JP2002357395A - 熱交換器用ヘッダー、熱交換器及びそれらの製造方法 - Google Patents

熱交換器用ヘッダー、熱交換器及びそれらの製造方法

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太 渡辺
Yasuji Kawamata
保二 川又
Ryoichi Hoshino
良一 星野
Noboru Ogasawara
昇 小笠原
Takashi Tamura
喬 田村
Hirobumi Horiuchi
博文 堀内
Takashi Terada
隆 寺田
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    • F28D1/05366Assemblies of conduits connected to common headers, e.g. core type radiators
    • F28D1/05391Assemblies of conduits connected to common headers, e.g. core type radiators with multiple rows of conduits or with multi-channel conduits combined with a particular flow pattern, e.g. multi-row multi-stage radiators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/0202Header boxes having their inner space divided by partitions
    • F28F9/0204Header boxes having their inner space divided by partitions for elongated header box, e.g. with transversal and longitudinal partitions
    • F28F9/0214Header boxes having their inner space divided by partitions for elongated header box, e.g. with transversal and longitudinal partitions having only longitudinal partitions

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高耐圧性を有し、部品点数及びコストの削減
を図り得る熱交換器用ヘッダーを提供する。 【解決手段】 本発明は、チューブ挿着孔23が形成さ
れたベース壁20と、ベース壁20に対向配置される対
向壁30と、ベース壁20及び対向壁30の両側縁部間
に配置される両側壁40a、40bと、ベース壁20及
び対向壁30の中間部間に配置される補強壁50a、5
0bとを有する熱交換器用ヘッダーを対象とする。ベー
ス壁20の両側縁部に、両側壁40a、40bが曲げ加
工により一体形成される。一方の側壁40aの縁部に、
対向壁一側半部30aが曲げ加工により一体形成される
とともに、他方の側壁40bの縁部に、対向壁他側半部
30bが曲げ加工により一体形成される。対向壁一側半
部30a及び他側半部30bの縁部に、補強壁50a、
50bが曲げ加工により一体形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両の空気
調和用冷凍システムにおける凝縮器や蒸発器等の熱交換
器に好適に用いられる熱交換器用ヘッダー、熱交換器及
びそれらの製造方法に関する。
【0002】
【発明の背景】従来、車両用空気調和装置の凝縮器とし
て、一対のヘッダー間に、多数の熱交換チューブが両端
を両ヘッダーに連通接続して並列状に配置されたヘッダ
ータイプの熱交換器が多く用いられている。
【0003】このような熱交換器においては、ヘッダー
として、断面円形のパイプ状のものが主流であるが、近
年になって、小型軽量化や高性能化等を目的として、長
円形、楕円形、長方形等の扁平な断面形状のヘッダーを
採用することが検討されている。
【0004】この種のヘッダーとして、例えば特開20
00−39288号公報に示すような扁平形状の熱交換
器用ヘッダーが公知である。このヘッダーの概略構成を
図16に示す。このヘッダー(1)は、第1外周壁構成
体(2)と、第2外周壁構成体(3)との2つの部材を
具備している。第1外周壁構成体(2)は、長さ方向に
沿って所定の間隔おきに複数のチューブ挿着孔(2c)
が形成されたベース壁(2a)と、ベース壁(2a)の
両側縁部に長さ方向に沿って設けられた接合片(2b)
(2b)とを有するとともに、第2外周壁構成体(3)
は、前記ベース壁(2a)に対し対向配置される対向壁
(3a)と、対向壁(3a)の両側縁部に沿って形成さ
れた両側壁(3b)(3b)とを有している。
【0005】そして、第2外周壁構成体(3)により第
1外周壁構成体(2)の片面を覆うようにして、両側壁
(3b)の先端が接合片(2b)に、加締め処理やろう
付け処理等により接合固定されて、熱交換器用ヘッダー
(1)が形成されている。
【0006】このような構成の熱交換器用ヘッダー
(1)においては、並列配置された多数の熱交換チュー
ブ(5)が、各チューブ挿着孔(2c)に差し込まれて
固定されることにより、ヘッダータイプの熱交換器とし
て組み立てられるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
熱交換器用ヘッダー(1)は、小型軽量化の要請に伴
い、チューブ外周壁の薄肉化が進み、外周壁のみでは所
定の耐圧強度を確保することが困難である。このため例
えば、ヘッダー内部に、同図想像線に示すように補強用
中仕切板(4)を組み込んで、耐圧強度の向上を図るよ
うに構成することが考えられる。ところが、このような
形状は電縫管を用いて製作できず、ろう付け処理や加締
め処理により製作することになり、形状の複雑化を来す
ばかりか、部品点数の増大をもたらし、組立作業が困難
になるとともに、コストの増大を来す恐れがある。特に
ヘッダー内部に補強用中仕切板(4)を組み込む場合に
は、熱交換チューブ(5)の挿着を妨げないように、中
仕切板(4)に多数の切欠部(4a)を、切削加工等に
より形成する必要があり、面倒な切削加工の採用に加え
て、加工工数も増加して、一段と、コストの増大を来す
という問題が発生する。
【0008】この発明は、上記の実情に鑑みてなされた
もので、十分な耐圧強度を得ることができる上、部品点
数及びコストの削減を図ることができて、組立作業を容
易に行うことができる熱交換器用ヘッダー、熱交換器及
びそれらの製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本第1発明は、熱交換器用ヘッダーであって、熱交
換チューブ挿着用の複数のチューブ挿着孔が長さ方向に
沿って所定間隔おきに形成された帯板状のベース壁と、
そのベース壁に対向配置された対向壁と、前記ベース壁
及び前記対向壁の両側縁部間に配置され、これら両側縁
部をそれぞれ連結する側壁と、前記ベース壁及び前記対
向壁間に長さ方向に沿って配置され、前記ベース壁及び
前記対向壁を連結する補強壁とを有し、前記ベース壁の
両側縁部に、前記両側壁が曲げ加工により一体形成さ
れ、前記両側壁のうち一方の側壁の縁部に、前記対向壁
の一側半部を構成する対向壁一側半部が曲げ加工により
一体形成されるとともに、他方の側壁の縁部に、前記対
向壁の他側半部を構成する対向壁他側半部が曲げ加工に
より一体形成され、前記対向壁一側半部及び他側半部の
うち少なくともいずれか一方の縁部に、前記補強壁が曲
げ加工により一体形成されてなるものを要旨としてい
る。
【0010】この第1発明の熱交換器用ヘッダーにおい
ては、曲げ加工により、ベース壁、両側壁、対向壁及び
補強壁を一体に形成するものであるため、部材相互の接
合処理、例えば面倒なろう付け処理や加締め処理等を行
う必要がなく、更に部品点数も削減することができる。
【0011】また、ベース壁と対向壁との間に補強壁が
介在されるため、十分な耐圧強度を確実に得ることがで
きる。
【0012】本第1発明において、前記補強壁は、前記
対向壁一側半部及び他側半部の双方に設けられてなる構
成を採用するのが好ましい。
【0013】すなわちこの場合、補強壁が2枚となり、
より一層耐圧強度を向上させることができる。
【0014】更に本第1発明において、前記補強壁は、
前記ベース壁との対向縁部が前記ベース壁にろう付一体
化されてなる構成を採用するのが良い。
【0015】すなわちこの場合、補強壁の取付強度を十
分に確保することができる。
【0016】更に本第1発明において、前記両補強壁
は、互いに沿接配置されかつろう付け一体化されてなる
構成を採用するのが望ましい。
【0017】すなわちこの場合、補強壁の取付強度をよ
り高めることができる。
【0018】また本第1発明において、前記補強壁は、
前記複数のチューブ挿着孔に対応する位置にチューブ係
止用切欠部を有し、前記チューブ挿着孔に挿通される熱
交換チューブの端部が、前記チューブ係止用切欠部に位
置決め状態に係止されるよう構成されていることが好ま
しい。
【0019】すなわちこの場合、チューブ挿着用切欠部
