JP2002359594A - 基準クロック供給装置及びそれを用いた移動体端末装置 - Google Patents

基準クロック供給装置及びそれを用いた移動体端末装置

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JP2002359594A
JP2002359594A JP2002143985A JP2002143985A JP2002359594A JP 2002359594 A JP2002359594 A JP 2002359594A JP 2002143985 A JP2002143985 A JP 2002143985A JP 2002143985 A JP2002143985 A JP 2002143985A JP 2002359594 A JP2002359594 A JP 2002359594A
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clock
value
power supply
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Kosaku Aida
幸作 会田
Satoshi Kawai
聡 河合
Yasuaki Takahara
保明 高原
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
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Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 待ち受け状態で受信動作が必要ない場合に
は、ビット同期やフレーム同期を保ったまま、VCTC
XOを停止させて低消費電力化を図る。 【構成】 待ち受け状態になると、開始値設定手段12
と復帰値設定手段13に値が設定され、計数手段11の
計数値と開始値設定手段12の設定値が一致すると、バ
イナリカウンタ9が停止してシンボルクロックが停止す
る。バイナリカウンタ9では、その値から復帰時のシン
ボルクロックの位相が求められて書き込まれる。閉鎖時
間調整手段6での設定時間が経過すると、ゲート手段5
がオフし、VCTCXO2への電源供給が停止する。計
数手段11の計数値と復帰値設定手段13の設定値の一
致が検出すると、バイナリカウンタ9の停止が解除し、
VCTXCO2へ電源が供給され、開放時間調整手段7
での設定時間が経過すると、ゲート手段5がオンし、基
準クロックによりシンボルクロックが設定位相で復帰す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話端末装置など
の端末装置に用いられる基準クロックを発生する基準ク
ロック供給装置に係り、特に、消費電力の低減を図る基
準クロック供給装置とそれを用いた移動体端末装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル方式の自動車電話システムで
は、「ディジタル方式自動車電話システム標準規格」
(RCR STD27 電波システム開発センター)に
記載されているように、通信方式としてTDM/TDM
A方式が採用されている。
【0003】この規格では、携帯電話端末装置は、電源
投入時に所定の処理を行ない、とまり木チャネルという
予め決められた制御チャネルを受信し、このチャネルの
受信データに対し、受信データを復号できるようにビッ
ト同期の確立を行なう。その後、受信すべきスロットに
含まれる同期ワードを周期的に検出することにより、フ
レーム同期やスーパーフレーム同期を確立する。これら
同期が確立されると、携帯電話端末装置は、報知チャネ
ル(BCCH)を受信し、このBCCHによって指定さ
れたチャネルに移行する。
【0004】ここで、制御チャネルの構成を図17に示
す。
【0005】移行先の制御チャネルのBCCHで報知さ
れる制御情報により、自局が受信すべき一斉呼出しチャ
ネル(PCH)の位置を決定し、間欠受信動作となる。
この間欠受信動作中が、いわゆる待ち受け状態である。
この状態では、受信動作は数百msecと比較的長い周
期に1回6.7msec程度の受信を行なえばよく、ま
た、待ち受け状態の携帯電話端末装置からの送信は、位
置登録,発呼処理などで行なわれるだけで、定常的には
行なわれない。
【0006】但し、間欠受信時は、自局が受信すべきP
CHの位置を決定するためにフレーム同期,スーパーフ
レーム同期を維持していなければならない。
【0007】また、通信中では、図18に示すように、
受信R,アイドルI,送信T,アンテナ切替ダイバーシ
チ用レベル測定期間LMを繰り返し動作する。
【0008】図19は携帯電話端末装置の一構成例を示
すブロック図である。
【0009】同図において、アンテナ101で受信され
た受信信号は、分波器102,受信部103,復調部1
06,チャネルコーデック部109,音声コーデック部
110を経てスピーカから音声として出力され、マイク
113から入力された音声信号は、音声コーデック11
0,チャネルコーデック部109,変調部107,送信
部104,分波器102を経てアンテナ101から出力
される。また、通信に必要な制御信号は、チャネルコー
デック部109とマイクロプロセッサ111でやり取り
を行なう。
【0010】ここで、全体の動作をするのに必要な基準
クロックは、高安定な電圧制御温度補償型水晶発振器
(VCTCXO)108から供給される。
【0011】携帯電話端末装置では、長時間使用が望ま
れるため、受信部103,送信部104,復調部10
6,変調部107などは、通信を行なうのに必要な時
に、最小限の時間しか動作を行なわないようにこまめに
電源制御を行ない、さらに、全体制御を行なうマイクロ
プロセッサ111は、待ち受け時の間欠受信時は、キー
操作処理のみを動作させ、他の処理はスタンバイモード
に移行するなどして低消費電力化を図っている。
【0012】しかし、基準クロックを供給するVCTC
XO108は、フレーム同期の維持,キー操作処理によ
るマイクロプロセッサ111のスタンバイモードからの
復帰などのため、常時動作していた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
携帯電話端末装置を構成する各部は、こまめに電源制御
を行なって低消費電力化を図っているのに対し、基準ク
ロックを生成するVCTCXOは常に動作していた。特
に、間欠受信時は、他の動作が停止しているにも関わら
ず、フレーム同期維持やキー操作処理の対応だけのため
に、VCTCXOが動作しており、消費電力の低減に対
して充分ではなかった。
【0014】本発明の目的は、消費電力の非常に小さい
発振器を用いてフレーム同期を維持し、VCTCXO
も、待ち受け時の間欠受信時に、必要時以外は停止し
て、消費電力の低減を図るようにした基準クロック供給
装置及びそれを用いた移動体端末装置を提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、第1の本発明は、全体の動作を制御及び演算を行
なう制御部と、第1の周波数のクロックを発生する第1
のクロック発生手段と、 第2の周波数のクロックを
発生する第2のクロック発生手段と、該第1のクロック
発生手段への電源供給あるいは動作を停止,開始させる
電源供給手段と、 該第1のクロック発生手段の出力
クロックを閉鎖あるいは開放し、基準クロックとして出
力するゲート手段と、起動されると、予め設定された時
間後に該ゲート手段を閉鎖し、該電源供給手段によって
該第1のクロック発生手段への電源供給あるいは動作を
停止させる閉鎖時間調整手段と、起動されると、該第2
のクロック発生手段の出力クロックを予め設定された値
だけ計数した後、該ゲート手段を開放する開放時間調整
手段と、該ゲート手段を通過した該基準クロックを所望
の周波数に分周する分周手段と、i(但し、iは整数)
段からなり、該分周手段の出力クロックが入力されてj
(但し、jはi≧jを満たす整数)段目からシンボルク
ロックを出力し、該制御部により計数値を読み書き可能
なバイナリカウンタと、 該バイナリカウンタの動作
を停止あるいは停止解除する停止手段と、該第2のクロ
ック発生手段の出力クロック数を計数する計数手段と、
該シンボルクロックの停止処理を開始する時刻の該計数
手段の計数値を、該制御部により設定される開始値設定
手段と、該開始値設定手段の設定値に、該シンボルクロ
ックの復帰時刻までの該第2のクロック発生手段の出力
クロック数から該開放時間調整手段に予め設定されてい
る計数値を減算した値を加算した値を、復帰値として、
該制御部により設定される復帰値設定手段と、該開始値
設定手段の設定値と該計数手段の計数値とを比較し、両
者が一致したことを検出したときに、該停止手段によ
り、該バイナリカウンタの動作を停止させ、該閉鎖時間
調整手段を起動する第1の比較手段と、該復帰値設定手
段の該復帰値と該計数手段の計数値とを比較し、両者が
一致したことを検出したときに、該停止手段により、該
バイナリカウンタの動作停止を解除し、該電源供給手段
によって該第1のクロック発生手段への電源供給あるい
は動作を開始させ、該開放時間調整手段を起動する第2
の比較手段と を備える。
【0016】また、第2の本発明は、前記制御部と、前
記第1のクロック発生手段と、前記第2のクロック発生
手段と、前記電源供給手段と、前記ゲート手段と、前記
閉鎖時間調整手段と、前記開放時間調整手段と、前記分
周手段と、前記バイナリカウンタと、前記停止手段と、
前記計数手段と、前記制御部からの制御信号により、前
記計数手段の値を保持するラッチ手段と、該ラッチ手段
に保持された値に、前記シンボルクロックの復帰時刻ま
での前記第2のクロック発生手段の出力クロック数から
前記開放時間調整手段に予め設定されている計数値を減
算した値を加算した値を、復帰値として、前記制御部に
より設定される復帰値設定手段と、前記第2の比較手段
とを備える。
