JP2001104900A - エアスプレー装着式掃除機 - Google Patents

エアスプレー装着式掃除機

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JP2001104900A
JP2001104900A JP28416099A JP28416099A JP2001104900A JP 2001104900 A JP2001104900 A JP 2001104900A JP 28416099 A JP28416099 A JP 28416099A JP 28416099 A JP28416099 A JP 28416099A JP 2001104900 A JP2001104900 A JP 2001104900A
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port
gas
suction
dust
air
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Yasuaki Toyoda
泰彰 豊田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 埃やゴミを吸引して除去することができるエ
アスプレー装着式掃除機を提供すること。 【解決手段】 エアスプレー容器Sの噴出ノズルNから
噴出した気体が、気体吸気口2からエアスプレー装着式
掃除機1内に取り込まれ、気体通路4を経由して気体噴
射口5から噴射される。すると、気体噴射口5から噴射
された気体の勢いによって、気体噴射口5を内部に包容
する排気口6内の空気が気体の噴射方向へ流動されるこ
とにより、粉塵室3内に負圧が生じるので、吸引口9と
吸引用接続ホース11とを経由して吸引ノズル12から
外気が吸引される。よって、掃除目的物に付着している
埃やゴミを吸引して除去することができる。つまり、気
体を噴射して埃やゴミを吹き飛ばすものに比べて、吹き
飛ばされた埃やゴミが別の場所に再付着してしまうのを
防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、カメラやコンピ
ュータの基板など精密部品に付着した埃やゴミを除去す
るエアスプレー装着式掃除機に関し、特に、埃やゴミを
吸引して除去することができるエアスプレー装着式掃除
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、カメラやコンピュータの基板な
ど精密部品に付着した埃やゴミを除去する場合、気体を
噴出させるエアスプレー容器に専用ノズルを装着し、そ
の専用ノズルから気体を噴射して埃やゴミを吹き飛ばす
エアスプレー装着式掃除機が用いられていた。このよう
なエアスプレー装着式掃除機は、電源が不要であると共
に持ち運びが容易であるため、使い勝手が良いという利
点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、かか
る構成のエアスプレー装着式掃除機によって埃やゴミを
除去した場合、気体を噴射して埃やゴミを吹き飛ばすた
め、その吹き飛ばされた埃やゴミが精密部品の別の場所
に再付着してしまうという問題点があった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、埃やゴミを吸引して除去するこ
とができるエアスプレー装着式掃除機を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに、請求項1記載のエアスプレー装着式掃除機は、気
体を噴出させるエアスプレー容器の噴出ノズルと嵌合可
能に形成された気体吸気口と、その気体吸気口に連通さ
れると共に、前記噴出ノズルから噴出された気体を噴射
する気体噴射口とを備えており、前記気体噴射口をその
内部に包容する排気口と、その排気口に連通されつつ、
外気を吸引する吸引ノズルと、その吸引ノズルと前記排
気口との間に配設されると共に、前記吸引ノズルと前記
排気口とを連通させ、前記吸引ノズルから吸引された外
気を前記排気口へ送る吸引口とを備えている。
