JP2002357763A - ズーム装置 - Google Patents

ズーム装置

Info

Publication number
JP2002357763A
JP2002357763A JP2001166763A JP2001166763A JP2002357763A JP 2002357763 A JP2002357763 A JP 2002357763A JP 2001166763 A JP2001166763 A JP 2001166763A JP 2001166763 A JP2001166763 A JP 2001166763A JP 2002357763 A JP2002357763 A JP 2002357763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zoom
motor
range
digital
magnification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001166763A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Kikuchi
健一 菊地
Kazuhiko Sugimoto
和彦 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2001166763A priority Critical patent/JP2002357763A/ja
Publication of JP2002357763A publication Critical patent/JP2002357763A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Cameras In General (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ズーム用モータ24でズームレンズ22を移
動させることによって光学ズームを実現するとともに、
ディジタルズーム回路30で画像信号にディジタル処理
を施すことによってディジタルズームを実現する。な
お、光学ズームが望遠限界に達したときに、ディジタル
ズームを機能させることによって、より大きなズーム倍
率を得る。また、ディジタルズームに切り換わった後で
かつ光学ズームに切り換わる前の任意のタイミングで、
ズーム用モータ24を所定量だけ、具体的にはズーム用
モータ24の動力をズームレンズ22に伝達させるため
の伝達機構の遊びに相当する量だけ、逆転させる。 【効果】 ディジタルズームから光学ズームに切り換わ
るときに、ズーム用モータ24の動力が直ぐにズームレ
ンズ22に伝達されるので、当該切り換わり時のズーム
動作がスムーズになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ズーム装置に関し、
特にたとえば、ディジタルカメラ装置に適用され、第1
範囲のズーム倍率を光学レンズによって調整し、第1範
囲の最大値に連続する第2範囲のズーム倍率をディジタ
ル処理によって調整する、ズーム装置に関する。
【0002】
【従来技術】いわゆる光学ズームとディジタルズームと
を組み合せたズーム装置では、光学ズームが望遠限界に
達した後もなおズームスイッチが望遠方向にONされ続
けると、自動的にディジタルズームに切り換わる。一
方、ディジタルズーム域においてズームスイッチが広角
方向にONされてディジタルズームが広角限界に達する
と、自動的に光学ズームに切り換わる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなズーム装置
においては、光学ズームおよびディジタルズームの一方
から他方に切り換わるとき、撮影者に対しその切り換わ
りを意識させないようにするために、ズーム倍率(画
角)をスムーズに変化させるのが望ましい。しかし、光
学ズームを構成する機構には、ズーム用モータの動力を
ズームレンズに伝達するためのギアや溝カムなどの伝達
機構が含まれている。これら伝達機構は当然に機械的な
遊びを有しているが、従来、この遊びによって、次のよ
うな問題が生じていた。すなわち、光学ズームからディ
ジタルズームに切り換わるときには、スムーズにズーム
倍率が変化するものの、ディジタルズームから光学ズー
ムに切り換わるときには、ズーム用モータがそれまでと
は反対の方向に回転するため、ズーム用モータの動力が
ズームレンズに伝達するまでに伝達機構の遊び量に相当
する時間遅れが生じる。したがって、ズーム用モータが
正常に回転しているにも係わらず、ズーム動作が一瞬止
まった状態となり、撮影者に違和感を与えてしまう。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、デ
ィジタルズームから光学ズームへ切り換わるときのズー
ム倍率の変化をスムーズなものにすることができる、ズ
ーム装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1範囲の
ズーム倍率を光学レンズによって調整し、第1範囲の最
大値に連続する第2範囲のズーム倍率をディジタル処理
によって調整するズーム装置において、ズーム倍率の連
続的な変更指示を受け付ける受付手段、変更指示がズー
ム倍率を第1範囲内で増加させるものであるとき順方向
に回転し、変更指示がズーム倍率を第1範囲内で減少さ
せるものであるとき逆方向に回転するモータ、モータの
動力を光学レンズに伝達する伝達機構、およびズーム倍
率が第2範囲に遷移した後でかつ第1範囲に戻る前の任
意のタイミングでモータを逆方向に所定量回転させる回
転制御手段を備えることを特徴とする、ズーム装置であ
る。
