JP2002350724A - 光学アレイ及びそれを用いた光学装置 - Google Patents
光学アレイ及びそれを用いた光学装置Info
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- JP2002350724A JP2002350724A JP2001153855A JP2001153855A JP2002350724A JP 2002350724 A JP2002350724 A JP 2002350724A JP 2001153855 A JP2001153855 A JP 2001153855A JP 2001153855 A JP2001153855 A JP 2001153855A JP 2002350724 A JP2002350724 A JP 2002350724A
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Abstract
ため、安価な光学ヘッド用光学系を提供する。 【解決手段】 電子写真プリンタ、複写機あるいはイメ
ージスキャナなどの直線状の光源あるいは直線状のセン
サを用いる光学装置の光学系として、シリンドリカルレ
ンズを縦横に組み合わせた光学アレイを用いる。各々の
光軸に対して垂直方向に配列され、複数の横シリンドリ
カルレンズ部L1,L2と少なくとも一列の縦シリンド
リカルレンズ部L3,L4とを有するシリンドリカルレ
ンズアレイを、仕切枠1の上下に各シリンドリカルレン
ズ部の焦点距離に応じた間隔で配置する。
Description
それを用いて電子写真プリンタや複写機の露光系あるい
はイメージスキャナ等として使用される光学装置に関す
る。
光ドラム上に静電潜像を形成し、この潜像をトナーによ
って現像し、このトナーを紙に転写し、熱、圧力によっ
てトナーを紙に定着させることによって印刷を行なって
いる。
は、レーザ光線を感光ドラム上で走査させる方法と、多
数の個別の発光素子を配列して形成した発光素子アレイ
からの光を感光ドラム上に結像させる方法とがある。
では、光学ヘッドは、LED(発光ダイオード)アレイ
あるいはEL(エレクトロルミネッセンス)アレイ等か
らなる発光素子アレイ(以下LEDアレイを例に取る)
と、このLEDアレイを駆動するドライバーICと、L
EDアレイからの光を感光ドラム上に結像させる光学系
とから構成される。
が多用されている。ロッドレンズは、ガラスファイバー
にイオンを含浸させ、中央部から周辺部に向かって屈折
率が低下するようにしたものである。
ズアレイはロッドレンズを並べたものであり、各ロッド
レンズは感光ドラム上に等倍率の正立像を結び、隣接す
るロッドレンズとの像が重なる。
ドレンズを並べるだけで対応できるのでコンパクトな光
学系となる。
受光素子アレイにあっても同様にロッドレンズアレイを
用いた光学系が用いられていた。
レンズアレイは第1に上記のような複数本のロッドレン
ズを同一長さに切断し、平行に整列させ、更には両端面
を鏡面に研磨して製造するものである。このようなロッ
ドレンズアレイは隣接するロッドレンズの焦点距離を完
全に一致させる必要がある、ロッドレンズを完全に平行
に整列させる必要があるなど製造のための工数がかか
り、高価である。
学ヘッドに使用するには不十分である。例えば典型的な
ロッドレンズでは、解像度を示すMTF(Modulation o
f Transfer Function )が24ライン/mm(609.
