JP2002358424A - 保険設定支援装置、保険設定支援方法及びプログラム - Google Patents

保険設定支援装置、保険設定支援方法及びプログラム

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JP2002358424A
JP2002358424A JP2002096949A JP2002096949A JP2002358424A JP 2002358424 A JP2002358424 A JP 2002358424A JP 2002096949 A JP2002096949 A JP 2002096949A JP 2002096949 A JP2002096949 A JP 2002096949A JP 2002358424 A JP2002358424 A JP 2002358424A
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insurance
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premium
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JP2002096949A
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Ryuichiro Kodama
隆一郎 児玉
Michiaki Mori
道明 森
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Mitsui Sumitomo Insurance Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Sumitomo Insurance Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保険料を適切に複数の保険対象に対して分配
できるようにする。 【解決手段】 保険設定支援装置200に、複数の保険
対象の価値を示す価値情報を取得する価値取得部260
と、複数の保険対象に関する保険の契約を希望する契約
希望者が、前記した価値の損失に対して希望する補償の
大きさを示す補償希望情報を取得する補償希望取得部2
50と、前記した価値と、補償希望情報の少なくとも一
方を用いて、複数の保険対象への保険料の配分を決定す
る保険料配分部270と、を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保険設定支援装
置、保険設定支援方法及びプログラムに関する。特に本
発明は、顧客が保険料を複数の保険対象に対して適切に
割り振ることを支援する保険設定支援装置、保険設定支
援方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の保険対象に対して保険をか
ける場合に、顧客は各々別個に保険を検討し、契約を行
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した方法
では、保険料を適切に複数の保険対象に対して分配する
ことは難しかった。また、同一の原因に起因して複数の
保険対象に損害が発生した場合、別個に加入した各々の
保険から保険金が支払われていた。これにより、保険に
過度に加入していると感じる顧客もいた。
【0004】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできる保険設定支援装置、保険設定支援方法及びプ
ログラムを提供することを目的とする。この目的は特許
請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせに
より達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具
体例を規定する。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1の形
態によると、顧客が保険を決定することを支援する保険
設定支援装置であって、保険対象の価値を示す価値情報
を取得する価値取得部と、保険対象に関する保険への加
入を希望し又は希望する可能性のある加入希望者が有す
る、価値の損失に対する補償への希望に対して、相関性
を有する補償希望情報を取得する補償希望取得部と、価
値及び補償希望情報の少なくとも一方を用いて、保険対
象への保険料の配分を決定する保険料配分部と、を備え
ることを特徴とする保険設定支援装置を提供する。
【0006】第1の形態の保険支援装置において、保険
料配分部は、価値と補償希望情報の双方を用いて保険料
の配分を決定してもよい。
【0007】配分された保険料から、保険対象に対する
保険金の支払限度額を算出する支払限度額算出部をさら
に備えてもよい。この場合、支払限度額算出部は、支払
限度額算出部が算出した支払限度額が保険対象の価値を
越える場合に、支払限度額を保険対象の価値に合わせて
修正し、保険料配分部は、支払限度額算出部が算出した
支払限度額が保険対象の価値を越えると支払限度額判断
部が判断した場合に、支払限度額の減額分に相当する保
険料を当該保険対象の保険料から減じてもよい。さらに