【0006】
【作用】この発明では、第1範囲および第2範囲内でズ
ーム倍率を調整できる。このうち第1範囲においては、
光学レンズによってズーム倍率が調整される。一方、第
1範囲の最大値に連続する第2範囲においては、ディジ
タル処理によってズーム倍率が調整される。ところで、
ズーム倍率を連続的に変更する旨の変更指示が、受付手
段によって受け付けられる。ここで、変更指令がズーム
倍率を第1範囲内で増加させるものであるとき、換言す
れば望遠方向へのズーム動作を指示するものであると
き、モータは順方向に回転する。一方、変更指示がズー
ム倍率を第1範囲内で減少させるものであるとき、換言
すれば広角方向へのズーム動作を指示するものであると
き、モータは逆方向に回転する。そして、このモータの
動力は、伝達機構によって光学レンズに伝達され、これ
によって光学レンズによるズーム倍率の調整が実現され
る。さらに、ズーム倍率が第2範囲に遷移した後でかつ
第1範囲に戻る前、換言すれば光学ズームからディジタ
ルズームに切り換わった後でかつ光学ズームに切り換わ
る前に、回転制御手段が、任意のタイミングでモータを
広角方向である逆方向に所定量だけ回転させる。なお、
所定量は、伝達機構の遊びに相当する量とするのが望ま
しい。
【0007】この発明のある実施例では、ズーム倍率を
減少させる変更指令を最初に受け付けるタイミングを、
任意のタイミングとすることができる。すなわち、望遠
方向にズーム動作することで光学ズームからディジタル
ズームに切り換わった後、最初に広角方向にズーム動作
するときに、モータを伝達機構の遊びに相当する分だけ
逆転させるのである。
【0008】なお、伝達機構は、原動節と従動節とを備
えるカム機構を含むものであってもよい。具体的には、
原動節および従動節の一方は、第1接触縁と第2接触縁
とが形成された凹部を有するものとする。そして、原動
節および従動節の他方は、当該凹部に係合する凸部を有
し、この凸部は、モータが順方向に回転するとき第1接
触縁と接触し、モータが逆方向に回転するとき第2接触
縁と接触するものとする。この場合、凸部が第1接触縁
と接触しているときの当該凸部と第2接触縁との間隙に
相当する量が、所定量に含まれる。
【0009】また、伝達機構は、ギア機構を含むもので
あってもよい。この場合、所定量には、ギア機構のバッ
クラッシに相当する量が含まれる。
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、光学ズームからディ
ジタルズームに切り換わった後でかつ光学ズームに切り
換わる前に、モータが伝達機構の遊びに相当する分だけ
逆転される。したがって、ディジタルズームから光学ズ
ームに切り換わるときには、既に伝達機構の遊びが存在
しない状態にあるので、モータの動力が瞬時に光学レン
ズに伝達され、ズーム倍率がスムーズに変化するという
効果がある。
【0011】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0012】
【実施例】図1を参照して、第1実施例のディジタルカ
メラ装置10は、フォーカスレンズユニット12とズー
ムレンズユニット14とを有している。このうちフォー
カスレンズユニット12は、フォーカスレンズ16と、
このフォーカスレンズ16の焦点位置を変化させるため
のフォーカス用モータ18とを含む。なお、フォーカス
用モータ18は、ステッピング・モータであり、CPU
(Central Processing Unit)20から与えられる矩形
波パルスのフォーカス制御信号に従って駆動される。一
方、ズームレンズユニット14は、ズームレンズ22
と、このズームレンズ22の焦点位置を変化させるため
のズーム用モータ24とを含む。このズーム用モータ2
4もまた、ステッピング・モータであり、CPU20か
ら与えられる矩形波パルスの光学ズーム制御信号に従っ
て駆動される。
【0013】フォーカスレンズ16およびズームレンズ
22を通してCCD(Charge Coupled Device)型の撮
像素子26に入力される図示しない被写体の光学像は、
ここでアナログの電気信号、すなわち画像信号に変換さ
れる。そして、変換後の画像信号は、信号処理回路28
に入力され、ここで増幅処理やフィルタリング処理など
の所定の処理が施された後、ディジタルズーム回路30
に入力される。ディジタルズーム回路30は、入力され
る画像信号をディジタル化してディジタル画像信号を生
成するとともに、このディジタル画像信号に対しCPU
20から与えられるディジタルズーム制御信号に応じて
ディジタルズーム処理を施す。そして、この処理後のデ
ィジタル画像信号は、表示制御回路32を介して、液晶
モニタ(LCD:Liquid Crystal Display)34に入力
され、これによって、モニタ34の画面に被写体の撮影
画像が表示される。
【0014】また、ディジタルズーム回路30から出力
されるディジタル画像信号は、記録再生回路36にも入
力される。記録再生回路36は、入力されたディジタル
画像信号を、CPU20から与えられる記録制御信号に
応答して、スロット38に収容されている着脱可能なメ
モリカード40に記録する。また、記録再生回路36
は、CPU20から再生制御信号が与えられると、これ
に応答して、メモリカード40に記録されているディジ
タル画像信号を読み出す。この読み出されたディジタル
画像信号は、表示制御回路32を介してモニタ34に入
力され、これによって、モニタ34の画面に被写体の記
録画像が表示される。
【0015】さらに、この第1実施例のディジタルカメ
ラ装置10は、信号処理回路28による処理後の画像信
号が入力されるハイ・パス・フィルタ(HPF)42を
有している。ハイ・パス・フィルタ42は、画像信号に含