【0017】さらに、第3の本発明は、上記第1,第2
の発明において、外部からの入力を検出する外部入力検
出手段と、該外部入力検出手段によって入力が検出され
ると、起動信号を出力する起動手段と、該起動手段と前
記第2の比較手段との出力信号が入力され、前記開放時
間調整手段と前記電源供給手段とに出力するオアゲート
とを備える。
【0018】さらに、第4の本発明は、上記第1〜第3
の発明において、前記ゲート手段から出力される基準ク
ロックと前記第2のクロック発生手段の出力クロックと
のいずれか一方を選択して前記制御部に供給する切替ス
イッチを備える。
【0019】さらに、第5の本発明は、前記制御部と、
前記第1のクロック発生手段と、前記第2のクロック発
生手段と、前記電源供給手段と、起動されると、予め設
定された時間後に、前記電源供給手段によって前記第1
のクロック発生手段の電源供給、あるいは動作を停止す
る停止時間調整手段と、前記分周手段と、前記バイナリ
カウンタと、前記停止手段と、起動されると、前記第2
のクロック発生手段の出力クロックを予め設定された値
だけ計数した後、前記停止手段によって前記バイナリカ
ウンタの停止を解除する解除時間調整手段と、前記計数
手段と、前記開始値設定手段と、前記復帰値設定手段
と、前記開始値設定手段の設定値と前記計数手段の計数
値とを比較し、両者が一致したことを検出したときに、
前記停止手段により、前記バイナリカウンタの動作を停
止させ、前記停止時間調整手段を起動する第1の比較手
段と、前記復帰値設定手段の復帰値と前記計数手段の計
数値を比較し、両者が一致したことを検出したときに、
前記電源供給手段によって前記第1のクロック発生手段
への電源供給あるいは動作を開始し、前記解除時間調整
手段を起動する第2の比較手段とを備える。
【0020】さらに、第6の本発明は、前記制御部と、
前記第1のクロック発生手段と、前記第2のクロック発
生手段と、前記電源供給手段と、前記停止時間調整手段
と、前記分周手段と、前記バイナリカウンタと、前記停
止手段と、前記解除時間調整手段と、前記計数手段と、
前記ラッチ手段と、前記復帰値設定手段と、前記比較手
段とを備える。
【0021】さらに、第7の本発明は、第5,第6の発
明において、外部入力検出手段と、起動手段と、起動手
段と、外部入力検出手段と前記比較手段との出力信号が
入力され、前記電源供給手段に出力するオアゲートとを
備える。
【0022】さらに、第8の本発明は、第5〜第7の発
明において、前記第1のクロック発生手段から出力され
る基準クロックと前記第2のクロック発生手段の出力ク
ロックとのいずれか一方を選択して前記制御部に供給す
る切替スイッチを備える。
【0023】また、以上の目的を達成するために、本発
明は、携帯電話端末装置などに用いられる、基準クロッ
クを発生する基準クロック供給装置において、マイクロ
プロセッサを有して全体の動作を制御及び演算を行なう
制御部と、時計用クロックを発生する時計用クロック発
生手段と、前記時計用クロック発生手段の出力クロック
を閉鎖あるいは開放し、基準クロックとして出力する基
準クロック発生手段と、前記基準クロック発生手段の出
力を分周してシンボルクロックを発生するシンボルクロ
ック発生手段と、前記基準クロック発生手段への電源供
給、あるいは動作を停止,開始させる電源供給手段を備
え、前記電源供給手段から前記基準クロック発生手段へ
の電源供給が停止された後に再開されたとき、前記シン
ボルクロック発生手段が停止しても動作再開時に停止期
間中も動作していたのと同じ位相でシンボルクロックが
発生されるよう構成されたことを特徴とするものであ
る。
【作用】上記第1の発明では、上記第1の比較手段で上
記の一致が検出されると、上記制御部が、上記第2のク
ロック発生手段の出力クロックとシンボルクロックとの
位相差を停止した上記バイナリカウンタのj段目以下の
値から検出して、上記第2の比較手段が上記の一致を検
出する時間と上記開放時間調整手段の計数が終了する時
間とを加算した時間後のシンボルクロックの位相を算出
し、これを上記バイナリカウンタに設定し、上記閉鎖時
間調整手段で予め設定されている時間を経過すると、上
記ゲート手段は閉鎖され、上記電源供給手段により、上
記第1のクロック発生手段への電源供給あるいは動作が
停止され、上記バイナリカウンタへの基準クロックの供
給が停止し、上記第2の比較手段で上記の一致が検出さ
れると、上記電源供給手段により上記第1のクロック発
生手段の電源供給あるいは動作が開始され、上記開放時
間調整手段に予め設定値だけ上記第2のクロック発生手
段の出力クロックを計数すると、上記ゲート手段が開放
されて上記バイナリカウンタに基準クロックが供給さ
れ、上記バイナリカウンタに設定された位相でシンボル
クロックの出力が開始する。
【0024】上記第2の本発明では、上記制御部より制
御信号が送出された場合、上記閉鎖時間調整手段が起動
され、上記停止手段により、上記第2のクロック発生手
段の出力クロックのエッジで上記バイナリカウンタを停
止し、上記第2のクロック発生手段の出力クロックとシ
ンボルクロックの位相差を停止した上記バイナリカウン
タのj段目以下の値から検出して、上記第2の比較手段
が上記一致を検出する時間と上記開放時間調整手段の計
数が終了する時間を加算した時間後のシンボルクロック
の位相を算出し、上記バイナリカウンタにこの算出した
位相を設定し、上記閉鎖時間調整手段の計数が終わる
と、上記ゲート手段は閉鎖され、上記電源供給手段によ
り、上記第1のクロック発生手段への電源供給が停止さ
れて、上記バイナリカウンタへの上記基準クロックの供
給が停止し、上記第2の比較手段で上記の一致が検出さ
れた場合には、上記電源供給手段により上記第1のクロ
ック発生手段への電源供給が開始され、上記開放時間調
整手段の計数が終了すると、上記ゲート手段が開放され
て上記バイナリカウンタに上記基準クロックが供給さ
れ、上記バイナリカウンタに設定された位相でシンボル
クロックが出力開始される。
【0025】上記第3の本発明では、上記電源供給手段
により上記第1のクロック発生手段が停止している場
合、上記外部入力検出部で外部からの入力が検出される
と、上記起動手段は上記開放時間調整手段を起動し、上
記電源供給手段により上記第1のクロック発生手段への
電源供給あるいは動作を開始し、上記開放時間調整手段
の計数が終わると、上記ゲート手段が開放されて上記バ
イナリカウンタへの上記基準クロックの供給が再開し、
その後、上記制御部により、上記復帰値設定手段に設定
されている値に上記開放時間調整手段に予め設定されて
いる値を加算した値がこの復帰値設定手段に復帰値とし
て再設定され、上記第2の比較手段でこの復帰値と計数
手段の計数値とが一致したことが検出されると、上記停
止手段により上記バイナリカウンタの動作停止を解除
し、上記バイナリカウンタが動作開始して上記シンボル
クロックが復帰する。
【0026】上記第4の本発明では、上記ゲート手段が
閉鎖されている場合には、上記切替スイッチが上記第2
のクロック発生手段の出力クロックを選択し、上記ゲー
ト手段が開放されている場合には、上記切替スイッチが
上記ゲート手段からの基準クロックを選択し、夫々上記
制御部に供給する。
【0027】上記第5の本発明では、上記第1の比較手
段で上記の一致が検出された場合には、上記制御部は、
上記第2のクロック発生手段の出力クロックと上記シン
ボルクロックとの位相差を停止した上記バイナリカウン
タのj段目以下の値から検出し、上記第2の比較手段で
上記の一致が検出される時間と上記解除時間調整手段の
計数が終了する時間とを加算した時間後の上記シンボル
クロックの位相を算出し、これを上記バイナリカウンタ
に設定し、上記停止時間調整手段に予め設定されている
時間が経過すると、上記電源供給手段により、上記第1
のクロック発生手段への電源供給あるいは動作が停止さ
れ、上記バイナリカウンタへの上記基準クロックの供給
が停止し、上記第2の比較手段で上記の一致が検出され
た場合には、上記電源供給手段により上記第1のクロッ
ク発生手段への電源供給あるいは動作が開始され、上記
解除時間調整手段に予め設定された計数値だけ上記第2
のクロック発生手段の出力クロックを計数すると、上記
停止手段により上記バイナリカウンタの動作停止が解除
されて、該バイナリカウンタに設定された位相で上記シ
ンボルクロックが出力開始される。
【0028】上記第6の本発明では、上記制御部より制
御信号が送出された場合には、上記停止時間調整手段が
起動され、上記停止手段により上記第2のクロック発生
手段の出力クロックのエッジで上記バイナリカウンタを
停止し、上記第2のクロック発生手段の出力クロックと
上記シンボルクロックの位相差を停止した上記バイナリ
カウンタのj段目以下の値から検出して、上記第2の比
較手段で上記一致を検出する時間と上記解除時間調整手
段の計数が終了する時間を加算した時間後の上記シンボ
ルクロックの位相を算出し、これを上記バイナリカウン
タに設定し、上記停止時間調整手段に予め設定されてい
る時間が経過すると、上記電源供給手段により、上記第
1のクロック発生手段への電源供給あるいは動作が停止
され、上記バイナリカウンタへの上記基準クロックの供
給が停止し、上記第2の比較手段で上記一致が検出され
た場合には、上記電源供給手段により上記第1のクロッ
ク発生手段への電源供給あるいは動作が開始され、上記
解除時間調整手段に予め設定された値だけ上記第2のク
ロック発生手段の出力クロックを計数すると、上記停止
手段により上記バイナリカウンタの動作停止が解除さ
れ、該バイナリカウンタに設定された位相で上記シンボ
ルクロックが出力開始する。
【0029】上記第7の本発明では、上記電源供給手段
により上記第1のクロック発生手段が停止している場
合、上記外部入力検出部で外部からの入力が検出される
と、上記起動手段は上記制御部に報告し、上記電源供給
手段により上記第1のクロック発生手段への電源供給あ
るいは動作を開始して、上記バイナリカウンタへの上記
基準クロックの供給が再開され、上記第2の比較手段で