にチューブ端部を係止させることにより、チューブの位
置決めを図ることができるため、チューブ挿入量の調整
を精度良く簡単に行うことができ、チューブの挿着作業
をスムーズに行うことができる。
【0020】また本第1発明において、前記補強壁は、
前記ベース壁との対向端縁に差込片を有し、前記ベース
壁は、前記差込片に対応する位置に差込片係合孔が形成
され、前記差込片が前記差込片係合孔に差し込まれて係
合されてなる構成を採用するのが、より望ましい。
【0021】すなわちこの場合、補強壁の差込片がベー
ス壁の係合孔に係合固定されるため、曲げ加工によるス
プリングバック等の不具合を防止でき、曲げ加工後、ろ
う付け固定されるまでの間、安定した形態を維持でき、
寸法精度を高度に維持することができる。
【0022】更に本第1発明において、前記差込片は、
前記差込片係合孔に差し込まれた状態で前記ベース壁に
ろう付一体化されてなる構成を採用するのがより一層望
ましい。
【0023】すなわちこの場合、差込片の取付強度を十
分に確保することができる。
【0024】更に本第1発明において、前記差込片は、
ヘッダー長さ方向に所定の間隔おきに断続的に形成され
てなる構成を好適に採用することができる。
【0025】また本第1発明においては、前記差込片が
前記差込片係合孔に差し込まれた状態で、その差込片先
端が折曲されて、その折曲部が前記ベース壁の外面に係
合されてなる構成を採用するのが、より一層好ましい。
【0026】すなわちこの構成を採用する場合、差込片
をベース壁により確実に取り付けることができる。
【0027】更に本第1発明においては、前記ベース壁
における前記チューブ挿着孔の周縁部が、内方に曲成さ
れてなる構成を採用するのが良い。
【0028】すなわちこの場合、熱交換チューブを挿着
孔に差し込む際に、チューブが挿着孔周縁部によってス
ムーズにガイドされるので、チューブ挿着作業を、より
一層簡単に行えるとともに、チューブと挿着孔周縁部と
の接合面積を十分に大きく確保することができ、ろう付
け処理等によって、両者間の接合部における気密を確実
に図ることができる。
【0029】更に本第1発明において、前記補強壁は、
前記ベース壁との対向端縁が前記ベース壁の内面に突き
付け状態に配置されてなる構成を採用することができ
る。
【0030】更に本第1発明において、前記補強壁は、
前記ベース壁との対向端縁が前記ベース壁にろう付け一
体化されてなる構成を採用することができる。
【0031】また本第1発明において、前記補強壁の対
向端縁が前記ベース壁にヘッダー長さ方向に連続して突
き付けられてなる構成を採用することができる。
【0032】更に本第1発明において、前記補強壁は、
前記ベース壁との対向縁部が外側に折曲されて、その折
曲部が前記ベース壁の内面に接合配置されてなる構成を
採用することができる。
【0033】また本第1発明において、前記補強壁は、
その折曲部が前記ベース壁にろう付け一体化されてなる
構成を採用することができる。
【0034】更に本第1発明において、前記補強壁の折
曲部が、ヘッダー長さ方向に連続して形成されてなる構
成を採用することができる。
【0035】更に本第1発明においては、前記補強壁の
折曲部が、ヘッダー長さ方向に所定の間隔おきに断続的
に形成されてなる構成を採用することができる。
【0036】更に本第1発明においては、ヘッダー長さ
方向に隣り合う前記折曲部間において、前記補強壁は、
前記ベースとの対向端縁が前記ベース壁の内面に突き付
け状態に配置されてなる構成を採用することができる。
【0037】更に本第1発明において、ヘッダー長さ方
向に隣り合う前記折曲部間において、前記補強壁は、前
記ベース壁との対向端縁に差込片を有し、前記ベース壁
は、前記差込片に対応する位置に差込片係合孔が形成さ
れ、前記差込片が前記差込片係合孔に差し込まれて係合
されてなる構成を採用することができる。
【0038】更に本第1発明において、双方の前記補強
壁のうち一方側の補強壁は、前記ベース壁との対向端縁
に差込片を有し、前記ベース壁は、前記差込片に対応す
る位置に差込片係合孔が形成され、前記差込片が前記差
込片係合孔に差し込まれて係合されるとともに、他方側
の補強壁は、ベース壁との対向端縁が前記ベース壁の内
面に突き付け状態に配置されてなる構成を採用すること
ができる。
【0039】更に本第1発明において、双方の前記補強
壁のうち一方側の補強壁は、前記ベース壁との対向端縁
に差込片を有し、前記ベース壁は、前記差込片に対応す
る位置に差込片係合孔が形成され、前記差込片が前記差
込片係合孔に差し込まれて係合されるとともに、他方側
の補強壁は、前記ベース壁との対向縁部が外側に折曲さ
れて、その折曲部が前記ベース壁の内面に接合配置され
てなる構成を採用することができる。
【0040】更に本第1発明においては、前記一方側の
補強壁における差込片が、ヘッダー長さ方向に所定の間
隔おきに形成されてなる構成を採用することができる。
【0041】更に本第1発明においては、前記他方側の
補強壁における折曲部が、ヘッダー長さ方向に所定の間
隔おきに形成されてなる構成を採用することができる。
【0042】更に本第1発明においては、双方の前記補
強壁のうち一方側の補強壁は、前記ベース壁との対向端
縁が前記ベース壁に突き付けた状態に配置されるととも
に、他方側の補強壁は、前記ベース壁との対向縁部が外
側に折曲されて、その折曲部が前記ベース壁の内面に接
合配置されてなる構成を採用することができる。
【0043】更に本第1発明においては、前記他方側の
補強壁における折曲部が、ヘッダー長さ方向に所定の間
隔おきに形成されてなる構成を採用することができる。
【0044】本第2発明は、熱交換器用ヘッダーであっ
て、熱交換チューブ挿着用の複数のチューブ挿着孔が長
さ方向に沿って所定間隔おきに形成された帯板状のベー
ス壁と、そのベース壁に対向配置された対向壁と、前記
ベース壁及び前記対向壁の両側縁部間に配置され、これ
ら両側縁部をそれぞれ連結する側壁と、前記ベース壁及
び前記対向壁間に長さ方向に沿って配置され、前記ベー
ス壁及び前記対向壁を連結する補強壁とを有し、前記ベ
ース壁の両側縁部に、前記両側壁が曲げ加工により一体
形成され、前記両側壁のうち一方の側壁の縁部に、前記
対向壁の一側半部を構成する対向壁一側半部が曲げ加工
により一体形成されるとともに、他方の側壁の縁部に、
前記対向壁の他側半部を構成する対向壁他側半部が曲げ
加工により一体形成され、前記対向壁一側半部及び他側
半部の各縁部の双方に、前記補強壁が曲げ加工により一
体形成され、双方の前記補強壁における前記ベース壁と
の対向端縁に、ヘッダー長さ方向に所定の間隔おきに差
込片がそれぞれ形成され、双方の前記補強壁のうち一方
側の補強壁の前記差込片と、他方側の補強壁の前記差込
片とが、ヘッダー長さ方向に沿って交互に配置され、前
記ベース壁に、前記差込片に対応する位置に差込片係合
孔が形成され、前記差込片が、それに対応する前記差込
片係合孔にそれぞれ差し込まれて係合されてなるものを
要旨としている。
【0045】この第2発明において、前記差込片係合孔
は、ヘッダー長さ方向に沿って千鳥配置に形成されてな
る構成を採用するのが好ましい。
【0046】更に本第2発明において、前記差込片は、
前記差込片係合孔に差し込まれた状態で、前記差込片の
先端が折曲されて、その折曲部が前記ベース壁の外面に
係合されてなる構成を採用するのが良い。
【0047】また本第2発明において、前記折曲部は、
前記差込片の先端が加締め処理により折曲されて形成さ
れてなる構成を採用するのが望ましい。
【0048】一方、本第3発明は、上記発明の熱交換器
用ヘッダーを製造するための製造プロセスを特定するも
のである。
【0049】すなわち本第3発明は、熱交換チューブ挿
着用の複数のチューブ挿着孔が長さ方向に沿って所定間
隔おきに形成された帯板状のベース壁と、そのベース壁
に対向配置された対向壁と、前記ベース壁及び前記対向
壁の両側縁部間に配置されて前記ベース壁および前記対
向壁とを連結する両側壁と、前記ベース壁及び前記対向
壁間に長さ方向に沿って配置されて前記ベース壁および
前記対向壁とを連結する補強壁とを有する熱交換器用ヘ
ッダーの製造方法であって、幅方向中間に、前記チュー
ブ挿着孔を有するベース壁領域が長さ方向に沿って設け
られ、前記ベース壁領域の両側縁部にそれぞれ側壁領域
が長さ方向に沿って設けられ、前記両側壁領域の各縁部
に、対向壁一側半部領域及び他側半部領域が長さ方向に
沿って設けられ、前記対向壁一側半部領域及び他側半部
領域のうち少なくともいずれか一方の縁部に、補強壁領
域が長さ方向に沿って設けられた成形板を準備する成形
板準備ステップと、前記成形板における前記補強壁領域
を前記対向壁一側半部領域及び/又は他側半部領域に対
し曲げ加工を施すステップと、前記成形板における前記
対向壁一側半部領域及び他側半部領域を前記両側壁領域
に対し曲げ加工を施すステップと、前記成形板における
前記両側壁領域を前記ベース壁領域に対し曲げ加工を施
すステップとを含み、前記ベース壁領域を前記ベース壁
とし、前記両側壁領域を前記両側壁とし、前記対向壁一
側半部領域及び他側半部領域を前記対向壁一側半部及び
他側半部とし、前記補強壁領域を前記補強壁とする熱交
換器用ヘッダーを得るものを要旨としている。
【0050】この第3発明では、前記成形板準備ステッ
プにおいて、前記対向壁一側半部領域及び他側半部領域
