JP2002352620A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JP2002352620A
JP2002352620A JP2001158347A JP2001158347A JP2002352620A JP 2002352620 A JP2002352620 A JP 2002352620A JP 2001158347 A JP2001158347 A JP 2001158347A JP 2001158347 A JP2001158347 A JP 2001158347A JP 2002352620 A JP2002352620 A JP 2002352620A
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克行 清積
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玲 堀口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサ電子ブロック全体をセード内部に収納
しても、明るさセンサの受光量が少なくならないように
する。 【解決手段】 照明負荷およびこれを収納するセードを
備えた照明器具と、センサ電子ブロック2とにより照明
装置を構成し、センサ電子ブロック2全体をセード内部
に収納する。センサ電子ブロック2は、熱線センサ20
0、明るさセンサ201および点灯モードを示す発光素
子202などが実装されたプリント基板20と、これを
内部に収納する外郭とを備える。外郭は、椀状に形成さ
れ熱線センサ200および明るさセンサ201の検知面
を一の方向に向けてこれらを収納するためのケース21
と、このケース21の開口を閉塞する椀状に形成された
カバー22とにより構成され、少なくともカバー22が
透明である。カバー22には、セードの中央付近が焦点
となるように、発光素子202からの光を集光する集光
レンズ部22cが一体成形されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば人体の動き
を感知する熱線センサと周囲の明るさを検知する明るさ
センサとを備えるセンサ電子ブロックを用いて、照明負
荷の点灯を制御する照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に熱線センサおよび明るさセンサを
備える従来の照明装置の断面図を示す。この天井取付型
の照明装置は、器具本体11およびセード12PAにより
構成される照明器具1PAと、この照明器具1PAに取り付
けられ、熱線センサ、明るさセンサおよび点灯モード表
示用の発光素子などを含むセンサ電子ブロック2PAとを
備えている。なお、図8中のFLは照明負荷(図では環
形蛍光ランプ)である。
【0003】この種の照明装置では、センサ電子ブロッ
ク2PAは照明器具1PAの下端中央に配置され、センサ動
作機能に方向性を持たないようになっている。セード1
2PAには、ランプイメージが出ないように不透明で透光
性の材料で構成される。熱線センサの人感感知性能を良
くするために、センサ電子ブロック2PAの一部をセード
12PAの下端中央から外部に露出させる構成が採られ
る。明るさセンサの受光量を確保するために、セード1
2PAの下端中央から外部に露出した熱線センサのレンズ
で光を明るさセンサの受光面に集光する構成が採られ
る。
【0004】また、センサを使用する点灯モードまたは
連続点灯モードなどへのモードの切替えを、照明装置の
電源オン/オフ用の壁スイッチを用いて行う照明装置で
は、センサ電子ブロックのレンズを通して光を射出する
発光素子によって点灯モードを示す構成が採られてい
る。そして、その発光素子の点灯は、熱線センサの反応
時または連続点灯モード時などに実行される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の照明装置では、センサ電子ブロックの陰が照明器具
の下端中央に必ず生じるので、照明装置の直下が暗くな
るとともに、ランプイメージも悪くなるという課題があ
る。
【0006】この課題を解決するためには、熱線を比較
的通しやすいポリエチレンなどの材料を用いてセードを
作製し、このセード内部にセンサ電子ブロック全体を収
納する方法が考えられる。
【0007】しかし、従来のセンサ電子ブロック全体を
セード内部に収納した場合には、明るさセンサに受光さ
れる受光量が少なくなるほか、点灯モードを示す発光素
子が点灯しても周囲温度が高すぎてその発光の有無を視
認することができないなどの別の課題が生じる。
【0008】また、点灯モードの表示については、例え
