JP2002358244A - 出力時間管理装置及び出力時間管理方法 - Google Patents

出力時間管理装置及び出力時間管理方法

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JP2002358244A
JP2002358244A JP2002006149A JP2002006149A JP2002358244A JP 2002358244 A JP2002358244 A JP 2002358244A JP 2002006149 A JP2002006149 A JP 2002006149A JP 2002006149 A JP2002006149 A JP 2002006149A JP 2002358244 A JP2002358244 A JP 2002358244A
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浩一 ▼たか▲峯
Koichi Takamine
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、データの出力時間を制限することがで
きなかった。 【解決手段】 管理対象データがCRT207により表
示された累積時間を計測する計測手段208と、上記管
理対象データの出力が許容されている上限時間と、上記
計測手段208が計測した累積時間とを比較する比較手
段210と、その比較手段210が比較した比較結果に
基づいて、上記管理対象データの表示を制御する制御手
段205とを備えたPC2を用いて、上記管理対象デー
タの出力時間を制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管理対象データが
ディスプレイやスピーカ等の出力手段により出力された
累積時間に基づいて、上記管理対象データの出力を制御
する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル技術の向上とネットワ
ーク技術の広範な普及により、画像、音声又は文書デー
タ等のコンテンツ(以下、原データという。)が劣化す
ることなく不特定多数のクライアントに瞬時に配信可能
となった。
【0003】クライアントは、配信された原データを自
由に閲覧することができ、さらには上記配信された原デ
ータを殆ど劣化させることなくハードディスクドライブ
(HDD)や可搬媒体に複製することが可能となった。
【0004】ところで、ディジタル化された原データ
は、コピーを何世代に亘って行なっても品質が劣化しな
いため、いわゆる違法コピー等により原データの著作権
は侵害され易い。
【0005】例えば、権原の無い第三者は、インターネ
ットを介して取得した原データや、可搬媒体に記録され
ている原データをパーソナルコンピュータ等に取り込ん
だ後に、原データを流用することも可能である。
【0006】そこで、原データの著作権を厳しく保護す
るために、原データを「暗号鍵」で暗号化して記録媒体
に記録し、「復号鍵」を用いて復元するCPRM(Co
ntent Protection for Reco
rdable Media)等の暗号化技術や、原デー
タの送信機器と受信機器に搭載されている著作権保護技
術の種類を相互に確認して「鍵情報」などを交換する相
互認証技術が用いられている。それらの方法により、原
データの「私的複製」を制限し、著作権を保護するので
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たCPRM等の暗号化技術や相互認証技術を用いても、
権原の無い第三者が原データを何らかの手段により取得
し復元した後は、その第三者は復元した原データを自由
に何時間でも閲覧できることになる。いいかえると、上
記第三者によって原データが復元された後は、原データ
は何時間でも表示され得ることになる。そのため、表示
された原データの著作権を保護することは困難である。
【0008】また上述した原データの著作権を保護する
という目的以外に、原データの表示時間を制限したい場
合がある。例えば、コンテンツ提供者が、コンテンツ提
供サーバを用い、インターネット等のネットワークを介
して、原データとして通信教育の問題をクライアントに
配信する、というサービスを実施する場合である。その
サービスでは、クライアントは、配信された問題を閲覧
し、その問題に回答を書き込んで問題及び回答をネット
ワークを介して配布元に返信する。そして、コンテンツ
提供者が、返信されてきた回答を採点し、クライアント
の学力を判断するのである。
【0009】その際、クライアントの学力を適切に判断
するために、クライアントの学力レベルに応じて回答時
間を制限することが必要になる。例えば、5つの問題を
標準の学力レベルのクライアントが回答する場合であれ
ば回答制限時間を1時間とし、初級レベルのクライアン
トが回答する場合であれば回答制限時間を1時間15分
とする、ということが必要になる。
【0010】しかしながら、従来は、回答時間を制限す
ることが困難であった。なぜなら、配信された問題の表
示時間を制限できなかったからである。そのため、クラ
イアントは、取得した原データを何時間でも閲覧でき、
クライアントが何時間かけて回答したのかは不明であ
り、クライアントの学力を適切に判断することができな
い。
【0011】このように、従来は、原データの表示時間
を制限することはできなかった。
【0012】ここまでは、原データは表示手段に表示さ
れるデータであることを前提として課題を説明したが、
原データが音で出力されるデータであっても、従来は、
原データの出力時間を制限することはできなかった。そ
のため、音で出力されるデータが復元された後の、その
データの著作権を保護することは困難であった。
【0013】そこで、本発明は、上述した課題を考慮
し、管理対象データが出力手段により出力される時間を
制限するために、上記管理対象データが上記出力手段に
より出力された累積時間に基づいて、上記管理対象デー
タの出力を制御する出力時間管理装置、出力時間管理シ
ステム、及び出力時間管理方法、並びに上記管理対象デ
ータの出力を制御するためのプログラムを提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し上記目
的を達成するため、本発明の出力時間管理装置は、管理
対象データが出力手段により出力された累積時間を計測
する計測手段を備える。そして、本発明の出力時間管理
装置は、管理対象データの出力が許容されている上限時
間と上記計測手段が計測した累積時間とを比較する比較
手段と、その比較手段が比較した比較結果に基づいて、
管理対象データの出力を制御する制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0015】このような出力時間管理装置によれば、管
理対象データの出力時間を制限することができる。
【0016】また、本発明の出力時間管理システムは、
少なくとも管理対象データをネットワークを介して送信
するデータ送信装置と、そのデータ送信装置からの管理
対象データを受信するデータ受信装置と、そのデータ受
信装置が受信した管理対象データを出力する出力装置と
を備える。そして、本発明の出力時間管理システムは、
管理対象データが上記出力装置により出力された累積時
間を計測する計測装置と、管理対象データの出力が許容
されている上限時間と上記計測装置が計測した累積時間
とを比較する比較装置と、その比較装置が比較した比較
結果に基づいて、管理対象データの出力を制御する制御
装置とを備えたことを特徴とする。
【0017】このような出力時間管理システムによれ
ば、ネットワークを介して管理対象データを送受信する
場合においても、管理対象データの出力時間を制限する
ことができる。
【0018】また、本発明の出力時間管理システムは、
管理対象データ及びその管理対象データの出力が許容さ
れている上限時間の情報を記録媒体に記録する記録装置
と、上記記録媒体に記録されている管理対象データ及び
上記上限時間を読み取る読取装置と、その読取装置によ
って読み取られた管理対象データを出力する出力装置と
を備える。そして、本発明の出力時間管理システムは、
管理対象データが上記出力装置により出力された累積時
間を計測する計測装置と、上記読取装置によって読み取
られた上記上限時間と上記計測装置によって計測された
累積時間とを比較する比較装置と、上記比較装置が比較
した比較結果に基づいて、上記管理対象データの出力を
制御する制御装置とを備えたことを特徴とする。
【0019】このような出力時間管理システムによれ
ば、管理対象データを記録媒体に記録し、その記録媒体
から管理対象データを読み取る場合においても、管理対
象データの出力時間を制限することができる。
【0020】また、本発明の出力時間管理方法は、管理
対象データが出力手段により出力された累積時間を計測
する計測ステップを備える。そして、本発明の出力時間
管理方法は、管理対象データの出力が許容されている上
限時間と上記計測ステップにおいて計測した累積時間と
を比較する比較ステップと、その比較ステップにおいて
比較した比較結果に基づいて、管理対象データの出力を
制御する制御ステップとを備えたことを特徴とする。
【0021】このような出力時間管理方法によれば、管
理対象データの出力時間を制限することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して具体的に説明する。
【0023】(実施の形態1)本発明の実施の形態1に
おける出力時間管理システムの構成をその動作とともに
