JP2002357269A - 電動車両の変速装置 - Google Patents
電動車両の変速装置Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 運転者の意思を的確に反映し、バッテリ状態
に左右されずに変速動作できる電動車両の変速装置を提
供する。 【解決手段】 変速機構２７を有し、変速マップに基づ
いて該変速機構を自動変速制御する自動変速手段を有す
る電動車両の変速装置において、自動変速または手動変
速のいずれかを選択する切換スイッチ２８を備え手動変
速操作を可能とした。車速検出手段１６およびスロット
ル開度検出手段２４を有し、車速およびスロットル開度
に応じた変速マップに基づいて自動変速制御する。手動
変速操作のためのシフトアップスイッチ２９およびシフ
トダウンスイッチ３０を備えた。
に左右されずに変速動作できる電動車両の変速装置を提
供する。 【解決手段】 変速機構２７を有し、変速マップに基づ
いて該変速機構を自動変速制御する自動変速手段を有す
る電動車両の変速装置において、自動変速または手動変
速のいずれかを選択する切換スイッチ２８を備え手動変
速操作を可能とした。車速検出手段１６およびスロット
ル開度検出手段２４を有し、車速およびスロットル開度
に応じた変速マップに基づいて自動変速制御する。手動
変速操作のためのシフトアップスイッチ２９およびシフ
トダウンスイッチ３０を備えた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動車両の変速装
置に関する。
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば電動スクータ等の電動車両におい
て、２段変速の自動変速機構が用いられている。この従
来の変速装置は、クラッチを用いない２段（またはそれ
以上）のドッグギヤを有する変速装置であって、変速マ
ップにしたがって、アクチュエータによってドッグギヤ
を抜き差しすることにより車速等の運転状態に応じて自
動変速する。
て、２段変速の自動変速機構が用いられている。この従
来の変速装置は、クラッチを用いない２段（またはそれ
以上）のドッグギヤを有する変速装置であって、変速マ
ップにしたがって、アクチュエータによってドッグギヤ
を抜き差しすることにより車速等の運転状態に応じて自
動変速する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電動車両では変速マップにしたがって自動的に変速位置
が設定されるため、運転者の意思が変速タイミングに反
映できない。また、バッテリの充電状態によっては、変
速タイミングが遅れて的確な変速位置での走行ができな
い場合があった。
電動車両では変速マップにしたがって自動的に変速位置
が設定されるため、運転者の意思が変速タイミングに反
映できない。また、バッテリの充電状態によっては、変
速タイミングが遅れて的確な変速位置での走行ができな
い場合があった。
【０００４】本発明は上記従来技術を考慮したものであ
って、運転者の意思を的確に反映でき、バッテリの充電
状態に左右されずに変速動作できる電動車両の変速装置
の提供を目的とする。
って、運転者の意思を的確に反映でき、バッテリの充電
状態に左右されずに変速動作できる電動車両の変速装置
の提供を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、変速機構を有し、変速マップに基づい
て該変速機構を自動変速制御する自動変速手段を有する
電動車両の変速装置において、自動変速または手動変速
のいずれかを選択する切換スイッチを備え手動変速操作
を可能としたことを特徴とする電動車両の変速装置を提
供する。
め、本発明では、変速機構を有し、変速マップに基づい
て該変速機構を自動変速制御する自動変速手段を有する
電動車両の変速装置において、自動変速または手動変速
のいずれかを選択する切換スイッチを備え手動変速操作
を可能としたことを特徴とする電動車両の変速装置を提
供する。
【０００６】この構成によれば、運転者が走行中に自動
変速と手動変速をいつでも自由に切換えて選択できるた
め、運転者の意思を的確に反映した変速制御が可能にな
る。
変速と手動変速をいつでも自由に切換えて選択できるた
め、運転者の意思を的確に反映した変速制御が可能にな
る。
【０００７】好ましい構成例では、車速検出手段および
スロットル開度検出手段を有し、車速およびスロットル
開度に応じた変速マップに基づいて自動変速制御するこ