【0006】この請求項1記載のエアスプレー装着式掃
除機によれば、エアスプレー容器の噴出ノズルから噴出
された気体は、噴出ノズルと嵌合可能に形成された気体
吸気口へ送られ、その気体は気体吸気口に連通された気
体噴射口から噴射される。すると、気体噴射口から噴射
された気体の勢いによって、気体噴射口を内部に包容す
る排気口内の空気は、気体の噴射方向へ流動され、吸引
口を経由して排気口に連通された吸引ノズルから外気が
吸引される。
【0007】請求項2記載のエアスプレー装着式掃除機
は、請求項1記載のエアスプレー装着式掃除機におい
て、前記排気口と前記吸引口との間に配設されると共
に、前記吸引ノズルから吸引された粉塵を貯留する粉塵
室を備えており、その粉塵室には、前記排気口と前記吸
引口とが平面視で180度より大きな角度をなして配設
されている。
【0008】請求項3記載のエアスプレー装着式掃除機
は、請求項1または2に記載のエアスプレー装着式掃除
機において、前記吸引口と前記吸引ノズルとの間に配設
されると共に、前記吸引口と前記吸引ノズルとを連通さ
せる吸引用接続ホースを備えている。
【0009】この請求項3記載のエアスプレー装着式掃
除機によれば、請求項1または2に記載のエアスプレー
装着式掃除機と同様に作用する上、吸引ノズルから吸引
された外気は、吸引用接続ホースを経由して吸引口へ送
られる。
【0010】請求項4記載のエアスプレー装着式掃除機
は、請求項2または3に記載のエアスプレー装着式掃除
機において、前記粉塵室は、前記吸引口と対向する位置
にその吸引口から吸引された粉塵を下方へ落下させるた
めの壁部を備えている。
【0011】この請求項4記載のエアスプレー装着式掃
除機によれば、請求項2または3に記載のエアスプレー
装着式掃除機と同様に作用する上、吸引口から吸引され
た粉塵は、粉塵室に配設された壁部に衝突して下方へ落
下させられる。
【0012】請求項5記載のエアスプレー装着式掃除機
は、請求項2から4のいずれかに記載のエアスプレー装
着式掃除機において、前記粉塵室は、貯留された粉塵を
排出するための粉塵排出口と、その粉塵排出口を略密閉
する粉塵排出蓋とを備えている。
【0013】この請求項5記載のエアスプレー装着式掃
除機によれば、請求項2から4のいずれかに記載のエア
スプレー装着式掃除機と同様に作用する上、粉塵室に貯
留された粉塵は、粉塵排出口を略密閉している粉塵排出
蓋が開けられた後に、粉塵排出口から排出される。
【0014】請求項6記載のエアスプレー装着式掃除機
は、請求項1から5のいずれかに記載のエアスプレー装
着式掃除機において、前記噴出ノズルと前記気体吸気口
との間に配設されると共に、前記噴出ノズルと前記気体
吸気口とを連通させる吸気用接続ホースと、前記噴出ノ
ズルから噴出された気体の通過と非通過とを切り替える
気体吸気弁と、その気体吸気弁を動作させるために、前
記気体吸気口近傍に配設された弁作動スイッチとを備え
ている。
【0015】この請求項6記載のエアスプレー装着式掃
除機によれば、請求項1から5のいずれかに記載のエア
スプレー装着式掃除機と同様に作用する上、噴出ノズル
と気体吸気口との間には吸気用接続ホースが配設される
と共に、噴出ノズルから噴出された気体は、気体吸気口
近傍に配設された弁作動スイッチによって気体吸気弁が
開閉されることにより、通過と非通過とが切り替えられ
る。
【0016】請求項7記載のエアスプレー装着式掃除機
は、請求項1から6のいずれかに記載のエアスプレー装
着式掃除機において、前記排気口、吸引口、気体吸気口
および気体噴射口は、それぞれの略中心線で分割した状
態で一体化されて成形され、それぞれの成形後にその双
方を接合することにより製造される。
【0017】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。本実施例のエ
アスプレー装着式掃除機1は、カメラやコンピュータの
基板など精密部品に付着した埃やゴミを、吸引すること
により除去する装置である。エアスプレー装着式掃除機
1は、エアスプレー容器Sの噴射ノズルNに装着されて
使用される。