の縁部にそれぞれ補強壁領域が長さ方向に沿って設けら
れた成形板を準備するものを採用するのが好ましい。
【0051】更に本第3発明では、前記成形板準備ステ
ップにおいて、前記補強壁領域における前記複数のチュ
ーブ挿着孔に対応する位置にチューブ係止用切欠部を形
成し、前記チューブ挿着孔に挿通される熱交換チューブ
の端部が、前記チューブ係止用切欠部に位置決め状態に
係止されるよう構成されてなるものを採用するのが良
い。
【0052】更に本第3発明では、前記成形板準備ステ
ップにおいて、前記補強壁領域における前記ベース壁と
の対向端縁に差込片を形成すると共に、前記ベース壁領
域における前記差込片に対応する位置に差込片係合孔を
形成し、更に、前記差込片を前記差込片係合孔に差し込
むステップを有するものを採用するのが望ましい。
【0053】また本第3発明では、前記成形板準備ステ
ップにおいて、少なくとも片面にろう材がクラッドされ
たブレージングシートを打ち抜きプレス成形することに
より前記成形板を作製するものを採用するのが、より好
ましい。
【0054】更に本第3発明においては、前記各曲げ加
工を施したのち、炉中にて一括ろう付けするものを採用
するのが、より一層好ましい。
【0055】本第4発明は、上記第1発明の熱交換器用
ヘッダーを用いた熱交換器を特定するものである。
【0056】すなわち本第4発明は、熱交換器であっ
て、一対の熱交換器用ヘッダーと、前記一対の熱交換器
用ヘッダー間に並列に配置され、両端が両ヘッダーに連
通接続される複数の熱交換チューブとを備え、前記一対
の熱交換器用ヘッダーのうち少なくともいずれか一方の
熱交換器用ヘッダーは、前記熱交換チューブの端部を連
通接続するための複数のチューブ挿着孔が長さ方向に沿
って所定間隔おきに形成された帯板状のベース壁と、そ
のベース壁に対向配置された対向壁と、前記ベース壁及
び前記対向壁の両側縁部間に配置され、これら両側縁部
をそれぞれ連結する側壁と、前記ベース壁及び前記対向
壁間に長さ方向に沿って配置され、前記ベース壁及び前
記対向壁を連結する補強壁とを有し、前記ベース壁の両
側縁部に、前記両側壁が曲げ加工により一体形成され、
前記両側壁のうち一方の側壁の縁部に、前記対向壁の一
側半部を構成する対向壁一側半部が曲げ加工により一体
形成されるとともに、他方の側壁の縁部に、前記対向壁
の他側半部を構成する対向壁他側半部が曲げ加工により
一体形成され、前記対向壁一側半部及び他側半部のうち
少なくともいずれか一方の縁部に、前記補強壁が曲げ加
工により一体形成されてなるものを要旨としている。
【0057】この第4発明は、上記第1発明と同様に、
同様の作用効果を奏するものである。
【0058】この第4発明において、前記補強壁は、前
記複数のチューブ挿着孔に対応する位置にチューブ係止
用切欠部を有し、前記チューブ挿着孔に挿通される熱交
換チューブの端部が、前記チューブ係止用切欠部に位置
決め状態に係止されてなる構成を採用するのが好まし
い。
【0059】更に本第4発明においては、前記熱交換チ
ューブの端部が、前記熱交換器用ヘッダーにろう付けに
より固定されてなる構成を採用するのが良い。
【0060】また本第5発明は、上記第2発明の熱交換
器用ヘッダーを用いた熱交換器を特定するものである。
【0061】すなわち本第5発明は、熱交換器であっ
て、一対の熱交換器用ヘッダーと、前記一対の熱交換器
用ヘッダー間に並列に配置され、両端が両ヘッダーに連
通接続される複数の熱交換チューブとを備え、前記一対
の熱交換器用ヘッダーのうち少なくともいずれか一方の
熱交換器用ヘッダーは、前記熱交換チューブの端部を連
通接続するための複数のチューブ挿着孔が長さ方向に沿
って所定間隔おきに形成された帯板状のベース壁と、そ
のベース壁に対向配置された対向壁と、前記ベース壁及
び前記対向壁の両側縁部間に配置され、これら両側縁部
をそれぞれ連結する側壁と、前記ベース壁及び前記対向
壁間に長さ方向に沿って配置され、前記ベース壁及び前
記対向壁を連結する補強壁とを有し、前記ベース壁の両
側縁部に、前記両側壁が曲げ加工により一体形成され、
前記両側壁のうち一方の側壁の縁部に、前記対向壁の一
側半部を構成する対向壁一側半部が曲げ加工により一体
形成されるとともに、他方の側壁の縁部に、前記対向壁
の他側半部を構成する対向壁他側半部が曲げ加工により
一体形成され、前記対向壁一側半部及び他側半部の各縁
部の双方に、前記補強壁が曲げ加工により一体形成さ
れ、双方の前記補強壁における前記ベース壁との対向端
縁に、ヘッダー長さ方向に所定の間隔おきに差込片がそ
れぞれ形成され、双方の前記補強壁のうち一方側の補強
壁の前記差込片と、他方側の補強壁の前記差込片とが、
ヘッダー長さ方向に沿って交互に配置され、前記ベース
壁に、前記差込片に対応する位置に差込片係合孔が形成
され、前記差込片が、それに対応する前記差込片係合孔
にそれぞれ差し込まれて係合されてなるものを要旨とし
ている。
【0062】この第5発明においては、上記第1発明と
同様に、同様の作用効果を奏するものである。
【0063】この第5発明において、前記補強壁は、前
記複数のチューブ挿着孔に対応する位置にチューブ係止
用切欠部を有し、前記チューブ挿着孔に挿通される熱交
換チューブの端部が、前記チューブ係止用切欠部に位置
決め状態に係止されてなる構成を採用するのが好まし
い。
【0064】更に本第5発明においては、前記熱交換チ
ューブの端部が、前記熱交換器用ヘッダーにろう付けに
より固定されてなる構成を採用するのが良い。
【0065】また本第5発明において、前記差込片係合
孔は、ヘッダー長さ方向に沿って千鳥配置に形成されて
なる構成を採用するのが望ましい。
【0066】一方、本第6発明は、上記第1発明の熱交
換器用ヘッダーを用いた熱交換器の製造方法を特定する
ものである。
【0067】すなわち本第6発明は、熱交換器の製造方
法であって、一対の熱交換器用ヘッダーを準備する工程
と、複数の熱交換チューブを準備する工程と、前記複数
の熱交換チューブを前記一対の熱交換器用ヘッダー間に
並列に配置して、各熱交換チューブの両端を両ヘッダー
に連通接続する工程とを含み、前記一対の熱交換器用ヘ
ッダーのうち少なくともいずれか一方の熱交換器用ヘッ
ダーとして、前記熱交換チューブの端部を連通接続する
ための複数のチューブ挿着孔が長さ方向に沿って所定間
隔おきに形成された帯板状のベース壁と、そのベース壁
に対向配置された対向壁と、前記ベース壁及び前記対向
壁の両側縁部間に配置され、これら両側縁部をそれぞれ
連結する側壁と、前記ベース壁及び前記対向壁間に長さ
方向に沿って配置され、前記ベース壁及び前記対向壁を
連結する補強壁とを有し、前記ベース壁の両側縁部に、
前記両側壁が曲げ加工により一体形成され、前記両側壁
のうち一方の側壁の縁部に、前記対向壁の一側半部を構
成する対向壁一側半部が曲げ加工により一体形成される
とともに、他方の側壁の縁部に、前記対向壁の他側半部
を構成する対向壁他側半部が曲げ加工により一体形成さ
れ、前記対向壁一側半部及び他側半部のうち少なくとも
いずれか一方の縁部に、前記補強壁が曲げ加工により一
体形成されてなるものを準備するものを要旨としてい
る。
【0068】この第6発明は、上記第1発明と同様に、
同様の作用効果を奏するものである。
【0069】この第6発明において、前記熱交換器用ヘ
ッダーを準備する工程は、幅方向中間に、前記チューブ
挿着孔を有するベース壁領域が長さ方向に沿って設けら
れ、前記ベース壁領域の両側縁部にそれぞれ側壁領域が
長さ方向に沿って設けられ、前記両側壁領域の各縁部
に、対向壁一側半部領域及び他側半部領域が長さ方向に
沿って設けられ、前記対向壁一側半部領域及び他側半部
領域のうち少なくともいずれか一方の縁部に、補強壁領
域が長さ方向に沿って設けられた成形板を準備する成形
板準備ステップと、前記成形板における前記補強壁領域
を前記対向壁一側半部領域及び/又は他側半部領域に対
し曲げ加工を施すステップと、前記成形板における前記
対向壁一側半部領域及び他側半部領域を前記両側壁領域
に対し曲げ加工を施すステップと、前記成形板における
前記両側壁領域を前記ベース壁領域に対し曲げ加工を施
すステップとを含むものを採用するのが好ましい。
【0070】更に本第6発明においては、前記熱交換チ
ューブの端部を、前記熱交換器用ヘッダーにろう付けに
より固定するを採用するのが良い。
【0071】また本第7発明は、上記第2発明の熱交換
器用チューブを用いた熱交換器の製造方法を特定するも
のである。
【0072】すなわち本第7発明は、熱交換器の製造方
法であって、一対の熱交換器用ヘッダーを準備する工程
と、複数の熱交換チューブを準備する工程と、前記複数
の熱交換チューブを前記一対の熱交換器用ヘッダー間に
並列に配置して、各熱交換チューブの両端を両ヘッダー
に連通接続する工程とを含み、前記一対の熱交換器用ヘ
ッダーのうち少なくともいずれか一方の熱交換器用ヘッ
ダーとして、前記熱交換チューブの端部を連通接続する
ための複数のチューブ挿着孔が長さ方向に沿って所定間
隔おきに形成された帯板状のベース壁と、そのベース壁
に対向配置された対向壁と、前記ベース壁及び前記対向
壁の両側縁部間に配置され、これら両側縁部をそれぞれ
連結する側壁と、前記ベース壁及び前記対向壁間に長さ
方向に沿って配置され、前記ベース壁及び前記対向壁を
連結する補強壁とを有し、前記ベース壁の両側縁部に、
前記両側壁が曲げ加工により一体形成され、前記両側壁
