JPH05299260A - ガス絶縁変圧器 - Google Patents

ガス絶縁変圧器

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Publication number
JPH05299260A
JPH05299260A JP4099392A JP9939292A JPH05299260A JP H05299260 A JPH05299260 A JP H05299260A JP 4099392 A JP4099392 A JP 4099392A JP 9939292 A JP9939292 A JP 9939292A JP H05299260 A JPH05299260 A JP H05299260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
transformer
cable head
winding
tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP4099392A
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English (en)
Inventor
Shigeo Shinjo
茂夫 新城
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】全体の高さを低くし、ケーブルヘッド室を取外
すことなく絶縁ガスを封入した状態で輸送可能とし、据
付工事の容易,短縮化を図り、変圧器建屋の建屋コスト
を低減し、巻線口出しに接続する接続リード線の熱的設
計を容易にする。 【構成】タンク32の下部に接続部32aを設け、この接続
部32aにタンク32の横で垂直状に立上るダクト34を接続
し、このダクト34の上部にケーブルヘッド室35を垂直状
に取付ける。ダクト34にはガス−ガスブッシング7、ケ
ーブルヘッド室35には上部引出しのケーブルヘッド8を
取付ける。また、高圧側の巻線口出し9,低圧側の巻線
口出し15の全てを巻線4aの下部側へ引出す。高圧側の
巻線口出し9は、接続リード線10aを介してガス−ガス
ブッシング7に接続し、このガス−ガスブッシング7を
接続リード線10bを介して上部引出しのケーブルヘッド
8に接続する。低圧側の巻線口出し15も、接続リード線
16a、タンク32の横に垂直状に立上るダクト、このダク
トの上部に接続される垂直状のケーブルヘッド室を介し
て上部引出しのケーブルヘッドに接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス絶縁変圧器に係
り、特に巻線構造およびケーブルヘッド室の配置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、不燃化を主眼とした防災型変圧器
としてガス絶縁変圧器が、屋内外および地下に設置され
多用されている。このようなガス絶縁変圧器は、ケーブ
ル系統に接続されることが多いので、ケーブルの終端で
あるケーブルヘッドを変圧器の口出し端に設けることが
一般化している。
【0003】また、変圧器中身に多重円筒巻線またはシ
ート巻線を採用することにより、巻線内の冷却効率を向
上させ、変圧器の大容量化が図られている。図2は、こ
のようなガス絶縁変圧器の一例を示し、1は変圧器本
体、2はタンク、3はこのタンク2の上部開口部を閉塞
する上部カバー、4はタンク2内に収納され巻線4aと
鉄心4bとから成る変圧器中身、5は上部カバー3の上
部側に接続されたダクト、6はこのダクト5に接続され
たケーブルヘッド室、7はダクト5に取付けられた絶縁
ガス(SF6 ガス)雰囲気中で用いられるガス−ガスブ
ッシング、8はケーブルヘッド室6に取付けられた上部
引出しのケーブルヘッドを示す。
【0004】高圧側の巻線口出し9は、巻線4aの上部
側へ引出され、上部側の空間で端子接続を行い、接続リ
ード線10aを介してガス−ガスブッシング7に接続し、
さらにガス−ガスブッシング7から接続リード線10bを
介してケーブルヘッド8に接続し、ケーブル10Cで上層
階へ引出される。
【0005】また、上述したダクト5は、高圧側用であ
るが、低圧側用としてダクト11とケーブルヘッド室12が
設けられ、ダクト11にはガス−ガスブッシング13、ケー
ブルヘッド室12には上部引出しのケーブルヘッド14が取
付けられている。
【0006】低圧側の巻線口出し15は、巻線4aの上部
側へ引出され、接続リード線16aを介してガス−ガスブ
ッシング13に接続し、さらにガス−ガスブッシング13か
ら接続リード線16bを介してケーブルヘッド14に接続
