JP2002353699A - 電子部品実装装置における生産用データ作成装置および生産用データ作成方法 - Google Patents
電子部品実装装置における生産用データ作成装置および生産用データ作成方法Info
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Abstract
できる電子部品実装装置における生産用データ作成装置
および生産用データ作成方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 部品供給部から複数の吸着ノズルを備え
た移載ヘッドにより電子部品をピックアップして基板に
実装するための、ノズル配置データを含む生産用データ
を作成する生産用データ作成において、ノズル配置デー
タのパターンを記憶させておき、移載ヘッドによる実装
動作の最適化を目的とした最適化演算を行う際に、記憶
されたパターンを読み出して新たな生産用データを作成
するための最適化演算の前提条件にデータ転用する。こ
れにより、その都度データ入力する必要がなく生産用デ
ータ作成作業を効率化できるとともに、配置換え作業を
極力少なくした上で、実装動作の最適化を行うことがで
きる。
Description
においてパーツフィーダの部品供給部における配置を示
すフィーダ配置データを含む生産用データ作成する電子
部品実装装置における生産用データ作成装置および生産
用データ作成方法に関するものである。
装装置は一般に汎用型であり、同一の実装装置を多種類
の基板の生産に使用できるようになっている。基板の品
種が切り換えられる際には、各基板について与えられる
実装データ、すなわち部品データや実装座標データに基
づいて、各実装装置固有の生産用データが作成される。
この生産用データは、生産対象として指定された実装基
板を当該実装装置によって生産するためのデータであ
り、部品供給部におけるパーツフィーダの配置や、移載
ヘッドに装着される吸着ノズルの配置、これらの吸着ノ
ズルによって部品供給部から電子部品をピックアップす
る際の順序を示す実装シーケンスデータなどが含まれ
る。
装される電子部品の種類や数量を生産対象の基板に応じ
て取りそろえるのみならず、部品供給部における各テー
プフィーダの配列位置や、移載ヘッドにおける吸着ノズ
ルの配列位置を適切に設定することが重要である。すな
わち、実装される電子部品を移載ヘッドによって対象基
板の所定の実装点に実装する実装作業において、移載ヘ
ッドの動作が最も無駄なく行え、かつ部品補給の回数が
最小となるように、パーツフィーダの位置や数量を決定
するフィーダ配置の最適化、吸着ノズルの位置や数量を
決定するノズル配置の最適化、さらには部品吸着順序や
搭載順序を規定する実装シーケンスの最適化が行われ
る。このような生産用データの最適化は多くの制約条件
下で最適解を求める複雑な演算を必要とするため、一般
に専用の演算ソフトウェアを用いた生産用データ作成装
置によって行われる場合が多い。
最適化演算の結果としてなされるべきものであるが、実
用上ではフィーダの配置換え作業を極力少なくすること
を目的として、既存の配置を全面的若しくは部分的に流
用する場合が多い。すなわちこの場合には、既存のフィ
ーダ配置データが最適化に際して予め与えられる前提条
件として用いられる。そしてこの前提条件下で、ノズル
配置や実装シーケンスの最適化が行われる。
産用データ作成装置においては、既存のフィーダ配置を
流用する場合においても個々のフィーダ位置の指定をそ
の都度入力して行う必要があった。このフィーダ位置の
指定は、フィーダテーブルの各番地に電子部品の種類に
対応したフィーダを個別に割り付けるものであり、作業
者が各種のデータを参照しながら操作画面上で所要のデ
ータを入力することにより行われる。この入力作業は多
大な労力を要する煩雑な作業であり、従来の電子部品実
装装置における生産用データ作成には、このような入力
作業をその都度行う必要があることから、効率的なデー
タ作成が困難であるという問題点があった。
率よく作成することができる電子部品実装装置における
