JP2002353671A - 制御回路 - Google Patents

制御回路

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JP2002353671A
JP2002353671A JP2001160428A JP2001160428A JP2002353671A JP 2002353671 A JP2002353671 A JP 2002353671A JP 2001160428 A JP2001160428 A JP 2001160428A JP 2001160428 A JP2001160428 A JP 2001160428A JP 2002353671 A JP2002353671 A JP 2002353671A
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circuit pattern
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control circuit
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Yusuke Watarai
祐介 渡会
Akio Mizuguchi
暁夫 水口
Satoru Higano
哲 日向野
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を増大せずかつ比較的簡単な構造
で、スイッチング素子の発する熱を放散するとともに、
回路パターンの電気抵抗を低減する。 【解決手段】 絶縁材料により形成された基板12の両
面のいずれか一方又は双方に電気部品13が配設され、
電気部品は複数のスイッチング素子16,17を含む。
また基板の両面には回路パターン14が形成され、この
回路パターンは基板を貫通するスルーホール12aを介
して電気部品をそれぞれ電気的に接続される。本発明の
特徴ある構成は、上記複数のスイッチング素子間の距離
が1cm以上であるところにある。また電気部品が配設
された後の露出する基板の両面の表面積を100%とす
るとき、回路パターンの表面積が40%以上となるよう
に、上記露出する基板の両面に回路パターンが形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型電池を用いた
電動機などを制御し、かつ発熱量の多いスイッチング素
子を有する制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の制御回路として、金属放
熱板に冷却液水路とこの冷却液水路に連通する穴とが形
成され、穴を塞ぐようにスイッチング素子が金属放熱板
に固定され、冷却液水路を通る冷却液がスイッチング素
子の放熱板に直接接するように構成された電気自動車の
電動機用制御回路の構造が開示されている(特開平7−
285344号)。このように構成された電気自動車の
電動機用制御回路の構造では、スイッチング素子の発し
た熱がスイッチング素子の放熱板から冷却液水路を通る
冷却液に直接伝わるため、放熱効率が最大となる。この
結果、スイッチング素子の発熱が抑制され、放熱板を小
型化できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の特
開平7−285344号公報に示された電気自動車の電
動機用制御回路の構造では、スイッチング素子の発する
熱を放散するために冷却液を用いており、この冷却液の
漏洩防止のために、構造が複雑になり、小型化及び低コ
スト化が難しい問題点があった。本発明の第1の目的
は、部品点数を増大せずかつ比較的簡単な構造で、スイ
ッチング素子の発する熱を放散できるとともに、回路パ
ターンの電気抵抗を低減できる、制御回路を提供するこ
とにある。本発明の第2の目的は、複数のスイッチング
素子相互の発熱による干渉を少なくしたり、回路パター
ンからの放熱面積を増大したり、或いは基板上の熱分布
をほぼ一様にすることにより、放熱効率を向上できる、
制御回路を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図2に示すように、絶縁材料により形成された
基板12と、基板12の両面のいずれか一方又は双方に
配設され複数のスイッチング素子16,17を含む電気
部品13と、基板12の両面に形成され基板12を貫通
するスルーホール12aを介して電気部品13をそれぞ
れ電気的に接続する回路パターン14とを備えた制御回
路の改良である。その特徴ある構成は、複数のスイッチ
ング素子16,17間の距離が1cm以上であるところ
にある。この請求項1に記載された制御回路では、複数
のスイッチング素子16,17間の距離を1cm以上と
したので、これらのスイッチング素子16,17相互の
発熱による干渉を低減できる。この結果、複数のスイッ
チング素子16,17の発する熱をそれぞれ別々に放散
できるので、スイッチング素子16,17が高温になる
