JP2002359182A - 基板処理方法および基板処理装置 - Google Patents

基板処理方法および基板処理装置

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JP2002359182A
JP2002359182A JP2001223706A JP2001223706A JP2002359182A JP 2002359182 A JP2002359182 A JP 2002359182A JP 2001223706 A JP2001223706 A JP 2001223706A JP 2001223706 A JP2001223706 A JP 2001223706A JP 2002359182 A JP2002359182 A JP 2002359182A
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JP
Japan
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substrate
resist film
solution
ozone water
substrate processing
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Application number
JP2001223706A
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English (en)
Inventor
Koji Kanayama
幸司 金山
Takeshi Matsuka
毅 松家
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別な装置を使用することなく、高精度に微
細化されたレジストパターンを得ることが可能な基板処
理方法および基板処理装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 基板Wに対して金属薄膜からなる配線パ
ターンを形成するためには、最初に、その表面全域に金
属薄膜が形成された基板Wに対しレジスト膜を塗布す
る。次に、基板W表面のレジスト膜に対して配線パター
ンを露光する。次に、ポストエクスポージャーベーク処
理を行った後、基板Wに対して現像液を塗布する。次
に、現像処理後の基板Wを洗浄する。そして、基板Wに
対してオゾン水を供給することにより、レジストエッチ
ングを行う。続いて、ポストベークを行った後、エッチ
ング処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハや
液晶表示パネル用ガラス基板あるいは半導体製造装置用
マスク基板等の基板に対し、微細化されたレジストパタ
ーンを形成する際に使用される基板処理装置および基板
処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】基板に対して、例えば、金属薄膜からな
る配線パターンを形成するためには、その表面全域に金
属薄膜が形成された基板にレジスト液を塗布して乾燥さ
せ、レジスト膜を形成した後このレジスト膜に配線パタ
ーンを露光する。次に、パターン露光後の基板に現像液
を供給してレジスト膜をパターン化し、レジストパター
ンを得る。しかる後、この基板にエッチング液を供給す
ることにより金属薄膜が配線パターンを形成するようエ
ッチングした後、残存するレジスト膜を除去して処理を
終了する。
【0003】ところで、近年、配線パターンの微細化が
要求されている。このように配線パターンを微細化する
ためには、レジストパターンを微細化する必要がある。
従来は露光装置にてレジスト膜に配線パターンを露光す
る際の光源の波長を短波長化することでこのような要求
を満たしてきた。しかしながら、近年は光源の短波長化
だけでは要求を満たすことが難しくなっている。このた
め、マスク、レチクルの改良、露光装置の照明系の改良
により、光源の波長以下の配線パターンを形成すること
も可能となっている。しかし、これらマスク、レチクル
の改良、露光装置の照明系の改良はマスク、レチクル価
格、露光装置価格の高騰を招くという問題も生じさせ
た。
【0004】また、基板に対して不純物を注入するイオ
ン注入(イオンインプランテーション)工程を実行する
際には、基板上にレジストパターンを形成する必要があ
る。このようなレジストパターンを微細化する際にも、
上述した金属薄膜からなる配線パターンを形成する場合
と同様の問題を生ずる。
【0005】このような問題を解決するため、レジスト
パターンを形成した後の基板に対してプラズマアッシン
グやオゾンアッシングなどのアッシングを実行すること
により、レジストパターンの微細化を行う方法も提案さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レジス
トパターン形成後の基板に対してプラズマアッシングを
実行するためには、アッシング処理のための特別な装置
が必要となる。また、近年の基板の大口径化に対応して
プラズマ濃度分布を均一に制御することが困難であり、
微細化されたレジストパターンの寸法精度にバラツキを
生ずる場合がある。
【0007】また、同じく、レジストパターン形成後の
基板に対してオゾンアッシングを実行するためには、や
はりアッシング処理のための特別な装置が必要となる。
また、オゾンアッシングではアッシングレート(単位時
間あたりにどれだけレジストをアッシングできるか)が