説明する。
【0024】図1に、本実施の形態1における出力時間
管理システムの構成を示す。図1に示すように、本実施
の形態1の出力時間管理システムは、所定の管理対象デ
ータAを配信するサーバ1と、そのサーバ1からの上記
管理対象データAをダウンロードして表示するパーソナ
ルコンピュータ(PC)2(そのPC2は出力時間管理
装置の一例である。)とで構成されている。それらサー
バ1とPC2は、ローカルエリアネットワーク(LA
N)やインターネット等のネットワーク(以下、単にネ
ットワークという。)3により接続されている。
【0025】また、図2から図4に、本実施の形態1に
おける出力時間管理システムの動作手順を示す。以下で
は、図1から図4を用いて、本実施の形態1における出
力時間管理システムの動作を説明する。
【0026】まず、PC2を利用するクライアントは、
上記管理対象データAをダウンロードしたいと考えた場
合、その旨の操作をPC2に対して行なう。そうする
と、PC2の通信手段201は、上記管理対象データA
を配信させるための配信要求と、上記管理対象データA
の名称等の上記管理対象データAを識別するための識別
情報とで構成される利用要求をサーバ1に対して送信す
る。
【0027】サーバ1では、通信手段101がPC2か
らの上記利用要求を受信し、検索手段102が、上記利
用要求に含まれる上記管理対象データAを識別するため
の識別情報に基づいて、コンテンツ記憶手段103に上
記管理対象データAが存在するか否かを検索する。その
検索の結果、上記管理対象データAがコンテンツ記憶手
段103に存在することがわかった場合、暗号化手段1
04は、上記管理対象データAを暗号化するための共通
鍵暗号化方式の暗号化鍵を生成し、その暗号化鍵を用い
て上記管理対象データAを暗号化する(S1)。それと
ともに、暗号化手段104は、生成した上記暗号化鍵を
鍵記憶手段112に格納する。
【0028】次に、暗号化手段104は、上記管理対象
データAの種類、作成日時、上記管理対象データAの表
示が許容されている上限時間の情報(以下、上限時間情
報Bという。)、識別番号、作成者、上記管理対象デー
タAを配布するサーバ1のアドレス等で構成される上記
管理対象データAに関する管理情報を、サーバ1の公開
鍵暗号方式の公開鍵で暗号化する(S2)。ここで、上
記上限時間について具体例を用いて説明を補充する。例
えば上記上限時間が50時間であるとすると、上記管理
対象データAがPC2に転送された場合、その管理対象
データAがPC2に設けられているCRT207の画面
に表示可能な時間は50時間である。
【0029】さらに、暗号化手段104は、配信途中で
の上記管理情報が改竄されることを防止する目的で、上
記公開鍵で暗号化した上記管理情報に、ディジタル署名
を施す(S3)。なお、上記検索手段102が行なった
検索の結果、上記管理対象データAがコンテンツ記憶手
段103に存在しないことがわかった場合、検索手段1
02は、通信手段101に対してその旨の情報をPC2
へ送信させる。なお、本実施の形態1では、以下の説明
の便宜上、上記管理対象データAはコンテンツ記憶手段
103に存在しているものとする。
【0030】さて次に、埋め込み手段105は、暗号化
手段104によって暗号化された上記管理対象データA
に、暗号化された上記管理情報、上記ディジタル署名、
及びサーバ1のディジタル証明書を、第三者が検知でき
ないように、電子透かし法により埋め込む(S4)。な
お以下では、上記の暗号化された上記管理情報、ディジ
タル署名、及びサーバ1のディジタル証明書を、電子透
かし情報として説明する場合もある。
【0031】そして、送信データ作成手段106は、上
述のように埋め込まれた電子透かし情報を取り出して解
釈するためのプログラムであって、その電子透かし情報
に含まれている所定の事項を実行するための実行プログ
ラムを、プログラムメモリ107から抽出する(S
5)。また、送信データ作成手段106は、送信後の上
記管理対象データAの表示時間を管理するための時間管
理プログラムをプログラムメモリ107から抽出する。
【0032】その後、送信データ作成手段106は、P
C2が上記実行プログラム及び上記時間管理プログラム
をダウンロードするためのダウンロードプログラムを作
成し、上記の電子透かし情報が埋め込まれているととも
に、暗号化されている管理対象データAに、上記ダウン
ロードプログラムを付加して、図5に示すような送信デ
ータを作成する。そうすると、通信手段101は、上記
送信データをPC2に送信する(S6)。
【0033】ここで、上記埋め込み手段105が行なう
電子透かし(digital watermark)の
技術について説明する。
【0034】電子透かしとは、画像や音声等を含むマル
チメディア・データに特定の情報(例えば、著作権情報
・コピーなどの制限情報・サイン・ロゴマーク等)を埋
め込み、隠し持たせる技術である。電子透かしには、埋
め込んだ情報が見える電子透かしと、聴覚的・視覚的に
検出するのが難しいレベルで情報を埋め込み、その情報
を隠し持たせる見えない電子透かしとがある。
【0035】この電子透かしの技術は、 本来の目的である著作権情報を記録する用途 画像等の配布先を透かし情報に含めて、違法コピーが
行われた場合に、違法コピー者を追跡する用途 コピープロテクトを透かしの形式で組み込み、違法コ
ピーを防止する用途等に用いられる。
【0036】本実施の形態1では、埋め込み手段105
は、後者の見えない電子透かし技術を用いて、暗号化さ
れた上記管理対象データAに、上記上限時間情報Bを含
む管理情報を埋め込む。
【0037】ところで、透かし情報(例えば上記管理情
報)を、原信号(例えば上記管理対象データA)に埋め
込む方式には、原信号に直接埋め込む方式と、原信号を
周波数成分に変換した後に透かし情報を埋め込み、その
後、周波数成分を逆変換して透かし情報を埋め込んだ信
号を生成する方式との2方式がある。
【0038】次に、上記の2方式について、図6、図7
を用いて説明する。図6は、原信号に透かし情報を直接
埋め込む方式を説明するためのブロック図である。その
直接埋め込む方式では、図6に示すように、原信号60
1と透かし情報602を直接加算して透かし情報を埋め
込んだ信号603を生成する。この方式は、透かし情報
を埋め込んだ信号の生成処理が軽いので、リアルタイム
に透かし情報を検出しなければならないような使途に適
している。但し、後述の周波数成分に透かし情報を埋め
込む方式よりも、埋め込んだ透かし情報が除去され易
い、という欠点がある。
【0039】図7は、原信号を高速フーリエ変換(以
下、FFTという。FFT=FastFourier
Transform)等により周波数成分に変換した
後、特定の周波数成分に透かし情報を埋め込む方式を説
明するためのブロック図である。上記周波数成分に変換
した後に透かし情報を埋め込む方式では、図7に示すよ
うに、原信号701は、直行変換手段702によりFF
T等の周波数変換が施される。そして、直行変換手段7
02の出力と透かし情報703は加算された後、逆変換
手段704により、FFT逆変換が施されて透かし情報
が埋め込まれた信号705が生成される。
【0040】なお、信号を周波数成分に変換する方法と
しては、上記FFT以外に、画像圧縮の国際標準MPE
GやJPEGで採用されている直行変換方法である離散
コサイン変換(以下、DCTという。DCT=Disc
rete Cosine Transform)もあ
る。
【0041】さて、上記送信データがサーバ1からPC
2に送信されると、PC2では、通信手段201が上記
送信データを受信する。そうすると、抽出手段202
は、上記送信データからダウンロードプログラムを取り
出す(S11)。そのダウンロードプログラムは、暗号
化された上記管理対象データAに単に付加されたもので
あるので、抽出手段202はダウンロードプログラムを
容易に取り出すことができる。なお、上記ダウンロード
プログラムは、それを実行するハードウエアの機種に依
存しないJAVA(登録商標)のような、中間言語プロ
グラムを実行する機能を有する中間言語形式で記述され
ていることが好ましい。また、上記管理対象データA
は、記憶手段213に格納される。
【0042】次に、ダウンロード手段203は、取り出
されたダウンロードプログラムを利用して、上記実行プ
ログラム及び上記時間管理プログラムをサーバ1からダ
ウンロードする(S12)。それらダウンロードされた
上記実行プログラム及び上記時間管理プログラムは、プ
ログラムメモリ211に格納される。
【0043】その後、管理手段204は、ダウンロード
された上記実行プログラムを用いて、公開鍵暗号方式に
おけるクライアントの公開鍵と秘密鍵の鍵ペアを生成す
るとともに、クライアント自身の秘密鍵で署名した自己
署名形式のディジタル証明書を作成する(S13)。
【0044】そして、管理手段204は、暗号化された
上記管理対象データAから、電子透かし法により埋め込
まれた管理情報及びディジタル署名を、上記実行プログ
ラムを用いて取り出す(S14)。
【0045】さらに、管理手段204は、取り出した管
理情報中のディジタル証明書に含まれるサーバ1の公開
鍵暗号方式の公開鍵により、取り出した管理情報中の暗
号化された上記管理対象データAの種類、作成日時、上
限時間情報B、識別番号、作成者等と、ディジタル署名
とを復号した上で、検証する。そして、検証結果が正し
ければ、管理手段204は、暗号化された上記管理対象
データAの種類、作成日時、上限時間情報B等の情報
と、クライアントの名前と、作成した自己署名形式のデ
ィジタル証明書とに対して、クライアントの公開鍵暗号