【0018】図1は、本実施例のエアスプレー装着式掃
除機1およびエアスプレー容器Sを概略的に示した部分
側断面図である。図1においては、本実施例のエアスプ
レー装着式掃除機1の部分のみ、断面を示している。略
中空円柱状のエアスプレー容器Sの上方には、エアスプ
レー容器S内に充填されている「フロンガス134」を
気体状にして噴出される略円筒状の噴出ノズルNが配設
されている。エアスプレー容器S内に充填される物質
は、特に限定されないが、本実施例で用いた「フロンガ
ス134」は、オゾン層を破壊する作用を持たないの
で、地球環境に優しいものである。
【0019】エアスプレー容器Sの噴出ノズルNの上方
には、エアスプレー装着式掃除機1が配設されている。
エアスプレー装着式掃除機1の下面から下方へ突設され
た略円筒状の気体吸気口2は、噴出ノズルNと嵌合可能
に形成されている。よって、気体吸気口2へ噴出ノズル
Nを差し込むだけで、容易にエアスプレー装着式掃除機
1をエアスプレー容器Sに着脱可能に装着することがで
きる。
【0020】気体吸気口2の上端部には、噴出ノズルN
を押し下げるための押し下げ部2aが略突起状に形成さ
れている。この押し下げ部2aが噴出ノズルNを押し下
げることによって、エアスプレー容器S内に充填されて
いる「フロンガス134」が、噴出ノズルNの先端から
気体状になって噴出される。
【0021】気体吸気口2の上方には、略中空円柱状に
形成された粉塵室3が配設されている。その粉塵室3の
内面に沿って、略L字形に屈折された略中空円筒状の気
体通路4が気体吸気口2に連通されつつ形成されてい
る。その気体通路4の出口部分には、気体噴射口5が形
成されている。よって、噴出ノズルNから噴出された気
体は、気体吸気口2からエアスプレー装着式掃除機1内
に取り込まれ、気体通路4を経由した後に気体噴射口5
から噴射される。
【0022】気体噴射口5の外方(外周)には、気体噴
射口5を内部に包容した略円筒状の排気口6が粉塵室3
の外方に向かって突出して形成されている。排気口6の
内径は、気体噴射口5の内径の略3倍になるように形成
されていると共に、この排気口6は、粉塵室3にも連通
されている。
【0023】粉塵室3の上方には、粉塵室3内に貯留さ
れた粉塵(埃やゴミ)を外部に排出するための粉塵排出
口7が形成されており、その粉塵排出口7の上部には、
粉塵室3を略密閉にするための粉塵排出蓋8が着脱可能
に取着されている。よって、粉塵室3に貯留された粉塵
は、粉塵排出口7を略密閉している粉塵排出蓋8が開け
られた後に、粉塵排出口7から排出される。従って、エ
アスプレー装着式掃除機1の動作中(吸引中)には、粉
塵室3内を略密閉にすることができるので、確実に外気
を吸引することができるとともに、エアスプレー装着式
掃除機1の動作停止中には、容易に粉塵室3内に貯留さ
れた粉塵を外部に排出することができるのである。
【0024】粉塵室3における排気口6と略反対方向側
の側面には、後述する吸引ノズル12から吸引されてき
た外気を粉塵室3内に取り込む吸引口9が、粉塵室3の
外方に向かって突出して形成されている。
【0025】粉塵室3の内部における吸引口9と対向す
る位置には、吸引口9から吸引された粉塵を粉塵室3の
下方へ落下させるための略平板状の壁部10が、粉塵室
3の天井部分から粉塵室3の中心方向へ向けて下降傾斜
して配設されている。よって、吸引口9から吸引された
粉塵は、この壁部10に衝突して下方へ落下させられる
ので、吸引された粉塵を確実に粉塵室3の下方に貯留す
ることができるのである。
【0026】吸引口9の先端部分には、吸引ノズル12
と吸引口9とを接続する吸引用接続ホース11が着脱可
能に取着されている。この吸引用接続ホース11は、中
空状のゴム管で形成されているので、十分な可撓性を有
している。また、この吸引用接続ホース11の反吸引口
9側には、先端部分が略扁平円筒状に形成された吸引ノ
ズル12が吸引用接続ホース11に対して着脱可能に取
着されている。このように、吸引ノズル12の先端部分
が略扁平円筒状に形成されていることにより、狭い隙間
においても吸引ノズル12を進入させることができるの