のを防止できる。
【0005】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更に図1及び図2に示すように、電気部品
13が配設された後の露出する基板12の両面の表面積
を100%とするとき、回路パターン14の表面積が4
0%以上となるように、上記露出する基板12の両面に
回路パターン14が形成されたことを特徴とする。この
請求項2に記載された制御回路では、回路パターン14
の表面積を電気部品13の配設後の露出する基板12に
対して40%以上としたので、複数のスイッチング素子
16,17を含む発熱する電気部品13に接続された回
路パターン14表面の放熱面積を増大できるとともに、
回路パターン14の電気抵抗を低減できる。この結果、
回路パターン14がヒートシンクとして作用し、上記電
気部品13の発する熱を回路パターン14表面から効率
良く放散できるので、上記電気部品13が高温になるの
を防止できる。
【0006】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
係る発明であって、更に図1及び図2に示すように、ス
イッチング素子16,17のスイッチング時に発生する
発熱量をQとし、スイッチング素子16,17に電気的
に接続された回路パターン14の表面積をSとし、回路
パターン14の厚さが15〜500μmであるとき、S
/Qが1cm2/W以上であることを特徴とする。この
請求項3に記載された制御回路では、S/Qを1cm2
/W以上としたので、複数のスイッチング素子16,1
7に接続された回路パターン14表面の放熱面積を増大
できるとともに、回路パターン14の電気抵抗を低減で
きる。この結果、回路パターン14がヒートシンクとし
て作用し、上記スイッチング素子16,17の発する熱
を回路パターン14表面から効率良く放散できるので、
上記スイッチング素子16,17が高温になるのを防止
できる。
【0007】請求項4に係る発明は、請求項1ないし3
いずれかに係る発明であって、更に図1及び図2に示す
ように、電気部品13がスイッチング素子16,17、
抵抗体18、キャパシタ19、ICチップ21、トラン
ジスタ22、ダイオード及びコイルからなる群より選ば
れた1種又は2種以上の部品であって、電気部品13が
基板12中央を中心としてその種類毎に点対称となるよ
うに配設されたことを特徴とする。この請求項4に記載
された制御回路では、複数のスイッチング素子16,1
7、複数の抵抗体18、複数のキャパシタ19等の発熱
する電気部品13を、基板12中央を中心としてその種
類毎に点対称となるように配設したので、基板12上の
熱分布をほぼ一様にすることができる。この結果、上記
電気部品13の発する熱を回路パターン14表面から効
率良く放散できるので、上記電気部品13が高温になる
のを防止できる。また基板12がポリイミド樹脂、紙フ
ェノール、ガラスエポキシ樹脂、フェノール樹脂、アル
ミナ、窒化アルミニウム又は炭化ケイ素により形成さ
れ、回路パターン14が銅又はアルミニウム、或いは銅
又はアルミニウムにニッケルめっきを施したものにより
形成され、スイッチング素子16,17がMOS−FE
Tであることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1及び図2に示すように、制御回
路11は、絶縁材料により形成された基板12と、基板
12の表面に配設された電気部品13と、基板12の両
面に形成されかつ電気部品13をそれぞれ電気的に接続
する回路パターン14とを備える。基板12はポリイミ
ド樹脂、紙フェノール、ガラスエポキシ樹脂、フェノー
ル樹脂、アルミナ、窒化アルミニウム又は炭化ケイ素の
いずれかにより形成される。また電気部品13は、2個
のスイッチング素子16,17(図1及び図2)、8個
の抵抗体18、8個のキャパシタ19、1個のICチッ
プ21、1個のトランジスタ22、1個の出力ピン2
3、1個の電圧入力端子24及び2個の出入力端子25
(図1)を含む。これらの電気部品13のうち、スイッ
チング素子16,17、抵抗体18、キャパシタ19、
ICチップ21及びトランジスタ22は通電時に発熱す
る。
【0009】ICチップ21は基板12表面の略中央に
設けられ、トランジスタ22は基板12中央上部に設け
られる(図1)。また2個のスイッチング素子16,1
7、8個の抵抗体18及び8個のキャパシタ19は基板
12中央を中心としてその種類毎に点対称となるように
配設される。なお、2個のスイッチング素子16,17
間の距離は1cm以上、好ましくは2〜5cmに設定さ
れる。ここで、2個のスイッチング素子16,17間の
距離は1cm以上としたのは、1cm未満では、発熱量
の大きな2個のスイッチング素子16,17相互の放熱
の干渉によりスイッチング素子16,17が高温になる
おそれがあるためである。また上記スイッチング素子1
6,17はこの実施の形態ではMOS−FETである。