まれる高周波数成分を抽出し、この抽出後の信号をフォ
ーカス処理回路44に入力する。フォーカス処理回路4
4は、ハイ・パス・フィルタ42によって抽出された信号
のレベルや先鋭度を評価し、この評価結果をCPU20
に伝える。CPU20は、フォーカス処理回路44によ
る評価結果に基づいて、フォーカスレンズ16の焦点位
置を適切に調整するべく上述のフォーカス制御信号を生
成してフォーカス用モータ18に供給する。
【0016】また、CPU20には、操作スイッチ46
が接続されている。この操作スイッチ46は、望遠(Te
lephoto)ズームスイッチ48および広角(Wide-angl
e)ズームスイッチ50を含んでいる。CPU20は、
これら各ズームスイッチ48および50の操作に応じ
て、上述した光学ズーム制御信号をズーム用モータ24
に供給するとともに、ディジタルズーム制御信号をディ
ジタルズーム回路30に供給する。なお、望遠ズームス
イッチ48が継続してONされているとき、または広角
ズームスイッチ50が継続してONされているとき、C
PU20は、光学ズーム制御信号またはディジタルズー
ム制御信号としての矩形波パルスを連続して出力する。
また、各ズームスイッチ48および50が同時にONさ
れているときには、CPU20は、光学ズーム制御信号
およびディジタルズーム制御信号のいずれをも出力しな
い。各ズームスイッチ48および50として、1つのシ
ーソ型スイッチを用いることによって、任意の一方のみ
をONできるようにしてもよい。
【0017】そして、図には示さないが、操作スイッチ
46には、録画スイッチおよび再生スイッチも含まれて
いる。このうち録画スイッチをONすると、CPU30
は録画モードに入り、上述した録画制御信号を生成して
記録再生回路36に供給する。一方、再生スイッチをO
Nすると、CPU30は再生モードに入り、上述した再
生制御信号を生成して記録再生回路36に供給する。こ
のCPU30の動作を制御するための制御プログラム
は、メモリ52に記憶されている。
【0018】以上の説明から判るように、この第1実施
例のディジタルカメラ装置10は、ズームレンズ22の
焦点位置を変化させることによってズーム倍率を調整す
るという光学ズーム機能と、撮影された画像信号をディ
ジタル処理することによってズーム倍率を調整するとい
うディジタルズーム機能とを備えている。このうち光学
ズーム機能によるズーム倍率Moは、最大で10倍であ
り、上述した光学ズーム制御信号に従ってズーム用モー
タ24を駆動することによって、Mo=1.00〜1
0.00の範囲内で0.01倍ずつ、言わば連続的に当
該ズーム倍率Moを可変できる。一方、ディジタルズー
ム機能によるズーム倍率Mdは、最大で2.7倍であ
り、上述したディジタルズーム制御信号に従ってディジ
タルズーム回路30を制御することで、Md=1.00
〜2.70の範囲内で0.01倍ずつ当該ズーム倍率M
dを可変できる。したがって、これらのズーム機能を互
いに組み合せることによって、装置全体のズーム倍率M
として、M=Mo×Mdという倍率、すなわち最大で27
倍のズーム倍率Mを得ることができる。
【0019】ただし、この第1実施例では、図2に示す
ように、装置全体のズーム倍率Mを、M=1.00〜1
0.00までの光学ズーム域と、M=10.00〜2
7.00までのディジタルズーム域と、の2つの領域に
分けている。そして、光学ズーム域については、ディジ
タルズーム機能によるズーム倍率MdをMd=1とし、光
学ズーム機能によるズーム倍率Moのみを変化させるこ
とによって装置全体のズーム倍率Mを0.01倍間隔で
M=1.00〜10.00の範囲内で調整する。そし
て、光学ズーム機能によるズーム倍率Moが最大値(Mo
=10.00)になったときに、ディジタルズーム機能
によるズーム倍率Mdを変化させ、これによってディジ
タルズーム域における装置全体のズーム倍率Mを0.0
1倍間隔でM=10.00〜27.00の範囲内で調整
する。
【0020】ここで、光学ズーム機能を担うズームレン
ズユニット14の概略構造を、図3に示す。同図に示す
ように、ズームレンズユニット14は、若干厚めの板状
のベース部100を有している。このベース部100の
略中央には、一方の面から他方の面に貫通する凸状の貫
通孔102が穿設されており、この貫通孔102内に嵌
合するように撮像素子26を内蔵したCCDユニット1
04が固定されている。
【0021】また、ベース部100における撮像素子2
6の受光面が向いている側(同図において左側)の面に
は、CCDユニット104を中心としてその周囲を囲む
ように、円筒状の固定枠106の一端が固定されてい
る。そして、固定枠106の他端には、当該固定枠10
6の内周壁に連続する内周壁を有する円筒状の回転枠1
08の一端が取り付けられている。
【0022】回転枠108は、自身の円周方向に沿って
回転可能とされており、一端側(固定枠106側)の外
周壁には円周方向に沿って複数の歯110が形成されて
いる。さらに、回転枠108の周壁の一端寄りの部分か
ら他端寄りの部分にわたって、内周壁から外周壁に貫通
する細長いカム溝(厳密には一種の貫通孔)112が、
当該一端から他端に向かう方向に対し斜めの方向に形成
されている。
【0023】そして、回転枠108の内部空間には、回
転枠108の内径寸法よりも若干小さめの外径寸法を有
する円筒状の移動枠114が、自身の外周壁を回転枠1
08の内周壁に沿わせた状態で収容されている。そし
て、移動枠114におけるベース部100側の端部に、
保持部116を介してズームレンズ22がその光軸11
8を撮像素子26の中心に一致させた状態で固定されて
いる。さらに、移動枠114の外周壁上の所定位置(同
図では保持部116に近い位置)には、外方に突出した
