JP2002357346A - クリーンルーム - Google Patents
クリーンルームInfo
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Abstract
下または100000以下程度のクリーンルームにおい
て、省エネルギーかつ低ランニングコストを実現するク
リーンルームを得る。 【解決手段】 クリーンルームにおいて、クリーン度の
上限を設定し、クリーン度のオンライン測定データに基
づいて空調機の送風量を自動制御することにより、前記
上限設定範囲内にクリーン度を制御する。
Description
し、詳しくは省エネルギー、または低コストでクリーン
クラス1000以下、10000以下または10000
0以下程度に調整されたクリーンルームに関する。この
クリーンルームは電子写真感光体の製造分野をはじめ、
食品製造分野、半導体製造分野、医薬品製造分野等のク
リーン環境を要する分野に応用し得る。
でクリーンクラスいくつ以下のように設計されている
が、オンラインで管理されることはなく、安全側の設計
値よりかなり低いところで運転されている。例えば半導
体製造工場のようなスーパークリーンを必要とする部門
ではそれで良いが、クリーンクラス1000以下、10
000以下または100000以下程度のクリーンルー
ムではこのような安全側管理はエネルギーの無駄遣いで
あり、かつコストアップでもある。
するクリーンルームは上述のクリーンクラス1000以
下、10000以下または100000以下程度であ
る。そこで本発明はクリーンクラス1000以下、10
000以下または100000以下程度のクリーンルー
ムにおいて、省エネルギー、かつ低ランニングコストを
実現するクリーンルームを提供することを目的とする。
手段により達成される。すなわち、本発明によれば、第
一に、請求項1では、クリーン度の上限を設定し、クリ
ーン度のオンライン測定データに基づいて空調機の送風
量を自動制御することにより、上記上限設定範囲内にク
リーン度を制御することを特徴とするクリーンルームが
提供される。
のクリーンルームにおいて、クリーンルームのクリーン
度制御機構が、少なくともクリーンルームのクリーン度
をオンラインで測定するクリーン度計、クリーン度計か
らの複数の出力データを風量制御用データに演算処理す
る演算装置、演算装置からのデータにより空調機の送風
機に運転状態を指令する指示調節計および指示調節計か
らの指令で送風量を可変する空調機からなることを特徴
とするクリーンルームが提供される。
のクリーンルームにおいて、オンラインクリーン度計、
演算装置および指示調節計が外部出力機能を有すること
を特徴とするクリーンルームが提供される。
のクリーンルームにおいて、オンラインクリーン度計が
1台で2箇所以上の測定点を測定することを特徴とする
クリーンルームが提供される。
のクリーンルームにおいて、前記2箇所以上の測定点を
測定する方法としてバルブの切り替えにより測定点を選
択することを特徴とするクリーンルームが提供される。
のクリーンルームにおいて、バルブが無発塵型であるこ
とを特徴とするクリーンルームが提供される。
は2記載のクリーンルームにおいて、空調機が送風量を
外部設定で可変制御可能なファンを有することを特徴と
するクリーンルームが提供される。
のクリーンルームにおいて、空調機が少なくとも送風量
の下限を設定することを特徴とするクリーンルームが提
供される。
のクリーンルームにおいて、立ち上げ時にクリーン度の
数値を無視して一定時間空調機を運転するタイマー設定
ができることを特徴とするクリーンルームが提供され
る。
上記のごとく本発明は清浄度の上限を設定して、その上
限以下で上限に近い範囲を自動制御することにより、省
エネルギー、かつ低ランニングコストのクリーンルーム
を得るものである。図1に本発明の一実施例である省エ
ネルギーかつ低ランニングコストタイプのクリーンルー
ムのイメージ図を示す。1はクリーン度クラス1000
0のクリーンルームで、外部設置の空調機3で調和され
た空気を給気ダクト8、天井部設置のHEPAフィルタ
ー2を通してクリーンにして取り入れている。クリーン
ルーム1の床部からはリターン空気がリターンダクト9
によって空調機3に戻る。空調機3には一部新鮮空気1
0が取り入れられる。
能付オンラインクリーン度計4が設置され、同オンライ
ンクリーン度計4は3つの測定箇所12を持つ。3つの
測定箇所12はそれぞれビニールチューブ13でオンラ
インクリーン度計4とつながっている。ビニールチュー
ブ13の分岐点には無発塵型バルブ11があって、各測
定箇所の切り換えを自動で行っている。オンラインクリ
ーン度計4で収集した3つの測定箇所のデータは、外部
出力機能によって、演算装置5に取り込まれる。
使用したがこれは比較的安価で信頼性が高いからであ
る。しかし外部出力機能を有して演算機能を持つもので
あればシーケンサに限ることはない。演算装置5では主
に次の2つの演算を行う。1つは3つの測定箇所からの
データ(0.5μm以上のパーティクルの数)をクリー
ン度(1立方フィートにおける1分間の0.5μm以上
のパーティクルの数)に計算する。これは空調設備のク
リーン度に対する応答性をよくするため3箇所の測定デ
ータの採取時間を短縮しているためである。もう1つは
3つの測定箇所のデータから演算したクリーン度からど
の数値をクリーンルーム1のクリーン度と判断して指示
調節計に送るかの判断である。
で一番高い数値をクリーンルーム1のクリーン度と判断
している。ここで、オンラインクリーン度計4を高価な
大試料空気量タイプにし、測定箇所12も1箇所にすれ
ば演算装置5は不要になるが、クリーンルーム1のクリ
ーン度の測定精度が悪くなるし、コストアップにもな
る。
データを取り込み表示部にクリーン度として表示する。
またそのクリーン度を予め設定している上限値(本実施
例では10000)と比較して、効率良く設定範囲内に
なるように、空調機3の送風量が外部設定で可変制御で
きるファン7に指示を送る。
ーをインバータ化して周波数を指令することにより、回
転数を可変して送風量を可変している。指示調節計6か
らの周波数指令には下限値(本実施例では25Hz)を
設ける。これはクリーン度が予め設定している上限値よ
りかなり低い場合に、指示調節計6からの周波数指令値
