JP2002360193A - 米加工食品及びその製造方法 - Google Patents

米加工食品及びその製造方法

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JP2002360193A
JP2002360193A JP2001173784A JP2001173784A JP2002360193A JP 2002360193 A JP2002360193 A JP 2002360193A JP 2001173784 A JP2001173784 A JP 2001173784A JP 2001173784 A JP2001173784 A JP 2001173784A JP 2002360193 A JP2002360193 A JP 2002360193A
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JP
Japan
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rice
processed
food
producing
dried
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JP2001173784A
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Inventor
Yoichi Matsuno
陽一 松野
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MATSUYA SHOTEN KK
Original Assignee
MATSUYA SHOTEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 米の有効利用のための新規な加工食品を提供
する。 【解決手段】 粳米1を加圧しながら加熱して扁平と
し、デンプンをアルファ化してシート体5とし、これを
粉砕し必要に応じて乾燥し、適宜な扁平粒状(粉砕物
6)に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インスタント食品とし
て流通させることができる粳米を使用した加工食品及び
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】米を原料とした加工食品としては、新粉
(粳米)、白玉粉(餅米)、寒梅粉(餅)等が知られて
いる。これらの粉類は、菓子材料として多用されてお
り、加熱処理して食されるが、当該材料を主材料とする
場合には、団子状に形成して蒸したり、茹でたりして可
食状態としている。
【0003】また米粉を麺状にした後に乾燥させたビー
フンも知られているが、可食状態とするには、水で戻し
団子と同様に加熱処理が必要である。
【0004】更に加熱処理を必要としないで可食状態と
なる米加工食品として、干飯が知られている。然し干飯
は、吸水させることで可食状態となるが、吸水に多少の
時間を要し、直ぐに食せるものではなく、而も美味であ
るとはいえない。
【0005】更に粳米を原料としたアルファ化デンプン
も知られており、直接食べることも可能であり、またお
湯で溶いて直ぐに食することもできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記の米加工食品は、
干飯やアルファ化デンプン以外は、可食状態とするため
には加熱処理が必要であり、インスタント食品としては
適さない。また干飯やアルファ化デンプンは、インスタ
ント食品として採用することができるが、アルファ化デ
ンプンは、お湯を注ぐと均一な流動体であり食感が好ま
しくない。更に干飯は、吸水に多少の時間を要し、且つ
吸水が表面のみが速やかになされ、芯部分までの浸透と
の時間差があり、お粥状になるまで放置しなければ、芯
が残った飯となり、食感において優れたものとは言えな
い。
【0007】そこで本発明は、お湯を注ぐだけで直ぐに
可食状態になり、食感に優れた新規な米加工商品及びそ
の製造方法を提案したものである。
【0008】
【課題を解決する手段】本発明に係る米加工食品及びそ
の製造方法は、粳米を加圧しながら加熱して扁平とし、
デンプンをアルファ化し、アルファ化状態でこれを粉砕
乾燥して水分10%以下の適宜な扁平粒状に形成したこ
とを特徴とするものである。
【0009】前記の製出された加工食品は、扁平である
ので、熱湯を注ぐのみで直ぐに全体が吸水状態となり、
粉砕時に生ずる一部の微粉状物や表面の一部が糊状にな
る。従って熱湯を注ぎ入れるのみで直ぐに粥状の食品と
なる。
【0010】
【実施の形態】次に本発明の実施の形態を図示した製造
工程順に説明する。製造工程は、原料調製工程A、加圧
加熱工程B、粉砕工程C、包装工程Dの順で実施され
る。
【0011】原料調製工程Aでは、主原料となる粳米1
と、固形調味料2と、液体調味料3を混合攪拌するもの
で、粳米1は、生米で白米のみでも良いが、黒米又は赤
米を5〜35%程度混入することが好ましい。特に黒米
等は、ポリフェノールその他健康に良い各種成分を含有
しているので、黒米等を混合した場合には本実施品を健
康食品として採用することができる。固形調味料2は、
塩,砂糖,化学調味料他であり、液体調味料3は、醤
油,出汁等で全体を均一にする。
【0012】後述する各工程前に、味付け処理を行うの
は、粒粉状態で固形調味料を添加混合すると、包装工程
時や包装後の運搬時に、粒の大きさの相違や重量の相違
によって、偏った状態となり、均一な品質を維持すると
ういう点で問題がある。また粒粉状態への液体調味料の
混合は実質的に不可能である。従って原料調整工程での
所定の味付けが好ましい。
【0013】前記原料調製工程Aで調製された原料は、
次に加圧加熱処理工程Bが実施されるもので、原料の加
圧加熱を同時に実施できる適宜な処理装置4をもって原
料を加圧しながら加熱すると、隣接する米が互いに付着
して、原料はシート状に形成される。製出されたシート
体5は、加圧力並びに加圧時間によって厚さが定まる
が、処理後の厚さが0.5〜 1.5mmとなるのが好
ましく、水分は通常10%以下である。
【0014】このシート体5を粉砕工程Cで粉砕するも
ので、粉砕装置は、公知のミキサーで充分で、粒状体6
に粉砕する。粉砕される大きさは、元の米の大きさをベ
ースとしてシート体5が破壊されるが、ある程度乾燥し
た状態であるから、粉砕工程Cでは米の大きさよりも小
さく粉砕されるものが多数存在し、且つ粉砕による粉状
物も発生する。更に必要に応じて篩いをかけて所定の大
きさ以上の粒体のみの食品としても良いし、粒体と粉状
体との混合したものでも良い。また必要に応じて乾燥処
理し、好ましくは水分4〜5.5%程度とする。
【0015】前記の粉砕物(粒状体及び粉状態の混合
物)6は、包装工程Dで所定の包装を施して市場に流通
させるもので、包装手段としては、袋包装7や容器包装
8が採用される。
【0016】袋包装7は、1食分毎に密封包装して市場
に流通させるもので、容器包装8は、一食の容量を備え
た容器包装8に1食分の粉砕物6と適宜な乾燥野菜(例
えば乾燥ワカメ、乾燥ネギ等)を密封入し、更に必要に
応じて袋包装した風味調味料(ごま油、摺りゴマ、七味
等)を添付する。勿論多食分を缶入り、瓶入りとして、
必要量毎を使用するようにしても良い。
【0017】而して袋包装7の食品は、袋を開封して内
容物(粉砕物)6を適宜な容器に移し、所定量の熱湯を
注いで喫食に供する。また容器包装8の場合には、密封
を解除して、熱湯を注ぎ、添付風味調味料を加え喫食に
供する。
【0018】粉砕物6に熱湯を注ぐと、直ぐに吸水して
糊状物内に粒状物が存在する形態となり、あたかも粥様
な食品となる。従って各種添加調味料の選択によって自
由な味付けを施すことができ、また乾燥野菜などの添加
混合物を選択することで、種々の粥食品となる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、粳米を加圧しな
がら加熱して扁平とし、デンプンをアルファ化し、アル
ファ化状態でこれを粉砕乾燥して水分10%以下の適宜
な扁平粒状に形成した米加工食品及びその製造方法で、
お湯を注ぐだけで直ぐに粥状の可食状態になり、ダイエ
ット食,老人食,病人食,健康食として、多様な展開が
可能となる新規な米加工食品を提供できたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の製造工程の説明図。
【符号の説明】
A 原料調製工程 B 加圧加熱工程 C 粉砕工程 D 包装工程 1 粳米 2 固形調味料 3 液体調味料 4 処理装置 5 シート体 6 粉砕物(粒状体) 7 袋包装 8 容器包装