生産用データ作成装置および生産用データ作成方法を提
供することを目的とする。
実装装置における生産用データ作成装置は、電子部品を
供給するパーツフィーダが複数基配列された部品供給部
から移載ヘッドにより電子部品をピックアップして基板
に実装する電子部品実装装置において、前記パーツフィ
ーダの部品供給部における配置を示すフィーダ配置デー
タを含み前記電子部品実装装置において移載ヘッドに実
装動作を行わせるために必要な生産用データを作成する
電子部品実装装置における生産用データ作成装置であっ
て、前記生産用データを記憶する生産用データ記憶部
と、前記移載ヘッドによる実装動作の最適化を目的とし
た最適化演算を行う最適化演算手段と、最適化演算の前
提条件を設定する条件設定手段と、生産用データ記憶部
に記憶された既存のフィーダ配置データを読み出して新
たな生産用データを作成するための最適化演算の条件に
転用するデータ転用手段と、前記データ転用操作の案内
画面を表示する表示手段と、前記案内画面上で操作指令
を入力する入力手段とを備えた。
生産用データ作成方法は、電子部品を供給するパーツフ
ィーダが複数基配列された部品供給部から移載ヘッドに
より電子部品をピックアップして基板に実装する電子部
品実装装置において、前記パーツフィーダの部品供給部
における配置を示すフィーダ配置データを含み前記電子
部品実装装置において実装動作を行わせるために必要な
生産用データを作成する電子部品実装装置における生産
用データ作成方法であって、前記生産用データを生産用
データ記憶部に記憶させておき、前記移載ヘッドによる
実装動作の最適化を目的とした最適化演算を行う際に、
前記生産用データ記憶部に記憶された既存のフィーダ配
置データを読み出して新たな生産用データを作成するた
めの最適化演算の前提条件にデータ転用する。
生産用データ作成方法は、請求項2記載の電子部品実装
装置における生産用データ作成方法であって、前記デー
タ転用において、既存フィーダ配置データにおいてパー
ツフィーダが配置されていない空位置へのパーツフィー
ダの追加配置を許容する。
憶された既存のフィーダ配置データを読み出して新たな
生産用データを作成するための最適化演算の前提条件に
データ転用することにより、その都度データ入力する必
要がなく生産用データ作成作業を効率化できるととも
に、既存のフィーダ配置を流用して配置換え作業を極力
少なくした上で、実装動作の最適化を行うことができ
る。
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子
部品実装装置の平面図、図2は本発明の一実施の形態の
電子部品実装装置の移載ヘッドの構成図、図3は本発明
の一実施の形態のフィーダ配置データを示す図、図4は
本発明の一実施の形態のノズル配置データを示す図、図
5は本発明の一実施の形態の生産用データ作成装置の構
成を示すブロック図、図6は本発明の一実施の形態の生
産用データ作成処理のフロー図、図7は本発明の一実施
の形態の生産用データ作成装置の表示画面を示す図、図
8、図9、図10は本発明の一実施の形態の電子部品実
装装置におけるフィーダ配置例を示す図、図11、図1
2、図13は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置
におけるノズル配置例を示す図である。
いて説明する。図1において電子部品実装装置1には搬
送路2が配設されている。搬送路2は基板3を搬送し電
子部品の実装位置に位置決めする。搬送路2の手前側に
は部品供給部4が配置されており、部品供給部4には多
数のパーツフィーダ5が並設されている。パーツフィー
ダ5は、テープに保持された電子部品を収納し、このテ
ープをピッチ送りすることにより電子部品を供給するテ
ープフィーダや、スティック内に収納された電子部品を
振動によって供給する振動フィーダなど複数種類のフィ
ーダを含んでいる。
設されており、移載ヘッド6は図示しないヘッド移動機
構によって移動し、パーツフィーダ5のピックアップ位
