JP2002355176A - 飲料抽出装置 - Google Patents

飲料抽出装置

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JP2002355176A
JP2002355176A JP2001167716A JP2001167716A JP2002355176A JP 2002355176 A JP2002355176 A JP 2002355176A JP 2001167716 A JP2001167716 A JP 2001167716A JP 2001167716 A JP2001167716 A JP 2001167716A JP 2002355176 A JP2002355176 A JP 2002355176A
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flow
beverage
hot water
pistons
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Takashi Nagasawa
孝志 長澤
Takao Matsuo
隆生 松尾
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Sanden Corp
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 泡を多く含む飲料と、泡の少ない飲料とを一
台の装置で抽出することのできる自動販売機の飲料抽出
装置を提供する。 【解決手段】 上側ピストン2の端面及び下側ピストン
3の端面に互いに流通抵抗の異なる流通口2a,3aを
設け、上側ピストン2から下側ピストン3に湯及び飲料
を流通させる第1の流路4と、その反対方向に流通させ
る第2の流路5とを切換可能に備えているので、各流路
4,5を切換えることにより、一台の抽出装置によって
エスプレッソ・コーヒーとレギュラー・コーヒーの何れ
の飲料も抽出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コーヒー粉等の原
料から飲料を抽出し、カップに注入して販売する自動販
売機の飲料抽出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の飲料抽出装置として、例
えば特公昭50−38994号公報に記載されているよ
うに、上端及び下端を開口した抽出シリンダと、抽出シ
リンダの上端側及び下端側にそれぞれ挿入される上側及
び下側ピストンとを備え、抽出シリンダ内にそれぞれ挿
入した各ピストンの間に原料を介在させ、上側ピストン
の端面から原料に湯を吐出し、原料から抽出された飲料
を下側ピストンの端面から流出させるようにしたものが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記飲料抽出装置で
は、抽出シリンダに挿入した各ピストンによって抽出シ
リンダ内を密閉して高圧にすることができるため、いわ
ゆるエスプレッソ・コーヒー等のように高い圧力で抽出
した泡の多い飲料を抽出する場合に適している。
【0004】しかしながら、このような構造は、レギュ
ラー・コーヒー等のように低い圧力で抽出した泡の少な
い飲料を抽出する場合には適しておらず、エスプレッソ
・コーヒーとレギュラー・コーヒーの両方を抽出するこ
とはできなかった。
【0005】また、前記飲料抽出装置では、各ピストン
の端面にそれぞれ湯または飲料を流通する複数の孔を設
けているが、飲料吸収側のピストンの端面には原料滓が
付着することから、目詰まりを防止するため定期的な洗
浄が必要となる。この場合、洗浄運転を選択すると、各
ピストン間に原料を供給しない状態で一方のピストンか
ら湯を吐出し、他方のピストンの端面に付着した原料滓
を洗い流すようにしている。
【0006】しかしながら、飲料流出の孔は飲料を濾過
する関係上、微細な大きさに形成されているため、この
孔よりも大きな原料滓が残留し、目詰まり等の原因にな
る原料滓を洗浄によって完全に除去することができない
という問題点があった。
【0007】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、高い圧力で抽出した
