JP2002359235A - Cvd装置用ガス散布機構部構造 - Google Patents

Cvd装置用ガス散布機構部構造

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JP2002359235A
JP2002359235A JP2001162771A JP2001162771A JP2002359235A JP 2002359235 A JP2002359235 A JP 2002359235A JP 2001162771 A JP2001162771 A JP 2001162771A JP 2001162771 A JP2001162771 A JP 2001162771A JP 2002359235 A JP2002359235 A JP 2002359235A
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Hiroshi Kawaura
廣 川浦
Tetsuya Komoto
徹哉 幸本
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C Bui Res Kk
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C Bui Res Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二種類のパターンの構成部材を交互に組み合
わせて散布機構部の製作を容易にすると共に、原材料ガ
スの噴出口ノズル部と余剰ガスのための排気口部分を隣
接することで、パウダーの発生を皆無とし、冷却手段を
不要とする常圧CVD装置の散布機構を提供する。 【解決手段】 加熱された半導体基板を移動させながら
酸化膜を成膜する常圧CVD装置の反応ガス散布機構で
あって、少なくとも板状体の表面側には反応ガスのたま
り部分を形成する反応ガス室用凹部13と多数のノズル
構成溝18及び2個の開口14,15が形成された構造
の板状体10と、少なくとも板状体の表面側には排気ガ
ス室用凹部23と1つの広い開口溝28及び2個の開口
24,25が形成された構造の板状体20との2種類の
概略板状体を、交互に多数重ね合わせ、噴出ノズル部と
排気ガス吸引孔部とを交互に形成した反応ガス散布機構
部構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主にTEOS(テトラ
エトキシシラン)+O(オゾン)を原材料ガスとし、
加熱された半導体基板を揺動させながら酸化膜を成膜す
る常圧CVD装置の散布機構部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に示す従来公知の常圧CVD装置に
よると、ウエハー03をヒーター01を有するヒーター
ブロック02の下面に吸着支持すると共に、吸着支持手
段04と共にヒーターブロック02を矢印方向に揺動す
る手段と、その下方にあって反応室部に設けた反応ガス
散布機構部は、ガス供給管07からの原材料ガスを多数
のノズルプレート05によって構成されるスリット06
より噴出し、その余剰排気ガスを反応ガス散布機構部の
外周から排気管08を介して排出する構造である。ま
た、反応ガス散布機構部はノズル冷却用の冷水管09を
有している。
【0003】このような従来公知の常圧CVD装置にあ
っては、ヒータブロック02の下面に対応を有するウエ
ハー03の支持部と反応ガスを多数のノズルプレート0
5により構成されるスリット06の上端部から噴出供給
する部分との距離が約20mmに設定され、反応ガス供
給部分の冷却が必要であり、このための構造が極めて複
雑となっていた。また、反応後余剰となった原材料ガス
は多数の噴出用ノズルプレート05の外周部分から排気
管08を介して排気しているために、排気経路が長く排
気量の調整が困難であり、この間にパウダーの発生が多
くなる欠点があった。
【0004】本発明者は、この様な公知の構造の装置に
替る他の手段として、多数の原材料ガスの噴出ノズルと
該夫々のノズルの外周を囲む排気開口とを組み合わせた
形式のものを提案しているが、この様な手段によって
も、微小な噴出口ノズル又は排気開口の周囲に冷却手段
を配置する必要から、構造が極めて複雑となる欠点があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれらの問題
点を解決し、極めて製作の容易な二種類のパターンの構