とを特徴としている。
スロットル開度検出手段を有し、車速およびスロットル
開度に応じた変速マップに基づいて自動変速制御するこ
とを特徴としている。
【０００８】この構成によれば、車速とスロットル開度
に応じた変速マップに基づいて変速機構が自動制御され
るため、変速操作に不慣れな運転者に負担をかけずに変
速動作ができる。
に応じた変速マップに基づいて変速機構が自動制御され
るため、変速操作に不慣れな運転者に負担をかけずに変
速動作ができる。
【０００９】さらに好ましい構成例では、手動変速操作
のためのシフトアップスイッチおよびシフトダウンスイ
ッチを備えたことを特徴としている。
のためのシフトアップスイッチおよびシフトダウンスイ
ッチを備えたことを特徴としている。
【００１０】この構成によれば、手動変速が選択された
場合に、シフトアップスイッチの操作により低速段側か
ら高速段側へシフト位置が切換り、シフトダウンスイッ
チの操作により高速段側から低速段側へシフト位置が切
換る。これにより運転者の意思により手動で変速タイミ
ングを変えることができる。またバッテリの充電状態に
かかわらず的確なタイミングで変速動作させることがで
きる。
場合に、シフトアップスイッチの操作により低速段側か
ら高速段側へシフト位置が切換り、シフトダウンスイッ
チの操作により高速段側から低速段側へシフト位置が切
換る。これにより運転者の意思により手動で変速タイミ
ングを変えることができる。またバッテリの充電状態に
かかわらず的確なタイミングで変速動作させることがで
きる。
【００１１】さらに好ましい構成例では、手動変速選択
時に、車速が０の場合に自動的に１速位置にシフトさせ
ることを特徴としている。
時に、車速が０の場合に自動的に１速位置にシフトさせ
ることを特徴としている。
【００１２】この構成によれば、手動選択時に、１速以
外のシフト位置で停止した場合に、必ず１速シフト位置
に戻ってから発進するため、発進時のふらつきや加速不
足を防止することができる。
外のシフト位置で停止した場合に、必ず１速シフト位置
に戻ってから発進するため、発進時のふらつきや加速不
足を防止することができる。
【００１３】さらに好ましい構成例では、前記切換スイ
ッチ、シフトアップスイッチおよびシフトダウンスイッ
チはハンドル近傍に備わることを特徴としている。
ッチ、シフトアップスイッチおよびシフトダウンスイッ
チはハンドル近傍に備わることを特徴としている。
【００１４】この構成によれば、運転中に手動操作が容
易にできるグリップの根元等のハンドル近傍に手動変速
のための操作スイッチ類を装着することにより、走行中
に楽に変速操作を行うことができる。
易にできるグリップの根元等のハンドル近傍に手動変速
のための操作スイッチ類を装着することにより、走行中
に楽に変速操作を行うことができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図１は本発明が適用される小
型電動スクータの外観図である。
の形態について説明する。図１は本発明が適用される小
型電動スクータの外観図である。
【００１６】電動スクータ１は、車体を構成するメイン
フレーム２を備え、その前部にヘッドパイプ３を挿通し
てフロントフォーク４が備わり、このフロントフォーク
４に前輪５が装着される。車体中央部のメインフレーム
２から後方に向けてスイングアーム６がスイングピボッ
ト７を介して揺動可能に取付けられる。スイングアーム
６は、後輪８の車軸１３に装着したホイールモータユニ
ット９と一体的に結合され駆動ユニット１２を構成す
る。このホイールモータユニット９内に車両駆動用の動
力源となるホイールモータ（不図示）や変速装置（不図
示）等が組込まれている。ホイールモータユニット９
は、サスペンションピボット１０を介してショックアブ
ソーバ１１の下端部に連結される。ショックアブソーバ
１１の上端部は、車体後端のメインフレーム２に取付け
られる。これにより、ホイールモータを組込んだ後輪
（駆動輪）８がメインフレーム２に対し揺動可能に支持
される。
フレーム２を備え、その前部にヘッドパイプ３を挿通し
てフロントフォーク４が備わり、このフロントフォーク
４に前輪５が装着される。車体中央部のメインフレーム
２から後方に向けてスイングアーム６がスイングピボッ
ト７を介して揺動可能に取付けられる。スイングアーム
６は、後輪８の車軸１３に装着したホイールモータユニ
ット９と一体的に結合され駆動ユニット１２を構成す
る。このホイールモータユニット９内に車両駆動用の動
力源となるホイールモータ（不図示）や変速装置（不図