ば2灯用照明器具において、異なる2つの色を持つラン
プを照明器具に搭載し、各々のランプを別々に各モード
で点灯させるという案も考えられる。しかし、この場
合、片側のランプが常に消灯されるので、効率が悪くな
る。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、センサ電子ブロック全体をセード内部に収納し
ても、明るさセンサの受光量が少なくならないようにし
うる照明装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1記載の発明は、照明負荷およびこれを内部に
収納するセードを備えた照明器具と、センサ電子ブロッ
クとにより構成され、センサ電子ブロック全体がセード
内部に収納される照明装置であって、センサ電子ブロッ
クは、照明負荷の制御に利用される明るさセンサと、こ
れを内部に収納する外郭とを備え、この外郭は、一の方
向に開口を有する箱状に形成され明るさセンサの検知面
を一の方向に向けてこれを収納するためのケースと、こ
のケースの開口を閉塞する箱状に形成されたカバーとに
より構成され、これらケースおよびカバーのうち、少な
くともカバーが透明になっていることを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の照
明装置において、センサ電子ブロックは、明るさセンサ
を一の面に実装するプリント基板と、このプリント基板
の一の面に実装される熱線センサと、この熱線センサに
組み付けられる熱線センサ用レンズとを備え、カバーの
底部には孔が形成され、この孔から熱線センサ用レンズ
が外郭の外部に露出していることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載の照
明装置において、外郭は、熱線センサの人体検知範囲を
所定範囲内の任意の方向に向けるための可動機構を介し
て照明器具に取り付けられ、可動機構を構成する機構部
が外郭に設けられていることを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1記載の照
明装置において、照明器具は、照明負荷が取り付けられ
る器具本体と、これに取り付けられ照明負荷を覆う不透
明で透光性のセードとにより構成され、センサ電子ブロ
ックはセード内部に収納され器具本体に取り付けられる
ことを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項2記載の照
明装置において、センサ電子ブロックは、プリント基板
の一の面に実装され点灯モードを示す発光素子を有し、
照明器具は、照明負荷が取り付けられる器具本体と、こ
れに取り付けられ照明負荷を覆う不透明で透光性のセー
ドとにより構成され、センサ電子ブロックはセード内部
に収納され器具本体に取り付けられることを特徴とす
る。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項5記載の照
明装置において、点灯モードを示す発光素子は、明るさ
センサを除く電子部品と外郭とによって囲まれるように
プリント基板に実装されていることを特徴とする。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項5記載の照
明装置において、センサ電子ブロックは、セードの中央
付近が焦点となるように、発光素子からの点灯モードを
示すための光を集光する集光レンズを有することを特徴
とする。
【0017】請求項8記載の発明は、請求項7記載の照
明装置において、集光レンズはカバーと一体に形成され
ていることを特徴とする。
【0018】請求項9記載の発明は、請求項7記載の照
明装置において、集光レンズは熱線センサ用レンズと一
体に形成されていることを特徴とする。
【0019】請求項10記載の発明は、請求項2記載の
照明装置において、熱線センサ用レンズは着色されてい
ることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る一実施形態の
照明装置に具備されるセンサ電子ブロックの斜視図、図
2は本実施形態の照明装置の断面図、図3は図1のセン
サ電子ブロックを一の方向から見た図、図4は図1のセ
ンサ電子ブロックの断面図、図5,図6はセンサ電子ブ
ロックの可動機構の説明図である。
【0021】本実施形態の照明装置は、図2に示すよう
に、器具本体11およびセード12により構成される照
明器具1と、この照明器具1に取り付けられるセンサ電
子ブロック2とを備えている。
【0022】器具本体11は、天井面に取り付けられ天
井面から下方に伸びる筒状の側壁を有する器体111
