JP2002357681A - 時刻補正システム、時刻供給サーバ、そのクライアント、時刻補正方法、そのプログラム、コンテンツ提供システム、コンテンツ配信サーバ、そのクライアント、コンテンツ提供方法、及びそのプログラム - Google Patents

時刻補正システム、時刻供給サーバ、そのクライアント、時刻補正方法、そのプログラム、コンテンツ提供システム、コンテンツ配信サーバ、そのクライアント、コンテンツ提供方法、及びそのプログラム

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JP2002357681A
JP2002357681A JP2001163277A JP2001163277A JP2002357681A JP 2002357681 A JP2002357681 A JP 2002357681A JP 2001163277 A JP2001163277 A JP 2001163277A JP 2001163277 A JP2001163277 A JP 2001163277A JP 2002357681 A JP2002357681 A JP 2002357681A
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JP
Japan
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time
content
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client
time information
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Application number
JP2001163277A
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Inventor
Norihiko Nakamura
徳彦 中村
Yuichi Moto
雄一 基
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Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザに要する負担を削減しつつ、容易にユ
ーザの端末に正確な時刻を設定することを可能とする。 【解決手段】 HPセンター100は、自己において正
確な時刻を管理し、これをネットワーク(1又は2)上
に提供する。但し、この際、コンテンツも同時に提供す
ることも可能である。これに対して、移動体端末201
では、受信した情報から時刻データを特定し、これに基
づいて時刻を設定する。この際、HPセンター100か
らは2度に渡り時刻データを送出し、移動体端末201
において確認する処理を行うよう構成するとよい。ま
た、コンテンツ提供サイト300はHPセンター100
より時刻データを取得し、これをコンテンツと共に提供
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時刻補正システ
ム、時刻供給サーバ、そのクライアント、時刻補正方
法、そのプログラム、コンテンツ提供システム、コンテ
ンツ配信サーバ、そのクライアント、コンテンツ提供方
法、及びそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信技術が急速に発達し、これに
伴い、コンピュータ間のネットワークが広く普及してき
ている。
【0003】また、携帯電話機や所謂モバイルコンピュ
ータ等の携帯端末においても、上記のようなネットワー
クに接続する機能が付加されるようになってきている。
【0004】しかしながら、現在における通信では、ネ
ットワーク上に存在する各端末の時刻の同期が重要であ
るにも関わらず、現在のところ、各々の端末の時刻は各
ユーザにより個々に設定されているため、各々の端末で
異なる時刻が設定されてしまっているという問題が存在
する。
【0005】このような問題に対処するために、近年、
独立行政法人通信総合研究所が、日本電信電話株式会社
及び株式会社インターネットイニシアティブ及びインタ
ーネットマルチフィード株式会社と共同して日本標準時
を一般のインターネット上に提供する試み(以下、日本
標準時供給システムという)を実験的に行っている。
【0006】この日本標準時供給システムは、インター
ネット上に、時刻情報プロトコル(Network Time Proto
col)を用いて日本標準時を提供するサーバを設け、こ
のサーバを用いて各利用者におけるコンピュータ端末
の、日本標準時に対する誤差情報をリアルタイムに提供
するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術は、ユーザ(利用者)側の端末における
日本標準時からの誤差情報を提供するのみであるため、
実際に端末の時刻の修正は、ユーザ自らが行う必要があ
る。
【0008】このため、上記従来技術では、時刻補正に
多くの手間を要し、ユーザにかける負担が大きいという
問題が存在した。
【0009】従って、本発明は、上記問題に鑑みてなさ
れたものであり、ユーザに要する負担を削減しつつ、容
易にユーザの端末に正確な時刻を設定することを可能と
する時刻補正システム、時刻供給サーバ、そのクライア
ント、時刻補正方法、そのプログラム、コンテンツ提供
システム、コンテンツ配信サーバ、そのクライアント、
コンテンツ提供方法、及びそのプログラムを提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、管理している時刻をネット
ワーク上へ供給する時刻供給システムと、ネットワーク
に接続する機能を有するクライアントと、を有する時刻
補正システムであって、時刻供給システムが、管理して
いる時刻の情報をクライアントへ送信し、クライアント
が、受信した時刻の情報より対応する時刻を特定し、特
定した時刻を自己の時計機構に設定することを特徴とし
ている。
【0011】これにより、請求項1記載の発明では、ユ
ーザに要する負担を削減しつつ、容易にユーザの端末に
正確な時刻を設定することが可能となる。
【0012】また、請求項2記載の発明は、ネットワー
クを介して接続されたクライアントからの要求に応じ
て、管理している時刻の情報を出力し、時刻の情報に基
づいてクライアントに時刻が設定された後、更に、ネッ
トワークを介して時刻の情報を前記クライアントへ出力
することを特徴としている。
【0013】これにより、請求項2記載の発明では、ユ
ーザに要する負担を削減しつつ、より確実に、ユーザの
端末に正確な時刻を設定することが可能となる。
【0014】また、請求項3記載の発明は、ネットワー
クを介して接続されたサーバにおいて管理されている時
刻の情報を取得し、取得した時刻の情報に基づいて自己
の時計機構に時刻を設定することを特徴としている。
【0015】これにより、請求項3記載の発明では、ユ
ーザに要する負担をなくし、自動的にユーザの端末に正
確な時刻を設定することが可能となる。
【0016】また、請求項4記載の発明は、ネットワー
クを介して接続されたサーバより取得した時刻の情報に
基づいて自己の時計機構に時刻を仮に設定し、設定直前
に時計機構に設定されている時刻を記録し、再度、サー
バより取得した時刻の情報に基づいて時計機構に設定す
る時刻を決定することを特徴としている。
【0017】これにより、請求項4記載の発明では、ユ
ーザに要する負担をなくし、自動的にユーザの端末によ
り確実に、正確な時刻を設定することが可能となる。
【0018】また、請求項5記載の発明は、時刻を管理
する時刻管理工程と、時刻管理工程において管理してい
る時刻の情報を配信する時刻情報配信工程と、時刻情報
配信工程において配信された時刻の情報に基づいて時計
機構に時刻を設定する時刻設定工程と、を有することを
特徴としている。
【0019】これにより、請求項5記載の発明では、ユ
ーザに要する負担を削減しつつ、容易にユーザの端末に
正確な時刻を設定することが可能となる。
【0020】また、請求項6記載の発明は、時刻を管理
する時刻管理工程と、時刻管理工程において管理してい
る時刻の情報を配信する第1の時刻情報配信工程と、第
1の時刻情報配信工程において配信された時刻の情報に
基づいて時計機構に仮に時刻を設定し、設定直前に時計
機構に設定されていた時刻を記録する仮時刻設定工程
と、時刻管理工程において管理している時刻の情報を配
信する第2の時刻情報配信工程と、第2の時刻情報配信
工程において配信された時刻の情報と、仮時刻設定工程
において記録した時刻と、に基づいて、時計機構に設定
する時刻を決定する設定時刻決定工程と、を有すること
を特徴としている。
【0021】これにより、請求項6記載の発明では、ユ
ーザに要する負担を削減しつつ、より確実に、ユーザの
端末に正確な時刻を設定することが可能となる。
【0022】また、請求項7記載の発明は、ネットワー
クを介して接続されたクライアントからの要求に応じ
て、管理している時刻の情報を出力する第1の時刻情報
出力処理と、時刻の情報に基づいて前記クライアントに
時刻が設定されたことの通知に応じて、更に、ネットワ
ークを介して時刻の情報をクライアントへ出力する第2
の時刻情報出力処理と、をコンピュータに実行させる。
【0023】これにより、請求項7記載の発明では、ユ
ーザに要する負担を削減しつつ、より確実に、ユーザの
端末に正確な時刻を設定することが可能となる。
【0024】また、請求項8記載の発明は、ネットワー
クを介して接続されたサーバにおいて管理されている時
刻の情報を取得する時刻情報取得処理と、取得した時刻
の情報に基づいて自己の時計機構に時刻を設定する時刻
設定処理と、をコンピュータに実行させる。
【0025】これにより、請求項8記載の発明では、ユ
ーザに要する負担をなくし、自動的にユーザの端末に正
確な時刻を設定することが可能となる。
【0026】また、請求項9記載の発明は、ネットワー
クを介して接続されたサーバにおいて管理されている時
刻の情報を取得する第1の時刻情報取得処理と、第1の
時刻情報取得処理において取得した時刻の情報に基づい
て自己の時計機構に時刻を仮に設定し、設定直前に時計
機構に設定されている時刻を記録する仮時刻設定処理
と、サーバより時刻の情報を取得する第2の時刻情報取
得処理と、第2の時刻情報取得処理により取得された時
刻の情報と、仮時刻設定処理により記録された時刻と、
に基づいて時計機構に設定する時刻を決定する設定時刻
決定処理と、をコンピュータに実行させる。
【0027】これにより、請求項9記載の発明では、ユ
ーザに要する負担をなくし、自動的にユーザの端末によ
り確実に、正確な時刻を設定することが可能となる。
【0028】また、請求項10記載の発明は、管理して
いる時刻をネットワーク上に供給する時刻供給システム
と、コンテンツを配信するコンテンツ配信システムと、
ネットワークに接続する機能を有するクライアントと、
を有するコンテンツ提供システムであって、コンテンツ
配信システムが、クライアントから要求されたコンテン
ツと共に時刻供給システムにおいて管理されている時刻
の情報をクライアントへ配信し、クライアントが、配信
された時刻の情報より対応する時刻を特定し、特定した
時刻を自己の時計機構に設定することを特徴としてい
る。
【0029】これにより、請求項10記載の発明では、
コンテンツを配信する際に同時に、ユーザに要する負担
を削減しつつ、容易にユーザの端末に正確な時刻を設定
することが可能となる。
【0030】また、請求項11記載の発明は、ネットワ
ークを介して接続されたクライアントからの要求に応じ
て、ネットワークを介して接続されたサーバにおいて管
理されている時刻の情報を取得し、取得した時刻の情報
とクライアントから要求されたコンテンツとをクライア
ントへ配信することを特徴としている。
【0031】これにより、請求項11記載の発明では、
コンテンツを配信する際に同時に、ユーザに要する負担
を削減しつつ、より確実に、ユーザの端末に正確な時刻
を設定することが可能となる。
【0032】また、請求項12記載の発明は、ネットワ
ークを介して接続されたサーバより時刻の情報をコンテ
ンツと共に取得し、取得した時刻の情報に基づいて自己
の時計機構に時刻を設定することを特徴としている。
【0033】これにより、請求項12記載の発明では、
コンテンツを配信する際に同時に、ユーザに要する負担
をなくし、自動的にユーザの端末に正確な時刻を設定す
ることが可能となる。
【0034】また、請求項13記載の発明は、時刻を管
理する時刻管理工程と、時刻管理工程において管理して
いる時刻の情報をコンテンツと共に配信するコンテンツ
配信工程と、コンテンツ配信工程において配信された時
刻の情報に基づいて時計機構に時刻を設定する時刻設定
工程と、を有することを特徴としている。
【0035】これにより、請求項13記載の発明では、
コンテンツを配信する際に同時に、ユーザに要する負担
をなくし、自動的にユーザの端末に正確な時刻を設定す
ることが可能となる。
【0036】また、請求項14記載の発明は、時刻を管
理する時刻管理工程と、時刻管理工程において管理され