泡の多い飲料と、低い圧力で抽出した泡の少ない飲料と
を一台の装置で抽出することのできる自動販売機の飲料
抽出装置を提供することにある。また、他の目的とする
ところは、前記目的に加え、洗浄時にピストンの端面か
ら原料滓を確実に除去することのできる飲料抽出装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、上端及び下端を開口した抽
出シリンダと、抽出シリンダの上端側及び下端側にそれ
ぞれ挿入される上下一対のピストンとを備え、抽出シリ
ンダ内にそれぞれ挿入した各ピストンの間に原料を介在
させ、一方のピストンの端面から原料に湯を吐出し、原
料から抽出された飲料を他方のピストンの端面から流出
させるようにした飲料抽出装置において、前記各ピスト
ンの端面にそれぞれ設けられる湯または飲料の流通口を
一方のピストンでは流通抵抗が大きく、他方のピストン
では流通抵抗が小さくなるように形成し、所定種類の飲
料を抽出する際は、各ピストン間に流通口の流通抵抗が
大きい方のピストンから湯を吐出して流通口の流通抵抗
が小さい方のピストンから原料を流出させる第1の流路
と、他の種類の飲料を抽出する際は、各ピストン間に流
通口の流通抵抗が小さい方のピストンから湯を吐出して
流通口の流通抵抗が大きい方のピストンから原料を流出
させる第2の流路と、各流路を切換える流路切換手段と
を備えている。
【0009】これにより、所定種類の飲料を抽出する際
は、第1の流路により、流通口の流通抵抗が大きい方の
ピストンから湯が吐出し、流通口の流通抵抗が小さい方
のピストンから原料が流出することから、抽出時の各ピ
ストン間の圧力が高くなり、泡を多く含む飲料が抽出さ
れる。
【0010】また、他の種類の飲料を抽出する際は、第
2の流路により、流通口の流通抵抗が小さい方のピスト
ンから湯が吐出し、流通口の流通抵抗が大きい方のピス
トンから原料が流出することから、抽出時の各ピストン
間の圧力が低くなり、泡の少ない飲料が抽出される。
【0011】また、請求項2では、上端及び下端を開口
した抽出シリンダと、抽出シリンダの上端側及び下端側
にそれぞれ挿入される上下一対のピストンとを備え、抽
出シリンダ内にそれぞれ挿入した各ピストンの間に原料
を介在させ、一方のピストンの端面から原料に湯を吐出
し、原料から抽出された飲料を他方のピストンの端面か
ら流出させるようにした飲料抽出装置において、前記各
ピストンの端面にそれぞれ設けられる湯または飲料の流
通口を一方のピストンでは開口部が大きく、他方のピス
トンでは開口部が小さくなるように形成し、飲料を抽出
する際は、各ピストン間に流通口の開口部が大きい方の
ピストンから湯を吐出して流通口の開口部が小さい方の
ピストンから原料を流出させる第1の流路と、各ピスト
ン間を洗浄する際は、各ピストン間に流通口の開口部が
小さい方のピストンから湯を吐出して流通口の開口部が
大きい方のピストンから流出させる第2の流路と、各流
路を切換える流路切換手段とを備えている。
【0012】これにより、飲料を抽出する際は、第1の
流路により、流通口の開口部が大きい方のピストンから
湯が吐出し、流通口の開口部が小さい方のピストンから
原料が流出する。
【0013】また、各ピストン間を洗浄する際は、第2
の流路により、流通口の開口部が小さい方のピストンか
ら湯が吐出し、流通口の開口部が大きい方のピストンか
ら流出することから、開口部の小さいピストンの流通口
を通過しない原料滓も開口部の大きいピストンの流通口
を通って流出する。
【0014】また、請求項3では、上端及び下端を開口
した抽出シリンダと、抽出シリンダの上端側及び下端側
にそれぞれ挿入される上下一対のピストンとを備え、抽
出シリンダ内にそれぞれ挿入した各ピストンの間に原料
を介在させ、一方のピストンの端面から原料に湯を吐出
し、原料から抽出された飲料を他方のピストンの端面か
ら流出させるようにした飲料抽出装置において、前記各
ピストンの端面にそれぞれ設けられる湯または飲料の流
通口を一方のピストンでは流通抵抗及び開口部が大き
く、他方のピストンでは流通抵抗及び開口部が小さくな
るように形成し、所定種類の飲料を抽出する際は、各ピ
ストン間に流通口の流通抵抗が大きい方のピストンから