成部材を交互に組み合わせる方式によって、散布機構部
の製作を容易にすると共に、原材料ガスの噴出口ノズル
部と余剰ガスのための排気口部分を隣接することがで
き、これによってパウダーの発生を皆無とし、更に、こ
のような構成のために原材料ガスの流れのコントロール
を容易にして、ヒーター表面に設けたステージ状の基板
(ウエハー)とガス噴出口及び排気口との間隔を大きく
確保でき、これにより複雑な構成の冷却手段を不要とす
る新規な常圧CVD装置の散布機構を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、加熱された半
導体基板を移動させながら酸化膜を成膜する常圧CVD
装置の反応ガス散布機構であって、少なくとも板状体の
表面側には反応ガスのたまり部分を形成する反応ガス室
用凹部と多数のノズル構成溝及び2個の開口が形成され
た構造の板状体と、少なくとも板状体の表面側には排気
ガス室用凹部と1つの広い開口溝及び2個の開口が形成
された構造の板状体との2種類の概略板状体を、交互に
多数重ね合わせることによって、噴出ノズル部と排気ガ
ス吸引孔部とを交互に形成したことを特徴とする反応ガ
ス散布機構部構造である。また、上記ノズル構成溝が形
成された板状体の2個の開口には、その一方の開口は板
状体の裏面側に、もう一方の開口はその表面側に夫々鍔
が形成されていて、これらの鍔付き開口によって反応ガ
ス導入路及び排気ガス導出路が形成されているものであ
り、更に、上記板状体の表面側に形成された多数のノズ
ル構成溝が、夫々同ピッチで刻設されたものであって、
多数重ね合わされたノズル構成溝が形成された板状体の
奇数枚目の板状体に刻設されたノズル構成溝と、同じく
ノズル構成溝が形成された板状体の偶数枚目の板状体に
刻設されたノズル構成溝とが、互いに略半ピッチだけず
らされているものであることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図8
により説明する。図1は、本発明に係る反応ガスの散布
機構を備えた常圧CVD装置の要部を模式的に表わす斜
視図であって、従来公知のCVD装置と同様に、ウエハ
ーを吸着支持すると共に矢印方向に揺動する手段、例え
ば揺動するヒーターブロック02を有している。
【0008】本発明に係る反応ガス散布機構は、外観箱
形をしており、例えばその箱形構造の左側端面に反応ガ
ス導入口33と、その反対側である右側端面に排気ガス
排出口34とが設けられており、該排気ガスの排出は当
然に吸引によるものである。そして、これら反応ガス導
入口33及び排気ガス排出口34は、夫々上記箱形構造
部の一方の側端板31及び反対側の側端板32に設けら
れている。
【0009】これら両側端板31,32の間には、上記
箱形構造部を形成し、多数の、そして板状体10及び板
状体20の2種類の部材のみによって構成される、散布
機構部を有している。そして、後述するこれら2種類の
板状体10,20によって構成される散布機構部の反応
ガス噴出ノズルの上面には、従来公知のものと同様に、
ヒータブロック02の下面にウエハーが吸引支持され、
例えば噴出ノズルの端部とウエハー表面との距離が約2
0〜40mmの位置で矢印方向に揺動されるものであ
る。
【0010】図2は、上記図1における散布機構部を構
成する多数の各板状体10、板状体20を展開した状態
を示しており、図1の左側側端板31に続いて、板状体
10、板状体20、板状体10、板状体20・・・と、
交互に配列される状態と、それら各板状体の表面側(同
図における各板状体の右側面を表面側と呼ぶこととす
る)である反応ガス室面10A及び排ガス室面20Aと
を特に明瞭に示している。そして、後に詳述するけれど
も、各板状体10,20は夫々反応ガス噴出構造及び排
気ガス吸引構造を形成し、その全てには上記反応ガス導
入口33に又は排気ガス排出口34に連なって、反応ガ
スを上記反応ガス室面に導くための反応ガス開口14,
24と排気ガスを排気ガス室面から排気ガス排出口へ導
くための排気ガス開口15,25が、反応ガス室面又は
排気ガス室面の下部に設けれてている。
【0011】図3及び図4は、図2に記載した反応ガス
噴出構造側の板状体10の表面10A(図3)及び裏面
10B(図4)を示している。図3から明らかなよう
に、板状体10の表面10A側にはその本来の板厚であ
る周辺部12に対して、反応ガスを収容するための凹部
13が設けられ、該凹部13の部分はその窪み部分だけ
周辺部12より薄い板厚とされている。従って、この板
