JP2002354801A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JP2002354801A
JP2002354801A JP2001158783A JP2001158783A JP2002354801A JP 2002354801 A JP2002354801 A JP 2002354801A JP 2001158783 A JP2001158783 A JP 2001158783A JP 2001158783 A JP2001158783 A JP 2001158783A JP 2002354801 A JP2002354801 A JP 2002354801A
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switching power
resistor
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Yutaka Hosoya
裕 細谷
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Sanken Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、定常時や軽負荷時など、一定電力
以下の時には動作周波数を下げ、トランス等が限界とな
るような重負荷時には動作周波数を上昇させ、小型化と
負荷効率の改善に寄与することができるスイッチング電
源装置を提供することにある。 【解決手段】 スイッチ素子Q1にハイレベルの出力パ
ルスVeが入力するとスイッチ素子Q1のソースに接続
された抵抗R17には電圧Vgが発生してトランジスタ
Q5のベースに入力され、このベース電圧が検出レベル
を超えると、トランジスタQ5がオンしてトランジスタ
Q7のベース電圧が抵抗R55を介してGNDレベルに
接地され、トランジスタQ7がオンして基準電圧Vc
c’からの電流がエミッタからコレクタと抵抗R57を
介して発振回路のコンデンサC13に充電され、コンデ
ンサC13の充電電流を増加して動作周波数を上昇す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
装置の動作周波数に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の小型化に伴い、スイッチング
電源装置の小型化が強く求められるようになってきてい
る。図4は、従来のスイッチング電源装置の一例となる
回路構成である。整流平滑回路11は、交流電源コネク
タ9からヒューズF1と保護回路R1を介してラインフ
ィルタLF1に入力された交流電源をダイオードブリッ
ジDB1により全波整流してコンデンサC3により平滑
してトランス13の1次巻線L1の一端に出力する。
【0003】トランス13の1次巻線L1の他端には、
スイッチ素子Q1のドレインが接続され、この素子Q1
のソースは抵抗R17を介して整流平滑回路11のコン
デンサC3のGND側に接続されている。このスイッチ
素子Q1が後述するコントロールIC17によりオンオ
フ制御されてスイッチ動作を行うことにより、トランス
13の1次巻線L1に蓄えられた磁気エネルギーが順次
に2次巻線L5に放出され、さらに、2次巻線L5の一
端に接続されたダイオードD1により半波整流されてコ
ンデンサC5により平滑されて出力検出回路15に入力
される。また、2次巻線L5の他端は、出力となるBL
端子に接続されている。
【0004】出力検出回路15は、軽負荷時のように、
出力電圧がR39,R37により分圧された電圧が基準
電圧よりも高くなると、その誤差信号に応じてコンパレ
ータCOMP1からロウレベルを出力してフォトカプラ
の発光ダイオードPC1aを発光させ、発光ダイオード
PC1aと一体のフォトトランジスタPC1bにフィー
ドバック信号を出力する。この信号は抵抗R21により
フィードバック信号FBに変換される。
【0005】ところで、図4に示すコントロールIC1
7には、発振用の外付け部品として抵抗R23、コンデ
ンサC13が発振回路に接続されており、トランス13
の補助巻線L3の一端に接続されたダイオードD5によ
り半波整流されてコンデンサC9により平滑された電圧
Vccが基準電源レギュレーターReg1に入力されて
いる。そして、基準電源レギュレーターReg1の出力
電圧Vcc’(例えば、5V)は、抵抗R23からコン
デンサC13を充電し、コンデンサC13の充電電圧V
aが基準電圧Vfを超えるとコンパレータCOMP3か
らハイレベルの発振パルス信号Vdをスイッチ素子Q3
に出力し、充電電圧Vaが抵抗R25とスイッチ素子Q
3のコレクタとエミッタを介して接地される。この結
果、コンデンサC13の充電電圧Vaは、図5に示すタ