この場合、保険料配分部は、保険対象が複数の場合、保
険料の減額分を、当該保険対象を除いた他の保険対象
に、既に配分済みの保険料の割合に従って再配分しても
よい。
【0008】保険対象が複数の場合に、複数の保険対象
に対し、同一の原因に起因して複数の保険対象に対して
支払われる保険金の合計値の限度額である合計限度額を
設定する合計限度額設定部と、保険対象が複数の場合
に、合計限度額設定部が設定した合計限度額を用いて配
分後の保険料の各々を変更する保険料変更部と、を備え
てもよい。この場合、保険料変更部は、合計限度額が適
用された場合に支払われる保険金の期待値と、合計限度
額が適用されない場合に支払われる保険金の期待値との
比を取得し、この比を用いて保険料を変更してもよい。
【0009】加入希望者の保険対象に対する意識を特定
するために用いる意識情報の送信を、当該加入希望者に
促す表示を行う情報送信喚起部と、意識情報を加入希望
者から取得する意識情報取得部と、を更に備え、補償希
望取得部は、加入希望者の意識情報を用いて補償希望情
報を取得してもよい。
【0010】この場合、情報送信喚起部は、加入希望者
に、保険対象に関する質問文の表示と、質問文に対する
回答を意識情報として送信することを促す表示と、を行
い、意識情報取得部は、質問文に対する回答を意識情報
として受信してもよい。さらにこの場合、情報送信喚起
部は、質問文として、保険対象の損害例を表したリスク
例を使用し、意識情報取得部は、回答として、リスク例
の重要度に対して順位付けを行った順位情報を受信して
もよく、また、情報送信喚起部は、質問文として、保険
対象の損害例を表したリスク例を使用し、意識情報取得
部は、回答として、リスク例の重要度を評価した評価情
報を受信してもよい。
【0011】また、意識情報取得部は、意識情報とし
て、加入希望者が保険事故発生頻度として予想する予想
発生頻度及び一保険事故当たりの予想損害額を取得し、
補償希望取得部は、予想発生頻度及び予想損害額を用い
て補償希望情報を取得してもよい。この場合、意識情報
取得部は、保険事故が発生した後、保険対象に関して顧
客が自ら行うと予想する予想行動を更に取得し、補償希
望取得部は、更に予想行動を用いて補償希望情報を取得
してもよい。
【0012】本発明の第2の形態は、顧客が保険を決定
することを支援する保険設定支援装置であって、保険の
加入を希望する加入希望者の端末に、一又は複数の保険
対象に関する質問を送信する質問送信部と、質問送信部
に対する回答を端末から受信する受信部と、受信部が受
信した回答を用いて、一又は複数の保険対象に対してか
けるべき支払限度額を特定する情報を算出する支払限度
額算出部とを備えることを特徴とする保険設定支援装置
を提供する。本形態において、質問送信部は、質問と共
に、質問に対する複数の回答候補を送信し、取得部は、
端末にて選択された一の回答候補を、回答として受信し
てもよい。
【0013】本発明の第3の形態は、顧客が保険を決定
することを支援する方法であって、保険設定支援装置
が、保険対象の価値を取得し、保険設定支援装置が、保
険対象に関する保険への加入を希望し又は希望する可能
性のある加入希望者が有する、価値の損失に対する補償
への希望に対して、相関性を有する補償希望情報を取得
し、保険設定支援装置が、価値と、補償希望情報の少な
くとも一方を用いて、保険対象への保険料の配分を決定
することを特徴とする保険設定支援方法を提供する。
【0014】本発明の第4の形態は、顧客が保険を決定
することを支援する、コンピュータにて実行可能なプロ
グラムであって、コンピュータに、保険対象の価値を取
得させる機能と、保険対象に関する保険への加入を希望
し又は希望する可能性のある加入希望者が有する、価値
の損失に対する補償への希望に対して、相関性を有する
補償希望情報を取得させる機能と、価値と、補償希望情
報との少なくとも一方を用いて、保険対象への保険料の
配分を決定させる機能と、を実現させることを特徴とす
るプログラムを提供する。
【0015】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0017】(第1の例)図1は、本発明の実施形態の
第1の例である保険設定支援装置200を含むシステム
を示す。本システムにおいて、保険設定支援装置200
はインターネット網10を介して複数の顧客端末400
と接続する。保険設定支援装置200は、例えば、顧客
端末400を介して、加入希望者である顧客が保険設定
を希望する複数の保険対象の価値を表す価値情報を取得
すると共に、これら複数の保険対象に生じる損害に対す
る顧客の補償への希望を示す情報を取得する。より具体
的には、保険設定支援装置200は、例えば補償への希
望の強さを示す情報を取得する。そして、保険設定支援
装置200は、これら保険対象の価値及び補償の希望の
少なくとも一方、すなわち、保険対象の価値、補償の希
望を示す情報、又は保険対象の価値及び補償の希望の双
方を用いて、複数の保険対象への保険料の配分、例えば
予算の配分割合を決定する。また、保険設定支援装置2
00は、顧客が保険設定を希望する保険対象が一つの場
合、価値情報を取得すると共に上記した顧客の補償の希
望を取得する。そして、保険設定支援装置200は、保