ている時刻の情報を取得する第1の時刻情報取得工程
と、第1の時刻情報取得工程において取得された時刻の
情報を配信する時刻情報配信工程と、時刻情報配信工程
において配信された時刻の情報に基づいて時計機構に仮
に時刻を設定し、設定直前に時計機構に設定されていた
時刻を記録する仮時刻設定工程と、仮時刻設定工程後、
時刻管理工程において管理されている時刻の情報を取得
する第2の時刻情報取得工程と、第2の時刻情報取得工
程において取得された時刻の情報をコンテンツと共に配
信するコンテンツ配信工程と、コンテンツ配信工程にお
いて配信された時刻の情報と、仮時刻設定工程において
記録した時刻と、に基づいて、時計機構に設定する時刻
を決定する設定時刻決定工程と、を有することを特徴と
している。
【0037】これにより、請求項14記載の発明では、
ユーザに要する負担をなくし、自動的にユーザの端末に
より確実に、正確な時刻を設定することが可能となる。
【0038】また、請求項15記載の発明は、ネットワ
ークを介して接続されたクライアントからの要求に応じ
て、ネットワークを介して接続されたサーバにおいて管
理されている時刻の情報を取得する時刻情報取得処理
と、時刻情報取得処理により取得した時刻の情報とクラ
イアントから要求されたコンテンツとを前記クライアン
トへ配信するコンテンツ配信処理と、をコンピュータに
実行させる。
【0039】これにより、請求項15記載の発明では、
ユーザに要する負担を削減しつつ、より確実に、ユーザ
の端末に正確な時刻を設定することが可能となる。
【0040】また、請求項16記載の発明は、ネットワ
ークを介して接続されたサーバより時刻の情報をコンテ
ンツと共に取得するコンテンツ取得処理と、コンテンツ
取得処理において取得した時刻の情報に基づいて自己の
時計機構に時刻を設定する時刻設定処理と、をコンピュ
ータに実行させる。
【0041】これにより、請求項16記載の発明では、
ユーザに要する負担をなくし、自動的にユーザの端末に
正確な時刻を設定することが可能となる。
【0042】また、請求項17記載の発明は、ネットワ
ークを介して接続されたクライアントからの要求に応じ
て、ネットワークを介して接続されたサーバにおいて管
理されている時刻の情報を取得し、自らが管理している
原子時計と、取得した時刻の情報に基づき時刻を決定
し、決定した時刻の情報をクライアントへ配信すること
を特徴としている。
【0043】これにより、請求項17記載の発明では、
クライアントを有する利用者側に設けたサーバにおい
て、より正確且つ確実に時刻を管理することが可能とな
り、kれにより、クライアントに対してより正確且つ確
実に時刻を提供することが可能となる。
【0044】更に、請求項18記載の発明は、ネットワ
ークを介して接続されたクライアントから指定された時
刻に、管理している時刻の情報を、当該クライアントか
ら要求されたコンテンツと共に配信することを特徴とし
ている。
【0045】これにより、請求項18記載の発明では、
クライアントから指定された時刻に、コンテンツを配信
し、これをクライアントにおいて再生すると共に、クラ
イアントの時刻を補正することが可能となる。これは、
例えばモーニングコールサービス等に利用されるもので
ある。
【0046】また、請求項19記載の発明は、ネットワ
ークを介して接続されたサーバに対して、配信する時刻
を指定して、サーバにおいて管理されている時刻の情報
と、コンテンツと、を要求し、サーバから受信した時刻
の情報に基づいて自己の時計機構に時刻を設定し、且
つ、コンテンツを再生することを特徴としている。
【0047】これにより、請求項19記載の発明では、
クライアントが指定した時刻にコンテンツを再生するよ
うな、モーニングコールなどのサービスを提供すること
が可能となり、更に、この際に、クライアントの時刻を
補正することが可能となる。
【0048】
【発明の実施の形態】〔本発明の特徴〕まず、本発明の
特徴について、以下に説明する。
【0049】本発明は、利用者(以下、ユーザという)
に対して、日本標準時に準じた正確な時刻を提供するも
のであり、複雑な操作や面倒な作業等を要することな
く、ユーザの端末に正確な時刻を設定することを可能に
するものである。
【0050】これを実現するために、本発明では、通信
総合研究所から発信されている正確な時刻の情報が乗せ
られた電波を利用し、更に、より正確且つ確実に時刻を
提供するために、サービス(ユーザ端末における時刻を
補正するサービス:以下、時刻補正サービスという)提
供側(以下の説明では、HPセンターとする)において
セシウムやルビジウム等を用いた原子時計により、受信
した時刻を補正し、提供するよう構成する。
【0051】また、本発明は、このように決定された時
刻を、公衆電話回線や移動体通信ネットワークやインタ
ーネット等、ユーザ側の端末に適応するネットワークを
介して送信するよう構成する。ここで、移動体通信ネッ
トワークとは、各移動体端末業者が設ける移動体端末の
通信回線である。
【0052】但し、このように送信された正確な時刻の
情報を基にしてユーザの端末に時刻を設定するために、
本発明におけるユーザ側の各端末には、予め時刻補正用
のアプリケーション(以下、時刻補正プログラムとい
う)が組み込まれている必要がある。本発明では、この
時刻補正プログラムを、端末購入時やサービス利用時
に、要求に応じてダウンロード及びインストールするよ
う構成している。
【0053】また、本発明において対象とする端末とし
ては、携帯電話や簡易型携帯電話、ページャ、ノート型
やラップトップ型等の携帯型コンピュータ、PDA(Pe
rsonal Digital Assistants)等の携帯型情報端末、パ
ーソナルコンピュータやワークステーション等、更に
は、ネットワークに接続可能な時計や電話機等を挙げる
ことができる。これらの端末は、通信機能及び時計機能
を有し、時刻補正プログラムを実行する機能を有する端
末であれば、いかなるものも適用することが可能であ
る。
【0054】また、本発明では、時刻補正プログラム
が、通知された時刻情報に基づき端末の時計機構に時刻
を自動的に設定する。これにより、ユーザは、面倒な作
業や複雑な操作を行うことなく、正確な時刻が設定され
た端末を利用することが可能となる。但し、本発明で提
供される時刻補正プログラムは、JAVA(登録商標)
言語に代表されるような一般的なコンピュータ言語によ
って作成されるものであり、これをダウンロードするこ
とでユーザ側の端末に組み込むことが可能なものであ
る。
【0055】更に、本発明は、移動体端末ユーザがテキ
スト(ドキュメント)文書や音声や画像等のコンテンツ
をダウンロードする際に、自動的に時刻補正も行うこと
を可能にする。
【0056】以下、本発明による時刻補正システム、時
刻供給サーバ、そのクライアント、時刻補正方法、その
プログラム、コンテンツ提供システム、コンテンツ配信
サーバ、そのクライアント、コンテンツ提供方法、及び
そのプログラムを好適に実施した形態について、図面を
用いて詳細に説明する。
【0057】〔第1の実施形態〕まず、本発明の第1の
実施形態について、以下に図面を用いて説明する。
【0058】(概略図)図1は、本実施形態の概略構成
を示すものであり、構成要素として例示することができ
るHPセンター100と携帯端末ユーザ200とコンテ
ンツ提供サイト300との間における情報や金銭等の流
れを説明するための図である。
【0059】・HPセンター100 図1において、HPセンター100は、本実施形態にお
いて、主に正確な時刻を管理し、提供する側である。更
に、HPセンター100がユーザ側へコンテンツ等も提
供するよう構成してもよい。
【0060】・コンテンツ提供サイト また、コンテンツ提供サイト300は、従来存在するよ
うな各種ソフトウェア(本説明においてはコンテンツと
いう)をユーザ側の端末へダウンロードさせるサイトで
あり、例えば携帯電話等の移動体端末であれば、各移動
体通信業者が提供する移動体通信ネットワークを介して
コンテンツを提供する機関である。この機関としては、
ネットワーク上に設けられた各種コンテンツを配信する
サーバを管理する機関であってもよいし、移動体通信ネ
ットワークを介して各種コンテンツを提供する移動体通
信業者であってもよい。
【0061】更に、本実施形態では、コンテンツ提供サ
イト300が、コンテンツをユーザに提供する際に、正
確な時刻の情報(以下、時刻データという)も同時に提
供するよう構成する。また、この時刻データは、逐次、
ネットワーク(インターネット又は移動体通信ネットワ
ーク)を介してHPセンター100から取得したもので
ある。
【0062】・移動体端末ユーザ200 また、移動体端末ユーザ200は、ネットワークに接続
する機能を有する移動体端末を有するユーザ側であり、
本実施形態において提供される時刻補正サービスを利用
するものである。本実施形態における移動体端末として
は、携帯電話機を例に挙げて説明する。但し、本発明で
は、この携帯電話機に限定されず、上述のような、公衆
電話回線や移動体通信ネットワークやインターネット
等、各種ネットワークに接続する機能を有する端末であ
れば、いかなるものを適用してもよい。
【0063】・時刻補正サービス提供フロー この構成において、移動体端末ユーザ200が有する移
動体端末には、時刻補正プログラムが組み込まれている
必要がある。そこで、本実施形態では、時刻補正プログ
ラムを、移動体端末購入時又は契約時、若しくは、時刻
補正サービス利用時とする。
【0064】移動体端末購入時又は契約時に組み込む場
合は、購入店において時刻補正プログラムがインストー
ルされる。また、時刻補正サービス利用時に組み込む場
合については後述する。
【0065】・・HPセンター100から移動体端末ユ
ーザ200へ 移動体端末ユーザ200は、HPセンター100から時
刻補正サービスを利用する際、HPセンター100へ所
定のネットワークを介して接続する。ここで、本実施形
態では移動体端末が携帯電話機であるため、この所定の
ネットワークは、移動体通信ネットワーク又はインター
ネットとするとよい。
【0066】また、移動体端末ユーザ200がHPセン
ター100へアクセスする目的としては、時刻補正サー
ビスのみを利用することだけでなく、コンテンツをダウ
ンロードすることであってもよい。
【0067】これに対して、HPセンター100は、例
えば移動体端末ユーザ200から時刻補正サービスのみ
が要求された場合、RNTPサーバで管理されている正
確な時刻に基づいて、この正確な時刻の情報である時刻
データを提供する。また、例えば移動体端末ユーザ20
0からコンテンツのダウンロードが要求された場合、こ
のコンテンツを時刻データと共に移動体端末ユーザ20
0へ提供する。但し、この際、コンテンツと共に送られ
てきた時刻データに基づいて、移動体端末の時刻を補正
するか否かを移動体端末ユーザ200が選択できるよう
構成するとよい。これは、ユーザによっては、故意に正
確でない時刻を設定している場合が存在するからであ
る。
【0068】また、移動体端末に時刻補正プログラムが
組み込まれていない場合、HPセンター100は、時刻
データを送信する前の処理において時刻補正プログラム
を移動体端末ユーザ200の移動体端末へ送信し、これ
を組み込むよう構成するとよい。
【0069】更に、このようにコンテンツの配信や時刻
補正サービスを受けた場合、移動体端末ユーザ200が
コンテンツ利用料や時刻補正サービス利用料を支払うよ
う構成するとよい。
【0070】ここで、コンテンツ利用料としては、コン
テンツ提供側(ここではHPセンター100)でコンテ
ンツ毎に定められた金額を支払うよう構成することも、
毎月、定額を支払うよう構成することも、利用回数(コ
ンテンツダウンロード回数)に応じた額を支払うよう構
成することも可能である。
【0071】また、時刻補正サービス利用料としては、
1回毎の利用料を時刻補正サービス提供側で定めること
も、時刻補正サービスを利用加入者に対して、毎月、定
額を請求することも可能である。
【0072】また、コンテンツ利用料や時刻補正サービ
ス利用料は、無料としてもよい。
【0073】また、コンテンツ利用料又は時刻補正サー
ビス利用料を、移動体端末ユーザ200は、移動体通信
業者へ通話料や基本料と共に支払い、HPセンター10
0は、これを移動体通信業者を介して受け取るよう構成
することも可能である。
【0074】また、HPセンター100から移動体端末
ユーザ200へ提供するコンテンツとしては、HPセン
ター100において保持されているものを用いるよう構
成しても、コンテンツ提供サイト300において保持さ
れているものを用いるよう構成することも可能である。
【0075】この構成において、コンテンツ提供サイト
300で保持されているコンテンツをHPセンター10
0から移動体端末ユーザ200へ提供する場合、HPセ
ンター100は、移動体端末ユーザ200より要求され
たコンテンツを、ネットワーク(インターネット又は移
動体通信ネットワーク)を介して取得する。その後、H
Pセンター100は、取得したコンテンツを時刻データ
と共に移動体端末ユーザ200へ提供する。
【0076】また、HPセンター100は、移動体端末
