JP2002353037A - 油入電気機器の共用吸湿呼吸装置 - Google Patents

油入電気機器の共用吸湿呼吸装置

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JP2002353037A
JP2002353037A JP2001153287A JP2001153287A JP2002353037A JP 2002353037 A JP2002353037 A JP 2002353037A JP 2001153287 A JP2001153287 A JP 2001153287A JP 2001153287 A JP2001153287 A JP 2001153287A JP 2002353037 A JP2002353037 A JP 2002353037A
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breathing
oil
tank
conservator
moisture
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JP2001153287A
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Yasuhiro Mizuno
康宏 水野
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Aichi Electric Co Ltd
Original Assignee
Aichi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のコンサベータに、1つの吸湿呼吸装置
を連結し、前記複数のコンサベータと併用可能としたこ
とにある。 【解決手段】 変圧器タンク21内と連通する第1のコ
ンサベータ26に第1の呼吸管29を、切換開閉器収容
タンク27と連通する第2のコンサベータ28には第2
の呼吸管30をそれぞれ配管接続し、前記第1,第2の
呼吸管29,30の先端を互いに第1,第2のコンサベ
ータ26,28と連通可能に連結し、前記第1,第2の
呼吸管29,30の連結部に、吸湿呼吸装置33を垂設
した連結管32を連通可能に管接続したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配電線の電圧を調
整する負荷時タップ切換変圧器等の油入電気機器におい
て、前記変圧器の各コンサベータに付設されている吸湿
呼吸装置の共用化を可能とした油入電気機器の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、負荷時タップ切換変圧器等の
油入電気機器は、例えば、負荷が接続されている状態で
変圧器巻線のタップを切換える負荷時タップ切換器を備
えて構成されている。この種の変圧器は、図3に示すよ
うに、内部に絶縁油を封入した変圧器タンク1と、この
タンク1内に収容した鉄心2及びこの鉄心2に巻回した
巻線3からなる変圧器本体4と、変圧器タンク1内に変
圧器本体4とともに収容した負荷時タップ切換器5とを
備えて構成されている。
【0003】そして、前記変圧器タンク1上には、変圧
器タンク1内と連通して前記タンク1内の絶縁油の膨張
・収縮を吸収する第1のコンサベータ6、及び負荷時タ
ップ切換器5の切換開閉器収容タンク7内と連通して前
記タンク7内の絶縁油の膨張・収縮を吸収するための第
2のコンサベータ8が、それぞれ油導管9,10を介し
て載設されている。
【0004】そして、前記第1,第2の各コンサベータ
6,8には、図3に示すように、それぞれ呼吸管11,
12が、コンサベータ6,8内と連通可能に接続して垂
下されており、これら、各呼吸管11,12の下方端に
は、吸湿呼吸装置13,14が点検しやすい位置に取付
けられている。なお、吸湿呼吸装置13,14は、コン
サベータ6,8内の上部空間と呼吸管11,12を介し
て連通され、高湿度の外部空気が第1,第2のコンサベ
ータ6,8内に吸入されることによって、絶縁油が吸湿
劣化するのを保護するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前記第1,第
2のコンサベータ6,8には、吸湿呼吸装置13,14
がそれぞれ個別に取付けられているが、これら吸湿呼吸
装置13,14は、絶縁油量に見合う吸湿性能を備えた
ものを選定して設置するのが望ましい。ところが、一般
に市販されている吸湿呼吸装置は、標準品といわれるも
のの機種が限定され、要求性能以上の装置を選定して使
用しなければならないことが多い。
【0006】即ち、切換開閉器収容タンク7の場合、変
圧器タンク1に比べてその使用油量は極端に少ない(例
えば、変圧器タンク1に使用する油量を1とした場合、
切換開閉器収容タンク7に使用する油量は約1/40で
ある)にもかかわらず、切換開閉器収容タンク7側と連
通する第2のコンサベータ8には、変圧器タンク1側の
第1のコンサベータ6に取付けられる吸湿呼吸装置13
とほぼ同性能(過大性能)のものを使用することが多い
ため、非常に不経済であった。