険対象の価値及び補償の希望を用いて、推奨保険料、す
なわち顧客の予算枠から保険対象への保険料の配分を決
定する。
【0018】図2は、保険設定支援装置200の構成を
示す。保険設定支援装置200は、データベースとし
て、希望調査データベース210及び統計データベース
220を有し、機能部として、情報送信喚起部230、
意識情報取得部240、補償希望取得部250、価値取
得部260、保険料配分部270、支払限度額算出部2
80、合計限度額設定部290、及び保険料変更部30
0を有する。
【0019】希望調査データベース210は、少なくと
も、顧客が複数の保険対象の各々への補償をどの程度の
強さで希望しているか、を特定するために必要な質問文
を格納する。希望調査データベース210は、上記した
質問文と、その質問に対する複数の回答候補の各々を補
償希望情報に変換するためのデータとを対応付けて格納
してもよい。
【0020】図3は、希望調査データベース210の一
例を示す。本例において、希望調査データベース210
は質問フィールドと解答フィールドとを有する。回答フ
ィールドは更にYesフィールドとNoフィールドとを
有する。質問フィールドは、顧客端末400を介して顧
客に示す質問文を格納する。具体的には、質問フィール
ドに格納される質問文は、各種保険対象が損害を受けた
場合に特定の行動を取るか否かを問う文である。Yes
フィールドは、質問文に対して顧客がYesと答えた場
合に、顧客がある特定の財産のリスクを重視あるいは軽
視していることを特定するための情報を格納する。No
フィールドは、質問文に対して顧客がNoと答えた場合
に、顧客がある特定の財産のリスクを重視あるいは軽視
していることを特定するための情報を格納する。ここで
格納される情報は数値でもよい。数値の場合、各質問毎
にYesの場合の数値が異なってもよい。同様に、各質
問毎にNoの場合の数値が異なっていてもよい。
【0021】図4は、希望調査データベース210の他
の例を示す。本例において、希望調査データベース21
0は、「住まいが火災により焼失」といったリスク例を
質問文として格納する。
【0022】図2に戻る。統計データベース220は、
保険事故の発生条件とその保険事故に対して支払われた
保険金とを対応づけて格納する。図5は、統計データベ
ース220の一例を示す。統計データベース220の構
成の一例を示す。本例において、統計データベース22
0は保険事故の種類ごとにテーブルを有する。各テーブ
ルは、年令フィールド、性別フィールド、住所フィール
ド、事故情報フィールド、及び保険金額フィールド等を
有する。これらのうち、事故情報フィールドは、保険金
の支払いの原因となった事故に関する情報のうち、顧客
の保険対象が保険事故に遭う確率を算出する際に用いる
情報を格納する。例えば、交通事故に関するフィールド
においては、事故情報フィールドは、被保険者が、歩行
者であったか、自転車乗員であったか、オートバイ乗員
であったか、等を格納する。保険金額フィールドは、保
険事故によって支払われた保険金の金額を格納する。な
お、統計データベース220は、本例に限定されるもの
ではなく、いわゆる人口動態統計データ、保険事故の統
計データベース、保険加入状況の統計データベースなど
により主要部が構成されていてもよい。
【0023】図2に戻る。情報送信喚起部230は、顧
客端末400からアクセス情報を受信すると、希望調査
データベース210から質問文を取得し、取得した質問
文と、質問文に対する回答を意識情報として送信するこ
とを促す表示とを含む入力画面データを顧客端末400
に送信する。すなわち、情報送信喚起部230は、希望
調査データベース210内の質問文及びその回答を促す
表示を含む入力画面を顧客端末400に表示させること
で、複数の質問文に対する複数の回答すなわち顧客が複
数の保険対象に対してどの様な資産的な意識を持ってい
るかを特定するために必要な意識情報の送信を促す。こ
こで、回答を促す表示の具体例としては回答入力欄の表
示や、複数の回答候補を選択可能に表示することがあ
る。
【0024】図6は、顧客端末400の表示例の一例を
示す。本例において、顧客端末400の表示部410
は、情報送信喚起部230から受信した入力画面データ
に基づいて入力画面の表示を行う。表示部410は、顧
客の氏名、年令、職業、年収、住所、保険料の総額等を
顧客に入力させる欄を表示すると共に、希望調査データ
ベース210内のリスク例を表示し、表示したリスク例
に対する順位付け等を入力させる欄を表示する。なお、
入力画面は本例以外の情報を含んで構成されてもよい。
【0025】図2に戻る。意識情報取得部240は、情
報送信喚起部230が送信した質問文に対する回答を意
識情報として顧客端末400から取得し、取得した意識
情報を補償希望取得部250に送信する。
【0026】補償希望取得部250は、意識情報取得部
240から意識情報を受信すると、受信した意識情報を
用いて顧客がどの保険対象を重視しているかをリスク重
視度として定量的に算出し、算出したリスク重視度を補
償希望情報として保険料配分部270に送信する。
【0027】図7は、希望調査データベース210が図
4の構成を取った場合の補償希望取得部250の動作の
一例を説明する図である。本例において、顧客は、図7
