JP2002356661A - 粘着剤組成物、その製造法および粘着剤組成物を用いた生体用電極 - Google Patents

粘着剤組成物、その製造法および粘着剤組成物を用いた生体用電極

Info

Publication number
JP2002356661A
JP2002356661A JP2001162647A JP2001162647A JP2002356661A JP 2002356661 A JP2002356661 A JP 2002356661A JP 2001162647 A JP2001162647 A JP 2001162647A JP 2001162647 A JP2001162647 A JP 2001162647A JP 2002356661 A JP2002356661 A JP 2002356661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
general formula
sensitive adhesive
adhesive composition
pressure
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001162647A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Nakao
公三 中尾
Ichiro Shimada
一郎 嶋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Koden Corp
Original Assignee
Nippon Koden Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Koden Corp filed Critical Nippon Koden Corp
Priority to JP2001162647A priority Critical patent/JP2002356661A/ja
Publication of JP2002356661A publication Critical patent/JP2002356661A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrotherapy Devices (AREA)
  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、粘着剤組成物、その製造方法ならびに該粘着
剤組成物を用いた生体用電極に関する。更に詳細には水
分、湿度による物性変化の少ない粘着剤組成物および生
体用電極に関する。 【課題】 生体電極に用いられる粘着剤は吸湿すると粘
着力の低下並びに膨潤による変形が大きく、乾燥すると
粘着力が強くなりすぎ剥しにくくなる。 【解決手段】 本発明者らはこれらの問題点を解決する
ために種々検討した結果、アルコキシポリエチレングリ
コールモノ(メタ)アクリレートと部分的に中和されて
いてもよいアクリル酸などの不飽和カルボン酸との架橋
共重合体とポリエチレングリコールモノアルキルエーテ
ル及び水との組み合わせからなるゲルが広い湿度範囲で
安定した粘着性を示すことを見いだし、本発明に到達し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘着剤組成物、その製
造方法ならびに該粘着剤組成物を用いた生体用電極に関
する。更に詳細には水分、湿度による物性変化の少ない
粘着剤組成物および生体用電極に関する。
【0002】
【従来の技術】高分子ゲルからなる粘着剤は生体表面に
対して適度な粘着性を有することが可能なため、これに
導電性材質を付与して、医学分野において心電図などの
生体信号を体外に導出するための電極あるいは除細動装
置、電気メス、低周波治療器などの電気信号を生体内に
導入するための電極などとして好適に用いられてきた。
【0003】生体用電極は、例えば生体電位を測定する
場合、微弱な電気信号を効率良く取り出して心電図計等
に誘導するため、生体の一部に直接的に接触させること
が必要になっているが、生体の皮膚に生体用電極エレメ
ントを接触させただけでは、生体用電極エレメントと生
体との電気的な結合がされず、生体用電極エレメントと
皮膚との不安定な接触により複雑な電位やインピーダン
スが生じ生体電気信号を精度良く抽出し測定することが
できない欠点があった。
【0004】そこで、通常、上記の生体用電極は、導電
性のゼリー状物質と非導電性の粘着剤の組み合わせある
いは導電性粘着剤を生体用電極エレメントと共に用いて
電気的結合を図っていた。導電性のゼリー状物質と非導
電性の粘着剤の組み合わせによれば良好な電気的性能及
び粘着性を同時に満たすことが可能であるが、従来の非
導電性の粘着剤は皮膚への粘着力が強すぎるため皮膚に
対する刺激が大きく、かぶれの原因となる事が多い。ま
た構造が複雑なためコスト的にも高価なものにならざる
を得ない。一方導電性ゲル粘着剤を用いた電極は皮膚に
適度なやさしい粘着性を与え、またそれ自身が導電性と
粘着性を共に備えているため構造が単純になり低コスト
にすることが可能である。
【0005】特公平3−51413、特公平8−193
94、特許第2625179、特開平11−29028
6などにおいてはグリセリンなどの水溶性多価アルコー
ル、水および電解質と親水性のイオン性あるいは非イオ
ン性のモノマーと架橋剤とから形成された架橋ポリマー
とから構成されたゲルによってこのような性能を実現し
ようとする技術が開示されている。
【0006】これらの技術に従って製造される導電性粘