のうち一方の側壁の縁部に、前記対向壁の一側半部を構
成する対向壁一側半部が曲げ加工により一体形成される
とともに、他方の側壁の縁部に、前記対向壁の他側半部
を構成する対向壁他側半部が曲げ加工により一体形成さ
れ、前記対向壁一側半部及び他側半部の各縁部の双方
に、前記補強壁が曲げ加工により一体形成され、双方の
前記補強壁における前記ベース壁との対向端縁に、ヘッ
ダー長さ方向に所定の間隔おきに差込片がそれぞれ形成
され、双方の前記補強壁のうち一方側の補強壁の前記差
込片と、他方側の補強壁の前記差込片とが、ヘッダー長
さ方向に沿って交互に配置され、前記ベース壁に、前記
差込片に対応する位置に差込片係合孔が形成され、前記
差込片が、それに対応する前記差込片係合孔にそれぞれ
差し込まれて係合されてなるものを準備するものを要旨
としている。
【0073】この第7発明は、上記第2発明と同様に、
同様の作用効果を奏するものである。
【0074】この第7発明において、前記熱交換器用ヘ
ッダーを準備する工程は、幅方向中間に、前記チューブ
挿着孔を有するベース壁領域が長さ方向に沿って設けら
れ、前記ベース壁領域の両側縁部にそれぞれ側壁領域が
長さ方向に沿って設けられ、前記両側壁領域の各縁部
に、対向壁一側半部領域及び他側半部領域が長さ方向に
沿って設けられ、前記対向壁一側半部領域及び他側半部
領域のうち少なくともいずれか一方の縁部に、補強壁領
域が長さ方向に沿って設けられた成形板を準備する成形
板準備ステップと、前記成形板における前記補強壁領域
を前記対向壁一側半部領域及び/又は他側半部領域に対
し曲げ加工を施すステップと、前記成形板における前記
対向壁一側半部領域及び他側半部領域を前記両側壁領域
に対し曲げ加工を施すステップと、前記成形板における
前記両側壁領域を前記ベース壁領域に対し曲げ加工を施
すステップとを含むものを採用するのが好ましい。
【0075】更に本第7発明においては、前記熱交換チ
ューブの端部を、前記熱交換器用ヘッダーにろう付けに
より固定するものを採用するのが良い。
【0076】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>図1ないし図6
は、この発明の第1実施形態である熱交換器用ヘッダー
(10)を示す。これらの図に示すように、この熱交換
器用ヘッダー(10)は、帯板状のベース壁(20)
と、そのベース壁(20)に対向して配置される対向壁
(30)と、ベース壁(20)及び対向壁(30)の両
側縁部間に配置される両側壁(40a)(40b)と、
ベース壁(20)及び対向壁(30)間の幅方向中間位
置に、長さ方向に沿って配置される一対の補強壁(50
a)(50b)とを備えている。
【0077】図7及び図8に示すように、このヘッダー
(10)は、打ち抜きプレス成形によって得られた所定
形状のプレス成形板(11)を、曲げ加工して得られる
一体成形品をもって構成されている。すなわちプレス成
形板(11)は、幅広帯板状のものであり、幅方向の中
間領域に、ベース壁(20)を構成するためのベース壁
領域(21)が長さ方向に沿って一体に形成されるとと
もに、ベース壁領域(21)の両側縁部には、ベース壁
領域(21)に連設し、かつ両側壁(40a)(40
b)を構成するための両側壁領域(41a)(41b)
が長さ方向に沿って一体に形成されている。更に一方の
側壁領域(41a)の縁部には、その側壁領域(41
a)に連設し、かつ対向壁(30)の一側半部(30
a)を構成するための対向壁一側半部領域(31a)が
一体に形成されるとともに、他方の側壁領域(41b)
の縁部には、その側壁領域(41b)に連設し、かつ対
向壁(30)の他側半部(30b)を構成するための対
向壁他側半部領域(31b)が一体に形成されている。
更に対向壁一側半部領域(31a)及び他側半部領域
(31b)の縁部には、これらの領域(31a)(31
b)に連設し、かつ補強壁(50a)(50b)を構成
するための補強壁領域(51a)(51b)が一体に形
成されている。
【0078】なお、図8においては、発明の理解を容易
にするため、各領域の境界線(折曲線)を破線で示して
いる。
【0079】このプレス成形板(11)におけるベース
壁領域(21)には、幅方向に長い長孔状のチューブ挿
着孔(23)が長さ方向に沿って所定間隔おきに複数形
成されている。このチューブ挿着孔(23)の周縁部
(23a)は、バーリング加工が施されて、一面側、つ
まりヘッダー組付状態において内側に曲成されている。
更にベース壁領域(21)の中心線上におけるチューブ
挿着孔(23)の各間には、正方形状の差込片係合孔
(25)が所定間隔おきに複数形成されている。
【0080】また補強壁領域(51a)(51b)の側
端縁における上記チューブ挿着孔(23)に対応する位
置には、チューブ係止用切欠部(53a)(53b)が
長さ方向に所定間隔おきに複数形成されている。更に補
強壁領域(51a)(51b)の側端縁におけるチュー
ブ係止用切欠部(53a)(53b)の各間には、上記
差込片係合孔(25)に対応して、矩形状の差込片(5
5a)(55b)が長さ方向に所定の間隔おきに複数形
成されている。
【0081】本実施形態においては、このプレス成形板
(11)に対し、図8に示す破線(折曲線)に沿って曲
げ加工を施してヘッダー(10)を製作するものであ
る。すなわち、補強壁領域(51a)(51b)を、対
向壁一側半部領域(31a)及び他側半部領域(31
b)に対し一面側(内面側)に90°折曲するととも
に、対向壁一側半部領域(31a)及び他側半部領域
(31b)を両側壁領域(41a)(41b)に対し一
面側(内面側)に90°折曲する。更に両側壁領域(4
1a)(41b)をベース壁領域(21)に対し一面側
(内面側)に90°折曲して、補強壁領域(51a)
(51b)を重ね合わせる。こうして、重ね合わされた
補強壁領域(51a)(51b)の差込片(55a)
(55b)を、ベース壁領域(21)の差込片係合孔
(25)にそれぞれ差し込んで係合状態に固定する。
【0082】なお、本発明においては、上記各曲げ加工
の手順は、特に限定されるものではなく、どのような手
順で行っても良い。
【0083】これにより図1ないし図6に示すように、
ベース壁領域(21)をベース壁(20)とし、両側壁
領域(41a)(41b)を両側壁(40a)(40
b)とし、対向壁一側半部領域(31a)を対向壁(3
0)の一側半部(30a)とし、対向壁他側半部領域
(31b)を対向壁(30)の他側半部(30b)と
し、補強壁領域(51a)(51b)を補強壁(50
a)(50b)とする熱交換器用ヘッダー(10)が製
作される。
【0084】この組立状態において、補強壁(50a)
(50b)の各チューブ係止用切欠部(53a)(53
b)は、ベース壁(20)の各チューブ挿着孔(23)
にそれぞれ対応して配置される。更に図5に示すよう
に、ベース壁(20)におけるチューブ挿着孔(23)
の両側縁部は、上記の曲げ加工に伴って、外側に湾曲形
成されることにより、チューブ挿入用ガイド片(23
b)として構成される。
【0085】この熱交換器用ヘッダー(10)を用いて
熱交換器を製作する場合、図1に示すように、各間にコ
ルゲートフィン(70)を介して並列状に配置された扁
平形状の多数の熱交換チューブ(60)の端部を、熱交
換器用ヘッダー(10)の各チューブ挿着孔(23)に
それぞれ挿入して、図3及び図4に示すように、各チュ
ーブ(60)の両端をヘッダー(10)内の補強壁(5
0a)(50b)におけるチューブ係止用切欠部(53
a)(53b)に位置決め状態に係止する。このとき、
上記したように、ヘッダー(10)におけるチューブ挿
着孔(23)の両側縁部に、チューブ挿入用ガイド片
(23b)(23b)が形成されるため(図5参照)、
チューブ端部がそのガイド片(23b)にガイドされ
て、スムーズにチューブ挿着孔(23)へと導かれるの
で、チューブ(60)の挿入作業を容易に行うことがで
きる。更にチューブ端部がチューブ係止用切欠部(53
a)(53b)に係止することにより、チューブ(6
0)の位置決めが図られるため、チューブ(60)の差
込量等の調整を自動的に行うことができ、チューブ(6
0)の挿着作業を、より一層簡単に行うことができる。
【0086】こうして一対のヘッダー(10)に、複数
の熱交換チューブ(60)が両端を連通接続した状態で
並列に配置されるとともに、熱交換チューブ(60)の
各間にコルゲートフィン(70)が介在された熱交換器
を得るものである。
【0087】なお、本実施形態においては、熱交換器用
ヘッダー(10)を構成するプレス成形板(11)や熱
交換チューブ(60)が、少なくとも片面にろう材がク
ラッドされたブレージングシートや、ベア材の少なくと
も片面に粉末ろう材等のろう材が付与されたろう材付き
板により構成されている。そして上記したように、一対
のヘッダー(10)間に、熱交換チューブ(60)及び
コルゲートフィン(70)を交互に積層配置して、熱交
換器仮組製品を製作し、この仮組製品を炉中にて一括ろ
う付けすることにより、全体を連結一体して、熱交換器
製品を得るものである。
【0088】以上のように、この熱交換器用ヘッダー
(10)によれば、プレス成形板(11)を、曲げプレ
ス加工して組み立てるものであるため、一連のプレス加
工のみで効率良く製作することができる。
【0089】また、本実施形態のヘッダー(10)は、
一枚のプレス成形板(11)から得られるものであるた