置5aから電子部品をピックアップする。搬送路2と部
品供給部4との間には、電子部品認識用のカメラ7が配
設されている。電子部品を保持した移載ヘッド6は部品
供給部4からカメラ7上に移動し、ここで電子部品の認
識が行われる。この後移載ヘッド6は基板3上へ移動
し、電子部品を基板3に実装する。
(a)に示すように、移載ヘッド6はマルチ型の移載ヘ
ッドであり、下部に設けられたノズル装着部6aには複
数の吸着ノズル8が着脱自在に装着されている。各吸着
ノズル8は、モータ6bによってそれぞれのノズル軸廻
りに回転するようになっている。図2(b)に示すよう
に、1つの移載ヘッド6には同心円上の等配位置に6個
の吸着ノズル8が装着され、隣接する2つの吸着ノズル
8間の間隔は、図1に示すパーツフィーダ5の配列ピッ
チPに等しく設定されている。さらに、対向位置にある
2つの吸着ノズル8間の間隔は、前記配列ピッチPの2
倍となっている。
にアクセスして電子部品をピックアップする際に、隣接
位置に配置された2つのパーツフィーダ5、さらには1
つ飛びに配置された2つのパーツフィーダ5から、同一
吸着動作において同時に2つの電子部品をピックアップ
することが可能となっている。
によって形状寸法が異なる場合にあってもそれぞれ装着
互換性を有しており、同一の移載ヘッド6に同時に装着
される吸着ノズル8の種類や数量は、生産対象の基板に
応じて任意に設定可能となっている。後述する生産用デ
ータ作成時には、移載ヘッド6における吸着ノズル8の
種類・数量や配置を示すノズル配置データが、生産対象
基板に対応して与えられる実装データに基づいて作成さ
れる。このとき部品供給部4におけるパーツフィーダ5
の配置との関連が勘案される。
板を生産するために作成される生産用データについて説
明する。実装基板の生産に際しては、先ずどのような種
類の電子部品が基板のどの位置に搭載されるかという生
産対象物についての設計情報が実装データとして与えら
れる。そしてこの実装基板の生産に使用する設備情報と
して、装置データが与えられる。この装置データによっ
て、基板を位置決めする実装ステージ、実装される電子
部品を供給するフィーダテーブルなどの配置データや、
電子部品をフィーダテーブル上に配置されたパーツフィ
ーダから取り出して実装ステージの基板まで移送し搭載
する移載ヘッドの構成などが与えられる。
組み合わせることにより、生産用データが作成される。
すなわち、生産用データが作成されることにより、フィ
ーダテーブルにおけるパーツフィーダなどの種類・数量
や配置、移載ヘッドに装着される吸着ノズルの種類・数
量や配置、これらの吸着ノズルによって電子部品をパー
ツフィーダから吸着して基板へ搭載する際の吸着順序や
搭載順序を示す実装シーケンスデータが作成され、これ
らのデータに基づいて電子部品実装装置が稼働すること
により、設計情報によって指示された通りの実装基板が
生産される。
移載ヘッドによる電子部品の取り出しや基板への移送搭
載の作業効率が、与えられた条件下で極大となるよう最
適化がなされる。すなわち、同一の実装データに基づい
て実装基板を生産する場合においても、フィーダ配置や
ノズル配置、実装シーケンスの設定が不適当である場合
には、移載ヘッドは不要な移動を反復し同一数量の電子
部品を基板に実装するのに要する時間が遅延して実装効
率が低下する。このため移載ヘッドによる実装動作に要
する時間がトータルとして最も短縮されるようなフィー
ダ配置やノズル配置、実装シーケンスが演算により求め
られる。
項目を可変のパラメータとし、あらゆる組み合わせの中
から最適な条件の組み合わせを取り出すことが極大効率
を追求する上での理想ではあるが、実際上はこのような
理想的な最適化はかえって全体作業効率を低下させる場
合がある。
類の実装基板を対象として汎用的に使用される場合が多
く、基板品種が切り換えられる度に段取り替え作業を必
要とする。この段取り替え作業においては、単に操作盤
面上での作業のみならず、パーツフィーダや吸着ノズル
の交換や配置換えなどの実作業が伴うため、全体作業効
率を判断する上では単に実装効率のみならず段取り替え
