JP2002357819A - 液晶ディスプレイ - Google Patents
液晶ディスプレイInfo
- Publication number
- JP2002357819A JP2002357819A JP2001165470A JP2001165470A JP2002357819A JP 2002357819 A JP2002357819 A JP 2002357819A JP 2001165470 A JP2001165470 A JP 2001165470A JP 2001165470 A JP2001165470 A JP 2001165470A JP 2002357819 A JP2002357819 A JP 2002357819A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- crystal display
- light
- color
- light source
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Optical Filters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 昼夜の外部照射光の相違に拘わらず、同じ色
調の背景色の表示を可能とする液晶ディスプレイを提供
する。 【解決手段】 液晶表示素子3の背面側に第1カラーフ
ィルタ12A、半透過反射膜14、光源10を順次配設
してなる半透過反射型の液晶ディスプレイにおいて、前
記半透過反射膜14の背面側に、前記半透過反射膜14
をその背面側から液晶表示素子3側へ透過した光の色を
前記第1カラーフィルタ12Aを透過して前記半透過反
射膜14で反射する光の色と同一とする調色手段13B
を設ける。
調の背景色の表示を可能とする液晶ディスプレイを提供
する。 【解決手段】 液晶表示素子3の背面側に第1カラーフ
ィルタ12A、半透過反射膜14、光源10を順次配設
してなる半透過反射型の液晶ディスプレイにおいて、前
記半透過反射膜14の背面側に、前記半透過反射膜14
をその背面側から液晶表示素子3側へ透過した光の色を
前記第1カラーフィルタ12Aを透過して前記半透過反
射膜14で反射する光の色と同一とする調色手段13B
を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半透過反射型の液
晶ディスプレイに関し、特に、昼夜の外部照射光の相違
に関係なく、同じ色調の背景色の表示を可能とする液晶
ディスプレイに関する。
晶ディスプレイに関し、特に、昼夜の外部照射光の相違
に関係なく、同じ色調の背景色の表示を可能とする液晶
ディスプレイに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶ディスプレイを構成する液
晶表示素子は非発光タイプであるため、外部照射光を必
要とする。そして、液晶ディスプレイに用いられる外部
照射光としては、太陽光あるいは液晶ディスプレイ内に
配設されたバックライトを用いることが多い。
晶表示素子は非発光タイプであるため、外部照射光を必
要とする。そして、液晶ディスプレイに用いられる外部
照射光としては、太陽光あるいは液晶ディスプレイ内に
配設されたバックライトを用いることが多い。
【0003】そして、車載用の液晶ディスプレイや携帯
電話の液晶ディスプレイなどの場合、夜間の暗がりから
太陽光の直射下におけるまで、その外部照射光との関係
において使用環境の変動が大きいことを特徴として挙げ
ることができ、この外部照射光の変動に対応可能な液晶
ディスプレイの設計が要求されている。
電話の液晶ディスプレイなどの場合、夜間の暗がりから
太陽光の直射下におけるまで、その外部照射光との関係
において使用環境の変動が大きいことを特徴として挙げ
ることができ、この外部照射光の変動に対応可能な液晶
ディスプレイの設計が要求されている。
【0004】このような外部照射光の変動の大きい場合
の使用に有効な液晶液晶ディスプレイとして、使用環境
が暗い場合には液晶ディスプレイの裏面からの照明を利
用する透過型の表示方式を採用し、使用環境が明るい場
合には、その太陽光を反射させて反射型の表示方式を採
用するといった、透過型と反射型との機能を兼ね備えた
半透過反射型の液晶ディスプレイが開発されている。
の使用に有効な液晶液晶ディスプレイとして、使用環境
が暗い場合には液晶ディスプレイの裏面からの照明を利
用する透過型の表示方式を採用し、使用環境が明るい場
合には、その太陽光を反射させて反射型の表示方式を採
用するといった、透過型と反射型との機能を兼ね備えた