め、面倒なろう付け処理や加締め処理等の部材相互の接
合処理を行う必要がなく、部品点数も削減できるので、
組立作業を簡単に行える上、コストの削減を図ることが
できる。
【0090】また本実施形態のヘッダー(10)におい
ては、ベース壁(20)と対向壁(30)との間に補強
壁(50a)(50b)が介在されるものであるため、
十分な耐圧強度を得ることができる。従って、高耐圧性
が強く要求されるCO2 冷媒を用いた冷凍サイクルにも
適用することができる。
【0091】しかも、補強壁(50a)(50b)に形
成されるチューブ係止用切欠部(53a)(53b)
は、プレス成形板(11)の製作時の打ち抜きプレス成
形により形成することができるため、切欠部形成用に、
別途、切削加工等の面倒な作業を行う必要がなく、より
一層簡単に製作することができる。
【0092】また本実施形態においては、プレス成形板
(11)における補強壁領域(51a)(51b)の側
端縁に差込片(55a)(55b)を形成するととも
に、ベース壁領域(21)に差込片係合孔(25)を形
成しておき、成形板(11)の曲げ加工時に、差込片
(55a)(55b)を差込片係合孔(25)に差し込
んで位置決め状態に係合させるものであるため、曲げ加
工によるスプリングバック等の不具合を防止でき、形態
を安定させることができる。このように曲げ加工後から
ろう付け固定するまでの間、安定した形態を維持できる
ので、寸法精度を向上させることができ、高い品質を得
ることができる。
【0093】更に、本実施形態においては、図3及び図
4に示すように、ヘッダー(10)のチューブ挿着孔
(23)の周縁部(23a)をバーリング加工して内側
に曲成しているため、チューブ(60)を孔(23)に
挿着する際に、孔周縁部(23a)によってスムーズに
ガイドされるため、チューブ挿入挿着作業を、より一層
簡単に行うことができる。しかも、孔周縁部(23a)
を内側に曲成することにより、孔周縁部(23a)とチ
ューブ(60)との接合面積を十分に大きく確保でき、
両者間の接合部の気密を確実に図ることができ、より一
層高い品質を得ることができる。
【0094】<第2実施形態>図9ないし図13はこの
発明の第2実施形態である熱交換器用ヘッダー(10)
を示す。これらの図に示すように、このヘッダー(1
0)を構成するプレス成形板(11)は、上記第1実施
形態と同様に、ベース壁領域(21)、両側壁領域(4
1a)(41b)、対向壁一側半部領域(31a)、対
向壁他側半部領域(31b)及び補強壁領域(51a)
(51b)を具備し、ベース壁領域(21)には、チュ
ーブ挿着孔(23)が所定間隔おきに複数形成されてい
る。
【0095】またこのプレス成形板(11)において
は、一方側の補強壁領域(51a)と他方側の補強壁領
域(51b)の側端縁に、長さ方向に沿って交互に差込
片(55a)(55b)が形成されている。更にベース
壁領域(21)におけるチューブ挿着孔(23)の各間
には、上記差込片(55a)(55b)に対応して、一
方側の差込片係合孔(25a)と他方側の差込片係合孔
(25b)とが交互に千鳥配置に形成されている。
【0096】このプレス成形板(11)が、その各領域
(31a)(31b)(41a)(41b)(51a)
(51b)が適宜曲げ加工されることにより、補強壁領
域(51a)(51b)が重ね合わされ、その状態で補
強壁領域(51a)(51b)の差込片(55a)(5
5b)が、対応する差込片係合孔(25a)(25b)
に挿入される。更に差込片(55a)(55b)の先端
が、加締め処理により外側に折曲されて、この折曲部
(80a)(80b)がベース壁(20)の外面側に係
合される。これにより、熱交換器用ヘッダー(10)が
製作される。
【0097】その他の構成は、上記第1実施形態と同様
であるため、同一又は相当部分に、同一符号を付して、
重複説明は省略する。
【0098】この第2実施形態の熱交換器用ヘッダー
(10)においても、上記第1実施形態と同様に、同様
の効果を得ることができる。
【0099】その上更に、第2実施形態の熱交換器用ヘ
ッダー(10)によれば、プレス成形板(11)におけ
る補強壁領域(51a)(51a)の両側縁に設けられ
る差込片(55a)(55b)を、一方側補強壁領域
(51a)と他方側補強壁領域(51b)との間で、ヘ
ッダー長さ方向に沿って交互に形成するとともに、差込
片係合孔(25a)(25b)を、各差込片(55a)
(55b)に対応させて、千鳥配置に交互に形成してい
るため、曲げ加工時において、一方側補強壁領域(51
a)と他方側補強壁領域(51b)との間で、差込片
(55a)(55b)が干渉するのを防止することがで
きる。このため、差込片(55a)(55b)の係合孔
(25a)(25b)に対する挿入作業を効率良くスム
ーズに行うことができ、より一層、簡単にヘッダー(1
0)を製作することができる。
【0100】しかも、本第2実施形態においては、差込
片(55a)(55b)の先端を加締め処理により外側
に折曲して、その折曲部(80a)(80b)をベース
壁(20)の外面に係合するものであるため、より強固
な係合状態を得ることができ、差込片(55a)(55
b)の形成数を低減させることができ、使用材料の削
減、ひいてはコストの削減を図ることができる。更に差
込片先端を加締めて固定することにより、曲げ加工によ
るスプリングバック等の不具合をより確実に防止でき、
形態を安定させることができるので、寸法精度をより一
層向上させることができ、より高い品質のヘッダー製品
を得ることができる。
【0101】なお、差込片(55a)(55b)の先端
を加締めて、ベース壁(20)の外面に係合するという
構成を、上記第1実施形態に適用した場合でも、同様の
効果を得ることができる。
【0102】ところで、上記各実施形態においては、図
6(b)及び図11(b)に示すように、補強壁(50
a)(50b)の先端をベース壁(20)に突き刺して
係合するものであるが、本発明は、それだけに限られる
ものではない。
【0103】例えば図14(a)に示すように、補強壁
(50a)(50b)の先端を、ベース壁(20)の内
面に突き付けた状態で、ろう付け接合するようにしても
良い。
【0104】更に図14(b)に示すように、補強壁
(50a)(50b)の先端を、外側に折曲して、その
折曲部(81a)(81b)をベース壁(20)の内面
に、ろう付け接合するようにしても良い。この構成を採
用した場合、補強壁(50a)(50b)の先端におけ
るベース壁(20)との接合面積を大きく確保すること
ができるため、ろう付け不良等の不具合が生じるのを確
実に防止することができる。
【0105】また本発明においては、2つの補強壁(5
0a)(50b)の先端を異なる方式で、ベース壁(2
0)に接合するようにしても良い。
【0106】例えば図14(c)に示すように、一方側
補強壁(50a)の先端を、ベース壁(20)の内面に
突き付けるとともに、他方側補強壁(50b)の差込片
(55b)をベース壁(20)に突き刺した状態で、ろ
う付け一体化するよにしていも良い。
【0107】更に図14(d)に示すように、一方側補
強壁(50a)の先端を、ベース壁(20)の内面に突
き付けるとともに、他方側補強壁(50b)の先端折曲
部(81b)をベース壁(20)の内面に接合した状態
で、ろう付け一体化するようにしても良い。
【0108】更に図14(e)に示すように、一方側補
強壁(50a)の先端折曲部(81a)を、ベース壁
(20)の内面に接合するとともに、他方側補強壁(5
0b)の差込片(55b)をベース壁(20)に突き刺
した状態で、ろう付け一体化するようにしても良い。
【0109】また本発明においては、補強壁(50a)
(50b)の先端形状を、必ずしも、長さ方向に沿って
連続する形状に形成する必要はない。
【0110】例えば図15(a)に示すように、補強壁
(50a)(50b)の先端に、折曲部(81a)を長
さ方向に沿って断続的に形成し、各折曲部(81a)を
ベース壁(20)の内面に接合するとともに、折曲部
(81a)の各間をベース壁(20)の内面に突き付け
た状態で、ろう付け一体化するようにしても良い。
【0111】更に図15(b)に示すように、断続形成
された折曲部(81a)をベース壁(20)の内面に接
合するとともに、折曲部(81a)の各間に形成した差
込片(80a)をベース壁(20)に突き刺した状態
で、ろう付け一体化するようにシテも良い。
【0112】また本発明においては、上記した補強壁
(50a)(50b)の先端接合方式、すなわち、突き
刺し方式、突き刺し加締め方式、突き付け方式、折曲接
合方式等を適宜組み合わせることも可能である。
【0113】また、上記各実施形態においては、補強壁
(50a)(50b)が2つ設けられているが、本発明
は、それだけに限られず、例えば、対向壁一側半部領域
(31a)及び他側半部領域(31b)のいずれか一方
のみに補強壁領域を設けることにより、補強壁の数を1
つにしても良い。
【0114】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る熱交換器用
ヘッダーによれば、曲げ加工により、ベース壁、両側
壁、対向壁及び補強壁を一体に形成するものであるた
め、面倒なろう付け処理や加締め処理等の部材相互の接
合処理を行う必要がなく、部品点数も削減できるので、
