JP2002351891A - 情報提供装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クライアントの通信手段又は発信地域に限定
した広告情報を提供でき、従って、ユーザーに関係のあ
る広告情報のみを提供できる情報提供装置を提供するこ
とである。 【解決手段】 情報提供装置１０５は、広告情報１０７
をコンピュータネットワークを介して提供するための装
置であって、クライアント１０２に接続された通信手段
１０３の電話番号の局番を識別し、該局番を提供の対象
とした広告情報１０７を提供することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、広告情報をコンピ
ュータネットワークを介して提供するための情報提供装
置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、企業や店の広告、自治体からの地
域情報等の広告情報をコンピュータネットワークを介し
て提供する方法として、広告情報を無作為に各クライア
ントに送信する方法、或いは特開２０００−２０７３３
４号公報に開示されているように、各クライアントが過
去にアクセスした実績を元に嗜好等を分類し、その嗜好
に合った広告情報を送信する方法がある。また特開平９
−１１４７８３号公報に開示されているように、各ユー
ザーの会員登録情報を元に提供する情報を変える方法が
ある。また特開２０００−２０４３３号公報には、クラ
イアントがアクセスしているアクセスポイント（以下Ａ
Ｐと記す）のＩＰアドレス又は電話番号からクライアン
トの発信地域を判別し、その地域に応じた情報を提供す
る方法が提案されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開２
０００−２０７３３４号公報の方法では、全国からアク
セスする不特定のクライアントを対象としているため、
オンラインショップや全国規模の企業が主な広告主であ
る。そして、地域に密着した商店や企業の広告、自治体
からの地域密着情報等は、対象となる地域のクライアン
トだけに限定して提供することが困難であり、費用対効
果の点から広告や情報提供を行い難い。また、ユーザー
も自身に関係のない広告や情報が提供されると迷惑であ
る。

【０００４】また、特開平９−１１４７８３号公報の方
法では、各ユーザーがプロバイダに加入した時点の登録
情報を利用しており、単身赴任や出張又は移動体通信端
末の利用により自宅外からアクセスしている場合には、
必要のない広告や情報が提供される。

【０００５】また、特開２０００−２０４３３号公報の
方法では、クライアントがアクセスしているＡＰからそ
の地域を判別しており、全国の各市にＡＰを整備してい
なければクライアントの正確な発信地域を判別すること
はできない。また更に細かな地域を電話番号から判別す
る場合、携帯電話等の移動電話から発信されていると発
信地域を特定することはできない。同様に全国共通のＡ
Ｐを利用した場合にもクライアントの発信地域を判別す
ることはできない。

【０００６】本発明は、上記の問題点に鑑み、クライア
ントの通信手段又は発信地域に限定した広告情報を提供
でき、従って、ユーザーに関係のある広告情報のみを提
供できる情報提供装置を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る情報提供装置においては、広告情報を
コンピュータネットワークを介して提供するための情報
提供装置であって、クライアントに接続された通信手段
の電話番号の局番を識別し、該局番を提供の対象とした
広告情報を提供することを特徴とする。

【０００８】また、前記広告情報は、提供する局番を限
定してもよい。

【０００９】このように、通信手段の電話番号の局番に
対応した広告情報を提供することにより、クライアント
の通信手段又は発信地域に限定した広告情報を提供する
ことができる。従って、ユーザーに関係のある広告情報
のみを提供することができる。

【００１０】また、個々の広告情報を識別する識別子
と、個々の広告情報を提供する局番とを有する対照デー
タに、前記通信手段の局番を照合することにより識別子
を特定し、該特定した識別子に対応する広告情報を提供
してもよい。

【００１１】また、前記広告情報は、前記クライアント
が要求する最初の情報とともに提供してもよい。

【００１２】

【発明の実施の形態】図１は、本発明の情報提供装置を
用いたシステムの構成図である。１０２はパーソナルコ
ンピュータ(パソコン)やモバイル端末等からなるクライ
アントであり、ユーザーはＷＷＷブラウザ(インターネ
ット経由で文書を閲覧するためのアプリケーションソフ
ト)により各種Ｗｅｂサイト情報を閲覧することができ
る。１０３は家庭用等の固定電話、又は携帯電話やＰＨ
Ｓ等の移動電話からなる通信手段であり、クライアント
１０２に接続されている。

【００１３】１０４は各市又は全国共通のＡＰであり、
通信手段１０３と電話網で接続されている。１０５はク
ライアント１０２に、インターネット１０６を通じて取
得した各種Ｗｅｂサイト情報を配信したり、情報提供者
の広告情報１０７を配信する情報提供装置であり、ＡＰ
１０４とインターネット１０６とに接続されている。な
お、広告情報１０７は、企業や店の広告、自治体の広報
等からなり、例えば、地域に密着した商店や企業の広
告、自治体からの地域密着情報、オンラインショップや
全国規模の企業の広告がある。