と、この器体111の下面に着脱自在に取り付けられる
照明負荷(図2の例では環形蛍光ランプ)FLと、器体
111内に収納され、センサ電子ブロック2からの出力
を利用して、照明負荷FLの制御(点灯または消灯制御
など)を行ういわゆる放電灯点灯装置(図示せず)と、
器体111の下面中央部に取り付けられる断面コ字状で
下方に凸の支持部材112と、この支持部材112の下
方先端に取り付けられ可動機構ブロックを構成する格納
部113および枠部114とにより構成されている。な
お、これら格納部113および枠部114の具体構造に
ついては後述する。
【0023】セード12は、不透明で、透光性の樹脂
(例えば熱線を比較的通しやすいポリエチレンなど)に
より、器具本体11に取り付けられた照明負荷FL全体
を内部に収納するドーム状に形成され、開口側で器具本
体11の器体111に着脱自在に取り付けられる。
【0024】センサ電子ブロック2は、図1に示すよう
に、人体の動きを感知するための熱線センサ200およ
び周囲の明るさを検知するための明るさセンサ201な
どが一の面に実装されたプリント基板20と、このプリ
ント基板20を内部に収納する外郭となるケース21お
よびカバー22と、熱線センサ200の検知面の前面に
直接組み付けられる熱線センサ用レンズ23とを備えて
いる。
【0025】プリント基板20には、熱線センサ200
が中央に実装され、この周囲に、明るさセンサ201、
点灯モードを示す例えばLEDなどの発光素子202、
および他の電子部品などが実装されている。
【0026】ここで、本実施形態では、上述の放電灯点
灯装置は、図略のケーブルなどを介してセンサ電子ブロ
ック2と接続されており、熱線センサ200および明る
さセンサ201の両検出結果を適宜利用して、各種モー
ドで照明負荷FLの制御を行うほか、点灯モードを示す
べく、発光素子202の点灯および消灯制御も行う。こ
の発光素子202の具体制御については、例えば、セン
サを使用する点灯モードにおいて熱線センサ200が人
体の動きを検知したとき、またはセンサを使用しない連
続点灯モードのときなど、所定時に発光素子202を点
灯させる制御が実行される。なお、センサを使用する点
灯モードまたは連続点灯モードなどへのモードの切替え
は、例えば、本照明装置の電源オン/オフ用の壁スイッ
チまたはリモコンなどを通じて行われる。
【0027】また、発光素子202は、図1,図3に示
すように、明るさセンサ201を除く、熱線センサ20
0、他の電子部品(例えば電解コンデンサなどの発光素
子202と同程度の高さを持つもの)203,204お
よび外郭によって囲まれている。このように、明るさセ
ンサ201から離して、発光素子202の周りをこれと
同程度の高さの電子部品で囲むことにより、発光素子2
02の光が明るさセンサ201に影響しないようにその
光を遮ることができる。
【0028】ケース21は、図1および図4に示すよう
に、樹脂などにより、一の方向(図2では下方)に開口
を有する椀状(箱状かつ半球状)に形成され、熱線セン
サ200および明るさセンサ201の検知面を一の方向
に向けてこれらを収納するためのものである。
【0029】カバー22は、樹脂などにより椀状に形成
され、開口側でケース21の開口を閉塞するものであ
る。すなわち、ケース21の開口縁部21aは、当該開
口縁部21aの外周側が一段高くなった段差を有する一
方、カバー22の開口縁部22aは、当該開口縁部22
aの内周側が一段高くなった段差を有し、これら開口縁
部21a,22aが互いに嵌合することにより、ケース
21およびカバー22が互いに固定されて球状の外郭を
構成する。
【0030】そして、これらケース21およびカバー2
2のうち、少なくともカバー22が透明になっており、
この透明のカバー22内に到来する光が外郭内に収納さ
れた明るさセンサ201によって受光されるようになっ
ている。
【0031】他方、熱線センサ200については、この
前面に組み付けられた熱線センサ用レンズ23が外郭の
外部に露出するように、カバー22の底部に孔22bが
形成されている。また、カバー22には、セード12の
中央付近が焦点となるように(図2(b)に示す射出光
L参照)、発光素子202からの点灯モードを示すため
の光を集光する集光レンズ部22cが、発光素子202
の光の射出方向前方の位置に一体に設けられ、その集光
レンズ部22cを除く孔22bの周りに、クレータ状に
盛り上がる突条部22dが形成されている。
【0032】ケース21の外壁には、上記可動機構ブロ
ックとともに、熱線センサ200の人体検知範囲を所定
範囲内の任意の方向に向けるための可動機構を構成する
円柱状の突起21bが、一対同軸となるように開口面の