ピン120が固定されている。このピン120は、カム
溝112内に位置している。すなわち、これらカム溝1
12とピン120とは互いに係合しており、これによっ
て、カム溝112を含む回転枠108を原動節とし、ピ
ン120を含む移動枠114を従動節とするカム機構を
構成している。なお、ピン120の外周壁と、これを挟
むカム溝112の互いに対向する2つの内側面112a
および112bとの間には、遊びとしての間隙122が
設けられている。また、図には示さないが、移動枠11
4は、それ自身が回転枠108とともに回転しないよう
な構造とされている。
【0024】さらに、固定部106の外周壁の近傍に、
ズーム用モータ24が設けられている。ズーム用モータ
24は、自身の回転シャフト24aを固定枠106の他
端側に向けた状態でかつ回転シャフト24aが光軸11
2方向に対して平行を成すようにベース部100に固定
されている。そして、回転シャフト24aには、上述し
た歯110と噛み合う複数の歯124を有する歯車12
6が取り付けられている。
【0025】このような構成のズームレンズユニット1
4によれば、同図に矢印200で示すようにズーム用モ
ータ24の回転シャフト24aが回転すると、その動力
が歯車126を介して回転枠108に伝達される。これ
によって、回転枠108が、光軸118を中心に回転
し、この回転枠108に形成されたカム溝112によっ
てピン120が光軸118方向に沿って案内される。そ
の結果、矢印202で示すように移動枠114とともに
ズームレンズ22が光軸118方向に沿って移動し、す
なわちズーム動作する。
【0026】具体的には、図4に示すように、ズーム用
モータ24の回転シャフト24aが矢印204で示され
る方向に回転すると、回転枠108は、それと反対方向
に回転する。これによって、カム溝112の内側面11
2a,112bのうちベース部100側の内側面112
aがピン120の外周壁に接触し、ピン120に対して
ベース部100から離れる方向に向かう押圧力が働く。
その結果、矢印206で示すように、移動枠114が回
転枠108内(他端側)から繰り出される方向に移動
し、これに伴いズームレンズ22が撮像素子26から離
れる方向に移動する。なお、この図4に示すように、ズ
ームレンズ22が繰り出し方向に移動すると、ズーム倍
率Moは増大し、すなわち望遠方向にズーム動作する。
【0027】これとは反対に、図5に示すように、ズー
ム用モータ24の回転シャフト24aが矢印208で示
される方向に回転すると、カム溝112の内側面112
a,112bのうちベース部100から遠い側の内側面
112bがピン120の外周壁に接触する。これによっ
て、ピン120に対してベース部100に近づく方向に
向かう押圧力が働き、矢印210で示すように移動枠1
14が回転枠108内に繰り込まれる方向に移動する。
そして、この移動枠114の移動に伴って、ズームレン
ズ22が撮像素子26に近づく方向に移動する。なお、
この図5に示すように、ズームレンズ22が繰り込み方
向に移動すると、ズーム倍率Moは減少し、すなわち広
角方向にズーム動作する。
【0028】一方のディジタルズーム機能を担うディジ
タルズーム回路30については、公知の技術を用いるの
で、ここでは詳細な説明を省略する。
【0029】このように構成されたディジタルカメラ装
置10において、たとえば図6に示すように、或る時点
1で、ズーム倍率Mが光学ズーム域内のある値Aにあ
るとする。この状態で、望遠ズームスイッチ48がON
されると、CPU20は、ズーム用モータ24に対して
望遠方向にズーム動作するよう制御する(厳密には、こ
の制御を実現するための光学ズーム制御信号を生成して
ズーム用モータ24に供給する)。これによって、光学
ズーム機能による望遠方向へのズーム動作が開始され、
同図にグラフXで示すように、時間tの経過とともにズ
ーム倍率M(Mo)が連続的に(厳密には、0.01倍
間隔で)増加する。なお、CPU20は、自身が生成す
る光学ズーム制御信号およびディジタルズーム制御信号
から、ズーム倍率M(MoおよびMd)がどれくらいであ
るかを検知する。
【0030】そして、時点t2で、ズーム倍率MがM=
10となり光学ズーム域の望遠限界に達すると、CPU
20は、ズーム用モータ24の駆動を停止する。このと
き、なおも継続して望遠ズームスイッチ48がONされ
ている場合、CPU20は、ディジタルズーム回路30
に対して望遠方向にズーム動作するよう制御する(厳密
には、この制御を実現するためのディジタルズーム制御
信号を生成してディジタルズーム回路30に供給す
る)。これによって、光学ズーム機能によるズーム動作
からディジタルズーム機能によるズーム動作に切り換わ
り、時間の経過とともにズーム倍率M(Md)が連続的
に(厳密には、0.01倍間隔で)増加する。そして、
ズーム倍率Mがディジタルズーム域内のある値Bになっ
た時点t3で、それまでONされていた望遠ズームスイ
ッチ48がOFFされると、CPU30は、ズーム動作
を停止するよう(すなわち、その時点t3でのズーム倍
率Mdを保持するよう)ディジタルズーム回路30を制
御する。
【0031】次に、時点t3の状態から時点t4におい
て、広角ズームスイッチ50がONされるとする。する
と、CPU20は、ディジタルズーム回路30に対して
広角側にズーム動作するよう制御する。これによって、
ディジタルズーム機能による広角方向へのズーム動作が
開始され、同図にグラフY’で示すように、時間tの経
過とともにズーム倍率M(Md)が連続的に減少する。
【0032】そして、時点t5で、ズーム倍率MがM=
10となりディジタルズーム域の広角限界に達すると、
CPU20は、ディジタルズーム回路30によるズーム