で、確実に粉塵(埃やゴミ)を除去することができる。
【0027】吸引ノズル12から吸引された外気は、吸
引用接続ホース11を経由して吸引口9へ送られる。こ
のように、十分な可撓性を有した吸引用接続ホース11
を吸引ノズル12と吸引口9との間に備えていることに
よって、狭い隙間など込み入った場所においても、容易
に吸引ノズル12の先端を掃除目的箇所に接近させ、吸
引を行うことができるのである。
【0028】次に、図2を参照して、排気口6および吸
引口9の配設位置の詳細について説明する。図2は、粉
塵室3とその周辺部分を上から見た平面図である。前述
のように、排気口6および吸引口9は、粉塵室3の外方
に向かって突出して形成されている。ここで、図2に示
すように、排気口6と吸引口9とは、平面視で180度
より大きな角度(本実施例では、略200度)をなして
粉塵室3の外方に突設されている。実際にこのエアスプ
レー装着式掃除機1によって掃除(吸引)を行う場合に
は、エアスプレー容器Sと粉塵室3の部分とを一緒に左
手で持って作業を行うが、この場合に排気口6および吸
引口9が左手の平の部分と干渉しないので、粉塵室3を
確実に把持することができるのである。
【0029】次に、エアスプレー装着式掃除機1におけ
る粉塵室3とその周辺部分との製造方法について説明す
る。粉塵室3とその周辺部分とは、樹脂により形成され
る。前述のように、粉塵室3の周辺部分には、それぞれ
略円筒状に形成された気体吸気口2、気体通路4、気体
噴射口5、排気口6および吸引口9が配設されており、
特に気体噴射口5と排気口6とは二重構造になっている
ので、できるだけ効率良くその全体を成形する必要があ
る。
【0030】そこで、本実施例に示すエアスプレー装着
式掃除機1では、まず、略円筒状に形成されている気体
吸気口2、気体通路4、気体噴射口5、排気口6および
吸引口9をそれぞれの中心線(図2中の一点鎖線X)で
2分割した状態で一体化して成形する。そして、2分割
で成形された粉塵室3とその周辺部分とを、それぞれの
成形後に接合することにより、中空状の粉塵室3とその
周辺部分とを製造するのである。
【0031】この場合、略円筒状に形成されている部分
は、全てその中心で2分割されているので、金型による
成形が容易になると共に、成形に用いられる金型の形状
および構造を単純化できる。また、粉塵室3とその周辺
部分全体とを2分割した状態で一体化することにより、
エアスプレー装着式掃除機1を構成する部品数を最小限
に抑えることができるので、製造コストを大幅に低減さ
せることができるのである。
【0032】図3を参照して、本実施例のエアスプレー
装着式掃除機1の応用例について説明する。図3は、エ
アスプレー装着式掃除機1の応用例を示した側面図であ
る。通常の場合は、図1で説明したような状態で、エア
スプレー容器Sと粉塵室3の部分とを一緒に左手で持
ち、吸引ノズル12を右手で持って掃除作業(吸引)を
行えば良い。しかし、エアスプレー容器Sが進入するこ
とができないような狭い場所において、エアスプレー装
着式掃除機1を使用したい場合、吸引ノズル12は前述
と同様に右手で持ち、気体の噴出と非噴出とを切り替え
る部分(スイッチ)だけを左手で持って掃除作業(吸
引)を行うことができれば、なお好ましい。図3に示す
応用例は、かかる操作を可能としている。
【0033】図3に示すように、エアスプレー容器Sの
噴出ノズルNの上部には、噴出ノズルNからの気体の噴
出と非噴出とを切り替える噴出切替弁13が着脱可能に
取着されている。噴出切替弁13には、切替ハンドル1
3aが配設されており、この切替ハンドル13aを操作
することによって気体の噴出と非噴出とが切り替えられ
る。
【0034】噴出切替弁13の上部には、噴出切替弁1
3と気体吸気口2とを接続する吸気用接続ホース14が
着脱可能に取着されている。この吸気用接続ホース14
は、中空状のゴム管で形成されているので、十分な可撓
性を有している。また、この吸気用接続ホース14の反
噴出切替弁13側には、気体吸気口2が着脱可能に取着
されている。
【0035】噴出ノズルNから噴出された気体は、噴出
切替弁13および吸気用接続ホース14を経由して気体