湯を吐出して流通口の流通抵抗が小さい方のピストンか
ら原料を流出させる第1の流路と、他の種類の飲料を抽
出する際は、各ピストン間に流通口の流通抵抗が小さい
方のピストンから湯を吐出して流通口の流通抵抗が大き
い方のピストンから原料を流出させる第2の流路と、各
ピストン間を洗浄する際は、各ピストン間に流通口の開
口部が小さい方のピストンから湯を吐出して流通口の開
口部が大きい方のピストンから流出させる第3の流路
と、各流路を切換える流路切換手段とを備えている。
【0015】これにより、所定種類の飲料を抽出する際
は、第1の流路により、流通口の流通抵抗が大きい方の
ピストンから湯が吐出し、流通口の流通抵抗が小さい方
のピストンから原料が流出することから、抽出時の各ピ
ストン間の圧力が高くなり、泡を多く含む飲料が抽出さ
れる。
【0016】また、他の種類の飲料を抽出する際は、第
2の流路により、流通口の流通抵抗及び開口部が小さい
方のピストンから湯が吐出し、流通口の流通抵抗及び開
口部が大きい方のピストンから原料が流出することか
ら、抽出時の各ピストン間の圧力が低くなり、泡の少な
い飲料が抽出される。
【0017】更に、各ピストン間を洗浄する際は、第2
の流路により、流通口の開口部が小さい方のピストンか
ら湯が吐出し、流通口の開口部が大きい方のピストンか
ら流出することから、開口部の小さいピストンの流通口
を通過しない原料滓も開口部の大きいピストンの流通口
を通って流出する。
【0018】
【発明の実施の形態】図1乃至図4は本発明の第1の実
施形態を示すもので、図1及び図2は飲料抽出装置の概
略構成図、図3及び図4はその動作説明図である。
【0019】この飲料抽出装置は、コーヒー粉等の原料
Aから飲料を抽出するものであり、上端及び下端を開口
した抽出シリンダ1と、抽出シリンダ1に上方から挿入
される上側ピストン2と、抽出シリンダ1に下方から挿
入される下側ピストン3と、湯を上側ピストン2から下
側ピストン3側へ吐出させる第1の流路4と、湯を下側
ピストン3から上側ピストン2側へ吐出させる第2の流
路5と、各流路4,5に湯を送出するポンプ6とを備え
ている。
【0020】抽出シリンダ1は、上下方向に延びる円筒
状に形成され、図示しない装置本体の上下方向所定位置
に配置されている。
【0021】上側ピストン2は、図示しない駆動機構に
よって上下方向に移動するようになっており、その内部
は湯または抽出飲料を流通可能な中空状に形成されてい
る。上側ピストン2の下端面には湯または抽出飲料を流
通する多数の流通口2aが設けられ、各流通口2aはそ
れぞれ下側ピストン3の流通口3aよりも大きく形成さ
れている。
【0022】下側ピストン3は、図示しない駆動機構に
よって上下方向に移動するようになっており、その内部
は湯または抽出飲料を流通可能な中空状に形成されてい
る。下側ピストン3の下端面には湯または抽出飲料を流
通する多数の流通口3aが設けられ、各流通口3aはそ
れぞれ上側ピストン2の流通口2aよりも小さく形成さ
れている。即ち、下側ピストン3の各流通口3aは全体
として上側ピストン2の各流通口2aよりも流通抵抗が
大きくなるように形成されている。
【0023】第1の流路4は、ポンプ6と上側ピストン
2とを第1の三方弁7を介して接続する上流側管路4a
と、下側ピストン3と飲料吐出管8とを第2の三方弁9
を介して接続する下流側管路4bとからなる。
【0024】第2の流路5は、ポンプ6と下側ピストン
3とを第2の三方弁9を介して接続する上流側管路5a
と、上側ピストン2と飲料吐出管8とを第1の三方弁7
を介して接続する下流側管路5bとからなり、上流側管
路5aには開閉弁5cを有する排出管5dが接続されて
いる。尚、排出管5dは、通常は開閉弁5cによって閉
じられている。
【0025】ポンプ6は電磁ポンプ等の周知の構造から
なり、上方のタンク6aに貯溜された湯を各流路4,5
側に吐出するようになっている。尚、タンク6aはポン
プ6の下流側に設置するようにしてもよい。
【0026】前記飲料抽出装置は、エスプレッソ・コー
ヒー及びレギュラー・コーヒーを販売する飲料自動販売
機に搭載され、エスプレッソ・コーヒーが選択された場
合は第1の流路4によって飲料を抽出し、レギュラー・
コーヒーが選択された場合には第2の流路5によって飲