方式の秘密鍵でディジタル署名を行なう(S15)。ま
た、管理手段204は、上限時間情報Bを時間情報メモ
リ212に格納する。
【0046】そうすると、通信手段201は、管理手段
204によってディジタル署名が施された情報、例えば
上記管理対象データAの種類、作成日時、上限時間情報
B等の情報と、クライアント名と、作成された上記自己
署名形式のディジタル証明書とをネットワーク3を介し
てサーバ1へ送信する(S16)。
【0047】その送信された情報は、サーバ1におい
て、通信手段101によって受信され、サーバ1の管理
手段108は、受信された情報中の自己署名形式のディ
ジタル証明書に含まれるクライアントの公開鍵暗号方式
の公開鍵で、受信された情報中のディジタル署名を検証
する(S17)。
【0048】ディジタル署名の検証結果が正しければ、
復号手段109は、PC2から送信された情報のうち、
暗号化された上記管理対象データAに関する管理情報を
取り出し、それをサーバ1の公開鍵暗号方式の秘密鍵で
復号する。
【0049】そして、管理手段108は、復号された管
理情報について、管理対象データAの種類、作成日時、
時間管理情報等を検証し、その検証結果が正しければ、
上記管理対象データAを暗号化する際に用いられ、鍵記
憶手段112に格納されている暗号化鍵を、その鍵記憶
手段112から取り出す。
【0050】次に、暗号化手段104は、鍵記憶手段1
12から取り出された暗号化鍵を、通信手段101によ
って受信されたPC2からの情報中の、クライアントの
自己署名形式のディジタル証明書に含まれるクライアン
トの公開鍵暗号方式の公開鍵により暗号化した上で、デ
ィジタル署名を施す。そして、通信手段101は、上記
クライアントの公開鍵により暗号化された暗号化鍵をネ
ットワーク3を介してPC2へ送信する(S18)。
【0051】PC2では、通信手段201が、サーバ1
から送信されてきた上記クライアントの公開鍵により暗
号化された暗号化鍵を受信し、管理手段204が、その
暗号化鍵をクライアントの公開鍵暗号方式の秘密鍵で復
号するとともに、ディジタル署名を検証し(S21)、
制御手段205は、ダウンロードされた上記時間管理プ
ログラムをスタンバイ状態にする(S22)。
【0052】そして、管理手段204によって、ディジ
タル署名の検証結果が正しいという結果が得られたなら
ば、実行手段206は、管理手段204によって復号さ
れた暗号化鍵を用いて、記憶手段213に格納された上
記管理対象データAを復元し、表示手段としてのCRT
207の画面に、上記管理対象データAを表示させ始め
る(S23)。
【0053】また、管理対象データAがCRT207の
画面に表示され始めると同時に、制御手段205は上記
時間管理プログラムを動作させる。その時間管理プログ
ラムに基づいて、計測手段208は、タイマー209が
カウントする時刻を利用し、上記管理対象データAがC
RT207に表示された時間を計測し始める。それとと
もに、比較手段210は、上記上限時間と上記計測手段
208によって計測された累積時間とを比較し始め、制
御手段205は、計測手段208によって計測された累
積時間が上記上限時間に達していないかどうかを監視す
る(S24)。
【0054】比較手段210による比較の結果、上記計
測手段208によって計測された累積時間が上記上限時
間内にあれば(S25)、制御手段205は、上記管理
対象データAのCRT207への表示を続行させるとと
もに、上記管理対象データAのCRT207への表示を
続行するか又は停止するかをユーザーに選択させるメッ
セージを、CRT207の表示画面に表示させる(S2
6)。そのメッセージに対して、ユーザーが、表示の停
止を選択し、その旨の操作をPC2に対して行なった場
合、制御手段205は、上記管理対象データAのCRT
207への表示を停止するとともに、計測手段208
は、上記管理対象データAがCRT207に表示された
時間の計測を終了し(S26)、さらに、比較手段21
0は、上記上限時間から上記計測手段208によって計
測された累積時間を差し引いて、上記上限時間を更新す
る。それに対して、ユーザーが表示の続行を選択した場
合、又はいずれの選択もしなかった場合、制御手段20
5は、上記管理対象データAのCRT207への表示を
続行する。そして、上記の計測手段208によって計測
された累積時間が上記上限時間に達していないかどうか
を監視する手順(S24)に戻る。
【0055】他方、比較手段210による比較の結果、
上記計測手段208によって計測された累積時間が上記
上限時間に達したことがわかった場合(S25)、制御
手段205は、上記管理対象データAのCRT207へ
の表示を強制的に停止する(S27)。それとともに、
制御手段205は、上記管理対象データAを記憶手段2
13から削除する。
【0056】上述したように、本実施の形態1の出力時
間管理システムによれば、管理対象データAの表示時間
を制限することができる。その結果、権原の無い第三者
が何らかの不正手段により上記管理対象データAを復元
することができた場合であっても、上記管理対象データ
Aの表示時間を制限することにより、上記管理対象デー
タAの著作権を従来よりも保護することができる。
【0057】なお、上述した実施の形態では、上記計測
手段208によって計測された累積時間が上記上限時間
内にある場合、上記管理対象データAのCRT207へ
の表示を続行するか又は停止するかをユーザーに選択さ
せるメッセージが、CRT207の表示画面に表示され
るとした。そのとき、ユーザーが表示の停止を選択する
と、制御手段205によって、上記管理対象データAの
CRT207への表示は停止する。しかしながら、その
後、ユーザーが、上記管理対象データAをCRT207
の画面に表示させる操作をPC2に対して行なうと、上
記管理対象データAは、更新された上記上限時間に限っ
て表示可能となる。つまり、上記管理対象データAは、
サーバ1から送信されてきた上限時間情報Bの当初の上
限時間に限って表示可能となる。
【0058】また、上述した実施の形態では、計測手段
208は、タイマー209がカウントする時刻を利用
し、上記管理対象データAがCRT207に表示された
時間を計測するとした。しかしならが、例えばPC2が
サーバ1と常時接続している場合など、PC2の通信手
段201がネットワーク3を介して外部から時刻情報を
取得し(この場合の通信手段201は、時刻情報取得手
段として機能する。)、計測手段208が、その外部か
らの時刻情報を利用して、上記管理対象データAがCR
T207に表示された時間を計測するとしてもよい。こ
こで、通信手段201が外部から時刻情報を取得する場
合、ネットワーク3に接続されている予め決められたサ
ーバから、通信手段201は時刻情報を取得するとして
もよい。またその際、通信手段201に予め決められた
サーバから時刻情報を取得させるためのプログラムをP
C2に組み込んでおき、そのプログラムに基づいて、通
信手段201に外部から時刻情報を取得させるようにし
てもよい。
【0059】また、上述した実施の形態では述べなかっ
たが、サーバ1は、PC2に上記管理対象データAを送
信した後に、上記上限時間を削除する情報又は変更する
情報をPC2に送信してもよい。そうすると、PC2の
通信手段201が上記上限時間を削除する情報又は変更
する情報を受信し、その情報が上限時間を削除する情報
であれば、制御手段205は、上記管理対象データAの
出力を、計測手段208によって計測された累積時間に
かかわらずクライアントの指示に基づいて行なう。他
方、通信手段201が上記上限時間を変更する情報を受
信したとき、制御手段205は、計測手段208によっ
て計測された累積時間が変更された上記上限時間に達し
ていないかどうかを監視する。ところで、上記上限時間
を削除する情報又は変更する情報は、本実施の形態1に
おいて説明した暗号化技術等の暗号化技術を用いて暗号
化された上で送信されることが好ましい。
【0060】また、上記上限時間の具体例について表1
を用いて説明する。
【0061】
【表1】 上記表1に示すランクAは、無制限に上記管理対象デー
タAを表示可能なレベルであり、クライアントが上記管
理対象データAを完全に買い取って閲覧するような場合
に対応する。それに対し、上記表1に示すランクB〜E
は、各々のランク毎に表示制限時間が設定されており、
制限時間が長いほど上記管理対象データAのダウンロー
ド料金が高く設定されている。しかし、ランクAの完全
買い取りの場合のダウンロード料金に比べると、表示制
限時間が最も長く設定されているランクBであっても、
ダウンロード料金は割安に設定されている。
【0062】また、上述した実施の形態1では、管理対
象データAは表示されるデータであるとしたが、管理対
象データAは音により出力されるデータであってもよ
い。その場合においても、上記上限時間を利用すること
により、管理対象データAが表示されるデータである場
合と同様に、出力時間を制限することができる。なお、
管理対象データAが音により出力されるデータである場
合、そのデータは、スピーカやイヤホン等の音出力手段
によって音として出力される。また、以下の実施の形態
においても、管理対象データAは音により出力されるデ
ータであってもよい。
【0063】また、上述した実施の形態では、PC2が
管理対象データAの出力時間を管理し、出力時間が上記
上限時間に達すれば、上記管理対象データAの出力を停
止し、削除するとした。しかしながら、サーバ1とPC
2とが常時接続している場合であれば、上記PCが行な
う上記管理対象データAの出力時間の管理を、サーバ1