動作を停止する。このとき、なおも継続して広角ズーム
スイッチ50がONされていると、CPU20は、ズー
ム用モータ24に対して広角方向にズーム動作するよう
制御する。これによって、ディジタルズーム機能による
ズーム動作から光学ズーム機能によるズーム動作に切り
換わる。
【0033】ただし、ここで注意しなければならないの
は、ズーム用モータ24の動力をズームレンズ22(回
転枠108)に伝達するための機構には、上述した間隙
122などの機械的な遊びがあるという点である。すな
わち、ズーム用モータ24が或る方向に回転している状
態から反対の方向に回転するとき、このズーム用モータ
24の動力がズームレンズ22に伝達されるまでに、当
該遊びの大きさに応じた時間tdが掛かる。この時間td
を生じさせる原因としては、特に間隙122の寸法(厳
密には回転枠108の円周方向における寸法)Dによる
影響が大きいが、これ以外にも歯車126の各歯124
と回転枠108側の各歯110との噛み合い部分の間隙
(バックラッシュ)による影響もある。
【0034】したがって、上述の時刻t2においてズー
ム用モータ24の駆動を停止させた後、この時刻t2
おけるズーム用モータ24の状態をそのまま放置してお
くと、時刻t5においてズーム用モータ24をそれまで
とは反対の方向に回転させるときに、その動力がズーム
レンズ22に伝達されるまでに上述の時間tdが掛か
る。これによって、図6に符号Zで示すように、時刻t
5から時間tdの間だけズーム動作が停止した状態とな
り、撮影者に違和感を与えてしまう。この点が、従来技
術において問題としていた点である。この問題は、ズー
ム動作(ズーム倍率Mの変化)のスピードが速いほど、
顕著に現れる。ズーム動作が速いと、上述の時間tdが
相対的に大きくなるからである。
【0035】そこで、この第1実施例では、光学ズーム
域からディジタルズーム域へ遷移した後、最初に広角ズ
ームスイッチ50がONされたとき(図6においては時
点t 4のとき)に、ズーム用モータ24を上述の遊びの
大きさに相当する分だけ逆転させる。このように、ディ
ジタルズーム動作から光学ズーム動作に切り換わる時点
5よりも前の時点で、ズーム用モータ24を予め遊び
分だけ逆転させることによって、図7にグラフYで示す
ように当該時点t5におけるズーム動作の切り換わりを
スムーズにすることができる。
【0036】なお、光学ズーム動作に切り換わった後
は、広角ズームスイッチ50がOFFされるか若しくは
広角限界に達するまで、時間tの経過とともにズーム倍
率M(Mo)が連続的に減少する。
【0037】実際の実験で使用したズームレンズユニッ
ト14によれば、上述の遊びの大きさは、ズーム倍率M
(Mo)に換算して約0.5倍に相当する大きさであっ
た。この0.5倍というズーム倍率Mは、当該ズーム倍
率Mの最大値(27倍)の約2パーセントに相当する値
である。したがって、たとえばこの発明を適用せずにズ
ーム倍率Mを最大値から最小値(1倍)まで一気に変化
させた場合、このズーム動作に掛かる全時間のうちの約
2パーセントの間、ズーム動作が停止した状態となる。
この点からも、この発明の有効性が伺える。なお、遊び
の殆どは、上述の溝カム機構の間隙122(寸法D)に
よるものであり、当該間隙122による影響に比べれ
ば、歯車126の各歯124と回転枠108側の各歯1
10との噛み合い部分のバックラッシュによる影響は無
視できるほどに小さかった。
【0038】このようにして光学ズーム域およびディジ
タルズーム域の双方にわたって一連のズーム動作を実現
するために、この第1実施例におけるCPU20は、上
述した制御プログラムに従って図8および図9の各フロ
ー図で示される処理を実行する。
【0039】図8を参照して、CPU20は、まず、ス
テップS1において望遠ズームスイッチ48または広角
ズームスイッチ50がONされたか否かを判断する。こ
こで、望遠ズームスイッチ48がONされたと判断する
と、CPU20はステップS3に進み、現在のズーム倍
率Mが光学ズーム域およびディジタルズーム域のいずれ
にあるのかを判断する。この判断は、ズーム倍率Mが1
0以下(M≦10)であるか否かによって行う。
【0040】ステップS3において、ズーム倍率Mが光
学ズーム域にあると判断すると、CPU20は、ステッ
プS5に進み、ズーム用モータ24を反転させたか否か
を表すフラグRをクリアし、具体的にはフラグRに
“0”という値を設定する。そして、ステップS7にお
いて、ズーム倍率Mが光学ズーム域における望遠限界に
達したか否か、すなわちM=10であるか否かを判断す
る。
【0041】ステップS7において、ズーム倍率Mが光
学ズーム域における望遠限界に未だ達していないと判断
した場合には、CPU20は、ステップS9に進む。そ
して、このステップS9により、望遠方向に0.01倍
分だけズーム動作するようズーム用モータ24を駆動さ
せた後、ステップS1に戻る。
【0042】一方、ステップS7において、ズーム倍率
Mが光学ズーム域における望遠限界に達したと判断した
場合は、CPU20は、ステップS11に進む。また、
ステップS3において、ズーム倍率Mがディジタルズー
ム域にあると判断した場合も、CPU20は、ステップ
S11に進む。
【0043】ステップS11では、CPU20は、ズー
ム倍率Mがディジタルズーム域の望遠限界に達したか否
か、すなわちM=27であるか否かを判断する。ここ
で、ズーム倍率Mがディジタルズーム域の望遠限界に達
していないと判断した場合、CPU20は、ステップS
13に進み、望遠方向に0.01倍分だけズーム動作す
るようディジタルズーム回路30を制御する。そして、
このステップS13を処理した後、CPU20は、ステ
ップS1に戻る。なお、ステップS11において、ズー