低く、スループットに影響があるとともに、オゾンガス
の濃度分布を均一に制御することが困難であるので、や
はり、微細化されたレジストパターンの寸法精度にバラ
ツキを生ずる場合がある。
【0008】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたものであり、特別な装置を使用することなく、高精
度に微細化されたレジストパターンを得ることが可能な
基板処理方法および基板処理装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、マスクまたはレチクルのパターンが露光され、現像
液が供給されることによりパターン化されたレジスト膜
が薄膜上に形成された基板に対し、前記薄膜の不要部分
を除去する前に、薄膜に対してよりもレジスト膜に対し
て多くの分解作用を有するレジスト膜の溶解液を供給す
ることを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記レジスト膜の溶解液としてオゾン
水を使用する。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記レジスト膜の溶解液として有機溶
剤を含む溶剤液を使用する。
【0012】請求項4に記載の発明は、マスクまたはレ
チクルのパターンが露光され、現像液が供給されること
によりパターン化されたレジスト膜が薄膜上に形成され
た基板に対し、前記薄膜の不要部分を除去する前に、薄
膜に対してよりもレジスト膜に対して多くの分解作用を
有するレジスト膜の溶解液を供給する溶解液の供給機構
を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、前記レジスト膜の溶解液としてオゾン
水を使用する。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、前記レジスト膜の溶解液として有機溶
剤を含む溶剤液を使用する。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、基板に供給するオゾン水の濃度を制御
するオゾン水濃度制御部を備えている。
【0016】請求項8に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、基板に供給するオゾン水の温度を制御
するオゾン水温度制御部を備えている。
【0017】請求項9に記載の発明は、基板上において
パターン化されたレジスト膜に対して、レジスト膜を分
解する作用を有するレジスト膜の溶解液を供給し、前記
パターン化されたレジスト膜の寸法を細く加工すること
を特徴とする。
【0018】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の発明において、前記レジスト膜の溶解液としてオゾ
ン水を使用する。
【0019】請求項11に記載の発明は、請求項9に記
載の発明において、前記レジスト膜の溶解液として有機
溶剤を含む溶剤液を使用する。
【0020】請求項12に記載の発明は、請求項9乃至
請求項11のいずれかに記載の発明において、前記パタ
ーン化されたレジスト膜により覆われていない基板上の
部分に対して不純物を注入する前に、前記レジスト膜に
対して前記レジスト膜の溶解液を供給し、前記パターン
化されたレジスト膜の寸法を細く加工する。
【0021】請求項13に記載の発明は、基板上におい
てパターン化されたレジスト膜に対して、レジスト膜を
分解する作用を有するレジスト膜の溶解液を供給する溶
解液の供給機構を備え、この溶解液の供給機構から前記
レジスト膜に対して溶解液を供給し、前記パターン化さ
れたレジスト膜の寸法を細く加工することを特徴とす
る。
【0022】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の発明において、前記レジスト膜の溶解液としてオ
ゾン水を使用する。
【0023】請求項15に記載の発明は、請求項13に
記載の発明において、前記レジスト膜の溶解液として有
機溶剤を含む溶剤液を使用する。
【0024】請求項16に記載の発明は、請求項14に
記載の発明において、基板に供給するオゾン水の濃度を
制御するオゾン水濃度制御部を備えている。
【0025】請求項17に記載の発明は、請求項14に
記載の発明において、基板に供給するオゾン水の温度を
制御するオゾン水温度制御部を備えている。
【0026】請求項18に記載の発明は、請求項13乃
至請求項17のいずれかに記載の発明において、前記パ
ターン化されたレジスト膜により覆われていない基板上
の部分に対して不純物を注入する前に、前記レジスト膜
に対して前記溶解液の供給機構から前記溶解液を供給
し、前記パターン化されたレジスト膜の寸法を細く加工
する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明の第1実施形態
に係る基板処理装置の概要図である。
【0028】この基板処理装置は、モータ10の駆動に
より基板Wを回転可能に保持するスピンチャック11
と、基板Wの表面に現像液を供給するための現像液供給
ノズル12と、基板Wの表面に純水を供給するための純
水供給ノズル13と、基板Wの表面にオゾン水を供給す
るためのオゾン水供給ノズル14とを備える。
【0029】現像液供給ノズル12は、開閉弁15を介
して現像液の供給源16と接続されている。また、現像
液供給ノズル12の下面には、現像液を吐出するための
スリットが形成されている。そして、この現像液供給ノ