【0010】一方、基板12にはこの基板の両面に貫通
する多数のスルーホール12aが形成され、回路パター
ン14はこれらのスルーホール12aを介して電気部品
をそれぞれ電気的に接続するように構成される(図1及
び図2)。この回路パターン14は銅により15〜50
0μm、好ましくは30〜400μm、更に好ましくは
20〜50μmの厚さに形成される。ここで回路パター
ン14の厚さを15〜500μmに限定したのは、15
μm未満では大電流による熱が発生し、電気部品等の故
障の原因となり、500μmを越えると加工が難しく、
重量が増大するからである。また回路パターン14は、
基板12の両面に形成されかつ通常の幅(0.2〜1m
m)を有する第1パターン31a(図1及び図2)と、
基板12の表面に形成されかつ比較的広い幅(1〜5m
m)を有する第2パターン32a,32b(図1)と、
基板12の裏面に形成されかつ極めて広い幅(5〜50
mm)を有する第3パターン33a〜33c(図2)と
を有する。2本の第2パターン32a,32bの一端は
基板12を表側から見て右側(基板12の裏側から見て
左側)のスイッチング素子16にそれぞれ接続され、3
本の第3パターン33a〜33cのうち2本の第3パタ
ーン33a,33bの一端は表側から見て(基板12の
裏側から見て右側)左側のスイッチング素子17にそれ
ぞれ接続され、残りの1本の第3パターン33cは基板
12下部の抵抗体18及びキャパシタ19にそれぞれ接
続される(図1及び図2)。上記回路パターン14はス
クリーン印刷法、エッチング法、接着剤による貼付法等
により基板12の両面に形成される。
【0011】なお、電気部品13が配設された後の露出
する基板12の両面の表面積を100%とするとき、上
記回路パターン14の表面積が40%以上、好ましくは
50〜80%となるように、上記露出する基板12の両
面に回路パターン14が形成される。回路パターン14
の表面積を40%以上に限定したのは、40%未満では
回路パターン14表面からの放熱を十分に行うことがで
きないためである。またスイッチング素子16,17の
スイッチング時に発生する発熱量をQ(W)とし、スイ
ッチング素子16,17に電気的に接続された回路パタ
ーン14の表面積をS(cm2)とし、回路パターン1
4の厚さが上述のように15〜500μm、好ましくは
30〜400μm、更に好ましくは20〜50μmであ
るとき、S/Qが1cm2/W以上、好ましくは1〜5
cm2/Wである。ここで、S/Qを1cm2/W以上に
限定したのは、1cm2/W未満では、スイッチング素
子16,17の発熱量に対する回路パターン14表面の
放熱面積が小さ過ぎて、回路パターン14表面から放熱
を十分に行うことができないためである。更に上記制御
回路11は大型電池(図示せず)と、この電池により駆
動される電動機(図示せず)に接続される。
【0012】このように構成された制御回路11の動作
を説明する。制御回路11により電動機をオンオフ制御
すると、電気部品13が発熱する、特に2個のスイッチ
ング素子16,17の発熱量が大きい。このとき2個の
スイッチング素子16,17間の距離を1cm以上とし
たので、これらのスイッチング素子16,17相互の発
熱による干渉を低減できる。また回路パターン14の表
面積を電気部品13の配設後の露出する基板12に対し
て40%以上としたので、発熱する電気部品13に接続
された回路パターン14表面の放熱面積を増大できると
ともに、回路パターン14の電気抵抗を低減できる。ま
たS/Qを1cm2/W以上としたので、2個のスイッ
チング素子16,17に接続された回路パターン14表
面の放熱面積を増大できるとともに、回路パターン14
の電気抵抗を低減できる。更に2個のスイッチング素子
16,17、8個の抵抗体18及び8個のキャパシタ1
9は基板12中央を中心としてその種類毎に点対称とな
るように配設したので、基板12上の熱分布をほぼ一様
にすることができる。
【0013】この結果、回路パターン14がヒートシン
クとして作用し、スイッチング素子16,17等の電気
部品13の発する熱を回路パターン14表面から効率良
く放散できるので、スイッチング素子16,17等の電
気部品13が高温になるのを防止できる。また制御回路
11に電磁的なノイズが作用しても、スイッチング素子
16,17は正常に作動する。これは、基板12の両面
が多くの導電材料、即ち回路パターン14により覆わ
れ、かつ各電気部品13をそれらの種類毎に点対称とな
るように基板12表面に配設したためである。
【0014】なお、この実施の形態では、基板の表面の
みに電気部品を配設したが、基板の裏面又は両面に電気
部品を配設してもよい。また、この実施の形態では、回
路パターンを銅により形成したが、回路パターンをアル
ミニウム、或いは銅又はアルミニウムにニッケルめっき
を施したもの等により形成してもよい。また、この実施
の形態では、スイッチング素子としてMOS−FETを
挙げたが、スイッチング素子としてIGBT(Insurate