吸気口2へ送られる。このように、十分な可撓性を有し
た吸気用接続ホース14が、噴出切替弁13と気体吸気
口2との間に配設されているので、エアスプレー容器S
が進入することができない狭い場所においても、エアス
プレー装着式掃除機1を掃除目的箇所に接近させること
ができるのである。
【0036】気体吸気口2の上部には、気体通路4への
気体の通過と非通過とを切り替える気体吸気弁15が配
設されている。気体吸気弁15には、弁作動スイッチ1
6が配設されており、この弁作動スイッチ16がオンさ
れると気体通路4へ気体が通過され、弁作動スイッチ1
6がオフされると気体通路4への気体の通過が遮断され
る。このように、弁作動スイッチ16が気体吸気口2近
傍に配設されているので、常に手元で噴出ノズルNから
噴出された気体の通過と非通過とを切り替えることがで
きる。つまり、常に手元で吸引ノズル12からの外気の
吸引と非吸引とを切り替えることができるのである。
【0037】次に、図1を参照して、エアスプレー装着
式掃除機1による掃除作業時の動作について説明する。
まず、エアスプレー装着式掃除機1の気体吸気口2へエ
アスプレー容器Sの噴出ノズルNを差し込むことによ
り、エアスプレー装着式掃除機1をエアスプレー容器S
に装着する。装着が完了したら、エアスプレー容器Sと
粉塵室3の部分とを一緒に左手で持ち、吸引ノズル12
を右手で持つ。
【0038】続いて、左手の親指で粉塵室3上部の粉塵
排出蓋8の部分を押し下す。すると、気体吸気口2の上
端部に形成された押し下げ部2aが噴出ノズルNを押し
下げることによって、エアスプレー容器S内に充填され
ていた「フロンガス134」が、噴出ノズルNから気体
状になって噴出する。噴出ノズルNから噴出した気体
は、気体吸気口2からエアスプレー装着式掃除機1内に
取り込まれ、気体通路4を経由して気体噴射口5から噴
射される(矢印A方向)。
【0039】すると、気体噴射口5から噴射された気体
(矢印A)の勢いによって、気体噴射口5を内部に包容
する排気口6内の空気は、気体の噴射方向(矢印B方
向)へ流動され、排気口6からはエアスプレー容器Sか
らの気体と粉塵室3内の空気とが一緒になって排出され
る(矢印C方向)。このように粉塵室3内の空気が外部
に排出されることにより、粉塵室3内には負圧が生じる
ので、吸引口9と吸引用接続ホース11とを経由して吸
引ノズル12から外気が吸引される(矢印D方向)。よ
って、掃除目的物に付着している埃やゴミを吸引して除
去することができるのである。つまり、気体を噴射して
埃やゴミを吹き飛ばすものに比べて、吹き飛ばされた埃
やゴミが別の場所に再付着してしまうのを防ぐことがで
きる。
【0040】吸引ノズル12から吸引された粉塵(埃や
ゴミ)を含む外気は、吸引用接続ホース11と吸引口9
とを経由して粉塵室3へ送られる。粉塵室3へ送られて
きた粉塵を含む外気は、吸引口9と対向する位置に配設
された壁部10に衝突して下方へ落下させられる。する
と、吸引された空気(外気)だけが排気口6から排出さ
れ、粉塵は粉塵室3の下方に貯留される。
【0041】吸引ノズル12からの吸引を停止する場合
には、左手の親指を粉塵室3上部の粉塵排出蓋8の部分
から離すだけで良い。すると、押し下げられていた噴出
ノズルNは自動的に元に位置に戻って、気体の噴出を停
止する。掃除作業(吸引)終了後に、粉塵室3に貯留さ
れた粉塵を外部に排出する場合には、粉塵排出口7を略
密閉している粉塵排出蓋8を開けた後に、粉塵室3を逆
さまにして、粉塵を粉塵排出口7から排出する。
【0042】次に、図3を参照して、エアスプレー装着
式掃除機1の応用例による掃除作業時の動作について説
明する。まず、噴出切替弁13の切替ハンドル13aを
噴出切替弁13が閉じる方向に回した後に、噴出切替弁
13をエアスプレー容器Sの噴出ノズルNに取着する。
続いて、噴出切替弁13の上部と気体吸気口2とを吸気
用接続ホース14によって接続する。
【0043】吸気用接続ホース14の接続が完了した
ら、噴出切替弁13の切替ハンドル13aを噴出切替弁
13が開く方向に回す。この時点では、弁作動スイッチ