上記の一致が検出されると、上記解除時間調整手段が起
動し、上記解除時間調整手段で上記第2のクロック発生
手段の出力クロックの計数が終了すると、上記停止手段
により上記バイナリカウンタが動作停止を解除されて、
上記バイナリカウンタに設定された位相で上記シンボル
クロックを出力開始する。
【0030】上記第8の本発明では、上記第1のクロッ
ク発生手段が停止している場合、上記切替スイッチは上
記第2のクロック発生手段の出力クロックを選択し、上
記第1のクロック発生手段が動作している場合には、上
記切替スイッチが上記第1のクロック発生手段の出力ク
ロックを選択し、夫々上記制御部に供給する。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0032】図1は本発明による基準クロック供給装置
の第1の実施例を示すブロック図であって、1は制御
部、2はVCTCXO(クロック発生手段)、3は時計
用クロック発生手段、4は電源供給手段、5はゲート手
段、6は閉鎖時間調整手段、7は開放時間調整手段、8
は分周手段、9はバイナリカウンタ、10は停止手段、
11は計数手段、12は開始値設定手段、13は復帰値
設定手段、14,15は比較手段である。
【0033】同図において、制御部1はマイクロプロセ
ッサなどで構成され、装置全体の動作を制御し、また、
演算を行なう。クロック発生手段2は、ここでは、高安
定なVCTCXOで構成されている。時計用クロック発
生手段3は、ここでは、時間計測のための時計用に用い
られるクロックを発生する低消費電力のクロック発生手
段である。
【0034】電源供給手段4は、VCTCXO2への電
源供給の停止したり、開始したりするものであり、ゲー
ト手段5は、オンすると、VCTCXO2の出力クロッ
クを通過させて基準クロックとして出力する。6は閉鎖
時間調整手段であり、起動されると、予め設定された時
間後にゲート手段5をオフし、電源供給手段4によって
VCTCXO2を停止させる。開放時間調整手段7は予
めC3の値(整数値)が設定されている。このC3はV
CTCXO2が起動開始してからその出力が安定化する
までの時間での時計用クロック発生手段3が発生するク
ロック数を表わし、開放時間調整手段7は、VCTCX
O2が起動されると、時計用クロック発生手段3の出力
クロックを計数し、その計数値が設定値c3と等しくな
ると、ゲート手段5をオンし、VCTCXO2の出力ク
ロックの分周手段8を介したバイナリカウンタ9への供
給を開始させる。分周手段8はゲート手段5から基準ク
ロックが供給され、これを所望の周波数まで分周してバ
イナリカウンタ9に供給する。
【0035】バイナリカウンタ9はi段(iは整数)の
カウンタであって、j段目(i≧jを満たす整数)の出
力信号をシンボルクロックとして出力し、また、制御部
1から読み書きすることが可能である。
【0036】図2はバイナリカウンタ9の動作の一例を
示すタイミング図である。
【0037】この例では、j=3であり、バイナリカウ
ンタ9の3段目からシンボルクロックを出力する。ま
た、3段目以下の信号からなる3ビットの値は、シンボ
ルクロックの位相を8段階の精度で2進数で表わし、こ
の3段目以下を制御部1によって任意に書き換えること
により、シンボルクロックの位相を8段階のいずれかに
設定することができる。さらに、4段目以上の(i−
1)ビット出力は、シンボルクロックの計数値を2進数
で表わしている。
【0038】図1に戻って、停止手段10は、バイナリ
カウンタ9の動作を停止,再開させるものであり、これ
は、例えば、バイナリカウンタ9に供給される分周手段
8の出力クロックを停止させたり、解除したりすること
によって実現することができる。計数手段11は、時計
用クロック発生手段3の出力クロックを計数する。開始
値設定手段12は、制御部1により、シンボルクロック
の停止処理を開始するタイミングを表わす値が設定され
る。復帰値設定手段13は、制御部1により、シンボル
クロックの復帰タイミングを表わす値が設定され、この
設定値は、開始値設定手段12に設定された値に、シン
ボルクロックが停止してから復帰するまでの間の時計用
クロック発生手段3の出力クロック数から開放時間調整
手段7の上記設定値c3を減算した値を加算した値であ
る。
【0039】比較手段14は、開始値設定手段12の設
定値と計数手段11の計数値とを比較して、これらが一
致したことを検出すると、停止手段10を動作させてバ
イナリカウンタ9を停止させ、これとともに、閉鎖時間
調整手段6を起動する。比較手段15は、復帰値設定手
段13の上記設定値と計数手段11の計数値とを比較
し、両者が一致したことを検出すると、停止手段10を
動作させてバイナリカウンタ9の動作停止を解除し、こ
れとともに、電源供給手段4によってVCTCXO2へ
電源の供給を開始させ、また、開放時間調整手段7を起
動させる。
【0040】次に、この第1の実施例の動作を、図3に
示すフローチャートを用いて説明する。
【0041】携帯電話端末が待ち受け状態となり、間欠
受信が開始されて受信動作が必要でなくなると、この実
施例の処理動作が開始する(ステップ200)。
【0042】即ち、まず、制御部1は計数手段11の計
数値を読み取り、シンボルクロックの停止処理を開始す
る時刻での計数手段11の計数値mを開始値設定手段1
2に設定し(ステップ201)、次いで、次の受信を行
なうために、シンボルクロックが復帰する時刻での時計
用クロック発生手段3の出力クロック数を算出し、復帰
値設定手段13にこの算出値を復帰値Vとして設定する
(ステップ202)。この復帰値Vは、以下のように算
出される。
【0043】いま、シンボルクロックの周期をT1、時
計用クロック発生手段3の出力クロックの周期をT2、
開始値設定手段12に設定され、バイナリカウンタ9を
停止させる時点を表わす値をm、処理動作が開始してか
ら次にシンボルクロックが復帰時刻までの時間でのシン
ボルクロックのクロック数をc1、開放時間調整手段7
に予め設定され、VCTCXO2が起動してから安定化
するまでの時間での時計用クロック発生手段3の出力ク
ロック数をc3とし、また、シンボルクロックが停止し
てから受信を行なうためにシンボルクロックが復帰する
までの時間T1×c1での時計用クロック発生手段3の
出力クロック数から開放時間調整手段7の設定値c3を
引いた値をc2とすると、次の関係式(1)が成り立
つ。
【0044】 T2×(c2+c3)=T1×(c1−1)+θ2 …(1) ここで、θ2は処理開始時のシンボルクロックと時計用
クロック発生手段3の出力クロックとの初期位相差が0
であったときの、初期時点から時間T2×(c2+c
3)経過後のこれらクロックとの位相差であり、T2×
(c2+c3)/(T1×(c1−1))の小数点以下
の値で与えられる。
【0045】上記式(1)より、c2は次式で求められ
る。
【0046】 c2=int(T1/T2×(c1−1))−c3 …(2) 但し、int(X)はXを越えない最大の整数を表わ
す。
【0047】従って、復帰値設定手段13に設定する復
帰値Vは次式(3)で与えられる。
【0048】 V=m+int(T1/T2×(c1−1))−c3 …(3) ここで、バイナリカウンタ9の3段目以下の3ビットの
出力信号によってシンボルクロックの位相は2進数で8
段階(10進数でいうと、0〜7の8段階)に表わさ
れ、θ2をバイナリカウンタ9の3段目以下の値tbと
して表わすと、これは、時計用クロック発生手段3の出
力クロックに対するシンボルクロックの位相を表わし、
次のようになる。
【0049】 tb=int(8×θ2) …(4) 例えば、θ2=0.7のときtb=5となり、これを2
進数で表わした値の夫々の出力ビットは、バイナリカウ
ンタ9の1段目=1,2段目=0,3段目=1となる。
また、8×θ2の小数点以下の値は誤差となる。
【0050】上記式(1)〜(4)の計算は処理を開始
してから演算してもよいが、値c1が予め固定値として
分かっていれば、予めROMなどの記憶素子に上記V,
tbの値を保持しておいてもよい。
【0051】図3において、次に、比較手段14は、計
数手段11の計数値と開始値設定手段12の設定値mと
が一致したかどうか判断し(ステップ203)、両者が
一致すると、停止手段10を動作させることにより、バ
イナリカウンタ9の動作を停止させてシンボルクロック
の発生を停止させ、閉鎖時間調整手段6を起動する(ス
テップ204)。
【0052】なお、計数手段11の計数タイミングは、
時計用クロック発生手段3の出力クロックの立上りエッ
ジとし、比較器14の比較動作のタイミングは、時計用
クロック発生手段3の出力クロックの立下りエッジとす
る。
【0053】ここで、ステップ201で制御部1が開始
値設定手段12に設定した値mは、ステップ201で制
御部1が計数手段11から読み込んだ計数値がこの設定
値mに達するまでに充分にステップ202の処理を行な
うことができる値である。
【0054】次に、制御部1は、時計用クロック発生手
段3の出力クロックの最初の立上りエッジのタイミング
で停止したバイナリカウンタ9の3段目以下の値を読み
込むことにより、時計用クロック発生手段3の出力クロ
ックに対するシンボルクロックの初期位相taを検出す
る(ステップ205)。この初期位相taは、上記の位
相tbと同様に、シンボルクロックの初期位相を2進数
で8段階に表わしている。そして、制御部1は位相tb
に位相taを加算し、その加算値(これは、時間T2×
(c2+c3)後のシンボルクロックと時計用クロック
発生手段3の出力クロックとの位相差を表わしている)
をバイナリカウンタ9の3段目以下に、停止したバイナ
リカウンタ9の4段目以上の値nに(c1−1)を加え
た値(これは、時間T2×(c2+c3)でのシンボル
クロックのクロック数を表わしている)を設定する(ス
テップ206)。
【0055】しかる後、制御部1は、供給される基準ク
ロックが停止してもよいように、スタンバイ処理を行な
い(ステップ207)、スタンバイ処理が終了すると