【００１４】１０８は（市外）局番−地域対照データベ
ースであり、市外局番又は局番と地域名とを対応させた
データが格納されている。１０９は地域−情報提供者対
照データベースであり、情報提供者と、その広告情報を
配信する対象地域と、その市外局番又は局番と、その広
告情報を識別するファイル名とを対応させたデータが格
納されている。

【００１５】ここで、広告情報１０７と（市外）局番−
地域対照データベース１０８と地域−情報提供者対照デ
ータベース１０９とは、情報提供装置１０５と接続され
ており、情報提供装置１０５はそれらの情報を適時読み
出すことができる。そして、ＡＰ１０４と、情報提供装
置１０５と、広告情報１０７と、（市外）局番−地域対
照データベース１０８と、地域−情報提供者対照データ
ベース１０９とから、プロバイダ領域１０１が構成され
ている。

【００１６】なお、広告情報１０７と、（市外）局番−
地域対照データベース１０８と、地域−情報提供者対照
データベース１０９とは、プロバイダ領域１０１外にイ
ンターネット１０６を介して設けてもよく、また、情報
提供装置１０５内に設けてもよい。

【００１７】図２は、情報提供装置１０５の動作を示し
たフローチャートである。クライアント１０２から通信
手段１０３を通じてＡＰ１０４にダイヤルアップ接続さ
れると、情報提供装置１０５は、ステップＳ２０１にお
いて通信手段１０３の電話番号と、ユーザーのＩＤ及び
パスワードを取得する。次にステップＳ２０２へ進んで
ユーザーのＩＤ及びパスワードを元にユーザー認証を行
う。ステップＳ２０２においてユーザー認証が不可であ
れば、ステップＳ２０３へ進んで通信を切断する。

【００１８】一方、ステップＳ２０２においてユーザー
認証ができれば、ステップＳ２０４へ進んで地域−情報
提供者対照データベース１０９の中から、取得した通信
手段１０３の電話番号の局番を検索して、一致する局番
に対応した広告情報を識別するファイル名を読み出す。
そして、ステップＳ２０５へ進んでステップＳ２０４で
読み出したファイル名を有する特定の広告情報１０７を
読み出す。しかる後、ステップＳ２０６へ進んで特定の
広告情報１０７をクライアント１０２へ配信する。

【００１９】なお、ユーザーが要求した各種Ｗｅｂサイ
ト情報は、情報供給装置１０５がインターネット１０６
を通じて取得し、広告情報１０７とともにクライアント
１０２に配信される。従って、ユーザーは目的のサイト
に自由にアクセス可能である。また、広告情報１０７
は、クライアント１０２から情報供給装置１０５に接続
があると、情報供給装置１０５が自動的に配信する。な
お、クライアント１０２において配信された広告情報１
０７によって、ＷｅｂブラウジングやＥ−ｍａｉｌ送受
信の操作が制限されることはない。

【００２０】このように、通信手段１０３の電話番号の
局番に対応した広告情報１０７を提供することにより、
クライアント１０２の通信手段１０３又は発信地域に限
定した広告情報を提供することができる。従って、ユー
ザーに関係のある広告情報のみを提供することができ
る。

【００２１】以下に、上記の情報提供装置１０５を用い
たシステムの実施例について説明する。例えば、通信手
段１０３の電話番号を北海道恵庭市の０１２３−ｘｘ−
ｘｘｘｘとする。クライアント１０２から通信手段１０
３を通じてＡＰ１０４にダイヤルアップ接続されると、
情報提供装置１０５は、通信手段１０３の電話番号と、
ユーザーのＩＤ及びパスワードを取得する。次に情報提
供装置１０５はユーザーのＩＤ及びパスワードを元にユ
ーザー認証を行う。

【００２２】ユーザー認証ができれば、地域−情報提供
者対照データベース１０９の中から、取得した通信手段
１０３の電話番号の局番「０１２３」を検索して、一致
する局番に対応した広告情報を識別するファイル名を読
み出す。図３に、地域−情報提供者対照データベース１
０９に格納されたデータ３０１の一例を示す。データ３
０１中の対象市外局番又は局番の欄から「０１２３」を
検索すると２つ見つかり、それらに対応した広告情報を
識別するファイル名はＦＩＬＥ＿Ｂ及びＦＩＬＥ＿Ｃで
ある。そして、そのファイル名を元に広告情報１０７か
らＦＩＬＥ＿Ｂ及びＦＩＬＥ＿Ｃの情報を読み出す。し
かる後、ＦＩＬＥ＿Ｂ及びＦＩＬＥ＿Ｃの情報をクライ
アント１０２へ配信する。

【００２３】図４に、画面に情報が表示されたクライア
ント１０２を示す。ＦＩＬＥ＿Ｂの情報提供者であるＢ
不動産の広告と、ＦＩＬＥ＿Ｃの情報提供者であるスー
パーＣの広告とが表示されている。

【００２４】このように、局番「０１２３」に対応した
広告情報であるＢ不動産の広告とスーパーＣの広告とを
提供することにより、北海道恵庭市のクライアント１０
２に限定した広告情報を提供することができる。

