場合には、バルブ2
を閉じることで、ゴミが再放出されることを防止でき
る。
器1内が負圧である間は再放出されることはなく、ま
た、真空容器1内が大気圧に戻った場合には、バルブ2
を閉じることで、ゴミが再放出されることを防止でき
る。
【0041】なお、図1に示すように、接続口23内に
フィルター24を設けることで、フィルター24の網目
よりも大きなゴミがバルブ2内および真空容器1内に侵
入することを防止できる。ただし、フィルター24の網
目が細かすぎると、コンダクタンスが小さくなり、ゲー
ト弁22を開いても、所望の吸引力を得られなくなる可
能性があるので、吸引力との兼ね合いでフィルター24
の網目の大きさを決定する。
フィルター24を設けることで、フィルター24の網目
よりも大きなゴミがバルブ2内および真空容器1内に侵
入することを防止できる。ただし、フィルター24の網
目が細かすぎると、コンダクタンスが小さくなり、ゲー
ト弁22を開いても、所望の吸引力を得られなくなる可
能性があるので、吸引力との兼ね合いでフィルター24
の網目の大きさを決定する。
【0042】次に、真空掃除機100の使用形態の一例
を図6を用いて説明する。真空掃除機100は、真空容
器1の容積を1〜3リットル程度とすれば、作業者が肩
に掛けたり、背中に背負ったりして使用することができ
る。図6は、作業者が真空掃除機100を肩から吊して
使用する状態を示しており、作業者は、片手で吸引ホー
ス32を操作し、残る片手でバルブ2のハンドル21を
操作することで、バルブ2の開閉を自在に制御できる。
を図6を用いて説明する。真空掃除機100は、真空容
器1の容積を1〜3リットル程度とすれば、作業者が肩
に掛けたり、背中に背負ったりして使用することができ
る。図6は、作業者が真空掃除機100を肩から吊して
使用する状態を示しており、作業者は、片手で吸引ホー
ス32を操作し、残る片手でバルブ2のハンドル21を
操作することで、バルブ2の開閉を自在に制御できる。
【0043】図7は、真空容器1の容積をさらに大きく
し、移動用の台車に乗せた構成とした真空掃除機100
Aを示している。
し、移動用の台車に乗せた構成とした真空掃除機100
Aを示している。
【0044】図7に示す真空掃除機100Aは、容積が
10リットル以上あるような真空容器1を有しており、
真空容器1は移動自在の台車CCに搭載されている。バ
ルブ2の構成は真空掃除機100と同じで構わないが、
吸引ホース32の代わりに、作業者の手元に対応する位
置に開閉バルブ41を有した吸引ホース32Aを備えて
いる。
10リットル以上あるような真空容器1を有しており、
真空容器1は移動自在の台車CCに搭載されている。バ
ルブ2の構成は真空掃除機100と同じで構わないが、
吸引ホース32の代わりに、作業者の手元に対応する位
置に開閉バルブ41を有した吸引ホース32Aを備えて
いる。
【0045】開閉バルブ41は、閉状態にすることで、
開閉バルブ41から真空容器1Aまでの気密を保つバル
ブであり、バルブ2のように吸引量を調整するような機
能は特に備わっていなくても良く、開閉動作を即座に行
える構成であれば良い。
開閉バルブ41から真空容器1Aまでの気密を保つバル
ブであり、バルブ2のように吸引量を調整するような機
能は特に備わっていなくても良く、開閉動作を即座に行
える構成であれば良い。
【0046】開閉バルブ41の一例を図8に示す。図8
に示すバルブは、気体の流路がS字を描くのでS型バル
ブと呼称されるバルブである。
に示すバルブは、気体の流路がS字を描くのでS型バル
ブと呼称されるバルブである。
【0047】図8において、ハンドル411を回転させ
ることで、気体の流路FRを塞ぐ弁412を開閉するこ
とができ、弁412を閉じた場合には、弁412に設け
たシール材413により、気密を保つことができる。
ることで、気体の流路FRを塞ぐ弁412を開閉するこ
とができ、弁412を閉じた場合には、弁412に設け
たシール材413により、気密を保つことができる。
【0048】なお、図8に示すS型バルブは、弁412
が単純な平板であり、開くか閉じるかの2つの動作しか
できないが、弁の形状を変えることで、弁の位置によっ
て流路FRの開口面積を変更できるような構成のS型バ
ルブも公知となっているので、それを使用すれば、作業
者の手元で、吸引量を調整することができる。
が単純な平板であり、開くか閉じるかの2つの動作しか
できないが、弁の形状を変えることで、弁の位置によっ
て流路FRの開口面積を変更できるような構成のS型バ
ルブも公知となっているので、それを使用すれば、作業
者の手元で、吸引量を調整することができる。
【0049】また、真空掃除機100を作業者が背負う