着剤は患者の接地板、経皮性電気的神経刺激(TENS)電
極、モニター用電極および診断用心電図(EKG/ECG )電
極等に使用されている。これらの粘着剤はある種の適用
に対しては優れた粘着性および電気的性質を与えるが、
粘着性を最適化しようとすると電気的結合が不十分にな
ったり、逆に電気的性能を向上させようとすると粘着性
が不十分になる等の欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は吸湿または乾
燥による粘着力の変化が少なく、安定して十分な粘着力
と導電性能を有する粘着剤を提供することにある。粘着
剤を長時間人体に貼り付けて使用しても、その使用環境
における湿度及び発汗などによる粘着剤の吸放湿が少な
く、当初の含水率に比べて著しく含水率が変動すること
がないこと。また吸放湿による組成変動により、粘着力
及び電気伝導性が大きく変動しないこと。また高湿度で
も粘着性を失わず、低湿度でも硬くならず剥がしやすい
こと。また電気的導出も十分であること。例えば、新生
児集中治療室などでは相対湿度が95%にも達すること
があり、また運動負荷試験においては多量の発汗を伴
い、このような環境で用いる電極などでは吸湿による粘
着力の低下並びに膨潤による変形の少ない粘着剤が求め
られている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこれらの問
題点を解決するために種々検討した結果、アルコキシポ
リエチレングリコールモノ(メタ)アクリレートと部分
的に中和されていてもよいアクリル酸などの不飽和カル
ボン酸との架橋共重合体とポリエチレングリコールモノ
アルキルエーテル及び水との組み合わせからなるゲルが
広い湿度範囲で安定した粘着性を示すことを見いだし、
本発明に到達した。
【0009】すなわち上記の課題は、 1)第1に下記一般式(1)
【式1】 の化合物(式中R1は水素またはメチル基を表し、R2
はメチル基またはエチル基を表し、nは2〜12の整数
を表す)で表される化合物またはそれらの混合物と、部
分的に中和されていても良い不飽和カルボン酸モノマー
とを含む架橋共重合体と一般式(2)
【式2】 の化合物またはそれらの混合物(式中R3はメチルまた
はエチル基を表し、mは8ないし30の整数を表す)お
よび水によって構成されたゲルからなる粘着剤組成物に
より達成される。 2)(1)第2に下記一般式(1)
【式1】 の化合物(式中R1は水素またはメチル基を表し、R2
はメチル基またはエチル基を表し、nは2いし12を表
す)で表される化合物および (2) 不飽和カルボン酸モノマー (3) ラジカル重合性の基を複数個含有する多官能性
不飽和有機化合物および (4) アルカリ化合物を (5) 一般式(2)
【式2】 の化合物の混合物(式中R3はメチルまたはエチル基を
表し、mは8ないし30の整数を表す)および (6) 水との混合物中で架橋共重合させたことによる
粘着剤組成物の製法により達成される。 3)第3に前記1)に記載の粘着剤組成物を使用した生
体電極により達成される。
【0010】ラジカル重合性及び多官能性の不飽和化合
物からなる架橋剤をポリエチレングリコールモノメチル
エーテルまたはポリエチレングリコールモノエチルエー
テルと水の混合物中で重合架橋して得られる。このゲル
は電気伝導性をよくするために塩化リチウム、塩化ナト
リウム、塩化カリウムなどのアルカリ金属のハロゲン化
物を含有させることができる。
【0011】以下にさらに詳しく本発明の粘着剤組成
物、その製造法および該粘着剤を使用した電極について
説明する。本発明の粘着剤組成物を構成する架橋ポリマ
ーは単量体として一般式(1)
【式1】 で示されるアルコキシポリエチレングリコールモノ(メ
タ)アクリレートを含有する。アルコキシポリエチレン
グリコールモノ(メタ)アクリレートはアルコキシポリ
エチレングリコールをアクリル酸またはメタクリル酸に
よってエステル化するかアルコキシポリエチレングリコ
ールとアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステル
とのエステル交換反応によって合成される化合物であ
り、アルコキシポリエチレングリコールの鎖長の異なる
ものが各種存在する。アルコキシポリエチレングリコー
ルはアルコールとエチレンオキサイドのテロメル化反応
により合成される一方の末端がアルコキシ基、もう一方
の末端がヒドロキシ基で構成されたエチレンオキサイド
オリゴマーである。オリゴマーの鎖長(重合度)はオリ
ゴマーの合成条件および精製条件によって決定される
が、通常重合度は分布を持つので通常、単一の化合物で
はなくいくつかの重合度の化合物の混合物となる。従っ
てそれから誘導されるアルコキシポリエチレングリコー
ルモノ(メタ)アクリレートも鎖長の異なる化合物の混
合物であることが多い。
【0012】例えばアクリレートとしては新中村化学工
業株式会社製のNKエステルAMシリーズ、日本油脂株
式会社製のブレンマーAMEシリーズ、メタクリレート
としては新中村化学工業株式会社製のNKエステルMシ
リーズ、日本油脂株式会社製のブレンマーPMEシリー
ズなどが市販されている。
【0013】本発明に用いるアルコキシポリエチレング
リコールモノ(メタ)アクリレートとしてはアルキル基
がメチルまたはエチルでありエチレンオキシ基のユニッ
トの数(重合度)が2から12の化合物の混合物が好ま
しく、特に平均重合度が2ないし9付近のものが好まし
い。重合度の小さいものは親水性、および電解質の溶解
度が小さく、また重合度の大きすぎるものは重合性の官
能基の比率が小さいので重合反応性に乏しく高い比率の