料を抽出するようになっている。
【0027】以上のように構成された飲料抽出装置にお
いては、図3(a) に示すように下側ピストン3が挿入さ
れた抽出シリンダ1内に原料としてのコーヒー粉(挽き
豆)が投入されると、図3(b) に示すように抽出シリン
ダ1内に上側ピストン2が挿入される。その際、各ピス
トン2,3の一方から湯が原料Aに吐出され、原料Aか
ら抽出された飲料が各ピストン2,3の他方から流出す
るとともに、飲料吐出管8を介してカップBに注入され
る。次に、飲料の抽出が完了すると、図4(a)に示すよ
うに各ピストン2,3が抽出シリンダ1の上方に移動
し、図4(b) に示すように下側ピストン3上の原料滓
A′が排出される。
【0028】前記飲料抽出の際、エスプレッソ・コーヒ
ーが選択されている場合には、第1の三方弁7によりポ
ンプ6と上側ピストン2が連通し、第2の三方弁9によ
って下側ピストン2と飲料吐出管8が連通する(第1の
流路4)。これにより、図1に示すように湯が上側ピス
トン2から吐出し、抽出飲料が下側ピストン3から流出
する。この場合、下側ピストン3の各流通口3aは上側
ピストン2の各流通口2aよりも流通抵抗が大きくなっ
ているので、抽出時の各ピストン2,3間の圧力が高く
なり、細かい泡を多く含む飲料(エスプレッソ・コーヒ
ー)が抽出される。
【0029】また、レギュラー・コーヒーが選択されて
いる場合には、第2の三方弁9によりポンプ6と下側ピ
ストン3が連通し、第1の三方弁7によって上側ピスト
ン2と飲料吐出管8が連通する(第2の流路5)。これ
により、図2に示すように湯が下側ピストン3から吐出
し、抽出飲料が上側ピストン2から流出する。この場
合、上側ピストン2の各流通口2aは下側ピストン3の
各流通口3aよりも流通抵抗が小さくなっているので、
抽出時の各ピストン2,3間の圧力が低くなり、前記エ
スプレッソ・コーヒーよりも泡の少ない飲料(レギュラ
ー・コーヒー)が抽出される。
【0030】このように、本実施形態の飲料抽出装置に
よれば、上側ピストン2の端面及び下側ピストン3の端
面に互いに流通抵抗の異なる流通口2a,3aを設け、
上側ピストン2から下側ピストン3に湯及び飲料を流通
させる第1の流路4と、その反対方向に流通させる第2
の流路5とを切換可能に備えているので、各流路4,5
を切換えることにより、一台の抽出装置によってエスプ
レッソ・コーヒーとレギュラー・コーヒーの何れの飲料
も抽出することができ、他種類の飲料の販売が要求され
る飲料自動販売機に極めて有利である。
【0031】尚、前記実施形態では、各流通口2a,3
aの大きさの違いによりそれぞれの流通抵抗の大きさが
異なるようにしたが、各流通口2a,3aの数の違いに
よっても流通抵抗を異なるようにすることができる。
【0032】図5及び図6は本発明の第2の実施形態を
示す飲料抽出装置の概略構成図であり、前記実施形態と
同等の構成部分には同一の符号を付して示す。
【0033】即ち、本実施形態の飲料抽出装置は、湯を
上側ピストン2から下側ピストン3へ吐出させる第1の
流路10と、湯を下側ピストン3から上側ピストン2へ
吐出させる第2の流路11とを備えている。
【0034】第1の流路10は、ポンプ6と上側ピスト
ン2とを第1の三方弁12を介して接続する上流側管路
10aと、下側ピストン3と飲料吐出管8とを第2の三
方弁13を介して接続する下流側管路10bとからな
る。
【0035】第2の流路11は、ポンプ6と下側ピスト
ン3とを第2の三方弁13を介して接続する上流側管路
11aと、上側ピストン2に第1の三方弁12を介して
接続された排出管路11bとからなる。
【0036】また、本実施形態では、上側ピストン2の
各流通口2aは下側ピストン3の各流通口3aよりも開
口部(孔の径)が大きくなるように形成されている。
【0037】前記飲料抽出装置は、例えばコーヒー飲料
を販売する飲料自動販売機であって、各ピストン2,3
間の洗浄機能を備えた自動販売機に搭載され、コーヒー
飲料を抽出するときは第1の流路10によって飲料を抽
出し、洗浄運転が選択された場合は第2の流路5によっ
て各ピストン2,3間の洗浄を行うようになっている。
【0038】本実施形態の飲料抽出装置では、コーヒー
飲料を抽出するときは、第1の三方弁12によりポンプ