(A)に例示するように、顧客端末400を介して、希
望調査データベース210内に格納されているリスク例
について関心のある順すなわち重要度の順に番号を付与
し、付与した順位番号を示す順位情報を意識情報として
保険設定支援装置200に送信する。そして、補償希望
取得部250は、図7(B)に例示するように、意識情
報取得部240を介して受信した順位番号を、リスクの
種類ごとに分類して集計すると共に、順位番号の合計値
をリスクの種類ごとに算出する。ここで、リスクは、例
えば、家屋や自動車、家財等の財産に関するリスク、負
傷や死傷等の人身に関するリスク、他人に被害を与えた
場合等の損害賠償に関するリスク、臨時出費等に関する
リスク等に分類される。そして、補償希望取得部250
は、図7(C)に例示するように、算出した全てのリス
クの順位番号の合計値を、各リスクの種類ごとに集計し
た値で割る、すなわち各リスクの種類ごとに集計して決
められた順位番号の合計値の逆数の比を算出すること
で、顧客のリスク重視度を定量的に算出する。
【0028】図8は、希望調査データベース210が図
4の構成を取った場合の補償希望取得部250の他の動
作例を説明する図である。本例において、顧客は、図8
(A)に例示するように、顧客端末400を介して、希
望調査データベース210内に格納されているリスク例
について関心度、すなわちリスク例の重要度をそれぞれ
評価し、評価結果を示す評価情報を保険設定支援装置2
00に送信する。より具体的には、重要度は、段階的に
5段階レベルでチェックされ、チェックしたレベル数を
各リスク例毎に評価情報として保険設定支援装置200
に送信される。そして、補償希望取得部250は、図8
(B)に例示するように、意識情報取得部240を介し
て受信したレベル数を、リスクの種類ごとに分類して集
計する。ここで、リスクの種類は図7の例と同様であ
る。そして、補償希望取得部250は、図7(C)に例
示するように、算出したレベル数の合計値の比を算出す
ることで、顧客のリスク重視度を定量的に算出する。
【0029】図9は、補償希望取得部250の他の動作
例を説明する図である。本例において、顧客は、図9
(A)に例示するように、顧客端末400を介して、希
望調査データベース210内に格納されている質問を認
識し、それに対する回答を意識情報として保険設定支援
装置200に送信する。希望調査データベース210内
に格納されている質問は、顧客が保険事故発生頻度をど
のくらいと予想しているかを確認させる内容と、保険事
故1回当たりの損害額がどのくらいかと予想しているか
を確認させる内容と、保険事故が起こった後に顧客が保
険対象に関してどのような行動をとるかを予想させる内
容を含む。すなわち、補償希望取得部250が顧客の回
答として受信する内容には、保険事故の予想発生頻度、
予想損害額、及び保険事故が発生した後に保険対象に関
して顧客が行うと自ら予想する行動である予想行動を含
む。そして、補償希望取得部250は、保険事故の予想
発生頻度及び予想損害額を用いて補償希望情報を取得す
る。一例として、図9(B)に示すように、補償希望取
得部250は、取得した予想発生頻度及び予想損害額を
掛け合わせることで、補償希望情報としての期待価値を
取得する。この期待価値は、顧客が保険対象の価値とし
て潜在的に認識する金額として扱う。また、補償希望取
得部250は、予想行動を受信した場合は、更に予想行
動を用いて補償希望情報を取得する。一例として、図9
(C)に示すように、予想行動を用いて期待価値を修正
し、修正後の期待価値を補償希望情報として取得する。
例えば保険対象が自動車の場合、同程度の価格の中古車
を買い換えると顧客が自らの行動を予想する場合には、
期待価値を修正せず、修理若しくは新車購入を予想する
場合には、期待価値を高め、自動車を購入しないと予想
する場合には、期待価値を低くする。
【0030】図2に戻る。価値取得部260は、顧客が
有する複数の保険対象の価値を各々特定する情報を取得
する。具体的には、価値取得部260は、顧客から年
収、乗用車の種類及びその年式、住所及びその家屋の間
取りなどを取得し、取得した情報を用いて複数の保険対
象の各々の価値、例えば市場価値を算出する。
【0031】保険料配分部270は、価値取得部260
から送信された複数の保険対象の価値と補償希望取得部
250から送信された補償希望情報の少なくとも一方を
用いて保険料の配分割合を決定する。具体例としては、
保険料配分部270は、価値取得部260から送信され
た価値と、補償希望取得部250から送信されたリスク
重視度との積を各々のリスク種類ごとに算出し、その積
の比を保険料配分割合とする。また、リスク重視度の比
を保険料配分割合としてもよいし、価値の比を保険料配
分割合としてもよい。また、保険料配分部270は、補
償希望情報として期待価値を受信した場合には、期待価
値の比を保険料配分割合としてもよい。また、保険料配
分部270は、顧客端末400を介して顧客が希望する
保険料の総額を受信し、受信した保険料の総額を算出し
た保険料配分割合に分配することで、複数の保険対象の
各々に対する保険料を算出する。
【0032】支払限度額算出部280は、各保険料およ
び保険料率を用いて支払限度額を算出する。例えば、保
険料配分部270から受信した各保険料と、保険料率と