(ステップ208)、制御部1は停止する。
【0056】その後、閉鎖時間調整手段6に予め設定さ
れた時間が経過すると、閉鎖時間調整時間6はゲート手
段5をオフさせてVCTCXO2の出力クロックを遮断
し、電源供給手段4によってVCTCXO2への電源供
給を停止させる(ステップ209)。
【0057】そして、比較手段15は、計数手段11の
計数値と復帰値設定手段13の設定値Vが一致したかど
うかの判断を行ない(ステップ210)、両者の一致を
検出すると、開放時間調整手段7を起動し、電源供給手
段4によってVCTCXO2への電源供給を開始させ、
停止しているバイナリカウンタ9の動作停止を停止手段
10によって解除させる(ステップ211)。
【0058】その後、開放時間調整手段7は、時計用ク
ロック発生手段3の出力クロックの計数値が設定値c3
に達すると、ゲート手段5をオンさせ、再びVCTCX
O2からゲート手段5を通る基準クロックを分周手段8
で分周してバイナリカウンタ9へ供給開始する(ステッ
プ212)。そして、この分周手段8の出力クロックの
供給が再開されると、制御部1の動作が復帰し、バイナ
リカウンタ9が停止中にその3段目以下に設定された上
記加算値が表わす位相からシンボルクロックが出力さ
れ、連続性が保たれたままシンボルクロックは復帰し
(ステップ213)、処理が終了する(ステップ21
4)。
【0059】以上の動作により、バイナリカウンタ9が
停止しても、それが次に動作を再開するときには、その
停止期間中でも動作していたのと同じ位相でシンボルク
ロックが出力されるようになり、従って、ビット同期と
フレーム同期が保たれているので、携帯電話端末は通常
の受信動作を行なうことができる。
【0060】次に、以上の動作を図4に示すタイミング
図を用いて説明する。なお、同図(a)は時計用クロッ
ク発生手段3の出力クロック、同図(b)は計数手段1
1の計数値、同図(c)はバイナリカウンタ9が連続動
作したときのシンボルクロック、同図(d)はバイナリ
カウンタ9が連続動作したときのその4段目以上の計数
値(シンボルクロックの計数値)、同図(e)はバイナ
リカウンタ9が連続動作したときのその3段目以下の値
(シンボルクロックの位相)、同図(f)はバイナリカ
ウンタ9の停止期間、同図(g)はVCTCXO2の動
作、同図(h)は制御部1の動作、同図(i)はシンボ
ルクロックの停止期間、同図(j)はバイナリカウンタ
9の停止期間でのその4段目以上の値、同図(k)はバ
イナリカウンタ9の停止期間でのその3段目以下の値を
夫々示している。
【0061】図4において、処理動作を開始すると、制
御部1は計数手段11の計数値を読み取り、シンボルク
ロックの停止処理を開始する時刻t2でのこの計数手段
11の計数値mを開始値設定手段12に設定する。
【0062】なお、ここでは、上記のように、計数手段
11は時計用クロック発生手段3の出力クロック(図4
(a))の立上りエッジでそれをカウントアッブし、比
較手段14,15はこの出力クロックの立下りエッジで
比較動作をするものとする。
【0063】そして、制御部1は、受信を復帰する(時
刻t6)までの時間内でのシンボルクロックのクロック
数c1と、開放時間調整手段7の上記設定値c3と、シ
ンボルクロックの周期T1と、時計用クロック手段3の
出力クロックの周期T2とから、上記c2を算出し、復
帰値設定手段13にm+c2を復帰値Vとして設定す
る。
【0064】計数手段11が時計用クロック発生手段3
の出力クロックを計数し、比較手段14で計数手段11
の計数値が開始値設定手段12の設定値mと等しくなっ
たことが検出されると(時刻t2)、比較手段14は、
停止手段10を動作させてバイナリカウンタ9の動作を
停止させ、閉鎖時間調整手段6を起動させる。
【0065】そして、制御部1は停止したバイナリカウ
ンタ9の計数値を読み込み、その3段目以下の値(図4
(k))からバイナリカウンタ9の停止時のシンボルク
ロックの初期位相ta(ここでは、時刻t1〜t2間の
分周手段8の出力クロック数であって、時刻t1は時刻
t2の直前のシンボルクロックの周期の開始タイミング
である)と、4段目以上の値(図4(j))からシンボ
ルクロックの計数値nを検出し、バイナリカウンタ9の
4段目以上にn+c1−1の値を、3段目以下にtb+
taの値を夫々書き込む。
【0066】ここで、図4(e)においては、tb=
7,ta=3であり、tb+taから位相は8進数であ
るので、2進化10進数で12が3段目以下に書き込ま
れている。tb+taの結果が8を越えた場合には、桁
上がりがあり、バイナリカウンタ9の4段目以上に設定
する値はn+c1−1+1=n+c1であり、3段目以
下には2の値が書き込まれる。
【0067】この3段目以下に書き込まれる2の値は、
図4(d),(e)に示すように、バイナリカウンタ9
の4段目以上の値n(時刻t2)のときからシンボルク
ロックが連続してc1個発生したときに、そのc1個目
(時刻t5)のシンボルクロックの時計用クロック発生
手段3の出力クロックに対する位相を示している。
【0068】以上の動作が時刻t2で計数手段11の計
数値とバイナリカウンタ9の計数値を読み取ることによ
って行なわれ、しかる後、制御部1はスタンバイ状態に
移行する処理を行なってスタンバイ状態となる。
【0069】閉鎖時間調整手段6には、制御部1が上記
演算とスタンバイ処理を行なうのに充分な時間が予め設
定されており、この設定時間が経過すると、閉鎖時間調
整手段6は、ゲート手段5をオフし、電源供給手段4に
よってVCTCXO2への電源供給を停止させる(時刻
t3)。
【0070】その後、比較手段15によって計数手段1
1の計数値がm+c2となったことが検出されると(時
刻t4)、比較手段15は電源供給手段4によりVCT
XCO2への電源供給を開始し、また、開放時間調整手
段7を起動し、停止手段10を動作させてバイナリカウ
ンタ9の動作停止を解除させる。開放時間調整手段7に
予め設定されている時計用クロック発生手段3の計数値
c3は、VCTCXO2の電源供給されてから発振状態
が充分安定する時間として設定される。
【0071】開放時間調整手段7は、起動すると、時計
用クロック3の出力クロックを計数開始し、その計数値
が上記の設定値c3に達すると(時刻t6)、ゲート手
段5をオンしてバイナリカウンタ9に分周手段8の出力
クロックを供給させる。これにより、シンボルクロック
はバイナリカウンタ9から、その3段目以下に設定され
た値2の位相で復帰する。
【0072】以上のようにして、この実施例では、バイ
ナリカウンタ9を停止させても、その復帰時では、シン
ボルクロックが連続的に発生したときと同じ位相でシン
ボルクロックが復帰することになる。従って、待ち受け
状態において、シンボルクロックの連続性を保ち、ビッ
ト同期やフレーム同期を保ったままVCTCXO2への
電源供給を停止させることができ、携帯電話端末の低消
費電力化を図ることができる。
【0073】図5は本発明による基準クロック供給装置
の第2の実施例を示すブロック図であって、16はラッ
チ手段、17はアンドゲートであり、図1に対応する部
分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0074】同図において、ラッチ手段16は、制御部
1の制御信号により計数手段11の計数値を保持する。
アンドゲート17は、ラッチ手段16で計数値を保持し
たときの時計用クロック発生手段3の出力クロックの逆
エッジと、制御部1の制御信号とにより、停止手段10
を動作させてバイナリカウンタ9を停止させる。
【0075】次に、第2の実施例の動作を図6に示すフ
ローチャートを用いて説明する。同図において、携帯電
話端末が待ち受け状態となり、間欠受信が開始されて受
信動作が必要でなくなると、処理動作が開始する(ステ
ップ200)。制御部1は制御信号を出力して、このと
きの計数手段11の計数値mをラッチ手段16で保持さ
せる。また、ラッチ手段16を保持したときの計数手段
11に入力されたクロックの逆エッジとこの制御信号を
論理積したアンドゲート17の出力信号とにより、停止
手段10が動作してバイナリカウンタ9が停止し、シン
ボルクロックが停止する。さらに、ラッチ手段16を保
持させた制御部1からの制御信号で閉鎖時間調整手段6
を起動する(ステップ215)。
【0076】その後、制御部1は、ラッチ手段16に保
持されている値mを読み取る(ステップ216)。そし
て、このmの値から第1の実施例の動作を示す図3のフ
ローチャートでのステップ202と同様の処理を行な
い、復帰値設定手段13に復帰値Vを設定する。そし
て、第1の実施例と同様に、ステップ205〜ステップ
214の一連の処理を行なう。
【0077】このようにして、この実施例は第1の実施
例と全く同様の効果が得られる。
【0078】図7は本発明による基準クロック供給装置
の第3の実施例を示すブロック図であって、18は外部
入力検出手段、19は起動手段、20はオアゲートであ
り、図1に対応する部分には同一符号をつけて重複する
説明を省略する。
【0079】同図において、外部入力検出手段18は、
携帯電話端末のキー操作の有無を検出するものである。
起動手段19は、外部入力検出手段18によって外部で
のキー操作が検出されると、オアゲート20を介して開
放時間調整手段7を起動し、電源供給手段4によってV
CTCXO2への電源供給を開始させ、また、制御部1
に外部入力によってVCTCXO2への電源供給が開始
された旨を報知する。オアゲート20は、比較手段15
の出力と起動手段19の出力とを合成するものであっ
て、その出力により開放時間調整手段7を起動し、電源
供給手段4によってVCTCXO2への電源供給を開始
させる。
【0080】この実施例は、外部のキー操作によっても
処理動作を行なわせるものであり、この動作を図8に示
すフローチャートを用いて説明する。
【0081】同図において、ステップ201〜ステップ
210の処理は第1の実施例と全く同様である。