状体10の凹部13を形成するための周辺部12が、該
凹部13を取り囲むように存在することとなる。凹部1
3の下部一側には反応ガス開口14が設けられ、その反
対側には排気ガス開口15が設けられているが、該排気
ガス開口15の板状体10表面10A側には鍔16Aが
設けられていて、該鍔16A部分の厚さは上記周辺部1
2の板厚と同一とされている。従って、この板状体10
の表面10Aに後述する板状体20の裏面20Bの平面
を当接すると、上記周辺部12と凹部13と板状体20
の裏面20Bとによって反応ガス室19(図7参照)が
形成されることとなる。
【0012】この様な板状体10の表面10Aにおける
上方の周辺部12には、多数のノズル構成溝18が刻設
されている。このノズル構成溝18は、通常上記反応ガ
ス室19を形成する凹部13の深さよりは浅く、その溝
巾も可成り狭いものであって、この様なノズル構成溝を
多数設けることによって、該溝により形成されるノズル
部分から反応ガスが上方に噴出可能となる。そして、こ
れらノズル構成溝18の数及び大きさ等については、後
述するようにその他の設計条件によって決定されるもの
である。
【0013】図4は、同様な板状体10の裏面10Bを
示しており、該裏面10Bは全体的に裏平面17により
構成されている。そして、上記反応ガス開口14及び排
気ガス開口15に対応する部分は当然に開口とされてい
るけれども、上記反応ガス開口14に対応する部分の開
口部には鍔16Bが設けられており、該鍔16Bの突出
量は、後述する板状体20に設けられた排気ガスを収容
するための凹部、すなわち排気ガス室29(図7参照)
の深さに対応した同一量だけ突出されている。
【0014】図5及び図6は、上記図2に記載した排気
ガス吸引構造側の板状体20の表面20A(図5)及び
裏面20B(図6)を示している。図5より明らかなよ
うに、排気ガス吸引構造側の板状体20の表面20A側
には、その上辺部を除く周辺にその本来の板厚に相当す
る周辺部22を有し、該表面20Aの中央部には周辺部
22よりも薄い板厚とされた窪み部分である、排気ガス
を収容するための凹部23が設けられている。そして、
板状体10の場合と同様に該凹部23の下部にも夫々反
応ガス開口24及び排気ガス開口25が設けられている
けれども、これらの開口は鍔を有していない。
【0015】該図5より明らかなように、板状体20の
表面20Aにおける排気ガスを収容するための凹部23
は、その上方がそのまま板状体20の上端部まで達して
おり、その結果該上端部に幅広の開口溝28を形成する
ものである。従って、開口溝28は両側の周辺部22に
より形成される一個の広い溝状部又は凹所であって、上
記排気ガス収容のための凹部23と同一の巾及び深さを
有することとなる。そして、上記反応ガス室19の場合
と同様に、板状体20の表面20Aとその前方の板状体
10の裏面10Bにおける裏平面17との当接によっ
て、凹部23の部分に排気ガス室29(図7参照)が形
成されることとなる。
【0016】図6は板状体20の裏面20Bを示してお
り、図から明らかなように全くの裏平面27により構成
されていて、反応ガス開口14及び排気ガス開口15も
図5に示す表面20A側と同様に鍔を有していない。
【0017】図7及び図8は、上記図2に示す各板状体
10,20を交互に重ね合わせた状態における、各板状
体10,20のA−A断面(図7)及びB−B断面(図
8)を示している。図7から明らかなように、図2の状
態に2種類の多数の板状体10,20を重ね合わせる
と、各一対の、板状体10の表面10Aと板状体20の
裏面20Bとの間に反応ガス室19が形成されているこ
とが分かる。そして更に、各板状体10,10の夫々の
裏面10B側の鍔16Bがその裏面側に位置する板状体
20,20の凹部23における開口14部分に当接し、
結果的に該鍔16Bと開口14とによって反応ガス導入
路33Aを形成することとなる。
【0018】一方、各板状体20,20について見る
と、同様に2種類の多数の板状体10,20を重ね合わ
せることにより、各一対の、板状体20の表面20Aと
板状体10の裏面10Bとの間に排気ガス室29が形成
されることが分かる。そして更に、各板状体10,10
の表面10A側の鍔16Aがその表面側に位置する板状
体20,20の裏面20Bにおける排気ガス開口15部
分に当接することによって、該鍔16Aと開口15によ
って排気ガス導出路34Aが形成されることとなる。
【0019】図2におけるB−B断面を示す図8より明
らかなように、図7に示すごとく形成された反応ガス噴