半透過反射型の液晶ディスプレイが開発されている。
【0005】ここで、従来の液晶ディスプレイについて
簡単に説明する。
簡単に説明する。
【0006】図3は、一般的な従来の車載用の液晶ディ
スプレイの構成を示す要部断面図であり、この液晶ディ
スプレイ1は、そのケース内2に、液晶表示素子3と、
この液晶表示素子3の背面側に配設されるバックライト
ユニット4とを有している。
スプレイの構成を示す要部断面図であり、この液晶ディ
スプレイ1は、そのケース内2に、液晶表示素子3と、
この液晶表示素子3の背面側に配設されるバックライト
ユニット4とを有している。
【0007】前記液晶表示素子3は、間隔を隔ててほぼ
平行に配置された2枚の透明基板5A,5Bを有してお
り、これらの両透明基板5A,5B間の外周はシール材
(図示せず)により密閉されている。このうち、上方に
位置する一方の透明基板5Aの下面には、透明共通電極
(図示せず)が密着するように配設されており、また、
この透明共通電極の下方には、電極間に印加される電圧
に応じて液晶分子の配向を制御する配向膜(図示せず)
が密着するように配設されている。さらに、前記ガラス
基板5Aの上面には偏光膜6(以下、表面側偏光膜6
A)が配設されている。
平行に配置された2枚の透明基板5A,5Bを有してお
り、これらの両透明基板5A,5B間の外周はシール材
(図示せず)により密閉されている。このうち、上方に
位置する一方の透明基板5Aの下面には、透明共通電極
(図示せず)が密着するように配設されており、また、
この透明共通電極の下方には、電極間に印加される電圧
に応じて液晶分子の配向を制御する配向膜(図示せず)
が密着するように配設されている。さらに、前記ガラス
基板5Aの上面には偏光膜6(以下、表面側偏光膜6
A)が配設されている。
【0008】一方、下方に位置する前記透明基板5Bの
上面には、透明セグメント電極(図示せず)が配置され
ており、この透明セグメント電極の上方には配向膜(図
示せず)が密着するように配設されている。さらに、前
記透明基板5Bの下面には偏光膜6(以下、背面側偏光
膜6B)が配設されている。
上面には、透明セグメント電極(図示せず)が配置され
ており、この透明セグメント電極の上方には配向膜(図
示せず)が密着するように配設されている。さらに、前
記透明基板5Bの下面には偏光膜6(以下、背面側偏光
膜6B)が配設されている。
【0009】そして、前記両透明基板5A,5Bおよび
シール材により囲繞された密閉空間内には液晶(図示せ
ず)が封入されており、さらに、両透明基板5A,5B
間の間隔を正確に一定に保持するため、前記両配向膜間
には複数の球状あるいは柱状のスペーサ(図示せず)が
介装されている。
シール材により囲繞された密閉空間内には液晶(図示せ
ず)が封入されており、さらに、両透明基板5A,5B
間の間隔を正確に一定に保持するため、前記両配向膜間
には複数の球状あるいは柱状のスペーサ(図示せず)が
介装されている。
【0010】なお、前記透明基板5Aの下面の透明共通
電極は、前記シール材などに含有されている導電性部材
(図示せず)などを介して前記透明基板5Bの上面上に
導出されており、この透明基板5Bの上面の図3におけ
る右端部には、前記各電極のリード端子(図示せず)が
形成されている。そして、液晶表示素子3の制御を行う
LSI7が搭載された可撓配線基板8により、液晶表示
素子3の下方に前記液晶表示素子3と対向して配置され
た電源側配線基板9と前記リード端子を介して接続され
ている。
電極は、前記シール材などに含有されている導電性部材
(図示せず)などを介して前記透明基板5Bの上面上に
導出されており、この透明基板5Bの上面の図3におけ
る右端部には、前記各電極のリード端子(図示せず)が
形成されている。そして、液晶表示素子3の制御を行う
LSI7が搭載された可撓配線基板8により、液晶表示
素子3の下方に前記液晶表示素子3と対向して配置され
た電源側配線基板9と前記リード端子を介して接続され
ている。
【0011】また、前記バックライトユニット4は、一
般的に、液晶表示素子3の背面側に配設された光源10
と、この光源10の光を前記液晶表示素子方向へ反射さ
せるための反射板11とを有している。
般的に、液晶表示素子3の背面側に配設された光源10
と、この光源10の光を前記液晶表示素子方向へ反射さ
せるための反射板11とを有している。
【0012】図3に示すバックライトユニットは、いわ
ゆる直下型のバックライトユニット4であり、本従来例
においては、前記液晶表示素子3と光源10との間に
は、前記液晶表示素子3と略同形状の外形とされた板状