作業を含めた全体作業効率で判断する必要がある。
フィーダ配置やノズル配置の変更を伴うような段取り替
えを極力少なくすることが望まれる。このため、前述の
最適化演算においては、既存のフィーダ配置やノズル配
置を全面的に若しくは部分的に固定し、これらの条件を
最適化演算における固定条件(前提条件)として用いる
ことが望ましい。最適化演算に際してこのような固定条
件の設定を行うことにより、段取り替えに伴うパーツフ
ィーダやノズルの着脱・位置変更など手間と時間を要す
る作業を極力少なくすることができ、全体作業効率を向
上させることができる。
部4におけるフィーダ配置を決定するフィーダ配置デー
タについて説明する。生産対象の基板品種が切り替えら
れると、部品供給部4においてはパーツフィーダ5の配
置を当該基板品種に対応して変更するフィーダ配置替え
が行われる。すなわち当該基板の生産に必要な種類と数
量の電子部品を供給するために、これらの種類の電子部
品を供給するパーツフィーダ5を必要数だけ配置する。
れる電子部品に対応した種類と数量のテープフィーダを
揃えるのみならず、これらのパーツフィーダ5の部品供
給部4における配列をも適切に決定する必要がある。実
装作業においては、移載ヘッドが部品供給部4と基板3
の間を往復してこれらのパーツフィーダ5から電子部品
をピックアップして基板3に移送搭載する実装動作が高
頻度で反復されるため、部品供給部4におけるパーツフ
ィーダ5の配置が実装シーケンスと適切にマッチしたも
のとなっているか否かによって、移載ヘッドの動作効率
が大きく左右されるからである。従って、フィーダ配置
を決定するフィーダ配置データの作成に際しては、移載
ヘッドによる実装作業の最適効率化を目的として、パー
ツフィーダ5の配列が決定される。
データテーブルの形で与えられ、データテーブル上で
は、部品供給部4のフィーダテーブルの番地に対応して
設けられたフィーダ配置欄には、各個別のパーツフィー
ダを特定するフィーダ名(a,b・・)や部品名(P
a,Pb・・)、その他の必要なデータが割り付けられ
ている。このデータテーブル上でのフィーダ名の割付に
より、部品供給部4におけるパーツフィーダ5の位置が
固定される。
ィーダ位置を固定するものであり、配置されるパーツフ
ィーダの種類・数量、配列形態を示すパターンに応じ
て、複数のパターン(パターン1,2,3・・)が設定
される。そしてこのパターンを指定することにより、部
品供給部4におけるパーツフィーダ5の配列が一意的に
特定される。本実施の形態においては、フィーダ配置デ
ータは、後述するように予め登録されたパターンの中か
ら選択することによって読み出すことができるほか、フ
ィーダ名などのデータを個別に指定することによりその
都度新たなパターンとして作成することもできる。
ル8の装着位置を決定するノズル配置データについて説
明する。前述のように生産対象の基板品種が切り替えら
れると、当該基板の生産に必要な種類と数量の電子部品
を移載ヘッド6によってピックアップできるよう、これ
らの電子部品に対応した吸着ノズル8を必要数だけ移載
ヘッド6に装着する。
の種類に応じてノズル種類を揃えるのみならず、これら
の吸着ノズル8の移載ヘッド6における配列をも適切に
決定する必要がある。実装作業においては、移載ヘッド
6が部品供給部4と基板3の間を往復する1実装ターン
において、複数の電子部品をピックアップして移送搭載
することから、移載ヘッド6における吸着ノズル8の配
置如何によって1実装ターンで同時に取り出し可能な電
子部品の数や、吸着動作における移載ヘッド6の移動距
離に差異が生ずる。従って、ノズル配置を決定するノズ
ル配置データの作成に際しては、移載ヘッド6による実
装動作の最適効率化を目的として、吸着ノズル8の装着
位置が決定される。
と同様に図4に示すようなデータテーブルの形で与えら
れ、このデータテーブル上においては、実際の実装装置
の複数の移載ヘッド6(A,B・・)のそれぞれのノズ
ル装着位置((1)、(2)、(3)・・・)に対応し
て設けられたノズル配置欄に、各個別の吸着ノズルを特