16がオンされていないので、気体吸気弁15は閉じた
ままであり、噴出ノズルNから噴出した気体は、気体吸
気弁15の部分で遮断される。
【0044】噴出切替弁13を開いたら、エアスプレー
容器Sを所定の位置に置いて、粉塵室3の部分を左手で
持ち、吸引ノズル12を右手で持つ。続いて、左手の中
指で粉塵室3の側面に配設された弁作動スイッチ16を
押す。すると、気体吸気弁15が開き、気体吸気弁15
の手前まで送られてきていた気体が、気体吸気弁15と
気体通路4とを通過して気体噴射口5から噴射される。
【0045】以降は、図1で説明した場合と同様に作用
して、吸引ノズル12から外気が吸引される。なお、吸
引ノズル12からの吸引を停止する場合には、左手の中
指を弁作動スイッチ16から離すだけで良い。すると、
押し下されていた弁作動スイッチ16が元の位置に戻
り、弁作動スイッチ16がオフされるので、気体吸気弁
15によって気体の供給が遮断される。
【0046】掃除作業(吸引)終了後に、吸気用接続ホ
ース14および噴出切替弁13を脱着させる場合には、
まず、噴出切替弁13の切替ハンドル13aを噴出切替
弁13が閉じる方向に回す。噴出切替弁13を完全に閉
じたら、吸気用接続ホース14および噴出切替弁13を
気体吸気口2および噴出ノズルNから順次取り外すので
ある。
【0047】以上説明したように、本実施例のエアスプ
レー装着式掃除機1は、エアスプレー容器Sの噴出ノズ
ルNから噴出した気体が、気体吸気口2からエアスプレ
ー装着式掃除機1内に取り込まれ、気体通路4を経由し
て気体噴射口5から噴射される。すると、気体噴射口5
から噴射された気体の勢いによって、気体噴射口5を内
部に包容する排気口6内の空気が気体の噴射方向へ流動
されることにより、粉塵室3内に負圧が生じるので、吸
引口9と吸引用接続ホース11とを経由して吸引ノズル
12から外気が吸引される。よって、掃除目的物に付着
している埃やゴミを吸引して除去することができる。つ
まり、気体を噴射して埃やゴミを吹き飛ばすものに比べ
て、吹き飛ばされた埃やゴミが別の場所に再付着してし
まうのを防ぐことができる。
【0048】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0049】例えば、本実施例では、排気口6と吸引口
9との間に粉塵室3が配設されていたが、この粉塵室3
を省略した構成としても良い。
【0050】図4を参照して、かかる構成のエアスプレ
ー装着式掃除機50について説明する。図4は、粉塵室
3を省略した構成のエアスプレー装着式掃除機50の部
分断面図である。図4においては、エアスプレー装着式
掃除機50の部分のみ、断面を示している。なお、粉塵
室3を省略したこと以外は、前記した実施例と同様であ
るので、前記した実施例と同一の部分には同一の符号を
付し、その説明を省略する。
【0051】気体吸気口2の上方には、略中空円筒状の
気体通路51が気体吸気口2に連通されつつ水平方向に
形成されている。この気体通路51の出口部分には、気
体噴射口5が形成されている。また、気体噴射口5およ
び気体通路51の外方(外周)には、気体噴射口5およ
び気体通路51を内部に包容した略円筒状の排気口52
が形成され、この排気口52は同じく略円筒状に形成さ
れた吸引口53に直接連通されている。
【0052】よって、吸引ノズル12から吸引された埃
やゴミを含む外気は、吸引用接続ホース11と吸引口5
3とを経由して、直接排気口52へ送られ、外部へ排出
される。かかる構成によれば、吸引ノズル12の先端部
分にある掃除目的箇所と、吸引された埃やゴミを含む外
気を排出する排気口52とは十分に離れているので、吸
引された埃やゴミが掃除目的箇所の近傍に再付着するの
を防止することができる。また、カメラやコンピュータ
の基板など精密部品に付着した埃やゴミは微細かつ微量
であるので、上述のように、吸引した埃やゴミをエアス
プレー装着式掃除機50の内部に貯留せずに外部へ排出
しても、全く問題ないのである。
【0053】
【発明の効果】 請求項1記載のエアスプレー装着式掃
除機によれば、エアスプレー容器の噴出ノズルから噴出