6と上側ピストン2が連通し、第2の三方弁13によっ
て下側ピストン2と飲料吐出管8が連通する(第1の流
路10)。これにより、図5に示すように湯が上側ピス
トン2から吐出し、抽出飲料が下側ピストン3から流出
する。
【0039】また、洗浄運転が選択された場合には、各
ピストン2,3は、抽出シリンダ1内に原料が投入され
ない状態でそれぞれ挿入される。そして、第2の三方弁
13によりポンプ6と下側ピストン3が連通し、第1の
三方弁12によって上側ピストン2と飲料吐出管8が連
通する(第2の流路11)。これにより、図6に示すよ
うに湯が下側ピストン3から各ピストン2,3間に吐出
し、上側ピストン2から流出する。この場合、上側ピス
トン2の各流通口2aは下側ピストン3の各流通口3a
よりも大きく形成されているので、下側ピストン3の各
流通口3aを通過せずに残留していた原料滓も上側ピス
トン2の各流通口2aを通り、排出管路11bを介して
外部に排出される。
【0040】このように、本実施形態の飲料抽出装置に
よれば、洗浄運転を行う際、小さい流通口3aを有する
下側ピストン3から大きい流通口2aを有する上側ピス
トン2へ洗浄用の湯を吐出させるようにしたので、下側
ピストン3の各流通口3aを通過せずに残留していた原
料滓を上側ピストン2の各流通口2aから排出すること
ができ、目詰まり等の原因になる原料滓を確実に除去す
ることができる。
【0041】図3は本発明の第3の実施形態を示すもの
で、第1の実施形態と第2の実施形態とを組合わせたも
のである。
【0042】本実施形態では、第1の実施形態の構成に
おいて、湯を上側ピストン2から下側ピストン3へ吐出
させるとともに、下側ピストン3から第3の三方弁14
を介して排出管5dに流通させる第3の流路15を備え
ている。即ち、第3の流路15は、第2の実施形態にお
ける洗浄運転時に切換えられる。この場合、第1の実施
形態とは異なり、上側ピストン2の各流通口2aは流通
抵抗及び開口部が小さく、下側ピストン3の各流通口3
aは流通抵抗及び開口部が大きく形成されている。ま
た、第1の流路4は下側ピストン3から上側ピストン2
へ流通する流路をなし、第2の流路5は上側ピストン2
から下側ピストン3へ流通する流路をなしている。
【0043】以上の構成においては、エスプレッソ・コ
ーヒーが選択された場合は第1の流路4によって飲料が
抽出され、レギュラー・コーヒーが選択された場合には
第2の流路5によって飲料が抽出される。
【0044】また、洗浄運転が選択された場合には、図
7に示すように湯が上側ピストン2から各ピストン2,
3間に吐出され、下側ピストン3側に流通する。この場
合、下側ピストン3の各流通口3aは上側ピストン2の
各流通口2aよりも大きく形成されているので、上側ピ
ストン2の各流通口2aを通過しない原料滓も下側ピス
トン3の各流通口3aを通り、排出管5dを介して外部
に排出される。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の飲料抽
出装置によれば、一台の抽出装置により、泡を多く含む
飲料(例えばエスプレッソ・コーヒー)と、泡の少ない
飲料(例えばレギュラー・コーヒー)の何れの飲料も抽
出することができ、他種類の飲料の販売が要求される飲
料自動販売機に極めて有利である。
【0046】また、請求項2の飲料抽出装置によれば、
洗浄時に原料滓を確実に排出することができるので、原
料滓の残留による目詰まりの発生を確実に防止すること
ができる。
【0047】また、請求項3の飲料抽出装置によれば、
請求項1及び2の効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す飲料抽出装置の
概略構成図
【図2】飲料抽出装置の概略構成図
【図3】飲料抽出装置の動作説明図
【図4】飲料抽出装置の動作説明図
【図5】本発明の第2の実施形態を示す飲料抽出装置の
概略構成図
【図6】飲料抽出装置の概略構成図
【図7】本発明の第3の実施形態を示す飲料抽出装置の
概略構成図
【符号の説明】
1…抽出シリンダ、2…上側ピストン、2a…流出口、
3…下側ピストン、3a…流出口、4…第1の流路、5
…第2の流路、10…第1の流路、11…第2の流路、