定するノズル名(na,nb・・・)やその他の所定の
データが割り付けられる。このデータテーブル上でのノ
ズル名の割付により、移載ヘッドにおける吸着ノズルの
位置が固定される。
位置を固定するものであり、配置される吸着ノズルの種
類・数量、配列形態を示すパターンに応じて、複数のパ
ターン(パターン1,2,3・・)が設定される。そし
てこのパターンを指定することにより、移載ヘッド6に
おける吸着ノズル8の配列が一意的に特定される。本実
施の形態においては、フィーダ配置データと同様に、予
め登録されたパターンの中から選択することによってノ
ズル配置データを読み出すことができるほか、ノズル名
などのデータを個別に指定することによりその都度新た
なパターンとして作成することもできる。
置の構成について説明する。上述のフィーダ配置データ
やノズル配置データを含む生産用データの作成には、制
約条件となる多くの前提条件の下で実装作業の最適化を
行う必要があるため、これらの生産用データ作成作業は
専用のソフトウェアを用いて行われる。生産用データ作
成装置は、このようなデータ作成作業を行うためのもの
である。
生産用データ作成のための最適化演算などの各種の処理
プログラムを記憶する。装置データ記憶部11は、各電
子部品実装装置の装置データ、すなわちフィーダデータ
やノズルデータなど、各装置固有のデータを記憶する。
フィーダデータは、パーツフィーダに関するデータであ
り、電子部品との適合性や、部品供給部4における装着
互換性などのデータを含む。ノズルデータは、移載ヘッ
ドに装着される吸着ノズルに関するデータであり、移載
ヘッドにおける装着互換性や電子部品との適合性につい
てのデータを含む。
やそれぞれの実装点に実装される電子部品の種類など、
生産対象の実装基板に固有のデータを記憶する。生産用
データ記憶部13は、装置データと実装データに基づい
てこのデータ作成装置によって生成された生産用デー
タ、すなわちフィーダ配置データや、ノズル配置デー
タ、実装シーケンスデータなどを記憶する。
前提条件設定部14b、データ転用処理部14cより構
成される。最適化演算部14aは上記各データに基づい
て、最適化演算処理プログラムを実行することにより、
移載ヘッドによる実装動作の最適化を目的とした演算を
行う。したがって最適化演算部14aは最適化演算を行
う最適化演算手段となっている。
行する際の前提条件となる条件、すなわち生産用データ
として出力される項目のうち、予め固定される条件を設
定する。したがって、前提条件設定部14bは、最適化
演算の前提条件を設定する条件設定手段となっている。
データ転用処理部14cは、最適化演算の前提条件設定
に際し、生産用データ記憶部13に既に記憶されている
フィーダ配置データやノズル配置データを全面的若しく
は部分的に前提条件として流用するデータ転用処理を行
う。したがってデータ転用処理部14cは、データ転用
手段となっている。
手段であり、最適化処理時のデータ入力操作などの案内
画面を表示する。入力部16はキーボードやマウスなど
の入力手段であり、各データ記憶部に記憶されるデータ
や前提条件データなどの各種データの入力や、案内画面
上での操作入力を行う。通信部17はオンライン手段で
あり、生産用データ作成装置を電子部品実装装置などの
他装置の制御系と接続し、各種データの授受を行う。
参照しながら図6のフロー図に即して説明する。この処
理は、上述の生産用データ作成装置を用いて行われるも
のであり、ここでは図3、図4に示すフィーダ配置、ノ
ズル配置によって1つの基板品種についての所要ロット
の生産が終了し、新たな生産用データを作成するために
行われる処理を例にとって説明する。
定する(ST1)。すなわち、図7の案内画面上にて、
枠21内に使用する装置コードを入力する。これによ
り、装置データ記憶部11から当該装置についてのデー
タが読み出される。実装装置の機種が常に同一である場
合には、装置コードは常に固定データとなる。次に、生
産対象の基板を特定する(ST2)。すなわち、案内画
面上にて枠22に基板コードを入力する。これにより、
