JP2002350096A - サポーター - Google Patents

サポーター

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JP2002350096A
JP2002350096A JP2001156090A JP2001156090A JP2002350096A JP 2002350096 A JP2002350096 A JP 2002350096A JP 2001156090 A JP2001156090 A JP 2001156090A JP 2001156090 A JP2001156090 A JP 2001156090A JP 2002350096 A JP2002350096 A JP 2002350096A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着用体の内部に熱が篭りにくくして着用感に
優れたサポーターを提供する。 【解決手段】 チョッキ型着用体2の裏面側に前側及び
後側シェル15,16を取付ける。各シェル15,16に雄ホック
25,28を設け、チョッキ型着用体2の内面側に雌ホック
35,36を設ける。この雄ホック25,28と雌ホック35,36
により、前側及び後側シェル15,16はチョッキ型着用体
2の裏面側に直接露出した状態で固定される。これによ
り、各シェル15,16が着用者Sの着衣に直接接し、各シ
ェル15,16と着用者Sとの間に熱が篭る空気断熱層が形
成されない。このため、特に夏場などにおいて、着用体
2の内部において熱が篭るなどの不快感がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、着用体にシェルなどの
防護部材を設けたサポーターに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種のサポー
ターとして種々の構造のものが提案されており、例え
ば、特開平10−53906号公報には、通気性に優れ
たメッシュ素材から成る前身頃と後身頃を比較的細い紐
状の肩バンドで連結して着用体を構成するとともに、そ
の着用体の前身頃と後身頃にそれぞえ中空状の前側シェ
ルと後側シェルを取り付けたサポーターが開示されてい
る。また、特開2000−336057号公報には、メ
ッシュ素材から成る前身頃と後身頃を肩当て部で一体的
に連結してチョッキ型の着用体を形成するとともに、そ
のチョッキ型着用体の前身頃と後身頃の裏面側に立体メ
ッシュから成る袋体を着脱自在に取り付け、この袋体内
に中空状の前側シェルと後側シェルを配置するように構
成したサポーターが開示されている。
【0003】これらのサポーターは、着用体の素材とし
て通気性に優れたメッシュ素材が使用することで優れた
通気性が得られる。しかし、特開平10−53906号
公報で提案されるサポーターは、前後に分離された前身
頃と後身頃を肩バンドで連結して着用体を構成している
ため、装着時において、着用体の重量が巾の狭い肩バン
ドに加わり、肩バンドが肩に食い込むなどして着用感が
損なわれることが予想される。
【0004】この点に関し、特開2000−33605
7号公報に提案されるサポーターは、前身頃と後身頃を
比較的幅広な肩当て部で一体的に連結してチョッキ型の
着用体としているため、装着時において、巾の狭い肩バ
ンドを用いるサポーターのように、肩バンドが肩に食い
込んで着用感が損なわれるといった懸念は無い。しか
し、このサポーターは、着用体にシェルを収容する袋体
を着脱自在に設け、この袋体によってシェルを取り付け
るようにしており、また、シェルを取り付ける袋体もク
ッション性を有する立体メッシュで形成することから、
サポーターを着用した際、袋体の部分に熱が篭り易い。
すなわち、袋体は素材としてメッシュ状に形成すること
によって通気性を有しているものの、着用時において
は、着用体の裏面に取り付ける袋体は、着用者が着用す
る着衣に密着することから、着用体のメッシュ部分とシ
ェルの通気口から外気が導入し得るように構成している
ものの、通気口から袋体に導入された外気が袋体を通っ
て抜けにくくなる。一方で袋体はクッション性を付与す
るために、表裏のメッシュ材の間に複数の繊維を連結し
た立体的なメッシュによって構成され、袋体内の空気が