が行なってもよい。その場合、PC2に設けられている
制御手段205、計測手段208、及び比較手段210
と同等の機能がサーバ1に設けられる必要がある。
【0064】さらに、上述した実施の形態1では、出力
時間管理システムは、サーバ1とPC2とで構成されて
いるとしたが、図18に示すように、上記サーバ1の替
わりに放送局のサーバ51を用い、上記PC2の替わり
にディジタルテレビ52を用いて、出力時間管理システ
ムを構成してもよい。
【0065】この場合、上記サーバ1が管理対象データ
AをPC2に送信するのに対し、放送局のサーバ51
は、上記管理対象データAとして放送用データ(例えば
放映時間が2時間である映画)をディジタルテレビ52
に送信する。そして、ディジタルテレビ52において、
上記放送用データは記憶手段213に格納される。
【0066】次に、ユーザーの指示により上記放送用デ
ータがディスプレイ502に表示されると、計測手段2
08が、上記放送用データが表示される表示時間を測定
し、比較手段210が測定された表示時間と、上記放送
用データの表示が許容されている上限時間(例えば2時
間30分)とを比較する。その比較の結果、表示時間が
上記上限時間に達した場合、制御手段205がディスプ
レイ502への表示を停止するのである。また、制御手
段205は、表示を停止させるとともに、上記放送用デ
ータを記憶手段213から削除する。
【0067】なお、上記放送用データは記憶手段213
に格納されるものと限定することはない。また、上記放
送用データを記憶手段213に一旦格納せずに、ユーザ
ーの指示に基づいて、ディジタルテレビ52が放送局の
サーバ51から上記放送用データを所定量づつ取得する
場合では、放送局のサーバ51が、ディジタルテレビ5
2のディスプレイ502から出力される上記放送用デー
タの出力時間(表示時間)の制御を行なってもよい。
【0068】また、放送局のサーバ51が送信するデー
タを受信する端末としては、上記ディジタルテレビ52
に限るものではない。上記端末として、上記ディジタル
テレビ52と同様に、上記放送用データの出力時間に基
づいて、上記放送用データの出力を制御できるSTB
(セットトップボックス)や、PDA(パーソナルディ
ジタルアシスタンス)等を用いることができる。
【0069】(実施の形態2)本実施の形態2では、上
記管理対象データAが通信教育の問題であるとし、その
通信教育の問題の表示のされ方について説明する。そし
て、上記通信教育の問題は、PC2のユーザーであるク
ライアント(この場合、問題の回答者)が、PC2を操
作することにより上記問題の回答を追記することができ
るデータであるとする。そして、上記クライアントが、
表示された上記通信教育の問題を閲覧し、例えば1時間
という制限時間内に上記問題に対して回答を追記すると
いう場面を例にとって、本実施の形態2を説明する。
【0070】このように、本実施の形態2の特徴は、上
述した実施の形態1における上記管理対象データAが通
信教育の問題であると特定したことであるので、本実施
の形態2は、上述した実施の形態1を補充する形式で説
明する。したがって、本実施の形態2における説明に
は、図1を用いる。また、本実施の形態2では、上記通
信教育の問題がPC2に送信された後の出力時間管理シ
ステムの動作について説明する。さらに、本実施の形態
2の出力時間管理システムの動作を図8をも用いて説明
する。
【0071】さて、サーバ1から上記通信教育の問題が
送信されると、実行手段206は、管理手段204が予
め復号した暗号化鍵を用いて、上記通信教育の問題を復
元し、CRT207の画面に、上記通信教育の問題を表
示させ始める(S41)。
【0072】そして、上記通信教育の問題がCRT20
7の画面に表示され始めると同時に、制御手段205
は、上記実施の形態1で説明した時間管理プログラムを
動作させる。その時間管理プログラムに基づき、計測手
段208は、タイマー209がカウントする時刻を利用
して、上記通信教育の問題がCRT207に表示された
時間を計測し始める。それとともに、比較手段210
は、上記通信教育の問題のCRT207への表示が許容
されている上限時間(その上限時間は例えば1時間であ
って、回答制限時間に対応する。)と、計測手段208
によって計測された累積時間とを比較し始め、制御手段
205は、計測手段208によって計測された累積時間
が上記上限時間に達していないかどうかを監視する(S
42)。
【0073】比較手段210による比較の結果、計測手
段208によって計測された累積時間が上記上限時間内
にあれば(S43)、制御手段205は、上記通信教育
の問題のCRT207への表示を続行させる。それとと
もに、制御手段205は、上記通信教育の問題のCRT
207への表示を続行するか又は停止するかをユーザー
に選択させるメッセージを、CRT207の表示画面に
表示させる(S44)。
【0074】そのメッセージに対し、ユーザーが表示停
止を選択してその旨の操作をPC2に対して行なった場
合、制御手段205は、上記通信教育の問題のCRT2
07への表示を停止するとともに、計測手段208は、
上記通信教育の問題がCRT207に表示された時間の
計測を終了する(S45)。また、比較手段210は、
上記上限時間から計測手段208によって計測された累
積時間を差し引いて、上記上限時間を更新する。
【0075】さらに、制御手段205は、上記通信教育
の問題の表示が停止された時点での、上記通信教育の問
題にクライアントにより追記された回答をサーバ1に返
送するか否かをクライアントに対して問うメッセージ
を、CRT207の画面に表示させる。そのメッセージ
に対し、クライアントが返送指示をした場合(S4
6)、上記通信教育の問題の表示が停止された時点にお
ける上記問題及び回答は、後述するように暗号化された
上でサーバ1に返送される(S49)。他方、クライア
ントが返送指示をしなかった場合、上記通信教育の問題
の表示が停止された時点での上記問題及び回答は、PC
2内の記憶手段213に格納される(S47)。
【0076】それに対し、上記通信教育の問題の表示を
続行するか又は停止するか選択させるメッセージがCR
T207に表示されたときに、ユーザーが表示の続行を
選択した場合、又はいずれの選択もしなかった場合、制
御手段205は、上記通信教育の問題のCRT207へ
の表示を続行する。そして、上記の計測手段208によ
って計測された累積時間が上記上限時間に達していない
かどうかを監視する手順(S42)に戻る。
【0077】ところで、比較手段210による比較の結
果、計測手段208によって計測された時間の累積値が
上記上限時間に達したことがわかった場合(S43)、
制御手段205は、上記通信教育の問題のCRT207
への表示を強制的に停止する(S48)。それととも
に、制御手段205は、上記通信教育の問題にクライア
ントにより追記された回答を、上記記憶手段213に保
存する。
【0078】そして、上記のクライアントが返送指示を
した場合、又は計測手段208によって計測された累積
時間が上記上限時間に達した場合、暗号化手段214
は、上記記憶手段213に格納された問題及び回答を暗
号化する。次に、暗号化手段214は、暗号化した問題
及び回答の管理情報を、クライアントの公開鍵暗号方式
の暗号化鍵で暗号化する。その後、管理手段204は、
暗号化された管理情報にディジタル署名を施す。
【0079】そうすると、埋め込み手段215は、暗号
化された上記管理情報、上記ディジタル署名、及びクラ
イアントのディジタル証明書を、暗号化された問題及び
回答の中に上記実施の形態1で説明した電子透かし法に
より埋め込む。
【0080】そして、通信手段201は、上記管理情報
等が埋め込まれた問題及び回答をサーバ1に返送する
(S49)。
【0081】なお、上記の通信教育の問題のCRT20
7への表示が許容されている上記上限時間(回答制限時
間)は、上記の例では例えば1時間であるとしたが、上
記上限時間は、予め登録されているクライアントのレベ
ルによって決められているとしてもよい。下記表2に、
ランクと、クライアントのレベルと、上記上限時間(回
答制限時間)との対応関係の一例を示す。
【0082】
【表2】 上記表2に示すランクAは、時間制限をしないレベルで
あり、クライアントが回答する時間に制限を設けない、
例えばドリルのような問題集をクライアントが解く場合
に対応しており、ランクAをクライアントが選択すれ
ば、クライアントは配信された問題を繰り返し学習する
ことができる。上記表2に示すランクBは、初級レベル
の学力を有するクライアントが問題を解く場合に対応し
ており、上限時間(回答制限時間)はランクC〜ランク
Eの場合より長く設定されている。上記表2のランクC
の上限時間(回答制限時間)は、ランクBのそれより短
く、ランクDのそれより長く設定されている。上記表2
のランクDの上限時間(回答制限時間)は、標準レベル
の学力を有するクライアントが問題を解くのに要する標
準の時間が設定されている。上記表2のランクEの上限
時間(回答制限時間)は、上記標準レベルより高い上級
レベルの学力を有するクライアントが問題を解くのに要
する時間が設定されている。
【0083】また、上限時間(回答制限時間)は、配信
された問題の難易度によっても異なる。
【0084】上述したように、本実施の形態2の出力時
間管理システムによれば、通信教育の問題の表示時間を
制限することができる。その結果、クライアントの学力
を適切に判断することができる。
【0085】(実施の形態3)次に、実施の形態3にお
ける出力時間管理システムの構成をその動作とともに説
明する。