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粳米を加圧加熱処理して、扁平粒状体
    で、且つアルファ化状態のまま水分10%以下に乾燥さ
    せてなる米加工食品。
  2. 【請求項2】 味付けが施されている請求項1記載の米
    加工食品。
  3. 【請求項3】 粳米として、白米に黒米又は赤米を添加
    混合したものを採用してなる請求項1又は2記載の米加
    工品。
  4. 【請求項4】 厚みが0.5〜1.5mmである請求項
    1又は2記載の米加工食品。
  5. 【請求項5】 所定容量の容器体に、請求項2記載の扁
    平粒状体と、乾燥野菜等の乾燥具材を封入してなる米加
    工食品。
  6. 【請求項6】 粳米を加圧しながら加熱して扁平とし、
    デンプンをアルファ化し、これを粉砕し必要に応じて乾
    燥し、適宜な扁平粒状に形成することを特徴とする米加
    工食品の製造方法。
  7. 【請求項7】 固形調味料又は液体調味料或いは双方
    を、粳米に添加混合した後に加圧加熱処理してなる請求
    項6記載の米加工食品の製造方法。
JP2001173784A 2001-06-08 2001-06-08 米加工食品及びその製造方法 Pending JP2002360193A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011244768A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Asahi Group Holdings Ltd 黒米を含む米飯の製造方法
CN105124424A (zh) * 2015-07-27 2015-12-09 黄琪淋 具有降脂降压功效的即食红米竹筒饭及其制作方法
CN107751744A (zh) * 2017-11-14 2018-03-06 崔劲 黑米粥及其食用方法

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