ユーザ200より支払われたコンテンツ利用料の一部、
又はそれにHPセンター100の利用料を付加した金額
を、コンテンツ提供サイト300へ支払う。但し、移動
体端末ユーザ200が直接、コンテンツ提供サイト30
0へ支払い、コンテンツ提供サイト300が仲介手数料
をHPセンター100へ支払うよう構成してもよい。
【0077】・・コンテンツ提供サイト300から移動
体端末ユーザ200へ また、移動体端末ユーザ200は、コンテンツ提供サイ
ト300から時刻補正サービスを利用する際、コンテン
ツ提供サイト300へ所定のネットワークを介して接続
する。ここで、本実施形態では移動体端末が携帯電話機
であるため、この所定のネットワークは、移動体通信ネ
ットワーク又はインターネットとするとよい。
【0078】これに対して、コンテンツ提供サイト30
0は、時刻補正サービスを提供するために、HPセンタ
ー100より時刻データを取得し、これを移動体端末ユ
ーザ200より要求されたコンテンツと共に送信する。
但し、この際、コンテンツと共に送られてきた時刻デー
タに基づいて、移動体端末の時刻を補正するか否かを移
動体端末ユーザ200が選択できるよう構成するとよ
い。これは、ユーザによっては、故意に正確でない時刻
を設定している場合が存在するからである。
【0079】また、移動体端末ユーザ200は、コンテ
ンツ提供サイト300に対してコンテンツ利用料を支払
うとする。但し、このコンテンツ利用料の中には、時刻
補正サービス利用料(時刻データ利用料としてもよい)
を含ませてもよい。
【0080】また、コンテンツ提供サイト300は、H
Pセンター100に対して時刻データ利用料を支払う。
【0081】ここで、コンテンツ利用料としては、コン
テンツ提供側(ここではコンテンツ提供サイト300)
でコンテンツ毎に定められた金額を支払うよう構成する
ことも、毎月、定額を支払うよう構成することも、利用
回数(コンテンツダウンロード回数)に応じた額を支払
うよう構成することも可能である。
【0082】また、時刻補正サービス利用料としては、
1回に毎の利用料を時刻補正サービス提供側で定めるこ
とも、時刻補正サービスを利用加入者に対して、毎月、
定額を請求することも可能である。
【0083】また、時刻データ利用料としては、1回に
毎の利用料を時刻補正サービス提供側で定めることも、
毎月、定額をコンテンツ提供サイト300へ請求するこ
とも可能である。
【0084】また、コンテンツ利用料又は時刻補正サー
ビス利用料又は時刻データ利用料は、無料としてもよ
い。
【0085】また、コンテンツ利用料又は時刻補正サー
ビス利用料を、移動体端末ユーザ200は、移動体通信
業者へ通話料や基本料と共に支払い、コンテンツ提供サ
イト300は、これを移動体通信業者を介して受け取る
よう構成することも可能である。
【0086】更に、上記構成において、コンテンツ提供
サイト300は、移動体端末に時刻補正プログラムが組
み込まれていない場合にも対応するために、HPセンタ
ー100より必要に応じて時刻補正プログラムを取得
し、これを移動体端末ユーザ200の移動体端末へ送信
するよう構成するとよい。
【0087】(第1の実施形態の構成)次に、本実施形
態による時刻補正システムの構成を図2を用いて詳細に
説明する。
【0088】図2を参照すると、本実施形態による時刻
補正システムは、HPセンター100が、RNTP(Rh
ythm Network Time Protocol)サーバ101とコンテン
ツ配信サーバ102と時計システム112とアンテナ1
13とコンテンツデータベース121とを有し、コンテ
ンツ提供サイト300が、コンテンツ配信サーバ301
とコンテンツデータベース311とを有し、移動体端末
ユーザ200が移動体端末201を有する構成となって
いる。また、受信時刻修正装置112は、原子時計11
1を含んで構成されている。更に、本実施形態による各
データベースは、通常のファイル形式で作成したもので
あっても、リレーショナルデータベースとして作成した
ものであってもよい。
【0089】・HPセンター100 ここで、HPセンター100について説明すると、アン
テナ113は、通信総合研究所から40KHzの電波で
送出された時刻データを受信するための機構であり、こ
のアンテナ113より受信された時刻データ及び原子時
計111に基づいて、時計システム112において現在
の正確な時刻が決定される。ここで、原子時計111と
しては、セシウムやルビジウム等を用いるとよい。
【0090】・・RNTPサーバ101 また、RNTPサーバ101は、時計システム112か
ら決定された現在の時刻を取得し、これを必要に応じて
出力する。本実施形態において、出力先としては、コン
テンツ配信サーバ102や移動体端末201やコンテン
ツ配信サーバ301である。但し、以下の説明におい
て、RNTPサーバ101が、コンテンツ配信サーバ1
02とLAN等の専用回線を介して接続され、移動体端
末201と移動体通信ネットワーク1又はインターネッ
ト2を介して接続され、コンテンツ配信サーバ301と
移動体通信ネットワーク1又はインターネット2を介し
て接続される場合について説明するが、この構成は、こ
れに限定されず、本発明の主旨を逸脱しない限り、必要
に応じて種々変形されるものである。
【0091】・・コンテンツ配信サーバ102 また、コンテンツ配信サーバ102は、HPセンター1
00が移動体端末ユーザ200に提供するコンテンツを
インターネット2又は移動体通信ネットワーク1へ出力
するものであり、ホームページ等を用いてコンテンツデ
ータベース121に格納されているコンテンツのリスト
等をインターネット2や移動体通信ネットワーク1へ開
示し、この開示に基づいて要求されたコンテンツをコン
テンツデータベース121より取得し、インターネット
2又は移動体通信ネットワーク1を介して移動体端末2
01へ出力する。
【0092】更に、コンテンツ配信サーバ102は、コ
ンテンツを配信する際、時刻データも共に配信する。こ
れは、コンテンツをコンテンツデータベース121より
取得すると共に、現在の時刻に関する時刻データをRN
TPサーバ101から取得し、このコンテンツと時刻デ
ータとを共に移動体端末201へ出力することで行われ
る。
【0093】・・送信電文の例 ここで、本実施形態による時刻データを含む送信電文の
フレーム構成について、図3の(a)及び(b)を用い
て説明する。
【0094】・・・送信電文(a) 図3の(a)を参照すると、本実施形態による送信電文
のフレーム構成は、開始フラグと制御(8ビット)とア
ドレス(8ビット)とを含むヘッダと、フレーム検査シ
ーケンス(FCS:16ビット)と終了フラグとを含む
トレーラと、送信するデータである時刻データと、を含
んで構成される。
【0095】ここで、ヘッダとトレーラとの各構成は、
HDLC手順(High-Level Data Link Control Procedu
re)によるところのフレーム構成と同様であるため、こ
こでは説明を省略する。
【0096】また、時刻データは、例えば8ビットのデ
ータとして構成されるものであり、時刻を示すデータと
して作成されたものである。
【0097】・・・送信電文(b) また、コンテンツ配信サーバ102がコンテンツも含ん
で送信電文を配信する場合のフレーム構成を図3の
(b)に示す。
【0098】図3の(b)を参照すると、本構成におけ
る送信電文のフレーム構成は、図3の(a)と同様に、
開始フラグとと制御(8ビット)とアドレス(8ビッ
ト)とを含むヘッダと、フレーム検査シーケンス(FC
S:16ビット)と終了フラグとを含むトレーラと、を
含んで構成される。また、送信するデータが含まれる領
域には、時刻データとコンテンツデータとが含まれてい
る。
【0099】この構成において、時刻データをコンテン
ツデータよりも先に位置されるよう構成するとよい。但
し、時刻データは、上述と同様に、例えば8ビットのデ
ータとして構成されるものである。
【0100】このように、HPセンター100は、移動
体通信ネットワーク1又はインターネット2へ時刻デー
タを出力するよう構成され、また、必要に応じてコンテ
ンツも出力するよう構成されるものである。
【0101】但し、上記構成は、移動体端末201に時
刻補正プログラムが組み込まれていることを前提に説明
しているが、移動体端末201に時刻補正プログラムが
組み込まれていない場合、コンテンツ配信サーバ102
は、まず、時刻補正プログラムを移動体端末201へ送
信した後、時刻データを送信するよう構成される。
【0102】また、この時刻保証ソフトウェアは、予め
RNTPサーバ101又はコンテンツ配信サーバ102
の記録装置等(メモリやハードディスク等)に記憶され
ているよう構成しても、例えばコンテンツデータベース
121等に格納され、必要に応じて読み出すよう構成し
てもよい。
【0103】・コンテンツ提供サイト300 また、図2におけるコンテンツ提供サイト300は、コ
ンテンツ配信サーバ301とコンテンツデータベース3
11とを有して構成される。
【0104】・・コンテンツ配信サーバ301 この構成において、コンテンツ配信サーバ301は、コ
ンテンツ提供サイト300が移動体端末ユーザ200に
提供するコンテンツをインターネット2又は移動体通信
ネットワーク1へ出力するものであり、ホームページ等
を用いてコンテンツデータベース311に格納されてい
るコンテンツのリスト等をインターネット2や移動体通
信ネットワーク1へ開示し、この開示に基づいて要求さ
れたコンテンツをコンテンツデータベース311より取
得し、インターネット2又は移動体通信ネットワーク1
を介して移動体端末201へ出力する。
【0105】更に、コンテンツ配信サーバ102は、コ
ンテンツを配信する際、時刻データも共に配信する。こ
れは、コンテンツをコンテンツデータベース311より
取得すると共に、現在の時刻に関する時刻データをRN
TPサーバ101から取得し、このコンテンツと時刻デ
ータとを共に移動体端末201へ出力することで行われ
る。
【0106】この時刻データの取得にあたっては、コン
テンツ配信サーバ301は、インターネット2又は移動
体通信ネットワーク1を介してRNTPサーバ101に
対して、時刻データを要求する。また、RNTPサーバ
101は、この要求に対し、図3の(a)に示すような
送信電文により時刻データを送信するよう構成してもよ
いし、従来存在するような、NTP(Network Time Pro
tocol)に準拠した形や、公衆電話回線を利用する標準
時刻供給システム(例えばテレフォンJJY等)等を利
用した形で時刻を通知し、この時刻を基にして時刻デー
タを生成するよう構成してもよい。
【0107】また、このように時刻データを取得する
と、コンテンツ配信サーバ301は、この時刻データと
コンテンツとを、図3の(b)に示すような送信電文の
形にして、移動体通信ネットワーク1又はインターネッ
ト2を介して移動体端末201へ出力する。
【0108】但し、上記構成は、移動体端末201に時
刻補正プログラムが組み込まれていることを前提に説明
しているが、移動体端末201に時刻補正プログラムが
組み込まれていない場合、コンテンツ配信サーバ301
は、まず、時刻補正プログラムをHPセンター100の
例えばコンテンツ配信サーバ102から取得し、取得し
た時刻補正プログラムを移動体端末201へロードした
後、時刻データを送信するよう構成される。
【0109】・移動体端末ユーザ200 また、図2の構成における移動体端末ユーザ200は、
移動体端末201を有している。
【0110】この移動体端末201は、本実施形態では
携帯電話機を例に挙げて説明している。但し、この携帯
電話機は、例えばJAVA言語等で作成した時刻補正プ
ログラムを実行できる機能を有しているものである。
【0111】また、移動体端末201は、インターネッ
ト2や移動体通信ネットワーク1を介して通信を行う機
能も有している。即ち、それぞれのネットワーク上で公
開されているページを閲覧するブラウザ機能を有してい
るものである。
【0112】(第1の実施形態の動作)以上の構成を有
する本実施形態の各構成の動作について、以下に図面を
用いて詳細に説明する。
【0113】・RNTPサーバ101から時刻補正サー
ビスを受ける場合 まず、本実施形態の動作において、移動体端末ユーザ2
00がHPセンター100より時刻補正サービスのみを
受ける場合の動作について、図4を用いて詳細に説明す
る。但し、本動作を説明するにあたり、移動体端末20
1には、予め時刻補正プログラムが組み込まれているも
のとする。
【0114】図4を参照すると、時刻補正サービスを受
ける際、移動体端末201は、まず、RNTPサーバ1
01へアクセスし、時刻補正を要求する(ステップS2
01)。
【0115】また、RNTPサーバ101は、移動体端
末201から時刻補正が要求されると、まず、時計シス
テム112において決定されている時刻を取得し、現在
の正確な時間を特定する(ステップS101)。
【0116】次に、RNTPサーバ101は、特定した
時刻に基づき、図3の(a)に示すようなフレーム構成
を有する送信電文(以下、送信電文(a)とする)を作