共重合を行うことが困難であり、また物性的にも好まし
くない。
【0014】一般に市販されているアルコキシポリエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレートは不純物とし
てポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレートを含
有しており、この不純物の量により、生成する架橋共重
合体の架橋の度合いが異なるため注意を要する。本発明
者らは本発明のより好ましい製造方法としてアルコキシ
ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート及び
アルコキシポリエチレングリコールをアルカリ化合物と
共存せしめてアルカリ性雰囲気に保持する工程を織り込
むことにより、架橋性の不純物の含有量を減少せしめ安
定した性能のゲルを得ることができることを見いだし、
本発明の実際的な実施を容易とすることに成功した。こ
こで用いるアルカリの量は不飽和カルボン酸の部分中和
に要するアルカリ量よりも少ない量で十分である。また
アルカリ性に保つ際に少量の水が存在しても差し支えな
い。
【0015】本発明の粘着剤組成物を構成するもう一つ
の単量体はアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フ
マール酸などのラジカル重合性の不飽和カルボン酸及び
それらの塩である。中でもアクリル酸、メタクリル酸は
とくに好ましい。これらの不飽和カルボン酸の塩として
はリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカ
リ金属の塩やアンモニウム塩、エタノールアミン、ジエ
タノールアミン、トリエタノールアミンなどのアミンの
塩等が好ましく、その中和の度合いはカルボン酸に対し
て0%〜100%までの任意の割合で実施することがで
きるが、生体への適合性を考慮すると中性または弱酸性
(pH=3ないしpH=7)とすることが好ましい。
【0016】単量体として用いるアルコキシポリエチレ
ングリコール(メタ)アクリレートと不飽和カルボン酸
(塩)の共重合比率においてアルコキシポリエチレング
リコール(メタ)アクリレートを増すと吸水性が低下し
一方、不飽和カルボン酸を増すと吸水性が増加する。但
し、不飽和カルボン酸成分が少ないと重合性が低下し、
ゲル化が困難となるので重量比で1:4ないし4:1好
ましくは1:3ないし3:1さらに好ましくは1:2な
いし2:1で実施される。カルボン酸は特に中和するこ
となく用いても良いし部分的に中和しても良い。
【0017】架橋性単量体としては、たとえば脂肪族不
飽和結合を二官能以上有する化合物が好ましく、これら
を1種もしくは2種以上組み合わせて使用することが可
能である。ここでいう2個以上の不飽和基を有する化合
物としては、具体的には、エチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート等のポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、プロパンジオールジ(メタ)アクリレート、ブタン
ジオールジ(メタ)アクリレート、ペンタンジオールシ
゛(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)
アクリレート等のアルカンジオールジ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、N,N' −メチレンビス(メタ)アクリルアミド、
N,N'−エチレンビス(メタ)アクリルアミド、が挙
げられ、特に、エチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テト
ラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート(n=9,2
3)等のポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
トが好ましい。
【0018】架橋剤の比率は単量体のモル数に対して1
/500ないし1/5000モルの範囲で適宜選ばれ
る。架橋剤が多すぎると硬くてもろいゲルとなり、少な
すぎると凝集性の乏しいものとなる。アルコキシポリエ
チレングリコール(メタ)アクリレートの中には不純物
として架橋性の化合物が含有されることがあり、添加す
る架橋剤との合計量が架橋の度合いに影響するので注意
を要する。
【0019】本発明で使用する重合開始剤としては、ア
ゾビスイソブチロニトリル、2,2' −アゾビス−2−
アミジノプロパン塩酸塩等のアゾ系化合物及び有機過酸
化物であるラジカル重合開始剤や、光ラジカル重合開始
剤である、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル
−プロパン−1−オン、1−(4−(2−ヒドロキシエ
トキシ)−フェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−
1−プロパン−1−オン等のアセトフェノン系、ベンゾ
インメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベン
ジルジメチルケタール等のベンゾインエーテル系等の重
合開始剤があげられる。また、重合開始剤は、必要に応
じて単独または2種以上を混合して用いてもよい。
【0020】本発明の粘着剤組成物は可塑剤として一般
式(2)
【式2】 で示されるメトキシポリエチレングリコールあるいはエ