が低くなり過ぎて空調機3の送風量が少なくなり、クリ
ーンルーム1の温湿度が管理出来なくなるのを防止する
ためである。
ーン度管理運転モードのほかに立ち上げ運転モードがあ
る。立ち上げ運転モードは、空調機3の運転を開始した
ときから予めタイマーで設定された一定時間(本実施例
では5時間)は、クリーン度に関係なく空調機3が定格
運転(インバータ周波数MAX運転)を行う。これは、
クリーンルームを素早く設定条件にするためで、一定時
間後に自動的にクリーン度管理運転モードに切り換わ
る。
ムによれば、クリーン度の上限を設定し、クリーン度の
オンライン測定データを基に空調機の送風量を自動制御
することから、クリーン度を設定範囲内に制御して、空
調機の過剰運転をやめ、省エネルギーかつ低ランニング
コスト運転のクリーンルームを作ることができる。本発
明によればクリーンクラス10以下のスーパークリーン
ルーム以外すべてのクリーンルームにおいて効果が得ら
れる。
ーンルームのクリーン度制御機構として、いずれも必要
な構成要素を備えていることから、省エネルギーかつ低
ランニングコストのクリーンルームを効率良く作ること
ができ、これらが一つでも欠ければ該クリーンルームを
作るのは困難である。
構成要素の内、オンラインクリーン度計、演算装置およ
び指示調節計には外部出力機能が必要であり、この機能
がないと省エネルギーかつ低ランニングコストタイプの
クリーンルームを作ることができない。
ラインクリーン度計1台で2箇所以上の測定点を測定す
ることから、クリーンルームのクリーン度を低コストで
正確に測定することができる。
ラインクリーン度計のクリーン度測定サンプル取り入れ
口の切り換えにバルブを使用することから、2箇所以上
の測定がスムーズに行える。
バルブに無発塵型を用いることから、クリーン度データ
が外乱の影響を受けない。
量が外部設定で可変制御可能な送風機を有することか
ら、クリーン度を上限値と比較して効率良く設定範囲内
になるようにすることができる。
機の送風量に下限を設けることから、クリーンルームの
温湿度条件が確保される。
ーンルーム立ち上げ時に一定時間クリーン度上限設定を
無視して運転する機能を持たせることから、立ち上げに
必要な時間を短くすることができる。立ち上げ時にクリ
ーン度上限設定に従った運転をすると、クリーンルーム
の温湿度条件が確保されないうちに低風量運転になって
クリーン度+温湿度の両方の条件を満たすのに時間がか
かる場合がある。また、タイマーで運転切り換えをする
ことにより、切り換え忘れによるロスをなくすことがで
きる。
ージ図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 クリーン度の上限を設定し、クリーン度
のオンライン測定データに基づいて空調機の送風量を自
動制御することにより、前記上限設定範囲内にクリーン
度を制御することを特徴とするクリーンルーム。 - 【請求項2】 請求項1記載のクリーンルームにおい
て、クリーンルームのクリーン度制御機構が、少なくと
もクリーンルームのクリーン度をオンラインで測定する
クリーン度計、クリーン度計からの複数の出力データを
風量制御用データに演算処理する演算装置、演算装置か
らのデータにより空調機の送風機に運転状態を指令する
指示調節計および指示調節計からの指令で送風量を可変
する空調機からなることを特徴とするクリーンルーム。 - 【請求項3】 請求項2記載のクリーンルームにおい
て、オンラインクリーン度計、演算装置および指示調節
計が外部出力機能を有することを特徴とするクリーンル
ーム。 - 【請求項4】 請求項3記載のクリーンルームにおい
て、オンラインクリーン度計が1台で2箇所以上の測定
点を測定することを特徴とするクリーンルーム。 - 【請求項5】 請求項4記載のクリーンルームにおい
て、前記2箇所以上の測定点を測定する方法としてバル
ブの切り替えにより測定点を選択することを特徴とする
クリーンルーム。 - 【請求項6】 請求項5記載のクリーンルームにおい
て、バルブが無発塵型であることを特徴とするクリーン
ルーム。 - 【請求項7】 請求項1または2記載のクリーンルーム
において、空調機が送風量を外部設定で可変制御可能な
ファンを有することを特徴とするクリーンルーム。 - 【請求項8】 請求項7記載のクリーンルームにおい
て、空調機が少なくとも送風量の下限を設定することを
特徴とするクリーンルーム。 - 【請求項9】 請求項1記載のクリーンルームにおい
て、立ち上げ時にクリーン度の数値を無視して一定時間
空調機を運転するタイマー設定ができることを特徴とす
るクリーンルーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001163214A JP2002357346A (ja) | 2001-03-29 | 2001-05-30 | クリーンルーム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001-96901 | 2001-03-29 | ||
JP2001096901 | 2001-03-29 | ||
JP2001163214A JP2002357346A (ja) | 2001-03-29 | 2001-05-30 | クリーンルーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002357346A true JP2002357346A (ja) | 2002-12-13 |
Family
ID=26612602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001163214A Pending JP2002357346A (ja) | 2001-03-29 | 2001-05-30 | クリーンルーム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2002357346A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2001-05-30 JP JP2001163214A patent/JP2002357346A/ja active Pending
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