イミングチャートのように、略0Vから基準電圧Vfの
範囲で発振することとなる。
【0006】そして、コンパレータCOMP3から出力
された発振パルス信号Vdは、フリップフロップFF1
のセット入力端子SとNOR1に入力される。一方、ス
イッチ素子Q1を流れる電流は抵抗R17によって電圧
信号に変換され、さらに、抵抗R19とコンデンサC1
1により積分された電流検出信号Vcが電流検出端子I
Sに入力される。また、上述したフォトカプラのフォト
トランジスタPC1bのコレクタからの出力(フィード
バック信号FB)は、コンパレータCOMP5に入力さ
れる。
【0007】ここで、軽負荷時のようにフォトカプラP
C1内を伝達される光量が最も多いときには、フォトト
ランジスタPC1bのコレクタ電圧が低下するので、コ
ンパレータCOMP5の−入力端子に入力される電圧V
bは低下している。一方、重負荷時にはフォトカプラP
C1内を伝達される光量が低下するので、コンパレータ
COMP5に入力される電圧Vbは上昇している。
【0008】スイッチング電源装置の起動時や重負荷時
には、コンパレータCOMP5の−入力端子の電圧は高
くなり、スイッチ素子Q1がオフ状態にあるとき、電流
検出端子ISにはローレベルが入力されているので、コ
ンパレータCOMP5の出力はローレベル状態である。
図5に示すように、タイミングt6からt7において、
フリップフロップFF1のセット端子に発振パルス信号
Vdが入力されると、出力QBがローレベルにセットさ
れNOR1に出力される。
【0009】この結果、タイミングt7以降では、NO
R1からハイレベルのオン信号がドライブ回路19に出
力され、さらに、ドライブ回路19からオン信号Veが
抵抗R15を介してスイッチ素子Q1に入力され、スイ
ッチ素子Q1を駆動する。そして、スイッチ素子Q1か
ら抵抗R17に流れる電流により抵抗R19を介してコ
ンデンサC11の電流検出信号Vcが上昇される。電流
検出信号Vcが電圧Vbを超えるタイミングt8では、
コンパレータCOMP5の出力はローレベルからハイレ
ベルに切り替わるので、フリップフロップFF1がリセ
ットされ、その結果、ドライブ回路19から出力されて
いたオン信号がオフされる。なお、タイミングt7〜t
8はスイッチ素子のオン期間である。一方、スイッチン
グ電源装置が軽負荷時には、コンパレータCOMP5の
−入力端子に加わる電圧Vbは0V近くになるので、タ
イミングt1〜t2において、スイッチ素子のオン期間
は、重負荷時よりも短くなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、ノー
トPC(パーソナルコンピュータ)等に設けられたCP
Uが高性能化しており、これに伴いピーク電流に対応で
きるような容量のスイッチング電源装置が求められてい
る。これに対して、上述したスイッチング電源装置で
は、動作周波数を上げるとともに、トランスや電解コン
デンサを小型化して対応しているが、動作周波数の上昇
はスイッチ素子の損失を増大させる原因となっている。
また、スイッチング電源装置の動作周波数が75KHz
以上になった場合、第2次高調波が150KHz以上に
なり、VCCI等の規制範囲に入るので、ノイズフィル
タが大きくなり、折角、トランス等を小型化しても意味
がなくなってしまう。
【0011】一方、小さなトランスを用いる場合に、起
動時等の短い時間に大きな電流が流れるモータを有する
負荷や、ノートパソコンなどの増大するピーク負荷に対
応するためには、動作周波数を上げなければならず、小
型化の妨げになっていた。また、近年のパソコンはCP
U等に電力制御機能を採用するものが充実してきている
ので、ピーク電力に対して実負荷電力が小さくなってき
ており、安全性の面からケース温度を抑えるため、実負
荷領域での効率アップを求められてきている。
【0012】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的としては、定常時や軽負荷時など、一定電力以
下の時には動作周波数を下げ、トランス等が限界となる
ような重負荷時には動作周波数を上昇させ、小型化と負
荷効率の改善に寄与することができるスイッチング電源
装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、直流電源に接続されたトラン
スの1次巻線に直列に接続したスイッチ素子と、前記ト
ランスの2次巻線に誘起された交流電力を整流平滑する
整流平滑回路と、整流平滑した出力電圧と基準信号との
誤差出力を前記トランスの1次側に帰還信号を出力する
出力検出回路と、コンデンサの充放電動作により一定振
幅の三角波信号を発生し、前記帰還信号により前記スイ
ッチ素子のオンデューティを制御する制御回路とを備え
たスイッチング電源装置において、前記スイッチ素子に