半径方向外向きに一体成形されている。
【0033】そして、図5に示すように、可動機構ブロ
ックの格納部113は、樹脂などによりケース21を収
納する椀状に形成され、各突起21bに対応し、開口縁
部から内壁極点側に伸びる溝113aを有している。ま
た、それらの各開口縁部の外壁側には、ねじ止め用の穴
113bを有する耳部113cが連設されている。他
方、枠部114は、樹脂などにより、格納部113の開
口縁部に対応する枠状に形成され、格納部113の各溝
113aに連通する溝114aを内壁に有している。ま
た、それらの各溝114aのある外壁側には、ねじ止め
用の穴114bを有する耳部114cが連設されてい
る。
【0034】次に、本実施形態の特徴となるセンサ電子
ブロック2の組立ておよび照明器具1への取付けの手順
について説明する。
【0035】まず、実装済みのプリント基板20を用意
して、これをケース21内の所定位置に配置する。続い
て、プリント基板20の発光素子202の前方に集光レ
ンズ部22cが来るようにしながら、ケース21および
カバー22を、開口縁部21a,22aで嵌合して互い
に固定する。これにより、図1に示すセンサ電子ブロッ
ク2が得られる。なお、ケース21およびカバー22の
固定に接着剤を使用するようにしてもよい。
【0036】この後、センサ電子ブロック2の各突起2
1bを格納部113の溝113aに填め込みながら、格
納部113内にセンサ電子ブロック2のケース21部分
を収納する。続いて、格納部113の開口縁部上に枠部
114を載置して、ねじを用いて格納部113と枠部1
14とをねじ止めする。
【0037】これにより、図6に示すように、センサ電
子ブロック2が可動機構ブロック内に可動状態で取り付
けられることになるから、枠部114の開口縁部および
カバー22の突条部22dと、各組みの突起21bおよ
び溝113a,114aとにより規制される所定範囲内
の任意の方向に、熱線センサ200の人体検知範囲を向
けることができる。なお、図6中の矢印は可動方向を示
す。
【0038】そして、図6に示した一式は、図2に示し
た支持部材112の下方先端に取り付けられて、センサ
電子ブロック2全体がセード12内部に収納されること
になる。ここで、図2の例では、センサ電子ブロック2
は、セード12の下端中央の内壁から所定長離間し、か
つプリント基板20の位置が照明負荷FLの下端よりも
下方に位置するようにセード12内部に収納されてい
る。
【0039】以上、本実施形態によれば、センサ電子ブ
ロック2全体がセード12内部に収納されるので、その
一部が露出するものよりも、照明器具1の下端中央にセ
ンサ電子ブロック2の陰を生じ難くすることができるか
ら、照明装置の直下が暗くならないようにすることがで
き、ランプイメージが悪くならないようにすることがで
きる。
【0040】また、明るさセンサ201の受光面周り全
てが透明のカバー22で覆われるので、明るさセンサ2
01などをカバー22で保護することができるととも
に、セード12を通過して内部に入ってくる光を効率的
に集光することができる。
【0041】熱線センサ200に対しては、その前面に
組み付けられた熱線センサ用レンズ23を外郭の外部に
露出させるための孔22bがカバー22に形成されるか
ら、熱線センサ200の人体の感知性能を損なわずに、
熱線センサ200をセンサ電子ブロック2内に収納する
ことができる。また、熱線センサ200の感度調整のた
めに任意の色を選択して熱線センサ用レンズ23に着色
することができる。
【0042】また、点灯モードを示す発光素子202か
ら照射された光が集光レンズ部22cによってセード1
2の中央付近に集光することになるので、照明負荷FL
の点灯時でも発光素子202から照射された光を容易に
視認することができる。
【0043】また、発光素子202の周りを明るさセン
サ201を除く電子部品などで囲むので、明るさセンサ
201への発光素子202の光による影響を低減するこ
とができる。
【0044】さらに、可動機構によって、熱線センサ2
00の人体検知範囲を所定範囲内の任意の方向に向ける
ことができるから、利用者の生活環境に適応的に熱線セ
ンサ200を作動させることができ、熱線センサによる
照明装置の動作の向上を図ることができる。
【0045】なお、本実施形態では、集光レンズ部22
cがカバー22に一体成形されているが、これに限ら
ず、図7に示すように、熱線センサ用レンズ23’に集
光レンズ部22c’が一体成形される構成でもよい。こ
の場合も、簡単な構成で、点灯モードを示す発光素子が
点灯してもその発光の有無を視認することができないと
いう問題を解決することができる。