実装データ記憶部12から当該基板についてのデータが
読み出される。
基づいて生産用データを作成するために、最適化演算の
前提条件を設定する。前提条件をなんら設定しない場合
には、装置データ、実装データのみに基づいて最適化演
算が行われ、フィーダ配置やノズル配置についてなんら
制約を受けることなく、最適実装効率の観点のみから、
フィーダ配置、ノズル配置、実装シーケンスが決定され
る。
ズル配置については可能な限り既存状態を流用すること
が望ましいため、以下極力既存配置を流用することを優
先する例について説明する。この場合には、既存のフィ
ーダ配置およびノズル配置を生産用データ記憶部13か
らデータ転用処理部14cによって読み出し、これらの
データを前提条件設定部14bによって最適化演算のた
めの前提条件として設定する処理が行われる。
理の操作について説明する。図7の案内画面上におい
て、フィーダ配置選択枠23内に所望のフィーダ配置パ
ターン名を表示させ、指定入力を行う。そして同時に配
置情報の維持条件を指定する(ST3)。ここでは、選
択ボタン23a(維持条件1)、23b(維持条件
2)、23c(維持条件3)のいずれかを選択する。
しており、選択したフィーダ配置パターンがそっくりそ
のまま転用される。図8(a)は、図3(a)に示す既
存フィーダ配置パターンを示しており、このフィーダ配
置パターンをそっくりそのまま転用することにより、既
に配置されているフィーダ名a、bのパーツフィーダを
取り外すことはもちろん、既存配置データ上においてパ
ーツフィーダが配置されていなかった番地(空位置)へ
新たなパーツフィーダを追加することも禁止される(図
8においてX印範囲参照)。
対して適用される維持条件であり、フィーダ配置につい
ては既存配置を完全に固定することにより段取り替え作
業を行わず、フィーダ配置以外の項目によって可能な限
りにおいての最適化を図るものである。すなわちこの場
合には、枠22に入力される基板コードは、転用する既
存フィーダ配置パターンに対応する基板と同種のもので
ある。
味している。この場合には、選択したフィーダ配置パタ
ーンのうち、既に配置されているフィーダ名a、bのパ
ーツフィーダを取り外すことは禁止されるが、図9に示
すように既存配置データ上においてパーツフィーダが配
置されていなかった番地(空位置)への同種フィーダ
(フィーダ名a、bのパーツフィーダ)の配置は許容さ
れる。
対して適用される維持条件であり、パーツフィーダを追
加して配置することによって移載ヘッドによる部品取り
出し時の移動距離を短縮しタクト短縮を図る場合に採用
される。この場合においても枠22に入力される基板コ
ードは、転用する既存フィーダ配置パターンに対応する
基板と同種のものである。
報の最低限維持を意味している。この場合には、選択し
たフィーダ配置パターンのうち、既に配置されているフ
ィーダ名a、bのパーツフィーダを取り外すことは禁止
されるが、図10に示すように既存配置データ上におい
てパーツフィーダが配置されていなかった番地(空位
置)へ異種のフィーダ(フィーダ名a,b以外のパーツ
フィーダ)の配置が許容される。
応する基板と異なる種類の基板の生産に対して適用され
る維持条件であり、フィーダ配置を部分的に共用するこ
とにより、複数種類の基板を同一パターンに対応させる
ことを目的としたものである。この場合には、枠22に
入力される基板コードは、転用する既存フィーダ配置パ
ターンに対応する基板とは異なっている。
ル配置選択枠24内に所望のノズル配置パターンを入力
する。そして同時に配置情報の維持条件を指定する(S
T4)。ここでは、選択ボタン24a(維持条件1)、
24b(維持条件2)、24c(維持条件3)のいずれ
かを選択する。
しており、選択したフィーダ配置パターンがそっくりそ
のまま転用される。図11(a)は、図4(a)に示す
既存ノズル配置パターンを示しており、このノズル配置
パターンをそっくりそのまま転用することにより、既に
装着されているノズル名na、nbの吸着ノズルを取り
外すことはもちろん、既存配置データ上において吸着ノ