の透明構造体12が配置されており、この透明構造体1
2の前記液晶表示素子3に対向する全表面には所望の色
のカラーフィルタ13が印刷により形成されており、背
面側の全表面には、乳白色の半透過反射膜14が印刷に
より形成されている。
ゆる直下型のバックライトユニット4であり、本従来例
においては、前記液晶表示素子3と光源10との間に
は、前記液晶表示素子3と略同形状の外形とされた板状
の透明構造体12が配置されており、この透明構造体1
2の前記液晶表示素子3に対向する全表面には所望の色
のカラーフィルタ13が印刷により形成されており、背
面側の全表面には、乳白色の半透過反射膜14が印刷に
より形成されている。
【0013】そして、このような構成とされた半透過反
射型の液晶ディスプレイ1は、太陽光などの周囲光の光
量が十分な明るい場所では、太陽光を利用する反射型表
示を行う。その際、液晶ディスプレイ1にその表面側か
ら入射する周囲光は、表面側偏光膜6A、液晶表示素子
3、背面側偏光膜6Bを順次透過した後、前記カラーフ
ィルタ13、透明構造体12を透過して半透過反射膜1
4に入射し、この半透過反射膜14で反射された光が再
び、透明構造体12、カラーフィルタ13、背面側偏光
膜6B、液晶表示素子3、そして表面側偏光膜6Aとを
順次通過して液晶ディスプレイ1の表面側に出射し、所
望の背景色の表示を行うこととなる。
射型の液晶ディスプレイ1は、太陽光などの周囲光の光
量が十分な明るい場所では、太陽光を利用する反射型表
示を行う。その際、液晶ディスプレイ1にその表面側か
ら入射する周囲光は、表面側偏光膜6A、液晶表示素子
3、背面側偏光膜6Bを順次透過した後、前記カラーフ
ィルタ13、透明構造体12を透過して半透過反射膜1
4に入射し、この半透過反射膜14で反射された光が再
び、透明構造体12、カラーフィルタ13、背面側偏光
膜6B、液晶表示素子3、そして表面側偏光膜6Aとを
順次通過して液晶ディスプレイ1の表面側に出射し、所
望の背景色の表示を行うこととなる。
【0014】そして、このときは、表面側偏光膜6Aに
より直線偏光されて入射した周囲光が、液晶表示素子3
の液晶分子配向状態に応じて偏光状態を変えられて裏側
偏光膜6Bに入射し、この裏側偏光膜の検光作用により
画像光となるとともに、その光のうち、カラーフィルタ
13と透明構造体12とを通過して半透過反射膜14で
反射された光が、再び透明構造体12とカラーフィルタ
13とを通過し、さらに、裏側偏光膜6B、液晶表示素
子3、表側偏光膜6Aとを透過して出射する。
より直線偏光されて入射した周囲光が、液晶表示素子3
の液晶分子配向状態に応じて偏光状態を変えられて裏側
偏光膜6Bに入射し、この裏側偏光膜の検光作用により
画像光となるとともに、その光のうち、カラーフィルタ
13と透明構造体12とを通過して半透過反射膜14で
反射された光が、再び透明構造体12とカラーフィルタ
13とを通過し、さらに、裏側偏光膜6B、液晶表示素
子3、表側偏光膜6Aとを透過して出射する。
【0015】また、周囲光の光量が少ないときは、バッ
クライトの照明光を利用する透過表示を行なう。この
際、光源10からの照明光は半透過反射膜14と透明構
造体12、背面側偏光膜6B、液晶表示素子3、表面側
偏光膜6Aとを順次透過して液晶ディスプレイ1の表面
側に出射し、背景色の表示を行うこととなる。
クライトの照明光を利用する透過表示を行なう。この
際、光源10からの照明光は半透過反射膜14と透明構
造体12、背面側偏光膜6B、液晶表示素子3、表面側
偏光膜6Aとを順次透過して液晶ディスプレイ1の表面
側に出射し、背景色の表示を行うこととなる。
【0016】このときは、バックライトからの照明光の
うち、半透過反射膜14、透明構造体12及びカラーフ
ィルタ13を透過した光が裏側偏光膜6Bにより直線偏
光となって液晶表示素子3に入射し、液晶分子の配向状
態に応じて偏光状態を変えられて表側の偏光膜に入射
し、この表側偏光膜の検光作用によって画像光となって
出射する。
うち、半透過反射膜14、透明構造体12及びカラーフ
ィルタ13を透過した光が裏側偏光膜6Bにより直線偏
光となって液晶表示素子3に入射し、液晶分子の配向状
態に応じて偏光状態を変えられて表側の偏光膜に入射
し、この表側偏光膜の検光作用によって画像光となって
出射する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造の半透過反射型の液晶ディスプレイ1は、透過
型の表示方式により表示する当該液晶表示素子3の背景
色の色調と、反射型の表示方式により表示する当該液晶
表示素子3の背景色の色調とが異なり、利用者の使用感