ような形態にする場合にも、真空掃除機100Aと同様
に、作業者の手元に開閉バルブ41を設けた構成を採用
すれば良い。
ような形態にする場合にも、真空掃除機100Aと同様
に、作業者の手元に開閉バルブ41を設けた構成を採用
すれば良い。
【0050】<C.真空容器の再使用について>先に説
明したように、真空容器1の容積には限度があり、真空
容器1内が大気圧に戻ると吸引はできなくなる。しか
し、大気圧に戻った真空容器1を真空ポンプに繋ぎ、再
度、真空状態にすることで、何度でも再使用することが
できる。
明したように、真空容器1の容積には限度があり、真空
容器1内が大気圧に戻ると吸引はできなくなる。しか
し、大気圧に戻った真空容器1を真空ポンプに繋ぎ、再
度、真空状態にすることで、何度でも再使用することが
できる。
【0051】すなわち、使用済みの真空掃除機100か
ら接続アダプター31を取り外し、代わりに接続口23
を真空排気システムの排気ラインに接続して、バルブ2
を開放した状態で真空排気を行い、真空容器1内が、所
定の圧力、例えば、上述した1×10-4×133Paに
達した時点でバルブ2を閉じることで、真空容器1の再
生が完了する。
ら接続アダプター31を取り外し、代わりに接続口23
を真空排気システムの排気ラインに接続して、バルブ2
を開放した状態で真空排気を行い、真空容器1内が、所
定の圧力、例えば、上述した1×10-4×133Paに
達した時点でバルブ2を閉じることで、真空容器1の再
生が完了する。
【0052】なお、真空容器1の再生に先だって、吸引
したゴミを取り出し、真空容器1内を清浄化しておくこ
とが望ましいのは言うまでもない。その際は、真空吸引
装置などを使用すれば良いが、真空容器1の再生は、ク
リーンルーム以外の場所で行うので、特別な真空吸引装
置を使用せずとも良い。
したゴミを取り出し、真空容器1内を清浄化しておくこ
とが望ましいのは言うまでもない。その際は、真空吸引
装置などを使用すれば良いが、真空容器1の再生は、ク
リーンルーム以外の場所で行うので、特別な真空吸引装
置を使用せずとも良い。
【0053】また、真空排気に際しては、接続口23内
にフィルター24を設けている場合には取り外す方が、
真空排気に要する時間を短縮できる。なお、フィルター
24も再生処理を施すことで再使用できるようにしてお
けば、ランニングコストを低減できる。
にフィルター24を設けている場合には取り外す方が、
真空排気に要する時間を短縮できる。なお、フィルター
24も再生処理を施すことで再使用できるようにしてお
けば、ランニングコストを低減できる。
【0054】ここで、真空容器1の真空度であるが、圧
力差による吸引力を発生させるだけなので、高真空であ
る必要はなく、大気圧の100分の1程度の圧力でも十
分である。そして、真空容器1の真空度を大気圧の10
0分の1程度とするのであれば、いわゆる油回転ポンプ
の到達真空度の範囲であり、真空排気システムがより簡
便で、安価なものとなる。
力差による吸引力を発生させるだけなので、高真空であ
る必要はなく、大気圧の100分の1程度の圧力でも十
分である。そして、真空容器1の真空度を大気圧の10
0分の1程度とするのであれば、いわゆる油回転ポンプ
の到達真空度の範囲であり、真空排気システムがより簡
便で、安価なものとなる。
【0055】また、真空容器1の真空度を大気圧の10
0分の1程度とするのであれば、真空容器1の材質の選
択範囲も広げることができる。すなわち、真空容器1の
圧力が低くなればなるほど、真空容器1の内壁面から放
出されるガスや、真空容器1の内壁面に付着したガスを
無視できなくなるので、真空容器1の材質としてはステ
ンレスなどの金属を使用することになるが、真空度が大
気圧の100分の1程度であれば、樹脂などを使用する
ことができ、金属の場合に比べて厚みを厚くしたり、補
強のための構造を内部に設けることで、大気による圧力
に耐えるものを得ることは容易である。
0分の1程度とするのであれば、真空容器1の材質の選
択範囲も広げることができる。すなわち、真空容器1の
圧力が低くなればなるほど、真空容器1の内壁面から放
出されるガスや、真空容器1の内壁面に付着したガスを
無視できなくなるので、真空容器1の材質としてはステ
ンレスなどの金属を使用することになるが、真空度が大
気圧の100分の1程度であれば、樹脂などを使用する
ことができ、金属の場合に比べて厚みを厚くしたり、補
強のための構造を内部に設けることで、大気による圧力
に耐えるものを得ることは容易である。
【0056】真空容器1を樹脂等の軽量なもので形成す
ることで、真空掃除機100の重量を軽減でき、作業者