流れる電流の大きさを検出する電流検出回路を設け、該
電流検出回路の出力に応じた電流を前記コンデンサの充
電又は放電電流に重畳させて前記駆動信号の周波数を可
変することを要旨とする。
【0014】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記電流検出回路は、前記スイッチ素子に流れ
る電流の大きさが所定検出レベルを超えたときには、前
記コンデンサに流す電流を急激に増加し、前記駆動信号
の周波数を急激に上昇することを要旨とする。
【0015】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記電流検出回路は、前記スイッチ素子に流れ
る電流の大きさが所定検出レベルを超えた後に所定検出
レベルよりも低くなるときには、前記コンデンサに流す
電流を徐々に減少し、前記駆動信号の周波数を徐々に減
少することを要旨とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態に係るスイッチング電源装置の概略構成を示す図であ
る。なお、本発明の第1の実施の形態は、図4に示す従
来のスイッチング電源装置と同様の基本的構成を有して
おり、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明
を省略することとする。
【0017】本実施の形態における特徴は、コンデンサ
C13の充放電動作により一定振幅の三角波信号を発生
し、フィードバック信号によりスイッチ素子のオンデュ
ーティを制御し、さらに、スイッチ素子に流れる電流の
大きさを検出する電流検出回路21を設け、電流検出回
路21の出力に応じた電流をコンデンサ13の充電又は
放電電流に重畳させて駆動信号の周波数を可変するよう
に構成することにある。
【0018】詳しくは、図4に示す従来のスイッチング
電源装置に対して、スイッチ素子Q1のソースと抵抗R
19,R17との接続点に抵抗R51を接続し、抵抗R
51の他端子を抵抗R53によりVcc’にプルアップ
するとともにトランジスタQ5のベースに接続し、さら
に、トランジスタQ5がオンしたときにトランジスタQ
7のベース電圧をGNDレベルに接地してトランジスタ
Q7をオンさせ、Vcc’からトランジスタQ7のエミ
ッタからコレクタと抵抗R57を介して発振回路のコン
デンサC13に電流を供給することにある。
【0019】次に、図2に示すタイミングチャートを参
照して、図1に示すスイッチング電源装置の特徴的動作
を説明する。なお、図4に示す従来のスイッチング電源
装置における動作と同様の動作内容については、その説
明を省略する。
【0020】(1)電流検出回路21の動作 コントロールIC17からスイッチ素子Q1にハイレベ
ルの出力パルスVeが入力するとスイッチ素子Q1のソ
ースに接続された抵抗R17には、図2に示すように、
電圧Vgが発生して抵抗R51を介してトランジスタQ
5のベースに入力される。そして、トランジスタQ5の
ベース電圧が検出レベルを超えると、トランジスタQ5
がオンしてトランジスタQ7のベース電圧が抵抗R55
を介してGNDレベルに接地され、トランジスタQ7が
オンして基準電圧Vcc’からの電流がエミッタからコ
レクタと抵抗R57を介して発振回路のコンデンサC1
3に充電される。
【0021】(2)コンデンサC13の充電電流 タイミングt10〜t11の間では、コンデンサC13
の充電電流Iは、トランジスタQ7がオフ状態にあるの
で、基準電圧Vcc’から抵抗R23を介してコンデン
サC13に充電される電流のみである。一方、タイミン
グt11以降では、トランジスタQ7がオン状態にある
ので、コンデンサC13の充電電流Iは、基準電圧Vc
c’から抵抗R23を介してコンデンサC13に充電さ
れる電流と、電流検出回路21から抵抗R57を介して
コンデンサC13に充電される電流の和である。
【0022】(3)コンデンサC13の充電電圧 コンデンサC13にこの充電電流Iが供給される過程で
充電電圧Vaが徐々に上昇し、コンパレータCOMP3
の基準電圧Vfを超えると、コンパレータCOMP3か
らハイレベルの発振パルス信号Vdをスイッチ素子Q3
に出力し、充電電圧Vaが抵抗R25とスイッチ素子Q
3のコレクタとエミッタを介して接地される。この結
果、コンデンサC13の充電電圧Vaは、図2に示すタ
イミングチャートのように、略0Vから基準電圧Vfの
範囲で発振することとなる。
【0023】ここで、コンデンサC13の充電時間Tc
は、電流検出回路21からコンデンサC13に充電され
る電流に応じて変化する。すなわち、タイミングt10
〜t11の間では、トランジスタQ7がオフ状態にある
ので、基準電圧Vcc’から抵抗R23を介してのみコ
ンデンサC13に電流が充電され、コンデンサC13の
充電時間Tc1は長くなる。