【0082】計数手段11の計数値と復帰値設定手段1
3に設定されている復帰値Vの一致が比較手段15で検
出されないときには(ステップ210)、外部入力検出
の有無の判断を行なう(ステップ217)。このとき、
外部入力検出がないならば、ステップ210に戻る。
【0083】このステップ210,217のループ処理
において、比較手段15で計数手段11の計数値と復帰
値設定手段13の復帰値Vとの一致が検出される(ステ
ップ210)までに外部入力が検出されないときには
(ステップ217)、第1の実施例と同様のステップ2
11〜ステップ214の一連の動作が行なわれる。
【0084】比較手段15で計数手段11の計数値と復
帰値設定手段13の復帰値Vとの一致が検出される(ス
テップ210)前に外部入力が検出されると(ステップ
217)、起動手段19が開放時間調整手段7を起動
し、電源供給手段4によってVCTCXO2への電源供
給を開始させ、また、このことを制御部1に報告する
(ステップ218)。
【0085】そして、開放時間調整手段7で時計用クロ
ック発生手段3の出力クロックの計数値が設定値c3に
達すると、開放時間調整手段7はゲート手段5をオン
し、バイナリカウンタ9に基準クロックを供給させる
(ステップ219)。この基準クロックが供給される
と、制御部1の動作が復帰し(ステップ220)、制御
部1は、復帰したときに起動手段19から報告信号が入
力されていると、復帰値設定手段13に、そこに設定さ
れている復帰値Vと開放時間調整手段7の設定値c3と
の加算値を再設定する(ステップ221)。
【0086】次いで、比較手段15は、計数手段11の
計数値と復帰値設定手段13に設定された値とを比較し
(ステップ222)、これらが一致すると、停止手段1
0を動作させてバイナリカウンタ9の停止を解除し、シ
ンボルクロックを復帰させて(ステップ223)、処理
が終了し(ステップ214)、携帯電話端末は受信動作
を行なう。
【0087】ここで、開放時間調整手段7を起動して
(ステップ218)から制御部1の復帰処理(ステップ
220)までの間に、比較手段15によって計数手段1
1の計数値と復帰値設定手段13の設定値との一致が検
出された場合には、比較手段15から制御部1に報告信
号が出力される。このように、比較手段15から報告信
号が入力されている場合には、起動手段19から報告信
号が入力されている場合でも、ステップ221,222
の動作は行なわず、ステップ223の動作を行なう。
【0088】以上のような処理を行なうことにより、V
CTCXO2が停止中に外部入力を検出した場合でも、
VCTCXO2を復帰させることができる。
【0089】図9は本発明による基準クロック供給装置
の第4の実施例を示すブロック図であって、21は切替
スイッチであり、図1に対応する部分には同一符号をつ
けて重複する説明を省略する。
【0090】同図において、切替スイッチ21は、ゲー
ト手段5から出力される基準クロックと時計用クロック
発生手段3の出力クロックとを切り替えて制御部1に供
給するものである。
【0091】この実施例では、ゲート手段5がオフさ
れ、基準クロックが停止している場合には、切替スイッ
チ21は時計用クロック発生手段3側に切り替わり、ゲ
ート手段5がオンされ、基準クロックが供給されている
場合には、切替スイッチ21はゲート手段5側に切り替
わってこの基準クロックを制御部1に供給する。
【0092】この実施例では、制御部1に供給されるク
ロックが停止することがないので、VCTCXO2が停
止している場合でも、制御部1で処理を行なうことが可
能となる。
【0093】図10は本発明による基準クロック供給装
置の第5の実施例を示すブロック図であって、22は停
止時間調整手段、23は解除時間調整手段であり、図1
に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省
略する。
【0094】同図において、停止時間調整手段22は、
比較手段14により起動されると、予め設定された時間
経過した後、電源供給手段4によるVCTCXO2への
電源の供給を停止させる。解除時間調整手段23は、比
較手段15により起動されると、時計用クロック発生手
段3の出力クロックを予め設定された値c3だけ計数し
た後、停止手段10を制御してバイナリカウンタ9の動
作停止を解除させる。
【0095】次に、この第5の実施例の動作を図12に
示すフローチャートを用いて説明する。
【0096】携帯電話端末が待ち受け状態となり、間欠
受信が開始されて受信動作が必要でなくなると、ステッ
プ200〜ステップ203の一連の処理が第1の実施例
と同様に行なわれる。
【0097】計数手段11の計数値と開始値設定手段1
2の設定値との一致が比較手段14で検出されると(ス
テップ203)、比較手段14は停止手段10を動作さ
せてバイナリカウンタ9を停止させ、シンボルクロック
を停止させるとともに、停止時間調整手段22を起動さ
せる(ステップ224)。そして、ステップ205〜ス
テップ208の一連の処理が第1の実施例と同様に行な
われる。
【0098】その後、停止時間調整手段22に予め設定
された時間が経過すると、停止時間調整手段22は電源
供給手段4によってVCTCXO2への電源供給を停止
して基準クロックの発生を停止させ(ステップ22
5)、その後、計数手段11の計数値と復帰値設定手段
13の復帰値との一致が比較手段15で検出されると
(ステップ210)、比較手段15は、解除時間調整手
段23を起動し、電源供給手段4によってVCTCXO
2への電源供給を開始させ、バイナリカウンタ9への基
準クロックの供給を開始させる(ステップ226)。
【0099】そして、制御部1が復帰し(ステップ22
7)、解除時間調整手段23で時計用クロック発生手段
3の出力クロックを設定値c3だけ計数すると、解除時
間調整手段23は停止手段10を動作させてバイナリカ
ウンタ9の動作の停止を解除し、シンボルクロックが連
続に供給された場合と同じ位相で復帰させる(ステップ
228)。
【0100】以上のようにして、この実施例において
も、第1の実施例と同様な効果が得られる。
【0101】図12は本発明による基準クロック供給装
置の第6の実施例を示すブロック図であって、図5及び
図10に対応する部分には同一符号をつけている。
【0102】この実施例は、図5に示した第2の実施例
に、図10に示したような停止時間調整手段22と解除
時間調整手段23とを設けたものである。
【0103】次に、この第6の実施例の動作を図13に
示すフローチャートを用いて説明する。
【0104】処理動作が開始されると(ステップ20
0)、ステップ229の処理が行なわれる。このステッ
プ229は、第2の実施例の動作を示す図10でのステ
ップ215と同様であるが、閉鎖時間調整手段6を起動
する部分が停止時間調整手段22を起動するように変更
したものである。そして、先の第2の実施例と同様に、
ステップ216,ステップ202,ステップ205〜2
08の一連の処理を行なう。
【0105】次に、停止時間調整手段22に予め設定さ
れた時間経過すると、停止時間調整手段22は電源供給
手段4によってVCTCXO2への電源供給を停止して
基準クロックの発生を停止する(ステップ225)。そ
して、第5の実施例と同様、ステップ210,ステップ
226〜228の一連の処理を行なって処理を終了する
(ステップ214)。
【0106】以上のようにして、この実施例は第2の実
施例と同様の効果が得られる。
【0107】図14は本発明による基準クロック供給装
置の第7の実施例を示すブロック図であって、図7及び
図10に対応する部分には同一符号をつけている。
【0108】この実施例は、図7に示した第3の実施例
に、図10に示したような停止時間調整手段22と解除
時間調整手段23を用いたものである。
【0109】次に、この第7の実施例の動作を図15に
示すフローチャートを用いて説明する。
【0110】処理動作が開始されると(ステップ20
0)、第5の実施例と同様に、ステップ201〜20
3,ステップ224,ステップ205〜208,ステッ
プ225を経てステップ210の一連の処理が行なわれ
る。
【0111】計数手段11の計数値と復帰値設定手段1
3の復帰値Vの一致が比較手段15で検出されない場合
には(ステップ210)、外部入力検出の有無の判断を
行ない(ステップ217)、外部入力検出がない場合に
は、ステップ210に戻る。このステップ210,21
7によるループ処理において、計数手段11の計数値と
復帰値設定手段13の復帰値Vとの一致が比較手段15
によって検出される(ステップ210)までに外部入力
検出がない場合には(ステップ217)、第5の実施例
と同様に、ステップ226〜228,ステップ214の
一連の処理が行なわれる。
【0112】比較手段15で計数手段11の計数値と復
帰値設定手段13の復帰値Vとの一致が検出される(ス
テップ210)前に外部入力が検出された場合には(ス
テップ217)、起動手段19は電源供給手段4によっ
てVCTCXO2への電源供給を開始させて、バイナリ
カウンタ9への基準クロックの供給を開始し(ステップ
230)、制御部1が復帰する(ステップ220)。
【0113】そして、比較手段15は計数手段11の計
数値と復帰値設定手段13の復帰値Vとの比較を行ない
(ステップ222)、両者が一致すると、比較手段15
は解除時間調整手段23を起動する(ステップ23
1)。その後、解除時間調整手段23で時計用クロック
発生手段3の出力クロックの計数値が設定値c3に達す
ると、第5の実施例と同様に、ステップ228が行なわ
れて処理を終了する(ステップ214)。
【0114】以上のようにして、この実施例でも、第3
の実施例と同様の効果が得られる。
【0115】図16は本発明による基準クロック供給装
置の第8の実施例を示すブロック図であって、図9,図
10に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明
を省略する。
【0116】この実施例は、図9に示した第4の実施例