が損なわれることがあった。
うな構造の半透過反射型の液晶ディスプレイ1は、透過
型の表示方式により表示する当該液晶表示素子3の背景
色の色調と、反射型の表示方式により表示する当該液晶
表示素子3の背景色の色調とが異なり、利用者の使用感
が損なわれることがあった。
【0018】このように色調に差異が生じるのは、昼間
の外部照射光としての太陽光と、夜間の外部照射光とし
てのバックライトの光源との波長成分や照度が異なるた
めである。つまり、入射光が液晶表示素子3の液晶層の
複屈折効果により各波長光がそれぞれ偏光状態の異なる
楕円偏光となった光となって偏光膜6に入射し、この偏
光膜6を透過した光が各波長光の光量比に応じて着色さ
れるため、前記透明構造体の液晶表示素子3に対向する
面に形成したカラーフィルタ13の表示色に色調の相違
が生じることが原因であった。
の外部照射光としての太陽光と、夜間の外部照射光とし
てのバックライトの光源との波長成分や照度が異なるた
めである。つまり、入射光が液晶表示素子3の液晶層の
複屈折効果により各波長光がそれぞれ偏光状態の異なる
楕円偏光となった光となって偏光膜6に入射し、この偏
光膜6を透過した光が各波長光の光量比に応じて着色さ
れるため、前記透明構造体の液晶表示素子3に対向する
面に形成したカラーフィルタ13の表示色に色調の相違
が生じることが原因であった。
【0019】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、昼夜の外部照射光の相違に拘わらず、同
じ色調の背景色の表示を可能とする液晶ディスプレイを
提供することを目的とするものである。
たものであり、昼夜の外部照射光の相違に拘わらず、同
じ色調の背景色の表示を可能とする液晶ディスプレイを
提供することを目的とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載の液晶ディスプレイの特徴
は、液晶表示素子の背面側に第1カラーフィルタ、半透
過反射膜、光源を順次配設してなる半透過反射型の液晶
ディスプレイにおいて、前記半透過反射膜の背面側に、
前記半透過反射膜をその背面側から液晶表示素子側へ透
過した光の色を、前記第1カラーフィルタを透過して前
記半透過反射膜で反射する光の色と同一とする調色手段
を設けた点にある。
め、本発明の請求項1に記載の液晶ディスプレイの特徴
は、液晶表示素子の背面側に第1カラーフィルタ、半透
過反射膜、光源を順次配設してなる半透過反射型の液晶
ディスプレイにおいて、前記半透過反射膜の背面側に、
前記半透過反射膜をその背面側から液晶表示素子側へ透
過した光の色を、前記第1カラーフィルタを透過して前
記半透過反射膜で反射する光の色と同一とする調色手段
を設けた点にある。
【0021】また、請求項2に記載の液晶ディスプレイ
の特徴は、請求項1に記載の液晶ディスプレイにおい
て、前記調色手段は、光源と、光源と半透過反射膜との
間に配設された第2カラーフィルタとからなり、着色さ
れた光源の光が第2カラーフィルタ及び半透過反射膜を
透過することにより、前記半透過反射膜で反射する光の
色と同じ色を形成するように、前記第2カラーフィルタ
及び光源の色が調整されている点にある。
の特徴は、請求項1に記載の液晶ディスプレイにおい
て、前記調色手段は、光源と、光源と半透過反射膜との
間に配設された第2カラーフィルタとからなり、着色さ
れた光源の光が第2カラーフィルタ及び半透過反射膜を
透過することにより、前記半透過反射膜で反射する光の
色と同じ色を形成するように、前記第2カラーフィルタ
及び光源の色が調整されている点にある。
【0022】これらの液晶ディスプレイによれば、前記
半透過反射膜の表面部分においては、太陽光を外部光と
して利用する場合であっても、その外部照射光の波長成
分や照度の相違を前記調色手段のカラー調整によって補
填することで、同じ色調の背景表示を得ることができ
る。
半透過反射膜の表面部分においては、太陽光を外部光と
して利用する場合であっても、その外部照射光の波長成
分や照度の相違を前記調色手段のカラー調整によって補
填することで、同じ色調の背景表示を得ることができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1を
用いて説明する。図1は、本発明の液晶ディスプレイ1
の一例として、車載用の液晶ディスプレイ1の構成を示
す要部断面図である。なお、前述した従来のものと同一
の構成については、説明を省略し、図面中に同一の符号
を付して説明する。
用いて説明する。図1は、本発明の液晶ディスプレイ1