【0007】また、前記吸湿呼吸装置13,14は、第
1,第2のコンサベータ6,8に個別に取付けられてい
るので、即ち、1台の変圧器に2個必要とし、かつ、配
管系統も別々に設けなければならないため、コスト高を
招くことはもとより、変圧器のメンテナンス時に際して
も、常に2個の吸湿呼吸装置の点検を要する等種々の問
題があった。
【0008】本発明は、前記の問題点に鑑み、吸湿呼吸
装置の共用化を可能とすることにより、簡素で、かつ、
経済的な油入電気機器の共用吸湿呼吸装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、変圧器本体を
収容した変圧器タンク内と連通する第1のコンサベータ
と、前記変圧器タンク内に収容した切換開閉器収容タン
クと連通する第2のコンサベータとをそれぞれ変圧器タ
ンク上に載設した油入電気機器において、前記変圧器タ
ンク内と連通する第1のコンサベータに第1の呼吸管
を、切換開閉器収容タンクと連通する第2のコンサベー
タには第2の呼吸管をそれぞれ配管接続して、前記第
1,第2の呼吸管の先端を互いに第1,第2のコンサベ
ータと連通可能に連結し、前記第1,第2の呼吸管の連
結部に、吸湿呼吸装置を垂設した連結管を第1,第2の
呼吸管と連通可能に管接続したことを特徴とする。
【0010】また、本発明において、前記第1,第2の
コンサベータは、隔壁を介して一体的に形成し、前記両
コンサベータを連通させる呼吸管に、吸湿呼吸装置を垂
設した連結管を連通可能に連結したことを特徴とする。
【0011】本発明は、油入電気機器のタンク上に載設
される2つのコンサベータに、それぞれ呼吸管を接続す
るとともに、これら各呼吸管の先端を連通可能に結合
し、これら呼吸管の結合端に連結管を連通可能に連結
し、この連結管の下方端に、2つのコンサベータと共用
させて使用可能とした吸湿呼吸装置を1個取付けるよう
にしたので、油入電気機器は2つのコンサベータに対し
て1個の吸湿呼吸装置を設置すればよく、コスト低減が
はかれ、かつ、切換開閉器収容タンクと連通するコンサ
ベータの油量は、変圧器タンクと連通するコンサベータ
の油量に対して数十分の1以下であるため、前記吸湿呼
吸装置を共用させても、前記切換開閉器収容タンク内の
絶縁油が、流入する外気に含まれている湿気によって劣
化するということはほとんどない。しかも、吸湿呼吸装
置は1個使用するだけでよいので、保守・点検も簡易に
行い得るため、油入電気機器のメンテナンス作業は容易
に、かつ、経済的に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1によ
り説明する。図1において、20は油入電気機器の一例
として示す負荷時タップ切換変圧器であり、その構成は
従来と同様に、変圧器タンク21内に絶縁油とともに収
容した鉄心22、及びこの鉄心22に巻装した巻線23
とからなる変圧器本体24と、負荷時タップ切換器25
とを具備して概略構成されている。
【0013】そして、前記変圧器タンク21の上には、
油導管26aを介して変圧器タンク21内と連通する第
1のコンサベータ26が載設されている。また、第1の
コンサベータ26の横には、負荷時タップ切換器25の
切換開閉器収容タンク27内と連通する第2のコンサベ
ータ28が油導管28aを介して載設されている。
【0014】図1において、29は第1のコンサベータ
26に、一方端をコンサベータ26内と連通するように
接続した第1の呼吸管、30は同じく第2のコンサベー
タ28に、このコンサベータ28内と連通させて一方端
を接続した第2の呼吸管である。前記第1,第2の呼吸
管29,30の先端は、それぞれ図1に示すように、例
えば、第2のコンサベータ28に近接する位置まで延出
させて、例えば、開口部を3ケ所有するT字型の管継手
31の2ケ所の開口部に、呼吸管30,31自体をそれ
ぞれ相互に連通するように接続する。
【0015】前記管継手31の残りの開口部には、変圧
器タンク21の底面側に向けて連結管32を呼吸管2
9,30と連通するように取付ける。そして、前記連結
管32下方端の点検等が行いやすい位置に吸湿呼吸装置
33を取付ける。なお、前記吸湿呼吸装置33は、変圧
器タンク21と切換開閉器収容タンク27に充填される
絶縁油の合計油量に対応できるものを選定して取付けら
れるが、前記切換開閉器収容タンク27の油量は、変圧
器タンク21の油量の約1/40であるため、変圧器タ
ンク21用に使用する吸湿呼吸装置33を1個取付ける
だけで、切換開閉器収容タンク27の絶縁油にも十分対
応することが可能となる。
【0016】次に、動作について説明する。本発明にお
いては、変圧器タンク21と連通する第1のコンサベー
タ26と、切換開閉器収容タンク27と連通している第
2のコンサベータ28は、各タンク21,27が個別に
形成されていても、第1,第2の呼吸管29,30と、
これら各呼吸管29,30を互いに連通可能に接続して
いる管継手31によって相互に連通するように構成され
ている。
【0017】このため、第1,第2のコンサベータ2
6,28の油面上の空間は、前記第1,第2の呼吸管2
9,30−管継手31−連結管32−吸湿呼吸装置33