し、ケーブル16cで上層階へ引出される。
【0007】一方、タンク2には、内部の下部にガス仕
切板17を設け、このガス仕切板17より上方にガス流路18
a、下方にガス流路18bをそれぞれ接続し、これらをフ
ァン19および適宜の冷却媒体を介して熱交換する冷却器
20で接続している。タンク2内に封入されたSF6 ガス
21は、ガス流路18aからファン19を介して冷却器20へ送
られ、この冷却器20で冷却されてガス流路18bからタン
ク2のガス仕切板17の下部に入り、変圧器中身4の内部
を流れながら冷却し、タンク2のガス仕切板17の上方か
らガス流路18aへ流れて再び循環する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように不燃
性,大容量化して地下変電所に設置され、上層階へケー
ブルを引出す場合、変圧器中身の口出し位置等より上部
カバーを貫通してガス−ガスブッシング等へ接続され、
このガス−ガスブッシングから最終的にケーブルヘッド
に接続される構造が多い。
【0009】しかしながら、このような構造において、
ガス絶縁変圧器の大容量化を図ると、変圧器本体の外形
寸法が大きくなり、従来本体一体輸送を行なっていた物
が、ダクトおよびケーブルヘッド室等が輸送限界をこえ
るため、これらを取外した状態での輸送となる。
【0010】これに伴ない、タンクからのSF6 ガス抜
き、現地におけるダクト,ケーブルヘッド室の組立,リ
ード接続、内部が連通しているタンクとダクト,ケーブ
ルヘッド室の真空引き、この真空引き後のSF6 ガス封
入作業が必要となり、据付工事が長期化する。また、変
圧器全体の高さが高くなったことにより、変圧器建屋の
階高(図2にH1 で示す)が高くなり、変圧器の設置容
積が増大し、建屋コストも高騰する。
【0011】さらに、接続リード線のサイズは、絶縁と
リード線の最高温度より設計され、接続リード線の最高
温度は、周囲温度(外気),リード線温度上昇および絶
縁ガス温度上昇値の合計であるため、接続リード線を最
適なサイズにするには、絶縁ガス温度を低下させること
が必要となる。
【0012】そこで、本発明の目的は、全体の高さを低
くし、ケーブルヘッド室を取外すことなく絶縁ガスを封
入した状態で輸送可能とし、据付工事の容易,短縮化を
図り、変圧器建屋の建屋コストを低減し、巻線口出しに
接続する接続リード線の熱的設計を容易としたガス絶縁
変圧器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、絶縁ガスを封入したタンクに、鉄心と巻線
とから成る変圧器中身を収納し、かつ巻線口出しに接続
する上部引出しのケーブルヘッドを装着したケーブルヘ
ッド室を備えたガス絶縁変圧器において、巻線口出しを
巻線の下部側に引出し、ケーブルヘッド室をタンクに近
接して垂直状に配設したものである。
【0014】
【作用】タンク上部にダクトやケーブルヘッド室が配設
されないので、ダクトやケーブルヘッド室を取外す必要
がなく、必然的に絶縁ガスを封入したまま変圧器本体を
輸送することができ、据付工事の容易,かつ短縮化を図
ることができ、また、変圧器本体の高さが低くなり、変
圧器建屋の階高を低減して建屋コストを低下させること
ができ、さらに、巻線口出しに接続リード線が、タンク
内下部で温度の低い絶縁ガスに配線されるので、温度上
昇を小さくして接続リード線の熱的設計が容易となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例を示す構成図である。
なお、上述した従来の構成と同一部分には同符号を付
し、重複した説明は省略する。
【0016】同図において、31は変圧器本体、32は下部
に後述するダクトの接続部を設けている以外は上述した
従来のタンク2とほぼ同様の構成としたタンク、33はこ
のタンクの上部開口部を閉塞する上部カバー、34はタン
ク32の側壁でガス仕切板17より下方に設けた接続部32a
に接続され、タンク32の横で垂直状で立上るように構成
されたダクト、35はこのダクト35の上部に接続され、図
示しない支持部材を介してタンク32に支持されて垂直状
に取付けられるケーブルヘッド室であり、ダクト34には
ガス−ガスブッシング7、ケーブルヘッド室35には上部
引出しのケーブルヘッド8が取付けられている。
【0017】高圧側の巻線口出し9は、巻線4aの下部
側へ引出され、ガス仕切板17の下方の空間で端子接続を
行い、接続リード線10aを介してガス−ガスブッシング
7に接続され、さらにガス−ガスブッシング7から接続
リード線10bを介してケーブルヘッド8に接続され、ケ
ーブル10Cを介して上層階へ引出されるようになってい