示）等が組込まれている。ホイールモータユニット９
は、サスペンションピボット１０を介してショックアブ
ソーバ１１の下端部に連結される。ショックアブソーバ
１１の上端部は、車体後端のメインフレーム２に取付け
られる。これにより、ホイールモータを組込んだ後輪
（駆動輪）８がメインフレーム２に対し揺動可能に支持
される。
【００１７】フロントフォーク４を介して前輪５を操舵
するハンドル１４のグリップ根元部分に変速操作スイッ
チ１５が備わる。この変速操作スイッチ１５は、手動変
速および手動変速のいずれか一方を選択する変速切換ス
イッチ２８（図２）と、手動変速が選択された場合に高
速段側にシフトさせるシフトアップスイッチ２９（図
２）と、低速段側にシフトさせるシフトダウンスイッチ
３０（図２）とにより構成される。
するハンドル１４のグリップ根元部分に変速操作スイッ
チ１５が備わる。この変速操作スイッチ１５は、手動変
速および手動変速のいずれか一方を選択する変速切換ス
イッチ２８（図２）と、手動変速が選択された場合に高
速段側にシフトさせるシフトアップスイッチ２９（図
２）と、低速段側にシフトさせるシフトダウンスイッチ
３０（図２）とにより構成される。
【００１８】前輪５の車軸部分に車速センサ１６が装着
される。車体中央部のシート１９の下側にバッテリ１７
が収納される。車体後部のシート１９の下側にモータや
変速機を制御するプログラムを備えた制御回路等からな
る車両コントローラ１８が備わる。
される。車体中央部のシート１９の下側にバッテリ１７
が収納される。車体後部のシート１９の下側にモータや
変速機を制御するプログラムを備えた制御回路等からな
る車両コントローラ１８が備わる。
【００１９】図２は、本発明に係る電動車両の構成図で
ある。前輪５の車軸に車速センサ１６が設けられ、スピ
ードメータ２０に車速が表示されるとともに、車速信号
が車両コントローラ１８に入力される。車両コントロー
ラ１８にはさらに、モータ２１をオンオフするメインス
イッチ２２、フラッシャやホーン等の各種スイッチ類２
３、スロットル２４およびトルクセンサ２５が接続され
る。スイッチ類２３には、ブレーキが操作されたときに
オンとなるブレーキスイッチおよび定速走行制御の場合
の一定速度を設定するための車速設定スイッチ等も含ま
れる。モータ２１は、後輪８のハブ内に装着されたホイ
ールインモータである。モータ２１には出力制御を行う
インバータ回路等からなるパワーモジュール２６が接続
される。パワーモジュール２６は、車両コントローラ１
８内に組込まれてもよい。
ある。前輪５の車軸に車速センサ１６が設けられ、スピ
ードメータ２０に車速が表示されるとともに、車速信号
が車両コントローラ１８に入力される。車両コントロー
ラ１８にはさらに、モータ２１をオンオフするメインス
イッチ２２、フラッシャやホーン等の各種スイッチ類２
３、スロットル２４およびトルクセンサ２５が接続され
る。スイッチ類２３には、ブレーキが操作されたときに
オンとなるブレーキスイッチおよび定速走行制御の場合
の一定速度を設定するための車速設定スイッチ等も含ま
れる。モータ２１は、後輪８のハブ内に装着されたホイ
ールインモータである。モータ２１には出力制御を行う
インバータ回路等からなるパワーモジュール２６が接続
される。パワーモジュール２６は、車両コントローラ１
８内に組込まれてもよい。
【００２０】モータ２１の電流信号は、パワーモジュー
ル２６を介して車両コントローラ１８に入力される。モ
ータ２１は変速機２７を介して車両を駆動する。変速機
２７は車両コントローラ１８により自動シフト制御ある
いは変速操作スイッチ１５（図１参照）により手動制御
される。変速操作スイッチ１５は、変速切換えスイッチ
２８、シフトアップスイッチ２９およびシフトダウンス
イッチ３０により構成される。モータ２１にはエンコー
ダ３１が備わり、磁極位置信号が車両コントローラ１８
に送られ、モータの回転数が検出される。また、モータ
温度検出信号が車両コントローラ１８に入力される。
ル２６を介して車両コントローラ１８に入力される。モ
ータ２１は変速機２７を介して車両を駆動する。変速機
２７は車両コントローラ１８により自動シフト制御ある
いは変速操作スイッチ１５（図１参照）により手動制御
される。変速操作スイッチ１５は、変速切換えスイッチ
２８、シフトアップスイッチ２９およびシフトダウンス
イッチ３０により構成される。モータ２１にはエンコー
ダ３１が備わり、磁極位置信号が車両コントローラ１８
に送られ、モータの回転数が検出される。また、モータ