の負担を軽減できる。また、真空容器1の製造コストも
軽減でき、真空容器1を次々と交換しながら使用する真
空掃除機100においては、ランニングコストの低減に
つながる。
ることで、真空掃除機100の重量を軽減でき、作業者
の負担を軽減できる。また、真空容器1の製造コストも
軽減でき、真空容器1を次々と交換しながら使用する真
空掃除機100においては、ランニングコストの低減に
つながる。
【0057】<D.真空容器のバリエーション>図1お
よび図7に示した真空掃除機100および100Aにお
いては、真空容器1にバルブ2が直結された構成を示し
たが、バルブ2を、開口状態が調整可能なゲートバルブ
等で構成する場合、コスト的に高価となり、これを複数
準備することは、真空掃除機100および100Aのラ
ンニングコストの点で望ましくない。
よび図7に示した真空掃除機100および100Aにお
いては、真空容器1にバルブ2が直結された構成を示し
たが、バルブ2を、開口状態が調整可能なゲートバルブ
等で構成する場合、コスト的に高価となり、これを複数
準備することは、真空掃除機100および100Aのラ
ンニングコストの点で望ましくない。
【0058】そこで、図9に示すように、真空容器1と
バルブ2との間に、単純な構造の開閉バルブ5を配設し
た構成とし、真空容器1の交換に際しては、開閉バルブ
5と真空容器1とを一体として取り外し、また、取り付
けを行うようにすることで、ランニングコストを低減で
きる。
バルブ2との間に、単純な構造の開閉バルブ5を配設し
た構成とし、真空容器1の交換に際しては、開閉バルブ
5と真空容器1とを一体として取り外し、また、取り付
けを行うようにすることで、ランニングコストを低減で
きる。
【0059】なお、開閉バルブ5としては、図8に示す
ようなS型バルブを使用すれば良いが、気体の流路が大
きく、開閉動作を迅速に行えるものであれば何でも良
い。
ようなS型バルブを使用すれば良いが、気体の流路が大
きく、開閉動作を迅速に行えるものであれば何でも良
い。
【0060】また、先に説明したように、S型バルブで
あっても、気体の流路の開口面積を変更できるようなバ
ルブをバルブ2の代わりに使用することで、コストを低
減することもできる。
あっても、気体の流路の開口面積を変更できるようなバ
ルブをバルブ2の代わりに使用することで、コストを低
減することもできる。
【0061】この場合、図9に示す開閉バルブ5は不要
であり、上述した気体の流路の開口面積を変更できるS
型バルブを真空容器1に直結した構成とすれば良いこと
は言うまでもない。
であり、上述した気体の流路の開口面積を変更できるS
型バルブを真空容器1に直結した構成とすれば良いこと
は言うまでもない。
【0062】<E.作用効果>以上説明したように、本
発明に係る真空掃除機100および100Aによれば、
真空容器1の大気圧より低い内部圧力と、外部の大気圧
との差によって吸引力を発生させ、ゴミを吸引するの
で、吸引に伴う排気が一切生じることがなく、極めて清
浄な環境下、例えば、半導体装置の製造工場や、病院、
無菌室等での使用が可能となる。また、吸引力発生のた
めの構成は真空容器1だけであるので、構造が簡単で、
コンパクトな真空掃除機を得ることができる。また、モ
ータを使用しないので、固体だけでなく液体の吸引にも
適している。
発明に係る真空掃除機100および100Aによれば、
真空容器1の大気圧より低い内部圧力と、外部の大気圧
との差によって吸引力を発生させ、ゴミを吸引するの
で、吸引に伴う排気が一切生じることがなく、極めて清
浄な環境下、例えば、半導体装置の製造工場や、病院、
無菌室等での使用が可能となる。また、吸引力発生のた
めの構成は真空容器1だけであるので、構造が簡単で、
コンパクトな真空掃除機を得ることができる。また、モ
ータを使用しないので、固体だけでなく液体の吸引にも
適している。
【0063】
【発明の効果】本発明に係る請求項1記載の真空掃除機
によれば、真空排気系から独立した真空容器の、大気圧
より低い内部圧力と外部の大気圧との差によって吸引力
を発生させ、吸引部を介してゴミを吸引することができ
るので、吸引に伴う排気が一切生じることがなく、極め
て清浄な環境下での使用が可能となる。また、吸引力発
生のための構成は真空容器だけであるので、構造が簡単
で、コンパクトな真空掃除機を得ることができる。
によれば、真空排気系から独立した真空容器の、大気圧
より低い内部圧力と外部の大気圧との差によって吸引力
を発生させ、吸引部を介してゴミを吸引することができ
るので、吸引に伴う排気が一切生じることがなく、極め
て清浄な環境下での使用が可能となる。また、吸引力発
生のための構成は真空容器だけであるので、構造が簡単