抜けにくいことから、袋体によって空気断熱層が形成さ
れることになる。このため、特に夏場での着用に際し、
熱が篭って着用感が損なわれることが懸念される。
【0005】そこで、本発明は、着用体の内側に熱が篭
りにくい構造として、夏場での着用に際し、着用感に優
れたサポーターを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のサポ
ーターは、生地として通気性に優れたメッシュ状素材か
らなるチョッキ型着用体と、このチョッキ型着用体の裏
面側に着脱可能に取り付けられる防護部材とで構成され
るサポーターであって、前記着用体の内面側に一方の着
脱手段を設け、この着脱手段と係合する他方の着脱手段
を前記防護部材の外面側に設け、これら各着脱手段によ
って装着される前記防護部材が前記着用体の裏面側に露
出した状態で取り付けられているものである。
【0007】メッシュ生地によって構成された着用体は
通気性に優れ、かつ防護部材が直接、装着者の着衣に接
触するから、装着者との間に熱が篭るような空気層が形
成されない。これにより、着用体の内部において熱が篭
りにくく、特に夏場などにおいて、熱による不快感を軽
減することができる。しかも、通常、防護部材はの温度
は着用者の体温より低いから、着用時において、着衣を
通して体温より低い防護部材の熱が着用者に伝わって良
好な清涼感が得られる。
【0008】本発明の請求項2のサポーターは、請求項
1記載のサポーターにおいて、前記防護部材は前記着用
体の前面及び後面側に装着される前側防護部材と後側防
護部材から成り、少なくとも前側防護部材には表裏面に
貫通する通気口を設けるとともに、この通気口を表面側
から裏面側に向って拡大形成したものである。
【0009】これにより、着用体のメッシュ部分から通
気口に導入された外気を効率的に着用者に向けて通気さ
せることができ、着用体の内部に熱が篭りにくくなる。
【0010】本発明の請求項3のサポーターは、請求項
2記載のサポーターにおいて、前記前側防護部材が前記
着脱手段によって前記着用体に対して上下位置調整可能
に設けられているものである。
【0011】これにより、着用者の体形に合わせて正し
い位置で前側防護部材を身に付けることができる。
【0012】本発明の請求項4のサポーターは、請求項
1〜3の何れか1項に記載のサポーターにおいて、前記
防護部材が中空構造のシェルによって構成されているも
のである。
【0013】中空構造のシェルによって着用体の軽量化
が図られるとともに、シェルへの衝撃に対する緩衝作用
が向上する。
【0014】本発明の請求項5のサポーターは、請求項
1〜4の何れか1項に記載のサポーターにおいて、前記
着用体が、肩当て部で連結して前後に分かれた前身頃と
後身頃とで構成され、この前身頃と後身頃の両側下部を
連結する着脱自在な連結バンドを設けたものである。
【0015】着用体の着用時において、肩当て部が肩に
食い込むような感じがなく、楽に着用できるとともに、
前身頃と後身頃とが前後に分かれているため、着用時に
サポーターを被るようにして簡単に着用することができ
る。さらに、着用後、連結バンドで前身頃と後身頃とを
連結することで、着用体の横方向のずれが抑制される。
【0016】本発明の請求項6のサポーターは、請求項
5記載のサポーターにおいて、連結バンドに伸縮性を備
えた伸縮材を添設し、この伸縮材によって前記連結バン
ドに弛み部を形成することによって前記連結バンドに伸
縮性を持たせたものである。
【0017】これにより、弛み部が伸び切る範囲内でゴ
ムバンドが伸縮するため、脇腹等が連結バンドにより圧
迫されずに優れたフィット感が得られるとともに、連結
バンドには常に伸縮材による緊張力が作用するため、サ
ポーターのずれが確実に抑制される。
【0018】本発明の請求項7のサポーターは、請求項
1〜6の何れか1項記載のサポーターにおいて、着用体
の前面下部に着用者のベルトなどに通して固定する装着
用バンドを設けたものである。
【0019】このようにすると、装着用バンドを着用者
のベルトなどに通すことで着用体の上下方向のずれが抑
制される。
【0020】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施例を添付の図面
