JP2002350658A - ハイブリット型導波路モジュール - Google Patents

ハイブリット型導波路モジュール

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JP2002350658A
JP2002350658A JP2001162731A JP2001162731A JP2002350658A JP 2002350658 A JP2002350658 A JP 2002350658A JP 2001162731 A JP2001162731 A JP 2001162731A JP 2001162731 A JP2001162731 A JP 2001162731A JP 2002350658 A JP2002350658 A JP 2002350658A
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waveguide
hybrid
waveguide module
optical
light emission
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JP2001162731A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Ishigami
良明 石神
Ryuta Takahashi
龍太 高橋
Kazuya Murakami
和也 村上
Tatsuo Teraoka
達夫 寺岡
Toshikazu Hashimoto
俊和 橋本
Tsutomu Kuroiwa
勉 黒岩
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Hitachi Cable Ltd
Hitachi Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Hitachi Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気泡が残留しても短時間で気泡を除去でき、
温度変化が生じても光学的結合には影響がないハイブリ
ット型導波路モジュールを提供する。 【解決手段】 導波路素子上に搭載されたLD14、P
D15、MPD16等の光素子をシリコーン系樹脂18
で覆う際に光素子の付近に残留した気泡26が、短時間
の真空脱泡をするだけでLD14、PD15及びMPD
16の受発光端面付近に形成された溝22、25を通っ
て移動することにより光素子の受発光面から容易に離れ
るので、気泡26が受発光面を遮ることがなく、光学的
結合への影響がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイブリット型導
波路モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ファイバを用いた通信分野では
波長1.3μmのレーザ光を用いた双方向通信が主流と
なっている。その双方向通信を行うために、ハイブリッ
ト型導波路モジュールは不可欠なデバイスである。
【0003】図6(a)、(b)、(c)は光導波路の
製造工程図である。図7は従来のハイブリット型導波路
モジュールの製造途中を示す外観斜視図であり、図8は
図7のA−A線断面図である。
【0004】ハイブリット型導波路モジュール1は、導
波路部2と、平面基板部3とで構成されている。導波路
部2は、シリコン基板4上に堆積した下部クラッド層5
と、その下部クラッド層5の上に堆積したコア層6とで
構成されたものである(図6(a)、(b))。コア層
6にはフォトリソグラフ技術とエッチング技術とが施さ
れて導波路7が形成されている。導波路7の上には上部
クラッド層8が堆積されている(図6(c))。
【0005】図7に示すように導波路7は分岐部9でL
D(レーザダイオード)用導波路10と、PD(フォト
ダイオード)用導波路11とに分岐されている。
【0006】平面基板部3は、シリコン基板4上に厚さ
1μmのSiO2膜12が形成され、そのSiO2膜12
の上のLD14、PD15及びMPD(LDの出力をモ
ニタするモニタ用フォトダイオード)16等の光素子が
載置される部分に厚さ1μmの金メッキ13が蒸着によ
り形成されている。各光素子は、それぞれの金メッキ1
3の上に厚さ5μmの半田17で固定されている。
【0007】LD14とLD用導波路10、PD15と
PD用導波路11、LD14とMPD16とはそれぞれ
光学的に結合されている。LD14から出射した光はL
D用導波路10に入射し、PD用導波路11から出射し
た光はPD15が受光し、LD14の後方から出射した
光はMPD16が受光する。
【0008】LD14とLD用導波路10との間隔は2
0μmであり、PD15とPD用導波路11との間隔は
20μmであり、LD14とMPD16との間隔は20
μmである。
【0009】図8に示すように光素子が固定された平面
基板部3は、導波路7と同じ屈折率か、それに近い値の
屈折率のシリコーン系樹脂18で全体的に覆われてい
る。シリコーン系樹脂18には加熱硬化型のものか、紫