成し(ステップS102)、この作成した送信電文
(a)を移動体端末201へ送信する(ステップS10
3)。
【0117】これに対し、移動体端末201は、受信し
た送信電文(a)より、含まれる時刻データを特定する
(ステップS202)。
【0118】次に、移動体端末201は、現在、移動体
端末201内部の時計機構においてカウントされている
時刻を特定し、これを移動体端末201内部のメモリ等
に保持しておき、また、ステップS202において特定
した時刻データに対応する時刻を内部の時計機構に設定
する(ステップS203)。但し、本実施形態におい
て、ステップS203では、仮の時刻を時計機構に設定
するものとする。これは、後のステップにおいて再度時
刻データを取得し、この時刻データと仮に設定した時刻
とが等しいか否かを判定することで、より正確且つ確実
に時刻を設定するためである。
【0119】このように仮の時刻をセットすると、移動
体端末201は、このことをRNTPサーバ101へ通
知する(ステップS204)。
【0120】これに対し、RNTPサーバ101は、移
動体端末201に設定されている時刻が正確であるか否
かを判定させるために、再度、現在の時刻を時計システ
ム112より取得し(ステップS104)、この取得し
た時刻に基づいて送信電文(a)を作成し(ステップS
105)、これを移動体端末201へ送信する(ステッ
プS106)。
【0121】また、移動体端末201側では、通知され
た送信電文(a)に含まれる時刻データを特定し(ステ
ップS205)、この特定した時刻データに対応する時
刻が、現在時計機構に設定されている時刻と等しいか否
かを判定する(ステップS206)。
【0122】この判定の結果、双方が等しい場合(ステ
ップS206のYes)、移動体端末201は、時計機
構に設定する時刻を、この時刻に確定し(ステップS2
07)、処理を終了する。これに対して、ステップS2
05の判定の結果(双方が等しくない場合(ステップS
206のNo)、移動体端末201は、時計機構にステ
ップS203においてメモリ等に保持した時刻を設定し
(ステップS208)、処理を終了する。
【0123】但し、本動作では、ステップS203にお
いて時計機構に仮の時刻をセットしてから、ステップS
207又はステップS208において時計機構にセット
する時刻を確定するまでの間、時計機構は、カウントを
行わないとする。
【0124】但し、このカウントを行うよう構成した場
合でも、一般的に、RNTPサーバ101がステップS
104において現在の時刻を特定してからステップS2
06において再度通知された時刻データと比較するまで
の時間(遅延時間)は、ステップS206の判定におい
て支障をきたさない程度の微小の値であるため、実施し
ても問題は生じない。これは、例えば、比較する時刻を
秒単位までとした場合、遅延時間が1秒以内であれば、
ステップS206における判定で秒単位の時刻が変化し
ていない状態であるため、ステップS206において常
にNoが選択されるという問題が生じないということで
ある。
【0125】・コンテンツ配信サーバ102から時刻補
正サービスを受ける場合 次に、移動体端末201がHPセンター100のコンテ
ンツ配信サーバ102にアクセスして時刻補正サービス
を受ける場合について、以下に図面を用いて説明する。
【0126】図5は、本実施形態において、移動体端末
201がHPセンター100又はコンテンツ提供サイト
300から提供されるコンテンツをダウンロードする際
に時刻補正サービスも受ける場合の移動体端末201と
コンテンツ配信サーバ102とRNTPサーバ101と
コンテンツ配信サーバ301との動作を示すフローチャ
ートである。
【0127】図5を参照すると、本動作において、移動
体端末201は、コンテンツ配信サーバ102に対し
て、まず、ネットワーク(移動体通信ネットワーク1又
はインターネット2)上に提供しているコンテンツを送
信することを要求する(ステップS211)。
【0128】これに対し、コンテンツ配信サーバ102
は、時刻補正サービスを受けるか否かを移動体端末20
1を介して移動体端末ユーザ200へ問い合わせる(ス
テップS111)。本実施形態では、この問い合わせに
対し、移動体端末ユーザ200より時刻補正サービスを
利用することが選択された場合について説明する。
【0129】従って、時刻補正サービスを利用すること
の選択が入力された移動体端末201は、このことをコ
ンテンツ配信サーバ102に対して通知し(ステップS
212)、コンテンツ配信サーバ102側で時刻補正サ
ービスを利用することが確認される(ステップS11
2)。
【0130】このように時刻補正サービスを利用される
ことが確認されると、コンテンツ配信サーバ102は、
正確な時刻を管理するRNTPサーバ101へ現在管理
している時刻を問い合わせる(ステップS113)。ま
た、RNTPサーバ101は、この問い合わせに対して
現在決定している時刻をコンテンツ配信サーバ102へ
通知する(ステップS122)。
【0131】従って、コンテンツ配信サーバ102は、
このように通知された時刻に対応する時刻データを用い
て、まず、図3の(a)に示す送信電文(a)を作成し
(ステップS114)、これを移動体端末201へ送信
する(ステップS115)。
【0132】これに対し、移動体端末201は、図4に
示す動作と同様に、受信した送信電文(a)より、含ま
れる時刻データを特定し(ステップS213)、現在、
移動体端末201内部の時計機構においてカウントされ
ている時刻を特定し、これを移動体端末201内部のメ
モリ等に保持しておき、また、ステップS213におい
て特定した時刻データに対応する時刻を内部の時計機構
に設定する(ステップS214)。
【0133】更に、このように仮の時刻をセットする
と、移動体端末201は、このことをコンテンツ配信サ
ーバ102へ通知する(ステップS215)。
【0134】また、仮の時刻が移動体端末201にセッ
トされたことが通知されると、コンテンツ配信サーバ1
02は、次に、ステップS211で要求されたコンテン
ツを特定する動作を実行する。
【0135】この動作では、まず、コンテンツ配信サー
バ102は、要求されたコンテンツがコンテンツデータ
ベース121に格納されているものであるか否かを判定
する(ステップS116)。但し、この判定を実施する
ために、コンテンツ配信サーバ102は、予めコンテン
ツデータベース121に格納されているコンテンツのリ
ストとコンテンツ提供サイト300において格納されて
いるコンテンツのリストとを保持しているものとする。
従って、ステップS116の判定は、このリストを用い
て、要求されたコンテンツがどこに格納されているかを
判定することで実行される。
【0136】この判定の結果、コンテンツデータベース
121に格納されているものである場合(ステップS1
16のYes)、コンテンツ配信サーバ102は、コン
テンツデータベース121よりこのコンテンツを特定す
る(ステップS117)。
【0137】これに対して、コンテンツデータベース1
21以外のコンテンツ提供サイト300に格納されてい
るコンテンツである場合(ステップS116のNo)、
コンテンツ配信サーバ102は、このコンテンツを格納
しているコンテンツ提供サイト300におけるコンテン
ツ配信サーバ301に対してコンテンツを要求する(ス
テップS118)。また、コンテンツ配信サーバ301
は、この要求に対して、対応するコンテンツをコンテン
ツデータベース311より読み出し、コンテンツ配信サ
ーバ102へ送信する(ステップS301)。
【0138】また、コンテンツ配信サーバ102は、R
NTPサーバ101に対して、移動体端末201に設定
されている時刻が正確であるか否かを判定させるため
に、再度、現在の時刻をRNTPサーバ101に要求し
(ステップS119)、この要求に応じてRNTPサー
バ101より通知された時刻(ステップS123)を取
得する。
【0139】その後、コンテンツ配信サーバ102は、
この取得した時刻と、コンテンツデータベース121よ
り特定した又はコンテンツ配信サーバ301より受信し
たコンテンツと、に基づいて送信電文(b)を作成し
(ステップS120)、これを移動体端末201へ送信
する(ステップS121)。
【0140】また、移動体端末201側では、通知され
た送信電文(b)に含まれる時刻データを特定し(ステ
ップS216)、この特定した時刻データに対応する時
刻が、現在時計機構に設定されている時刻と等しいか否
かを判定する(ステップS217)。但し、この際、受
信した送信電文(b)に含まれるコンテンツは、移動体
端末201のメモリ等に格納されるものとする。
【0141】ステップS217の判定の結果、双方が等
しい場合(ステップS217のYes)、移動体端末2
01は、時計機構に設定する時刻を、この時刻に確定し
(ステップS218)、処理を終了する。これに対し
て、ステップS217の判定の結果、双方が等しくない
場合(ステップS217のNo)、移動体端末201
は、時計機構にステップS214においてメモリ等に保
持した時刻を設定し(ステップS219)、処理を終了
する。
【0142】但し、本動作でも、ステップS214にお
いて時計機構に仮の時刻をセットしてから、ステップS
218又はステップS219において時計機構にセット
する時刻を確定するまでの間、時計機構は、カウントを
行わないとする。
【0143】また、このカウントを行うよう構成した場
合でも、一般的に、コンテンツ配信サーバ102がステ
ップS119後において現在の時刻を取得してからステ
ップS217において再度通知された時刻データと比較
するまでの時間(遅延時間)は、ステップS217の判
定において支障をきたさない程度の微小の値であるた
め、実施しても問題は生じない。
【0144】・コンテンツ配信サーバ301から時刻補
正サービスを受ける場合 次に、移動体端末201がコンテンツ提供サイト300
側に設けられたコンテンツ配信サーバ301にアクセス
して時刻補正サービスを受ける場合について、以下に図
面を用いて説明する。
【0145】図6は、本実施形態において、移動体端末
201がコンテンツ提供サイト300から提供されるコ
ンテンツをダウンロードする際に時刻補正サービスも受
ける場合の移動体端末201とコンテンツ配信サーバ3
01とRNTPサーバ101との動作を示すフローチャ
ートである。
【0146】図6を参照すると、本動作において、移動
体端末201は、コンテンツ配信サーバ301に対し
て、まず、ネットワーク(移動体通信ネットワーク1又
はインターネット2)上に提供しているコンテンツを送
信することを要求する(ステップS221)。
【0147】これに対し、コンテンツ配信サーバ301
は、時刻補正サービスを受けるか否かを移動体端末20
1を介して移動体端末ユーザ200へ問い合わせる(ス
テップS311)。本実施形態では、この問い合わせに
対し、移動体端末ユーザ200より時刻補正サービスを
利用することが選択された場合について説明する。
【0148】従って、時刻補正サービスを利用すること
の選択が入力された移動体端末201は、このことをコ
ンテンツ配信サーバ301に対して通知し(ステップS
222)、コンテンツ配信サーバ301側で時刻補正サ
ービスを利用することが確認される(ステップS31
2)。
【0149】このように時刻補正サービスを利用される
ことが確認されると、コンテンツ配信サーバ301は、
正確な時刻を管理するRNTPサーバ101へ現在管理
している時刻を問い合わせる(ステップS313)。こ
れは、インターネット2を介して行っても、移動体通信
ネットワーク1を介して行ってもよい。また、RNTP
サーバ101は、この問い合わせに対して現在決定して
いる時刻をコンテンツ配信サーバ301へ通知する(ス
テップS131)。
【0150】従って、コンテンツ配信サーバ301は、
このように通知された時刻に対応する時刻データを用い
て、まず、図3の(a)に示す送信電文(a)を作成し
(ステップS314)、これを移動体端末201へ送信
する(ステップS315)。
【0151】これに対し、移動体端末201は、図4に
示す動作と同様に、受信した送信電文(a)より、含ま
れる時刻データを特定し(ステップS223)、現在、
移動体端末201内部の時計機構においてカウントされ
ている時刻を特定し、これを移動体端末201内部のメ
モリ等に保持しておき、また、ステップS223におい
て特定した時刻データに対応する時刻を内部の時計機構
に設定する(ステップS224)。
【0152】更に、このように仮の時刻をセットする
と、移動体端末201は、このことをコンテンツ配信サ
ーバ102へ通知する(ステップS225)。
【0153】また、仮の時刻が移動体端末201にセッ
トされたことが通知されると、コンテンツ配信サーバ1
02は、次に、ステップS221で要求されたコンテン
ツをコンテンツデータベース311より特定する(ステ
ップS316)。
【0154】また、コンテンツ配信サーバ301は、R
NTPサーバ101に対して、移動体端末201に設定
されている時刻が正確であるか否かを判定させるため
に、再度、現在の時刻をRNTPサーバ101に要求し