で、コンパクトな真空掃除機を得ることができる。
【0064】本発明に係る請求項2記載の真空掃除機に
よれば、第1のバルブが、開口状態を調整可能なバルブ
であり、第1のバルブの開口状態を調整することで気体
の吸引力を調整することができるので、容積に限りある
真空容器であっても、吸引力を調整することで、吸引時
間を長くすることができる。
よれば、第1のバルブが、開口状態を調整可能なバルブ
であり、第1のバルブの開口状態を調整することで気体
の吸引力を調整することができるので、容積に限りある
真空容器であっても、吸引力を調整することで、吸引時
間を長くすることができる。
【0065】本発明に係る請求項3記載の真空掃除機に
よれば、第1のバルブがゲートバルブであるので、開口
面積を比較的大きくでき、また、気体の流通方向の厚み
を薄くできるので、コンパクトな真空掃除機を得ること
ができる。
よれば、第1のバルブがゲートバルブであるので、開口
面積を比較的大きくでき、また、気体の流通方向の厚み
を薄くできるので、コンパクトな真空掃除機を得ること
ができる。
【0066】本発明に係る請求項4記載の真空掃除機に
よれば、第1のバルブよりも上流側に配設され、開口状
態を調整可能な第2のバルブを備えるので、第1のバル
ブを開閉動作を行うだけの単純な構造のバルブとし、真
空容器の交換に際しては、第1のバルブと真空容器とを
一体で第2のバルブから着脱することで、ランニングコ
ストを低減できる。
よれば、第1のバルブよりも上流側に配設され、開口状
態を調整可能な第2のバルブを備えるので、第1のバル
ブを開閉動作を行うだけの単純な構造のバルブとし、真
空容器の交換に際しては、第1のバルブと真空容器とを
一体で第2のバルブから着脱することで、ランニングコ
ストを低減できる。
【0067】本発明に係る請求項5記載の真空掃除機に
よれば、第2のバルブがゲートバルブであるので、開口
面積を比較的大きくでき、また、気体の流通方向の厚み
を薄くできるので、コンパクトな真空掃除機を得ること
ができる。
よれば、第2のバルブがゲートバルブであるので、開口
面積を比較的大きくでき、また、気体の流通方向の厚み
を薄くできるので、コンパクトな真空掃除機を得ること
ができる。
【図1】 本発明に係る実施の形態の真空掃除機を説明
する図である。
する図である。
【図2】 本発明に係る実施の形態の真空掃除機を構成
するバルブの構成を説明する図である。
するバルブの構成を説明する図である。
【図3】 本発明に係る実施の形態の真空掃除機の部分
構成を説明する部分断面図である。
構成を説明する部分断面図である。
【図4】 本発明に係る実施の形態の真空掃除機の組立
を説明する図である。
を説明する図である。
【図5】 時間の経過に対する真空容器内の圧力の変化
を示す図である。
を示す図である。
【図6】 本発明に係る実施の形態の真空掃除機の使用
形態の一例を示す図である。
形態の一例を示す図である。
【図7】 本発明に係る実施の形態の真空掃除機の使用
形態の一例を示す図である。
形態の一例を示す図である。
【図8】 本発明に係る実施の形態の真空掃除機に使用
可能なバルブの構成を示す図である。
可能なバルブの構成を示す図である。
【図9】 本発明に係る実施の形態の真空掃除機のバリ
エーションを説明する図である。
エーションを説明する図である。
1 真空容器、2 バルブ、20 吸引部、21 ハン
ドル、23 ゲート弁、23 接続口、31 接続アダ
プター、32 吸引ホース。
ドル、23 ゲート弁、23 接続口、31 接続アダ
プター、32 吸引ホース。
Claims (5)
- 【請求項1】 予め真空排気され、真空排気後は、真空
排気系から独立して内部を大気圧より低い圧力に保つ真
空容器と、 前記真空容器の開口部に接続され、閉じることにより、
前記真空容器を気密に保つ第1のバルブと、 前記第1のバルブを開くことで、前記真空容器の内外の
圧力差により、前記真空容器内に吸引される気体の流路
を規定する吸引部とを備える、真空掃除機。 - 【請求項2】 前記吸引部は、前記第1のバルブに接続
され、 前記第1のバルブは、開口状態を調整可能なバルブであ
り、 前記第1のバルブの開口状態を調整することで、前記吸
引部に吸引される前記気体の吸引力を調整する請求項1
記載の真空掃除機。 - 【請求項3】 前記第1のバルブは、ゲートバルブであ
って、ゲート弁が開口部を覆う面積により開口状態を調
整する、請求項2記載の真空掃除機。 - 【請求項4】 前記気体の流れに対して、前記第1のバ
ルブよりも上流側に配設され、開口状態を調整可能な第
2のバルブをさらに備え、 前記吸引部は、前記第2のバルブに接続され、 前記第2のバルブの開口状態を調整することで、前記吸