15…第3の流路、A…原料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E047 AA02 BA01 EC01 EC05 EC07 EC09 3E082 AA02 AA06 BB04 CC01 DD05 FF03 FF05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端及び下端を開口した抽出シリンダ
    と、抽出シリンダの上端側及び下端側にそれぞれ挿入さ
    れる上下一対のピストンとを備え、抽出シリンダ内にそ
    れぞれ挿入した各ピストンの間に原料を介在させ、一方
    のピストンの端面から原料に湯を吐出し、原料から抽出
    された飲料を他方のピストンの端面から流出させるよう
    にした飲料抽出装置において、 前記各ピストンの端面にそれぞれ設けられる湯または飲
    料の流通口を一方のピストンでは流通抵抗が大きく、他
    方のピストンでは流通抵抗が小さくなるように形成し、 所定種類の飲料を抽出する際は、各ピストン間に流通口
    の流通抵抗が大きい方のピストンから湯を吐出して流通
    口の流通抵抗が小さい方のピストンから原料を流出させ
    る第1の流路と、 他の種類の飲料を抽出する際は、各ピストン間に流通口
    の流通抵抗が小さい方のピストンから湯を吐出して流通
    口の流通抵抗が大きい方のピストンから原料を流出させ
    る第2の流路と、 各流路を切換える流路切換手段とを備えたことを特徴と
    する飲料抽出装置。
  2. 【請求項2】 上端及び下端を開口した抽出シリンダ
    と、抽出シリンダの上端側及び下端側にそれぞれ挿入さ
    れる上下一対のピストンとを備え、抽出シリンダ内にそ
    れぞれ挿入した各ピストンの間に原料を介在させ、一方
    のピストンの端面から原料に湯を吐出し、原料から抽出
    された飲料を他方のピストンの端面から流出させるよう
    にした飲料抽出装置において、 前記各ピストンの端面にそれぞれ設けられる湯または飲
    料の流通口を一方のピストンでは開口部が大きく、他方
    のピストンでは開口部が小さくなるように形成し、 飲料を抽出する際は、各ピストン間に流通口の開口部が
    大きい方のピストンから湯を吐出して流通口の開口部が
    小さい方のピストンから原料を流出させる第1の流路
    と、 各ピストン間を洗浄する際は、各ピストン間に流通口の
    開口部が小さい方のピストンから湯を吐出して流通口の
    開口部が大きい方のピストンから流出させる第2の流路
    と、 各流路を切換える流路切換手段とを備えたことを特徴と
    する飲料抽出装置。
  3. 【請求項3】 上端及び下端を開口した抽出シリンダ
    と、抽出シリンダの上端側及び下端側にそれぞれ挿入さ
    れる上下一対のピストンとを備え、抽出シリンダ内にそ
    れぞれ挿入した各ピストンの間に原料を介在させ、一方
    のピストンの端面から原料に湯を吐出し、原料から抽出
    された飲料を他方のピストンの端面から流出させるよう
    にした飲料抽出装置において、 前記各ピストンの端面にそれぞれ設けられる湯または飲
    料の流通口を一方のピストンでは流通抵抗及び開口部が
    大きく、他方のピストンでは流通抵抗及び開口部が小さ
    くなるように形成し、 所定種類の飲料を抽出する際は、各ピストン間に流通口
    の流通抵抗が大きい方のピストンから湯を吐出して流通
    口の流通抵抗が小さい方のピストンから原料を流出させ
    る第1の流路と、 他の種類の飲料を抽出する際は、各ピストン間に流通口
    の流通抵抗が小さい方のピストンから湯を吐出して流通
    口の流通抵抗が大きい方のピストンから原料を流出させ
    る第2の流路と、 各ピストン間を洗浄する際は、各ピストン間に流通口の
    開口部が小さい方のピストンから湯を吐出して流通口の
    開口部が大きい方のピストンから流出させる第3の流路
    と、 各流路を切換える流路切換手段とを備えたことを特徴と
    する飲料抽出装置。
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