を掛け合わせることで、各保険対象に対して支払われる
保険金の支払限度額を算出する。そして、算出した支払
限度額を保険料と共に顧客端末400に送信する。ま
た、支払限度額算出部280は、保険料及び支払限度額
と共に合計限度額の設定を顧客が希望するか否かを確認
する情報を送信する。ここで、合計限度額とは、同一の
保険事故に起因して複数の保険対象に損害が発生した場
合、複数の保険対象に対して支払われる保険金の上限を
設定することである。例えば交通事故を起こした場合、
保険金は、車の損害、運転者の医療費、相手方への賠償
等に対して支払われるが、これらの総計に対して上限を
設定するものである。そして、支払限度額算出部280
は、顧客端末400から、同一の原因に起因して複数の
保険対象に対して支払われる保険金の合計値の限度額で
ある合計限度額の設定を希望する旨を受信すると、保険
料変更部300に、算出した支払限度額及び保険料を送
信する。
【0033】また、支払限度額算出部280は、算出し
た支払限度額が、価値取得部260が算出した当該保険
対象の価値を超える場合、支払限度額を減じ、支払限度
額と当該保険対象の価値とを合わせる。そして、支払限
度額算出部280は、支払限度額の減額分に相当する保
険料を算出し、算出した保険料を、当該保険対象を特定
する情報と共に保険料配分部270に出力する。
【0034】この場合、保険料配分部270は、支払限
度額算出部280から受信した保険料を、当該保険対象
の保険料から減じ、減額分に相当する保険料を当該保険
対象以外の保険対象に再配分する。この場合の配分割合
は、最初の保険料配分割合と同じであることが望まし
い。
【0035】合計限度額設定部290は、顧客端末40
0から顧客が希望する合計限度額を取得し、取得した合
計限度額を保険料変更部300に送信する。
【0036】保険料変更部300は、支払限度額算出部
280から受信した保険料を、統計データベース220
内のデータ、及び合計限度額設定部290から取得した
合計限度額を用いて変更し、変更した保険料を顧客端末
400に送信する。
【0037】図10は、顧客端末400及び保険設定支
援装置200の動作の一例を示すシーケンス図である。
顧客端末400が保険設定支援装置200に対してアク
セス要求をする(S110)と、保険設定支援装置20
0の情報送信喚起部230は、希望調査データベース2
10よりリスク例を取得し(S120)、取得したリス
ク例を含む入力画面データを顧客端末400に送信する
(S130)。顧客端末400は、入力画面データを受
信すると、図6に一例を示す入力画面を表示し(S14
0)、顧客に所定のデータの入力を促す。そして、顧客
端末400は、顧客からの指示に従って入力したデータ
を保険設定支援装置200に送信する(S150)。
【0038】そして、保険設定支援装置200は、入力
データを顧客端末400から取得する(S160)と、
価値取得部260を用いて保険対象の価値を取得して設
定する(S170)と共に、補償希望取得部250を用
いて、入力データから補償希望を算出して取得する(S
180)。そして、保険設定支援装置200は、保険料
配分部270を用いて複数の保険対象に対する保険料の
配分を決定する(S190)。そして、支払限度額算出
部280を用いて支払限度額を算出する(S200)。
そして、保険料配分部270及び支払限度額算出部28
0を用いて保険料及び支払限度額の修正を行った(S2
05)後、修正後の支払限度額及び配分した保険料を含
む保険条件を顧客端末400に送信する(S210)。
【0039】そして、顧客端末400は、保険設定支援
装置200から保険条件を受信すると、受信した保険条
件を表示し(S220)、顧客にその保険条件で良いか
どうかを確認させる。そして顧客が合計限度額の設定を
希望した場合(S230)、顧客が設定した合計限度額
を保険設定支援装置200に送信する(S240)。ま
た、顧客が合計限度額の設定を希望しなかった場合(S
230)、顧客端末400及び保険設定支援装置200
は動作を終了する。
【0040】保険設定支援装置200は、顧客端末40
0から合計限度額の設定を希望する旨及び合計限度額を
受信すると、保険料変更部300を用いて合計限度額を
設定するとともに(S250)、保険料変更部300を
用いて保険料を変更する(S260)。そして、変更し
た保険料を含む保険条件を顧客端末400に送信する
(S270)。そして、顧客端末400は、受信した保
険条件を表示し(S280)、動作を終了する。
【0041】図11は、図10のS205の詳細を示
す。支払限度額算出部280は、一の保険対象を選択す
る(S310)。そして、支払限度額算出部280は、
選択した保険対象において、支払限度額が当該保険対象
の価値より大きかった場合(S320)、当該保険対象
の支払限度額を価値に合わせた(S330)後、支払限
度額の減額分を算出し(S340)、減額した支払限度
額に相当する保険料を算出する(S350)。そして、
保険料配分部270に当該保険対象を特定する情報と算
出した保険料を示す情報を送信する。保険料配分部27
0は、支払限度額算出部280から上記した2つの情報
を受信すると、受信した情報に該当する保険対象の保険
料を、受信した保険料ほど減ずる(S360)。そし
て、保険料配分部270は、保険料の減額分を他の保険