された気体は、噴出ノズルと嵌合可能に形成された気体
吸気口へ送られ、その気体は気体吸気口に連通された気
体噴射口から噴射される。すると、気体噴射口から噴射
された気体の勢いによって、気体噴射口を内部に包容す
る排気口内の空気は、気体の噴射方向へ流動され、吸引
口を経由して排気口に連通された吸引ノズルから外気が
吸引される。よって、掃除目的物に付着している埃やゴ
ミを吸引して除去することができるという効果がある。
つまり、気体を噴射して埃やゴミを吹き飛ばすものに比
べて、吹き飛ばされた埃やゴミが別の場所に再付着して
しまうのを防ぐことができる。
【0054】請求項2記載のエアスプレー装着式掃除機
によれば、請求項1記載のエアスプレー装着式掃除機の
奏する効果に加え、更に、排気口と吸引口とは、平面視
で180度より大きな角度をなして粉塵室に配設されて
いる。よって、粉塵室を把持する際に排気口および吸引
口が邪魔にならないので、粉塵室を確実に把持すること
ができるという効果がある。
【0055】請求項3記載のエアスプレー装着式掃除機
によれば、請求項1または2に記載のエアスプレー装着
式掃除機の奏する効果に加え、更に、吸引ノズルから吸
引された外気は、吸引用接続ホースを経由して吸引口へ
送られる。このように、吸引用接続ホースを備えている
ことによって、狭い隙間など込み入った場所において
も、容易に吸引ノズルの先端を掃除目的箇所に接近させ
ることができるという効果がある。
【0056】請求項4記載のエアスプレー装着式掃除機
によれば、請求項2または3に記載のエアスプレー装着
式掃除機の奏する効果に加え、更に、吸引口から吸引さ
れた粉塵は、粉塵室に配設された壁部に衝突して下方へ
落下させられるので、吸引された粉塵を確実に粉塵室に
貯留することができるという効果がある。
【0057】請求項5記載のエアスプレー装着式掃除機
によれば、請求項2から4のいずれかに記載のエアスプ
レー装着式掃除機の奏する効果に加え、更に、粉塵室に
貯留された粉塵は、粉塵排出口を略密閉している粉塵排
出蓋が開けられた後に、粉塵排出口から排出される。よ
って、エアスプレー装着式掃除機の動作中(吸引中)に
は、粉塵室内を略密閉にすることができるので、確実に
外気を吸引することができるとともに、エアスプレー装
着式掃除機の動作停止中には、容易に粉塵室内に貯留さ
れた粉塵を排出することができるという効果がある。
【0058】請求項6記載のエアスプレー装着式掃除機
によれば、請求項1から5のいずれかに記載のエアスプ
レー装着式掃除機の奏する効果に加え、更に、噴出ノズ
ルと気体吸気口との間には吸気用接続ホースが配設され
ているので、エアスプレー容器が進入することができな
い狭い場所においても、エアスプレー装着式掃除機を掃
除目的箇所に接近させることができるという効果があ
る。さらに、弁作動スイッチが気体吸気口近傍に配設さ
れているので、常に手元で噴出ノズルから噴出された気
体の通過と非通過とを切り替えることができる。つま
り、常に手元で外気の吸引と非吸引とを切り替えること
ができるという効果がある。
【0059】請求項7記載のエアスプレー装着式掃除機
によれば、請求項1から6のいずれかに記載のエアスプ
レー装着式掃除機の奏する効果に加え、更に、排気口、
吸引口、気体吸気口および気体噴射口は、それぞれの略
中心線で分割した状態で一体化されて成形され、それぞ
れの成形後にその双方を接合することにより製造され
る。よって、排気口、吸引口、気体吸気口および気体噴
射口を形成する際の型(金型)の形状および構造を単純
化できると共に、エアスプレー装着式掃除機を構成する
部品数を最小限に抑えることができるので、製造コスト
を低減させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例のエアスプレー装着式掃除機および
エアスプレー容器を概略的に示した部分側断面図であ
る。
【図2】 粉塵室とその周辺部分を上から見た平面図で
ある。
【図3】 エアスプレー装着式掃除機の応用例を示した
側面図である。
【図4】 粉塵室を省略した構成のエアスプレー装着式
掃除機の部分断面図である。
【符号の説明】