(ステップS317)、この要求に応じてRNTPサー
バ101より通知された時刻(ステップS132)を取
得する。
【0155】その後、コンテンツ配信サーバ301は、
この取得した時刻と、コンテンツデータベース311よ
り特定したコンテンツと、に基づいて送信電文(b)を
作成し(ステップS318)、これを移動体端末201
へ送信する(ステップS319)。
【0156】また、移動体端末201側では、通知され
た送信電文(b)に含まれる時刻データを特定し(ステ
ップS226)、この特定した時刻データに対応する時
刻が、現在時計機構に設定されている時刻と等しいか否
かを判定する(ステップS227)。但し、この際、受
信した送信電文(b)に含まれるコンテンツは、移動体
端末201のメモリ等に格納されるものとする。
【0157】ステップS227の判定の結果、双方が等
しい場合(ステップS227のYes)、移動体端末2
01は、時計機構に設定する時刻を、この時刻に確定し
(ステップS228)、処理を終了する。これに対し
て、ステップS227の判定の結果、双方が等しくない
場合(ステップS227のNo)、移動体端末201
は、時計機構にステップS224においてメモリ等に保
持した時刻を設定し(ステップS229)、処理を終了
する。
【0158】但し、本動作でも、ステップS224にお
いて時計機構に仮の時刻をセットしてから、ステップS
228又はステップS229において時計機構にセット
する時刻を確定するまでの間、時計機構は、カウントを
行わないとする。
【0159】また、このカウントを行うよう構成した場
合でも、一般的に、コンテンツ配信サーバ102がステ
ップS317後において現在の時刻を取得してからステ
ップS227において再度通知された時刻データと比較
するまでの時間(遅延時間)は、ステップS227の判
定において支障をきたさない程度の微小の値であるた
め、実施しても問題は生じない。
【0160】・時刻補正プログラムが組み込まれていな
い場合 次に、移動体端末201に時刻補正プログラムが組み込
まれていない場合の動作を、移動体端末201とRNT
Pサーバ101との動作を例に挙げ、図7を用いて説明
する。
【0161】図7を参照すると、移動体端末201が時
刻補正を要求しつつRNTPサーバ101にアクセスす
る(ステップS231)。但し、本動作では、このアク
セスの際に、時刻補正要求のほか、移動体端末201に
時刻補正プログラムが組み込まれていないことも、RN
TPサーバ101へ通知される。また、RNTPサーバ
101側では、通知された内容を基に、移動体端末20
1に時刻補正プログラムが組み込まれているか否かを判
定し(ステップS141)、組み込まれていない場合
(ステップS141のNo)、時刻補正プログラムを送
信する(ステップS142)。
【0162】また、移動体端末201は、時刻補正プロ
グラムが組み込まれていなければ(ステップS232の
No)、RNTPサーバ101からダウンロードされて
きた時刻補正プログラムをインストールし(ステップS
233)、ステップS234へ移行する。これに対し、
時刻補正プログラムが組み込まれている場合(ステップ
S232のYes)、そのままステップS234へ移行
する。
【0163】ステップS234以降、及びステップS1
43以降の動作は、図4に示す動作と同様であるため、
ここでは説明を省略する。
【0164】・時刻補正プログラム また、上記動作において、本実施形態による時刻補正プ
ログラムは、移動体端末ユーザからの起動指示、又は、
時刻データを含む送信電文(a)又は(b)の送信元で
あるサーバ(RNTPサーバ101、コンテンツ配信サ
ーバ102、コンテンツ配信サーバ301のいずれか)
からの起動命令、又は、時刻データを含む送信電文
(a)又は(b)を受信したことをトリガとして、起動
され、動作する。
【0165】また、時刻補正プログラムの処理内容は、
受信した送信電文(a)に含まれる時刻データを特定す
る処理と(ステップS202、ステップS213、ステ
ップS223ステップS234に対応)、移動体端末2
01における時計機構が示す時刻を読み出し、同移動体
端末201に設けられたRAM等のメモリ等に記録し、
上記で特定した時刻データに対応する時刻を該当時計機
構に設定する処理と(ステップS203、ステップS2
14、ステップS224、ステップS235に対応)、
このように該当する時計機構に特定した時刻を設定した
ことを送信元であるサーバに通知する処理と(ステップ
S204、ステップS215、ステップS225、ステ
ップS236に対応)、再度、通知された送信電文
(a)又は(b)に含まれる時刻データを特定する処理
と(ステップS205、ステップS216、ステップS
226、ステップS237に対応)、再度、通知された
時刻データに対応する時刻と、現在時計機構に設定され
ている時刻と、を比較する処理と(ステップS206、
ステップS217、ステップS227、ステップS23
8に対応)、上記の比較において、両値が等しい場合は
上記時刻データに対応する時刻(先に受信した時刻デー
タに対応する時刻でも、後に受信した時刻データに対応
する時刻でも、どちらでもよい)を時計機構に設定し
(ステップS207、ステップS218、ステップS2
28、ステップS239に対応)、また、当該比較にお
いて、両値が異なる場合は上記処理において、メモリ等
に記録した時刻を時計機構に設定する(ステップS20
8、ステップS219、ステップS229、ステップS
240に対応)処理と、を含む。
【0166】(時刻補正サービス利用例)また、上記の
ように提供された時刻補正サービスを利用する際の、移
動体端末ユーザ200の操作例について、以下に図面を
用いて説明する。
【0167】・コンテンツ配信画面表示操作例 まず、第1の操作例として、移動体端末201のディス
プレイ上に表示される画面に基づいて、コンテンツを配
信する画面を表示するまでの操作例を説明する。但し、
図8では、移動体通信ネットワーク1を介してコンテン
ツ、例えば『目覚め』のコンテンツをダウンロードする
手順と、インターネット2を介してコンテンツをダウン
ロードする手順と、の双方を例示している。
【0168】ここで、『目覚めのコンテンツ』とは、ユ
ーザが覚醒時に実行するためのソフトウェアであり、例
えば『おはよう』を再生させるための音声データであっ
たり、朝日が登る様子を動画で示すための映像データで
あったり、端末のディスプレイ上に『Good Mor
ning!』という文章を表示させるためのテキストデ
ータであったりする。
【0169】図8を参照すると、本操作例において、ま
ず、移動体端末ユーザ200は、移動体端末201のメ
インメニューを、移動体端末201のディスプレイ上に
表示し、表示されたメニューの中からいずれかの機能を
選択する。
【0170】・・インターネット2を介してダウンロー
ド ここで、例えばインターネット2を介して目覚めのコン
テンツをダウンロードする場合、移動体端末ユーザ20
0は、メニューにおける『インターネット』を選択し
て、適切なURLを入力し、対象のホームページへアク
セスする。ここで、例えば、ある検索機能を提供するホ
ームページ(検索ホームページ:例えばYahoo等)
に目覚めのコンテンツを提供するサイトへ到達させる機
能が張られている場合、移動体端末ユーザ200は、ま
ず、この検索ホームページにアクセスするとよい。ま
た、本操作例において、検索ホームページを提供するサ
イトでは、目覚めのコンテンツを提供するサイトを一覧
表で移動体端末ユーザ200へ提供するとよい。
【0171】移動体端末ユーザ200は、この検索ホー
ムページにおいて、目覚めのコンテンツを提供している
ホームページの一覧を表示するための『目覚めのコンテ
ンツ入手先へジャンプ』の項目を選択し、該当するサイ
トの一覧表をディスプレイ上に表示する。従って、移動
体端末ユーザ200は、この一覧表の中からいずれかを
選択し、対応するサイトのホームページ(例として■■
サイトホームページとする)へジャンプする。
【0172】その後、■■サイトホームページにおいて
表示されている項目のうち、目覚めのコンテンツをダウ
ンロードさせる機能を果たすホームページ(目覚めのコ
ンテンツ選択画面)へリンクが張られた『目覚めのコン
テンツをダウンロード』の項目を選択し、目覚めのコン
テンツ選択画面をディスプレイ上に表示する。
【0173】従って、移動体端末ユーザ200は、この
目覚めのコンテンツ選択画面において選択項目として表
示されている目覚めのコンテンツを選択し、これをダウ
ンロードすることとなる。
【0174】但し、この際の動作は、図4から7で示し
た動作を組み合わせて適用することにより、時刻データ
も送信され、時刻補正サービスも自動的に受けられると
する。
【0175】・・移動体通信ネットワーク1を介してダ
ウンロード また、例えば移動体通信ネットワーク1を介して目覚め
のコンテンツをダウンロードする場合、移動体端末ユー
ザ200は、移動体端末201の例えばメインメニュー
に設けられた『目覚めのコンテンツ』を選択して、移動
体通信業者側で提供されている目覚めのコンテンツを提
供するサイトの一覧表を表示する。
【0176】その後、この一覧表の中からいずれかを選
択し、対応するサイト(例として○○サイトとする)へ
ジャンプする。
【0177】その後、○○サイトにおいて提供されるダ
ウンロード対象の目覚めのコンテンツの一覧表の中から
いずれかの目覚めのコンテンツを選択し、これをダウン
ロードする。
【0178】但し、この際の動作は、図4、5で示した
動作を組み合わせて適用することにより、時刻データも
送信され、時刻補正サービスも自動的に受けられるとす
る。
【0179】・第2の操作例また、第2の操作例とし
て、図9に示すフローチャートを用いて、コンテンツを
ダウンロードする際の操作例を説明する。
【0180】図9を参照すると、本操作例では、まず、
例えば図8における目覚めのコンテンツ選択画面におい
て、移動体端末ユーザ200に対し、所望のコンテンツ
の選択を入力するよう要求するメッセージを表示する
(ステップS241)。移動体端末ユーザ200は、こ
のメッセージに従い、所望のコンテンツを選択・入力す
る(ステップS242)。
【0181】このようにコンテンツが選択されると、移
動体端末201は、移動体端末ユーザ200に対して選
択したコンテンツでよいか確認をし(ステップS24
3)、コンテンツを変更する場合(ステップS243の
No)、ステップS241に帰還する。
【0182】また、選択したコンテンツでよい場合(ス
テップS243のYes)、移動体端末201は、次
に、移動体端末ユーザ200に対して時刻補正サービス
を利用するか否かを選択させる(ステップS244)。
時刻補正サービスを利用することが選択された場合(ス
テップS244のYes)、移動体端末201は、図4
から図7に示すように、まず、時刻データのみがデータ
領域に含まれた送信電文(a)を受信し、現在の時計機
構に設定されている時刻と比較して、どの程度遅れてい
るかを表示する(ステップS245)。その後、移動体
端末201は、時刻補正を行うかを移動体端末ユーザ2
00に確認し(ステップS246)、時刻補正を行う場
合(ステップS246のYes)、時刻データ及びコン
テンツデータを含んだ送信電文(b)を受信し、時刻補
正を完了する(ステップS247)。これに対し、ステ
ップS246において、時刻補正を行わない場合(ステ
ップS246のNo)、移動体端末201は、時刻デー
タを含んだ送信電文(b)を受信するが、時刻データに
基づいた時刻補正を行わずに元の時刻に戻し、ダウンロ
ードを完了する(ステップS248)。
【0183】また、ステップS244の選択において、
時刻補正を行わないことが選択された場合、移動体端末
201は、時刻データを含まない送信電文(データ領域
にコンテンツデータのみが含まれているもの)を受信
し、ダウンロードを完了する(ステップS248)。但
し、このダウンロードにおいて、時刻データを含んだも
のを要求し、含まれている時刻データを破棄するよう構
成してもよい。
【0184】(プログラム)また、上記のような動作
は、各々のサーバ又は端末毎にプログラム化され、記録
手段に記録されているものを、必要に応じて読み出し、
実行することで実現されるものである。
【0185】(まとめ)以上のように構成し動作させる
ことで、本実施形態では、移動体端末ユーザが面倒な作
業を行うことなく、容易に且つ確実に移動体端末の時刻
を日本標準時に沿った時刻に設定することが可能とな
る。更に、本実施形態では、コンテンツをダウンロード
する際に、自動的に時刻修正も行うことが可能となり、
コンテンツを入手する際に付加的な利益を与えることが
可能となる。
【0186】〔第2の実施形態〕また、上記第1の実施
形態とは別に、本発明は、以下のように実施することも
可能である。
【0187】本実施形態は、上記移動体端末ユーザ20
0の代わりに、ユーザとして、企業や団体などの、複数
の端末を有する機関を対象として、時刻補正サービスを
提供するものである。また、この機関としては、メーカ
等の多くの端末を保有する企業や、ホテル等を挙げるこ
とが可能である。
【0188】一般的に、上記機関において保持されてい