温度検出信号が車両コントローラ１８に入力される。
【００２１】車両にはバッテリ３２が備わり、バッテリ
管理コントローラ３３を介してメインスイッチ２２のオ
ン信号により放電してモータ２１を駆動する。バッテリ
３２は車載または外部の充電器３４により充電可能であ
る。バッテリ３２には冷却ファン３５が備わり、車両コ
ントローラ１８によりオンオフ制御される。
管理コントローラ３３を介してメインスイッチ２２のオ
ン信号により放電してモータ２１を駆動する。バッテリ
３２は車載または外部の充電器３４により充電可能であ
る。バッテリ３２には冷却ファン３５が備わり、車両コ
ントローラ１８によりオンオフ制御される。
【００２２】図３は、２段変速機の構成図であり、
（Ａ）は２速ギヤの断面図、（Ｂ）は全体構成図であ
る。アクチュエータ３６によりドッグギヤ３７を２速ギ
ヤ３８に差込み、１速から２速への変速を行って高速で
駆動する。２速から１速への変速は、アクチュエータ３
６によりドッグギヤ３７を２速ギヤ３８から抜くことに
より、１速ギヤ３９のみを介して後輪８が低速で駆動さ
れる。
（Ａ）は２速ギヤの断面図、（Ｂ）は全体構成図であ
る。アクチュエータ３６によりドッグギヤ３７を２速ギ
ヤ３８に差込み、１速から２速への変速を行って高速で
駆動する。２速から１速への変速は、アクチュエータ３
６によりドッグギヤ３７を２速ギヤ３８から抜くことに
より、１速ギヤ３９のみを介して後輪８が低速で駆動さ
れる。
【００２３】図４は変速マップのグラフである。横軸は
モータ回転数、縦軸はスロットル開度を示す。グラフａ
は２速から１速への変速時を示し、グラフｂは１速から
２速への変速時を示す。すなわち、１速から２速への変
速動作はグラフｂのマップに基づいて自動変速され、２
速から１速への変速動作はグラフａのマップに基づいて
自動変速される。
モータ回転数、縦軸はスロットル開度を示す。グラフａ
は２速から１速への変速時を示し、グラフｂは１速から
２速への変速時を示す。すなわち、１速から２速への変
速動作はグラフｂのマップに基づいて自動変速され、２
速から１速への変速動作はグラフａのマップに基づいて
自動変速される。
【００２４】図５は、上記電動車両の変速装置の動作を
示すフローチャートである。この例は図３の２段変速機
構の変速制御の例を示す。
示すフローチャートである。この例は図３の２段変速機
構の変速制御の例を示す。
【００２５】ステップＳ１：変速切換えスイッチ２８
（図２）が自動変速か手動変速のいずれを選択している
かを判別する。 ステップＳ２：自動変速を選択している場合に現在のギ
ヤ位置を判別する。 ステップＳ３：ギヤ位置が１速（低速段側シフト位置）
の場合、１速時の変速マップ（図４のグラフｂ）を確認
し、このグラフｂの変速マップに基づき以降のステップ
Ｓ４〜Ｓ６で変速制御を行う。
（図２）が自動変速か手動変速のいずれを選択している
かを判別する。 ステップＳ２：自動変速を選択している場合に現在のギ
ヤ位置を判別する。 ステップＳ３：ギヤ位置が１速（低速段側シフト位置）
の場合、１速時の変速マップ（図４のグラフｂ）を確認
し、このグラフｂの変速マップに基づき以降のステップ
Ｓ４〜Ｓ６で変速制御を行う。
【００２６】ステップＳ４：モータ回転数データおよび
スロットル開度データに基づき、変速マップから現在の
運転状態に適合するシフト位置が１速位置か２速位置か
を判別する。現在と同じ１速位置であれば、変速動作は
必要ないため、そのままルーチンを抜ける。 ステップＳ５：変速マップから２速位置が指示された場
合に、２速への変速指令を出力する。
スロットル開度データに基づき、変速マップから現在の
運転状態に適合するシフト位置が１速位置か２速位置か
を判別する。現在と同じ１速位置であれば、変速動作は
必要ないため、そのままルーチンを抜ける。 ステップＳ５：変速マップから２速位置が指示された場
合に、２速への変速指令を出力する。
【００２７】ステップＳ６：２速位置へ変速シフト動作
させる。このシフト動作は、前述の図３で説明したよう
に、アクチュエータ３６を駆動してドッグギヤ３７を２
速ギヤ３８に差込むことにより行われる。これにより、
１速ギヤはワンウェイギヤを介して空転し、２速ギヤで
車輪が駆動される。 ステップＳ７：上記ステップＳ２で現在のギヤ位置が２
速位置（高速段側のシフト位置）の場合に、２速時の変
速マップ（図４のグラフａ）を確認し、このグラフａの
変速マップに基づき以降のステップＳ８〜Ｓ１０で変速
制御を行う。
させる。このシフト動作は、前述の図３で説明したよう