引部に吸引される前記気体の吸引力を調整する請求項1
記載の真空掃除機。 - 【請求項5】 前記第2のバルブは、ゲートバルブであ
って、ゲート弁が開口部を覆う面積により開口状態を調
整する、請求項4記載の真空掃除機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001178289A JP2002360468A (ja) | 2001-06-13 | 2001-06-13 | 真空掃除機 |
US09/974,857 US6564422B2 (en) | 2001-06-13 | 2001-10-12 | Vacuum cleaner having a common valve to control multiple operations |
TW090125478A TW527177B (en) | 2001-06-13 | 2001-10-16 | Vacuum cleaner |
KR10-2002-0003523A KR100432328B1 (ko) | 2001-06-13 | 2002-01-22 | 진공청소기 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001178289A JP2002360468A (ja) | 2001-06-13 | 2001-06-13 | 真空掃除機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002360468A true JP2002360468A (ja) | 2002-12-17 |
Family
ID=19019012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001178289A Pending JP2002360468A (ja) | 2001-06-13 | 2001-06-13 | 真空掃除機 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6564422B2 (ja) |
JP (1) | JP2002360468A (ja) |
KR (1) | KR100432328B1 (ja) |
TW (1) | TW527177B (ja) |
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CN105411474A (zh) * | 2015-12-23 | 2016-03-23 | 黄斌 | 一种传染病医院病床用清扫吸尘器具 |
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JPS5683320A (en) | 1979-12-11 | 1981-07-07 | Yasuo Ishiguro | Manual type vacuum cleaner |
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KR950008618B1 (ko) * | 1993-03-31 | 1995-08-03 | 엘지전자주식회사 | 증기분사에 의한 청소방법 및 진공청소기 |
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-
2001
- 2001-06-13 JP JP2001178289A patent/JP2002360468A/ja active Pending
- 2001-10-12 US US09/974,857 patent/US6564422B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2001-10-16 TW TW090125478A patent/TW527177B/zh not_active IP Right Cessation
-
2002
- 2002-01-22 KR KR10-2002-0003523A patent/KR100432328B1/ko not_active IP Right Cessation
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JP7167003B2 (ja) | 2019-10-23 | 2022-11-08 | 東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社 | 吸引装置 |
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