の一例として、車載用の液晶ディスプレイ1の構成を示
す要部断面図である。なお、前述した従来のものと同一
の構成については、説明を省略し、図面中に同一の符号
を付して説明する。
【0024】本実施形態の液晶ディスプレイ1は、液晶
表示素子3と光源10との間に、前記液晶表示素子3と
略同形状の外形とされた板状の透明構造体12が配置さ
れており、この透明構造体12の前記液晶表示素子3に
対向することとなる表面側全面には、所定の色の第1の
カラーフィルタ13(以下、表面側CF13A)が印刷
により形成されている。また、本実施形態においては、
透明構造体12の背面側全面には、外部照明光としての
太陽光あるいは光源の光を均一の拡散し面光源化するた
めの乳白色の半透過反射膜14が印刷により形成されて
おり、さらに、この半透過反射膜14表面には、第2の
カラーフィルタ13(以下、背面側CF13B)が形成
されている。
表示素子3と光源10との間に、前記液晶表示素子3と
略同形状の外形とされた板状の透明構造体12が配置さ
れており、この透明構造体12の前記液晶表示素子3に
対向することとなる表面側全面には、所定の色の第1の
カラーフィルタ13(以下、表面側CF13A)が印刷
により形成されている。また、本実施形態においては、
透明構造体12の背面側全面には、外部照明光としての
太陽光あるいは光源の光を均一の拡散し面光源化するた
めの乳白色の半透過反射膜14が印刷により形成されて
おり、さらに、この半透過反射膜14表面には、第2の
カラーフィルタ13(以下、背面側CF13B)が形成
されている。
【0025】また、本実施形態のバックライトユニット
の光源10には、前記背面側CF13Bの着色と相俟っ
て、光源10の光が前記背面側CF13Bを通過して半
透過反射膜14上に達したときの色調が、前記液晶表示
素子3側から入射する太陽光が液晶表示素子3、前記表
面側CF13A、透明構造体12とを透過して半透過反
射膜14に到達して反射するときの色調と同じ色調にな
るように調整された色が着色されている。
の光源10には、前記背面側CF13Bの着色と相俟っ
て、光源10の光が前記背面側CF13Bを通過して半
透過反射膜14上に達したときの色調が、前記液晶表示
素子3側から入射する太陽光が液晶表示素子3、前記表
面側CF13A、透明構造体12とを透過して半透過反
射膜14に到達して反射するときの色調と同じ色調にな
るように調整された色が着色されている。
【0026】そして、本実施形態においては、前記背面
側CF13Bと着色が施された光源10とを、前記半透
過反射膜14をその背面側から液晶表示素子3側へ透過
した光の色を、前記所定の色の表面側CF13Aを透過
して前記半透過反射膜14に反射する光の色と同一とす
る調色手段として機能させ、前記半透過反射膜14の表
面において得られる光の色調を、外部光が液晶ディスプ
レイ1の外部からの太陽光などの光である場合と、液晶
ディスプレイ1内部のLEDや蛍光ランプなどの光源1
0の光である場合とで等しくなるように構成されてお
り、前記背面側CF13B及び光源10の色は、前記背
面側CF13Bの色調と光源10の色調とが相俟った結
果、ユーザー所望の色調とされた前記表面側CF13A
の色調に合わせるように調整されている。
側CF13Bと着色が施された光源10とを、前記半透
過反射膜14をその背面側から液晶表示素子3側へ透過
した光の色を、前記所定の色の表面側CF13Aを透過
して前記半透過反射膜14に反射する光の色と同一とす
る調色手段として機能させ、前記半透過反射膜14の表
面において得られる光の色調を、外部光が液晶ディスプ
レイ1の外部からの太陽光などの光である場合と、液晶
ディスプレイ1内部のLEDや蛍光ランプなどの光源1
0の光である場合とで等しくなるように構成されてお
り、前記背面側CF13B及び光源10の色は、前記背
面側CF13Bの色調と光源10の色調とが相俟った結
果、ユーザー所望の色調とされた前記表面側CF13A
の色調に合わせるように調整されている。
【0027】なお、この光源10の着色はLEDや蛍光
ランプのガラス自体に着色してもよいし、蛍光ランプを
用いる場合には、調整済みの色に着色されたランプキャ
ップを蛍光ランプに被着させるようにしてもよい。
ランプのガラス自体に着色してもよいし、蛍光ランプを
用いる場合には、調整済みの色に着色されたランプキャ
ップを蛍光ランプに被着させるようにしてもよい。
【0028】このように、色調を同一に調整された半透
過反射型の液晶ディスプレイ1は、太陽光などの周囲光
の光量が十分な明るい場所においては、図1に実線の矢
印に示すように、液晶ディスプレイ1にその表面側から