出のためのガスのたまり部を形成する、各反応ガス室1
9の上部及び排気ガス室29の上部は、夫々多数の反応
ガス噴出ノズル19A又は一個の排気細孔29Aが形成
されるが、これらは板状体10の表面10A側上部に設
けた多数のノズル構成溝18,18・・・と板状体20
の裏平面27及び板状体20の表面20A側に設けた幅
広の開口溝28と板状体10の裏平面17とによって形
成されることは明らかである。
【0020】この様に構成された、多数の同一形状に形
成された板状体10と、同じく同一形状に形成された板
状体20を、図2の様に夫々交互に任意数配列し、その
両側端部に図1に示すごとき側端板31及び側端板32
を重ねて一体化させることによって、本発明の原材料ガ
スのための散布機構部を構成することができる。
【0021】そして、上記のごとき反応ガス散布機構部
を構成した場合には、各板状体によって形成される夫々
の反応ガス室19から送給されるガス噴出量及び排気ガ
ス室29から排気されるガス量の調整は、図1に示す反
応ガス導入口33及び排気ガス排出口34の適所に設け
られた(図示せず)調整バルブ等によって調節するもの
である。また、該調整バルブ等によって加減される反応
ガスの供給量は、半導体基板の成膜スピード、その均一
性、膜質等に対応して上記調整バルブ等によって適宜調
整されると共に、反応ガスの噴出総量と排気ガスの総量
は略同量であり、各々の圧力によりその量を微調整する
ことができる。
【0022】更に他の実施形態に係る、すなわち上述の
実施の形態において説明したノズル構成溝18の配置の
みを多少変更した実施形態に係る、他形式の反応ガス散
布機構部構造を説明する。しかし、この実施形態におい
ては、板状体10におけるノズル構成溝18の刻設位置
以外の構造については、先の実施形態のものと全く同一
であるので、これら同一構造部分についての説明は省略
する。
【0023】この実施形態のものは、上記図1における
順次配列された板状体10における各ノズル構成溝1
8,18・・・の配置を、多少変更するものであって、
例えば図1又は図8において、図面左側から奇数枚目の
板状体10と偶数枚目の板状体10の各ノズル構成溝1
8の配置を、交互に半ピッチ程ずらしたものである。そ
して、この様な構成とするためには、上記板状体10の
構造において、ノズル構成溝18の刻設位置が異なる2
種類の板状体10を作成することが有効である。
【0024】この様にして2種類の板状体10の各ノズ
ル構成溝18の夫々のピッチ等は同一として、その刻設
位置のみ変更しておくことにより、これらの2種類の板
状体10を交互に採用することによって、例えば図8に
示すごとき各ガス噴出ノズル19,19・・・の配置が
千鳥状(図示せず)となり、より均質な反応ガス噴出パ
ターンを得ることができるものである。しかし、この様
な2種類の板状体(反応ガス噴出用ノズルを有する板状
体)10は、単にノズル構成溝18の位置を変更するの
みであるから、その製作に格別の困難な点はない。
【0025】
【実施例】上記のごとき本願発明に係る反応ガス散布機
構部構造の、各構成要素に対応する板状体10及び板状
体20について、そのより詳細な構造における一実施例
を示すと次のようである。図3に示す板状体10は、例
えば側辺(高さ)寸法200mm、底辺(横)寸法30
0mmの矩形状板体であって、その周辺部12の板厚を
5mmとすることができる。この場合の(反応ガスだま
りを形成する)凹部13は、底辺寸法240mm、高さ
120mmの矩形状であって、その深さを2mmとする
ことができる。そして、上方の周辺部12に刻設される
ノズル構成溝18の巾寸法を2mm、刻設深さを1mm
とし、各溝18,18の間隔を6mmとし、該溝18の
刻設位置は、全く同一のものと互いに半ピッチずらした
ものとの2種類がある。更に、両側端部の溝間を約22
0mmとすることができるが、これらの数値はいずれも
単なる実施例であって、この数値自体に限定されるもの
ではない。
【0026】同様に、図5に示す板状体20は、その平
面的外形が上記板状体10と同様に底辺300mm、高
さ200mmの矩形状であって、厚さも同様に5mmと
することができる。また、凹部23の深さを2mmと
し、該凹部23の上方開口巾を240mmとすると、上
記板状体10における多数の溝18の配置との整合性が
良好となる。また、該凹部23の下方における周辺部2
2の巾寸法は、上記板状体10における対応する下方に