対象の保険料に再配分する(S370)。すべての保険
対象を選択するまで上述した動作を繰り返すことで、上
述した動作をすべての保険対象に対して行う(S38
0)。
【0042】図12は、図10のS260の詳細を示
す。保険料変更部300は、統計データベース220を
用いて、合計限度額が適用された場合に支払われる保険
金の期待値を算出する(S410)とともに、合計限度
額が適用されない場合に支払われる保険金の期待値を算
出する(S420)。そして、保険料変更部300は、
これら2つの期待値の比を算出により取得し(S43
0)、期待値の比と保険料との比が一致するように、保
険料を変更する(S440)。
【0043】従って、保険設定支援装置200を用いる
ことで、顧客は、保険料を適切に複数の保険対象に対し
て分配することが可能となる。また、同一の原因に起因
して支払われる保険金の合計値の限度額である合計限度
額を設定することで、保険の過度の加入を防ぐこともで
きる。
【0044】図13は、保険設定支援装置200のハー
ドウェア構成を示すブロック図である。保険設定支援装
置200は、CPU700と、ROM702と、RAM
704と、通信インターフェース706とを備える。C
PU700は、ROM702及びRAM704に格納さ
れたプログラムに基づいて動作する。通信インターフェ
ース706は、インターネットやイントラネット等、通
信網を介して外部と通信する。格納装置の一例としての
ハードディスクドライブ710は、設定情報及びCPU
700が動作するプログラムを格納する。
【0045】フロッピーディスクドライブ712はフロ
ッピー(登録商標)ディスク714からデータまたはプ
ログラムを読み取りCPU700に提供する。CD−R
OMドライブ716はCD−ROM718からデータま
たはプログラムを読み取りCPU700に提供する。通
信インターフェース706は、インターネット網10に
接続してデータを送受信する。
【0046】CPU700が実行するソフトウエアは、
フロッピーディスク714またはCD−ROM718等
の記録媒体に格納されて利用者に提供される。記録媒体
に格納されたソフトウエアは圧縮されていても非圧縮で
あっても良い。ソフトウエアは記録媒体からハードディ
スクドライブ710にインストールされ、RAM704
に読み出されてCPU700により実行される。
【0047】記録媒体に格納されて提供されるソフトウ
エア、即ちハードディスクドライブ710にインストー
ルされるソフトウェアは、機能構成として、情報送信喚
起モジュール、意識情報取得モジュール、補償希望取得
モジュール、価値取得モジュール、保険料配分モジュー
ル、支払限度額算出モジュール、合計限度額設定モジュ
ール、及び保険料変更モジュールを備える。これらの各
モジュールがコンピュータに働きかけてCPU700に
行わせる処理は、それぞれ本実施の形態における保険設
定支援装置200における、対応する部材の機能及び動
作と同一であるから説明を省略する。図13に示した、
記録媒体の一例としてのフロッピーディスク714また
はCD−ROM718には、本出願で説明する全ての実
施形態における保険設定支援装置200の動作の一部ま
たは全ての機能を格納することができる。
【0048】これらのプログラムは記録媒体から直接R
AMに読み出されて実行されても、一旦ハードディスク
ドライブにインストールされた後にRAMに読み出され
て実行されても良い。更に、上記プログラムは単一の記
録媒体に格納されても複数の記録媒体に格納されても良
い。また記録媒体に格納されるモジュールは、オペレー
ティングシステムとの共同によってそれぞれの機能を提
供してもよい。例えば機能の一部または全部を行うこと
をオペレーティングシステムに依頼し、オペレーティン
グシステムからの応答に基づいて機能を提供するもので
あってもよい。
【0049】記録媒体としては、フロッピーディスク、
CD−ROMの他にも、DVD等の光学記録媒体、MD
等の磁気記録媒体、PD等の光磁気記録媒体、テープ媒
体、磁気記録媒体、ICカードやミニチュアーカードな
どの半導体メモリー等を用いることができる。又、専用
通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバ
システムに設けたハードディスクまたはRAM等の格納
装置を記録媒体として使用し、通信網を介してプログラ
ムを保険設定支援装置200に提供してもよい。このよ
うな記録媒体は、保険設定支援装置200を製造するた
めのみに使用されるものであり、そのような記録媒体の
業としての製造および販売等が本出願に基づく特許権の
侵害を構成することは明らかである。
【0050】(第2の例)図14は、本実施形態の第2
の例に係る保険設定支援装置200の構成を示す。本例
において、保険設定支援装置200は、希望調査データ
ベース210、情報送信喚起部230、意識情報取得部
240、補償希望取得部250、価値取得部260、及
び支払限度額算出部320を備える。支払限度額算出部
320以外の構成は、第1の例に係る保険設定支援装置
200の対応する機能と同じであるため、説明を省略す
る。
【0051】支払限度額算出部320は、補償希望取得
部250から取得した補償希望情報を用いて各保険対象