トキシポリエチレングリコールを用いる。本発明の架橋
ポリマーは従来好適に用いられてきたグリセリンに対す
る相溶性が小さく、可塑剤(保湿剤)としてグリセリン
を用いようとすると極めて狭い組成範囲でしか均一なゲ
ルを形成することができず、目的とするような粘着剤組
成物を得るには適していないが、これらのアルコキシポ
リエチレングリコールは本発明のポリマーとの親和性が
高く均一なゲルを得るのに適している。またこれらは従
来導電性粘着剤において好ましく用いられてきたグリセ
リン、プロピレングリコール、ソルビトールなどの水溶
性多価アルコールに比べて吸水性が少なく、本ゲルの高
湿度下あるいは水分存在下における膨潤を押さえるのに
寄与している。さらにまた、この可塑剤は導電性能を与
えるための電解質を溶解する能力が高く、少ない水分濃
度においても電極などに用いるのに必要な導電性能を与
えるのに適している。
【0021】以上のような理由で本発明の可塑剤は本発
明の架橋ポリマーとの組み合わせにおいて、湿度に対す
る安定性の優れた粘着剤組成物を形成するのに好適であ
る。本発明のゲルの液体成分としてさらに、水が用いら
れる。水は電解質を溶解し、導電性を発現する上で重要
であり、また本発明の粘着剤は使用環境において、その
環境に応じた割合の水分を保持することになるので、適
度な量の水分をあらかじめ含んでおくことが性能の安定
性の上でも好ましい。
【0022】本発明の組成物中には組成物を導電性とす
るために電解質として塩化ナトリウム、塩化カリウムな
どのハロゲン化アルカリを添加することができる。また
吸湿性を調整するため本発明のアルコキシポリエチレン
グリコールに加えてグリセリン、プロピレングリコール
などの多価アルコールや乳酸、尿素、ヒアルロン酸など
の保湿成分を添加することも許容される。そのほか、香
料、着色剤、薬効成分などの添加も可能である。
【0023】ゲルを構成する架橋ポリマーと液体成分の
比率は生成するゲルの粘着性、吸放湿特性を適切に保つ
ために重要な要素であり、使用目的に応じて適切に定め
られるが、好ましくは重量比で15/85ないし50/
50さらに好ましくは20/80ないし40/60の範
囲で決定される。
【0024】上で述べたごとくアルコキシポリエチレン
グリコール(メタ)アクリレートは不純物として2官能
性のポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレートが
含有され、結果として、架橋剤が多く入り、架橋密度の
高い架橋ポリマーが得られるため硬くてもろいゲルとな
ることがある。本発明者らはアルコキシポリエチレング
リコール(メタ)アクリレートをアルカリの存在下にア
ルコキシポリエチレングリコールと反応させることによ
り実質的に不純物として含まれる2官能性の架橋性成分
がなくなり、安定した架橋密度の架橋ポリマーを得るこ
とができることを見いだし、本発明に到達した。
【0025】本発明の導電性粘着剤組成物は、次のよう
な手順で製造できる。まず、アルコキシポリエチレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、ラジカル重合性の
不飽和カルボン酸、架橋性単量体、アルコキシポリエチ
レングリコール、水および苛性カリ、苛性ソーダなどの
アルカリ、電解質塩の各所定量を計量し、撹拌して均一
に溶解、混合した配合液を作成する。次に、重合開始剤
を混合し、調合した液を離型性の良い材料に入れるなど
の方法で所望の形状にした後、加熱又は、光、電子線あ
るいは紫外線等を照射して重合架橋させることにより導
電性高分子ゲルを製造できる。とりわけ、光、電子線あ
るいは紫外線等照射して重合架橋させる方法が好まし
い。加熱により重合架橋させる場合は、加熱温度を40
〜90℃に設定することにより20分以内に重合架橋を
殆ど終了することができる。この場合、遠赤外線等を利
用して加熱の効率を上げることにより、更に短時間で反
応させることも可能である。一方、光、電子線あるいは
紫外線等の照射により、特に紫外線照射により重合架橋
する場合は、例えば50ミリワット/cm2の強度の紫
外線を照射することにより、60秒以内に重合架橋を終
了できるので、工業的にはより好ましい実施態様であ
る。上述のような操作によって、配合液が均一に重合架
橋され、全体に物性が均一化されるため、品質の良いゲ
ルが得られる。重合の際、原料の液を不織布に含浸させ
てから重合すると不織布によって補強された形態安定性
の良いゲルが得られ、電極素子などとの貼り合わせに好
都合であり、また使用時にも良好な物性を持った粘着剤
とすることができる。また調合液を電極素子と接触させ
た状態で重合すると素子と一体化した電極が得られる。
重合は空気中で実施することも可能であるが酸素による
重合阻害を抑制するため、窒素などの不活性ガス中で実
施する方が望ましい。本発明の粘着剤組成物に電解質を
含有させたものはAg/AgClや洋銀、カーボン等か
らなる電極エレメントと接着一体化されて電極等として
好適に利用できる。
【0026】本発明の導電性高分子ゲルを生体用電極と
して用いる例を図1〜図3に示す。図1の電極は本発明
の一実施態様で、非導電性支持部材1 に導電性物質2を
コーティングまたは貼り合わせ、その上に導電性高分子
ゲル3 を貼り合わせたものである。導電性物質のコーテ
ィングは印刷による方法、あるいはあらかじめフィルム
状に形成された導電性物質を貼り合わせる方法により実
施できる。図2 の電極は本発明の他の実施態様で、非導
電性支持部材1 とそれを貫通する表面が銀/塩化銀で導
電化処理されたスタッド4からなる基材に導電性高分子