d Gate Bipolar Transistor)、サイリスタ又はトラン
ジスタ等でもよい。更に、この実施の形態で挙げたスイ
ッチング素子、抵抗体、キャパシタ等の数は一例であっ
て、これらの数に限定されるものではない。
【0015】
【実施例】次に本発明の実施例を比較例とともに詳しく
説明する。 <実施例1>図1及び図2に示すように、縦×横が5c
m×5cmである基板12をポリイミド樹脂により作製
し、スイッチング素子16,17として消費電力が10
WであるMOS−FETを2個使用した。これらのスイ
ッチング素子16,17の動作保証温度範囲はそれぞれ
−20℃〜80℃であり、これらのスイッチング素子1
6,17は4cm離して基板12表面に配設した。また
回路パターン14の表面積、即ち第1〜第3パターン3
1a,32a,32b,33a〜33cの合計表面積を
電気部品13の配設後の露出する基板12に対して50
%とし、S/Qを1.25cm2/Wとした。更に基板
12表面に2個のスイッチング素子16,17、8個の
抵抗体18及び8個のキャパシタ19を基板12中央を
中心としてその種類毎に点対称となるように配設した。
なお、回路パターン14の厚さは30μmであった。
【0016】<比較例1>2個のスイッチング素子を
0.5cm離して基板表面に配設したことを除いて、実
施例1と同一の制御回路を作製した。この制御回路を比
較例1とした。 <比較例2>線幅が1mmの第1パターンのみにより回
路パターンを構成し、この回路パターンの合計表面積を
電気部品の配設後の露出する基板に対して20%とした
ことを除いて、実施例1と同一の制御回路を作製した。
この制御回路を比較例2とした。 <比較例3>S/Qを0.25cm2/Wとしたことを
除いて、実施例1と同一の制御回路を作製した。この制
御回路を比較例3とした。
【0017】<比較例4>実施例1と同一の基板とスイ
ッチング素子(2個)とを用意した。これらのスイッチ
ング素子は0.5cm離して基板表面に配設した。また
回路パターンは線幅が1mmの第1パターンのみにより
構成した。この回路パターンの合計表面積を電気部品の
配設後の露出する基板に対して20%とし、S/Qを
0.5cm2/Wとした。更に基板表面に2個のスイッ
チング素子、8個の抵抗体及び8個のキャパシタを、基
板に種類毎に集合して配設した。なお、回路パターンの
厚さは30μmであった。
【0018】<比較試験1及び評価>実施例1及び比較
例1〜4の制御回路の2個のスイッチング素子を、30
万サイクル/秒でオンオフして、スイッチング素子を過
負荷状態にし、この状態でスイッチング素子の温度を測
定した。その結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】表1から明らかなように、比較例1〜4で
は73〜80℃と高温であったのに対し、実施例1では
65℃と比較的低温であった。これは、実施例1では2
個のスイッチング素子相互の発熱の干渉が低減し、基板
の回路パターンがヒートシンクとして作用し、スイッチ
ング素子の発する熱を回路パターン表面から効率良く放
散するとともに、回路パターンの電気抵抗及び熱抵抗が
低下したためである。
【0021】<比較試験2及び評価>実施例1及び比較
例4の制御回路に、外乱磁場という電磁気的なノイズを
作用させた状態で、スイッチング素子が正常に作動する
か否かを測定した。この結果、比較例1ではスイッチン
グ素子が正常に作動しなかったのに対し、実施例1では
スイッチング素子が正常に作動した。これにより実施例
1は電磁的なノイズに対して強いことが判った。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、絶
縁材料により形成された基板の両面のいずれか一方又は
双方に複数のスイッチング素子を含む電気部品を配設
し、基板の両面に形成された回路パターンにより電気部
品をそれぞれ電気的に接続し、更に複数のスイッチング
素子間の距離を1cm以上としたので、これらのスイッ
チング素子相互の発熱による干渉を低減できる。この結
果、複数のスイッチング素子の発する熱をそれぞれ別々
に放散できるので、スイッチング素子が高温になるのを
防止できる。
【0023】また電気部品が配設された後の露出する基
板の両面の表面積を100%とするとき、回路パターン
の表面積が40%以上となるように、上記露出する基板
の両面に回路パターンを形成すれば、複数のスイッチン
グ素子を含む発熱する電気部品に接続された回路パター
ン表面の放熱面積を増大できるとともに、回路パターン
の電気抵抗を低減できるので、上記電気部品の発する熱
を回路パターン表面から効率良く放散でき、上記電気部
品が高温になるのを防止できる。また冷却液を用いるた
め構造が複雑になり、小型化及び低コスト化が難しい従
来の電気自動車の電動機用制御回路の構造と比較して、
本発明ではスイッチング素子を含む電気部品が回路パタ
ーン表面からの空冷のみで冷却できるので、制御回路を