を参照して説明すると、図1ないし図7は本発明の一実
施例を示し、同図に示すように、本発明のサポーター1
は、チョッキ型の着用体2を備えている。この着用体2
は、通気性を有するメッシュ状の生地3からなり、前身
頃4と後身頃5の上部左右を比較的幅広な左右の肩当て
部6L,6Rにより連結して構成している。これら左右
の肩当て部6L,6Rの中央に襟部7を設け、この前身
頃4の中央に位置する襟部7の下部から下方に連続して
開閉部8を設け、この開閉部8により、前身頃4が左前
部分4Lと右前部分4Rとに分かれている。さらに、前
身頃4と後身頃5は前後に分かれ、これら前身頃4と後
身頃5との両側の間が腕通し部9,9となる。そして、
前記メッシュ生地3の縁は、前記襟部7から開閉部8の
両側縁に連続し、さらに、前身頃4と後身頃5の両側縁
から下端縁に連続して二つ折りした縁帯11により挟んで
縫着される。また、前記開閉部8には、スライドファス
ナー12が設けられている。
【0021】前記着用体2の前身頃4と後身頃5の裏面
側には、それぞれ防護部材として中空状の前側シェル15
と後側シェル16が着脱可能に取り付けられている。この
前側シェル15と後側シェル16は共に中空構造であるが、
前側シェル15は、着用者の胸部中央と上腹部を覆う一体
形状であるのに対して後側シェル16は、5つに分割した
構成され、その各後側シェル16が上下に隣接して平行に
装着されている。
【0022】前側シェル15は図4に示すように、その左
右幅より高さ寸法が大きく形成されていると共に、表面
側が凸になるように左右方向に緩やかな彎曲状に形成さ
れている。また、図5に示すように、前記前側シェル15
の左右一対のほぼ平行した段部17,17により、表面側に
隆起する隆起部18を縦方向に形成されている。この隆起
部18によって前側シェル15内には、表裏方向に幅大な中
央空洞部15Aが形成され、この中央空洞部15Aから左右
外側に向って前側シェル15の厚さは次第に薄くなってお
り、また、該前側シェル15の全周囲には彎曲縁部19が形
成されている。また、前側シェル15の左右には長孔状の
通気口20,20が左右対称に設けられ、かつ左右対称な通
気口20,20が上下に等間隔で形成され、それら上下の通
気口20,20の間に横方向の筒部21が形成され、この筒部
21内に横方向の空洞部21Aが形成されている。それら通
気口20は、裏面側に向って拡大形成されている。そし
て、前記前側シェル15の成型には、熱可塑性樹脂を成型
材料としたブロー成型法が用いられ、成型時、前側シェ
ル15の下部中央位置22に成型機(図示せず)のニードル
を突き刺し、該ニードルから空気を吹き込んで成型され
る。この前側シェル15のほぼ四隅には、着脱手段として
の雄ホック25が固定されている。
【0023】各後側シェル16は図6に示すように、それ
ぞれ短冊状に形成された中空構造であり、その表面側中
央には、左右一対のほぼ平行な段部26,26により、表面
側に隆起する隆起部27が形成されている。また、各後側
シェル16の両側には、着脱手段として雄ホック28が固定
され、この雄ホック28により、各後側シェル16は、後身
頃5に僅かな間隔をおいて上下に隣接して装着され、こ
れら各後側シェル16間の隙間が通気部30として機能す
る。なお、各後側シェル16も前記前側シェル15と同様
に、成型には、ブロー成型法により成型するものであ
り、後側シェル16の下部中央位置から空気を吹き込んで
成型する。
【0024】次ぎに、前記前側シェル15と後側シェル16
の取付構造について説明する。前側シェル15と後側シェ
ル16を装着する前身頃4と後身頃5には前側シェル15と
後側シェル16に固定される雄ホック25,28を嵌め入れる
着脱手段としての雌ホック35,36が固定されている。ま
た、図4に示すように、前側シェル15の雄ホック25を嵌
め入れる雌ホック35は、1つの雄ホック25に対して上下
三組設けられており、その内の任意位置の雌ホック35に
前側シェル15の雄ホック25を選択的に嵌め入れることに
より、図4中、鎖線で示すように、前身頃4に装着する
前側シェル15の上下位置を調節することができるように
なっている。一方、後側シェル16は、その両側に設けた
雄ホック28に対応して左右一対の雌ホック36が取り付け
られている。このようにして各シェル15,16に固定した