ゲル3 を貼り合わせたものである。図3 の電極は、図1
の電極において、導電部材性物質2と非導電性支持部材
1の間にリード線5を挿入して電気的に接し該リード線
を外部機器に電気的接合ができるようにした電極の例で
ある。
【0027】以下に実施例をあげて本発明をさらに具体
的に説明する。
【実施例】実施例1 2リットルのビーカーにメトキシポリエチレングリコー
ル(商品名UnioxM550(日本油脂株式会社
製))398g、メトキシテトラエチレングリコールメ
タクリレート(商品名NKエステルM40G(新中村化
学工業株式会社製))109gおよび50%KOH水溶
液22.5gを混合し、30分間撹拌した。この混合液
にアクリル酸237g、塩化カリウム11g、ベンジル
ジメチルケタール(イルガキュア 651(チバスペシ
ャルティー社製))2.8g、水294g、ポリエチレ
ングリコールジメタクリレート(NKエステル23G
(新中村化学工業社製))1.9gを加え、最後に50
%KOH水溶液37gを加え均一に混合して重合原液と
した。上下2枚のポリカーボネート板と側面材料からな
る箱を用意した。この中に直径2cmで深さ1mmの凹
部を有し、その表面をシリコンにより離型処理したポリ
塩化ビニル製の成形シートを水平に保持し、その凹部に
前述の液を満たした。この箱に窒素ガスを導入し内部の
酸素濃度を1%以下に低下させた。ポリカーボネートの
上面および下面から東芝ライテック製ブラックライト
FL20SBLBからの紫外線を5分間照射したところ
粘着性の組成物が得られた。
【0028】実施例2 最後に加える50%KOHの量を15gとした他は実施
例1と同様の方法で重合原液を調合し、実施例1と同様
に紫外線により重合し、粘着剤組成物を得た。
【0029】実施例3 500ミリリットルのビーカーにメトキシポリエチレン
グリコール(商品名UnioxM550(日本油脂株式
会社製))131.2g、メトキシジエチレングリコー
ルメタクリレート(商品名NKエステルM20G(新中
村化学工業株式会社製))90gおよび50%KOH水
溶液4.8gを混合し、10分間撹拌した。この混合液
にアクリル酸45.4g、塩化ナトリウム3.75g、
ベンゾインエチルエーテル(精工化学社製 セイクオー
ルBEE)1.1g、水48.7g、ポリエチレングリ
コールジメタクリレート(NKエステル23G(新中村
化学工業社製))0.6gを加え混合しさらに50%K
OH10.3gを加えて重合原液とした。実施例1と同
様の方法で、紫外線により重合し、良好な粘着性の組成
物を得た。
【0030】実施例4 実施例3においてNKエステルM20Gに代えてメトキ
シトリエチレングリコールメタクリレート(商品名ライ
トエステルMTG(共栄社油脂製))を用いて同様の操
作を行い重合原液を作成した。実施例1と同様の方法
で、紫外線により重合し、良好な粘着性の組成物を得
た。
【0031】実施例5 実施例3においてNKエステルM20Gに代えてメトキ
シトリエチレングリコールアクリレート(商品名NKエ
ステルM30G(新中村化学工業株式会社製)を用いて
同様の操作を行い重合原液を作成した。実施例1と同様
の方法で、紫外線により重合し、良好な粘着性の組成物
を得た。
【0032】実施例6 200ミリリットルのビーカーにメトキシポリエチレン
グリコール(商品名UnioxM550(日本油脂株式
会社製))46.2g、メトキシジエチレングリコール
メタクリレート(商品名NKエステルM20G(新中村
化学工業株式会社製))25.4gおよび50%KOH
水溶液4gを混合し、10分間撹拌した。この混合液に
アクリル酸12.8g、塩化ナトリウム1g、ベンゾイ
ンエチルエーテル( セイクオールBEE(精工化学社
製))0.3g、水12g、グリセリン10.0g、ポ
リエチレングリコールジメタクリレート(新中村化学工
業社製NKエステル23G)0.17gを加え混合して
重合原液とした。実施例1と同様の方法で、紫外線によ
り重合し、良好な粘着性の組成物を得た。
【0033】実施例7 表面にシリコンによる剥離処理を施した厚み100ミク
ロンのポリエステルフィルムの上に不織布を置き、実施
例2の調合液を含浸させ1mmの厚みとした。このもの
に窒素雰囲気でブラックライトによる紫外線を照射し
て、重合を行った。得られたシートの上に直径12mm
の穴のあいたポリエステル不織布を貼付し、さらに穴の
部分に銀−塩化銀をメッキした樹脂からなる突起を有す
る素子を貼り付けさらにその素子の上から粘着加工さ
れ、突起部分に穴のあいたポリエステルフィルムを貼り
付け、得られた積層体を幅26mm、長さ46mmの長
円型にカットして、電極とした。
【0034】実施例8 直径15mm深さ1mmの凹部を設けたシリコン処理を
施したPVCシートの中に実施例1と同一組成の調合液
を入れ、窒素雰囲気中で紫外線を照射し、ゲルを作成し
粘着剤組成物とした。この粘着剤組成物の上面に片面に
銀−塩化銀をコーティングし、その銀−塩化銀と電気的
に接続した導線を有するポリエステルフィルムの銀−塩
化銀層が粘着剤に接するように接着させ電極を形成させ
た。
【0035】実施例9 実施例7の電極を腕に15分間貼り付け、電極の長手方
向の端を把持し垂直方向に100mm/分の速度で引っ
張り、引き剥がすときの応力を測定したところ最大で2
00gfの応力を示した。このような方法による応力を
以後粘着力と称する。この電極を30℃、95%RHの
条件に72時間放置し、同様にして粘着力を測定したと
ころ49gfであり、またこの状態でゲル表面にべたつ
き、ちぎれ等の異常は認められなかった。通常このよう
な条件では従来のゲルが約10gf以下の粘着力しか示