従来と比較して約1/4に小型化できるとともに、製造
コストを従来と比較して約1/2に低減できる。
【0024】またスイッチング素子のスイッチング時に
発生する発熱量をQとし、スイッチング素子に電気的に
接続された回路パターンの表面積をSとし、回路パター
ンの厚さが15〜500μmであるとき、S/Qを1c
2/W以上とすれば、複数のスイッチング素子に接続
された回路パターン表面の放熱面積を増大できるととも
に、回路パターンの電気抵抗を低減できるので、上記ス
イッチング素子の発する熱を回路パターン表面から効率
良く放散でき、上記スイッチング素子が高温になるのを
防止できる。更に複数のスイッチング素子、複数の抵抗
体、複数のキャパシタ等の発熱する電気部品を、基板中
央を中心としてその種類毎に点対称となるように配設す
れば、基板上の熱分布をほぼ一様にすることができるの
で、上記電気部品の発する熱を回路パターン表面から効
率良く放散でき、上記電気部品が高温になるのを防止で
きるとともに、電磁的なノイズに対して強い制御回路が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の制御回路の表面側の電気部品
の配設及び回路パターンを示す図。
【図2】その制御回路の裏面側の回路パターンを示す
図。
【符号の説明】
11 制御回路 12 基板 12a スルーホール 13 電気部品 14 回路パターン 16,17 スイッチング素子 18 抵抗体 19 キャパシタ 21 ICチップ 22 トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日向野 哲 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 5E322 AA11 EA10 EA11 5E338 AA02 AA16 AA18 BB02 BB13 BB25 BB75 CC01 CC08 CD11 EE02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材料により形成された基板(12)と、 前記基板(12)の両面のいずれか一方又は双方に配設され
    複数のスイッチング素子(16,17)を含む電気部品(13)
    と、 前記基板(12)の両面に形成され前記基板(12)を貫通する
    スルーホール(12a)を介して前記電気部品(13)をそれぞ
    れ電気的に接続する回路パターン(14)とを備えた制御回
    路において、 前記複数のスイッチング素子(16,17)間の距離が1cm
    以上であることを特徴とする制御回路。
  2. 【請求項2】 電気部品(13)が配設された後の露出する
    基板(12)の両面の表面積を100%とするとき、回路パ
    ターン(14)の表面積が40%以上となるように、前記露
    出する基板(12)の両面に前記回路パターン(14)が形成さ
    れた請求項1記載の制御回路。
  3. 【請求項3】 スイッチング素子(16,17)のスイッチン
    グ時に発生する発熱量をQとし、前記スイッチング素子
    (16,17)に電気的に接続された回路パターン(14)の表面
    積をSとし、前記回路パターン(14)の厚さが15〜50
    0μmであるとき、S/Qが1cm2/W以上である請
    求項1又は2記載の制御回路。
  4. 【請求項4】 電気部品(13)がスイッチング素子(16,1
    7)、抵抗体(18)、キャパシタ(19)、ICチップ(21)、ト
    ランジスタ(22)、ダイオード及びコイルからなる群より
    選ばれた1種又は2種以上の部品であって、前記電気部
    品(13)が基板(12)中央を中心としてその種類毎に点対称
    となるように配設された請求項1ないし3いずれか記載
    の制御回路。
  5. 【請求項5】 基板(12)がポリイミド樹脂、紙フェノー
    ル、ガラスエポキシ樹脂、フェノール樹脂、アルミナ、
    窒化アルミニウム又は炭化ケイ素により形成され、回路
    パターン(14)が銅又はアルミニウム、或いは銅又はアル
    ミニウムにニッケルめっきを施したものにより形成さ
    れ、スイッチング素子(16,17)がMOS−FETである
    請求項1ないし4いずれか記載の制御回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013055156A (ja) * 2011-09-01 2013-03-21 Ceramission Kk 放熱基板

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JP2013055156A (ja) * 2011-09-01 2013-03-21 Ceramission Kk 放熱基板

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