に、図10に示したような停止時間調整手段22と解除
時間調整手段23を設けたものである。
【0117】この実施例では、VCTCXO2が電源供
給手段3によって停止され、基準クロックの発生が停止
している場合には、切替スイッチ21を時計用クロック
発生手段3側に切り替え、VCTCXO2が動作してい
る場合には、VCTCXO2側に切り替えて制御部1に
クロックを供給する。
【0118】この実施例は第4の実施例と同様な効果が
得られる。
【0119】以上説明した実施例において、電源供給手
段3は、VCTCXO2の電源を停止するものであった
が、VCTCXO2の発振動作を停止させるようにして
もよく、同様に低消費電力化を図ることができる。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
消費電力が非常に小さい第2のクロック発生手段を用い
て時間管理し、第1のクロック発生手段の出力クロック
をもとに形成されるシンボルクロックの位相を制御する
ことにより、ビット同期やフレーム同期をはずすことな
く、VCTCXOで構成される第1のクロック発生手段
を停止することができるため、消費電力の低減を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による基準クロック供給装置の第1の実
施例を示すブロック図である。
【図2】バイナリカウンタの動作例を示すタイミング図
である。
【図3】図1に示した第1の実施例の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】図1に示した第1の実施例の動作を示すタイミ
ング図である。
【図5】本発明による基準クロック供給装置の第2の実
施例を示すブロック図である。
【図6】図5に示した第2の実施例の動作を示すフロー
チャートである。
【図7】本発明による基準クロック供給装置の第3の実
施例を示すブロック図である。
【図8】図7に示した第3の実施例の動作を示すフロー
チャートである。
【図9】本発明による基準クロック供給装置の第4の実
施例を示すブロック図である。
【図10】本発明による基準クロック供給装置の第5の
実施例を示すブロック図である。
【図11】図10に示した第5の実施例の動作を示すフ
ローチャートである。
【図12】本発明による基準クロック供給装置の第6の
実施例を示すブロック図である。
【図13】図12に示した第6の実施例の動作を示すフ
ローチャートである。
【図14】本発明による基準クロック供給装置の第7の
実施例を示すブロック図である。
【図15】図14に示した第7の実施例の動作を示すフ
ローチャートである。
【図16】本発明による基準クロック供給装置の第8の
実施例を示すブロック図である。
【図17】制御チャネルの構成図である。
【図18】通信中の携帯電話端末の動作を示す図であ
る。
【図19】ディジタル携帯電話端末の一構成例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 制御部 2 クロック発生手段(VCTCXO) 3 時計用クロック発生手段 4 電源供給手段 5 ゲート手段 6 閉鎖時間調整手段 7 開放時間調整手段 8 分周手段 9 バイナリカウンタ 10 停止手段 11 計数手段 12 開始値設定手段 13 復帰値設定手段 14,15 比較手段 16 ラッチ手段 18 外部入力検出手段 19 起動手段 21 切替スイッチ 22 停止時間調整手段 23 解除時間調整手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年6月27日(2002.6.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の第1の発明は、第1のクロック発生手段と、
時計用クロックを発生する第2のクロック発生手段と、
第1クロック発生手段の出力を分周し制御クロックを発
生すると共に第2のクロック発生手段の発生するクロッ
クに同期して分周停止期間を設定できるプリセットカウ
ンタと、プリセットカウンタのプリセット値を設定する
演算手段を備え、演算手段は分周停止期間のカウント値
を計算し、分周停止期間終了時にプリセットカウンタの
出力クロックの位相が連続するようプリセットカウンタ
のプリセット値を設定するよう構成されたことを特徴と
する基準クロック供給装置である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また、本願の第2の発明は、第1のクロッ
ク発生手段と、時計用クロックを発生する第2のクロッ
ク発生手段と、第1クロック発生手段の出力を任意の値
から分周開始できるプリセットカウンタと、第2のカウ
ンタの出力を分周し設定値と一致したタイミングでプリ
セットカウンタを起動する起動手段と、第1のクロック
発生手段の発生するクロック周波数および第2のクロッ
ク発生手段の発生するクロック周波数および第1のクロ
ック発生手段の停止時間に基づいてプリセットカウンタ
のプリセット値を設定する演算手段を備え、演算手段は
プリセットカウンタの出力クロックの位相が連続するよ
うにプリセットカウンタのプリセット値を設定するよう
構成されたことを特徴とする基準クロック供給装置であ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】好ましい実施態様によれば、基準クロック
供給装置は、プリセットカウンタの分周停止期間に第1
のクロック発生手段の動作を停止するクロック停止手段
を備えることを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】好ましい他の実施態様によれば、クロック
停止手段はプリセットカウンタの分周開始タイミングに
第1のクロック発正手段の発生するクロック信号が安定
するように停止状態を分周開始タイミングより先に解除
することを特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】好ましいさらに他の実施態様によれば、ク
ロック停止手段はプリセットカウンタの分周開始タイミ
ングに第1のクロック発正手段の発生するクロック信号
が安定するように停止状態を分周開始タイミングより先
に解除することを特徴とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】本願の第3の発明は、上記のいずれかの基
準クロック供給装置を備えるとともに、入力手段と、入
力手段に入力操作がおこなわれたことを検出する操作検
出手段と、操作検出手段の出力により第1のクロック発
生手段の停止状態を解除するクロック起動手段を備え、
入力手段に入力操作が行われたときに基準クロック供給
装置が起動されるよう構成されたことを特徴とする移動
体端末装置である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】
【作用】第1のクロック発生手段と、時計用クロックを
発生する第2のクロック発生手段は、消費電力の小さい
発振器が用いられる。第2のクロック発生手段は時計用
クロックを発生するために、基準クロック供給装置がO
Nのときは常時動作している。プリセットカウンタは、
第1クロック発生手段の出力を分周し制御クロックを発
生すると共に第2のクロック発生手段の発生するクロッ
クに同期して分周停止期間を設定できる。演算手段はプ
リセットカウンタのプリセット値を設定するとともに、
分周停止期間のカウント値を計算し、分周停止期間終了
時にプリセットカウンタの出力クロックの位相が連続す
るようプリセットカウンタのプリセット値を設定する。
これにより、待ち受け状態でシンボルクロックの連続性
が保たれ、プリセットカウンタ停止後の復帰時に、シン
ボルクロックが連続的に発生した時と同じ位相でシンボ
ルクロックを復帰させることができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】削除
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】削除
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】削除
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】削除
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 聡 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 高原 保明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 Fターム(参考) 5K028 BB04 HH00 NN31 SS29 5K067 AA43 BB04 CC22 DD27 EE02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】携帯電話端末装置などに用いられる、基準
    クロックを発生する基準クロック供給装置において、 全体の動作を制御及び演算を行なうマイクロプロセッサ
    などで構成される制御部と、 第1の周波数のクロックを発生する第1のクロック発生
    手段と、 第2の周波数のクロックを発生する第2のクロック発生
    手段と、 該第1のクロック発生手段への電源供給、あるいは動作
    を停止,開始させる電源供給手段と、 該第1のクロック発生手段の出力クロックを閉鎖あるい
    は開放し、基準クロックとして出力するゲート手段と、 起動されると、予め設定された時間後に、該ゲート手段
    を閉鎖し、該電源供給手段によって該第1のクロック発
    生手段への電源供給、あるいは動作を停止させる閉鎖時
    間調整手段と、 起動されると、該第2のクロック発生手段の出力クロッ
    クを予め設定された値だけ計数した後、該ゲート手段を