ズル12は、その下面に形成されたスリットがスピンチ
ャック11に静止状態で保持された基板Wの表面と対向
する状態で、基板Wの表面と平行に移動することによ
り、この基板Wの表面に現像液の薄膜を形成するように
構成されている。
【0030】純水液供給ノズル13は、開閉弁17を介
して純水の供給源18と接続されている。この純水供給
ノズル13は、スピンチャック11に保持されて回転す
る基板Wの表面に純水を供給することにより、基板Wを
純水で洗浄するように構成されている。
【0031】オゾン水供給ノズル14は、ポンプ21を
介してオゾン水発生装置22と接続されており、このオ
ゾン水発生装置22は上述した純水の供給源18と接続
されている。また、オゾン水供給ノズル14の下面に
は、オゾン水を吐出するためのスリットが形成されてい
る。そして、このオゾン水供給ノズル14は、その下面
に形成されたスリットがスピンチャック11に静止状態
で保持された基板Wの表面と対向する状態で、基板Wの
表面と平行に移動することにより、この基板Wの表面に
オゾン水の薄膜を形成するように構成されている。
【0032】図2は、オゾン水発生装置22の概要図で
ある。
【0033】このオゾン水発生装置22は、純水の供給
源18から供給された純水中にオゾンが溶け込んだオゾ
ン水を貯留するためのオゾン水貯留部31を備える。ま
た、このオゾン水貯留部31内には、純水の供給源18
から供給された純水中にオゾンを溶け込ませてオゾン水
とするためのオゾン溶解部32と、オゾン水貯留部31
内のオゾン水を加熱するためのヒータ33と、オゾン水
貯留部31内のオゾン水の温度を測定するための温度セ
ンサ34と、オゾン水貯留部31内のオゾン水濃度を測
定するための濃度センサ35とが配設されている。
【0034】オゾン溶解部32は、オゾンを発生させる
オゾン発生部36と、流量制御部37を介して接続され
ている。この流量制御部37は、オゾン発生部36から
オゾン溶解部32に供給されるオゾンの流量を調整する
ためのものである。また、ヒータ33は、このヒータ3
3の駆動を制御するためのヒータ制御部38と接続され
ている。さらに、上記温度センサ34、濃度センサ3
5、流量制御部37およびヒータ制御部38は、オゾン
発生装置22全体を制御するための制御部39と接続さ
れている。
【0035】このオゾン水発生装置22においては、オ
ゾン水貯留部31内のオゾン水の温度は温度センサ34
により常に測定され、また、オゾン水貯留部31内のオ
ゾン水の濃度は濃度センサ35により常に測定されてい
る。そして、制御部39は、温度センサ34によるオゾ
ン水の温度の測定値に基づいてヒータ制御部38を制御
し、また、濃度センサ35によるオゾン水の濃度の測定
値に基づいて流量制御部37を制御する。このため、オ
ゾン水貯留部31内に貯留されるオゾン水の温度と濃度
が常に一定に維持されることになり、基板Wに対して一
定の温度と濃度とを有するオゾン水を供給することが可
能となる。
【0036】次に、この発明を適用し、基板Wに対して
金属薄膜からなる配線パターンを形成するための基板処
理動作について説明する。
【0037】図3は、基板Wに対して金属薄膜からなる
配線パターンを形成するための基板処理動作を示すフロ
ーチャートである。なお、上述した基板処理装置におい
ては、このフローチャートに示すステップS14〜S1
6が実行される。
【0038】基板Wに対して金属薄膜からなる配線パタ
ーンを形成するためには、最初に、その表面全域に金属
薄膜が形成された基板Wに対し、その全面にレジスト液
を塗布して、乾燥させ、レジスト膜を形成する(ステッ
プS11)。前記レジスト液の塗布は図示しないレジス
ト塗布装置により実行され、塗布されたレジスト液の乾
燥は図示しない加熱装置により実行される。なお、ここ
でのレジスト液は感光性物質のひとつである。
【0039】図4(a)は、レジスト膜形成後の基板W
を模式的に示す拡大図である。この状態においては、基
板Wの表面には、金属薄膜101とレジスト膜102と
が層状に形成されている。
【0040】次に、レジスト膜を形成した後の基板W
を、加熱装置からステッパー等の露光装置に搬送し、こ
の露光装置を使用することにより、基板W表面のレジス
ト膜に対してマスクやレチクルに描かれた配線パターン
を露光する(ステップS12)。
【0041】パターン露光後の基板Wは、ホットプレー
ト等の加熱装置に搬送され、ポストエクスポージャーベ
ーク(PEB)が実行される(ステップS13)。この
ポストエクスポージャーベーク工程は、露光後に熱処理
を行うことによりパターン化するレジストを使用した場
合に実行される工程である。このようなレジストを使用
しない場合には、ポストエクスポージャーベーク工程は
省略される。
【0042】しかる後、ポストエクスポージャーベーク
処理後の基板Wを、上述した図1に示す基板処理装置に
搬送する。図1に示す基板処理装置に搬送された基板W
は、スピンチャック11により保持される。
【0043】図1に示す基板処理装置においては、最初
に、基板Wに対して現像液を塗布する(ステップS1
4)。この現像液の塗布は、現像液供給ノズル12をス
ピンチャック11に静止状態で保持された基板Wの表面
と平行に移動させながら開閉弁15を開放し、現像液の
供給源16から供給された現像液を現像液供給ノズル1
2の下面に形成されたスリットから基板Wの表面に吐出
することにより実行される。
【0044】次に、現像処理後の基板Wを洗浄する(ス
テップS15)。この基板Wの洗浄時には、スピンチャ
ック11を基板Wを保持した状態で回転させる。そし