【0086】図9に、本実施の形態3における出力時間
管理システムの概略構成を示す。図19、図20、及び
図21に、本実施の形態3における出力時間管理システ
ムを構成するサーバ1、PC21、及びディジタル複写
機4それぞれの構成を示す。図9、図19、図20、及
び図21に示すように、本実施の形態3の出力時間管理
システムは、所定の管理対象データAを配信するサーバ
1と、そのサーバ1からの上記管理対象データAをダウ
ンロードして、その管理対象データAをメモリーカード
417(可搬媒体の一例)に記録することができるディ
ジタル複写機4(記録装置の一例)と、上記メモリーカ
ード417に記録された上記管理対象データAを読み取
って表示するPC21(出力時間管理装置の一例)とで
構成されている。そして、サーバ1、ディジタル複写機
4、及びPC21はネットワーク3により接続されてい
るものとする。
【0087】ここで、ディジタル複写機4を簡単に説明
すると、そのディジタル複写機4は、所定の位置に配置
された文書に光を照射しその文書からの反射光を利用し
て画像信号を得て、その画像信号に基づいて記録紙に上
記文書を複写するものである。そして、上記ディジタル
複写機4は、上記の複写機能に加えて、通信手段として
LANコントローラ407を備える。さらに、上記ディ
ジタル複写機4は、LANコントローラ407によって
受信された、サーバ1からの上記管理対象データAを上
記メモリーカード417に記録する機能を有することを
特徴とする。
【0088】次に、PC21は、上記実施の形態1で説
明したPC2が備えている各構成手段に加えて、上記メ
モリーカード417に記録された上記管理対象データA
を読み取る機能を有する。そして、上記実施の形態1に
おけるPC2が上記管理対象データAの表示時間を制限
したように、本実施の形態3におけるPC21も、上記
管理対象データAの表示時間を制限するのである。な
お、本実施の形態3のPC21は、ネットワーク3によ
ってサーバ1及びディジタル複写機4と接続されている
が、以下の説明の便宜上、本実施の形態3におけるPC
21は、オフラインで上記管理対象データAを読み取
り、オフラインで上記管理対象データAの表示時間を制
限するものとする。
【0089】次に、ディジタル複写機4の複写機能を図
9を用いてさらに説明する。図9に示すように、イメー
ジセンサ401が、原稿を走査して得られた原稿からの
反射光を電気信号に変換し、A/D変換器402が、上
記電気信号をディジタル画像信号に変換する。そのディ
ジタル画像信号は、画像処理回路403でエッジ強調、
トリミング、中間調処理等の画像処理及び編集処理が施
される。画像処理回路403からの画像信号は、レーザ
ドライバ405に出力される際の速度調整を行なうため
に、バッファメモリ404でバッファリングされる。レ
ーザドライバ405は半導体レーザ406を駆動し、半
導体レーザ406から出力されるレーザビームによって
静電潜像がドラムに形成される。
【0090】バッファメモリ404はページメモリ41
1に接続されている。また、ページメモリ411、CP
U412、LANコントローラ407、パラレルI/F
408、CCU(コミュニケーション・コントロール・
ユニット)409、圧縮伸長回路413、及びメモリー
カードコントローラ415が、CPUバス410によっ
て相互に接続されている。
【0091】CPU412は、RAM及びROMを備
え、ディジタル複写機4全体の制御を行なう。ページメ
モリ411は、少なくとも画像データ1頁分を格納でき
る容量を持ち、ページメモリ411に格納された画像デ
ータは、バッファメモリ404を介してレーザドライバ
405に出力され、記録紙に記録される。
【0092】次に、ディジタル複写機4のデータ受信機
能及びデータ記録機能について、図9を用いて説明す
る。
【0093】LANコントローラ407は、ネットワー
ク3を介してサーバ1から配信される上記管理対象デー
タAをダウンロードする。ダウンロードの動作は、上記
実施の形態1において説明した、PC2がサーバ1から
上記管理対象データAをダウンロードした際の動作と同
様である。そして、ダウンロードされた上記管理対象デ
ータA、管理情報、実行プログラム及び時間管理プログ
ラムは、メモリーカードコントローラ415によってメ
モリーカード417(可搬媒体の一例)に保存される。
以下に、上記の管理対象データAをダウンロードする動
作、及びその管理対象データAのメモリーカード417
への記録動作について説明する。
【0094】それでは、配信元のサーバ1より配信され
た上記管理対象データAをディジタル複写機4がダウン
ロードし、メモリーカード417に、上記管理対象デー
タAを格納する場合の処理手順を、図10及び図11の
フローチャートに沿って説明する。
【0095】まず、ディジタル複写機4においては、メ
モリーカードコントローラ415が、メモリーカード4
17が挿入されたことを検出する(S51)。
【0096】次に、LANコントローラ407が、サー
バ1より、上記実施の形態1で説明した、暗号化された
管理対象データAに、ダウンロードプログラムが付加さ
れた送信データを受け取る。そうすると、CPU412
は、受信された送信データから実行プログラムと時間管
理プログラムをダウンロードするためのダウンロードプ
ログラムを取り出す(S52)。
【0097】そして、CPU412は、取り出したダウ
ンロードプログラム用いてサーバ1より実行プログラム
と時間管理プログラムをダウンロードする(S53)。
【0098】その後、CPU412は、ダウンロードし
た実行プログラムを用いて公開鍵暗号方式の鍵ペアを生
成するとともに、自己署名形式のディジタル証明書を作
成し、さらに、上記管理対象データAから暗号化された
管理情報(その管理情報は上記実施の形態1で説明した
管理情報である。)を取り出す(S54)。
【0099】そして、CPU412は、取り出した管理
情報に含まれるディジタル署名を検証し、検証結果が正
しければ、暗号化された管理情報と利用者名と自己署名
ディジタル証明書に対して利用者の公開鍵暗号の秘密鍵
でディジタル署名を施す(S55)。
【0100】そして、LANコントローラ407は、暗
号化された管理情報と利用者名と自己署名ディジタル証
明書と、CPU412が作成したディジタル署名とをサ
ーバ1に送信する(S56)。
【0101】そうすると、サーバ1では、管理手段10
8が、ディジタル複写機4から送信されたデータのなか
のディジタル署名を検証し、ディジタル署名が正しいな
ら、送信されたデータのうちサーバ1の公開鍵で暗号化
された部分を、サーバ1の公開鍵暗号の秘密鍵で復号す
る(S57)。
【0102】管理手段108は、復号した情報につい
て、有効期限等を検査し、正しければ上記管理対象デー
タAを暗号化した共通鍵暗号の暗号化鍵を、鍵記憶手段
112から取り出す。
【0103】次に、管理手段108は、取り出した暗号
化鍵を、利用者の自己署名形式のディジタル証明書から
取り出した公開鍵で暗号化するとともにディジタル署名
を施し、通信手段101は、ディジタル署名が施されて
いるとともに、利用者の公開鍵で暗号化されている暗号
化鍵をディジタル複写機4へ送信する(S58)。
【0104】ディジタル複写機4は、受信した情報を利
用者の公開鍵暗号の秘密鍵で復号するともに、ディジタ
ル証明書を検証する。
【0105】そして、メモリーカードコントローラ41
5は、暗号化された管理情報と、上記管理対象データA
とをメモリーカード417に格納する(S59)。ま
た、メモリーカードコントローラ415は、実行プログ
ラム及び上記時間管理プログラムをメモリーカード41
7に格納し(S60)、ディジタル複写機4による上記
管理対象データA等のダウンロード及びメモリーカード
417への格納を終了する。
【0106】次に、上述したようにして上記管理対象デ
ータA等が格納されたメモリーカード417がクライア
ントに配布され、そのクライアントがメモリーカード4
17に格納された上記管理対象データAをPC21で閲
覧する場合について説明する。
【0107】さて、クライアントがメモリーカード41
7に格納された上記管理対象データAをPC21で閲覧
する場合、クライアントは、上記メモリーカード417
をPC21のメモリーカードスロット311に挿入す
る。
【0108】そうすると、メモリーカードコントローラ
310は、上記メモリーカード417が上記メモリーカ
ードスロット311に挿入されたことを検出し、上記メ
モリーカード417にアクセスする(S61)。
【0109】そして、管理手段204は、上記メモリー
カード417に格納された実行プログラムを用いて、暗
号化された上記管理対象データAを読み出して復号す
る。また、管理手段204は、上記メモリーカード41
7に格納された実行プログラムを用いて、上記メモリー
カード417に埋め込まれた管理情報を取り出し、その
管理情報から、上記管理対象データAの表示が許容され
ている上限時間の情報(上限時間情報)Bを時間情報メ
モリ212に格納する。
【0110】さて、上述したように暗号化された上記管
理対象データAが復号されると、上記管理対象データA
はCRT207の画面に表示され始める(S62)。ま
た、管理対象データAがCRT207の画面に表示され
始めると同時に、制御手段205は上記時間管理プログ
ラムを動作させる。その時間管理プログラムに基づい
て、計測手段208は、タイマー209がカウントする
時刻を利用し、上記管理対象データAがCRT207に
表示された時間を計測し始める。それとともに、比較手
段210は、上記上限時間と上記計測手段208によっ
て計測された累積時間とを比較し始め、制御手段205