を経て大気中と連通し、常時大気圧に保たれている。
【0018】即ち、1個の吸湿呼吸装置33は、変圧器
タンク21内や切換開閉器収容タンク27内の絶縁油
が、負荷時タップ切換変圧器20の運転中に生じるタン
ク21,27内の温度変化によって膨張・収縮を繰返す
毎に、外気をコンサベータ26,28内に吸入させた
り、コンサベータ26,28より排出させるものの、十
分に湿気を遮断して外気の吸入・排出(呼吸作用)を行
うことができる。
【0019】これは、前記吸湿呼吸装置33を、変圧器
タンク21や切換開閉器収容タンク27内の油量に対応
できる脱湿量を備えたものを選択すればよい訳で、本件
発明においては、変圧器タンク21の油量に見合う吸湿
呼吸装置33を1個用いることにより、切換開閉器収容
タンク27内の油量にも十分対応することがテストの結
果判明した。これは、負荷時タップ切換器25が電圧変
更時駆動するものの、負荷時タップ切換器25自体が変
圧器本体24に比べ運転中の発熱量が少ないために、切
換開閉器収容タンク27内の絶縁油の温度変化が少な
く、結果的に1個の吸湿呼吸装置33によって2つのコ
ンサベータ26,28が呼吸作用を行っても、湿気の流
入を十分に抑制できるからに他ならない。
【0020】図2は本発明の他の実施例を示すもので、
この場合は、第1のコンサベータ26と第2のコンサベ
ータ28とを隔壁34により区画して2つのコンサベー
タ26,28を一体化したもので、この場合において
も、第1,第2の呼吸管29,30を3方向に開口を有
する管継手31の2つの開口部に連通可能に連結し、こ
の管継手31の残りの開口部には連結管32を接続し、
その下方端に吸湿呼吸装置33を取付ける。
【0021】このコンサベータ26,28を一体化する
のは、変圧器タンク21の上部にコンサベータを取付け
るためのスペースが余りない場合とか、コンサベータの
みを変圧器タンク21から離れた場所に設置する場合等
に用いられる。この場合、各コンサベータ26,28
は、それぞれ図示しない油導管を個別に取付けて、変圧
器タンク21や切換開閉器収容タンク27と連通されて
いる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、油入電
気機器のタンク上に載設した2つのコンサベータに、そ
れぞれ呼吸管を接続するとともに、これら各呼吸管の先
端を連通可能に結合し、これら呼吸管の結合端に連結管
を連通可能に連結し、この連結管の下方端に、2つのコ
ンサベータに併用する吸湿呼吸装置を1個取付けるよう
にしたので、油入電気機器は2つのコンサベータに対し
て1個の吸湿呼吸装置を設置すればよいので、コスト低
減がはかれ、かつ、切換開閉器収容タンクと連通するコ
ンサベータにおいては、その油量が変圧器タンクと連通
するコンサベータの油量に対して数十分の1以下であ
り、前記吸湿呼吸装置を併用しても、前記切換開閉器収
容タンク内の絶縁油が、外気に含まれている湿気によっ
て劣化するということはほとんどない。
【0023】しかも吸湿呼吸装置は1個使用するだけで
よいので、保守・点検作業が簡易に行い得、油入電気機
器のメンテナンス作業を容易に、かつ、経済的に行うこ
とができるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油入電気機器における共用吸湿呼吸装
置の取付状態を示す油入電気機器の概略構成図である。
【図2】本発明において、第1,第2のコンサベータを
一体化した実施例を示す説明図である。
【図3】従来の油入電気機器における吸湿呼吸装置の取
付状態を概略的に示す構成図である。
【符号の説明】
21 変圧器タンク 24 変圧器本体 26 第1のコンサベータ 27 切換開閉器収容タンク 28 第2のコンサベータ 29 第1の呼吸管 30 第2の呼吸管 31 管継手 32 連結管 33 吸湿呼吸装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変圧器本体を収容した変圧器タンク内と
    連通する第1のコンサベータと、前記変圧器タンク内に
    収容した切換開閉器収容タンクと連通する第2のコンサ
    ベータとをそれぞれ変圧器タンク上に載設した油入電気
    機器において、前記変圧器タンク内と連通する第1のコ
    ンサベータに第1の呼吸管を、切換開閉器収容タンクと
    連通する第2のコンサベータには第2の呼吸管をそれぞ
    れ配管接続して、前記第1,第2の呼吸管の先端を互い
    に第1,第2のコンサベータと連通可能に連結し、前記
    第1,第2の呼吸管の連結部に、吸湿呼吸装置を垂設し
    た連結管を第1,第2の呼吸管と連通可能に管接続した
    ことを特徴とする油入電気機器の共用吸湿呼吸装置。
  2. 【請求項2】 前記第1,第2のコンサベータは、隔壁
    を介して一体的に形成し、前記第1,第2のコンサベー
    タを連通させる呼吸管に、吸湿呼吸装置を垂設した連結
    管を連通可能に連結してなる請求項1記載の油入電気機
    器の共用吸湿呼吸装置。
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