に、アクチュエータ３６を駆動してドッグギヤ３７を２
速ギヤ３８に差込むことにより行われる。これにより、
１速ギヤはワンウェイギヤを介して空転し、２速ギヤで
車輪が駆動される。 ステップＳ７：上記ステップＳ２で現在のギヤ位置が２
速位置（高速段側のシフト位置）の場合に、２速時の変
速マップ（図４のグラフａ）を確認し、このグラフａの
変速マップに基づき以降のステップＳ８〜Ｓ１０で変速
制御を行う。
【００２８】ステップＳ８：モータ回転数データおよび
スロットル開度データに基づき、変速マップから現在の
運転状態に適合するシフト位置が１速位置か２速位置か
を判別する。現在と同じ２速位置であれば、変速動作は
必要ないため、そのままルーチンを抜ける。
スロットル開度データに基づき、変速マップから現在の
運転状態に適合するシフト位置が１速位置か２速位置か
を判別する。現在と同じ２速位置であれば、変速動作は
必要ないため、そのままルーチンを抜ける。
【００２９】ステップＳ９：変速マップから１速位置が
指示された場合に、１速への変速指令を出力する。 ステップＳ１０：１速位置へ変速シフト動作させる。こ
のシフト動作は、前述の図３で説明したように、アクチ
ュエータ３６を駆動してドッグギヤ３７を２速ギヤ３８
から引抜くことにより行われる。これにより、２速ギヤ
はワンウェイギヤを介して空転し、１速ギヤ３９のみで
車輪が駆動される。
指示された場合に、１速への変速指令を出力する。 ステップＳ１０：１速位置へ変速シフト動作させる。こ
のシフト動作は、前述の図３で説明したように、アクチ
ュエータ３６を駆動してドッグギヤ３７を２速ギヤ３８
から引抜くことにより行われる。これにより、２速ギヤ
はワンウェイギヤを介して空転し、１速ギヤ３９のみで
車輪が駆動される。
【００３０】ステップＳ１１：ステップＳ１で手動変速
が選択された場合に、現在のギヤ位置を判別する。 ステップＳ１２：現在のギヤ位置が１速位置である場合
に、シフトアップスイッチ２９（図２）がオンかオフか
を判別する。シフトアップスイッチがオフならば、運転
者は、ギヤ位置を２速側に変更する意思がないため、そ
のままルーチンを抜ける。
が選択された場合に、現在のギヤ位置を判別する。 ステップＳ１２：現在のギヤ位置が１速位置である場合
に、シフトアップスイッチ２９（図２）がオンかオフか
を判別する。シフトアップスイッチがオフならば、運転
者は、ギヤ位置を２速側に変更する意思がないため、そ
のままルーチンを抜ける。
【００３１】ステップＳ１３：シフトアップスイッチが
オンのときは、２速位置への変速シフト指令を出力す
る。 ステップＳ１４：２速位置へ変速シフト動作させる。こ
のシフト動作は、前述の図３で説明したように、アクチ
ュエータ３６を駆動してドッグギヤ３７を２速ギヤ３８
に差込むことにより行われる。これにより、１速ギヤは
ワンウェイギヤを介して空転し、２速ギヤで車輪が駆動
される。
オンのときは、２速位置への変速シフト指令を出力す
る。 ステップＳ１４：２速位置へ変速シフト動作させる。こ
のシフト動作は、前述の図３で説明したように、アクチ
ュエータ３６を駆動してドッグギヤ３７を２速ギヤ３８
に差込むことにより行われる。これにより、１速ギヤは
ワンウェイギヤを介して空転し、２速ギヤで車輪が駆動
される。
【００３２】ステップＳ１５：現在のシフト位置が２速
位置のとき、車速データから車速が０かどうか、すなわ
ち停止中か走行中かを判別する。 ステップＳ１６：走行中の場合、シフトダウンスイッチ
がオンかオフかを判別する。シフトダウンスイッチがオ
フならば、運転者に１速への切換えの意思がないため、
そのままルーチンを抜ける。
位置のとき、車速データから車速が０かどうか、すなわ
ち停止中か走行中かを判別する。 ステップＳ１６：走行中の場合、シフトダウンスイッチ
がオンかオフかを判別する。シフトダウンスイッチがオ
フならば、運転者に１速への切換えの意思がないため、
そのままルーチンを抜ける。
【００３３】ステップＳ１７：車両が停止中の場合、お
よびシフトダウンスイッチがオンの場合に、１速への変
速シフト指令を出力する。これにより、車両が停止中の
場合に運転者が手動で１速に戻さなくても自動的に１速
にシフトされるため、発進動作が円滑に行われる。
よびシフトダウンスイッチがオンの場合に、１速への変
速シフト指令を出力する。これにより、車両が停止中の
場合に運転者が手動で１速に戻さなくても自動的に１速
にシフトされるため、発進動作が円滑に行われる。
【００３４】ステップＳ１８：１速位置へ変速シフト動
作させる。このシフト動作は、前述の図３で説明したよ