は、計測手段208によって計測された累積時間が上記
上限時間に達していないかどうかを監視する(63)。
【0111】比較手段210による比較の結果、上記計
測手段208によって計測された累積時間が上記上限時
間内にあれば(S64)、制御手段205は、上記管理
対象データAのCRT207への表示を続行させるとと
もに、上記管理対象データAのCRT207への表示を
続行するか又は停止するかをユーザーに選択させるメッ
セージを、CRT207の表示画面に表示させる(S6
5)。そのメッセージに対して、ユーザーが、表示の停
止を選択し、その旨の操作をPC21に対して行なった
場合、制御手段205は、上記管理対象データAのCR
T207への表示を停止するとともに(S66)、計測
手段208は、上記管理対象データAがCRT207に
表示された時間の計測を終了し、さらに、比較手段21
0は、上記上限時間から上記計測手段208によって計
測された累積時間を差し引いて、上記上限時間を更新す
る。それに対して、ユーザーが表示の続行を選択した場
合、又はいずれの選択もしなかった場合、制御手段20
5は、上記管理対象データAのCRT207への表示を
続行する。そして、上記の計測手段208によって計測
された累積時間が上記上限時間に達していないかどうか
を監視する手順(S63)に戻る。
【0112】他方、比較手段210による比較の結果、
上記計測手段208によって計測された累積時間が上記
上限時間に達したことがわかった場合(S64)、制御
手段205は、上記管理対象データAのCRT207へ
の表示を強制的に停止する(S66)。それとともに、
制御手段205は、上記管理対象データAを上記メモリ
ーカード417から削除する。
【0113】上述したように、本実施の形態3の出力時
間管理システムによれば、上記管理対象データAが上記
メモリーカード417に格納された場合であっても、上
記管理対象データAの表示時間を制限することができ
る。その結果、権原の無い第三者が何らかの不正手段に
より上記管理対象データAを復元することができても、
上記管理対象データAの表示時間を制限することによ
り、上記管理対象データAの著作権を従来よりも保護す
ることができる。
【0114】なお、上述した実施の形態3では、着脱可
能な可搬型記録媒体の一例として、メモリーカード41
7を用いたが、可搬型記録媒体として、フロッピー(登
録商標)ディスク、光ディスク、リムーバブルハードデ
ィスク等を用いても、メモリーカード417を用いた場
合と同様の効果が得られる。
【0115】また、上述した実施の形態3では、ディジ
タル複写機4において上記管理対象データAがメモリー
カード417に格納されるとしたが、上記管理対象デー
タAのメモリーカード417への記録は、サーバ1によ
って行なわれてもよい。以下では、サーバ1が、上記管
理対象データAをメモリーカード417に格納する場合
について、図12を用いて説明する。
【0116】さて、コンテンツ配信者は、サーバ1のメ
モリーカードスロット216に、メモリーカード417
を挿入する。
【0117】そうすると、メモリーカードコントローラ
217が、メモリーカード417が挿入されたことを検
出する(S71)。
【0118】そして、暗号化手段104は、上記管理対
象データAを暗号化し(S72)、さらに上記管理対象
データAの管理情報をサーバ1の公開鍵情報で暗号化す
る。
【0119】その後、埋め込み手段105は、上記管理
情報を上記管理対象データAの中に電子透かし法により
埋め込む(S73)。
【0120】次に、メモリーカードコントローラ217
が、上記管理情報が埋め込まれた上記管理対象データA
を、メモリーカード417に格納するとともに(S7
4)、上記実行プログラムをメモリーカード417に格
納する。さらに、メモリーカードコントローラ217
は、上記時間管理プログラムをメモリーカード417に
格納し、メモリーカード417への管理対象データA等
の格納処理を終了する。
【0121】次に、メモリーカード417に格納される
ファイルの構成について、図13から図17を参照して
説明する。
【0122】図13は、メモリーカード417に記録さ
れるデータのディレクトリ及びファイル構成を示す図で
ある。
【0123】図12において、ルートディレクトリ(R
OOT)の下にディレクトリDOCUMENTがあり、
この下に本実施の形態に係る全てのファイルが置かれ
る。ディレクトリDOCUMENTの下には、テキスト
データファイル用ディレクトリ(TEXT)、マルチペ
ージ画像データファイル用ディレクトリ(RASTE
R)、及びジョブファイル用ディレクトリ(JOB)が
ある。
【0124】テキストデータファイル用ディレクトリ
(TEXT)には、複数のテキストデータファイルTX
T00001.TXT、TXT00002.TXT...
と、それらの各々を管理するための1つのテキストマネ
ージャファイルDOCUMENT.PTM(Plain
Text Manager)とが含まれる。なお、デ
ータファイル名の数字部分は、ファイル番号である。
【0125】図14に、テキストマネージャファイルD
OCUMENT.PTMのファイル構造を示す。
【0126】図14において、テキストマネージャファ
イルDOCUMENT.PTMは、必須の固定サイズの
ヘッダ部と、任意に追加及び削除が可能な各々固定サイ
ズの複数のテキスト管理情報ブロック#1〜#n(な
お、#1〜#nはブロック番号を表す)とから構成され
る。
【0127】ヘッダ部には、以下の情報が含まれる。
【0128】・テキストマネージャファイル内に存在す
るテキスト管理情報ブロックの数 ・そのうち使用中であるテキスト管理情報ブロックの数 ・最初に使用中であるテキスト管理情報ブロックを示す
第1使用ブロック番号また、各テキスト管理情報ブロッ
クには、以下の情報が含まれる。
【0129】・テキスト管理情報の対象となるテキスト
データファイルが存在するか否かに対応して、使用中で
あるか否かを表すテキスト管理情報ブロック使用識別情
報 ・テキスト管理情報のフォーマットに関するバージョン
情報 ・テキストデータファイル内で使用されている文字デー
タの第1文字コード種別情報 ・テキスト管理情報ブロック内で使用される文字データ
の第2文字コード種別情報 ・対象となるテキストデータファイルのファイル番号 ・送信メール、受信メール、アドレス帳等のデータソー
ス ・テキストデータファイルについてのコメント ・テキストデータファイルを上記したTXTxxxx
x.TXT(xxxxxはファイル番号を表す)に置き
換える前の元のファイル名 ・この元のファイル名の作成日時 ・拡張用の予約領域 ・前の使用中のテキスト管理情報ブロック番号(前のテ
キスト管理情報ブロックが無い場合は0) ・次の使用中のテキスト管理情報ブロック番号(次のテ
キスト管理情報ブロックが無い場合は0) ・対象となるテキストデータファイルの再生制限の有無 ・対象となるテキストデータファイルの再生回数 このように構成されたテキストマネージャファイルにお
いて、ヘッダ部に含まれる第1使用ブロック番号、各テ
キスト管理情報ブロック#1から#nに含まれるテキス
ト管理情報ブロック使用識別情報、前の使用中のブロッ
ク番号、及び次の使用中のブロック番号を用いること
で、テキストデータファイルとそれに対応するテキスト
管理情報を効率良く格納することができる。例えば、テ
キストデータファイルを追加する場合について、図15
を参照して説明する。
【0130】図15(a)及び図15(b)は、それぞ
れテキストデータファイルを追加する前及び後のテキス
トマネージャファイル及び対象テキストファイルを模式
的に示す図である。なお、図15では、あるテキスト管
理情報ブロックにおいて、次の使用中のテキスト管理情
報ブロック番号が実線の矢印方向で示され、前の使用中
のテキスト管理情報ブロック番号が破線の矢印方向で示
されている。
【0131】図15(a)に示すように、まず、ヘッダ
部において第1使用ブロック番号が#1で示されるの
で、テキスト管理情報ブロック#1における次の使用中
のブロック番号である#3を参照することで、テキスト
管理情報ブロック#1と#3との間にあるテキスト管理
情報ブロック#2が未使用であると分かる。
【0132】次に、図15(b)に示すように、テキス
ト管理情報ブロック#2において、使用識別情報を「未
使用」から「使用中」に変更し、前の使用中のブロック
番号を「#3」、次の使用中のブロック番号を「#0」
に設定する。その後、テキスト管理情報ブロック#3に
おける次の使用中のブロック番号を「#0」から「#
2」に変更する。
【0133】次に、ヘッダ部における使用中のテキスト
管理情報ブロック数を+1した後、テキストデータファ
イルをファイル名TXT00002.TXTとして保存
する。
【0134】このように、各テキスト管理情報ブロック
に、前の使用中のブロック番号と次の使用中のブロック
番号を含めることで、双方向リスト構造を有するファイ
ル構造を構築することができ、テキストデータファイル
及びそれに対応するテキスト管理情報を効率良くメモリ
ーカード417に格納することが可能になる。
【0135】したがって、コンテンツデータ(管理対象
データA)がテキストデータである場合は、テキストデ
ータファイルとそれに対応するテキスト管理情報に時間
管理プログラムを関連付けて保存することでメモリーカ
ードに時間管理可能なコンテンツを記憶して、これをオ
フラインで閲覧することができる。
【0136】また、図13に示すマルチページ画像デー
タファイル用ディレクトリ(RASTER)には、複数
のマルチページ画像データファイルTIF00001.