    開放する開放時間調整手段と、 該ゲート手段からの該基準クロックを所望の周波数に分
    周する分周手段と、 i(但し、iは整数)段からなり、該分周手段の出力ク
    ロックが供給されて、j(但し、jはi≧jを満たす整
    数)段目からシンボルクロックを出力し、該制御部によ
    り計数値を読み書き可能なバイナリカウンタと、 該バイナリカウンタの動作を停止あるいは停止解除する
    停止手段と、 該第2のクロック発生手段の出力クロック数を計数する
    計数手段と、 該シンボルクロックの停止処理を開始する時刻の該計数
    手段の計数値を、該制御部により設定される開始値設定
    手段と、 該開始値設定手段の該設定値に、該シンボルクロックの
    復帰時刻までの該第2のクロック発生手段の出力クロッ
    ク数から該開放時間調整手段に予め設定されている計数
    値を減算した値を加算した値を、復帰値として、該制御
    部により設定される復帰値設定手段と、 該開始値設定手段の設定値と該計数手段の計数値とを比
    較し、両者が一致したことを検出したときに、該停止手
    段により、該バイナリカウンタの動作を停止させ、該閉
    鎖時間調整手段を起動する第1の比較手段と、 該復帰値設定手段の該復帰値と該計数手段の計数値とを
    比較し、両者が一致したことを検出したときに、該停止
    手段により、該バイナリカウンタの動作停止を解除し、
    該電源供給手段によって該第1のクロック発生手段への
    電源供給あるいは動作を開始させ、該開放時間調整手段
    を起動する第2の比較手段とを備え、 該第1の比較手段で該開始値設定手段の設定値と該計数
    手段の計数値との一致が検出されると、該制御部は、該
    第2のクロック発生手段の出力クロックと該シンボルク
    ロックとの位相差を停止した該バイナリカウンタのj段
    目以下の値から検出し、該第2の比較手段で該復帰値設
    定手段の設定値と該計数手段の計数値との一致が検出さ
    れるまでの時間と、該開放時間調整手段の計数が終了す
    る時間とを加算した時間後の該シンボルクロックの位相
    を算出して該バイナリカウンタに設定し、該閉鎖時間調
    整手段に予め設定されている時間が経過すると、該ゲー
    ト手段は閉鎖され、かつ、該電源供給手段により、該第
    1のクロック発生手段への電源供給あるいは動作が停止
    されて、該基準クロックの供給が停止し、 該第2の比較手段で該復帰値設定手段の該復帰値と該計
    数手段の計数値との一致が検出されると、該電源供給手
    段により該第1のクロック発生手段への電源供給あるい
    は動作が開始され、該開放時間調整手段に予め設定され
    た値だけ該第2のクロック発生手段の出力クロックを計
    数すると、該ゲート手段が開放されて基準クロックを該
    バイナリカウンタに供給し、該バイナリカウンタに設定
    された上記の位相でシンボルクロックを出力開始するこ
    とを特徴とする基準クロック供給装置。
  2. 【請求項2】携帯電話端末装置などに用いられる、基準
    クロックを発生する基準クロック供給装置において、 全体の動作を制御、及び演算を行なうマイクロプロセッ
    サなどで構成される制御部と、 第1の周波数のクロックを発生する第1のクロック発生
    手段と、 第2の周波数のクロックを発生する第2のクロック発生
    手段と、 該第1のクロック発生手段の電源供給、あるいは動作を
    停止,開始させる電源供給手段と、 該第1のクロック発生手段の出力クロックを閉鎖あるい
    は開放し、基準クロックとして出力するゲート手段と、 起動されると、予め設定された時間後に、該ゲート手段
    を閉鎖し、該電源供給手段によって該第1のクロック発
    生手段への電源供給あるいは動作を停止させる閉鎖時間
    調整手段と、 起動されると、該第2のクロック発生手段の出力クロッ
    クを予め設定された値だけ計数した後、該ゲート手段を
    開放する開放時間調整手段と、 該ゲート手段からの該基準クロックを所望の周波数に分
    周する分周手段と、 i(但し、iは整数)段からなり、該分周手段の出力ク
    ロックが供給されて、j(但し、jはi≧jを満たす整
    数)段目からシンボルクロックを出力し、該制御部によ
    り計数値を読み書き可能なバイナリカウンタと、 該バイナリカウンタの動作を停止あるいは停止解除する
    停止手段と、 該第2のクロック発生手段の出力クロック数を計数する
    計数手段と、 該制御部からの制御信号により該計数手段の計数値を保
    持するラッチ手段と、 該ラッチ手段に保持された値に、該シンボルクロックの
    復帰時刻までの該第2のクロック発生手段の出力クロッ
    ク数から該開放時間調整手段に予め設定されている計数
    値を減算した値を加算した値を、復帰値として、該制御
    部により設定される復帰値設定手段と、 該復帰値設定手段の該復帰値と該計数手段の計数値とを
    比較し、両者が一致したことを検出したときに、該停止
    手段により、該バイナリカウンタの動作停止を解除し、
    該電源供給手段によって該第1のクロック発生手段への
    電源供給あるいは動作を開始させ、該開放時間調整手段
    を起動する第2の比較手段とを備え、 該制御部より制御信号が送出された場合、該閉鎖時間調
    整手段が起動され、該停止手段により、該第2のクロッ
    ク発生手段の出力クロックのエッジで該バイナリカウン
    タを停止させ、該第2のクロック発生手段の出力クロッ
    クと該シンボルクロックの位相差を停止した該バイナリ
    カウンタのj段目以下の値から検出し、該第2の比較手
    段で該復帰値設定手段の該復帰値と該計数手段の計数値
    との一致が検出される時間と、該開放時間調整手段の計
    数が終了する時間とを加算した時間後の該シンボルクロ
    ックの位相を算出して該バイナリカウンタに設定し、該
    閉鎖時間調整手段に予め設定されている時間が経過する
    と、該ゲート手段は閉鎖され、該電源供給手段により、
    該第1のクロック発生手段への電源供給あるいは動作が
    停止されて、該基準クロックの供給が停止し、 該第2の比較手段で該復帰値設定手段の該復帰値と該計
    数手段の計数値との一致が検出された場合に、該電源供
    給手段により該第1のクロック発生手段への電源供給あ
    るいは動作が開始され、該開放時間調整手段に予め設定
    された計数値だけ該第2のクロック発生手段の出力クロ
    ックを計数すると、該ゲート手段が開放されて基準クロ
    ックを該バイナリカウンタに供給し、該バイナリカウン
    タに設定された上記の位相で該シンボルクロックを出力
    開始することを特徴とする基準クロック供給装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、 外部からの入力を検出する外部入力検出手段と、 該外部入力検出手段によって入力が検出されると、起動
    信号を出力する起動手段と、 該起動手段と前記第2の比較手段との出力信号が入力さ
    れ、前記開放時間調整手段と前記電源供給手段に出力す
    るオアゲートとを備え、 前記電源供給手段により前記第1のクロック発生手段が
    停止している場合に、該外部入力検出部で外部からの入
    力が検出されると、該起動手段は、前記制御部に報告す
    るとともに、前記開放時間調整手段を起動し、前記電源
    供給手段により前記第1のクロック発生手段への電源供
    給あるいは動作を開始させ、前記開放時間調整手段の計
    数が終わると、前記ゲート手段を開放させて前記バイナ
    リカウンタへの前記基準クロックの供給を再開させ、そ
    の後、前記制御部が、該起動手段から報告があって、前
    記第2の比較手段で前記復帰値設定手段の前記復帰値と
    前記計数手段の計数値との一致が検出されていない場
    合、前記復帰値設定手段に、その前記復帰値に前記開放
    時間調整手段に予め設定されている計数値を加算した値
    を再設定し、 前記第2の比較手段で前記復帰値設定手段の前記復帰値
    と前記計数手段の計数値との一致が検出されると、前記
    停止手段により前記バイナリカウンタの動作停止を解除
    し、前記シンボルクロックを復帰させることを特徴とす
    る基準クロック供給装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3において、 前記ゲート手段から出力される前記基準クロックと前記
    第2のクロック発生手段の出力クロックとのいずれか一
    方を選択して前記制御部に供給する切替スイッチを備
    え、 前記ゲート手段が閉鎖している場合には、該切替スイッ
    チが前記第2のクロック発生手段の出力クロックを選択
    し、 前記ゲート手段が開放している場合には、該切替スイッ
    チが前記ゲート手段から出力される前記基準クロックを
    選択することを特徴とする基準クロック供給装置。
  5. 【請求項5】携帯電話端末装置などに用いられる、基準
    クロックを発生する基準クロック供給装置において、 全体の動作を制御及び演算を行なうマイクロプロセッサ
    などで構成される制御部と、 第1の周波数のクロックを発生する第1のクロック発生
    手段と、 第2の周波数のクロックを発生する第2のクロック発生
    手段と、 該第1のクロック発生手段への電源供給、あるいは動作
    を停止,開始させる電源供給手段と、 起動されると、予め設定された時間後に、該電源供給手
    段によって該第1のクロック発生手段への電源供給、あ
    るいは動作を停止させる停止時間調整手段と、 該第1のクロック発生手段の出力クロックを所望の周波