組立作業を簡単に行えるとともに、コストの削減を図る
ことができる。また、ベース壁と対向壁との間に補強壁
が介在されるため、十分な耐圧強度を確実に得ることが
できるという効果がある。
【0115】本発明において、補強壁を2枚設ける場合
には、より一層耐圧強度を向上させることができるとい
う利点がある。
【0116】また本発明において、補強壁に、チューブ
係止用切欠部を設ける場合には、その切欠部にチューブ
端部を係止させて、チューブの位置決めを図ることがで
きるため、チューブの挿着作業をスムーズに行えて、よ
り一層組立作業を簡単に行うことができるという利点が
ある。
【0117】更に本発明において、補強壁に設けた差込
片を、ベース壁の差込片係合孔に差し込んで係合固定す
る場合には、曲げ加工によるスプリングバック等の不具
合を防止でき、形態を安定させることができるので、寸
法精度を向上させることができ、高い品質を得ることが
できるという利点がある。
【0118】また本発明において、ベース壁におけるチ
ューブ挿着孔の周縁部を内方に曲成する場合には、チュ
ーブを挿着孔に差し込む際に、チューブが孔周縁部にス
ムーズにガイドされて、チューブの挿入挿着作業を、よ
り一層簡単に行えるとともに、チューブと挿着孔周縁部
との接合面積を十分に大きく確保することができ、両者
間の接合部における気密を確実に図ることができ、より
一層高い品質を得ることができるという利点がある。
【0119】一方、本発明に係る熱交換器用ヘッダーの
製造方法は、上記発明の熱交換器用ヘッダーの製造プロ
セスの一態様を特定するものであるため、上記と同様の
効果を有する熱交換器用ヘッダーを得ることができる。
【0120】またこの発明に係る熱交換器は、上記熱交
換器用ヘッダーを用いるものであるため、上記と同様
に、同様の効果を得ることができる。
【0121】更にこの発明に係る熱交換器の製造方法
は、上記熱交換器用ヘッダーを用いるものであるため、
上記と同様に、同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態である熱交換器用ヘッ
ダーが適用された熱交換器のヘッダー周辺を分解して示
す斜視図である。
【図2】第1実施形態の熱交換器用ヘッダーを示す図で
あって、同図(a)は正面図、同図(a)は側面図であ
る。
【図3】実施形態の熱交換器用ヘッダーの側面断面図で
ある。
【図4】実施形態の熱交換器用ヘッダーにおけるチュー
ブ挿着孔周辺を拡大して示す側面断面図である。
【図5】図3の5−5線断面図である。
【図6】図3の6−6線断面図である。
【図7】実施形態におけるヘッダー製作用プレス成形板
を示す斜視図である。
【図8】実施形態のプレス成形板を示す平面図である。
【図9】この発明の第2実施形態である熱交換器用ヘッ
ダーを示す側面図である。
【図10】第2実施形態の熱交換器用ヘッダーの断面図
である。
【図11】同図(a)は図10の11−11線断面図、
同図(b)は同図(a)の一点鎖線で囲まれる部分を拡
大して示す断面図である。
【図12】第2実施形態におけるヘッダー製作用プレス
成形板を示す斜視図である。
【図13】第2実施形態のプレス成形板を示す平面図で
ある。
【図14】この発明の変形例である熱交換器用ヘッダー
における補強壁とベース壁との接合部周辺を拡大して示
す断面図である。
【図15】この発明の変形例である熱交換器用ヘッダー
における補強壁とベース壁との接合部周辺を拡大して示
す斜視図である。
【図16】従来の矩形状熱交換器用ヘッダーが適用され
た熱交換器におけるヘッダー周辺を分解して示す斜視図
である。
【符号の説明】
10…熱交換器用ヘッダー 11…プレス成形板 20…ベース壁 21…ベース壁領域 23…チューブ挿着孔 23a…周縁部 25…差込片係合孔 30…対向壁 30a…対向壁一側半部 30b…対向壁他側半部 31a…対向壁一側半部領域 31b…対向壁他側半部領域 40a、40b…側壁 41a、41b…側壁領域 50a、50b…補強壁 51a、51b…補強壁領域 53a、53b…チューブ係止用切欠部 55…差込片 60…熱交換チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星野 良一 栃木県小山市犬塚1丁目480番地 昭和電 工株式会社小山事業所内 (72)発明者 小笠原 昇 栃木県小山市犬塚1丁目480番地 昭和電 工株式会社小山事業所内 (72)発明者 田村 喬 栃木県小山市犬塚1丁目480番地 昭和電 工株式会社小山事業所内 (72)発明者 堀内 博文 栃木県小山市犬塚1丁目480番地 昭和電 工株式会社小山事業所内 (72)発明者 寺田 隆 栃木県小山市犬塚1丁目480番地 昭和電 工株式会社小山事業所内 Fターム(参考) 3L065 CA17

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器用ヘッダーであって、 熱交換チューブ挿着用の複数のチューブ挿着孔が長さ方
    向に沿って所定間隔おきに形成された帯板状のベース壁
    と、 そのベース壁に対向配置された対向壁と、 前記ベース壁及び前記対向壁の両側縁部間に配置され、
    これら両側縁部をそれぞれ連結する側壁と、 前記ベース壁及び前記対向壁間に長さ方向に沿って配置
    され、前記ベース壁及び前記対向壁を連結する補強壁と
    を有し、 前記ベース壁の両側縁部に、前記両側壁が曲げ加工によ
    り一体形成され、 前記両側壁のうち一方の側壁の縁部に、前記対向壁の一
    側半部を構成する対向壁一側半部が曲げ加工により一体
    形成されるとともに、他方の側壁の縁部に、前記対向壁
    の他側半部を構成する対向壁他側半部が曲げ加工により
    一体形成され、 前記対向壁一側半部及び他側半部のうち少なくともいず
    れか一方の縁部に、前記補強壁が曲げ加工により一体形
    成されてなることを特徴とする熱交換器用ヘッダー。
  2. 【請求項2】 前記補強壁は、前記対向壁一側半部及び
    他側半部の双方に設けられてなる請求項1記載の熱交換
    器用ヘッダー。
  3. 【請求項3】 前記補強壁は、前記ベース壁との対向縁
    部が前記ベース壁にろう付一体化されてなる請求項1又
    は2記載の熱交換器用ヘッダー。
  4. 【請求項4】 前記両補強壁は、互いに沿接配置されか
    つろう付け一体化されてなる請求項2記載の熱交換器用
    ヘッダー。
  5. 【請求項5】 前記補強壁は、前記複数のチューブ挿着
    孔に対応する位置にチューブ係止用切欠部を有し、 前記チューブ挿着孔に挿通される熱交換チューブの端部
    が、前記チューブ係止用切欠部に位置決め状態に係止さ
    れるよう構成されてなる請求項1ないし4のいずれかに
    記載の熱交換器用ヘッダー。
  6. 【請求項6】 前記補強壁は、前記ベース壁との対向端
    縁に差込片を有し、 前記ベース壁は、前記差込片に対応する位置に差込片係
    合孔が形成され、 前記差込片が前記差込片係合孔に差し込まれて係合され
    てなる請求項1ないし5のいずれかに記載の熱交換器用
    ヘッダー。
  7. 【請求項7】 前記差込片は、前記差込片係合孔に差し
    込まれた状態で前記ベース壁にろう付一体化されてなる
    請求項6記載の熱交換器用ヘッダー。
  8. 【請求項8】 前記差込片は、ヘッダー長さ方向に所定
    の間隔おきに断続的に形成されてなる請求項6又は7記
    載の熱交換器用ヘッダー。
  9. 【請求項9】 前記差込片が前記差込片係合孔に差し込
    まれた状態で、その差込片先端が折曲されて、その折曲
    部が前記ベース壁の外面に係合されてなる請求項6ない
    し8のいずれかに記載の熱交換器用ヘッダー。
  10. 【請求項10】 前記ベース壁における前記チューブ挿
    着孔の周縁部が、内方に曲成されてなる請求項1ないし
    9のいずれかに記載の熱交換器用ヘッダー。
  11. 【請求項11】 前記補強壁は、前記ベース壁との対向
    端縁が前記ベース壁の内面に突き付け状態に配置されて
    なる請求項1又は2記載の熱交換器用ヘッダー。
  12. 【請求項12】 前記補強壁は、前記ベース壁との対向
    端縁が前記ベース壁にろう付け一体化されてなる請求項
    11記載の熱交換器用ヘッダー。
  13. 【請求項13】 前記補強壁の対向端縁が前記ベース壁
    にヘッダー長さ方向に連続して突き付けられてなる請求
    項11又は12記載の熱交換器用ヘッダー。
  14. 【請求項14】 前記補強壁は、前記ベース壁との対向
    縁部が外側に折曲されて、その折曲部が前記ベース壁の
    内面に接合配置されてなる請求項1又は2記載の熱交換
    器用ヘッダー。
  15. 【請求項15】 前記補強壁は、その折曲部が前記ベー
    ス壁にろう付け一体化されてなる請求項14記載の熱交
    換器用ヘッダー。
  16. 【請求項16】 前記補強壁の折曲部が、ヘッダー長さ
    方向に連続して形成されてなる請求項14又は15記載
    の熱交換器用ヘッダー。
  17. 【請求項17】 前記補強壁の折曲部が、ヘッダー長さ
    方向に所定の間隔おきに断続的に形成されてなる請求項
    14又は15記載の熱交換器用ヘッダー。
  18. 【請求項18】 ヘッダー長さ方向に隣り合う前記折曲