る複数の端末間は、LAN等の回線を介して接続されて
いる。このため、これら端末間で時刻の同期を図ること
は、必要とされている。
【0189】本実施形態はこれに応えるものであり、更
に、同期させる時刻を日本標準時に沿った時刻とするこ
とで、機関内部だけでなく、外部との時刻同期も可能と
するものである。
【0190】このために、第2の実施形態では、上記機
関内に時刻を管理するサーバを設け、これをHPセンタ
ーと同期させる。また、個々のユーザの端末には、この
サーバから時刻データを送信し、時刻を補正する。ま
た、コンテンツも同時に配信することが可能なように構
成するとよい。
【0191】(概略図)上記のような目的を達成するに
あたり、本実施形態は、図10に示すような概略構成を
有する。但し、本実施形態を説明するにあたり、本実施
形態で提供されるサービスを受ける機関を顧客会社とす
る。
【0192】図10を参照すると、本実施形態は、第1
の実施形態と同様なHPセンター100と、コンテンツ
をインターネット上に提供するコンテンツ提供サイト3
00と、本実施形態による時刻補正サービスを受ける顧
客会社400と、を有して構成されている。
【0193】・HPセンター100 この構成において、HPセンター100は、第1の実施
形態と同様に、日本標準時に準じた時刻を管理し、これ
を利用者側(本実施形態では顧客会社400)へ提供す
る。また、HPセンター100は、コンテンツも提供す
るよう構成するとよい。
【0194】・コンテンツ提供サイト300 また、本実施形態によるコンテンツ提供サイト300
は、第1の実施形態と同様ものとして構成することが可
能であるが、本実施形態では、第1の実施形態で示した
コンテンツ提供サイトが持つ機能のなかで、利用者(顧
客会社400)又はHPセンター100へコンテンツを
提供する機能のみを用いる。
【0195】・顧客会社400 また、本実施形態による顧客会社400は、HPセンタ
ーにおけるRNTPサーバで管理された時刻と同じ時刻
を管理する時刻管理サーバを有して構成され、これをL
AN等のネットワークを介して各個人が使用する端末へ
通知することで、顧客会社400が有する端末の時刻を
補正する。但し、上記の時刻管理サーバを管理・運用す
るものは、HPセンター100とするとよい。
【0196】更に、上記のように構成された時刻管理サ
ーバは、各端末から指定された時刻に、指定されたコン
テンツを配信することも可能なように構成するとよい。
【0197】また、本実施形態において、各個人が使用
する端末としては、パーソナルコンピュータ等の計算機
や、目覚まし等の付加的な機能を有する時計等、時計機
構を有し、ネットワークを介して通信を行う機能と、時
刻補正プログラムを実行する機能と、を有するものであ
ればいかなるものも適用することが可能である。
【0198】・時刻補正サービス提供フロー この構成において、顧客会社400が有する各個人の端
末には、顧客会社400における時刻管理サーバから通
知された時刻データに基づき、管理する時刻を補正する
ための時刻補正プログラムが組み込まれている必要があ
る。
【0199】また、本実施形態では、定期的又はあるイ
ベントが発生した時に、顧客会社400における時刻管
理サーバが、HPセンター100におけるRNTPサー
バからインターネットや公衆電話回線を介して時刻デー
タを取得して、時刻を補正する。また、時刻管理サーバ
は、定期的又はあるイベントが発生したときに、LAN
等で接続された端末の時刻を補正させる。但し、上記の
あるイベントとは、コンテンツのダウンロードや時刻補
正が要求されたこと等であるまた、顧客会社400にお
ける各端末は、HPセンター100又はコンテンツ提供
サイト300から、提供されているコンテンツをダウン
ロードすることが可能である。
【0200】本実施形態では、このとき、ダウンロード
されたコンテンツは、一時、時刻管理サーバへ保持さ
れ、時刻データが付加された送信電文とされた後に、各
端末へ送信するよう構成することで、自動的に各端末の
時刻を補正することが可能となる。
【0201】また、顧客会社400における各端末から
は、送信するコンテンツ及び送信する時刻を時刻管理サ
ーバに指定することを可能とし、時刻管理サーバが、指
定された時刻に該当する端末へ指定されたコンテンツを
配信するよう構成する。また、この際、該当する端末が
起動していなければ、起動させることも行うよう構成す
るとよい。
【0202】また、顧客会社400は、コンテンツをコ
ンテンツ提供サイト300からダウンロードした場合
は、コンテンツ利用料をこのコンテンツ提供サイト30
0へ支払うが、コンテンツ提供サイト300から提供さ
れているコンテンツをHPセンター100を介してダウ
ンロードした場合、又は、HPセンター100から提供
されているコンテンツをダウンロードした場合には、コ
ンテンツ利用料をHPセンター100へ支払う。また、
HPセンター100は、支払われたコンテンツ利用料の
うち、一部又は全部を提供先であるコンテンツ提供サイ
ト300へ支払う。
【0203】更に、顧客会社400からHPセンター1
00へは、本実施形態で提供される時刻補正サービスの
利用料が支払われる。
【0204】但し、本実施形態において、時刻補正サー
ビス利用料としては、毎月定額とすることも、時刻デー
タを送信した回数に応じた額とすることも可能である。
また、時刻補正サービス利用料には、顧客会社400側
に設けられた時刻管理サーバの保守管理料も含まれるも
のとする。
【0205】(第2の実施形態の構成)次に、本実施形
態による時刻補正システムの構成を図11を用いて詳細
に説明する。
【0206】図11を参照すると、本実施形態による時
刻補正システムは、第1の実施形態と同様に、HPセン
ター100が、RNTP(Rhythm Network Time Protoc
ol)サーバ101とコンテンツ配信サーバ102と時計
システム112とアンテナ113とコンテンツデータベ
ース121とを有し、コンテンツ提供サイト300が、
コンテンツ配信サーバ301とコンテンツデータベース
311とを有する構成となっている。また、時計システ
ム112は、原子時計111を含んで構成されている。
更に、本実施形態による各データベースは、通常のファ
イル形式で作成したものであっても、リレーショナルデ
ータベースとして作成したものであってもよい。
【0207】更に、本実施形態では、提供する時刻補正
サービスの利用者である顧客会社400が、時刻管理サ
ーバ401と時計システム402とコンテンツデータベ
ース411と端末421.1〜421.nを有する構成
となっている。また、時計システム402は、原子時計
403を含んで構成されている。
【0208】・HPセンター100 上記構成において、HPセンター100は、第1の実施
形態による構成と同様であり、インターネット2(公衆
電話回線等を用いてもよい。以下では、インターネット
を提供した場合について説明する。)を介して時刻デー
タを提供する。但し、時刻データの提供方法としては、
第1の実施形態と同様な構成とすることが可能である
が、従来存在するような標準時刻供給システムの方法に
準ずる方法を適用することも可能である。
【0209】・コンテンツ提供サイト300 また、本実施形態によるコンテンツ提供サイト300
は、顧客会社400にコンテンツを提供するものであ
り、インターネット2を介して直接、又は、インターネ
ット2を介して接続されたHPセンター100を介して
間接的に、顧客会社400へコンテンツを送信する。
【0210】・顧客会社400 また、本実施形態による顧客会社400は、時計管理シ
ステム410を有し、顧客会社400においても正確な
(日本標準時に準じた)時刻を管理している。本実施形
態では、この構成において、更に、HPセンター100
と時刻の同期を図ることで、より正確且つ確実に顧客会
社400における時刻を管理するよう構成している。従
って、顧客会社400における時計システム410は、
原子時計403を含む時計システム402を含んで構成
されている。
【0211】また、本実施形態では、ダウンロードした
コンテンツを一時、時刻管理サーバ401に接続された
コンテンツデータベース411に格納し、これを指定さ
れた時刻に端末(421.1〜421.n)へ配信する
ことも可能なよう構成されている。
【0212】以下に、顧客会社400における各構成に
ついて、詳細に説明する。
【0213】・・時刻管理サーバ401 本実施形態において、時刻管理サーバ401は、インタ
ーネット2に接続されており、HPセンター100(R
NTPサーバ101又はコンテンツ配信サーバ102)
から通知された時刻データ、及び、自己に直接接続され
た時計システム402に基づき、時刻を管理する。
【0214】また、このように管理された時刻は、所定
の時間毎、又は、あるイベントが発生したとき(例えば
コンテンツの送信時)に時刻管理サーバ401から各端
末421.1〜421.nへ、LAN420等のネット
ワークを介して通知され、各端末において時刻補正が行
われる。但し、各端末421.1〜421.nには、予
め時刻補正プログラムが組み込まれているとする。
【0215】また、時刻管理サーバ401は、端末(4
21.1〜421.nのいずれか:以下、端末421と
して説明する)421から、時刻を指定されてコンテン
ツのダウンロードが要求された場合、時刻管理サーバ4
01は、予め要求されたコンテンツをHPセンター10
0におけるコンテンツ配信サーバ102又はコンテンツ
提供サイト300におけるコンテンツ配信サーバ301
から取得し、これをコンテンツデータベース411に格
納しておく。但し、このコンテンツデータベース411
に格納されているコンテンツ、あるいは、端末421か
ら要求されるコンテンツは、顧客会社400外部から取
得したコンテンツだけでなく、顧客会社400独自に作
成したコンテンツであってもよい。
【0216】このように、各端末421へのダウンロー
ド時刻が指定され、コンテンツの配信が要求されると、
時刻管理サーバ401は、指定された時刻にコンテンツ
データベース411より要求されたコンテンツを読み出
し、これを端末421に配信する。更に、この際、自動
的に端末421においてコンテンツが実行されるよう構
成するとよい。
【0217】また、この際、コンテンツのほかに、時刻
データも配信することで、各端末421の時刻が自動的
に補正されるよう構成するとよい。
【0218】但し、各端末421から配信する時刻のし
ていなく、ダウンロードが要求された場合には、時刻配
信サーバ401は、HPセンター100又はコンテンツ
提供サイト300から取得した、又はコンテンツデータ
ベース411に格納されているコンテンツをそのまま端
末421へ配信する。
【0219】また、各端末421へコンテンツを配信す
る時刻等の設定は、時刻管理サーバ401へ直接入力す
ることも、時刻管理サーバ401に接続された端末(顧
客会社400の管理スタッフが使用する端末)から入力
することも可能なよう構成するとよい。
【0220】(第2の実施形態の動作)以上の構成を有
する本実施形態の各構成の動作について、以下に図面を
用いて詳細に説明する。
【0221】・HPセンター100と顧客会社400間
の時刻同期 本実施形態において、顧客会社400における時刻管理
サーバ401が、HPセンター100で管理されている
時刻に対して同期を図る際の動作について説明する。
【0222】・・RNTPサーバ101へアクセスして
時刻同期を図る場合 ここで、時刻管理サーバ401がRNTPサーバ101
にアクセスし、直接RNTPサーバ101から時刻デー
タを取得する際の動作は、図4に示した動作において、
移動体端末201を時刻管理サーバ401とした場合と
同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0223】また、この動作において、使用する回線は
インターネット2(又は公衆電話回線)である。更に、
この動作は、時刻管理サーバ401において、所定の時
刻となったことをトリガとして実行されるよう構成する
とよい。
【0224】但し、本動作は、公衆電話回線を使用した
標準時刻供給システムにより代用することも可能であ
る。
【0225】・・コンテンツ配信サーバ102へアクセ
スして時刻同期を図る場合 また、時刻管理サーバ401がコンテンツ配信サーバ1
02にアクセスし、コンテンツをダウンロードすると共
に、時刻データを取得する際の動作について、図12を
用いて詳細に説明する。
【0226】図12を参照すると、本動作では、端末4
21よりコンテンツ配信サーバ102で提供されている
コンテンツの配信が要求されたこと(ステップS42
1)をトリガとして、時刻管理サーバ401が動作する
よう構成されている。但し、この際、端末421から
は、要求するコンテンツを端末421へ配信する時刻の
指定を含むよう構成することも可能である。
【0227】時刻管理サーバ401は、端末421より
コンテンツのダウンロードが要求されると、まず、コン
テンツ配信サーバ102へアクセスして、コンテンツの
要求を行う(ステップS401)。これ以降、ステップ
S408までの動作は、図5に示す動作において、移動