TIF、TIF00002.TIF...と、それらの各
々を管理するための1つの画像マネージャファイルDO
CUMENT.RIM(Raster ImageMa
nager)とが含まれる。なお、マルチページ画像フ
ァイルのフォーマットとしては、一般的に使用されてい
るアドビ(adobe)社のTIFF(Tag Ima
ge File Format)が用いられる。
【0137】図16に、画像マネージャファイルDOC
UMENT.RIMのファイル構造を示す。
【0138】図16において、画像マネージャファイル
DOCUMENT.RIMは、必須の固定サイズのヘッ
ダ部と、任意に追加及び削除が可能な各々固定サイズの
複数の画像管理情報ブロック#1〜#n(なお、#1〜
#nはブロック番号を表す)とから構成される。
【0139】ヘッダ部には、以下の情報が含まれる。
【0140】・画像マネージャファイル内に存在する画
像管理情報ブロックの数 ・そのうち使用中である画像管理情報ブロックの数 ・最初に使用中である画像管理情報ブロックを示す第1
使用ブロック番号 また、各画像管理情報ブロックには、以下の情報が含ま
れる。
【0141】・画像管理情報の対象となるマルチページ
画像データファイルが存在するか否かに対応して、使用
中であるか否かを表す画像管理情報ブロック使用識別情
報 ・画像管理情報のフォーマットに関するバージョン情報 ・マルチページ画像データファイル内で使用されている
文字データの第1文字コード種別情報 ・画像管理情報ブロック内で使用される文字データの第
2文字コード種別情報 ・対象となるマルチページ画像データファイルのファイ
ル番号 ・PC、イメージスキャナ、FAX等のデータソース ・マルチページ画像データファイルについてのコメント ・マルチページ画像データファイルを上記したTIFx
xxxx.TIF(xxxxxはファイル番号を表す)
に置き換える前の元のファイル名 ・この元のファイル名の作成日時 ・マルチページ画像データ内で使用されているJPE
G、JBIG、MH等の符号化方式(ページ毎に符号化
方式が異なる場合もあるので、複数の符号化方式を設定
可能である) ・マルチページ画像データ内で使用されているYCbC
r、La*b*等の色空間及びカラー・白黒判別情報
(ページ毎に色空間が異なる場合もあるので、複数の色
空間を設定可能である) ・マルチページ画像データの総ページ数 ・拡張用の予約領域 ・前の使用中の画像管理情報ブロック番号(前の画像管
理情報ブロックが無い場合は0) ・次の使用中の画像管理情報ブロック番号(次の画像管
理情報ブロックが無い場合は0) ・対象となるマルチページ画像データファイルの再生制
限の有無 ・対象となるマルチページ画像データファイルの再生回
数 なお、画像マネージャファイルも、テキストマネージャ
ファイルと同様に双方向リスト構造を有しており、同様
の利点がある。
【0142】したがって、コンテンツデータ(管理対象
データA)が画像データである場合は、画像データファ
イルとそれに対応する画像管理情報に時間管理プログラ
ムを関連付けて保存することでメモリーカードに時間管
理可能なコンテンツを記憶して、これをオフラインで閲
覧することができる。
【0143】また、図13に示すジョブファイル用ディ
レクトリ(JOB)には、複数のテキストデータファイ
ル及び複数のマルチページ画像データファイルに対し
て、表示、印刷等の処理を実行するための1つのジョブ
ファイルDOCUMENT.JOBが含まれる。
【0144】図17に、ジョブファイルDOCUMEN
T.JOBのファイル構造を示す。
【0145】図17において、ジョブファイルDOCU
MENT.JOBは、必須の固定サイズのヘッダ部と、
任意に追加及び削除が可能な各々固定サイズの複数のジ
ョブ情報ブロック#1〜#n(なお、#1〜#nはブロ
ック番号を表す)とから構成される。
【0146】ジョブファイルのヘッダ部には、以下の情
報が含まれる。
【0147】・ジョブファイル内に存在するジョブ情報
ブロックの数 ・そのうち使用中であるジョブ情報ブロックの数 ・最初に使用中であるジョブ情報ブロックを示す第1使
用ブロック番号 また、各ジョブ情報ブロックには、以下の情報が含まれ
る。
【0148】・ジョブ情報ブロックが使用中であるか否
かを表すジョブ情報ブロック使用識別情報 ・ジョブ情報のフォーマットに関するバージョン情報 ・ジョブファイル内で使用されている文字データの文字
コード種別情報 ・表示(ディスプレイ)、印刷(プリント)等の実行す
るジョブのタイプを示すジョブタイプ情報 ・ジョブの対象となるのがテキストデータファイルかマ
ルチページ画像データファイルかの対象データファイル
のタイプ ・ジョブの対象データファイルのファイル番号 ・ジョブが正常に実行された後に、そのジョブ情報を消
去するか否かを示すジョブ消去情報 ・ジョブが正常に実行された後に、そのジョブ情報と対
象データファイルの両方を消去するか否かを示すジョブ
/データ消去情報 ・前の印刷ジョブでEメール等のデータ量の少ないテキ
ストデータを印刷した記録紙に続けて、今回の印刷ジョ
ブでやはりEメール等のデータ量の少ないテキストデー
タを印刷するか否かを示す継続印刷情報 ・複数部印刷等のジョブ実行回数 ・マルチページ画像データファイルに対してのみ有効と
なるジョブ実行開始ページ及びジョブ実行終了ページ ・ジョブについてのコメント ・このジョブの作成日時 ・拡張用の予約領域 ・前の使用中のジョブ情報ブロック番号(前のジョブ情
報ブロックが無い場合は0) ・次の使用中のジョブ情報ブロック番号(次のジョブ情
報ブロックが無い場合は0) なお、ジョブファイルも、テキスト及び画像マネージャ
ファイルと同様に双方向リスト構造を有しており、これ
によって、特にジョブの追加、削除を容易に行なうこと
ができる。
【0149】したがって、メモリーカード417に保存
したコンテンツデータ(管理対象データA)とコンテン
ツ管理情報及び時間管理プログラムを閲覧し、閲覧制限
時間になったら時間管理プログラムによりコンテンツデ
ータファイルを強制的に閉じた後、必要に応じてジョブ
ファイルと元データともに削除する。コンテンツデータ
に追記して配信元に返信が必要な場合は、コンテンツデ
ータを強制的に閉じた後、元データに更新した内容を上
書きして、ジョブファイルのみを削除する。
【0150】なお、上記ディジタル複写機4は、ファク
シミリ送信サーバとして使用することができる。その場
合、PC21等の外部機器は、ネットワーク3を介して
送信先電話番号や画像データをディジタル複写機4に送
信する。そうすると、ディジタル複写機4では、CPU
412が、ネットワーク3経由で外部機器から受信した
画像データを、必要に応じて圧縮伸長回路413により
圧縮する。
【0151】CCU409は、圧縮伸長回路413でM
H圧縮された画像データを、モデム414を用いて公衆
回線を介して外部ファクシミリ装置に送信する。
【0152】なお、パラレルI/F408を用いて、デ
ィジタル複写機4と外部機器とを1対1で接続すること
もできる。その場合、ユーザーは、ディジタル複写機4
をPC21から制御することもできる。ユーザーは、デ
ィジタル複写機4に接続されたPC21上で専用のディ
ジタル複写機4を制御するための制御ソフトウェアを実
行することにより、例えば、複写枚数及び部数、紙サイ
ズ、コピー濃度、拡大率、両面複写、ソーティング方法
等の複写モードの設定を行なうことができる。さらに、
ユーザーは、枠消し及びトリミング領域の設定、ネガ/
ポジ反転及び領域設定等の複雑な編集設定もPC21の
ディスプレイやマウスを用いて行なうことができる。
【0153】また、ディジタル複写機4では、ファクシ
ミリ受信された画像データは、圧縮伸長回路413で伸
長され、ページメモリ411に転送され、プリント出力
される。また、ファクシミリ送信のために読み込まれた
原稿画像データは、ページメモリ411に格納された
後、圧縮伸長回路413で圧縮され、CCU409及び
モデム414を介して外部ファクシミリ装置に送信され
る。
【0154】また、メモリーカードコントローラ415
は、メモリーカードスロット416に装着されたメモリ
ーカード417へのCPU412からのアクセスを制御
する。メモリーカードスロット416に装着されたメモ
リーカード417に、印刷対象のデータファイルが存在
すると、ディジタル複写機4は、印刷対象のデータファ
イル内のデータを印刷することも可能である。
【0155】なお、ディジタル複写機4の操作部は、コ
ントロールパネル420Aを備え、そのコントロールパ
ネル420Aには、タッチパネル付き液晶ディスプレイ
420B、コピー他各種処理のスタートボタン420
C、ストップボタン420D、ポーズボタン420E、
及びテンキー等の入力ボタン420Fが設けられてい
る。
【0156】そして、クライアントは、ディジタル複写
機4を用いて、サーバ1から管理対象データAをダウン
ロードする場合、コントロールパネル420Aを利用し
てダウンロード及びメモリーカード417への格納処理
を行なう。
【0157】なお、上述した実施の形態では、記録装置
の一例としてディジタル複写機4を用いたが、記録装置
は、少なくとも管理対象データA及び上限時間情報Bを
所定の記録媒体に記録する機能を有するものでありさえ
すればよく、上記ディジタル複写機4に限るものではな
い。
【0158】また、上述した実施の形態1、2及び3に
おける出力時間管理システムの全部又は一部の構成要素
としてコンピュータを機能させるためのプログラムを、
所定のコンピュータに適用し、そのコンピュータで、上
述した実施の形態1、2及び3における出力時間管理シ
ステムの全部又は一部の構成要素の機能を実現すること
も可能である。なお、上記プログラムの使用の実施態様
の具体例としては、CD−ROM等の記録媒体に上記プ
ログラムを記録することや、そのプログラムが記録され
た記録媒体を販売等によって譲渡することや、インター
ネット等における通信手段で上記プログラムを通信する
こと等が含まれる。また、コンピュータに、上記プログ
ラムをインストールすることも含まれる。
【0159】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は、管理対象データが出力手段により出力さ
れた累積時間に基づいて、上記管理対象データの出力を
制御することにより、上記管理対象データの上記出力手
段による出力時間を制限する出力時間管理装置、出力時
間管理システム、及び出力時間管理方法、並びに上記管
理対象データの出力を制御するためのプログラムを提供
することができる。
【0160】また、本発明を用いれば、管理対象データ
の出力制限時間に対応して上記管理対象データの利用料
を設定することが可能となる。また、必要に応じて上記
管理対象データを自動的に削除することで、上記管理対
象データの強力な著作権の保護が可能になる。
【0161】また、本発明によれば、上記管理対象デー
タが通信教育の問題である場合においても、クライアン
トの回答能力に応じて閲覧制限時間を設定して問題の配
布、クライアントによる回答時間の管理、回答を追記し
た上で保存して配布元に自動返信すること等が可能とな
る。
【0162】さらに、本発明によれば、メモリーカード
等の可搬媒体によって上記管理対象データを配布する場
合においても、上記管理対象データの出力時間管理及び
強力な著作権保護を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1、2における出力時間管
理システムの構成図
【図2】本発明の実施の形態1における出力時間管理シ
ステムの動作手順を示す第1のフローチャート
【図3】本発明の実施の形態1における出力時間管理シ
ステムの動作手順を示す第2のフローチャート
【図4】本発明の実施の形態1における出力時間管理シ
ステムの動作手順を示す第3のフローチャート
【図5】本発明の実施の形態1における送信データの構
成図
【図6】原信号に透かし情報を直接埋め込む方式を説明
するためのブロック図
【図7】原信号を周波数成分に変換した後、特定の周波
数成分に透かし情報を埋め込む方式を説明するためのブ
ロック図
【図8】本発明の実施の形態2における出力時間管理シ
ステムの動作手順を示すフローチャート
【図9】本発明の実施の形態3における出力時間管理シ
ステムの概略構成図
【図10】本発明の実施の形態3における出力時間管理
システムの動作手順を示す第1のフローチャート
【図11】本発明の実施の形態3における出力時間管理
システムの動作手順を示す第2のフローチャート
【図12】本発明の実施の形態3における出力時間管理
システムの動作手順を示す第3のフローチャート
【図13】メモリーカードに記録されるデータのディレ
クトリ及びファイル構成を示す図
【図14】テキストマネージャファイルDOCUMEN
T.PTMのファイル構造を示す図
【図15】テキストデータファイルを追加する前(a)
及び後(b)のテキストマネージャファイル及び対象テ
キストファイルを模式的に示す図
【図16】画像マネージャファイルDOCUMENT.