6ライン/インチ)に対して約40%であり、1200
DPI程度の光学ヘッドに使用するには不十分な解像度
である。
されたものであり、安価な光学アレイを得ることを目的
とする
ッド用光学系を得ることを目的とする。
各々の光軸に対して垂直方向に配列された複数の横シリ
ンドリカルレンズ部と少なくとも一列の縦シリンドリカ
ルレンズ部とを有するシリンドリカルレンズアレイを、
仕切枠の上下に各シリンドリカルレンズの焦点距離に応
じた間隔で配置したことを特徴とする。
を発光素子アレイまたは受光素子アレイの光学系として
用いたことを特徴とする。
の第1の実施形態に係る光学アレイを説明するための図
で、図2はその断面図である。
列の縦シリンドリカルレンズL3と下方向に複数に凸に
形成された横シリンドリカルレンズL1とからなる上シ
リンドリカルレンズアレイと、上方向に複数に凸に形成
された横シリンドリカルレンズL2と下方向に凸に形成
された一列の縦シリンドリカルレンズL4とから構成さ
れる下シリンドリカルレンズアレイと、横シリンドリカ
ルレンズL1,L2の光路を区画する仕切枠1とから構
成される。
それぞれ対向するように上下及び隣接するレンズで同一
の焦点距離の複数のシリンドリカルレンズアレイ群が設
けられている。個々のシリンドリカルレンズは高さ方向
が横シリンドリカルレンズの長手方向と直交する円柱の
一部となるように膨らみが設けられている。
る像の形成を示す図である。図において、横シリンドリ
カルレンズL1及びL2の焦点距離がともにf1の場
合、横シリンドリカルレンズL1とL2の間は3f1の
距離が保たれ、横シリンドリカルレンズL1の上3f1
の距離にある像(以下、光源という)が横シリンドリカ
ルレンズL2の下3f1の距離に正立像を結ぶ。尚、こ
の像はシリンドリカルレンズの像であるから通常レンズ
の2次元の像と異なり1次元(直線状)の像である。
L3及びL4は、それぞれ対向するように上下で同一の
焦点距離を持つ1つのシリンドリカルレンズから構成さ
れる。
形成を示す図である。図において、縦シリンドリカルレ
ンズL3及びL4の焦点距離がf2(=3f1)の場
合、縦シリンドリカルレンズL3の上f2の距離にある
光源が縦シリンドリカルレンズL4の下f2の位置に倒
立像を結ぶ。この像は同様に一次元の像である。
ルレンズの焦点距離をf1とし、縦シリンドリカルレン
ズの焦点距離を3f1とすることにより、縦シリンドリ
カルレンズの像と横シリンドリカルレンズの像は同一の
距離に像を結ぶことができ、これら横シリンドリカルレ
ンズと縦シリンドリカルレンズを縦横に直交するように
組み合わせたことで2次元の像を形成することができ
る。
質としては水分による影響が小さいものが好ましい。例
えばガラス、または樹脂を用いることができる。樹脂と
しては例えばポリカーボネイト、シクロオレフィンポリ
マを用いるとよい。
リンドリカルレンズを収納する空間をそれぞれ仕切り、
3f1の高さで上下のシリンドリカルレンズを保持す
る。仕切枠1は横シリンドリカルレンズL1,L2の光
路を区画するもので内部での光の反射を防止するために
黒色の材質で形成される。この材質も温度や湿度などの
環境に対する影響が小さいものが好ましく、ガラスエポ
キシなどの繊維強化樹脂に黒の顔料あるいは染料を混入
したものや表面を黒く塗った金属が好ましい。
より一度に大量に形成することができるので非常に安価
に形成することができる。また、シリンドリカルレンズ
の大きさも自由に設計が可能であるため例えば1200
DPI、2400DPIの高解像度のレンズアレイが容
易に得られる。このようなシリンドリカルレンズは型に
より同一のものを形成できるので、レンズアレイ同士の
位置合わせを確実に行うことにより個々のレンズの光軸
合わせを正確に行うことができる。又、樹脂によるレン
ズ形成も可能となるので、レンズアレイの軽量化にも役
立つ。
示すようなLEDヘッドの光学系として用いることによ
り、安価なLEDヘッドが得られる。図10はLEDヘ
ッドの概略図である。LEDヘッドは、直線状に微小な
LED素子が配列されたLEDチップ101と、これを
駆動するドライバ素子102と、これらを搭載するプリ
ント配線板103と、これらを収納する筐体104と、
光学アレイ10とにより構成され、感光体ドラム105
上に直線のLED素子像を形成する。
なイメージスキャナヘッドの光学系として用いことによ
り、同様に安価なイメージスキャナヘッドを得ることが
できる。図11はイメージスキャナヘッドの概略図であ
る。イメージスキャナヘッドは、受光素子が直線状に配
列された受光素子チップ111と、これを搭載するプリ
ント配線板112と、筐体113と光学アレイ10によ
り構成され、紙などの読みとり媒体114上に表示され
た画像を読みとる。
光学アレイは直線状に素子が配置されたLEDヘッド等
の発光素子あるいは受光素子の光学系として用いること
ができる。特に本発明の光学アレイは縦方向の像が倒立
するがLED素子あるいは受光素子がほぼ点光源である
と共に直線状に配置されているため何ら問題はない。
リカルレンズの焦点距離を3f1である旨説明したが、