ム倍率Mがディジタルズーム域の望遠限界に達したと判
断した場合には、CPU20は、直接ステップS1に戻
る。
【0044】ステップS1において、広角ズームスイッ
チ50がONされると、CPU20は図9のステップS
15に進む。そして、このステップS15において、現
在のズーム倍率Mが光学ズーム域およびディジタルズー
ム域のいずれにあるのかを判断する。
【0045】ここで、ズーム倍率Mが光学ズーム域にあ
ると判断すると、CPU20は、ステップS17に進
み、上述したフラグRをクリアする。そして、ステップ
S19において、ズーム倍率Mが光学ズーム域の広角限
界に達したか否かを判断する。
【0046】ステップS19において、ズーム倍率Mが
光学ズーム域の広角限界に未だ達していないと判断した
場合には、CPU20は、ステップS21に進む。そし
て、このステップS21において、広角方向に0.01
倍分だけズーム動作するようズーム用モータ24を駆動
させた後、ステップS1に戻る。これとは反対に、ステ
ップS19において、ズーム倍率Mが光学ズーム域の広
角限界に達したと判断すると、CPU20は、図8のス
テップS1に戻る。
【0047】一方、ステップS15において、ズーム倍
率Mがディジタルズーム域にあると判断すると、CPU
20は、ステップS23に進み、ここで上述のフラグR
がセットされているか否か、すなわちR=1であるかを
判断する。そして、フラグRがセットされていると判断
すると、CPU20は、ステップS25に進み、ズーム
倍率Mがディジタルズーム域における広角限界に達した
か否か、すなわちM=10であるか否かを判断する。
【0048】そして、このステップS25において、ズ
ーム倍率Mがディジタルズーム域の広角限界に達してい
ないと判断すると、CPU20は、ステップS27に進
み、広角方向に0.01倍分だけズーム動作するようデ
ィジタルズーム回路30を制御する。そして、このステ
ップS27の処理後、CPU20は、図8のステップS
1に戻る。なお、ステップS25において、ズーム倍率
Mがディジタルズーム域の広角限界に達したと判断した
場合には、CPU20は、ステップS19に進む。
【0049】さらに、ステップS23において、フラグ
Rが未だセットされていないと判断した場合には、CP
U20は、ステップS29に進む。そして、このステッ
プS29において、ズーム用モータ24を上述した遊び
量に相当する分だけ広角方向にズーム動作する方向に回
転(逆転)させる。そして、このステップS29の処理
後、ステップS31において、フラグRをセットした
後、図8のステップS1に戻る。
【0050】なお、この第1実施例では、光学ズーム域
からディジタルズーム域に遷移した後、最初に広角方向
にズーム動作する時点(図7における時点t4)でズー
ム用モータ24を逆転させるようにしたが、これに限ら
ない。たとえば、光学ズーム域からディジタルズーム域
への遷移後に最初にズーム動作が停止された時点(図7
における時点t3)でズーム用モータ24を逆転させて
もよい。或いは、ディジタルズーム域に遷移してから最
初にズーム動作が停止された後、望遠側および広角側の
いずれに関係なく再度ズーム動作が開始される時点(図
示せず)でズーム用モータ24を逆転させてもよい。
【0051】さらには、光学ズーム域からディジタルズ
ーム域に遷移した後、最初にズーム倍率Mが所定値と一
致したときに、ズーム用モータ24を逆転させてもよ
い。なお、所定値としては、ディジタルズーム域におけ
る広角限界(すなわちM=10)、若しくはこれに近い
値を設定するのが望ましい。
【0052】次に、図10〜図12を参照して、この発
明の第2実施例について説明する。
【0053】第2実施例においては、ズームレンズユニ
ット14として図10に示すような構成のものを採用す
る。なお、このズームレンズユニット14以外の構成に
ついては、第1実施例と同様であるので、それらの説明
は省略する。
【0054】同図に示すように、この第2実施例におけ
るズームレンズユニット14は、第1実施例と同様のベ
ース部100を有している。そして、このベース100
に設けられた貫通孔102に、CCDユニット104が
第1実施例と同様に固定されている。
【0055】ベース部100における撮像素子26の受
光面が向いている側(同図において左側)の面には、C
CDユニット104を中心としてその周囲を囲むよう
に、円筒状の固定枠150の一端が固定されている。そ
して、固定枠150の他端には、中央に所定寸法のアパ
ーチャ152が形成された遮蔽板154が設けられてい
る。
【0056】さらに、固定枠150の内部には、互いに
平行を成す2本の案内棒156,158が設けられてい
る。これら各案内棒156,158の各一端は、それぞ
れの間にCCDユニット104を挟んだ状態で各々ベー
ス100に結合されており、各他端は、それぞれの間に
アパーチャ152を挟んだ状態で遮蔽版154に結合さ
れている。
【0057】そして、各案内棒156,158がそれぞ
れ挿通される2つの貫通孔160,162が穿設された
保持部164によって、ズームレンズ22が保持されて
いる。なお、この第2実施例においても、ズームレンズ
22は、自身の光軸118をを撮像素子26の中心に一
致させた状態で、保持部164に保持されている。
【0058】また、保持部164は、光軸118方向を
横切る方向に沿って突出する棒状の引出部166を有し
ている。この引出部166は、固定枠150の側壁に穿
設された長孔168を通して固定枠150の外方に引き
出されており、この外方に引き出された引出部166の
先端には、光軸118方向に沿う方向に貫通するネジ孔
170を有するナット172が設けられている。なお、
長孔168は、光軸118方向に沿う方向を自身の長手