    部間において、前記補強壁は、前記ベースとの対向端縁
    が前記ベース壁の内面に突き付け状態に配置されてなる
    請求項17記載の熱交換器用ヘッダー。
  19. 【請求項19】 ヘッダー長さ方向に隣り合う前記折曲
    部間において、前記補強壁は、前記ベース壁との対向端
    縁に差込片を有し、 前記ベース壁は、前記差込片に対応する位置に差込片係
    合孔が形成され、 前記差込片が前記差込片係合孔に差し込まれて係合され
    てなる請求項17記載の熱交換器用ヘッダー。
  20. 【請求項20】 双方の前記補強壁のうち一方側の補強
    壁は、前記ベース壁との対向端縁に差込片を有し、 前記ベース壁は、前記差込片に対応する位置に差込片係
    合孔が形成され、 前記差込片が前記差込片係合孔に差し込まれて係合され
    るとともに、 他方側の補強壁は、ベース壁との対向端縁が前記ベース
    壁の内面に突き付け状態に配置されてなる請求項2記載
    の熱交換器用ヘッダー。
  21. 【請求項21】 双方の前記補強壁のうち一方側の補強
    壁は、前記ベース壁との対向端縁に差込片を有し、 前記ベース壁は、前記差込片に対応する位置に差込片係
    合孔が形成され、 前記差込片が前記差込片係合孔に差し込まれて係合され
    るとともに、 他方側の補強壁は、前記ベース壁との対向縁部が外側に
    折曲されて、その折曲部が前記ベース壁の内面に接合配
    置されてなる請求項2記載の熱交換器用ヘッダー。
  22. 【請求項22】 前記一方側の補強壁における差込片
    が、ヘッダー長さ方向に所定の間隔おきに形成されてな
    る請求項21記載の熱交換器用ヘッダー。
  23. 【請求項23】 前記他方側の補強壁における折曲部
    が、ヘッダー長さ方向に所定の間隔おきに形成されてな
    る請求項21記載の熱交換器用ヘッダー。
  24. 【請求項24】 双方の前記補強壁のうち一方側の補強
    壁は、前記ベース壁との対向端縁が前記ベース壁に突き
    付けた状態に配置されるとともに、 他方側の補強壁は、前記ベース壁との対向縁部が外側に
    折曲されて、その折曲部が前記ベース壁の内面に接合配
    置されてなる請求項2記載の熱交換器用ヘッダー。
  25. 【請求項25】 前記他方側の補強壁における折曲部
    が、ヘッダー長さ方向に所定の間隔おきに形成されてな
    る請求項24記載の熱交換器用ヘッダー。
  26. 【請求項26】 熱交換器用ヘッダーであって、 熱交換チューブ挿着用の複数のチューブ挿着孔が長さ方
    向に沿って所定間隔おきに形成された帯板状のベース壁
    と、 そのベース壁に対向配置された対向壁と、 前記ベース壁及び前記対向壁の両側縁部間に配置され、
    これら両側縁部をそれぞれ連結する側壁と、 前記ベース壁及び前記対向壁間に長さ方向に沿って配置
    され、前記ベース壁及び前記対向壁を連結する補強壁と
    を有し、 前記ベース壁の両側縁部に、前記両側壁が曲げ加工によ
    り一体形成され、 前記両側壁のうち一方の側壁の縁部に、前記対向壁の一
    側半部を構成する対向壁一側半部が曲げ加工により一体
    形成されるとともに、他方の側壁の縁部に、前記対向壁
    の他側半部を構成する対向壁他側半部が曲げ加工により
    一体形成され、 前記対向壁一側半部及び他側半部の各縁部の双方に、前
    記補強壁が曲げ加工により一体形成され、 双方の前記補強壁における前記ベース壁との対向端縁
    に、ヘッダー長さ方向に所定の間隔おきに差込片がそれ
    ぞれ形成され、 双方の前記補強壁のうち一方側の補強壁の前記差込片
    と、他方側の補強壁の前記差込片とが、ヘッダー長さ方
    向に沿って交互に配置され、 前記ベース壁に、前記差込片に対応する位置に差込片係
    合孔が形成され、 前記差込片が、それに対応する前記差込片係合孔にそれ
    ぞれ差し込まれて係合されてなることを特徴とする熱交
    換器用ヘッダー。
  27. 【請求項27】 前記差込片係合孔は、ヘッダー長さ方
    向に沿って千鳥配置に形成されてなる請求項26記載の
    熱交換器用ヘッダー。
  28. 【請求項28】 前記差込片は、前記差込片係合孔に差
    し込まれた状態で、前記差込片の先端が折曲されて、そ
    の折曲部が前記ベース壁の外面に係合されてなる請求項
    26又27記載の熱交換器用ヘッダー。
  29. 【請求項29】 前記折曲部は、前記差込片の先端が加
    締め処理により折曲されて形成されてなる請求項28記
    載の熱交換器用ヘッダー。
  30. 【請求項30】 熱交換チューブ挿着用の複数のチュー
    ブ挿着孔が長さ方向に沿って所定間隔おきに形成された
    帯板状のベース壁と、そのベース壁に対向配置された対
    向壁と、前記ベース壁及び前記対向壁の両側縁部間に配
    置されて前記ベース壁および前記対向壁とを連結する両
    側壁と、前記ベース壁及び前記対向壁間に長さ方向に沿
    って配置されて前記ベース壁および前記対向壁とを連結
    する補強壁とを有する熱交換器用ヘッダーの製造方法で
    あって、 幅方向中間に、前記チューブ挿着孔を有するベース壁領
    域が長さ方向に沿って設けられ、前記ベース壁領域の両
    側縁部にそれぞれ側壁領域が長さ方向に沿って設けら
    れ、前記両側壁領域の各縁部に、対向壁一側半部領域及
    び他側半部領域が長さ方向に沿って設けられ、前記対向
    壁一側半部領域及び他側半部領域のうち少なくともいず
    れか一方の縁部に、補強壁領域が長さ方向に沿って設け
    られた成形板を準備する成形板準備ステップと、 前記成形板における前記補強壁領域を前記対向壁一側半
    部領域及び/又は他側半部領域に対し曲げ加工を施すス
    テップと、 前記成形板における前記対向壁一側半部領域及び他側半
    部領域を前記両側壁領域に対し曲げ加工を施すステップ
    と、 前記成形板における前記両側壁領域を前記ベース壁領域
    に対し曲げ加工を施すステップとを含み、 前記ベース壁領域を前記ベース壁とし、前記両側壁領域
    を前記両側壁とし、前記対向壁一側半部領域及び他側半
    部領域を前記対向壁一側半部及び他側半部とし、前記補
    強壁領域を前記補強壁とする熱交換器用ヘッダーを得る
    ものとした熱交換器用ヘッダーの製造方法。
  31. 【請求項31】 前記成形板準備ステップにおいて、前
    記対向壁一側半部領域及び他側半部領域の縁部にそれぞ
    れ補強壁領域が長さ方向に沿って設けられた成形板を準
    備するものとした請求項30記載の熱交換器用ヘッダー
    の製造方法。
  32. 【請求項32】 前記成形板準備ステップにおいて、前
    記補強壁領域における前記複数のチューブ挿着孔に対応
    する位置にチューブ係止用切欠部を形成し、 前記チューブ挿着孔に挿通される熱交換チューブの端部
    が、前記チューブ係止用切欠部に位置決め状態に係止さ
    れるよう構成されてなる請求項30記載の熱交換器用ヘ
    ッダーの製造方法。
  33. 【請求項33】 前記成形板準備ステップにおいて、前
    記補強壁領域における前記ベース壁との対向端縁に差込
    片を形成すると共に、前記ベース壁領域における前記差
    込片に対応する位置に差込片係合孔を形成し、 更に、前記差込片を前記差込片係合孔に差し込むステッ
    プを有するものとした請求項30ないし32のいずれか
    に記載の熱交換器用ヘッダーの製造方法。
  34. 【請求項34】 前記成形板準備ステップにおいて、少
    なくとも片面にろう材がクラッドされたブレージングシ
    ートを打ち抜きプレス成形することにより前記成形板を
    作製するものとした請求項30ないし33のいずれかに
    記載の熱交換器用ヘッダーの製造方法。
  35. 【請求項35】 前記各曲げ加工を施したのち、炉中に
    て一括ろう付けするものとした請求項34記載の熱交換
    器用ヘッダーの製造方法。
  36. 【請求項36】 熱交換器であって、 一対の熱交換器用ヘッダーと、 前記一対の熱交換器用ヘッダー間に並列に配置され、両
    端が両ヘッダーに連通接続される複数の熱交換チューブ
    とを備え、 前記一対の熱交換器用ヘッダーのうち少なくともいずれ
    か一方の熱交換器用ヘッダーは、 前記熱交換チューブの端部を連通接続するための複数の
    チューブ挿着孔が長さ方向に沿って所定間隔おきに形成
    された帯板状のベース壁と、 そのベース壁に対向配置された対向壁と、 前記ベース壁及び前記対向壁の両側縁部間に配置され、
    これら両側縁部をそれぞれ連結する側壁と、 前記ベース壁及び前記対向壁間に長さ方向に沿って配置
    され、前記ベース壁及び前記対向壁を連結する補強壁と
    を有し、 前記ベース壁の両側縁部に、前記両側壁が曲げ加工によ
    り一体形成され、 前記両側壁のうち一方の側壁の縁部に、前記対向壁の一
    側半部を構成する対向壁一側半部が曲げ加工により一体
    形成されるとともに、他方の側壁の縁部に、前記対向壁
    の他側半部を構成する対向壁他側半部が曲げ加工により
    一体形成され、 前記対向壁一側半部及び他側半部のうち少なくともいず