入射する周囲光は、表面側偏光膜6A、液晶表示素子
3、背面側偏光膜6Bとを順次透過した後、表面側CF
13A、透明構造体12を透過しつつ入射して半透過反
射膜14に到達し、この半透過反射膜14で反射された
光が再び、表面側CF13A、背面側偏光膜6B、液晶
表示素子3、表面側偏光膜6Aとを順次透過して液晶デ
ィスプレイ1の表面側に出射することとなる。
過反射型の液晶ディスプレイ1は、太陽光などの周囲光
の光量が十分な明るい場所においては、図1に実線の矢
印に示すように、液晶ディスプレイ1にその表面側から
入射する周囲光は、表面側偏光膜6A、液晶表示素子
3、背面側偏光膜6Bとを順次透過した後、表面側CF
13A、透明構造体12を透過しつつ入射して半透過反
射膜14に到達し、この半透過反射膜14で反射された
光が再び、表面側CF13A、背面側偏光膜6B、液晶
表示素子3、表面側偏光膜6Aとを順次透過して液晶デ
ィスプレイ1の表面側に出射することとなる。
【0029】また、夜間などの周囲光の光量が少ないと
きは、バックライトの照明光を利用して、光源10の照
明光が、図1に破線の矢印に示すように、背面側CF1
3B、半透過反射膜14を透過して、透明構造体12、
表面側CF13A、背面側偏光膜6B、液晶表示素子
3、表面側偏光膜6Aとを順次通過して液晶ディスプレ
イ1の表面側に出射することとなる。
きは、バックライトの照明光を利用して、光源10の照
明光が、図1に破線の矢印に示すように、背面側CF1
3B、半透過反射膜14を透過して、透明構造体12、
表面側CF13A、背面側偏光膜6B、液晶表示素子
3、表面側偏光膜6Aとを順次通過して液晶ディスプレ
イ1の表面側に出射することとなる。
【0030】その際、本実施形態においては、前記半透
過反射膜14の表面部分においては、太陽光を外部光と
して利用する場合であっても、光源10を外部照射光と
して利用する場合であっても、前記背面側CF12B及
び光源10の着色を調整してあるので同じ色調となり、
この半透過反射膜14の表面部分から、透明構造体1
2、表面側CF13A、前記背面側偏光膜6B、液晶表
示素子3、表面側偏光膜6Aとを順次通過して液晶ディ
スプレイ1の表面側に出射する際にも、外部照射光の波
長成分や照度の相違を前記調色手段のカラー調整によっ
て補填することで、同じ色調の背景表示を得ることが可
能となる。
過反射膜14の表面部分においては、太陽光を外部光と
して利用する場合であっても、光源10を外部照射光と
して利用する場合であっても、前記背面側CF12B及
び光源10の着色を調整してあるので同じ色調となり、
この半透過反射膜14の表面部分から、透明構造体1
2、表面側CF13A、前記背面側偏光膜6B、液晶表
示素子3、表面側偏光膜6Aとを順次通過して液晶ディ
スプレイ1の表面側に出射する際にも、外部照射光の波
長成分や照度の相違を前記調色手段のカラー調整によっ
て補填することで、同じ色調の背景表示を得ることが可
能となる。
【0031】なお、実験の結果、本実施形態において
は、前記表面側CF13Aとしてオレンジ色の膜層を印
刷により形成し、背面側CF13Bとしてはピンク色の
膜層を印刷により形成するとともに、前記光源10には
黄色の着色を施すことで、外部照射光が液晶ディスプレ
イ1の外部から入射する昼間の太陽光であっても、夜間
における液晶ディスプレイ1の内部からの光源の光であ
っても、ユーザーが所望するオレンジ色を略同一の色調
で得ることができている。
は、前記表面側CF13Aとしてオレンジ色の膜層を印
刷により形成し、背面側CF13Bとしてはピンク色の
膜層を印刷により形成するとともに、前記光源10には
黄色の着色を施すことで、外部照射光が液晶ディスプレ
イ1の外部から入射する昼間の太陽光であっても、夜間
における液晶ディスプレイ1の内部からの光源の光であ
っても、ユーザーが所望するオレンジ色を略同一の色調
で得ることができている。
【0032】具体的には、反射光の色度座標が(x,
y)=(0.579,0.425)、透過光の色度座標
が(x,y)=(0.574,0.426)となり、ど
ちらでも同様の見栄え状態が得られた。
y)=(0.579,0.425)、透過光の色度座標
が(x,y)=(0.574,0.426)となり、ど
ちらでも同様の見栄え状態が得られた。
【0033】なお、本発明は、前述した実施形態に限定
されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能で
ある。例えば、前記透明構造体の素材としては、アクリ
ル樹脂の他、ガラス板、ポリカーボネート等も使用可能
である。
されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能で
ある。例えば、前記透明構造体の素材としては、アクリ
ル樹脂の他、ガラス板、ポリカーボネート等も使用可能
である。
【0034】また、前記バックライトユニットの光源
は、直下式の構造にかぎることなく、図2に示すよう
に、導光板15とLEDなどの光源10とを用いたサイ
ドライト(エッジライト)式の構造であってもよい。そ
の場合には、図2に示すように、導光板15の前記液晶
表示素子3に対向する面の全面に、光源10への着色を
目的とするカラーフィルタ13C等を形成することとな
る。
は、直下式の構造にかぎることなく、図2に示すよう
に、導光板15とLEDなどの光源10とを用いたサイ
ドライト(エッジライト)式の構造であってもよい。そ
の場合には、図2に示すように、導光板15の前記液晶
表示素子3に対向する面の全面に、光源10への着色を
目的とするカラーフィルタ13C等を形成することとな
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る液晶
ディスプレイによれば、昼夜の外部照射光の相違に拘わ
らず、同じ色調の背景色の表示を可能とすることがで
き、使用感を高めることができる等の効果を奏する。
ディスプレイによれば、昼夜の外部照射光の相違に拘わ
らず、同じ色調の背景色の表示を可能とすることがで
き、使用感を高めることができる等の効果を奏する。
【図1】 本発明の実施形態の液晶ディスプレイの要部
構成断面図
構成断面図
【図2】 他の実施形態の液晶ディスプレイの要部構成
断面図
断面図
【図3】 従来例の液晶ディスプレイの要部構成断面図
1 液晶ディスプレイ 2 ケース 3 液晶表示素子 4 バックライトユニット 5 透明基板 6 偏光膜 6A 表面側偏光膜 6B 背面側偏光膜 7 LSI 8 可撓配線基盤 9 電源側配線基板 10 光源 11 反射板 12 透明構造体 13 カラーフィルタ 13A 表面側CF(第1カラーフィルタ) 13B 背面側CF(第2カラーフィルタ) 13C (導光板の)カラーフィルタ 14 半透過反射膜 15 導光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H048 BB02 BB04 BB08 BB42 2H091 FA02Z FA14Z FA23Z FA41Z LA15 LA16 5G435 AA04 BB12 BB15 CC12 EE23 EE26 EE29 GG12 GG24 LL07 LL17
Claims (2)
- 【請求項1】 液晶表示素子の背面側に第1カラーフィ
ルタ、半透過反射膜、光源を順次配設してなる半透過反
射型の液晶ディスプレイにおいて、前記半透過反射膜の
背面側に、前記半透過反射膜をその背面側から液晶表示
素子側へ透過した光の色を、前記第1カラーフィルタを
透過して前記半透過反射膜で反射する光の色と同一とす
る調色手段を設けたことを特徴とする液晶ディスプレ
イ。 - 【請求項2】 前記調色手段は、光源と、光源と半透過
反射膜との間に配設された第2カラーフィルタとからな
り、光源の光が第2カラーフィルタ及び半透過反射膜を
透過することにより、前記半透過反射膜で反射する光の
色と同じ色を形成するように、前記第2カラーフィルタ
及び光源の色が調整されていることを特徴とする請求項
1に記載の液晶ディスプレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001165470A JP2002357819A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 液晶ディスプレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001165470A JP2002357819A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 液晶ディスプレイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002357819A true JP2002357819A (ja) | 2002-12-13 |
Family