方向とするように穿設されている。
【0059】一方、ズーム用モータ24は、上述の長孔
168よりも若干長めの回転シャフト24bを有するも
ので、この回転シャフト24bには雄ねじが形成されて
いる。そして、ズーム用モータ24は、回転シャフト2
4bを固定枠150の他端側に向けた状態でかつ回転シ
ャフト24bが光軸112方向に対して平行を成すよう
に、ベース部100に固定されている。さらに、回転シ
ャフト24bの雄ネジは、上述のナット172のネジ孔
(雌ネジ)170と螺合している。
【0060】このように構成されたズームレンズユニッ
ト14によれば、同図に矢印212で示すようにズーム
用モータ24の回転シャフト24bが回転すると、この
回転に応じて当該回転シャフト24bに対するナット1
72の螺合位置が変化する。すなわち、ナット172を
移動ネジとし、回転シャフト24bを送りネジとする送
りネジ機構が形成される。この送りネジ機構によって、
同図に矢印214で示すように、保持部164とともに
ズームレンズ22が光軸118方向に沿って移動し、す
なわちズーム動作する。
【0061】ところで、この第2実施例におけるズーム
レンズユニット14の構成では、図11および図12に
示すように、ナット172のネジ山170a(またはネ
ジ谷170b)と回転シャフト24bに形成された雄ネ
ジのネジ山24c(またはネジ谷24d)との間に、遊
びとしての間隙(いわゆるバックラッシ)174があ
る。そこで、光学ズーム動作からディジタルズーム動作
に切り換わる度に、上述した第1実施例と同じタイミン
グで、当該間隙174の寸法D’を含む遊び量に相当す
る分だけズーム用モータ24を逆転させれば、第1実施
例と同様の効果が得られる。なお、図11は望遠方向に
ズーム動作するときの状態を表し、図12は広角方向に
ズーム動作するときの状態を示す。
【0062】なお、上述の各実施例では、この発明をデ
ィジタルカメラ装置10に適用する場合について説明し
たが、これに限らない。たとえばビデオカメラ装置や監
視カメラ装置などの他のカメラ装置にも、この発明を適
用できることは言うまでもない。
【0063】また、ズーム用モータ24として、ステッ
ピングモータを用いたが、ステッピングモータ以外のモ
ータを用いてもよい。ただし、ステッピングモータは、
フィードバック制御を必要としないので、その分、ズー
ムレンズユニット14の構成を簡素化できる。
【0064】そして、ズーム用モータ24の動力をズー
ムレンズ22に伝達するのに、カム溝112とピン12
0とから成る溝カム機構や、ナット172と回転シャフ
ト24bとから成る送りネジ機構を用いたが、たとえば
ベルト機構やラック・アンド・ピニオン機構などの他の
伝達機構を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1の実施例におけるズーム範囲を概念的に示
す図解図である。
【図3】図1の実施例におけるズームレンズユニットの
概略構成図である。
【図4】図3のズームレンズユニットにおいて、望遠方
向にズーム動作するときの状態を示す図である。
【図5】図3のズームレンズユニットにおいて、広角方
向にズーム動作するときの状態を示す図である、
【図6】ズームスイッチをONしたときの時間の経過と
ズーム倍率の変化との関係を示す図で、従来技術の問題
点を説明するための図解図である。
【図7】図1の実施例によって従来の問題点を解決した
結果を示す図解図である。
【図8】図1の実施例におけるCPUの動作を示すフロ
ー図である。
【図9】図8に続くフロー図である。
【図10】この発明の第2実施例におけるズームレンズ
ユニットの概略構成を示す図である。
【図11】図10における移動ねじと送りねじとの結合
状態を示す図で、望遠方向にズーム動作するときの状態
を示す図解図である。
【図12】図10における移動ねじと送りねじとの結合
状態を示す図で、広角方向にズーム動作するときの状態
を示す図解図である。
【符号の説明】
14…ズームレンズユニット 22…ズームレンズ 24…ズーム用モータ 20…CPU 30…ディジタルズーム回路 48…望遠ズームスイッチ 50…広角ズームスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 19/02 G03B 19/02 H04N 5/228 H04N 5/228 Z 5/232 5/232 A // H04N 101:00 101:00 Fターム(参考) 2H044 DA02 DB02 DC09 DD03 DD08 DD17 DE06 2H054 AA01 BB08 BB11 CD00 3J062 AA36 AB32 AC07 BA29 BA35 CC13 5C022 AA13 AB36 AB66 AC54 AC74

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1範囲のズーム倍率を光学レンズによっ
    て調整し、前記第1範囲の最大値に連続する第2範囲の
    ズーム倍率をディジタル処理によって調整するズーム装
    置において、 前記ズーム倍率の連続的な変更指示を受け付ける受付手
    段、 前記変更指示が前記ズーム倍率を前記第1範囲内で増加
    させるものであるとき順方向に回転し、前記変更指示が
    前記ズーム倍率を前記第1範囲内で減少させるものであ
    るとき逆方向に回転するモータ、 前記モータの動力を前記光学レンズに伝達する伝達機
    構、および前記ズーム倍率が前記第2範囲に遷移した後
    でかつ前記第1範囲に戻る前の任意のタイミングで前記
    モータを前記逆方向に所定量回転させる回転制御手段を
    備えることを特徴とする、ズーム装置。