に関する支払限度額の推奨値を算出し、外部、例えば顧
客端末に出力する。より詳細には、図9に示すように、
保険事故の予想発生頻度を、顧客からの回答に基づき判
断する。そして、顧客から受信した保険事故における損
害予想額を受信する。そして、これらの積に基づき、支
払限度額の推奨値を算出する。例えば、積を所定倍した
値を、支払限度額とする。
【0052】また、支払限度額算出部320は、図9の
例における予想発生頻度と、顧価値取得部260が算出
した保険対象の価値との積に基づき、支払限度額の推奨
値を算出してもよい。例えば、積を所定倍した値を、支
払限度額とする。また、価値取得部260が算出した保
険対象の価値をそのまま支払限度額の推奨値としてもよ
い。
【0053】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を
加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、
特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0054】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば、顧客は、保険料を適切に保険対象に対して分配
することが可能となる。また、同一の原因に起因して支
払われる保険金の合計値の限度額である合計限度額を設
定することで、保険の過度の加入を防ぐこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である保険設定支援装置
200を含むシステムを示す。
【図2】保険設定支援装置200の構成を示す。
【図3】希望調査データベース210の一例を示す。
【図4】希望調査データベース210の他の例を示す。
【図5】統計データベース220の一例を示す。
【図6】顧客端末400の表示例の一例を示す。
【図7】希望調査データベース210が図4の構成を取
った場合の補償希望取得部250の動作例を説明する図
である。
【図8】希望調査データベース210が図4の構成を取
った場合の補償希望取得部250の他の動作例を説明す
る図である。
【図9】補償希望取得部250の他の動作例を説明する
図である。
【図10】顧客端末400及び保険設定支援装置200
の動作の一例を示すシーケンス図である。
【図11】図10のS205の詳細を示す。
【図12】図10のS260の詳細を示す。
【図13】保険設定支援装置200のハードウェア構成
を示すブロック図である。
【図14】第2の例に係る保険設定支援装置200の構
成例を示す。
【符号の説明】
200 保険設定支援装置 210 希望調査データベース 220 統計データベース 230 情報送信喚起部 240 意識情報取得部 250 補償希望取得部 260 価値取得部 270 保険料配分部 280 支払限度額算出部 290 合計限度額設定部 300 保険料変更部 320 補償額算出部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客が保険を決定することを支援する保
    険設定支援装置であって、 保険対象の価値を示す価値情報を取得する価値取得部
    と、 前記保険対象に関する保険への加入を希望し又は希望す
    る可能性のある加入希望者が有する、前記価値の損失に
    対する補償への希望に対して、相関性を有する補償希望
    情報を取得する補償希望取得部と、 前記価値及び前記補償希望情報の少なくとも一方を用い
    て、前記保険対象への保険料の配分を決定する保険料配
    分部と、 を備えることを特徴とする保険設定支援装置。
  2. 【請求項2】 前記保険料配分部は、前記価値と前記補
    償希望情報の双方を用いて保険料の配分を決定すること
    を特徴とする請求項1に記載の保険設定支援装置。
  3. 【請求項3】 前記配分された保険料から、前記保険対
    象に対する保険金の支払限度額を算出する支払限度額算
    出部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の
    保険設定支援装置。
  4. 【請求項4】 前記支払限度額算出部は、前記支払限度
    額算出部が算出した支払限度額が前記保険対象の価値を
    越える場合に、前記支払限度額を前記保険対象の価値に
    合わせて修正し、 前記保険料配分部は、前記支払限度額算出部が算出した
    支払限度額が前記保険対象の価値を越えると前記支払限
    度額判断部が判断した場合に、前記支払限度額の減額分
    に相当する保険料を当該保険対象の保険料から減ずるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の保険設定支援装置。
  5. 【請求項5】 前記保険料配分部は、前記保険対象が複
    数の場合、前記保険料の減額分を、当該保険対象を除い
    た他の前記保険対象に、既に配分済みの保険料の割合に
    従って再配分することを特徴とする請求項4に記載の保
    険設定支援装置。
  6. 【請求項6】 前記保険対象が複数の場合に、前記複数
    の保険対象に対し、同一の原因に起因して複数の保険対