さないのに比べきわめて優れている。一方この電極を3
0℃30%RHの条件に72時間放置し、同様にして粘
着力を測定したところ320gfであり、従来この種の
導電性ゲルが乾燥時には水分の蒸発により硬くなり、粘
着力が著しく上昇し(一般に500gf以上)剥離が困
難になるのに対して、粘着力の変化が少なく好ましい。
【0036】実施例10 実施例3,4,5のゲルを用いて、図3の形状の電極を
作成し、既存の市販されている電極とともに湿度変化環
境試験を行い、粘着力の変化について比較試験を行っ
た。粘着力の測定は各電極をベークライト板または上腕
部に貼り、リード線を垂直方向に50mm/minの速
度で引っ張り、応力の最大値(gf)を測定した。
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明の粘着剤ゲルはアルコキシポリエ
チレングリコールモノ(メタ)アクリレートとモノアル
コキシポリエチレングリコールを含むため高湿度でも吸
水率の急激な上昇がなくまた低湿度でも柔軟性を維持す
ることができ、また電解質を溶解する性質にも優れてい
るため広い湿度範囲で安定した粘着性及び電気伝導性を
保持することができる。従ってこのゲルを生体用電極と
して用いた場合長時間の貼付や高湿度での使用において
も安定した性能を発揮するのみならず低湿度でも高性能
を維持することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粘着剤組成物を電極に用いた例を示
し、(a)は電極の平面図、(b)は電極の側面図を示
す。
【図2】本発明の粘着剤組成物を他の電極に用いた例を
示し、(a)は電極の底面図、(b)は電極の側面図を
示す。
【図3】図1の電極のさらに別の例で、(a)は電極の
平面図、(b)は電極の側面図を示す。
【符号の説明】
1 非導電性支持部材 2 導電性物質 3 導電性高分子ゲル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 151/08 A61B 5/04 300Y 171/02 17/39 330 Fターム(参考) 4C053 BB04 BB06 BB07 BB35 BB36 DD07 JJ15 JJ23 JJ24 4C060 KK09 KK32 4J040 DF061 DN061 EE022 GA02 GA07 HA096 HA126 HB15 JA03 JB09 JB10 KA16 KA31 KA32 LA06 LA07 LA09 QA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【式1】 の化合物(式中R1は水素またはメチル基を表し、R2
    はメチル基またはエチル基を表し、nは2〜12の整数
    を表す)で表される化合物またはそれらの混合物と、部
    分的に中和されていても良い不飽和カルボン酸モノマー
    とを含む架橋共重合体と一般式(2) 【式2】 の化合物またはそれらの混合物(式中R3はメチルまた
    はエチル基を表し、mは8ないし30の整数を表す)お
    よび水によって構成されたゲルからなる粘着剤組成物。
  2. 【請求項2】 一般式(1)の化合物が平均としてn=
    4の混合物である請求項1の粘着剤組成物。
  3. 【請求項3】 不飽和カルボン酸がアクリル酸である請
    求項1の粘着剤組成物。
  4. 【請求項4】 (1)下記一般式(1) 【式1】 の化合物(式中R1は水素またはメチル基を表し、R2
    はメチル基またはエチル基を表し、nは2ないし12の
    整数を表す)で表されてなる化合物および (2)不飽和カルボン酸モノマー (3) ラジカル重合性の基を複数個含有する多官能性
    不飽和有機化合物および (4) アルカリ化合物を (5) 一般式(2) 【式2】 の化合物の混合物(式中R3はメチルまたはエチル基を
    表し、mは8ないし30の整数を表す)および (6) 水との混合物中で架橋共重合させたことを特徴
    とする粘着剤組成物の製造法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の粘着剤組成物の製造方
    法において架橋共重合する原料混合物の調合に際して一
    般式(1)の化合物、一般式(2)の化合物をアルカリ
    化合物共存条件に保持することにより一般式(1)の化
    合物中に含有される多官能性化合物である不純物の含有
    量を減少せしめ、生成する粘着剤の性能の不純物含有に
    よる影響を少なくさせたことを特徴とする粘着剤組成物
    の製造法。
  6. 【請求項6】 下記一般式(1) 【式1】 の化合物(式中R1は水素またはメチル基を表し、R2
    はメチル基またはエチル基を表し、nは2〜12の整数
    を表す)で表される化合物またはそれらの混合物と部分
    的に中和されていても良い不飽和カルボン酸モノマーと
    を含む架橋共重合体と一般式(2) 【式2】 の化合物またはそれらの混合物(式中R3はメチルまた
    はエチル基を表し、mは8ないし30の数を表す)およ
    び水によって構成されたゲルからなる粘着剤組成物に電
    解質を含有させたものと電子伝導性で外部への電気接続
    部を有する電極素子材料とからなる生体用電極。