  2. 【請求項2】前記任意のタイミングは前記ズーム倍率を
    減少させる変更指令を最初に受け付けるタイミングであ
    る、請求項1記載のズーム装置。
  3. 【請求項3】前記所定量は前記伝達機構の遊びに相当す
    る量である、請求項1または2記載のズーム装置。
  4. 【請求項4】前記伝達機構は原動節と従動節とを備える
    カム機構を含み、 前記原動節および前記従動節の一方は第1接触縁と第2
    接触縁とが形成された凹部を有し、 前記原動節および前記従動節の他方は、前記凹部と係合
    する凸部を有し、前記凸部は、前記モータが前記順方向
    に回転するとき前記第1接触縁と接触し、前記モータが
    前記逆方向に回転するとき前記第2接触縁と接触し、 前記所定量は前記凸部が前記第1接触縁と接触している
    ときの前記凸部と前記第2接触縁との間隙に相当する量
    を含む、請求項1ないし3のいずれかに記載のズーム装
    置。
  5. 【請求項5】前記伝達機構はギア機構を含み、 前記所定量は前記ギア機構のバックラッシに相当する量
    を含む、請求項1ないし4のいずれかに記載のズーム装
    置。
JP2001166763A 2001-06-01 2001-06-01 ズーム装置 Pending JP2002357763A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001166763A JP2002357763A (ja) 2001-06-01 2001-06-01 ズーム装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001166763A JP2002357763A (ja) 2001-06-01 2001-06-01 ズーム装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002357763A true JP2002357763A (ja) 2002-12-13

Family

ID=19009258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001166763A Pending JP2002357763A (ja) 2001-06-01 2001-06-01 ズーム装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002357763A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106851116A (zh) * 2017-03-31 2017-06-13 联想(北京)有限公司 一种处理方法及电子设备

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106851116A (zh) * 2017-03-31 2017-06-13 联想(北京)有限公司 一种处理方法及电子设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050162541A1 (en) Electronic still camera with capability to perform optimal focus detection according to selected mode
WO2010004764A1 (ja) 撮像装置
US9210329B2 (en) Imaging apparatus having framing assist control
JP2008026712A (ja) 複数光学系を有する撮像装置
JP2001208952A (ja) デジタルカメラ
JPH09247517A (ja) 撮像装置
US20030179307A1 (en) Optical system driving control device and camera using the same
JP5595169B2 (ja) 撮像装置及びレンズの駆動制御方法
JP2002357763A (ja) ズーム装置
JP4810452B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
US5612737A (en) Electronic still camera with temporarily halting and restarting of optical system control
JP3796489B2 (ja) 光学駆動ユニット、光学装置およびカメラシステム
JPH0555842B2 (ja)
JP2002090921A (ja) 立体撮影光学ユニットおよび立体映像撮影システム
JP2002112097A (ja) カメラ
JP2009204888A (ja) 撮影装置
JP3715959B2 (ja) 撮像装置、その制御方法、及び制御プログラム
TWI459031B (zh) 鏡頭變焦結構及其影像擷取裝置
JP6508393B2 (ja) 撮影装置
JP2003121912A (ja) 薄型撮像装置
JPH0754971B2 (ja) オートフォーカスビデオカメラ
JP2001033900A (ja) 立体撮像装置
JP2727610B2 (ja) カメラの焦点距離制御装置
JP2006243490A (ja) ビデオレンズ制御システム
JP2017090725A (ja) 光学機器、撮像装置、制御方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040405

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060523