1,50 エアスプレー装着式掃除機 2 気体吸気口 3 粉塵室 5 気体噴射口 6 排気口 7 粉塵排出口 8 粉塵排出蓋 9 吸引口 10 壁部 11 吸引用接続ホース 12 吸引ノズル 14 吸気用接続ホース 15 気体吸気弁 16 弁作動スイッチ S エアスプレー容器 N 噴出ノズル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体を噴出させるエアスプレー容器の噴
    出ノズルと嵌合可能に形成された気体吸気口と、その気
    体吸気口に連通されると共に、前記噴出ノズルから噴出
    された気体を噴射する気体噴射口とを備えたエアスプレ
    ー装着式掃除機において、 前記気体噴射口をその内部に包容する排気口と、 その排気口に連通されつつ、外気を吸引する吸引ノズル
    と、 その吸引ノズルと前記排気口との間に配設されると共
    に、前記吸引ノズルと前記排気口とを連通させ、前記吸
    引ノズルから吸引された外気を前記排気口へ送る吸引口
    とを備えていることを特徴とするエアスプレー装着式掃
    除機。
  2. 【請求項2】 前記排気口と前記吸引口との間に配設さ
    れると共に、前記吸引ノズルから吸引された粉塵を貯留
    する粉塵室を備えており、その粉塵室には、前記排気口
    と前記吸引口とが平面視で180度より大きな角度をな
    して配設されていることを特徴とする請求項1記載のエ
    アスプレー装着式掃除機。
  3. 【請求項3】 前記吸引口と前記吸引ノズルとの間に配
    設されると共に、前記吸引口と前記吸引ノズルとを連通
    させる吸引用接続ホースを備えていることを特徴とする
    請求項1または2に記載のエアスプレー装着式掃除機。
  4. 【請求項4】 前記粉塵室は、前記吸引口と対向する位
    置にその吸引口から吸引された粉塵を下方へ落下させる
    ための壁部を備えていることを特徴とする請求項2また
    は3に記載のエアスプレー装着式掃除機。
  5. 【請求項5】 前記粉塵室は、貯留された粉塵を排出す
    るための粉塵排出口と、その粉塵排出口を略密閉する粉
    塵排出蓋とを備えていることを特徴とする請求項2から
    4のいずれかに記載のエアスプレー装着式掃除機。
  6. 【請求項6】 前記噴出ノズルと前記気体吸気口との間
    に配設されると共に、前記噴出ノズルと前記気体吸気口
    とを連通させる吸気用接続ホースと、前記噴出ノズルか
    ら噴出された気体の通過と非通過とを切り替える気体吸
    気弁と、その気体吸気弁を動作させるために、前記気体
    吸気口近傍に配設された弁作動スイッチとを備えている
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のエ
    アスプレー装着式掃除機。
  7. 【請求項7】 前記排気口、吸引口、気体吸気口および
    気体噴射口は、それぞれの略中心線で分割した状態で一
    体化されて成形され、それぞれの成形後にその双方を接
    合することにより製造されることを特徴とする請求項1
    から6のいずれかに記載のエアスプレー装着式掃除機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100432328B1 (ko) * 2001-06-13 2004-05-22 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 진공청소기
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CN109107303A (zh) * 2018-09-29 2019-01-01 徐州工业职业技术学院 一种可移动式焊接工位清理装置
CN111215393A (zh) * 2020-01-06 2020-06-02 曾俊 一种具有内部清灰功能的计算机机箱

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