外線硬化型のものが用いられ、シリコーン系樹脂18は
完全に硬化している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、LD14、
PD15、MPD16等の光素子を平面基板上の金メッ
キ13に半田17で固定した場合、光素子とSiO2
12表面との間には厚さ1μmの金メッキ13と厚さ5
μmの半田17との計6μmの隙間が生じてしまう。
【0011】また、図9に示すように平面基板部3の全
体をシリコーン系樹脂18で覆った場合、この隙間に完
全にはシリコーン樹脂18が充填されず、気泡26が残
留した状態でシリコーン系樹脂18が硬化してしまう。
この残留した気泡26は温度変化により膨張、収縮して
光素子の受発光面を気泡26で遮り、LD14とLD用
導波路10、PD15とPD用導波路11、LD14と
MPD16との光学的結合を阻害してしまうという問題
があった。この問題を解決するには、真空の雰囲気中に
モジュールを長時間さらし、気泡26を完全に取り除け
ばよいが、作業時間が掛り、モジュールのコストが高く
なるという問題が生じる。なお、図9はLDと残留気泡
との位置関係を示す断面図である。
【0012】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、気泡が残留しても短時間で気泡を除去でき、温度変
化が生じても光学的結合には影響がないハイブリット型
導波路モジュールを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のハイブリット型導波路モジュールは、発光素
子、受光素子及び光合分波器を導波路素子上に搭載した
ハイブリット型導波路モジュールにおいて、導波路素子
の発光素子及び受光素子の受発光端面付近に溝が形成さ
れているものである。
【0014】上記構成に加え本発明のハイブリット型導
波路モジュールの溝は発光素子及び受光素子の端面の内
側に入り込むように形成されているのが好ましい。
【0015】本発明によれば、導波路素子上に搭載され
た光素子を樹脂で覆う際に光素子の付近に残留した気泡
が、短時間の真空脱泡をするだけで発光素子及び受光素
子の受発光端面付近に形成された溝を通って移動するこ
とにより光素子の受発光面から容易に離れるので、樹脂
硬化後、気泡が受発光面を遮ることがなく、光学的結合
への影響がなくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。なお、図7に示した従来例と
同様の部材には共通の符号を用いた。
【0017】図1は本発明のハイブリット型導波路モジ
ュールの一実施の形態を示す製造途中の外観斜視図であ
る。図2は図1のB−B線断面図である。図3(a)、
(b)、(c)は光導波路の製造工程図である。
【0018】本ハイブリット型導波路モジュール100
は、導波路部200と平面基板部300とで構成されて
いる。導波路部200は、シリコン基板4上に堆積した
下部クラッド層5と、下部クラッド層5の上に堆積した
コア層6とで構成されたものである(図3(a)、
(b))。コア層6にはフォトリソグラフ技術とエッチ
ング技術とが施され、導波路7が形成されている。導波
路7の上には上部クラッド層8が堆積されている(図3
(c))。
【0019】図1に示すように導波路7は分岐部9でL
D用導波路10とPD用導波路11とに分岐されてい
る。
【0020】平面基板部300は、シリコン基板4上に
形成された厚さ1μmのSiO2膜12と、SiO2膜1
2の上のLD14、PD15、MPD16等の光素子が
載置される部分に蒸着された厚さ1μmの金メッキ13
とで構成されている。
【0021】各光素子は、それぞれの金メッキ13上に
厚さ5μmの半田17で固定されている。
【0022】LD14とLD用導波路10、PD15と
PD用導波路11、LD14とMPD16はそれぞれ光
学的に結合している。LD14から出射した光はLD用
導波路10に入射し、PD用導波路11から出射した光
はPD15が受光し、LD14の後方から出射した光は
MPD16が受光する。
【0023】LD14とLD用導波路10、PD15と
PD用導波路11の距離はそれぞれ20μmであり、L
D14とMPD16の距離は20μmである。
【0024】導波路端面19からLD端面20、PD端
面21付近に、導波路モジュール100を横断する方向
に幅30μm、深さ100μmの例えば凹字断面形状
(U字断面形状、あるいはV字断面形状でもよい)の溝
22が形成されている。また、LD14の後方端面23
からMPD16の端面24付近に、導波路モジュール1
00を横断する方向に幅50μm、深さ100μmの溝
25が形成されている。溝25はLD14、PD15、
MPD16等の光素子の端面よりも光素子の内側に15
μm程入り込んでいる(このため後述する気泡26が受
発光面から離れやすくなる)。溝22、25は例えばダ
イヤモンドソーによる切削加工あるいはエッチングによ
り形成される。
【0025】光素子を固定した平面基板部300の全体
は導波路7と同じ屈折率か、それに近い屈折率のシリコ
ーン系樹脂18で覆われている。シリコーン系樹脂18