    れか一方の縁部に、前記補強壁が曲げ加工により一体形
    成されてなることを特徴とする熱交換器。
  37. 【請求項37】 前記補強壁は、前記複数のチューブ挿
    着孔に対応する位置にチューブ係止用切欠部を有し、 前記チューブ挿着孔に挿通される熱交換チューブの端部
    が、前記チューブ係止用切欠部に位置決め状態に係止さ
    れてなる請求項36記載の熱交換器。
  38. 【請求項38】 前記熱交換チューブの端部が、前記熱
    交換器用ヘッダーにろう付けにより固定されてなる請求
    項36又は37記載の熱交換器。
  39. 【請求項39】 熱交換器であって、 一対の熱交換器用ヘッダーと、 前記一対の熱交換器用ヘッダー間に並列に配置され、両
    端が両ヘッダーに連通接続される複数の熱交換チューブ
    とを備え、 前記一対の熱交換器用ヘッダーのうち少なくともいずれ
    か一方の熱交換器用ヘッダーは、 前記熱交換チューブの端部を連通接続するための複数の
    チューブ挿着孔が長さ方向に沿って所定間隔おきに形成
    された帯板状のベース壁と、 そのベース壁に対向配置された対向壁と、 前記ベース壁及び前記対向壁の両側縁部間に配置され、
    これら両側縁部をそれぞれ連結する側壁と、 前記ベース壁及び前記対向壁間に長さ方向に沿って配置
    され、前記ベース壁及び前記対向壁を連結する補強壁と
    を有し、 前記ベース壁の両側縁部に、前記両側壁が曲げ加工によ
    り一体形成され、 前記両側壁のうち一方の側壁の縁部に、前記対向壁の一
    側半部を構成する対向壁一側半部が曲げ加工により一体
    形成されるとともに、他方の側壁の縁部に、前記対向壁
    の他側半部を構成する対向壁他側半部が曲げ加工により
    一体形成され、 前記対向壁一側半部及び他側半部の各縁部の双方に、前
    記補強壁が曲げ加工により一体形成され、 双方の前記補強壁における前記ベース壁との対向端縁
    に、ヘッダー長さ方向に所定の間隔おきに差込片がそれ
    ぞれ形成され、 双方の前記補強壁のうち一方側の補強壁の前記差込片
    と、他方側の補強壁の前記差込片とが、ヘッダー長さ方
    向に沿って交互に配置され、 前記ベース壁に、前記差込片に対応する位置に差込片係
    合孔が形成され、 前記差込片が、それに対応する前記差込片係合孔にそれ
    ぞれ差し込まれて係合されてなることを特徴とする熱交
    換器。
  40. 【請求項40】 前記補強壁は、前記複数のチューブ挿
    着孔に対応する位置にチューブ係止用切欠部を有し、 前記チューブ挿着孔に挿通される熱交換チューブの端部
    が、前記チューブ係止用切欠部に位置決め状態に係止さ
    れてなる請求項39記載の熱交換器。
  41. 【請求項41】 前記熱交換チューブの端部が、前記熱
    交換器用ヘッダーにろう付けにより固定されてなる請求
    項39又は40記載の熱交換器。
  42. 【請求項42】 前記差込片係合孔は、ヘッダー長さ方
    向に沿って千鳥配置に形成されてなる請求項39ないし
    41のいずれかに記載の熱交換器。
  43. 【請求項43】 熱交換器の製造方法であって、 一対の熱交換器用ヘッダーを準備する工程と、 複数の熱交換チューブを準備する工程と、 前記複数の熱交換チューブを前記一対の熱交換器用ヘッ
    ダー間に並列に配置して、各熱交換チューブの両端を両
    ヘッダーに連通接続する工程とを含み、 前記一対の熱交換器用ヘッダーのうち少なくともいずれ
    か一方の熱交換器用ヘッダーとして、 前記熱交換チューブの端部を連通接続するための複数の
    チューブ挿着孔が長さ方向に沿って所定間隔おきに形成
    された帯板状のベース壁と、 そのベース壁に対向配置された対向壁と、 前記ベース壁及び前記対向壁の両側縁部間に配置され、
    これら両側縁部をそれぞれ連結する側壁と、 前記ベース壁及び前記対向壁間に長さ方向に沿って配置
    され、前記ベース壁及び前記対向壁を連結する補強壁と
    を有し、 前記ベース壁の両側縁部に、前記両側壁が曲げ加工によ
    り一体形成され、 前記両側壁のうち一方の側壁の縁部に、前記対向壁の一
    側半部を構成する対向壁一側半部が曲げ加工により一体
    形成されるとともに、他方の側壁の縁部に、前記対向壁
    の他側半部を構成する対向壁他側半部が曲げ加工により
    一体形成され、 前記対向壁一側半部及び他側半部のうち少なくともいず
    れか一方の縁部に、前記補強壁が曲げ加工により一体形
    成されてなるものを準備することを特徴とする熱交換器
    の製造方法。
  44. 【請求項44】 前記熱交換器用ヘッダーを準備する工
    程は、 幅方向中間に、前記チューブ挿着孔を有するベース壁領
    域が長さ方向に沿って設けられ、前記ベース壁領域の両
    側縁部にそれぞれ側壁領域が長さ方向に沿って設けら
    れ、前記両側壁領域の各縁部に、対向壁一側半部領域及
    び他側半部領域が長さ方向に沿って設けられ、前記対向
    壁一側半部領域及び他側半部領域のうち少なくともいず
    れか一方の縁部に、補強壁領域が長さ方向に沿って設け
    られた成形板を準備する成形板準備ステップと、 前記成形板における前記補強壁領域を前記対向壁一側半
    部領域及び/又は他側半部領域に対し曲げ加工を施すス
    テップと、 前記成形板における前記対向壁一側半部領域及び他側半
    部領域を前記両側壁領域に対し曲げ加工を施すステップ
    と、 前記成形板における前記両側壁領域を前記ベース壁領域
    に対し曲げ加工を施すステップとを含むものとした請求
    項43記載の熱交換器の製造方法。
  45. 【請求項45】 前記熱交換チューブの端部を、前記熱
    交換器用ヘッダーにろう付けにより固定するものとした
    請求項43又は44記載の熱交換器の製造方法。
  46. 【請求項46】 熱交換器の製造方法であって、 一対の熱交換器用ヘッダーを準備する工程と、 複数の熱交換チューブを準備する工程と、 前記複数の熱交換チューブを前記一対の熱交換器用ヘッ
    ダー間に並列に配置して、各熱交換チューブの両端を両
    ヘッダーに連通接続する工程とを含み、 前記一対の熱交換器用ヘッダーのうち少なくともいずれ
    か一方の熱交換器用ヘッダーとして、 前記熱交換チューブの端部を連通接続するための複数の
    チューブ挿着孔が長さ方向に沿って所定間隔おきに形成
    された帯板状のベース壁と、 そのベース壁に対向配置された対向壁と、 前記ベース壁及び前記対向壁の両側縁部間に配置され、
    これら両側縁部をそれぞれ連結する側壁と、 前記ベース壁及び前記対向壁間に長さ方向に沿って配置
    され、前記ベース壁及び前記対向壁を連結する補強壁と
    を有し、 前記ベース壁の両側縁部に、前記両側壁が曲げ加工によ
    り一体形成され、 前記両側壁のうち一方の側壁の縁部に、前記対向壁の一
    側半部を構成する対向壁一側半部が曲げ加工により一体
    形成されるとともに、他方の側壁の縁部に、前記対向壁
    の他側半部を構成する対向壁他側半部が曲げ加工により
    一体形成され、 前記対向壁一側半部及び他側半部の各縁部の双方に、前
    記補強壁が曲げ加工により一体形成され、 双方の前記補強壁における前記ベース壁との対向端縁
    に、ヘッダー長さ方向に所定の間隔おきに差込片がそれ
    ぞれ形成され、 双方の前記補強壁のうち一方側の補強壁の前記差込片
    と、他方側の補強壁の前記差込片とが、ヘッダー長さ方
    向に沿って交互に配置され、 前記ベース壁に、前記差込片に対応する位置に差込片係
    合孔が形成され、 前記差込片が、それに対応する前記差込片係合孔にそれ
    ぞれ差し込まれて係合されてなるものを準備することを
    特徴とする熱交換器の製造方法。
  47. 【請求項47】 前記熱交換器用ヘッダーを準備する工
    程は、 幅方向中間に、前記チューブ挿着孔を有するベース壁領
    域が長さ方向に沿って設けられ、前記ベース壁領域の両
    側縁部にそれぞれ側壁領域が長さ方向に沿って設けら
    れ、前記両側壁領域の各縁部に、対向壁一側半部領域及
    び他側半部領域が長さ方向に沿って設けられ、前記対向
    壁一側半部領域及び他側半部領域のうち少なくともいず
    れか一方の縁部に、補強壁領域が長さ方向に沿って設け
    られた成形板を準備する成形板準備ステップと、 前記成形板における前記補強壁領域を前記対向壁一側半
    部領域及び/又は他側半部領域に対し曲げ加工を施すス
    テップと、 前記成形板における前記対向壁一側半部領域及び他側半
    部領域を前記両側壁領域に対し曲げ加工を施すステップ
    と、 前記成形板における前記両側壁領域を前記ベース壁領域
    に対し曲げ加工を施すステップとを含むものとした請求
    項46記載の熱交換器の製造方法。
  48. 【請求項48】 前記熱交換チューブの端部を、前記熱
    交換器用ヘッダーにろう付けにより固定するものとした
    請求項46又は47記載の熱交換器の製造方法。
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