【0046】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、請求項
1記載の発明は、照明負荷およびこれを内部に収納する
セードを備えた照明器具と、センサ電子ブロックとによ
り構成され、センサ電子ブロック全体がセード内部に収
納される照明装置であって、センサ電子ブロックは、照
明負荷の制御に利用される明るさセンサと、これを内部
に収納する外郭とを備え、この外郭は、一の方向に開口
を有する箱状に形成され明るさセンサの検知面を一の方
向に向けてこれを収納するためのケースと、このケース
の開口を閉塞する箱状に形成されたカバーとにより構成
され、これらケースおよびカバーのうち、少なくともカ
バーが透明になっているので、センサ電子ブロックの一
部がセードの外部に露出するものよりも、照明負荷の一
の照明方向にセンサ電子ブロックの陰を生じ難くするこ
とができるから、照明装置のその方向が暗くならないよ
うにすることができ、ランプイメージが悪くならないよ
うにすることができるほか、センサ電子ブロック全体を
セード内部に収納しても、明るさセンサの受光量が少な
くならないようにすることができる。
【0047】請求項2記載の発明は、請求項1記載の照
明装置において、センサ電子ブロックは、明るさセンサ
を一の面に実装するプリント基板と、このプリント基板
の一の面に実装される熱線センサと、この熱線センサに
組み付けられる熱線センサ用レンズとを備え、カバーの
底部には孔が形成され、この孔から熱線センサ用レンズ
が外郭の外部に露出しているので、熱線センサの人体の
感知性能を損なわずに、熱線センサをセンサ電子ブロッ
ク内に収納することができる。
【0048】請求項3記載の発明は、請求項2記載の照
明装置において、外郭は、熱線センサの人体検知範囲を
所定範囲内の任意の方向に向けるための可動機構を介し
て照明器具に取り付けられ、可動機構を構成する機構部
が外郭に設けられているので、利用者の生活環境に適応
的に熱線センサを作動させることができ、熱線センサに
よる照明装置の動作の向上を図ることができる。
【0049】請求項4記載の発明は、請求項1記載の照
明装置において、照明器具は、照明負荷が取り付けられ
る器具本体と、これに取り付けられ照明負荷を覆う不透
明で透光性のセードとにより構成され、センサ電子ブロ
ックはセード内部に収納され器具本体に取り付けられる
ので、センサ電子ブロックがセードの内壁から離間する
から、照明負荷の一の照明方向にセンサ電子ブロックの
陰を好適に生じ難くすることができる。
【0050】請求項5記載の発明は、請求項2記載の照
明装置において、センサ電子ブロックは、プリント基板
の一の面に実装され点灯モードを示す発光素子を有し、
照明器具は、照明負荷が取り付けられる器具本体と、こ
れに取り付けられ照明負荷を覆う不透明で透光性のセー
ドとにより構成され、センサ電子ブロックはセード内部
に収納され器具本体に取り付けられるのであり、この構
成でも請求項1および2記載の発明と同様の効果を奏す
ることができる。
【0051】請求項6記載の発明は、請求項5記載の照
明装置において、点灯モードを示す発光素子は、明るさ
センサを除く電子部品と外郭とによって囲まれるように
プリント基板に実装されているので、明るさセンサへの
発光素子の光による影響を低減することができる。
【0052】請求項7記載の発明は、請求項5記載の照
明装置において、センサ電子ブロックは、セードの中央
付近が焦点となるように、発光素子からの点灯モードを
示すための光を集光する集光レンズを有するので、照明
負荷の点灯時でも発光素子から照射された光を容易に視
認することができる。
【0053】請求項8記載の発明は、請求項7記載の照
明装置において、集光レンズはカバーと一体に形成され
ているので、照明負荷の点灯時でも発光素子から照射さ
れた光を簡単な構成で視認容易にすることができる。
【0054】請求項9記載の発明は、請求項7記載の照
明装置において、集光レンズは熱線センサ用レンズと一
体に形成されているので、照明負荷の点灯時でも発光素
子から照射された光を簡単な構成で視認容易にすること
ができる。
【0055】請求項10記載の発明は、請求項2記載の
照明装置において、熱線センサ用レンズは着色されてい
るので、その色により熱線センサの感度を調整すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態の照明装置に具備され
るセンサ電子ブロックの斜視図である。
【図2】本実施形態の照明装置の断面図である。
【図3】図1のセンサ電子ブロックを一の方向から見た
図である。
【図4】図1のセンサ電子ブロックの断面図である。
【図5】センサ電子ブロックの可動機構の説明図であ