JP2001162647A 2001-05-30 2001-05-30 粘着剤組成物、その製造法および粘着剤組成物を用いた生体用電極 Pending JP2002356661A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001162647A JP2002356661A (ja) 2001-05-30 2001-05-30 粘着剤組成物、その製造法および粘着剤組成物を用いた生体用電極

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001162647A JP2002356661A (ja) 2001-05-30 2001-05-30 粘着剤組成物、その製造法および粘着剤組成物を用いた生体用電極

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002356661A true JP2002356661A (ja) 2002-12-13

Family

ID=19005742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001162647A Pending JP2002356661A (ja) 2001-05-30 2001-05-30 粘着剤組成物、その製造法および粘着剤組成物を用いた生体用電極

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002356661A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004087228A1 (ja) * 2003-03-28 2004-10-14 Japan Science And Technology Agency 生体適合性と温度応答性を併せ持つ高分子
JP2005213455A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Nippon Koden Corp 導電性粘着剤組成物、その製造法ならびに導電性粘着剤組成物を用いた生体用電極
JP2007023112A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Nippon Soda Co Ltd 高強度の接着剤および接着強度の向上方法
JP2007530125A (ja) * 2004-03-23 2007-11-01 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 自己保管の医療用電極
WO2013099329A1 (ja) * 2011-12-28 2013-07-04 積水化成品工業株式会社 粘着性ハイドロゲル及びその用途
WO2013140734A1 (en) 2012-03-21 2013-09-26 Nihon Kohden Corporation X-ray transmissive bio-electrode
JP2014237060A (ja) * 2014-09-25 2014-12-18 日本電信電話株式会社 体表面設置型電極、生体信号の測定方法、及び生体信号測定装置
KR101478566B1 (ko) 2011-01-06 2015-01-02 세키스이가세이힝코교가부시키가이샤 점착성 하이드로겔용 조성물 및 그 용도
JP2018044147A (ja) * 2016-09-13 2018-03-22 信越化学工業株式会社 粘着剤組成物、生体電極、及び生体電極の製造方法
JP2018110845A (ja) * 2017-01-06 2018-07-19 信越化学工業株式会社 生体電極組成物、生体電極及び生体電極の製造方法
JP2021052868A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 積水化成品工業株式会社 電極パッド
CN115337442A (zh) * 2021-05-14 2022-11-15 中国科学院过程工程研究所 一种医用粘合胶及其制备方法和应用

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004087228A1 (ja) * 2003-03-28 2004-10-14 Japan Science And Technology Agency 生体適合性と温度応答性を併せ持つ高分子
JP4746984B2 (ja) * 2003-03-28 2011-08-10 独立行政法人科学技術振興機構 生体適合性と温度応答性を併せ持つ高分子
JP2005213455A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Nippon Koden Corp 導電性粘着剤組成物、その製造法ならびに導電性粘着剤組成物を用いた生体用電極
JP2007530125A (ja) * 2004-03-23 2007-11-01 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 自己保管の医療用電極
JP2007023112A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Nippon Soda Co Ltd 高強度の接着剤および接着強度の向上方法
KR101478566B1 (ko) 2011-01-06 2015-01-02 세키스이가세이힝코교가부시키가이샤 점착성 하이드로겔용 조성물 및 그 용도
US20140296418A1 (en) * 2011-12-28 2014-10-02 Sekisui Plastics Co., Ltd. Adhesive hydrogel and use thereof