【0024】一方、タイミングt11以降では、トラン
ジスタQ7がオン状態にあるので、電流検出回路21か
らもコンデンサC13に電流が充電され、コンデンサC
13の充電時間Tc2は短くなる。すなわち、
【数1】充電時間Tc1 > 充電時間Tc2 となる。
【0025】この結果、コンデンサC13の発振周波数
fは、電流検出回路21からコンデンサC13に充電さ
れる電流が小さければ低く、電流が大きくなれば高くな
る。従って、スイッチング電源装置の負荷が大きくなっ
た時に、急速に動作周波数を上げてトランスの飽和を防
ぐことができる。
【0026】このように、スイッチ素子Q1の負荷が一
定以下のときは動作周波数を下げ、トランスの限界が近
づいた時に、動作周波数を上げ、トランスの限界を高め
ているので、例えば伝導ノイズをVCCI等の規制範囲
からずらしたり、軽負荷効率の改善に寄与することがで
きる。この結果、小型化と負荷効率の改善とをわずかな
部品の追加で達成することができる。
【0027】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態に係るスイッチング電源装置は、第1の実施の形
態において用いられた概略構成を示す図と同様である。
なお、本発明の第2の実施の形態では、図1に示すスイ
ッチング電源装置の電流検出回路21に用いる抵抗R5
5とコンデンサC21による時定数τを後述するように
して設定したものである。
【0028】次に、図3に示すタイミングチャートを参
照して、図1に示すスイッチング電源装置の特徴的動作
を説明する。 (1)電流検出回路21の動作 コントロールIC17からスイッチ素子Q1にハイレベ
ルの出力パルスVeが入力するとスイッチ素子Q1のソ
ースに接続された抵抗R17には、図3に示すように、
電圧Vgが発生して抵抗R51を介してトランジスタQ
5のベースに入力される。
【0029】そして、図3に示すように、トランジスタ
Q5のベース電圧が検出レベルを超えると、トランジス
タQ5がオンしてトランジスタQ7のベース電圧が抵抗
R55を介してGNDレベルに接地され、例えば、タイ
ミングt21のように、トランジスタQ5のコレクタ電
圧Vhが急激に略0Vになる。このとき、トランジスタ
Q7が急激にオンして基準電圧Vcc’からの電流がエ
ミッタからコレクタと抵抗R57を介して発振回路のコ
ンデンサC13に充電される。
【0030】また、タイミングt22〜t23では、ト
ランジスタQ5のベース電圧が検出レベル未満のため、
トランジスタQ5がオフしており、トランジスタQ7の
ベース電圧は抵抗R55とコンデンサC21による時定
数τに応じて徐々に増加する。なお、抵抗R55とコン
デンサC21による時定数τは、
【数2】τ=(C21)*(R55) > Tc1 とする。
【0031】(2)コンデンサC13の充電電流 タイミングt20〜t21の間では、コンデンサC13
の充電電流Iは、トランジスタQ7がオフ状態にあるの
で、基準電圧Vcc’から抵抗R23を介してコンデン
サC13に充電される電流のみである。タイミングt2
1〜t22の間では、トランジスタQ7がオン状態にあ
るので、コンデンサC13の充電電流Iは、基準電圧V
cc’から抵抗R23を介してコンデンサC13に充電
される電流と、電流検出回路21から抵抗R57を介し
てコンデンサC13に充電される電流の和である。
【0032】タイミングt22〜t23の間では、トラ
ンジスタQ7がオン状態〜オフ状態に移行する過渡状態
にあるので、コンデンサC13の充電電流Iは、基準電
圧Vcc’から抵抗R23を介してコンデンサC13に
充電される電流と、電流検出回路21から抵抗R57を
介してコンデンサC13に充電される電流の和であり、
タイミングt22からt23に移行する過程で徐々に減
少する。
【0033】(3)コンデンサC13の充電電圧 コンデンサC13にこの充電電流Iが供給される過程で
充電電圧Vaが徐々に上昇し、コンパレータCOMP3
の基準電圧Vfを超えると、コンパレータCOMP3か
らハイレベルの発振パルス信号Vdをスイッチ素子Q3
に出力し、充電電圧Vaが抵抗R25とスイッチ素子Q
3のコレクタとエミッタを介して接地される。この結
果、コンデンサC13の充電電圧Vaは、図3に示すタ
イミングチャートのように、略0Vから基準電圧Vfの
範囲で発振することとなる。
【0034】ここで、コンデンサC13の充電時間Tc
は、電流検出回路21からコンデンサC13に充電され
る電流に応じて変化する。すなわち、タイミングt20
〜t21の間では、トランジスタQ7がオフ状態にある
ので、基準電圧Vcc’から抵抗R23を介してのみコ
ンデンサC13に電流が充電され、コンデンサC13の
充電時間Tc21は長くなる。
【0035】タイミングt21〜t22の間では、トラ
ンジスタQ7がオン状態にあるので、電流検出回路21