ID=19008130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001165470A Pending JP2002357819A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 液晶ディスプレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002357819A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100370336C (zh) * | 2002-12-28 | 2008-02-20 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 背光系统 |
JP2010128265A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Hayashi Telempu Co Ltd | 液晶表示装置およびこれを用いたインフォメーションディスプレイ |
-
2001
- 2001-05-31 JP JP2001165470A patent/JP2002357819A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100370336C (zh) * | 2002-12-28 | 2008-02-20 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 背光系统 |
JP2010128265A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Hayashi Telempu Co Ltd | 液晶表示装置およびこれを用いたインフォメーションディスプレイ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4196973A (en) | Transflector for illuminated electrooptic displays | |
US4500173A (en) | Electroluminescent lamp for liquid crystal display | |
US7301591B2 (en) | Liquid crystal display device wherein the number of light emitting elements activated differs depending on whether display is performed by the first or second liquid crystal panel | |
US4573766A (en) | LED Staggered back lighting panel for LCD module | |
US6894750B2 (en) | Transflective color liquid crystal display with internal rear polarizer | |
JP2004061693A (ja) | 面状光源装置及びそれを用いた液晶表示装置 | |
JP2008225504A (ja) | 表示装置及び時計 | |
JP2007232882A (ja) | 表示装置及び電子機器 | |
KR20040065416A (ko) | 액정표시장치 | |
KR20060001973A (ko) | 표시 장치 및 전자 기기 | |
JPH10133591A (ja) | 導光型照明装置及び導光型表示装置 | |
KR100322928B1 (ko) | 시계용 액정표시패널 | |
JP2004354818A (ja) | 表示装置 | |
JPH1152887A (ja) | 光散乱型液晶表示装置 | |
JP2002357819A (ja) | 液晶ディスプレイ | |
US7123317B2 (en) | Liquid crystal display with fluorescent material | |
US6919885B2 (en) | Reflective display device and electronic device | |
JP2005092041A (ja) | 電気光学装置及びこれを備えた電子機器 | |
JPH1138411A (ja) | 内照型液晶表示装置 | |
JPH11174448A (ja) | 液晶表示装置 | |
JPH0125965Y2 (ja) | ||
CN108061988A (zh) | 反射式液晶模组和反射式液晶显示装置 | |
JPH11109876A (ja) | 反射型液晶表示装置 | |
JP2000105542A (ja) | 表示装置 | |
JPH0453925A (ja) | 液晶表示装置 |