f1であってもよい。縦シリンドリカルレンズの焦点距
離をf1とすると横方向に加え縦方向も正立像となる。
しかし、この場合は、横方向に加え縦方向の光も図3に
示すような光路をとることとなる。焦点距離がf1で上
下のレンズ径が同一径である場合は、図3に示すように
鎖線部分は焦点に集められず実線部分のみが焦点に集め
られ、光量が半分になるので、像の明るさは1/2にな
る。
し、従来のロッドレンズアレイと互換性があるようにす
る場合は縦シリンドリカルレンズの焦点距離をf1とす
るのが好ましい。例えば、千鳥に配列された高密度のL
ED素子や受光素子の光学アレイとして好適である。逆
に直線状のLED素子あるいは受光素子を用いる場合
は、縦シリンドリカルレンズの焦点距離を3f1として
通過する光の量を多くするのが好ましい。
に形成することもできる。図5は第1の実施形態の光学
アレイの他の例である。すなわち、1枚の板状基体の上
面に縦シリンドリカルレンズ部分を形成し、下面に複数
の横シリンドリカルレンズ部分を一体に形成することに
より、縦シリンドリカルレンズと横シリンドリカルレン
ズを一度に形成した縦横シリンドリカルレンズL5とす
ることができる。従って、この縦横シリンドリカルレン
ズL5を仕切枠1の上下に設けることにより更に安価な
光学アレイを得ることができる。
離を同一の焦点距離の例で説明したが、上下の焦点距離
が異なってもかまわない。この場合は、光源と像の大き
さが異なるようになるが、光源の像を拡大あるいは縮小
したい場合に好適である。この場合の焦点距離は上毎又
は下毎の縦シリンドリカルレンズと横シリンドリカルレ
ンズ同士で一致させるのが好ましい。
実施の形態を説明するための斜視図、図7はこれに用い
る仕切り枠の平面図である。図6において、縦シリンド
リカルレンズL7は複数列からなる。この場合は図7に
示すように仕切枠2も枠を幅方向に複数列にする。尚、
横シリンドリカルレンズは第1の実施形態の横シリンド
リカルレンズL1を用いることができる。縦シリンドリ
カルレンズL7を複数にする場合は縦シリンドリカルレ
ンズL7の焦点距離を横シリンドリカルレンズ1の焦点
距離と同じにし正立像を得るようにする必要がある。
像度の光学アレイを得ることができる。
の実施形態を説明するための光学アレイの断面図であ
る。図において、光学アレイは上下に設けられた縦横シ
リンドリカルレンズL5と、その間に設けられた横シリ
ンドリカルレンズL9及びL10と、これらを区画する
3段の仕切枠2とから構成される。仕切枠2の高さはそ
れぞれ縦横シリンドリカルレンズL5、L6の横シリン
ドリカルレンズ部分、横シリンドリカルレンズL9、L
10の焦点距離をf3とするときそれぞれf3の高さに
形成される。このとき、光源及び像はそれぞれ上シリン
ドリカルレンズ及び下シリンドリカルレンズから2f3
の距離になり成立像を結ぶ。このときの縦横シリンドリ
カルレンズL5,L6の縦シリンドリカルレンズ部分の
焦点距離は2f3のものが好ましい。
形態を説明するための縦シリンドリカルレンズの像の形
成を示す図である。図に示すように、光学アレイをLE
Dヘッドのレンズアレイとして用いる場合は、LEDヘ
ッドの光源は点光源と見なすことができる程度に充分小
さい。この場合、横シリンドリカルレンズは図3に示す
焦点距離のシリンドリカルレンズ対を用いるが、縦シリ
ンドリカルレンズL11の焦点距離f5は図9に示すよ
うに光源から放出された光がレンズL11を通った後に
平行となる焦点距離に設定する。レンズL11通過後の
光はほぼ平行光線であるためレンズL12を通った後は
次のレンズ12の焦点距離f6で収束する。本実施形態
の横シリンドリカルレンズは光源及び像と1対1に対応
させ、隣接する光源からの光は集光しないようにする必
要がある。
とL12の間は光が平行に通過するため距離を任意にす
ることができるため、縦シリンドリカルレンズを自由な
位置に設置することができる。従って、横シリンドリカ
ルレンズL1、L2の位置と縦シリンドリカルレンズL
11とL12の位置を異なる位置に設置することも可能
となり、レンズアレイ設計の自由度が増すという効果が
ある。また、本実施形態の光学系は、光源と1対1に対
応し光源から前方に放出した光をほぼ全て集光するため
他の実施形態に比べ明るい像を得ることができる。
各レンズアレイ内に配置された対応するシリンドリカル
レンズによって光源からの光を結像させることにより、
従来のロッドレンズアレイを用いた光学系に比較して安
価な光学装置を得ることができる。
アレイを示す斜視図。
アレイを示す断面図。
る像の形成を示す図。
る像の形成を示す図。
を示す斜視図。
アレイを示す斜視図。
るための平面図。
アレイを示す断面図。
による像の形成を示す図。
L3,L4、L7、L11、L12:縦シリンドリカル
レンズ 1,2:仕切枠
Claims (10)
- 【請求項1】 各々の光軸に対して垂直方向に配列され
た複数の横シリンドリカルレンズ部と、少なくとも一列
の縦シリンドリカルレンズ部とを有するシリンドリカル
レンズを、仕切枠の上下に各レンズアレイのレンズの焦
点距離に応じた間隔で配置したことを特徴とする光学ア