て、純水供給ノズル13を図1において二点鎖線で示す
位置まで下降させるとともに、開閉弁17を開放して純
水の供給源18から供給された純水をスピンチャック1
1に保持されて回転する基板W上に吐出する。なお、基
板Wの洗浄が終了した後、純水供給ノズル13からの純
水の供給を停止した状態で基板Wを高速回転させ、基板
W上に残存する純水を振り切り乾燥するようにしてもよ
い。
【0045】図4(b)は、現像工程と洗浄工程を完了
した基板Wを模式的に示す拡大図である。この状態にお
いては、金属薄膜101上のレジスト膜102がパター
ン化されている。
【0046】次に、基板Wに対してレジストエッチング
を行う(ステップS16)。このレジストエッチング工
程は、図5に示すサブルーチンに従って実行される。
【0047】すなわち、最初に基板Wに対してオゾン水
を供給する(ステップS61)。このオゾン水の供給
は、オゾン水供給ノズル14をスピンチャック11に静
止状態で保持された基板Wの表面と平行に移動させなが
ら開閉弁17を開放し、オゾン水発生装置22から供給
されたオゾン水をオゾン水供給ノズル14の下面に形成
されたスリットから吐出することにより実行される。
【0048】次に、所定のレジストエッチング時間が経
過するのを待つ(ステップS62)。このレジストエッ
チング時間は、必要なレジストエッチング量に基づいて
決定される。
【0049】すなわち、図4(c)に示すように、高精
度に微細化された配線パターンを得るためには、金属薄
膜101上のレジスト膜102の一部のみが分解除去さ
れ、その他の部分が残存する必要がある。レジストエッ
チング時間は、このように、金属薄膜101上のレジス
ト膜102の一部を残し一部を分解除去するために必要
な時間として、予め実験的に求められた時間である。言
い換えれば、パターン化されたレジスト膜102の寸法
を所定の寸法にまで細く加工するために必要な時間であ
る。なお、オゾン水発生装置22における制御部39に
より、基板Wに供給されるオゾン水の温度と濃度とが所
定の値になるように制御して、レジスト膜102のエッ
チング量を制御するようにしてもよい。
【0050】次に、基板Wを洗浄する(ステップS6
3)。この基板Wの洗浄は、上述したステップS15と
同様、スピンチャック11を基板Wを保持した状態で回
転させるとともに、純水供給ノズル13からスピンチャ
ック11に保持されて回転する基板W上に純水を吐出す
ることにより実行される。
【0051】基板Wの洗浄が完了すれば、純水供給ノズ
ル13からの純水の供給を停止した状態で基板Wを高速
回転させ、基板W上に残存する純水を振り切り乾燥して
(ステップS64)、図5に示すサブルーチンを終了す
る。
【0052】再度図3を参照して、レジストエッチング
工程が完了すれば、基板Wは図1に示す基板処理装置か
らホットプレート等の加熱装置に搬送され、ポストベー
クが実行される(ステップS17)。このポストベーク
工程は、洗浄後に熱処理を行って脱水を行うことによ
り、レジストの耐エッチング性を向上させる工程であ
る。耐エッチング性を向上させる必要がない場合には、
ポストベーク工程は省略される。
【0053】ポストベーク後の基板Wは、エッチング装
置に搬送され、エッチング処理がなされる(ステップS
18)。このエッチング処理は、基板Wの表面にエッチ
ング液を供給することにより実行される。なお、このス
テップS18のエッチング処理が薄膜(ここでは金属薄
膜101)の不要部分を除去する工程に該当する。
【0054】図4(d)は、エッチング処理後の基板W
を模式的に示す拡大図である。この状態においては、基
板Wの表面におけるレジスト膜102に覆われていない
部分の金属薄膜101がエッチングにより除去されてい
る。このとき、先のレジストエッチング工程において、
レジスト膜102のパターンは高精度に微細化されてい
る。このため、エッチング処理後の金属薄膜101によ
る配線パターンも高精度に微細化されることになる。
【0055】エッチング処理が終了すれば、金属薄膜1
01上に残存するレジスト102を除去した後(ステッ
プS19)、基板Wの処理を終了する。
【0056】なお、上述した実施形態においては、レジ
スト膜は分解するが金属膜は分解しないレジスト膜の溶
解液として、純水中にオゾンを溶解したオゾン水を使用
している。レジスト膜の分解に使用されたオゾン水は、
時間の経過とともに純水と酸素とに分解されることか
ら、排液を分解するための特別な作業は不要となる。し
かしながら、このようなレジスト膜の溶解液として、オ
ゾン水と反応活性剤の混合液等を使用してもよい。
【0057】また、レジスト膜は分解するが金属膜は分
解しないレジスト膜の溶解液として、IPA(イソプロ
ピルアルコール)等の有機溶剤を含む溶剤液を使用して
もよい。
【0058】このようにレジスト膜は分解するが金属膜
は分解しないレジスト膜の溶解液を使用した場合はレジ
ストパターンで覆われていない部分の金属薄膜101へ
のダメージが無く、良好な配線パターンを得られる。
【0059】なお、プラズマアッシングによって、レジ
ストパターンを微細化する場合は、プラズマによりレジ
ストパターンで覆われていない金属薄膜101がダメー
ジを受ける場合があるが、上記、レジスト膜は分解する
が金属膜は分解しないレジスト膜の溶解液を使用すれば
このようなダメージが生じない。
【0060】また、本実施形態では、レジスト膜は分解
するが金属膜は分解しないレジスト膜の溶解液を使用し
ているが、金属薄膜に対してよりもレジスト膜に対して
多くの分解作用を有する溶解液を使用しても、レジスト