雄ホック25,28を前身頃4と後身頃5に取り付けた雌ホ
ック35,36に係止させることによって各シェル15,16は
前身頃4と後身頃5の裏面に直接、露出した状態で装着
される。また、前身頃4と後身頃5に装着される縦方向
に並んだ複数の雌ホック35,36がメッシュ状の生地3に
縫着された左右一対の基布40,41に加締めなどの手段に
よって固定されている。これらの基布40,41は合成樹脂
製の繊維を織った帯状であって可撓性を有している。
【0025】50は前後に分かれた前身頃4と後身頃5の
両側下部を連結する連結バンドであり、基端を前記前身
頃4の下側左右に取付けた前側連結バンド51と、基端を
前記後身頃5の下側左右に取付けた後側連結バンド52
と、それら前側及び後側連結バンド51,52の先端側に設
けられた相互に着脱可能な雌型及び雄型連結具53,54と
からなる。また、前側及び後側連結バンド51,52は、合
成樹脂製の繊維を織った帯状であって可撓性を有してい
る。そして、前側連結バンド51は基端側を前身頃4に設
けた前記雌ホック35を固定する基布40に縫着しており、
一方、後側連結バンド52は、前記メッシュ生地3の縁帯
11に縫着されている。なお、前側及び後側連結バンド5
1,52は、これらの連結バンド51,52の先端側に取り付
けた雌型及び雄型連結具53,54の着脱操作を着用体2の
前側で操作し得るように、前側連結バンド51の長さは後
側連結バンド52より遥かに短い。また、後側連結バンド
52は着用者Sのサイズに応じて長さ調整が可能となるよ
うに、後側連結バンド52の先端を雄型連結具54のバンド
挿通部55に通してから折り返し、その自由端となる後側
連結バンド52の先端を後側連結バンド52にスライド自在
に設けた止め具57に係止している。さらに、後側連結バ
ンド52に伸縮性を付与するために、後側連結バンド52の
基端内面側に後側連結バンド52より短い伸縮材としての
ゴムバンド60が縫着されている。このようにゴムバンド
60を縫着することにより、後側連結バンド52の基端に弛
み部61を形成し、この弛み部61が伸び切る範囲内で後側
連結バンド52は伸縮することが可能となる。
【0026】前記前身頃4の下側左右には、ずり上がり
を防止するための左右一対の装着用バンド65が縦方向に
設けられている。この装着用バンド65は合成樹脂製の繊
維を織った帯であって可撓性を有しており、その基端側
を前記前身頃4に設けた基布40に重ね合わせて縫着して
いる。そして、その重ね合わせた基布40と装着用バンド
65の基端に前記複数の雌ホック35を貫通させて加締め固
定している。このようにして前身頃4に固定される前記
装着用バンド65は、着用者Sの腰ベルトTに通して表面
側に折り返し、その装着用バンド65の先端及び前身頃4
に固定された装着用バンド65の基端に設けた面ファスナ
ー65A,65Bによって止着する。
【0027】以上の構成につき本実施例のサポーター1
の使用方法を主に図7を参照して説明する。サポーター
1は前身頃4と後身頃5とが前後に分かれているため、
着用時にサポーター1を被るようにして簡単に着用する
ことができる。また、この着用体2は、肩当て部6L,
6Rが比較的広いチョッキ型であるから、紐のようなも
のと異なり、肩当て部6L,6Rが肩に食い込むような
感じがなく、楽に着用できる。このようにしてサポータ
ー1を着用すると、前身頃4の裏面に装着する前側シェ
ル15が着用者Sの着衣の前面に当ると共に、後側シェル
16が着衣の背中に当たる。ここで前身頃4に装着する前
側シェル15は、前側シェル15の四隅に固定された雄ホッ
ク25を前身頃4に固定された雌ホック35に嵌め入れて固
定されるが、雌ホック35は、一つの雄ホック25に対して
上下に三つの雌ホック35が並んで設けてられているた
め、前側シェル15を雌ホック35の間隔毎に上下高さを段
階的に調整することができる。例えば、着用にあたって
は、左右一方のホック25,35を止めた状態で着用し、左
右他方のホック25,35を止め、スライドファスナー12を
閉める。この場合、着用体2は前側中央で開閉し、着用
者Sのほぼ胸の前でそのホック25,35を操作できるた
め、ホック25,35を比較的簡便に止め外しすることがで
きる。このようにして、着用体2の雌ホック35と前側シ