には加熱硬化型かあるいは紫外線硬化型のものが用いら
れ、完全に硬化される。
【0026】図4に示すように、平面基板部の光素子
(図ではLD14)の端面付近に凹字断面形状の溝2
2、25が形成されているので、LD14をシリコーン
系樹脂18で覆う際にLD14とSiO2 膜12表面
との間に残留した気泡26は、図5に示すように、短時
間の真空脱泡を行うだけで溝22、25内を移動し、外
へ排出される。これによりシリコーン系樹脂18が硬化
した後、温度変化が起きても気泡26がないので、LD
14とLD用導波路10、PD15とPD用導波路1
1、LD14とMPD16との光学的結合を阻害するこ
とがない。なお、図4はLD14と残留気泡26との位
置関係を示す断面図であり、図5は残留気泡が溝を通っ
て外へ排出する様子を示した斜視図である。
【0027】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0028】温度変化が生じても光学的結合には影響が
ないハイブリット型導波路モジュールの提供を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハイブリット型導波路モジュールの一
実施の形態を示す製造途中の外観斜視図である。
【図2】図1のB−B線断面図である。
【図3】(a)、(b)、(c)は光導波路の製造工程
図である。
【図4】LDと残留気泡との位置関係を示す断面図であ
る。
【図5】残留気泡が溝を通って外へ排出する様子を示し
た斜視図である。
【図6】(a)、(b)、(c)は光導波路の製造工程
図である。
【図7】従来のハイブリット型導波路モジュールの製造
途中を示す外観斜視図である。
【図8】図7のA−A線断面図である。
【図9】LDと残留気泡との位置関係を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
14 LD(レーザダイオード、発光素子) 15 PD(フォトダイオード、受光素子) 16 MPD(モニタ用フォトダイオード、受光素子) 18 シリコーン系樹脂 26 気泡
フロントページの続き (72)発明者 石神 良明 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社オプトロシステム研究所内 (72)発明者 高橋 龍太 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社オプトロシステム研究所内 (72)発明者 村上 和也 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社オプトロシステム研究所内 (72)発明者 寺岡 達夫 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社オプトロシステム研究所内 (72)発明者 橋本 俊和 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 黒岩 勉 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内 Fターム(参考) 2H047 KA04 KA12 LA12 MA07 PA21 PA24 QA02 QA04 QA07 TA11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子、受光素子及び光合分波器を導
    波路素子上に搭載したハイブリット型導波路モジュール
    において、上記導波路素子の上記発光素子及び上記受光
    素子の受発光端面付近に溝が形成されていることを特徴
    とするハイブリット型導波路モジュール。
  2. 【請求項2】 上記溝は上記発光素子及び上記受光素子
    の端面の内側に入り込むように形成されている請求項1
    に記載のハイブリット型導波路モジュール。
JP2001162731A 2001-05-30 2001-05-30 ハイブリット型導波路モジュール Pending JP2002350658A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9459414B2 (en) 2013-01-25 2016-10-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical coupling system and optical sensor including the same

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US9459414B2 (en) 2013-01-25 2016-10-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical coupling system and optical sensor including the same

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