レイ。 - 【請求項2】 前記シリンドリカルレンズアレイは、そ
れぞれ縦シリンドリカルレンズ部、横シリンドリカルレ
ンズ部毎に同一の焦点距離のレンズを有する請求項1記
載の光学アレイ。 - 【請求項3】 前記シリンドリカルレンズアレイは、縦
シリンドリカルレンズ部と横シリンドリカルレンズ部を
別のレンズにより構成した請求項1記載の光学アレイ。 - 【請求項4】 前記シリンドリカルレンズアレイは、縦
シリンドリカルレンズ部と横シリンドリカルレンズ部を
一体に構成した請求項1記載の光学アレイ。 - 【請求項5】 前記シリンドリカルレンズアレイは、縦
シリンドリカルレンズ部を一列で構成した請求項1記載
の光学アレイ。 - 【請求項6】 前記シリンドリカルレンズアレイは、縦
シリンドリカルレンズ部を複数列で構成した請求項1記
載の光学アレイ。 - 【請求項7】 前記シリンドリカルレンズアレイは、横
シリンドリカルレンズ部の焦点距離と縦シリンドリカル
レンズ部の焦点距離を等しく構成した請求項1記載の光
学アレイ。 - 【請求項8】 前記シリンドリカルレンズアレイは、縦
シリンドリカルレンズ部の焦点距離が横シリンドリカル
レンズ部の焦点距離の3倍である請求項1記載の光学ア
レイ。 - 【請求項9】 横方向に複数形成された発光素子アレイ
と前記請求項1のレンズアレイにより形成した光学装
置。 - 【請求項10】 横方向に複数形成された受光素子アレ
イと前記請求項1のレンズアレイにより形成した光学装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001153855A JP2002350724A (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | 光学アレイ及びそれを用いた光学装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001153855A JP2002350724A (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | 光学アレイ及びそれを用いた光学装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002350724A true JP2002350724A (ja) | 2002-12-04 |
JP2002350724A5 JP2002350724A5 (ja) | 2005-03-03 |
Family
ID=18998305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001153855A Pending JP2002350724A (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | 光学アレイ及びそれを用いた光学装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002350724A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007516469A (ja) * | 2003-11-18 | 2007-06-21 | マーリン テクノロジー リミテッド ライアビリティ カンパニー | 可変光学配列及び可変な製造方法 |
JP2010055090A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Honeywell Internatl Inc | 微細加工シリンドリカルレンズのシステムおよび方法 |
US7948678B1 (en) | 2010-02-06 | 2011-05-24 | Merlin Technologies, Llc | Four-region catadioptric tile |
US8294992B2 (en) | 2003-11-18 | 2012-10-23 | Merlin Technologies, Inc. | Projection-receiving surface |
JP2012247565A (ja) * | 2011-05-26 | 2012-12-13 | Oki Data Corp | レンズユニット、ledヘッド、露光装置、画像形成装置、および読取装置 |
US9541756B2 (en) | 2012-12-27 | 2017-01-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Optical apparatus, image forming apparatus, and image reading apparatus |
-
2001
- 2001-05-23 JP JP2001153855A patent/JP2002350724A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
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