ェル15の雄ホック25との係止位置を調節することによ
り、前側シェル15の高さ位置を着用者Sの体形に合わせ
るて簡単に調整することができる。そして、着用者Sの
ベルトTなどに、装着用バンド65を差し通して上側に折
り返し、面ファスナー65A,65Bを重ね合わせて係止す
る。次に、前後に分かれた前身頃4と後身頃5を連結バ
ンド50によって連結する。すなわち、後側連結バンド52
の先端に設けた雄型連結具54を、前側連結バンド51の雌
型連結具53に連結した後、雄型連結具54のバンド挿通部
55に通した後側連結バンド52の先端を引っ張って後側連
結バンド52の長さを調節する。そして、バンド挿通部55
から折り返して余った後側連結バンド52を後側連結バン
ド52に設けた止め具57に係止する。このようにして、連
結バンド50と装着用バンド65を締めることによって着用
者Sにサポーター1がフィットし、着用者Sが姿勢を変
える等の動作を行っても、各バンド50,65によりサポー
ター1が上下あるいは左右にずれたりしない。しかも、
連結バンド50の基部側にゴムバンド60を縫着して弛み部
61を形成することで、弛み部61が伸び切る範囲内でゴム
バンド60が伸縮するため、脇腹等が連結バンド50により
圧迫されずに優れたフィット感が得られる。また、連結
バンド50には常にゴムバンド60による緊張力が作用する
ため、サポーター1のずれなどを確実に抑えることがで
きる。また、サポーター1は、中空なシェル15,16とメ
ッシュ生地3を用いた着用体2からなるから、軽量なも
のとなり、動き易いとともに、中空構造のシェル15,16
は衝撃などに対しての優れた緩衝作用が得られる。しか
も、夏場等に着用しても、前側シェル15の通気口20及び
各後側シェル16の間に形成される通気部30とメッシュ生
地3とを通して通気が行われ、特に通気口20は裏面側に
向ってその開口面積が大きくなるように形成されている
から、メッシュ生地3が広い範囲で外部と連通する。さ
らに、前後の各シェル15,16は着用体2の前身頃4と後
身頃5の裏面側に直接露出した状態で装着されているた
め、従来例のようにシェルを立体メッシュ生地から成る
袋体内に収容して取り付ける構造のサポーターに比べて
着用体2の内部に熱が篭りにくくなる。すなわち、立体
メッシュ生地で編成した袋体内にシェルを収容する場
合、その袋体が着用者Sの着衣に直接密着することか
ら、例え袋体を立体メッシュ生地で編成したとしても、
立体メッシュ生地内の空気が外部に抜けにくくなる。こ
のため、袋体によって空気断熱層が形成されることにな
り、着用体2の内部において熱が篭りやすくなる。しか
し、本実施例では、前後の各15,16は着用体2の裏面側
に直接露出した状態で装着されているから、各シェル1
5,16と着用者Sとの間に空気断熱層が形成されること
はない。このため、特に夏場などにおいて、着用体2の
内部において熱が篭るなどの不快感もない。しかも、通
常、各シェル15,16の温度は着用者Sの体温より低いか
ら、着着用体2の着用時において、着衣を通して各シェ
ル15,16の熱が着用者Sに伝わるから、良好な清涼感が
得られる。また、着用状態で、ファスナー12は前側シェ
ル15に覆われるから、着用者Sの着衣に擦れることもな
い。
【0028】また、前後各シェル15,16は着用体2を洗
濯する場合、簡単に取り外すことができる。このため、
着用体2を乾かす際も、生地3に比べて重たいシェル1
5,16を取り外した状態で、吊るして乾かすことができ
るため、型崩れすることがなく、乾燥も早く済む。
【0029】以上のように本実施例のサポーター1は、
肩当て部6L,6Rが比較的広いチョッキ型であるか
ら、肩当て部6L,6Rが肩に食い込むような感じがな
く、楽に着用できるとともに、着用体2の前身頃4と後
身頃5とが前後に分かれているため、着用時にサポータ
ー1を被るようにして簡単に着用することができる。ま
た、チョッキ型着用体2の裏面側に前後各シェル15,16
を着脱可能に設けたものであるから、着用体2から前後
各シェル15,16を取り外し、着用体2を簡便に洗濯する
ことができるとともに、前側シェル15は、前身頃4に対
して上下位置調整可能に設けられているから、前側シェ
ル15の高さ位置を着用者Sの体形に合わせて簡単に調整