おける周辺部12の巾寸法と同一にするのが望ましい。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る常圧CVD装置の散布機構
にあっては、第1に、多数の同一構造を有する反応ガス
噴出ノズル構成用板状体又は反応ガス噴出ノズル構成溝
の位置のみ異なる反応ガス噴出ノズル構成用板状体と、
同じく多数の同一構造を有する排気ガス吸入孔構成用板
状体を交互に組み付けるだけで、極めて簡単な構成部材
により原材料ガスの散布機構部を構成することができ
る。第2に、反応ガス噴出ノズル部と排気ガス吸入用細
孔部を近接して設けることにより、排気ガス経路を短く
でき、パウダーの発生を皆無とすることができた。第3
に、特に反応ガス噴出ノズルと排気ガス吸入細孔の配置
によって、反応ガス及び排気ガスの流れを均一化でき、
反応ガス噴出ノズルとウエハー表面との距離を大きくと
ることが可能となり、複雑な機構の冷却手段を不要とす
ることができる等の顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】反応ガスの散布機構部構造の模式的斜視図であ
る。
【図2】図1の散布機構部を形成する板状体の展開図で
ある。
【図3】板状体10の表面図である。
【図4】板状体10の裏面図である。
【図5】板状体20の表面図である。
【図6】板状体20の裏面図である。
【図7】図2の構造を結合した状態のA−A断面図であ
る。
【図8】図2の構造を結合した状態のB−B断面図であ
る。
【図9】従来公知の反応ガス散布機構を含むCVD装置
の模式的断面図である。
【符号の説明】
10,20 異なる構造の板状体 12,22 厚板周辺部 13,23 凹部 14,15 開口 16A,16B 鍔 18 ノズル構成溝 28 幅広開口溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K030 AA06 AA14 BA44 CA04 EA04 FA10 KA45 LA15 5F045 AA03 AB32 AC07 AE29 BB14 DP22 EE01 EF01 EF05 EF20 EG01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱された半導体基板を移動させながら
    酸化膜を成膜する常圧CVD装置の反応ガス散布機構で
    あって、少なくとも板状体の表面側には反応ガスのたま
    り部分を形成する反応ガス室用凹部と多数のノズル構成
    溝及び2個の開口が形成された構造の板状体と、少なく
    とも板状体の表面側には排気ガス室用凹部と1つの広い
    開口溝及び2個の開口が形成された構造の板状体との2
    種類の概略板状体を、交互に多数重ね合わせることによ
    って、噴出ノズル部と排気ガス吸引孔部とを交互に形成
    したことを特徴とする反応ガス散布機構部構造。
  2. 【請求項2】 上記ノズル構成溝が形成された板状体の
    2個の開口には、その一方の開口は板状体の裏面側に、
    もう一方の開口はその表面側に夫々鍔が形成されてい
    て、これらの鍔付き開口によって反応ガス導入路及び排
    気ガス導出路が形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の反応ガス散布機構部構造。
  3. 【請求項3】 上記板状体の表面側に形成された多数の
    ノズル構成溝が、夫々同ピッチで刻設されたものであっ
    て、多数重ね合わされたノズル構成溝が形成された板状
    体の奇数枚目の板状体に刻設されたノズル構成溝と、同
    じくノズル構成溝が形成された板状体の偶数枚目の板状
    体に刻設されたノズル構成溝とが、互いに略半ピッチだ
    けずらされていることを特徴とする請求項1又は2記載
    の反応ガス散布機構部構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010541241A (ja) * 2007-09-26 2010-12-24 イーストマン コダック カンパニー 蒸着のための供給装置

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JP2010541241A (ja) * 2007-09-26 2010-12-24 イーストマン コダック カンパニー 蒸着のための供給装置

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