パターンを微細化することができる。この場合、アッシ
ングを実行するための特別な装置なくして、レジストパ
ターンを微細化することができる。
【0061】図6はこのような実施形態に係る基板処理
装置の概要図である。なお、図1に示す基板処理装置と
同一の部材については、同一の符号を付して詳細な説明
を省略する。
【0062】この基板処理装置においては、オゾン水発
生装置22のかわりに、IPA(イソプロピルアルコー
ル)等の有機溶剤を含む溶剤液を貯留した溶剤液貯留部
19が使用される。そして、基板Wの表面には、オゾン
水のかわりに溶剤液が供給され、レジストエッチングが
実行される。その他の構成については、上述した第1実
施形態に係る基板処理装置の場合と同様である。
【0063】なお、上述した実施形態においては、いず
れも、静止状態の基板Wの表面にスリットから現像液を
吐出する現像液供給ノズル12や、静止状態の基板Wの
表面にスリットからオゾン水を吐出するオゾン水液供給
ノズル14を使用してしているが、スピンチャック11
の駆動により回転する基板Wの中心付近に現像液やオゾ
ン水を供給する構成としてもよい。
【0064】また、上述の基板処理装置は、基板の保持
手段と、保持された基板に現像液を供給する現像液供給
手段と、保持された基板に純水を供給する純水供給手段
とを有する従来の基板現像装置に対して、オゾン水やIP
Aなど、少なくとも金属薄膜に対してよりもレジスト膜
に対して多くの分解作用を有する液の基板への供給手段
を付加すれば得られるので、プラズマアッシング装置な
どの特別な装置を導入する必要が無い。よって、半導体
製造工場のスペースの効率化、半導体の製造コストの抑
制にも資する。
【0065】また、一つの装置で現像および、レジスト
エッチングを行えるので、基板現像装置から、例えばプ
ラズマアッシング装置など、レジストエッチングを行う
ための別の装置に基板を搬送する必要が無く、スループ
ットの低下を防止できる。
【0066】なお、上記実施形態ではレジスト膜102
の下方には金属薄膜101が形成されているが、レジス
ト膜102の下方の薄膜は金属である必要はなく、レジ
スト膜102で形成されたレジストパターンにより必要
部分を隠し、不必要部分を露出させる膜であればどのよ
うな薄膜でもよい。このような薄膜として酸化膜(例え
ばシリコン酸化膜)やBARC(Bottom Ant
i−Reflective Coating=下層反射
防止膜)が挙げられる。
【0067】また、上記実施形態では金属薄膜101の
不要部分を除去するためにエッチング液を供給する、い
わゆるウエットエッチングを行っているが、ドライエッ
チングでもよい。ドライエッチングには例えばRIE
(Reactive IonEtching)などが挙
げられる。
【0068】また、上記実施形態ではオゾン水供給ノズ
ル14ではスリット状の開口を有するいわゆるスリット
ノズルを適用している。このスリットノズルは基板Wに
対して直線状に移動する。そして、移動方向と直交する
方向における基板Wのもっとも長い寸法部分よりも長い
スリット状の開口を有している。このようなスリットノ
ズルで基板W上に溶解液(オゾン水)を供給し、供給
後、基板Wを静止させた場合はレジストエッチングの面
内均一性が良好である。なお、基板Wを回転させながら
溶解液を供給する場合は、スリット状の開口の長さがス
リットノズルの移動方向と直交する方向における基板W
のもっとも長い寸法部分よりも短くてもよい。
【0069】また、オゾン水供給ノズル14をスリット
ノズルではなく、ストレートノズルとしてもよい。スト
レートノズルは一端が開放されて開口とされている管状
のノズルで、レジストエッチングを実行するときは前記
開口が基板Wの回転中心の直上に配置され、基板Wに対
して略垂直に溶解液を供給する。そして溶解液が供給さ
れているとき、基板Wは回転させられる。この構成によ
れば基板W上の溶解液は次々に新たに供給される溶解液
に置換されるので短時間でレジストエッチングを実行す
ることができる。
【0070】なお、上記実施形態ではマスクやレチクル
には配線パターンが描かれており、レジスト膜102に
は該配線パターンが露光されているが、レジスト膜に露
光するパターンであれば配線パターンに限らず、どのよ
うなパターンであってもよい。このようなパターンには
例えばイオン注入工程時にイオンが注入されるべき部分
の薄膜を除去するためのイオン注入用パターンや、セル
分離工程時にセル領域を分離するためのセル分離パター
ンが挙げられる。
【0071】次に、この発明を適用し、基板に対して不
純物を注入するイオン注入(イオンインプランテーショ
ン)を行うための基板処理動作について説明する。
【0072】図7は、基板Wに対してイオン注入を実行
するための基板処理動作を示すフローチャートである。
なお、この基板処理時には、上述した実施形態と同様、
図1および図2に示す基板処理装置が利用される。そし
て、図1および図2に示す基板処理装置においては、こ
のフローチャートに示すステップS24〜S26が実行
される。なお、図1および図2に示す基板処理装置の代
わりに、図6に示す基板処理装置を利用してもよい。
【0073】基板Wに対してイオン注入を行うために
は、最初に、基板Wの全面にレジスト液を塗布して、乾
燥させ、レジスト膜を形成する(ステップS21)。前
記レジスト液の塗布は図示しないレジスト塗布装置によ
り実行され、塗布されたレジスト液の乾燥は図示しない
加熱装置により実行される。なお、ここでのレジスト液
は感光性物質のひとつである。