体端末201を時刻管理サーバ401に置き換えたもの
と同様であるため説明を省略する。
【0228】また、ステップS408までの処理によ
り、時刻管理サーバ401における時計機構に時刻が設
定されると、次に、時刻管理サーバ401は、ステップ
S401で通知された要求において、コンテンツを配信
する時刻が指定されているか否かを判定する(ステップ
S409)。
【0229】この判定の結果、コンテンツを配信する時
刻が設定されていない場合(ステップS409のN
o)、時刻管理サーバ401は、このコンテンツを端末
421へ配信し(ステップS411)、処理を終了す
る。また、ステップS409の判定の結果、コンテンツ
を配信する時刻が設定されている場合(ステップS40
9のYes)、時刻管理サーバ401は、コンテンツを
一時、コンテンツデータベース411へ格納し(ステッ
プS410)、処理を終了する。
【0230】また、端末421は、ステップS421に
おいて時刻を指定していれば(ステップS422のYe
s)、そのまま処理を終了し、時刻を指定していなけれ
ば(ステップS422のNo)、コンテンツを受信して
(ステップS423)、処理を終了する。但し、ステッ
プS423では、時刻補正の処理も行われる。
【0231】また、ステップS410で格納されたコン
テンツは、指定された時刻に読み出され、端末421へ
配信される。この際の動作、及び、ステップS423に
おける動作は、図5のステップS113からステップS
121、及び、ステップS213からステップS219
までの動作において、ステップS116でYesが選択
された場合と同様であるため、説明を省略する。
【0232】(プログラム)また、上記のような動作
は、各々のサーバ又は端末毎にプログラム化され、記録
手段に記録されているものを、必要に応じて読み出し、
実行することで実現されるものである。
【0233】(まとめ)以上のように構成し動作させる
ことで、本実施形態では、顧客会社における全ての端末
の時刻同期を、面倒な作業を行うことなく、容易に且つ
確実に日本標準時に沿った時刻に設定することが可能と
なる。また、本実施形態では、コンテンツをダウンロー
ドする際に、自動的に時刻修正も行うことが可能とな
り、コンテンツを入手する際に付加的な利益を与えるこ
とが可能となる。
【0234】更に、本実施形態では、各端末側から指定
された時刻に、対象のコンテンツを配信し、実行するこ
とが可能となるため、企業等における各ユーザ毎のスケ
ジュールの管理や、例えばホテル等の時計において、宿
泊者から指定された時刻にアラーム等を再生するサービ
ス等も行うことが可能となる。
【0235】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
発明によれば、管理している時刻をネットワーク上へ供
給する時刻供給システムと、ネットワークに接続する機
能を有するクライアントと、を有する時刻補正システム
であって、時刻供給システムが、管理している時刻の情
報をクライアントへ送信し、クライアントが、受信した
時刻の情報より対応する時刻を特定し、特定した時刻を
自己の時計機構に設定することを特徴とし、これによ
り、ユーザに要する負担を削減しつつ、容易にユーザの
端末に正確な時刻を設定することが可能となる。
【0236】また、請求項2記載の発明によれば、ネッ
トワークを介して接続されたクライアントからの要求に
応じて、管理している時刻の情報を出力し、時刻の情報
に基づいてクライアントに時刻が設定された後、更に、
ネットワークを介して時刻の情報を前記クライアントへ
出力することを特徴とし、これにより、ユーザに要する
負担を削減しつつ、より確実に、ユーザの端末に正確な
時刻を設定することが可能となる。
【0237】また、請求項3記載の発明によれば、ネッ
トワークを介して接続されたサーバにおいて管理されて
いる時刻の情報を取得し、取得した時刻の情報に基づい
て自己の時計機構に時刻を設定することを特徴とし、こ
れにより、ユーザに要する負担をなくし、自動的にユー
ザの端末に正確な時刻を設定することが可能となる。
【0238】また、請求項4記載の発明によれば、ネッ
トワークを介して接続されたサーバより取得した時刻の
情報に基づいて自己の時計機構に時刻を仮に設定し、設
定直前に時計機構に設定されている時刻を記録し、再
度、サーバより取得した時刻の情報に基づいて時計機構
に設定する時刻を決定することを特徴とし、これによ
り、ユーザに要する負担をなくし、自動的にユーザの端
末により確実に、正確な時刻を設定することが可能とな
る。
【0239】また、請求項5記載の発明によれば、時刻
を管理する時刻管理工程と、時刻管理工程において管理
している時刻の情報を配信する時刻情報配信工程と、時
刻情報配信工程において配信された時刻の情報に基づい
て時計機構に時刻を設定する時刻設定工程と、を有する
ことを特徴とし、これにより、ユーザに要する負担を削
減しつつ、容易にユーザの端末に正確な時刻を設定する
ことが可能となる。
【0240】また、請求項6記載の発明によれば、時刻
を管理する時刻管理工程と、時刻管理工程において管理
している時刻の情報を配信する第1の時刻情報配信工程
と、第1の時刻情報配信工程において配信された時刻の
情報に基づいて時計機構に仮に時刻を設定し、設定直前
に時計機構に設定されていた時刻を記録する仮時刻設定
工程と、時刻管理工程において管理している時刻の情報
を配信する第2の時刻情報配信工程と、第2の時刻情報
配信工程において配信された時刻の情報と、仮時刻設定
工程において記録した時刻と、に基づいて、時計機構に
設定する時刻を決定する設定時刻決定工程と、を有する
ことを特徴とし、これにより、ユーザに要する負担を削
減しつつ、より確実に、ユーザの端末に正確な時刻を設
定することが可能となる。
【0241】また、請求項7記載の発明によれば、ネッ
トワークを介して接続されたクライアントからの要求に
応じて、管理している時刻の情報を出力する第1の時刻
情報出力処理と、時刻の情報に基づいて前記クライアン
トに時刻が設定されたことの通知に応じて、更に、ネッ
トワークを介して時刻の情報をクライアントへ出力する
第2の時刻情報出力処理と、をコンピュータに実行さ
せ、これにより、ユーザに要する負担を削減しつつ、よ
り確実に、ユーザの端末に正確な時刻を設定することが
可能となる。
【0242】また、請求項8記載の発明によれば、ネッ
トワークを介して接続されたサーバにおいて管理されて
いる時刻の情報を取得する時刻情報取得処理と、取得し
た時刻の情報に基づいて自己の時計機構に時刻を設定す
る時刻設定処理と、をコンピュータに実行させ、これに
より、ユーザに要する負担をなくし、自動的にユーザの
端末に正確な時刻を設定することが可能となる。
【0243】また、請求項9記載の発明によれば、ネッ
トワークを介して接続されたサーバにおいて管理されて
いる時刻の情報を取得する第1の時刻情報取得処理と、
第1の時刻情報取得処理において取得した時刻の情報に
基づいて自己の時計機構に時刻を仮に設定し、設定直前
に時計機構に設定されている時刻を記録する仮時刻設定
処理と、サーバより時刻の情報を取得する第2の時刻情
報取得処理と、第2の時刻情報取得処理により取得され
た時刻の情報と、仮時刻設定処理により記録された時刻
と、に基づいて時計機構に設定する時刻を決定する設定
時刻決定処理と、をコンピュータに実行させ、これによ
り、ユーザに要する負担をなくし、自動的にユーザの端
末により確実に、正確な時刻を設定することが可能とな
る。
【0244】また、請求項10記載の発明によれば、管
理している時刻をネットワーク上に供給する時刻供給シ
ステムと、コンテンツを配信するコンテンツ配信システ
ムと、ネットワークに接続する機能を有するクライアン
トと、を有するコンテンツ提供システムであって、コン
テンツ配信システムが、クライアントから要求されたコ
ンテンツと共に時刻供給システムにおいて管理されてい
る時刻の情報をクライアントへ配信し、クライアント
が、配信された時刻の情報より対応する時刻を特定し、
特定した時刻を自己の時計機構に設定することを特徴と
し、これにより、コンテンツを配信する際に同時に、ユ
ーザに要する負担を削減しつつ、容易にユーザの端末に
正確な時刻を設定することが可能となる。
【0245】また、請求項11記載の発明によれば、ネ
ットワークを介して接続されたクライアントからの要求
に応じて、ネットワークを介して接続されたサーバにお
いて管理されている時刻の情報を取得し、取得した時刻
の情報とクライアントから要求されたコンテンツとをク
ライアントへ配信することを特徴とし、これにより、コ
ンテンツを配信する際に同時に、ユーザに要する負担を
削減しつつ、より確実に、ユーザの端末に正確な時刻を
設定することが可能となる。
【0246】また、請求項12記載の発明によれば、ネ
ットワークを介して接続されたサーバより時刻の情報を
コンテンツと共に取得し、取得した時刻の情報に基づい
て自己の時計機構に時刻を設定することを特徴とし、こ
れにより、コンテンツを配信する際に同時に、ユーザに
要する負担をなくし、自動的にユーザの端末に正確な時
刻を設定することが可能となる。
【0247】また、請求項13記載の発明によれば、時
刻を管理する時刻管理工程と、時刻管理工程において管
理している時刻の情報をコンテンツと共に配信するコン
テンツ配信工程と、コンテンツ配信工程において配信さ
れた時刻の情報に基づいて時計機構に時刻を設定する時
刻設定工程と、を有することを特徴と、これにより、コ
ンテンツを配信する際に同時に、ユーザに要する負担を
なくし、自動的にユーザの端末に正確な時刻を設定する
ことが可能となる。
【0248】また、請求項14記載の発明によれば、時
刻を管理する時刻管理工程と、時刻管理工程において管
理されている時刻の情報を取得する第1の時刻情報取得
工程と、第1の時刻情報取得工程において取得された時
刻の情報を配信する時刻情報配信工程と、時刻情報配信
工程において配信された時刻の情報に基づいて時計機構
に仮に時刻を設定し、設定直前に時計機構に設定されて
いた時刻を記録する仮時刻設定工程と、仮時刻設定工程
後、時刻管理工程において管理されている時刻の情報を
取得する第2の時刻情報取得工程と、第2の時刻情報取
得工程において取得された時刻の情報をコンテンツと共
に配信するコンテンツ配信工程と、コンテンツ配信工程
において配信された時刻の情報と、仮時刻設定工程にお
いて記録した時刻と、に基づいて、時計機構に設定する
時刻を決定する設定時刻決定工程と、を有することを特
徴とし、これにより、ユーザに要する負担をなくし、自
動的にユーザの端末により確実に、正確な時刻を設定す
ることが可能となる。
【0249】また、請求項15記載の発明によれば、ネ
ットワークを介して接続されたクライアントからの要求
に応じて、ネットワークを介して接続されたサーバにお
いて管理されている時刻の情報を取得する時刻情報取得
処理と、時刻情報取得処理により取得した時刻の情報と
クライアントから要求されたコンテンツとを前記クライ
アントへ配信するコンテンツ配信処理と、をコンピュー
タに実行させ、これにより、ユーザに要する負担を削減
しつつ、より確実に、ユーザの端末に正確な時刻を設定
することが可能となる。
【0250】また、請求項16記載の発明によれば、ネ
ットワークを介して接続されたサーバより時刻の情報を
コンテンツと共に取得するコンテンツ取得処理と、コン
テンツ取得処理において取得した時刻の情報に基づいて
自己の時計機構に時刻を設定する時刻設定処理と、をコ
ンピュータに実行させ、これにより、ユーザに要する負
担をなくし、自動的にユーザの端末に正確な時刻を設定
することが可能となる。
【0251】また、請求項17記載の発明によれば、ネ
ットワークを介して接続されたクライアントからの要求
に応じて、ネットワークを介して接続されたサーバにお
いて管理されている時刻の情報を取得し、自らが管理し
ている原子時計と、取得した時刻の情報に基づき時刻を
決定し、決定した時刻の情報をクライアントへ配信する
ことを特徴とし、これにより、クライアントを有する利
用者側に設けたサーバにおいて、より正確且つ確実に時
刻を管理することが可能となり、kれにより、クライア
ントに対してより正確且つ確実に時刻を提供することが
可能となる。
【0252】更に、請求項18記載の発明によれば、ネ
ットワークを介して接続されたクライアントから指定さ
れた時刻に、管理している時刻の情報を、当該クライア
ントから要求されたコンテンツと共に配信することを特
徴とし、これにより、クライアントから指定された時刻
に、コンテンツを配信し、これをクライアントにおいて
再生すると共に、クライアントの時刻を補正することが
可能となる。これは、例えばモーニングコールサービス
等に利用されるものである。
【0253】また、請求項19記載の発明によれば、ネ
ットワークを介して接続されたサーバに対して、配信す
る時刻を指定して、サーバにおいて管理されている時刻
の情報と、コンテンツと、を要求し、サーバから受信し
た時刻の情報に基づいて自己の時計機構に時刻を設定
し、且つ、コンテンツを再生することを特徴とし、これ
により、クライアントが指定した時刻にコンテンツを再