することができる。また、前後各シェル15,16は着用体
2の前身頃4と後身頃5の裏面側に直接露出した状態で
装着されているため、着用体2の内部に熱が篭りにくい
とともに、着用時において、着衣を通して着用者Sの体
温より低い各シェル15,16の熱が着用者Sに伝わるか
ら、生地として通気性に優れたメッシュ状素材からなる
着用体2と相俟って体感的に良好な清涼感が得られる。
また、着用体2は、着用が容易な前後に分かれた前身頃
4と後身頃5の採用しているが、着用後、前身頃4と後
身頃5を連結する連結ベルト50と着用者SのベルトTな
どに通す装着用バンド65を備えることで、着用者Sにぴ
ったりとフィットし、着用体2のずれを防止することが
できる。しかも、連結バンド50の基部側にゴムバンド60
を縫着して弛み部61を形成することで、弛み部61が伸び
切る範囲内でゴムバンド60が伸縮するため、脇腹等が連
結バンド50により圧迫されずに優れたフィット感が得ら
れるとともに、連結バンド50には常にゴムバンド60によ
る緊張力が作用するため、サポーター1の横ずれを確実
に抑えることができる。
【0030】以上、本発明の一実施例について詳述した
が、本発明は、一実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であ
る。例えば、開閉部に設けるファスナーは、実施例のス
ライドファスナーに限らず面ファスナーやボタンなどで
もよい。また、一方及び他方の着脱手段は、実施例のホ
ックに限らず、面ファスナー,スライドファスナー,ボ
タンなどでも良い。また、縁帯は生地の補強であるか
ら、必ずしも二つ折りする必要はなく、1枚の帯をその
まま縫着などにより縁に取り付けるようにしてもよい。
また、前後各シェルの形状なども前記実施例の形状に限
定されるものではない。さらに、前記実施例では連結バ
ンドにゴムバンドを縫着した例を示したが、ゴムバンド
に限らず伸縮可能なものであればよい。
【0031】
【発明の効果】本発明の請求項1のサポーターによれ
ば、生地として通気性に優れたメッシュ状素材からなる
チョッキ型着用体と、このチョッキ型着用体の裏面側に
着脱可能に取り付けられる防護部材とで構成されるサポ
ーターであって、前記着用体の内面側に一方の着脱手段
を設け、この着脱手段と係合する他方の着脱手段を前記
防護部材の外面側に設け、これら各着脱手段によって装
着される前記防護部材が前記着用体の裏面側に露出した
状態で取り付けられているものであるから、通気性に優
れ、かつ防護部材が直接、装着者の着衣に接触するか
ら、装着者との間に熱が篭るような空気層が形成され
ず、夏場などにおいて、熱による不快感を軽減すること
ができる。
【0032】本発明の請求項2のサポーターによれば、
請求項1記載のサポーターにおいて、前記防護部材は前
記着用体の前面及び後面側に装着される前側防護部材と
後側防護部材から成り、少なくとも前側防護部材には表
裏面に貫通する通気口を設けるとともに、この通気口を
表面側から裏面側に向って拡大形成したものであるか
ら、着用体のメッシュ部分から通気口に導入された外気
を効率的に着用者に向けて通気させることができ、着用
体の内部に熱が篭りにくくなる。
【0033】本発明の請求項3のサポーターによれば、
請求項2記載のサポーターにおいて、前記前側防護部材
が前記着脱手段によって前記着用体に対して上下位置調
整可能に設けられているものであるから、着用者の体形
に合わせて正しい位置で防護部材を身に付けることがで
きる。
【0034】本発明の請求項4のサポーターによれば、
請求項1〜3の何れか1項に記載のサポーターにおい
て、前記防護部材が中空構造のシェルによって構成され
ているものであるから、中空構造のシェルによって着用
体の軽量化が図られるとともに、シェルへの衝撃に対す
る緩衝作用を向上することができる。
【0035】本発明の請求項5のサポーターによれば、
請求項1〜4の何れか1項に記載のサポーターにおい
て、前記着用体が、肩当て部で連結して前後に分かれた
前身頃と後身頃とで構成され、この前身頃と後身頃の両
側下部を連結する着脱自在な連結バンドを設けたもので
あるから、着用時に肩当て部が肩に食い込むような感じ
がなく、楽に着用できるとともに、前身頃と後身頃とが
前後に分かれているため、着用時にサポーターを被るよ