【0074】図8(a)は、レジスト膜形成後の基板W
を模式的に示す拡大図である。この状態においては、基
板Wの表面には、レジスト膜102が層状に形成されて
いる。
【0075】次に、レジスト膜を形成した後の基板W
を、加熱塗布装置からステッパー等の露光装置に搬送
し、この露光装置を使用することにより、基板W表面の
レジスト膜に対してマスクやレチクルに描かれたイオン
注入パターンを露光する(ステップS22)。
【0076】パターン露光後の基板Wは、ホットプレー
ト等の加熱装置に搬送され、ポストエクスポージャーベ
ーク(PEB)が実行される(ステップS23)。この
ポストエクスポージャーベーク工程は、露光後に熱処理
を行うことによりパターン化するレジストを使用した場
合に実行される工程である。このようなレジストを使用
しない場合には、ポストエクスポージャーベーク工程は
省略される。
【0077】しかる後、ポストエクスポージャーベーク
処理後の基板Wを、図1に示す基板処理装置に搬送す
る。図1に示す基板処理装置に搬送された基板Wは、ス
ピンチャック11により保持される。
【0078】図1に示す基板処理装置においては、最初
に、基板Wに対して現像液を塗布する(ステップS2
4)。この現像液の塗布は、現像液供給ノズル12をス
ピンチャック11に静止状態で保持された基板Wの表面
と平行に移動させながら開閉弁15を開放し、現像液の
供給源16から供給された現像液を現像液供給ノズル1
2の下面に形成されたスリットから基板Wの表面に吐出
することにより実行される。
【0079】次に、現像処理後の基板Wを洗浄する(ス
テップS25)。この基板Wの洗浄時には、スピンチャ
ック11を基板Wを保持した状態で回転させる。そし
て、純水供給ノズル13を図1において二点鎖線で示す
位置まで下降させるとともに、開閉弁17を開放して純
水の供給源18から供給された純水をスピンチャック1
1に保持されて回転する基板W上に吐出する。なお、基
板Wの洗浄が終了した後、純水供給ノズル13からの純
水の供給を停止した状態で基板Wを高速回転させ、基板
W上に残存する純水を振り切り乾燥するようにしてもよ
い。
【0080】図8(b)は、現像工程と洗浄工程を完了
した基板Wを模式的に示す拡大図である。この状態にお
いては、基板W上のレジスト膜102がパターン化され
ている。
【0081】次に、基板Wに対してレジストエッチング
を行う(ステップS26)。このレジストエッチング工
程は、前述した実施形態の場合と同様、図5に示すサブ
ルーチンに従って実行される。このレジストエッチング
工程においては、前述した実施形態の場合と同様、図8
(c)に示すように、基板W上のレジスト膜102の一
部のみが分解除去され、その他の部分が残存することに
より、高精度に微細化されたレジストパターンが得られ
る。言い換えれば、パターン化されたレジスト膜102
の寸法を所定の寸法にまで細く加工することで、高精度
に微細化されたレジストパターンを得ることができる。
【0082】レジストエッチング後の基板Wは、イオン
注入装置に搬送され、イオン注入処理がなされる(ステ
ップS27)。このイオン注入処理は、基板Wにおける
レジスト膜102の存在しない領域に不純物としてのイ
オンを注入することにより実行される。
【0083】図8(d)は、イオン注入処理後の基板W
を模式的に示す拡大図である。この状態においては、基
板Wの表面におけるレジスト膜102に覆われていない
部分にイオンが注入され、イオン注入領域103が形成
される。このとき、先のレジストエッチング工程におい
て、レジスト膜102のパターンは高精度に微細化され
ている。このため、イオン注入領域103のパターン高
精度に微細化されることになる。
【0084】エッチング処理が終了すれば、基板W上に
残存するレジスト102を除去した後(ステップS2
8)、基板Wの処理を終了する。
【0085】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、薄膜の
不要部分を除去する前に、薄膜に対してよりもレジスト
膜に対して多くの分解作用を有するレジスト膜の溶解液
を供給してレジスト膜の一部を分解除去することによ
り、特別な装置を使用することなく、高精度に微細化さ
れたレジストパターンを得ることができ、このレジスト
パターンを利用して高精度に微細化された配線パターン
を得ることが可能となる。このとき、アッシング装置を
使用した場合のように、パターンの寸法精度にバラツキ
を生じたりすることはない。
【0086】請求項2に記載の発明によれば、レジスト
膜の溶解液としてオゾン水を使用することから、処理に
使用した後の排液を分解するための特別な作業が不要と
なる。
【0087】請求項3に記載の発明によれば、レジスト
膜の溶解液として有機溶剤を含む溶剤液を使用すること
から、市販の有機溶剤を使用して処理を実行することが
可能となる。
【0088】請求項4に記載の発明によれば、薄膜の不
要部分を除去する前に、薄膜に対してよりもレジスト膜
に対して多くの分解作用を有するレジスト膜の溶解液を
供給する溶解液の供給機構を備えることから、特別な装
置を使用することなく、高精度に微細化されたレジスト
パターンを得ることができ、このレジストパターンを利
用して高精度に微細化された配線パターンを得ることが
可能となる。このとき、アッシング装置を使用した場合
にように、パターンの寸法精度にバラツキを生じたりす
ることはない。
【0089】請求項9に記載の発明によれば、基板上に
おいてパターン化されたレジスト膜に対して、レジスト
膜を分解する作用を有するレジスト膜の溶解液を供給