生するような、モーニングコールなどのサービスを提供
することが可能となり、更に、この際に、クライアント
の時刻を補正することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による時刻補正システ
ムの概略を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による時刻補正システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態による送信電文のフレ
ーム構成を示す図であり、(a)は時刻データのみを含
む場合の構成例であり、(b)は時刻データとコンテン
ツデータとを含む場合の構成例である。
【図4】本発明の第1の実施形態において時刻補正サー
ビスのみをRNTPサーバ101から提供する場合の動
作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施形態においてコンテンツの
配信を含めて時刻補正サービスをコンテンツ配信サーバ
102から提供する場合の動作を示すフローチャートで
ある。
【図6】本発明の第1の実施形態においてコンテンツの
配信を含めて時刻補正サービスをコンテンツ配信サーバ
301から提供する場合の動作を示すフローチャートで
ある。
【図7】本発明の第1の実施形態において時刻補正サー
ビスを提供する際に時刻補正プログラムも配信する場合
の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第1の実施形態により提供されたコン
テンツ配信を含む時刻補正サービスを利用する際の移動
体端末201の第1の操作例を示す流れ図である。
【図9】本発明の第1の実施形態により提供されたコン
テンツ配信を含む時刻補正サービスを利用する際の移動
体端末201の第2の操作例を示すフローチャートであ
る。
【図10】本発明の第2の実施形態によるコンテンツ提
供システムの概略を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施形態によるコンテンツ提
供システムのシステム構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第2の実施形態による動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 移動体通信ネットワーク 2 インターネット 100 HPセンター 101 RNTPサーバ 102、301 コンテンツ配信サーバ 111、403 原子時計 112 時計システム 113 アンテナ 121、311、411 コンテンツデータベース 200 移動体端末ユーザ 201 移動体端末 300 コンテンツ提供サイト 400 顧客会社 401 時刻管理サーバ 402 時計システム 420 LAN 421、421.1〜421.n 端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 時刻補正システム、時刻供給サーバ、そのクライアント、時刻補正方法、そのプログラム、コン テンツ提供システム、コンテンツ配信サーバ、そのクライアント、コンテンツ提供方法、及びそ のプログラム

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管理している時刻をネットワーク上へ供
    給する時刻供給システムと、ネットワークに接続する機
    能を有するクライアントと、を有する時刻補正システム
    であって、 前記時刻供給システムは、管理している時刻の情報を前
    記クライアントへ送信し、 前記クライアントは、受信した時刻の情報より対応する
    時刻を特定し、特定した該時刻を自己の時計機構に設定
    することを特徴とする時刻補正システム。
  2. 【請求項2】 ネットワークを介して接続されたクライ
    アントからの要求に応じて、管理している時刻の情報を
    出力し、該時刻の情報に基づいて前記クライアントに時
    刻が設定された後、更に、前記ネットワークを介して時
    刻の情報を前記クライアントへ出力することを特徴とす
    る時刻供給サーバ。
  3. 【請求項3】 ネットワークを介して接続されたサーバ
    において管理されている時刻の情報を取得し、取得した
    該時刻の情報に基づいて自己の時計機構に時刻を設定す
    ることを特徴とするクライアント。
  4. 【請求項4】 ネットワークを介して接続されたサーバ
    より取得した時刻の情報に基づいて自己の時計機構に時
    刻を仮に設定し、設定直前に前記時計機構に設定されて
    いる時刻を記録し、再度、前記サーバより取得した時刻
    の情報に基づいて前記時計機構に設定する時刻を決定す
    ることを特徴とするクライアント。
  5. 【請求項5】 時刻を管理する時刻管理工程と、 該時刻管理工程において管理している時刻の情報を配信
    する時刻情報配信工程と、 該時刻情報配信工程において配信された時刻の情報に基
    づいて時計機構に時刻を設定する時刻設定工程と、 を有することを特徴とする時刻補正方法。
  6. 【請求項6】 時刻を管理する時刻管理工程と、 該時刻管理工程において管理している時刻の情報を配信
    する第1の時刻情報配信工程と、 該第1の時刻情報配信工程において配信された時刻の情
    報に基づいて時計機構に仮に時刻を設定し、設定直前に
    該時計機構に設定されていた時刻を記録する仮時刻設定
    工程と、 前記時刻管理工程において管理している時刻の情報を配
    信する第2の時刻情報配信工程と、 該第2の時刻情報配信工程において配信された時刻の情
    報と、前記仮時刻設定工程において記録した時刻と、に
    基づいて、前記時計機構に設定する時刻を決定する設定
    時刻決定工程と、 を有することを特徴とする時刻補正方法。
  7. 【請求項7】 ネットワークを介して接続されたクライ
    アントからの要求に応じて、管理している時刻の情報を
    出力する第1の時刻情報出力処理と、 該時刻の情報に基づいて前記クライアントに時刻が設定
    されたことの通知に応じて、更に、前記ネットワークを
    介して時刻の情報を前記クライアントへ出力する第2の
    時刻情報出力処理と、 をコンピュータに実行させるための時刻供給プログラ
    ム。
  8. 【請求項8】 ネットワークを介して接続されたサーバ
    において管理されている時刻の情報を取得する時刻情報
    取得処理と、 取得した該時刻の情報に基づいて自己の時計機構に時刻
    を設定する時刻設定処理と、 をコンピュータに実行させるための時刻補正プログラ
    ム。
  9. 【請求項9】 ネットワークを介して接続されたサーバ
    において管理されている時刻の情報を取得する第1の時
    刻情報取得処理と、 該第1の時刻情報取得処理において取得した時刻の情報
    に基づいて自己の時計機構に時刻を仮に設定し、設定直
    前に前記時計機構に設定されている時刻を記録する仮時
    刻設定処理と、 前記サーバより時刻の情報を取得する第2の時刻情報取
    得処理と、 該第2の時刻情報取得処理により取得された時刻の情報
    と、前記仮時刻設定処理により記録された時刻と、に基
    づいて前記時計機構に設定する時刻を決定する設定時刻
    決定処理と、 をコンピュータに実行させるための時刻補正プログラ
    ム。
  10. 【請求項10】 管理している時刻をネットワーク上に
    供給する時刻供給システムと、コンテンツを配信するコ
    ンテンツ配信システムと、ネットワークに接続する機能
    を有するクライアントと、を有するコンテンツ提供シス
    テムであって、 前記コンテンツ配信システムは、前記クライアントから
    要求されたコンテンツと共に前記時刻供給システムにお
    いて管理されている時刻の情報を前記クライアントへ配
    信し、 前記クライアントは、配信された時刻の情報より対応す
    る時刻を特定し、特定した該時刻を自己の時計機構に設
    定することを特徴とするコンテンツ提供システム。
  11. 【請求項11】 ネットワークを介して接続されたクラ
    イアントからの要求に応じて、ネットワークを介して接
    続されたサーバにおいて管理されている時刻の情報を取
    得し、取得した該時刻の情報と前記クライアントから要
    求されたコンテンツとを前記クライアントへ配信するこ
    とを特徴とするコンテンツ配信サーバ。
  12. 【請求項12】 ネットワークを介して接続されたサー
    バより時刻の情報をコンテンツと共に取得し、取得した
    該時刻の情報に基づいて自己の時計機構に時刻を設定す
    ることを特徴とするクライアント。
  13. 【請求項13】 時刻を管理する時刻管理工程と、 該時刻管理工程において管理している時刻の情報をコン
    テンツと共に配信するコンテンツ配信工程と、 該コンテンツ配信工程において配信された時刻の情報に
    基づいて時計機構に時刻を設定する時刻設定工程と、 を有することを特徴とするコンテンツ提供方法。
  14. 【請求項14】 時刻を管理する時刻管理工程と、 該時刻管理工程において管理されている時刻の情報を取
    得する第1の時刻情報取得工程と、 該第1の時刻情報取得工程において取得された時刻の情
    報を配信する時刻情報配信工程と、 該時刻情報配信工程において配信された時刻の情報に基
    づいて時計機構に仮に時刻を設定し、設定直前に該時計
    機構に設定されていた時刻を記録する仮時刻設定工程
    と、 該仮時刻設定工程後、前記時刻管理工程において管理さ
    れている時刻の情報を取得する第2の時刻情報取得工程
    と、 該第2の時刻情報取得工程において取得された時刻の情
    報をコンテンツと共に配信するコンテンツ配信工程と、 該コンテンツ配信工程において配信された時刻の情報
    と、前記仮時刻設定工程において記録した時刻と、に基
    づいて、前記時計機構に設定する時刻を決定する設定時
    刻決定工程と、 を有することを特徴とする時刻補正方法。
  15. 【請求項15】 ネットワークを介して接続されたクラ
    イアントからの要求に応じて、ネットワークを介して接
    続されたサーバにおいて管理されている時刻の情報を取
    得する時刻情報取得処理と、 該時刻情報取得処理により取得した前記時刻の情報と前
    記クライアントから要求されたコンテンツとを前記クラ
    イアントへ配信するコンテンツ配信処理と、 をコンピュータに実行させるためのコンテンツ提供プロ
    グラム。
  16. 【請求項16】 ネットワークを介して接続されたサー
    バより時刻の情報をコンテンツと共に取得するコンテン
    ツ取得処理と、 該コンテンツ取得処理において取得した前記時刻の情報
    に基づいて自己の時計機構に時刻を設定する時刻設定処
    理と、 をコンピュータに実行させるためのコンテンツ取得プロ
    グラム。
  17. 【請求項17】 ネットワークを介して接続されたクラ
    イアントからの要求に応じて、ネットワークを介して接
    続されたサーバにおいて管理されている時刻の情報を取
    得し、自らが管理している原子時計と、取得した前記時
    刻の情報に基づき時刻を決定し、決定した該時刻の情報
    を前記クライアントへ配信することを特徴とする時刻供
    給サーバ。
  18. 【請求項18】 ネットワークを介して接続されたクラ
    イアントから指定された時刻に、管理している時刻の情
    報を、当該クライアントから要求されたコンテンツと共
    に配信することを特徴とする請求項17記載の時刻供給
    サーバ。
  19. 【請求項19】 ネットワークを介して接続されたサー
    バに対して、配信する時刻を指定して、前記サーバにお
    いて管理されている時刻の情報と、コンテンツと、を要
    求し、前記サーバから受信した時刻の情報に基づいて自
    己の時計機構に時刻を設定し、且つ、前記コンテンツを
    再生することを特徴とするクライアント。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010526513A (ja) * 2007-05-08 2010-07-29 トムソン ライセンシング 復号化鍵を調節する方法及び装置
JP2019158583A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 セイコーインスツル株式会社 通信システム、通信方法、電子時計および通信機器
JP2021135110A (ja) * 2020-02-25 2021-09-13 カシオ計算機株式会社 電子時計、無線機器、無線通信システム、時刻修正方法、及び、プログラム

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