うに、アクチュエータ３６を駆動してドッグギヤ３７を
２速ギヤ３８から引抜くことにより行われる。これによ
り、２速ギヤはワンウェイギヤを介して空転し、１速ギ
ヤ３９のみで車輪が駆動される。
作させる。このシフト動作は、前述の図３で説明したよ
うに、アクチュエータ３６を駆動してドッグギヤ３７を
２速ギヤ３８から引抜くことにより行われる。これによ
り、２速ギヤはワンウェイギヤを介して空転し、１速ギ
ヤ３９のみで車輪が駆動される。
【００３５】上記実施形態では、２段変速機構について
説明したが、３段またはそれ以上の変速機構についても
本発明は適用可能である。その場合、シフトアップスイ
ッチおよびシフトダウンスイッチは、それぞれ押し続け
ることにより、順次高速側のシフト位置に移行するよう
に構成する。あるいは各変速ギヤ位置を選択できるスイ
ッチ構造としてもよい。
説明したが、３段またはそれ以上の変速機構についても
本発明は適用可能である。その場合、シフトアップスイ
ッチおよびシフトダウンスイッチは、それぞれ押し続け
ることにより、順次高速側のシフト位置に移行するよう
に構成する。あるいは各変速ギヤ位置を選択できるスイ
ッチ構造としてもよい。
【００３６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、運転
者が走行中に自動変速と手動変速をいつでも自由に切換
えて選択できるため、運転者の意思を的確に反映した変
速制御が可能になる。また、バッテリの充電状態に影響
されずに所望の的確なタイミングで変速動作をさせるこ
とができる。
者が走行中に自動変速と手動変速をいつでも自由に切換
えて選択できるため、運転者の意思を的確に反映した変
速制御が可能になる。また、バッテリの充電状態に影響
されずに所望の的確なタイミングで変速動作をさせるこ
とができる。
【図１】 本発明に係る電動スクータの外観図。
【図２】 本発明に係る変速装置を含む車両制御装置の
構成図。
構成図。
【図３】 本発明に係る変速機構の構成図。
【図４】 変速マップの例を示す図。
【図５】 本発明に係る変速装置の動作を示すフローチ
ャート。
ャート。
１：電動スクータ、２：メインフレーム、３：ヘッドパ
イプ、４：フロントフォーク、５：前輪、６：スイング
アーム、７：スイングピボット、８：後輪、９：ホイー
ルモータユニット、１０：サスペンションピボット、１
１：ショックアブソーバ、１２：駆動ユニット、１３：
車軸、１４：ハンドル、１５：変速操作スイッチ、１
６：車速センサ、１７：バッテリ、１８：車両コントロ
ーラ、１９：シート、２０：スピードメータ、２１：モ
ータ、２２：メインスイッチ、２３：スイッチ類、２
４：スロットル、２５：トルクセンサ、２６：パワーモ
ジュール、２７：変速機、２８：変速切換えスイッチ、
２９：シフトアップスイッチ、３０：シフトダウンスイ
ッチ、３１：エンコーダ、３２：バッテリ、３３：バッ
テリ管理コントローラ、３４：充電器、３５：冷却ファ
ン、３６：アクチュエータ、３７：ドッグギヤ、３８：
２速ギヤ、３９：１速ギヤ。
イプ、４：フロントフォーク、５：前輪、６：スイング
アーム、７：スイングピボット、８：後輪、９：ホイー
ルモータユニット、１０：サスペンションピボット、１
１：ショックアブソーバ、１２：駆動ユニット、１３：
車軸、１４：ハンドル、１５：変速操作スイッチ、１
６：車速センサ、１７：バッテリ、１８：車両コントロ
ーラ、１９：シート、２０：スピードメータ、２１：モ
ータ、２２：メインスイッチ、２３：スイッチ類、２
４：スロットル、２５：トルクセンサ、２６：パワーモ
ジュール、２７：変速機、２８：変速切換えスイッチ、
２９：シフトアップスイッチ、３０：シフトダウンスイ
ッチ、３１：エンコーダ、３２：バッテリ、３３：バッ
テリ管理コントローラ、３４：充電器、３５：冷却ファ
ン、３６：アクチュエータ、３７：ドッグギヤ、３８：
２速ギヤ、３９：１速ギヤ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） // Ｆ１６Ｈ 59:24 Ｆ１６Ｈ 59:24 59:44 59:44 Ｆターム(参考） 3J552 MA04 MA18 NA08 NB05 PA20 RA27 RA28 SB02 SB26 VA32Z VB01W VC03W VD02Z VD16Z VD17W 5H115 PA01 PG04 PI16 PU01 PU11 PV01 QH01 QN06 SE06 SE08 UI35
Claims (5)
- 【請求項１】変速機構を有し、変速マップに基づいて該