うにして簡単に着用することができる。さらに、着用
後、連結バンドで前身頃と後身頃とを連結することで、
着用体の横方向のずれを抑えて優れた着用感が得られ
る。
【0036】本発明の請求項6のサポーターによれば、
請求項5記載のサポーターにおいて、連結バンドに伸縮
性を備えた伸縮材を添設し、この伸縮材によって前記連
結バンドに弛み部を形成することによって前記連結バン
ドに伸縮性を持たせたものであるから、脇腹等が連結バ
ンドにより圧迫されずに優れたフィット感が得られると
ともに、伸縮材の緊張力によりサポーターの横ずれを防
止することができる。
【0037】本発明の請求項7のサポーターによれば、
請求項1〜6の何れか1項記載のサポーターにおいて、
着用体の前面下部に着用者のベルトなどに通して固定す
る装着用バンドを設けたものであるから、着用体の上下
方向のずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すサポーター前側の斜視
図である。
【図2】本発明の一実施例を示すサポーター分解斜視図
であり、シェルの一部を切り欠いている。
【図3】本発明の一実施例を示すサポーター後側の斜視
図である。
【図4】本発明の一実施例を示す前側シェルの正面図で
ある。
【図5】本発明の一実施例を示す前側シェルの断面図で
ある。
【図6】本発明の一実施例を示す後側シェルの正面図で
ある。
【図7】本発明の一実施例を示すサポーターの着用状態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 サポーター 2 着用体 3 メッシュ布地 4 前身頃 5 後身頃 6L,6R 肩当て部 15 前側シェル(防護部材) 16 後側シェル(防護部材) 25,28 雄ホック(一方の着脱部材) 35,36 雌ホック(他方の着脱部材) 50 連結バンド 60 ゴムバンド(伸縮材) 61 弛み部 65 装着用ベルト S 着用者 T ベルト

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生地として通気性に優れたメッシュ状素
    材からなるチョッキ型着用体と、このチョッキ型着用体
    の裏面側に着脱可能に取り付けられる防護部材とで構成
    されるサポーターであって、前記着用体の内面側に一方
    の着脱手段を設け、この着脱手段と係合する他方の着脱
    手段を前記防護部材の外面側に設け、これら各着脱手段
    によって装着される前記防護部材が前記着用体の裏面側
    に露出した状態で取り付けられていることを特徴とする
    サポーター。
  2. 【請求項2】 前記防護部材は前記着用体の前面及び後
    面側に装着される前側防護部材と後側防護部材から成
    り、少なくとも前側防護部材には表裏面に貫通する通気
    口を設けるとともに、この通気口を表面側から裏面側に
    向って拡大形成したことを特徴とする請求項1記載のサ
    ポーター。
  3. 【請求項3】 前記前側防護部材が前記着脱手段によっ
    て前記着用体に対して上下位置調整可能に設けられてい
    ることを特徴とする請求項2記載のサポーター。
  4. 【請求項4】 前記防護部材が中空構造のシェルによっ
    て構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れ
    か1項に記載のサポーター。
  5. 【請求項5】 前記着用体が、前身頃と後身頃を肩当て
    部で連結して構成され、この前身頃と後身頃の両側下部
    を連結する着脱自在な連結バンドを設けたことを特徴と
    する請求項1〜4の何れか1項に記載のサポーター。
  6. 【請求項6】 連結バンドに伸縮性を備えた伸縮材を添
    設し、この伸縮材によって前記連結バンドに弛み部を形
    成することによって前記連結バンドに伸縮性を持たせた
    ことを特徴とする請求項5記載のサポーター。
  7. 【請求項7】 着用体の前面下部に着用者のベルトなど
    に通して固定する装着用バンドを設けたことを特徴とす
    る請求項1〜6の何れか1項記載のサポーター。
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