    数に分周する分周手段と、 i(但し、iは整数)段からなり、該分周手段の出力ク
    ロックが供給されて、j(但し、jはi≧jを満たす整
    数)段目からシンボルクロックを出力し、該制御部によ
    り計数値を読み書き可能なバイナリカウンタと、 該バイナリカウンタの動作を停止あるいは停止解除する
    停止手段と、 起動されると、該第2のクロック発生手段の出力クロッ
    クを予め設定された値だけ計数した後、該停止手段によ
    って該バイナリカウンタの停止を解除する解除時間調整
    手段と、 該第2のクロック発生手段の出力クロック数を計数する
    計数手段と、 該シンボルクロックの停止処理を開始する時刻の該計数
    手段の計数値を、該制御部により設定される開始値設定
    手段と、 該開始値設定手段の設定値に、該シンボルクロックの復
    帰時刻までの該第2のクロック発生手段の出力クロック
    数から該解除時間調整手段に予め設定されている計数値
    を減算した値を加算した値を、復帰値として、該制御部
    により設定される復帰値設定手段と、 該開始値設定手段の設定値と該計数手段の計数値を比較
    し、両者が一致したことを検出したとき、該停止手段に
    より、該バイナリカウンタの動作を停止させ、該停止時
    間調整手段を起動する第1の比較手段と、 該復帰値設定手段の復帰値と該計数手段の計数値を比較
    し、両者が一致したことを検出したときに、該電源供給
    手段によって該第1のクロック発生手段への電源供給あ
    るいは動作を開始し、該解除時間調整手段を起動する第
    2の比較手段とを備え、 該第1の比較手段で該開始値設定手段の該設定値と該計
    数手段の計数値との一致が検出されると、該制御部は、
    該第2のクロック発生手段の出力クロックと該シンボル
    クロックの位相差を停止した該バイナリカウンタのj段
    目以下の値から検出し、該第2の比較手段で該復帰値設
    定手段の該復帰値と該計数手段の計数値との一致が検出
    されるまでの時間と、該解除時間調整手段の計数が終了
    する時間とを加算した時間後の該シンボルクロックの位
    相を算出して該バイナリカウンタに設定し、該停止時間
    調整手段に予め設定されている時間が経過すると、該電
    源供給手段により、該第1のクロック発生手段への電源
    供給あるいは動作が停止されて、該基準クロックの供給
    が停止し、 該第2の比較手段で該復帰値設定手段の復帰値と該計数
    手段の計数値との一致が検出されると、該電源供給手段
    により該第1のクロック発生手段への電源供給あるいは
    動作が開始され、該解除時間調整手段に予め設定された
    値だけ該第2のクロック発生手段の出力クロックを計数
    すると、該停止手段により該バイナリカウンタの動作停
    止が解除され、該バイナリカウンタに設定された上記位
    相で該シンボルクロックを出力開始することを特徴とす
    る基準クロック供給装置。
  6. 【請求項6】携帯電話端末装置などに用いられる、基準
    クロックを発生する基準クロック供給装置において、 全体の動作を制御及び演算を行なうマイクロプロセッサ
    などで構成される制御部と、 第1の周波数のクロックを発生する第1のクロック発生
    手段と、 第2の周波数のクロックを発生する第2のクロック発生
    手段と、 該第1のクロック発生手段への電源供給、あるいは動作
    を停止,開始させる電源供給手段と、 起動されると、予め設定された時間後に、該電源供給手
    段によって該第1のクロック発生手段への電源供給ある
    いは動作を停止させる停止時間調整手段と、 該第1のクロック発生手段の出力クロックを所望の周波
    数に分周する分周手段と、 i(但し、iは整数)段からなり、該分周手段の出力ク
    ロックが供給されて、 j(但し、jはi≧jを満たす整数)段目からシンボル
    クロックを出力し、該制御部により計数値を読み書き可
    能なバイナリカウンタと、 該バイナリカウンタの動作を停止あるいは停止解除する
    停止手段と、 起動されると、該第2のクロック発生手段の出力クロッ
    クを予め設定された値だけ計数した後、該停止手段によ
    って該バイナリカウンタの停止を解除する解除時間調整
    手段と、 該第2のクロック発生手段の出力クロック数を計数する
    計数手段と、 該制御部からの制御信号により該計数手段の計数値を保
    持するラッチ手段と、 該ラッチ手段に保持された値に、該シンボルクロックの
    復帰時刻までの該第2のクロック発生手段の出力クロッ
    ク数から該解除時間調整手段に予め設定されている値を
    減算した値を加算した値を、復帰値として、該制御部に
    より設定される復帰値設定手段と、 該復帰値設定手段の復帰値と該計数手段の計数値とを比
    較し、両者が一致したことを検出したときに、該電源供
    給手段によって該第1のクロック発生手段への電源供給
    あるいは動作を開始させ、該解除時間調整手段を起動す
    る比較手段とを備え、 該制御部より制御信号が送出された場合、該停止時間調
    整手段が起動され、該停止手段により、該第2のクロッ
    ク発生手段の出力クロックのエッジで該バイナリカウン
    タを停止させ、該第2のクロック発生手段の出力クロッ
    クと該シンボルクロックの位相差を停止した該バイナリ
    カウンタのj段目以下の値から検出し、該比較手段で該
    復帰値設定手段の復帰値と該計数手段の計数値との一致
    が検出される時間と、該解除時間調整手段の計数が終了
    する時間とを加算した時間後の該シンボルクロックの位
    相を算出して該バイナリカウンタに設定し、該停止時間
    調整手段に予め設定されている時間が経過すると、該電
    源供給手段により、該第1のクロック発生手段への電源
    供給あるいは動作が停止されて、該基準クロックの供給
    が停止し、 該比較手段で該復帰値設定手段の復帰値と該計数手段の
    計数値との一致が検出された場合、該電源供給手段によ
    り該第1のクロック発生手段への電源供給あるいは動作
    が開始され、該解除時間調整手段に予め設定された計数
    値だけ該第2のクロック発生手段の出力クロックを計数
    すると、該停止手段により、該バイナリカウンタの動作
    停止が解除され、該バイナリカウンタに設定された上記
    の位相で該シンボルクロックを出力開始することを特徴
    とする基準クロック供給装置。
  7. 【請求項7】請求項5または6において、 外部からの入力を検出する外部入力検出手段と、 該外部入力検出手段によって入力が検出されると、起動
    信号を出力する起動手段と、 該起動手段と前記第2の比較手段との出力信号が入力さ
    れ、前記電源供給手段に出力するオアゲートとを備え、 前記電源供給手段により前記第1のクロック発生手段が
    停止している場合に、該外部入力検出部で外部からの入
    力が検出されると、該起動手段は、前記制御部に報告す
    るとともに、前記電源供給手段により前記第1のクロッ
    ク発生手段への電源供給あるいは動作を開始し、前記バ
    イナリカウンタへの前記基準クロックの供給が再開さ
    れ、 前記第2の比較手段で前記復帰値設定手段の復帰値と前
    記計数手段の計数値との一致が検出されると、前記解除
    時間調整手段が起動し、前記解除時間調整手段での前記
    第2のクロック発生手段の出力クロックの計数が終了す
    ると、前記停止手段により前記バイナリカウンタの動作
    停止を解除し、前記バイナリカウンタに設定された上記
    の位相で前記シンボルクロックを出力開始することを特
    徴とする基準クロック供給装置。
  8. 【請求項8】請求項5〜7のいずれか1つにおいて、 前記第1のクロック発生手段から出力される基準クロッ
    クと前記第2のクロック発生手段の出力クロックとのい
    ずれか一方を選択して前記制御部に供給する切替スイッ
    チを備え、 前記第1のクロック発生手段が停止している場合には、
    前記切替スイッチが前記第2のクロック発生手段の出力
    クロックを選択し、 前記第1のクロック発生手段が動作している場合には、
    前記切替スイッチが前記第1のクロック発生手段から出
    力される前記基準クロックを選択することを特徴とする
    基準クロック供給装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1つに記載の基
    準クロック供給装置を備えたことを特徴とする移動体端
    末装置。
  10. 【請求項10】携帯電話端末装置などに用いられる、基
    準クロックを発生する基準クロック供給装置において、
    マイクロプロセッサを有して全体の動作を制御及び演算
    を行なう制御部と、時計用クロックを発生する時計用ク
    ロック発生手段と、前記時計用クロック発生手段の出力
    クロックを閉鎖あるいは開放し、基準クロックとして出
    力する基準クロック発生手段と、前記基準クロック発生
    手段の出力を分周してシンボルクロックを発生するシン
    ボルクロック発生手段と、前記基準クロック発生手段へ
    の電源供給、あるいは動作を停止,開始させる電源供給
    手段を備え、前記電源供給手段から前記基準クロック発
    生手段への電源供給が停止された後に再開されたとき、
    前記シンボルクロック発生手段が停止しても動作再開時
    に停止期間中も動作していたのと同じ位相でシンボルク
    ロックが発生されるよう構成されたことを特徴とする基
    準クロック供給装置。
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