る。
【0018】また、上述した高圧側のダクト34に対し、
低圧側のダクト(図示しない)がダクト34の接続方向と
直交する方向に設けられている。この低圧側のダクトも
タンク32の側壁でガス仕切板17より下方に設けた接続部
(図示しない)に接続され、タンク32の横で垂直状に立
上るように構成される。このダクトの上部にはケーブル
ヘッド室(図示しない)が接続され、図示しない支持部
材を介してタンク32に支持されて垂直状に取付けられ
る。ダクトにはガス−ガスブッシング(図2に符号13で
示すガス−ガスブッシングと同様のもの)、ケーブルヘ
ッド室には上部引出しのケーブルヘッド(図2に符号14
で示す上部引出しのケーブルヘッド14と同様のもの)が
取付けられる。
【0019】低圧側の巻線口出し15は、巻線4aの下部
側へ引出され、ガス仕切板17より下方の空間で端子接続
を行い、接続リード線16aを介してガス−ガスブッシン
グ(図示しない)に接続され、さらに接続リード線(図
示しない)を介してケーブルヘッド(図示しない)に接
続され、ケーブル(図示しない)を介して上層階へ引出
されるようになっている。なお、タンク32内に封入され
たSF6 ガス21は、上述した従来と同様の経路で循環
し、変圧器中身4を冷却する。
【0020】以上のように構成することにより、ケーブ
ルヘッド室の高さを変圧器本体より低く抑えることがで
き、ケーブルヘッド室を取付けた状態での変圧器一体輸
送が可能となる。また、変圧器本体の上部カバー面が最
も高い位置となるため、変圧器建屋の階高H2 を必要最
小限に設計することができる。さらに、接続リード線が
SF6 ガス温度の低い下部に配置されているため、それ
らの温度設計が容易となる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、絶
縁ガスを封入したタンク内に収納する変圧器中身の巻線
口出しを全て巻線の下部側へ引出し、接続ケーブルをタ
ンクの下部を貫通して垂直状に配設されたケーブルヘッ
ド室に導き、上部引出しのケーブルヘッドに接続するよ
うにしているので、ケーブルヘッド室の高さを変圧器本
体より低く抑え、ケーブルヘッド室を取付け絶縁ガスを
封入した状態での変圧器一体輸送が可能となり、据付工
事の容易、かつ短縮化を図ることができ、また、変圧器
建屋の階高を低くして建屋コストを低減し、さらに、接
続リード線の熱的設計を容易としたガス絶縁変圧器を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図。
【図2】従来のガス絶縁変圧器を示す構成図。
【符号の説明】
4…変圧器中身、4a…巻線、4b…鉄心、7…ガス−
ガスブッシング、8,14…ケーブルヘッド、9,15…巻
線口出し、10a,10b,16a…接続リード線、18a,18
b…ガス流路、19…ファン、20…冷却器、21…SF6
ス、31…変圧器本体、32…タンク、33…上部カバー、34
…ダクト、35…ケーブルヘッド室。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ガスを封入したタンクに、鉄心と巻
    線とから成る変圧器中身を収納し、かつ巻線口出しに接
    続する上部引出しのケーブルヘッドを装着したケーブル
    ヘッド室を備えたガス絶縁変圧器において、前記巻線口
    出しを前記巻線の下部側に引出し、前記ケーブルヘッド
    室を前記タンクに近接して垂直状に配設したことを特徴
    とするガス絶縁変圧器。
JP4099392A 1992-04-20 1992-04-20 ガス絶縁変圧器 Pending JPH05299260A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4099392A JPH05299260A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 ガス絶縁変圧器

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JPH05299260A true JPH05299260A (ja) 1993-11-12

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JP4099392A Pending JPH05299260A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 ガス絶縁変圧器

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