からもコンデンサC13に電流が充電され、コンデンサ
C13の充電時間Tc22は最も短くなる。タイミング
t22〜t23の間では、トランジスタQ7がオン状態
にあるので、電流検出回路21からもコンデンサC13
に電流が徐々に減少して充電され、コンデンサC13の
充電時間Tc22は徐々に長くなる。
【0036】すなわち、
【数3】充電時間Tc21 > 充電時間Tc23 >
充電時間Tc22 となる。
【0037】この結果、コンデンサC13の発振周波数
fは、スイッチ素子Q1のソース電圧Vgが電流検出回
路21の検出レベルを超えると急激に上昇し、ソース電
圧Vgが検出レベルを超えた後にこの検出レベル未満に
なると徐々に低下するようになる。従って、スイッチン
グ電源装置の負荷が大きくなった時に、急速に動作周波
数を上げてトランスの飽和を防ぐことができる。負荷が
減る時には徐々に周波数を下げることによって、乱調を
起こりにくくする。
【0038】このように、スイッチ素子Q1の負荷が一
定以下のときは周波数を下げ、トランスの限界が近づい
た時に、動作周波数を上げ、トランスの限界を高めてい
るので、例えば伝導ノイズをVCCI等の規制範囲から
ずらしたり、軽負荷効率の改善に寄与することができ
る。この結果、小型化と負荷効率の改善とをわずかな部
品の追加で達成することができる。
【0039】なお、本発明の実施の形態においては、コ
ンデンサC13の充電電流を変えて周波数を可変させて
いるが、コンデンサC13の放電電流を変えて周波数を
可変させるようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、スイッチ素子の負荷が
一定以下のときは周波数を下げ、トランスの限界が近づ
いた時に、動作周波数を上げ、トランスの限界を高めて
いるので、例えば伝導ノイズをVCCI等の規制範囲か
らずらしたり、軽負荷効率の改善に寄与することができ
る。この結果、小型化と負荷効率の改善とをわずかな部
品の追加で達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るスイッチング
電源装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るスイッチング
電源装置の特徴的動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るスイッチング
電源装置の特徴的動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図4】従来のスイッチング電源装置の概略構成を示す
図である。
【図5】従来のスイッチング電源装置の概略構成の特徴
的動作を説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
11 整流平滑回路 13 トランス 15 出力検出回路 17 コントロールIC 21 電流検出回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源に接続されたトランスの1次巻
    線に直列に接続したスイッチ素子と、 前記トランスの2次巻線に誘起された交流電力を整流平
    滑する整流平滑回路と、 整流平滑した出力電圧と基準信号との誤差出力を前記ト
    ランスの1次側に帰還信号を出力する出力検出回路と、 コンデンサの充放電動作により一定振幅の三角波信号を
    発生し、前記帰還信号により前記スイッチ素子のオンデ
    ューティを制御する制御回路とを備えたスイッチング電
    源装置において、 前記スイッチ素子に流れる電流の大きさを検出する電流
    検出回路を設け、 該電流検出回路の出力に応じた電流を前記コンデンサの
    充電又は放電電流に重畳させて前記駆動信号の周波数を
    可変することを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 【請求項2】 前記電流検出回路は、 前記スイッチ素子に流れる電流の大きさが所定検出レベ
    ルを超えたときには、前記コンデンサに流す電流を急激
    に増加し、前記駆動信号の周波数を急激に上昇すること
    を特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
  3. 【請求項3】 前記電流検出回路は、 前記スイッチ素子に流れる電流の大きさが所定検出レベ
    ルを超えた後に所定検出レベルよりも低くなるときに
    は、前記コンデンサに流す電流を徐々に減少し、前記駆
    動信号の周波数を徐々に減少することを特徴とする請求
    項1記載のスイッチング電源装置。
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