る。
【図6】センサ電子ブロックの可動機構の説明図であ
る。
【図7】集光レンズ部の他の成形例を示す図である。
【図8】熱線センサおよび明るさを備える従来の照明装
置の断面図である。
【符号の説明】
1 照明器具 11 器具本体 12 セード 2 センサ電子ブロック 20 プリント基板 200 熱線センサ 201 明るさセンサ 202 発光素子 21 ケース 22 カバー 23 熱線センサ用レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01J 5/08 G01J 5/08 B G01V 8/12 G01V 9/04 A (72)発明者 堀口 玲 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 北川 拓也 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2G065 AA03 AB02 AB04 AB27 BA01 BB06 BB24 BC21 CA01 DA20 2G066 AC13 BA22 CA08 3K014 AA03 GA03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明負荷およびこれを内部に収納するセ
    ードを備えた照明器具と、センサ電子ブロックとにより
    構成され、センサ電子ブロック全体がセード内部に収納
    される照明装置であって、センサ電子ブロックは、照明
    負荷の制御に利用される明るさセンサと、これを内部に
    収納する外郭とを備え、この外郭は、一の方向に開口を
    有する箱状に形成され明るさセンサの検知面を一の方向
    に向けてこれを収納するためのケースと、このケースの
    開口を閉塞する箱状に形成されたカバーとにより構成さ
    れ、これらケースおよびカバーのうち、少なくともカバ
    ーが透明になっていることを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 センサ電子ブロックは、明るさセンサを
    一の面に実装するプリント基板と、このプリント基板の
    一の面に実装される熱線センサと、この熱線センサに組
    み付けられる熱線センサ用レンズとを備え、カバーの底
    部には孔が形成され、この孔から熱線センサ用レンズが
    外郭の外部に露出していることを特徴とする請求項1記
    載の照明装置。
  3. 【請求項3】 外郭は、熱線センサの人体検知範囲を所
    定範囲内の任意の方向に向けるための可動機構を介して
    照明器具に取り付けられ、可動機構を構成する機構部が
    外郭に設けられていることを特徴とする請求項2記載の
    照明装置。
  4. 【請求項4】 照明器具は、照明負荷が取り付けられる
    器具本体と、これに取り付けられ照明負荷を覆う不透明
    で透光性のセードとにより構成され、センサ電子ブロッ
    クはセード内部に収納され器具本体に取り付けられるこ
    とを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  5. 【請求項5】 センサ電子ブロックは、プリント基板の
    一の面に実装され点灯モードを示す発光素子を有し、照
    明器具は、照明負荷が取り付けられる器具本体と、これ
    に取り付けられ照明負荷を覆う不透明で透光性のセード
    とにより構成され、センサ電子ブロックはセード内部に
    収納され器具本体に取り付けられることを特徴とする請
    求項2記載の照明装置。
  6. 【請求項6】 点灯モードを示す発光素子は、明るさセ
    ンサを除く電子部品と外郭とによって囲まれるようにプ
    リント基板に実装されていることを特徴とする請求項5
    記載の照明装置。
  7. 【請求項7】 センサ電子ブロックは、セードの中央付
    近が焦点となるように、発光素子からの点灯モードを示
    すための光を集光する集光レンズを有することを特徴と
    する請求項5記載の照明装置。
  8. 【請求項8】 集光レンズはカバーと一体に形成されて
    いることを特徴とする請求項7記載の照明装置。
  9. 【請求項9】 集光レンズは熱線センサ用レンズと一体
    に形成されていることを特徴とする請求項7記載の照明
    装置。
  10. 【請求項10】 熱線センサ用レンズは着色されている
    ことを特徴とする請求項2記載の照明装置。
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