し、前記パターン化されたレジスト膜の寸法を細く加工
することにより、特別な装置を使用することなく、高精
度に微細化されたレジストパターンを得ることが可能と
なる。このとき、アッシング装置を使用した場合によう
に、パターンの寸法精度にバラツキを生じたりすること
はない。
【0090】請求項12に記載の発明によれば、パター
ン化されたレジスト膜により覆われていない基板上の部
分に対して不純物を注入する前に、レジスト膜に対して
レジスト膜の溶解液を供給して前記パターン化されたレ
ジスト膜の寸法を細く加工することにより、特別な装置
を使用することなく、高精度に微細化されたレジストパ
ターンを得ることができ、このレジストパターンを利用
して高精度に微細化されたイオン注入パターンを得るこ
とが可能となる。このとき、アッシング装置を使用した
場合にように、パターンの寸法精度にバラツキを生じた
りすることはない。
【0091】請求項13に記載の発明によれば、基板上
においてパターン化されたレジスト膜に対して、レジス
ト膜を分解する作用を有するレジスト膜の溶解液を供給
する溶解液の供給機構を備え、この溶解液の供給機構か
ら前記レジスト膜に対して溶解液を供給して前記パター
ン化されたレジスト膜の寸法を細く加工することによ
り、特別な装置を使用することなく、高精度に微細化さ
れたレジストパターンを得ることが可能となる。このと
き、アッシング装置を使用した場合にように、パターン
の寸法精度にバラツキを生じたりすることはない。
【0092】請求項5、請求項10および請求項14に
記載の発明によれば、レジスト膜の溶解液としてオゾン
水を使用することから、処理に使用した後の排液を分解
するための特別な作業が不要となる。
【0093】請求項6、請求項11および請求項15に
記載の発明によれば、レジスト膜の溶解液として有機溶
剤を含む溶剤液を使用することから、市販の有機溶剤を
使用して処理を実行することが可能となる。
【0094】請求項7および請求項16に記載の発明に
よれば、基板に供給するオゾン水の濃度を制御するオゾ
ン水濃度制御部を備えることから、一定の濃度のオゾン
水により正確なレジストエッチングを行うことができ、
また、オゾン水の濃度を制御してレジストエッチング量
を調整することも可能となる。
【0095】請求項8および請求項17に記載の発明に
よれば、基板に供給するオゾン水の温度を制御するオゾ
ン水温度制御部を備えることから、一定の温度のオゾン
水により正確なレジストエッチングを行うことができ、
また、オゾン水の温度を制御してレジストエッチング量
を調整することも可能となる。
【0096】請求項18に記載の発明によれば、パター
ン化されたレジスト膜により覆われていない基板上の部
分に対して不純物を注入する前に、レジスト膜に対して
溶解液の供給機構から溶解液を供給して前記パターン化
されたレジスト膜の寸法を細く加工することにより、特
別な装置を使用することなく、高精度に微細化されたレ
ジストパターンを得ることができ、このレジストパター
ンを利用して高精度に微細化されたイオン注入パターン
を得ることが可能となる。このとき、アッシング装置を
使用した場合にように、パターンの寸法精度にバラツキ
を生じたりすることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る基板処理装置の
概要図である。
【図2】オゾン水発生装置22の概要図である。
【図3】基板Wに対して金属薄膜からなる配線パターン
を形成するための基板処理動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】基板Wの状態を模式的に示す拡大図である。
【図5】レジストエッチング工程を示すフローチャート
である。
【図6】この発明の第2実施形態に係る基板処理装置の
概要図である。
【図7】基板Wに対してイオン注入を実行するための基
板処理動作を示すフローチャートである。
【図8】基板Wの状態を模式的に示す拡大図である。
【符号の説明】
10 モータ 11 スピンチャック 12 現像液供給ノズル 13 純水供給ノズル 14 オゾン水供給ノズル 15 開閉弁 16 現像液の供給源 17 開閉弁 18 純水の供給源 19 溶剤液貯留部 22 オゾン水発生装置 31 オゾン水貯留部 32 オゾン溶解部 33 ヒータ 34 温度センサ 35 濃度センサ 36 オゾン発生部 37 流量制御部 38 ヒータ制御部 39 制御部 101 金属薄膜 102 レジスト膜 103 イオン注入領域 W 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松家 毅 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 2H096 AA25 AA27 HA05 JA04 4D075 BB20Z BB63Z BB66Z BB68Z BB69Z BB91Z BB93Z CA47 DA06 DB13 DB14 DC22 DC24 EA45 4F042 AA02 AA07 AA10 BA16 BA19 CC10 DC00 5F046 LA04 LA08 LA18 MA02

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクまたはレチクルのパターンが露光
    され、現像液が供給されることによりパターン化された
    レジスト膜が薄膜上に形成された基板に対し、前記薄膜
    の不要部分を除去する前に、薄膜に対してよりもレジス