RIMのファイル構造を示す図
【図17】ジョブファイルDOCUMENT.JOBの
ファイル構造を示す図
【図18】本発明の出力時間管理システムの一構成図
【図19】本発明の実施の形態3における出力時間管理
システムのサーバ1の構成図
【図20】本発明の実施の形態3における出力時間管理
システムのPC21の構成図
【図21】本発明の実施の形態3における出力時間管理
システムのディジタル複写機4の構成図
【符号の説明】
1 サーバ 2 PC 3 ネットワーク 101 通信手段 102 検索手段 103 コンテンツ記憶手段 104 暗号化手段 105 埋め込み手段 106 送信データ作成手段 107 プログラムメモリ 108 管理手段 109 復号手段 112 鍵記憶手段 201 通信手段 202 抽出手段 203 ダウンロード手段 204 管理手段 205 制御手段 206 実行手段 207 CRT 208 計測手段 209 タイマー 210 比較手段 211 プログラムメモリ 212 時間情報メモリ 213 記憶手段 214 暗号化手段 215 埋め込み手段

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管理対象データが出力手段により出力さ
    れた累積時間を計測する計測手段と、 前記管理対象データの出力が許容されている上限時間
    と、前記計測手段が計測した前記累積時間とを比較する
    比較手段と、 前記比較手段が比較した比較結果に基づいて、前記管理
    対象データの出力を制御する制御手段とを備えたことを
    特徴とする出力時間管理装置。
  2. 【請求項2】 前記出力手段は、前記管理対象データを
    表示する表示手段である請求項1に記載の出力時間管理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記出力手段は、前記管理対象データを
    音により出力する音出力手段である請求項1に記載の出
    力時間管理装置。
  4. 【請求項4】 前記計測手段によって計測された前記累
    積時間が前記上限時間に達した場合、前記制御手段は、
    前記管理対象データを削除する請求項1に記載の出力時
    間管理装置。
  5. 【請求項5】 前記計測手段によって計測された前記累
    積時間が前記上限時間に達した場合、前記制御手段は、
    前記出力手段による前記管理対象データの出力を停止さ
    せる請求項1に記載の出力時間管理装置。
  6. 【請求項6】 前記管理対象データは追記可能なデータ
    であり、 前記計測手段によって計測された前記累積時間が前記上
    限時間に達した場合、前記管理対象データを保存する保
    存手段を備えた請求項5に記載の出力時間管理装置。
  7. 【請求項7】 前記管理対象データはネットワークを介
    して送信されるデータであって、 前記管理対象データを受信する受信手段と、 前記保存手段が保存した前記管理対象データを配信元に
    送信する送信手段とを備えた請求項6に記載の出力時間
    管理装置。
  8. 【請求項8】 前記管理対象データはネットワークを介
    して送信されるデータであって、 前記管理対象データを受信する受信手段と、前記管理対
    象データを配信元に送信する送信手段とを備え、 前記計測手段によって計測された前記累積時間が前記上
    限時間に達した場合、前記制御手段は前記出力手段によ
    る前記管理対象データの出力を停止し、前記送信手段は
    前記管理対象データを配信元に送信する請求項1に記載
    の出力時間管理装置。
  9. 【請求項9】 時刻をカウントするタイマーを備え、 前記計測手段は、前記タイマーがカウントする時刻を利
    用して前記累積時間を計測する請求項1に記載の出力時
    間管理装置。
  10. 【請求項10】 時刻情報を外部から取得する時刻情報
    取得手段を備え、 前記計測手段は、前記時刻情報取得手段が取得した時刻
    情報を利用して前記累積時間を計測する請求項1に記載
    の出力時間管理装置。
  11. 【請求項11】 前記上限時間の情報は、前記管理対象
    データに埋め込まれている請求項1に記載の出力時間管
    理装置。
  12. 【請求項12】 前記上限時間の情報の前記管理対象デ
    ータへの埋め込みは、電子透かし法により行なわれてい
    る請求項11に記載の出力時間管理装置。
  13. 【請求項13】 前記上限時間を削除する又は変更する
    情報を、ネットワークを介して受信する受信手段を備
    え、 前記制御手段は、前記受信手段が受信した前記上限時間
    を削除する又は変更する情報を利用して、前記管理対象
    データの出力を制御する請求項1に記載の出力時間管理
    装置。
  14. 【請求項14】 少なくとも管理対象データをネットワ
    ークを介して送信するデータ送信装置と、 前記データ送信装置からの前記管理対象データを受信す
    るデータ受信装置と、 前記データ受信装置が受信した前記管理対象データを出
    力する出力装置と、 前記管理対象データが前記出力装置により出力された累
    積時間を計測する計測装置と、 前記管理対象データの出力が許容されている上限時間と
    前記計測装置が計測した前記累積時間とを比較する比較
    装置と、 前記比較装置が比較した比較結果に基づいて、前記管理
    対象データの出力を制御する制御装置とを備えたことを
    特徴とする出力時間管理システム。
  15. 【請求項15】 管理対象データ及び前記管理対象デー
    タの出力が許容されている上限時間の情報を記録媒体に
    記録する記録装置と、 前記記録媒体に記録されている前記管理対象データ及び
    前記上限時間を読み取る読取装置と、 前記読取装置によって読み取られた前記管理対象データ
    を出力する出力装置と、 前記管理対象データが前記出力装置により出力された累
    積時間を計測する計測装置と、 前記読取装置によって読み取られた前記上限時間と前記
    計測装置によって計測された前記累積時間とを比較する
    比較装置と、 前記比較装置が比較した比較結果に基づいて、前記管理
    対象データの出力を制御する制御装置とを備えたことを
    特徴とする出力時間管理システム。
  16. 【請求項16】 管理対象データが出力手段により出力
    された累積時間を計測する計測ステップと、 前記管理対象データの出力が許容されている上限時間
    と、前記計測ステップにおいて計測した前記累積時間と
    を比較する比較ステップと、 前記比較ステップにおいて比較した比較結果に基づい
    て、前記管理対象データの出力を制御する制御ステップ
    とを備えたことを特徴とする出力時間管理方法。
  17. 【請求項17】 管理対象データが出力手段により出力
    された累積時間を計測する計測手段と、 前記管理対象データの出力が許容されている上限時間
    と、前記計測手段が計測した前記累積時間とを比較する
    比較手段と、 前記比較手段が比較した比較結果に基づいて、前記管理
    対象データの出力を制御する制御手段としてコンピュー
    タを機能させるためのプログラム。
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