【００２５】また、通信手段１０３がＰＨＳであり局番
が「０７０」の場合は、図３のデータ３０１から対応す
るＦＩＬＥ＿Ｈが特定され、広告情報１０７からＦＩＬ
Ｅ＿Ｈの情報を読み出してクライアント１０２へ配信す
る。図５に、画面に情報が表示されたクライアント１０
２を示す。ＦＩＬＥ＿Ｈの情報提供者であるＨ通信の広
告が表示されている。

【００２６】このように、局番「０７０」に対応した広
告情報であるＨ通信の広告を提供することにより、ＰＨ
Ｓを通信手段１０３とするクライアント１０２に限定し
た広告情報を提供することができる。

【００２７】なお、ユーザーが要求したＷｅｂサイト情
報は、図４及び図５の各種Ｗｅｂサイト情報４０２、５
０２として広告４０１、５０１とともに別ウィンドウで
表示される。

【００２８】なお、広告４０１、５０１のウィンドウで
情報提供者として広告情報を登録することができるよう
にしてもよい。例えば、情報提供者であるＡ商店が、北
海道夕張市のクライアントに広告情報を提供したいとす
る。その場合、Ａ商店のユーザーが、クライアント１０
２に表示された広告４０１、５０１のウィンドウ上の登
録ボタン（不図示）をクリックすると、情報登録用の画
像が表示される。そして広告情報を提供したい地域を地
図等から選択する。このようにすると、情報提供者は広
告情報を提供したい地域の局番を調べて入力することな
しに、簡単に広告情報を提供する地域を登録することが
できる。

【００２９】例えば、広告情報を提供する地域として北
海道夕張市を選択すると、情報提供装置１０５は（市
外）局番−地域対照データベース１０８の中から北海道
夕張市の市外局番を検索する。図６に、（市外）局番−
地域対照データベース１０８に格納されたデータ６０１
の一例を示す。データ６０１は、全国の市外局番又は移
動電話の局番に対応する地域と詳細地域又は通信手段名
を有している。データ６０１より、北海道夕張市の市外
局番は「０１２３５」であると特定される。そして、ク
ライアント１０２から広告情報のファイルを送信する。

【００３０】しかる後、地域−情報提供者対照データベ
ース１０９に、図３に示したデータ３０１のように、情
報提供者の欄にＡ商店、対象地域の欄に北海道一部、対
象市外局番又は局番の欄に「０１２３５」、ファイル名
の欄にＦＩＬＥ＿Ａと登録される。

【００３１】なお、広告情報を提供する地域は、複数選
択しても、また九州等のおおまかな地域を選択してもよ
く、例えば、ＰＨＳを通信手段１０３とするクライアン
トすべてに広告情報を提供したいときは対象地域を全国
とすればよい。また、広告情報を提供する対象を限定す
る他の方法としては、通信手段１０３の局番の上何桁か
の数字を指定する方法でもよい。以上の手続きにより、
情報提供者は広告情報を登録することができる。

【００３２】

【発明の効果】本発明の情報提供装置によれば、クライ
アントに接続された通信手段の電話番号の局番を識別
し、該局番を提供の対象とした広告情報を提供すること
により、クライアントの通信手段又は発信地域に限定し
た広告情報を提供することができる。従って、ユーザー
に関係のある広告情報のみを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の情報提供装置を用いたシステム
の構成図である。

【図２】 本発明の情報提供装置の動作を示したフ
ローチャートである。

【図３】 本発明の情報提供装置が読み出す地域−
情報提供者対照データベースに格納されたデータの一例
を示す図である。

【図４】 本発明の情報提供装置から提供した情報
が表示されたクライアントの図である。

【図５】 本発明の情報提供装置から提供した他の
情報が表示されたクライアントの図である。

【図６】 本発明の情報提供装置が読み出す（市
外）局番−地域対照データベースに格納されたデータの
一例を示す図である。

【符号の説明】

１０２ クライアント １０３ 通信手段 １０５ 情報提供装置 １０７ 広告情報

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 広告情報をコンピュータネットワークを
   介して提供するための情報提供装置であって、 クライアントに接続された通信手段の電話番号の局番を
   識別し、該局番を提供の対象とした広告情報を提供する
   ことを特徴とする情報提供装置。
2. 【請求項２】 前記広告情報は、提供する局番を限定し
   ていることを特徴とする請求項１記載の情報提供装置。
3. 【請求項３】 個々の広告情報を識別する識別子と、個
   々の広告情報を提供する局番とを有する対照データに、
   前記通信手段の局番を照合することにより識別子を特定
   し、該特定した識別子に対応する広告情報を提供するこ
   とを特徴とする請求項１又は２記載の情報提供装置。
4. 【請求項４】 前記広告情報は、前記クライアントが要
   求する最初の情報とともに提供することを特徴とする請
   求項１〜３何れかに記載の情報提供装置。