    ト膜に対して多くの分解作用を有するレジスト膜の溶解
    液を供給することを特徴とする基板処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理方法におい
    て、 前記レジスト膜の溶解液は、オゾン水である基板処理方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の基板処理方法におい
    て、 前記レジスト膜の溶解液は、有機溶剤を含む溶剤液であ
    る基板処理方法。
  4. 【請求項4】 マスクまたはレチクルのパターンが露光
    され、現像液が供給されることによりパターン化された
    レジスト膜が薄膜上に形成された基板に対し、前記薄膜
    の不要部分を除去する前に、薄膜に対してよりもレジス
    ト膜に対して多くの分解作用を有するレジスト膜の溶解
    液を供給する溶解液の供給機構を備えたことを特徴とす
    る基板処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の基板処理装置におい
    て、 前記レジスト膜の溶解液は、オゾン水である基板処理装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の基板処理装置におい
    て、 前記レジスト膜の溶解液は、有機溶剤を含む溶剤液であ
    る基板処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の基板処理装置におい
    て、 基板に供給するオゾン水の濃度を制御するオゾン水濃度
    制御部を備える基板処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の基板処理装置におい
    て、 基板に供給するオゾン水の温度を制御するオゾン水温度
    制御部を備える基板処理装置。
  9. 【請求項9】 基板上においてパターン化されたレジス
    ト膜に対して、レジスト膜を分解する作用を有するレジ
    スト膜の溶解液を供給し、前記パターン化されたレジス
    ト膜の寸法を細く加工することを特徴とする基板処理方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の基板処理方法におい
    て、 前記レジスト膜の溶解液は、オゾン水である基板処理方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の基板処理方法におい
    て、 前記レジスト膜の溶解液は、有機溶剤を含む溶剤液であ
    る基板処理方法。
  12. 【請求項12】 請求項9乃至請求項11のいずれかに
    記載の基板処理方法において、 前記パターン化されたレジスト膜により覆われていない
    基板上の部分に対して不純物を注入する前に、前記レジ
    スト膜に対して前記レジスト膜の溶解液を供給し、前記
    パターン化されたレジスト膜の寸法を細く加工する基板
    処理方法。
  13. 【請求項13】 基板上においてパターン化されたレジ
    スト膜に対して、レジスト膜を分解する作用を有するレ
    ジスト膜の溶解液を供給する溶解液の供給機構を備え、 この溶解液の供給機構から前記レジスト膜に対して溶解
    液を供給し、前記パターン化されたレジスト膜の寸法を
    細く加工することを特徴とする基板処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の基板処理装置にお
    いて、 前記レジスト膜の溶解液は、オゾン水である基板処理装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の基板処理装置にお
    いて、 前記レジスト膜の溶解液は、有機溶剤を含む溶剤液であ
    る基板処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載の基板処理装置にお
    いて、 基板に供給するオゾン水の濃度を制御するオゾン水濃度
    制御部を備える基板処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項14に記載の基板処理装置にお
    いて、 基板に供給するオゾン水の温度を制御するオゾン水温度
    制御部を備える基板処理装置。
  18. 【請求項18】 請求項13乃至請求項17のいずれか
    に記載の基板処理装置において、 前記パターン化されたレジスト膜により覆われていない
    基板上の部分に対して不純物を注入する前に、前記レジ
    スト膜に対して前記溶解液の供給機構から前記溶解液を
    供給し、前記パターン化されたレジスト膜の寸法を細く
    加工する基板処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8848161B2 (en) 2009-04-08 2014-09-30 Tokyo Electron Limited Resist coating and developing apparatus, resist coating and developing method, resist-film processing apparatus, and resist-film processing method
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