ズルが装着されていなかったノズル位置(X印のノズル
位置)へ新たな吸着ノズルを追加することも禁止され
る。
対して適用される維持条件であり、ノズル配置について
は既存配置を完全に固定してノズル配置以外の項目によ
って最適化を図るものである。すなわちこの場合には、
枠22に入力される基板コードは、転用する既存ノズル
配置パターンに対応する基板と同種のものである。
味しており、選択したノズル配置パターンのうち、既に
配置されているノズル名na、nbの吸着ノズルを取り
外すことは禁止されるが、図12に示すように既存配置
データ上において吸着ノズルが配置されていなかったノ
ズル位置への同種ノズル(ノズル名na、nbの吸着ノ
ズル)の配置は許容される。
対して適用される維持条件であり、吸着ノズルを追加し
て配置することによって移載ヘッドによる部品取り出し
における1実装ターン当りの取り出し可能部品数を増加
させ、全体としてのタクト短縮を目的とする場合に採用
される。この場合においても枠22に入力される基板コ
ードは、転用する既存ノズル配置パターンに対応する基
板と同種のものである。
報の最低限維持を意味しており、選択したノズル配置パ
ターンのうち、既に配置されているノズル名na、nb
の吸着ノズルを取り外すことは禁止されるが、図13に
示すように既存配置データ上において吸着ノズルが配置
されていなかったノズル位置へ異種の吸着ノズル(ノズ
ル名na、nb以外の吸着ノズル)の配置が許容され
る。
する基板と異なる種類の基板の生産に対して適用される
維持条件であり、ノズル配置を部分的に共用することに
より、複数種類の基板を同一パターンに対応させること
を目的としたものである。この場合には、枠22に入力
される基板コードは、転用する既存ノズル配置パターン
に対応する基板とは異なっている。
での前提条件の設定が完了する。なお、フィーダ配置の
みを固定、またはノズル配置のみを固定しても、またフ
ィーダ配置、ノズル配置においてそれぞれ維持条件の指
定が異なっても差し支えない。さらには既存のフィーダ
配置パターンやノズル配置パターンを部分的に変更する
場合や、新たに新しいパターンを作成する場合には、別
途操作画面を表示させ個別にデータ入力を行う選択肢も
設定可能である。このようにして前提条件の設定が完了
したならば、案内画面上でボタン25を操作することに
より、最適化演算が最適化演算部14aによって実行さ
れる(ST5)。
部4におけるパーツフィーダ5の配置や、移載ヘッド6
に装着される吸着ノズル8の配置を上述の前提条件設定
にしたがって固定した上で、実装動作の最適化が図ら
れ、それぞれの場合について、実装効率を極大とするフ
ィーダ配置、ノズル配置および実装シーケンスが決定さ
れる。以下、前述の維持条件1,2,3のそれぞれの場
合における最適化結果について説明する。
いて、維持条件1を指定した場合には、図8(b)、図
11(b)に示すように、フィーダ配置、ノズル配置は
既存配置パターンがそっくりそのまま転用され、実装シ
ーケンス上での最適化のみが行われる。例えば、基板品
種としては同一ではあるものの、回路上の設計変更があ
り実装座標が移動した場合などには、この維持条件1に
よる最適化が選択される。
(b)、図12(b)に示すように、最適化の結果、そ
れぞれ矢印で示す番地、ノズル位置に、フィーダ名a,
bの同種のパーツフィーダ、ノズル名na,nbの同種
の吸着ノズルが追加して配置されている。すなわちこの
場合には、実装シーケンス上での最適化に加えて、パー
ツフィーダおよび吸着ノズルの追加によって最適化自由
度が増大していることから、維持条件1よりも高レベル
の最適化が実現される。
0(b)、図13(b)に示すように、最適化の結果、
それぞれ矢印で示す番地、ノズル位置に、枠22での基
板コード入力によって指定された基板品種に含まれる電
子部品に対応したフィーダ名c,dの異種のパーツフィ
ーダ、ノズル名nc,ndの異種の吸着ノズルが追加し
て配置されている。すなわちこの追加によって実現され
た新たなフィーダ配置パターン、ノズル配置パターン