    象に対して支払われる保険金の合計値の限度額である合
    計限度額を設定する合計限度額設定部と、 前記保険対象が複数の場合に、前記合計限度額設定部が
    設定した合計限度額を用いて前記配分後の保険料の各々
    を変更する保険料変更部と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の保険設定支
    援装置。
  7. 【請求項7】 前記保険料変更部は、前記合計限度額が
    適用された場合に支払われる保険金の期待値と、前記合
    計限度額が適用されない場合に支払われる保険金の期待
    値との比を取得し、この比を用いて前記保険料を変更す
    ることを特徴とする請求項6に記載の保険設定支援装
    置。
  8. 【請求項8】 前記加入希望者の前記保険対象に対する
    意識を特定するために用いる意識情報の送信を、当該加
    入希望者に促す表示を行う情報送信喚起部と、 前記意識情報を前記加入希望者から取得する意識情報取
    得部と、 を更に備え、 前記補償希望取得部は、前記加入希望者の意識情報を用
    いて前記補償希望情報を取得することを特徴とする請求
    項1に記載の保険設定支援装置。
  9. 【請求項9】 前記情報送信喚起部は、前記加入希望者
    に、前記保険対象に関する質問文の表示と、前記質問文
    に対する回答を前記意識情報として送信することを促す
    表示と、を行い、 前記意識情報取得部は、前記質問文に対する回答を前記
    意識情報として受信することを特徴とする請求項8に記
    載の保険設定支援装置。
  10. 【請求項10】 前記情報送信喚起部は、前記質問文と
    して、前記保険対象の損害例を表したリスク例を使用
    し、 前記意識情報取得部は、前記回答として、前記リスク例
    の重要度に対して順位付けを行った順位情報を受信する
    ことを特徴とする請求項9に記載の保険設定支援装置。
  11. 【請求項11】 前記情報送信喚起部は、前記質問文と
    して、前記保険対象の損害例を表したリスク例を使用
    し、 前記意識情報取得部は、前記回答として、前記リスク例
    の重要度を評価した評価情報を受信することを特徴とす
    る請求項9に記載の保険設定支援装置。
  12. 【請求項12】 前記意識情報取得部は、前記意識情報
    として、前記加入希望者が保険事故発生頻度として予想
    する予想発生頻度及び一保険事故当たりの予想損害額を
    取得し、 前記補償希望取得部は、前記予想発生頻度及び前記予想
    損害額を用いて前記補償希望情報を取得することを特徴
    とする請求項8に記載の保険設定支援装置。
  13. 【請求項13】 前記意識情報取得部は、保険事故が発
    生した後、前記保険対象に関して顧客が自ら行うと予想
    する予想行動を更に取得し、 前記補償希望取得部は、更に前記予想行動を用いて前記
    補償希望情報を取得することを特徴とする請求項12に
    記載の保険設定支援装置。
  14. 【請求項14】 顧客が保険を決定することを支援する
    保険設定支援装置であって、 保険の加入を希望する加入希望者の端末に、一又は複数
    の保険対象に関する質問を送信する質問送信部と、 前記質問送信部に対する回答を前記端末から受信する受
    信部と、 前記受信部が受信した回答を用いて、前記一又は複数の
    保険対象に対してかけるべき支払限度額を特定する情報
    を算出する支払限度額算出部とを備えることを特徴とす
    る保険設定支援装置。
  15. 【請求項15】前記質問送信部は、前記質問と共に、前
    記質問に対する複数の回答候補を送信し、 前記取得部は、前記端末にて選択された一の前記回答候
    補を、前記回答として受信することを特徴とする請求項
    14に記載の保険設定支援装置。
  16. 【請求項16】 顧客が保険を決定することを支援する
    方法であって、 保険設定支援装置が、保険対象の価値を取得し、 前記保険設定支援装置が、前記保険対象に関する保険へ
    の加入を希望し又は希望する可能性のある加入希望者が
    有する、前記価値の損失に対する補償への希望に対し
    て、相関性を有する補償希望情報を取得し、 前記保険設定支援装置が、前記価値と、前記補償希望情
    報の少なくとも一方を用いて、前記保険対象への保険料
    の配分を決定することを特徴とする保険設定支援方法。
  17. 【請求項17】 顧客が保険を決定することを支援す
    る、コンピュータにて実行可能なプログラムであって、 前記コンピュータに、保険対象の価値を取得させる機能
    と、 前記保険対象に関する保険への加入を希望し又は希望す
    る可能性のある加入希望者が有する、前記価値の損失に
    対する補償への希望に対して、相関性を有する補償希望
    情報を取得させる機能と、 前記価値と、前記補償希望情報との少なくとも一方を用
    いて、前記保険対象への保険料の配分を決定させる機能
    と、 を実現させることを特徴とするプログラム。
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