CN104024361A (zh) * 2011-12-28 2014-09-03 积水化成品工业株式会社 粘合性水凝胶及其用途
TWI571270B (zh) * 2011-12-28 2017-02-21 積水化成品工業股份有限公司 黏著性水凝膠及其用途
WO2013099329A1 (ja) * 2011-12-28 2013-07-04 積水化成品工業株式会社 粘着性ハイドロゲル及びその用途
US9175195B2 (en) * 2011-12-28 2015-11-03 Sekisui Plastics Co., Ltd. Adhesive hydrogel and use thereof
JP2013185119A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Sekisui Plastics Co Ltd 粘着性ハイドロゲル及びその用途
WO2013140734A1 (en) 2012-03-21 2013-09-26 Nihon Kohden Corporation X-ray transmissive bio-electrode
JP2014237060A (ja) * 2014-09-25 2014-12-18 日本電信電話株式会社 体表面設置型電極、生体信号の測定方法、及び生体信号測定装置
JP2018044147A (ja) * 2016-09-13 2018-03-22 信越化学工業株式会社 粘着剤組成物、生体電極、及び生体電極の製造方法
US10844257B2 (en) 2016-09-13 2020-11-24 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Adhesive composition, bio-electrode, and method for manufacturing a bio-electrode
JP2018110845A (ja) * 2017-01-06 2018-07-19 信越化学工業株式会社 生体電極組成物、生体電極及び生体電極の製造方法
US11357970B2 (en) 2017-01-06 2022-06-14 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Biomedical electrode composition, biomedical electrode and method for manufacturing the biomedical electrode
JP2021052868A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 積水化成品工業株式会社 電極パッド
CN115337442A (zh) * 2021-05-14 2022-11-15 中国科学院过程工程研究所 一种医用粘合胶及其制备方法和应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8548557B2 (en) Medical electrodes
KR101134219B1 (ko) 감압 접착성 히드로겔의 제조 방법
US7540979B2 (en) Method for making a medical electrode polymer
JPH0351413B2 (ja)
JP4522405B2 (ja) ゲル粘着組成物
US5225473A (en) Pressure-sensitive adhesives
EP2163193B1 (en) Conductive compositions and method
JP2625179B2 (ja) 親水性感圧接着剤組成物および該組成物で構成された生体医学用電極
JP2002521140A (ja) 生体接着剤組成物および該組成物を含有する生体医用電極
JPH0478310B2 (ja)
JP2002515082A (ja) 双性イオン材料から作成される導電性接着剤
WO2015146840A1 (ja) 高含水粘着性ゲル、高含水粘着性ゲル製造用組成物および電極パッド
KR20060117269A (ko) 중합체 하이드로겔 조성물
JP2007503910A (ja) 生体用電極
JP2002356661A (ja) 粘着剤組成物、その製造法および粘着剤組成物を用いた生体用電極
JP2005213455A (ja) 導電性粘着剤組成物、その製造法ならびに導電性粘着剤組成物を用いた生体用電極
JPH0228978B2 (ja)
KR101792610B1 (ko) 전도성 하이드로겔을 이용한 생체 전기적 신호 측정방법
JPH11290286A (ja) 導電性高分子ゲル、その製造法および用途
JPH1095962A (ja) 導電性粘着剤組成物および該組成物から得られる導電性粘着パッド、並びにそれを用いた医療用電極
DE19732664B4 (de) Verfahren zur Herstellung eines als Haftkleber geeigneten Hydrogels, Hydrogel und dessen Verwendung
JP2803886B2 (ja) 導電性ゲルおよびこれを用いた電極用パッド
JP2021052868A (ja) 電極パッド
JPS6330010B2 (ja)
JPS6211432A (ja) 医療用粘着電極

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060926

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070206