変速機構を自動変速制御する自動変速手段を有する電動
車両の変速装置において、 自動変速または手動変速のいずれかを選択する切換スイ
ッチを備え手動変速操作を可能としたことを特徴とする
電動車両の変速装置。 - 【請求項２】車速検出手段およびスロットル開度検出手
段を有し、車速およびスロットル開度に応じた変速マッ
プに基づいて自動変速制御することを特徴とする請求項
１に記載の電動車両の変速装置。 - 【請求項３】手動変速操作のためのシフトアップスイッ
チおよびシフトダウンスイッチを備えたことを特徴とす
る請求項１または２に記載の電動車両の変速装置。 - 【請求項４】手動変速選択時に、車速が０の場合に自動
的に１速位置にシフトさせることを特徴とする請求項
１、２または３に記載の電動車両の変速装置。 - 【請求項５】前記切換スイッチ、シフトアップスイッチ
およびシフトダウンスイッチはハンドル近傍に備わるこ
とを特徴とする請求項３または４に記載の電動車両の変
速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001167544A JP2002357269A (ja) | 2001-06-04 | 2001-06-04 | 電動車両の変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001167544A JP2002357269A (ja) | 2001-06-04 | 2001-06-04 | 電動車両の変速装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002357269A true JP2002357269A (ja) | 2002-12-13 |
Family
ID=19009915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001167544A Pending JP2002357269A (ja) | 2001-06-04 | 2001-06-04 | 電動車両の変速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002357269A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1524180A2 (en) | 2003-10-14 | 2005-04-20 | HONDA MOTOR CO., Ltd. | Motorcycle |
| JP2005249098A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-09-15 | Honda Motor Co Ltd | 車両の制御装置 |
| CN114056481A (zh) * | 2020-07-30 | 2022-02-18 | 光阳工业股份有限公司 | 电动摩托车的自动换档系统及其方法 |
| CN114194329A (zh) * | 2020-09-18 | 2022-03-18 | 光阳工业股份有限公司 | 电动摩托车的档位变换系统及方法 |
-
2001
- 2001-06-04 JP JP2001167544A patent/JP2002357269A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1524180A2 (en) | 2003-10-14 | 2005-04-20 | HONDA MOTOR CO., Ltd. | Motorcycle |
| CN100344496C (zh) * | 2003-10-14 | 2007-10-24 | 本田技研工业株式会社 | 摩托车 |
| US7527120B2 (en) | 2003-10-14 | 2009-05-05 | Honda Motor Co., Ltd. | Motorcycle |
| JP2005249098A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-09-15 | Honda Motor Co Ltd | 車両の制御装置 |
| JP4659374B2 (ja) * | 2004-03-05 | 2011-03-30 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車の制御装置 |
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