は、複数種類の基板の生産に対応したパターンとなって
いる。
て出力され(ST6)、生産用データ記憶部13に記憶
されてパターン登録される。そして新たな生産用データ
作成に際しては、登録されたフィーダ配置データ、ノズ
ル配置データのパターンの中から選択されたパターンが
読み出される。そして読み出されたこれらのデータは、
そっくりそのままあるいは部分的にデータ転用され、生
産用データ作成のための最適化演算の前提条件として流
用される。
組み合わせが可能であることから、新たな生産用データ
作成において、種々の観点に立脚した多様な最適化が実
現されるとともに、データ転用によりデータ作成作業上
でのフィーダ配置データ、ノズル配置データの個別入力
という煩雑な作業を省くことができ、生産用データ作成
作業を効率よく正確に行うことができる。
記憶された既存のフィーダ配置データを読み出して新た
な生産用データを作成するための最適化演算の前提条件
にデータ転用するようにしたので、その都度データ入力
する必要がなく生産用データ作成作業を効率化できると
ともに、既存のフィーダ配置を流用して配置換え作業を
極力少なくした上で、実装動作の最適化を行うことがで
きる。
面図
載ヘッドの構成図
示す図
す図
の構成を示すブロック図
のフロー図
の表示画面を示す図
けるフィーダ配置例を示す図
けるフィーダ配置例を示す図
おけるフィーダ配置例を示す図
おけるノズル配置例を示す図
おけるノズル配置例を示す図
おけるノズル配置例を示す図
Claims (3)
- 【請求項1】電子部品を供給するパーツフィーダが複数
基配列された部品供給部から移載ヘッドにより電子部品
をピックアップして基板に実装する電子部品実装装置に
おいて、前記パーツフィーダの部品供給部における配置
を示すフィーダ配置データを含み前記電子部品実装装置
において移載ヘッドに実装動作を行わせるために必要な
生産用データを作成する電子部品実装装置における生産
用データ作成装置であって、前記生産用データを記憶す
る生産用データ記憶部と、前記移載ヘッドによる実装動
作の最適化を目的とした最適化演算を行う最適化演算手
段と、最適化演算の前提条件を設定する条件設定手段
と、生産用データ記憶部に記憶された既存のフィーダ配
置データを読み出して新たな生産用データを作成するた
めの最適化演算の条件に転用するデータ転用手段と、前
記データ転用操作の案内画面を表示する表示手段と、前
記案内画面上で操作指令を入力する入力手段とを備えた
ことを特徴とする電子部品実装装置における生産用デー
タ作成装置。 - 【請求項2】電子部品を供給するパーツフィーダが複数
基配列された部品供給部から移載ヘッドにより電子部品
をピックアップして基板に実装する電子部品実装装置に
おいて、前記パーツフィーダの部品供給部における配置
を示すフィーダ配置データを含み前記電子部品実装装置
において実装動作を行わせるために必要な生産用データ
を作成する電子部品実装装置における生産用データ作成
方法であって、前記生産用データを生産用データ記憶部
に記憶させておき、前記移載ヘッドによる実装動作の最
適化を目的とした最適化演算を行う際に、前記生産用デ
ータ記憶部に記憶された既存のフィーダ配置データを読
み出して新たな生産用データを作成するための最適化演
算の前提条件にデータ転用することを特徴とする電子部
品実装装置における生産用データ作成方法。 - 【請求項3】前記データ転用において、既存フィーダ配
置データにおいてパーツフィーダが配置されていない空
位置へのパーツフィーダの追加配置を許容することを特
徴とする請求項2記載の電子部品実装装置における生産
用データ作成方法。
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- 2001-05-25 JP JP2001156565A patent/JP4156210B2/ja not_active Expired - Fee Related
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